JPH0531225Y2 - - Google Patents

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JPH0531225Y2
JPH0531225Y2 JP5102887U JP5102887U JPH0531225Y2 JP H0531225 Y2 JPH0531225 Y2 JP H0531225Y2 JP 5102887 U JP5102887 U JP 5102887U JP 5102887 U JP5102887 U JP 5102887U JP H0531225 Y2 JPH0531225 Y2 JP H0531225Y2
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output side
crankcase
fuel tank
resin
side crankcase
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はライントリマ、芝刈機に搭載するガソ
リンエンジンに関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来のこの種燃料タンクの支持構造を
示す断面図である。図において、01は燃料タン
ク、02はエンジンEのこの場合クランクケース
である。01aは燃料タンク01の両側面に2個
所ずつ、都合4個所、1体的に突設した掛止突
起、01bは燃料を示している。02aはクラン
クケース02の1側端から垂下するように形成し
た燃料タンク01の保持用台座で、同台座02a
の水平位置には、燃料タンク01の掛止突起01
aが嵌入する大きさの貫通孔02bが都合2個開
けられている。一方、クランクケース02の他側
端には止ねじ04によりブラケツト03が図示の
ように取付けられ、結局同ブラケツト03と上記
クランクケース02の台座02aにより左右から
燃料タンク01が保持される構造である。即ち、
ブラケツト03にも同様に台座02aの貫通孔0
2bと対向する位置に貫通孔03aが2個設けて
あつて、さらには双方の貫通孔02b,03aの
夫々のゴム等の防振材05が嵌装してある。故
に、燃料タンク01の掛止突起01aは防振材0
5を介して左右の貫通孔02b,03aに嵌入す
ることになる。
このような取付構造により燃料タンク01の着
脱に際しては、燃料タンク01の1側の掛止突起
01aをまずクランクケース02の台座02aの
貫通孔02bに嵌め込み、ついで他側の掛止突起
01aをブラケツト03の貫通孔03aに嵌め込
んでのち、ブラケツト03を止ねじ04でクラン
クケース02に取付けると、結果燃料タンク01
はその左右から台座02aとブラケツト03によ
り挟持されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のエンジンにおいては、燃料タンクの保持
部材はアルミダイカスト製または板金製により製
作されているため、タンク保持部の摩耗による耐
久性を確保せんがためゴム等の防振材を嵌装する
必要があつた。そのため部品点数が多く、組立工
数上も低コストエンジンを提供するために不利で
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の目的は上記欠点を排除する燃料タンク
の支持構造を提供することであり、その特徴とす
るところは、シリンダと一体に作られた出力側ク
ランクケースと、前記出力側クランクケースの反
出力側に結合された樹脂製の反出力側クランクケ
ースと、前記出力側クランクケースの出力側に装
着された樹脂製のスタータケースとを有するガソ
リンエンジンにおいて、前記樹脂製スタータケー
スの下部に形成された保持部と、前記樹脂製反出
力側クランクケースの下部に形成された保持部と
の間に燃料タンクを挟持したことである。
〔作用〕
この場合は、タンク保持部にゴム等の防振材を
嵌装することなくタンクの保持が可能である。ま
た、タンク保持部材が樹脂製であるがゆえに、振
動をも吸収し、タンクの耐久面の信頼性が向上す
る。従つて、部品点数を削減した構造のタンク保
持が可能である。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。
第1図は本考案による1実施例の支持構造を装
備したガソリンエンジンを示す断面図、第2図は
第1図の矢視図である。
図において、1はシリンダ本体であつて、シリ
ンダ2と出力側クランクケース3とを一体とした
もので、シリンダ2の反出力側下部aと出力側軸
受ハウジング4の下部bとを結ぶ平斜面cが形成
され、この斜面cが後述する反出力側クランクケ
ース5を取付けるための平面となつている。また
同シリンダ本体1にはピストン6、コネクテイン
グロツド7、クランク軸8、軸受9を組立てるた
めの下方の開口部dが設けられている。5は熱硬
化性フエノール樹脂等の樹脂で成形された反出力
側のクランクケースであつて、シリンダ本体1の
開口部dに対向して設けられ、上記斜面cに対応
する斜面c′がその上面に形成されている。8は片
持仕様のクランク軸であつて、内側及び外側のボ
ール軸受9,19によつてシリンダ本体1に支持
され上記開口部dからシリンダ本体1を貫通して
出力側(第1図において左側)に伸びている。ク
ランクケース5の反出力側には、図示のようにリ
ード弁10、気化器11が取付けられており、下
部には燃料タンク17を保持するための突出し部
5aが形成されている。コネクテイングロツド7
の下部の大端部にはクランクピン13が貫通し、
同ピン13の他端はクランク軸8のクランクアー
ム部に設けたねじ穴14に螺合されている。12
は上記斜面c,c′の間に挿入されたガスケツトで
あつて、クランクケース5内の内圧及び燃料をシ
ールする。15はシリンダ本体1の反出力側に取
付けられたマフラ、16は気化器11の外側に位
置するエアクリーナ、17はクランクケース5の
下方に設けられたポリブチレンフタレート樹脂等
の熱可塑性樹脂製の燃料タンクで、凸部17aと
凹部17bを有している。18はクランク軸8の
オイルシール、20はピストンピン、21はピス
トンリング、22はコネクテイングロツド7のワ
ツシヤ、23はクランクケース5をシリンダ本体
1に取付ける取付ボルトである。
また、24はスタータ25を内蔵した樹脂製の
スタータケースであり、下部に燃料タンク17の
凸部17aを保持するための凹部24aが設けら
れている。
本実施例の組立順序を説明する。
(1) まずピストン6とコネクテイングロツド7、
ピストンピン20、ピストンリング21、ワツ
シヤ22等をサブ組立する。
(2) シリンダ本体1の出力側軸受ハウジング4に
ボール軸受9,19とオイルシール18をそれ
ぞれ組込む。
(3) 上記(1)項のピストンサブ組立をシリンダ2に
組付け、クランク軸8を上記ハウジング4内に
組立後、ピストンピン13をコネクテイングロ
ツド7の大端部を貫通させると共にクランク軸
8のねじ穴14に螺合して締付ける。
(4) シリンダ本体1の斜面cにガスケツト12を
介してクランクケース5を取付ボルト23によ
り組付ける。
(5) 燃料タンク17はクランクケース5の突出し
部5aに凹部17bを挿入し、片方の凸部17
aはスタータケース24のボルト26にて出力
側ケース3に取付ける際、スタータケース24
の下部の凹部24aに挿入することで、固定さ
れる。
このように本実施例の組立に当つては特別な技
術を要すことなく、極めて容易に組立が可能であ
り、また組立の仕方により精度が左右されること
はない。さらに部品点数を削減して、製造コスト
を安価にすることができる。
なお、第1図に2点鎖線で示す様に、燃料タン
ク保持用のインシユレータを兼用のブラケツトを
クランクケースとは別体にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように燃料タンク保持部に防振
ゴム等を嵌入することなく、また特別に保持する
ための部品を設けることなく、スタータケースと
クランクケースの間に燃料タンクの保持ができ、
よつて安価なエンジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による1実施例の支持構造を装
備したガソリンエンジンを示す断面図、第2図は
第1図の矢視図、第3図は従来の燃料タンクの
支持構造を示す断面図である。 1……シリンダ本体、2……シリンダ、3……
出力側クランクケース、5……反出力側クランク
ケース、5a……突出し部、17……燃料タン
ク、17a……凸部、17b,24a……凹部、
24……スタータケース、c,c′……それぞれ出
力側クランクケース3と反出力側クランクケース
5に設けられた平斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダと一体に作られた出力側クランクケー
    スと、前記出力側クランクケースの反出力側に結
    合された樹脂製の反出力側クランクケースと、前
    記出力側クランクケースの出力側に装着された樹
    脂製のスタータケースとを有するガソリンエンジ
    ンにおいて、前記樹脂製スタータケースの下部に
    形成された保持部と、前記樹脂製反出力側クラン
    クケースの下部に形成された保持部との間に燃料
    タンクを挟持したことを特徴とする燃料タンクの
    支持構造。
JP5102887U 1987-04-06 1987-04-06 Expired - Lifetime JPH0531225Y2 (ja)

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JP5102887U JPH0531225Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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JP5102887U JPH0531225Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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JPS63158548U JPS63158548U (ja) 1988-10-18
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JP4758839B2 (ja) * 2006-06-29 2011-08-31 株式会社クボタ 歩行型作業機

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