JPH0531185Y2 - - Google Patents

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JPH0531185Y2
JPH0531185Y2 JP1986139175U JP13917586U JPH0531185Y2 JP H0531185 Y2 JPH0531185 Y2 JP H0531185Y2 JP 1986139175 U JP1986139175 U JP 1986139175U JP 13917586 U JP13917586 U JP 13917586U JP H0531185 Y2 JPH0531185 Y2 JP H0531185Y2
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gear member
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建具の下部に取り付けられる建具用
ローラ体等の戸用ローラ体の改良に関する。
〔従来の技術〕
各種建具において、下部に建具用ローラ体を備
えるものでは、その取り付け具合によつて隣接す
る建具間に段違いが生じたり、また一枚の建具に
おいて複数の建具用ローラ体を取り付けるもので
は、その取り付け具合により建具が傾いてしまう
ような場合があつた。
そこで、従来では、前記建具用ローラ体の取り
付け高さ位置を調整可能とするために、 [1] ローラの支持枠の上部に螺軸を立設し、
その螺軸に回転操作具を螺合させるとともに、
その回転操作具の外周部の一部分をケーシング
の外側に露呈させ、ケーシングの外部から前記
回転操作具を手指で操作できるように構成して
いた(例えば、実公昭55−6930号公報)。
[2] ローラの支持枠の内部に螺軸を設け、そ
の螺軸に傘歯車を螺合させるとともに、この傘
歯車と噛み合う別の傘歯車を回転操作具の一端
部に設け、かつ、回転操作具の他端をローラの
支持枠の外側から人為工具で操作可能に構成
し、そして、このローラの支持枠全体をケーシ
ングに内装し、支持枠の上端から突出する螺軸
上端をケーシング内面に接当させ、これを反力
点として、ローラのケーシング下方への突出量
を変更させられるようにしたもの(例えば、実
開昭54−37945号公報)。
上記[1],[2]に記載のものが知られてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記[1]に記載した如き従来
の建具用ローラ体を用いる場合、前記建具用ロー
ラ体の取り付け高さの調整を、建具の取り付け前
に概略行うとしても、一旦取り付けた後は、建具
の重量が前記建具用ローラ体の取り付け部にもか
かるために、余程軽い建具でない限り、手指での
調整操作が非常に困難であり、再度建具を外して
調整し直すという、手間のかかる作業を余儀なく
された。
また、上記[2]に記載した従来の技術によれ
ば、回転操作具の操作は、手指での操作ではな
く、人為操作用工具を使用しての操作が可能であ
るから、建具にその荷重がかかつた状態であつて
も、比較的容易に操作し易い点で有利なものであ
るが、ローラの支持枠とケーシングとが別部材で
構成され、上下移動する軸棒の当たりで両者の相
対位置が変更される構造であるため、比較的支持
枠およびケーシングの両方が大型化し易くなると
いう不都合がある。
本考案はかかる事情に鑑みて創案されたもので
あり、建具に装着したローラ体の調節を、建具そ
のものの取り付け状態の如何に拘らず、簡単に、
かつ、能率良く行い易く、また、比較的コンパク
トで構造簡単な建具用ローラ体を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、ケーシングと、そのケーシングから一部
突出するように取り付けられるローラと、このロ
ーラを回動自在に支承する支持枠と、その支持枠
の高さ位置を変更調節自在な高さ調節装置とを備
えた戸用ローラ体において、下記〔イ〕〜〔ニ〕
に記載した構成を備えたことである。
〔イ〕 前記高さ調節装置は、前記支持枠に一体
に固定され、かつ、その周面に螺子部を形成し
てある軸棒と、前記ケーシングの外面に露呈す
る回転操作部の回転動作を前記軸棒の螺進動作
に変換する動作変換手段とから構成されてい
る。
〔ロ〕 前記動作変換手段は、回転軸芯位置に前
記軸棒を螺入させるとともに、その軸棒が抜け
落ちないように係合させる螺入孔を有した第1
カサ歯車部材と、該第1カサ歯車部材に歯合
し、かつ、その一端に前記回転操作部が設けら
れている第2カサ歯車部材との組合せから構成
されている。
〔ハ〕 前記第1カサ歯車部材は、前記ケーシン
グ内に、前記軸棒の軸線方向での移動を規制さ
れた状態で、軸棒の軸芯周りで回転操作可能に
支持されている。
〔ニ〕 前記回転操作部は、人為操作用工具で回
動操作可能に構成されている。
〔作用〕
上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。
a すなわち、回転操作部の操作は、手指での操
作ではなく、人為操作用工具を使用しての操作
が可能であるから、建具にその荷重がかかつた
状態であつても、比較的容易に操作し易く、前
記軸棒に取り付けられたローラは、そのケーシ
ングからの突出量の調整が容易に行われるよう
になる。
b そして、動作変換手段が、ローラの支持枠と
一体に固定された軸棒と、その軸棒に螺合する
歯車を含む一対のカサ歯車部材の組合せによつ
て構成されているものであるから、例えば、こ
の動作変換手段を、ケーシングに回動操作自在
に支持されたウオームと、ローラの支持枠に対
して相対回動自在に連結された軸棒上に形成さ
れるウオームホイルとの組合せで構成したもの
に比べても、操作性ならびに強度面で優れてい
る。
つまり、上記のウオームを用いた場合には、ウ
オームとウオームホイルとの歯合部分の他に、軸
棒の下端部とローラの支持枠との連結部分との間
でも摩擦が生じるものであり、殊に、後者の摩擦
部分では建具全体の荷重が強く作用した状態で作
用するため、軸棒と支持枠の僅かな姿勢変化など
によつてもこじれが発生し易く、操作性低下の要
因となり易いばかりでなく、こじれの発生したま
ま無理にウオームを操作すると前記連結部などの
破損を招く虞もあるが、本考案では、支持枠と軸
棒を一体化したことにより、このような操作性低
下や破損の要因を除いている。
c また、軸棒が支持枠の内部にではなく外側に
向けて一体に突設され、かつ、動作変換手段の
第1カサ歯車部材が、前記ケーシング内に、前
記軸棒の軸線方向での移動を規制された状態で
回転操作可能に装着され、この上下位置固定状
態の第1カサ歯車部材を貫通して前記軸棒が抜
け落ちないように螺入状態で支持されているの
で、軸棒と一体の支持枠及びローラもケーシン
グに対して一体的に組み付けられた状態とな
る。
〔考案の効果〕
〔イ〕 上記aに記載した作用から、建具用ロー
ラ体を取り付けけままでもローラのケーシング
からの突出量調節が容易に行われ、もつて前記
建具用ローラ体の取り付け具合の調整が容易に
行えるようになる。
〔ロ〕 上記bに記載した作用から、こじれの発
生などが少なく、操作性のよい、しかも、強度
面で過負荷の生じる危険も少ないところの、耐
久性の面でも優れた戸用ローラ体を得られた。
〔ハ〕 上記cに記載した作用から、戸用ローラ
体の全体を、運搬並びに保管などの点で便利な
単品として取り扱うことができるとともに、戸
への取り付け操作も、各構成部品の相対位置関
係を、戸への取り付け前に予め適正な状態に調
整してその状態を維持しながら取り付けること
ができるので、便利に行い易い。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る建具用ローラ体の正面構
成を示し、第2図はその背面構成を示し、第3図
はその底面構成を示す。
図中、1はケーシングを示しており、該ケーシ
ング1は、正面側の取り付け板部2と背面側の基
体部3とからなり、全体が合成樹脂よりなつてい
る。そして前記取り付け板部2には4コのり取り
付け孔4と操作孔5とが設けられている。また前
記基体部3内の上部には、回転軸芯方向を鉛直と
して回転可能に保持され、しかもその回転軸芯位
置に螺入孔6を備える第1カサ歯車部材7が設け
られている。
また8はローラを示しており、該ローラ8は、
コの字型の金属部材からなる支持枠9間に軸支さ
れている。そして該支持枠9の上部からは上方
に、ネジ10が螺設された軸棒11が一体に突設
されている。また該軸棒11のネジ10が螺設さ
れた部分は前記第1カサ歯車部材7の螺入孔6に
下方から螺入されてローラ8は取り付けられてい
る。
更に、12は人為操作用工具としてのドライバ
を係入可能なドライバ係止用凹部13を有する回
転操作部14が一端に設けられた第2カサ歯車部
材を示しており、該第2カサ歯車部材を示してお
り、該第2カサ歯車部材12は、基体部3内にて
前記第1カサ歯車部材7と歯合するように配置さ
れている。
また前記取り付け板部2の適宜部位に前述の如
く設けられた操作孔5には前記操作部14が配置
され、もつて該回転操作部14は前記操作孔5の
位置にて前記ケーシング1の外面に露呈されてい
る。
すなわち、前記軸棒11と、前記回転操作部1
4の回転動作を前記軸棒11の螺進動作に変換す
る動作変換手段とから、支持枠9の高さ位置を変
更調節自在な高さ調節装置を構成してあり、前記
動作変換手段は、その回転軸芯位置に前記軸棒1
1を螺入させる螺入孔6を有した第1カサ歯車部
材7と、該第1カサ歯車部材7に歯合し、かつ、
その一端に前記回転操作部14が設けられている
第2カサ歯車部材12との組合せから構成されて
いる。
かかる構成の本考案の建具用ローラ体は、その
基体部3側が建具の下部の一方面に設けられた取
り付け凹所に嵌め込まれ、取り付け板部2の取り
付け孔4からネジを建具に螺入して建具に取り付
けられる。
そして、建具用ローラ体が建具に取り付けられ
た後のローラ8の位置調整は、ローラ8がレール
上に載つた状態で行い、ケーシング1の外面に露
呈する第2カサ歯車部材12の回転操作部4をド
ライバで一方側又は他方側へ回転することによつ
て行う。
例えば、一方側へ回すと、それに連れて歯合す
る第1カサ歯車部材7が回転するが、該第1カサ
歯車部材7はその水平位置が一定高さに固定され
ている故に、該第1カサ歯車部材7に上部が螺入
されている軸棒11が回転して上下移動し、これ
によつてローラ8がケーシング1に対して突出す
る方向又はへこむ方向へ移動され、もつてローラ
8のケーシング1からの突出量の調整が行われ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の戸用ローラ体の実施例を示す
正面図、第2図はその背面図、第3図はその底面
図である。 1……ケーシング、6……螺入孔、7……第1
カサ歯車部材、8……ローラ、9……支持枠、1
1……軸棒、12……第2カサ歯車部材、14…
…回転操作部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング1と、そのケーシング1から一部突
    出するように取り付けられるローラ8と、このロ
    ーラ8を回動自在に支承する支持枠9と、その支
    持枠9の高さ位置を変更調節自在な高さ調節装置
    とを備えるとともに、下記〔イ〕〜〔ニ〕に記載
    した構成を備えた戸用ローラ体。 〔イ〕 前記高さ調節装置は、前記支持枠9に一
    体に固定され、かつ、その周面に螺子部を形成
    してある軸棒11と、前記ケーシング1の外面
    に露呈する回転操作部14の回転動作を前記軸
    棒11の螺進動作に変換する動作変換手段とか
    ら構成されている。 〔ロ〕 前記動作変換手段は、回転軸芯位置に前
    記軸棒11を螺入させるとともに、その軸棒1
    1が抜け落ちないように係合させる螺入孔6を
    有した第1カサ歯車部材7と、該第1カサ歯車
    部材7に歯合し、かつ、その一端に前記回転操
    作部14が設けられている第2カサ歯車部材1
    2との組合せから構成されている。 〔ハ〕 前記第1カサ歯車部材7は、前記ケーシ
    ング1内に、前記軸棒11の軸線方向での移動
    を規制された状態で、軸棒11の軸芯周りで回
    転操作可能に支持されている。 〔ニ〕 前記回転操作部14は、人為操作用工具
    で回動操作可能に構成されている。
JP1986139175U 1986-09-10 1986-09-10 Expired - Lifetime JPH0531185Y2 (ja)

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JPS6344976U JPS6344976U (ja) 1988-03-26
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