JPH0531185U - ケーブル圧接工具 - Google Patents
ケーブル圧接工具Info
- Publication number
- JPH0531185U JPH0531185U JP7933791U JP7933791U JPH0531185U JP H0531185 U JPH0531185 U JP H0531185U JP 7933791 U JP7933791 U JP 7933791U JP 7933791 U JP7933791 U JP 7933791U JP H0531185 U JPH0531185 U JP H0531185U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子機器類に用いられる圧接型コネクタに係
り、ケーブルを結線されたケーブルハウジングを、コネ
クタ本体に組付けするための工具を提供すること。 【構成】 ケーブル圧接工具1は、コネクタ本体に対の
ケーブルハウジングを仮止めした高さに略同等の隙間を
もって固定ブロック2と移動ブロック3とが対向され、
これら固定ブロック2と移動ブロック3との対向面に
は、少なくともコネクタのケーブルハウジング長以上の
長さを有し対のケーブルハウジングを加圧する横長の押
え面部6と、この押え面部6の巾方向手前側には対のケ
ーブルハウジングを抜け止めするとともにケーブル進入
を許容し押え面部6よりも突出する突条部7と、前記押
え面部6の巾方向奥側にはコネクタ本体ケーシング高さ
以上の高さを有しコネクタ本体ケーシングを加圧しない
凹状を呈する横長の逃げ溝部8とが備えられ、把手4の
操作によって移動ブロック3が固定ブロック2に対して
平行に接近加圧される
り、ケーブルを結線されたケーブルハウジングを、コネ
クタ本体に組付けするための工具を提供すること。 【構成】 ケーブル圧接工具1は、コネクタ本体に対の
ケーブルハウジングを仮止めした高さに略同等の隙間を
もって固定ブロック2と移動ブロック3とが対向され、
これら固定ブロック2と移動ブロック3との対向面に
は、少なくともコネクタのケーブルハウジング長以上の
長さを有し対のケーブルハウジングを加圧する横長の押
え面部6と、この押え面部6の巾方向手前側には対のケ
ーブルハウジングを抜け止めするとともにケーブル進入
を許容し押え面部6よりも突出する突条部7と、前記押
え面部6の巾方向奥側にはコネクタ本体ケーシング高さ
以上の高さを有しコネクタ本体ケーシングを加圧しない
凹状を呈する横長の逃げ溝部8とが備えられ、把手4の
操作によって移動ブロック3が固定ブロック2に対して
平行に接近加圧される
Description
【0001】
本発明は、電子機器類に用いられる圧接型コネクタに係り、ケーブルを結線さ れたケーブルハウジングをコネクタ本体に組付するための工具に関するものであ る。
【0002】
この種の圧接型コネクタとしては、例えばハーフピッチタイプの雌コネクタが パーソナルコンピュータ、ファクシミリ、その他のOA機器に多用されている。 ハーフピッチ用雌コネクタは、芯線数に応じて寸法を相違するが横長形状を呈し ており、コネクタ本体には一対のケーブルハウジングが備えられ、それぞれのケ ーブルハウジングに個別に多数芯線が配線されていた。
【0003】 多数芯線が配線された一対のケーブルハウジングは、コネクタ本体の例えば両 側に仮止めされ、仮止め状態のコネクタ本体に対のケーブルハウジングが圧接装 置で圧接され、これによって接続されていた。
【0004】 圧接装置は、上面を平板状としコネクタ長さ以上の面積を有する基台と、この 基台上に立設される支柱と、支柱上位に上下動自在に設けられ下面を平板状とす る加圧板と、加圧板の操作レバーとを備え、操作レバーの加圧操作によって基台 上のコネクタ本体にケーブルハウジングが圧接される構造であった。
【0005】
上記圧接装置によれば、操作レバーの下げ具合によっては、仮止めしたケーブ ルハウジングのコネクタ本体への圧接に止まらずに、コネクタ本体ケーシングを 損傷させることがあった。殊に、コネクタ本体の金属ケーシング板厚分のみが突 出しているために、この金属ケーシングを変形させており、熟練者の圧接作業が 必要であった。
【0006】 また、コネクタの巾方向片側にケーブルが配線されているために、平板状の基 台上で仮止めされたコネクタが平行に載置されずに、偏位し易いものであった。 従って、充分注意して基台上にセットしなければならず、セット後にも偏位しな いようにケーブル側を把持し続けなければならなかった。
【0007】 さらに、圧接装置は、比較的大型であったために、持ち運びが不便であって、 現場圧接作業に不向きであった。
【0008】 しかして、本考案は、上記課題を解決するために開発されたものであって、配 線されたケーブルハウジングをコネクタ本体に仮止めした状態で工具内にセット するだけで良く、コネクタ本体ハウジングを損傷することなく圧接作業できるよ うにした工具の提供を、その目的とするものである。
【0009】
前記課題を解決するためのケーブル圧接工具の基本的構成は、コネクタ本体に 対のケーブルハウジングを仮止めした高さに略同等の隙間をもって固定ブロック と移動ブロックとが対向され、これらの固定ブロックと移動ブロックとの対向面 には、少なくともコネクタのケーブルハウジング長以上の長さを有し対のケーブ ルハウジングを加圧する横長の押え面部と、この押え面部の巾方向手前側には対 のケーブルハウジングを抜け止めするとともにケーブル進入を許容し押え面部よ りも突出する突条部と、前記押え面部の巾方向奥側にはコネクタ本体ケーシング 高さ以上の高さを有しコネクタ本体ケーシングを加圧しない凹状を呈する横長の 逃げ溝部とが備えられ、把手の操作によって移動ブロックが固定ブロックに対し て平行に接近加圧されることにある。
【0010】 この場合の移動ブロックは、横長に形成されるとともに両側面が固定ブロック で案内される平行移動片が設けられ、平行移動片が把手操作により平行スライド するスラインドピンに連結される構成にできる。
【0011】
工具の固定ブロックと移動ブロックとの対向する長手方向の交差端面から、コ ネクタ本体とこれに仮止めした対のケーブルハウジングを挿入し、各ブロックの 略中央位置に押し込みする。コネクタ本体は、突条部によって巾方向が規制され て位置決めされている。即ち、対のケーブルハウジングは対の押え面部に挿入ク リアランスを有して当接され、コネクタ本体ケーシングは逃げ溝から離れて位置 されている。ケーブルは各ブロックの突条部間から外側へ導きだされており、セ ット位置が継続されている。
【0012】 次に、把手操作によって、移動ブロックが固定ブロックに対して平行接近し、 押え面部が対のケーブルハウジングを押圧するので、コネクタ本体にケーブルハ ウジングが圧接されるに至る。コネクタ本体のケーシングは、逃げ溝部の凹状に よって当接されないので、圧接時にも原型のままで存在する。
【0013】 把手を解放操作すれば、移動ブロックが後退するので、押え面部から対のケー ブルハウジングが離れた状態となって、長さ方向から引き出しされる。
【0014】
以下本考案に係るケーブル圧接工具を図1から図4に基づいて説明する。 ケーブル圧接工具1は、固定ブロック2と、これに対向する移動ブロック3と 、この移動ブロック3を接近操作する一対の把手4,4とから概略構成される。
【0015】 即ち、ケーブル圧接工具1は、コネクタ本体40に対のケーブルハウジング4 1,41を仮止めした高さhに略同等の隙間hをもって固定ブロック2と移動ブ ロック3とが対向されている。これら固定ブロック2と移動ブロック3とは、少 なくともコネクタのケーブルハウジングの長さlよりも大きな長さLを有し、長 手方向の交差する端面に挿入口5が形成される。挿入口5は、一方または双方に 形成される。固定ブロック2と移動ブロック3との長さは、芯線数の多いコネク タ長さよりも長く設定される。
【0016】 上記固定ブロック2と移動ブロック3との対向面には、対のケーブルハウジン グ41,41を加圧可能な横長の押え面部6と、この押え面部6の巾方向手前側 には対のケーブルハウジング41,41を抜け止めするとともにケーブル43の 進入を許容し押え面部6よりも突出する突条部7と、前記押え面部6の巾方向奥 側にはコネクタ本体ケーシング42の高さ以上の高さを有しコネクタ本体ケーシ ングを加圧しない凹状を呈する横長の逃げ溝部8とが備えられ、把手4,4の操 作によって移動ブロック3が固定ブロック2に対して平行に接近可能に構成され ていいる。
【0017】 詳述すると、上記固定ブロック2は、対向側である上面には突条部7と押え面 部6と逃げ溝部8とが前側から順に配列され、後端面から前側に向けて中空部9 が形成されている。中空部9は、移動ブロック3の上下動を許容可能な程度の高 さに設定されることが望ましい。また、後側上面には長手方向に切欠部10が形 成され、切欠部10の長手方向両側に案内面11,11が形成されている。図中 12は雌ねじ穴である。
【0018】 つぎに、移動ブロック3は、側面視略コ字形を呈し、上片下面に突条部7と押 え面部6と逃げ溝部8とが手前側から順次配列され、後端から平行移動片13が 交差状態で垂設されている。平行移動片13の内側面14と突条部7の段部15 とはコネクタ本体40の巾と同長に設定され、内側面14が位置規制面となる。 平行移動片13の後面16は肉薄段面に形成されている。
【0019】 また、平行移動片13の長さ方向の両面には、前記切欠部10の長さと略同長 とされる規制面17,17が設けられ、案内面11,11の間を平行に上下動可 能に組付されている。この平行移動片13から交差状態で可動片18が設けられ 、可動片18が中空部9に上下動自在に収納されている。この可動片18は、カ バー部材19を固定ブロック2の雌ねじ穴12に止めねじ20で固定することで 組付される。
【0020】 さらに、可動片18には、把手間の平行リンク21に結合されたスライドピン 22の一端が固設されている。
【0021】 次に、作用を説明する。 挿入口5からコネクタ本体40とこれに仮止めした対のケーブルハウジング4 1,41を、その長手方向に沿って挿入し、各ブロック2,3の略中央位置に押 し込みする。コネクタ本体40は、突条部7の段部15と平行移動片13の内側 面14との間で巾方向が規制され、対の押え面部6,6に挿入クリアランスを有 して当接され、コネクタ本体ケーシング42,42は逃げ溝部8,8から離れて 位置されている。ケーブル43は各ブロック2,3の突条部間から外側へ導きだ されており、セット位置が継続されている。
【0022】 次に、把手4の操作によって、移動ブロック3が固定ブロック2に対して平行 接近する。移動ブロック3は、平行移動片13がカバー部材等で前後に規制され つつ、規制面17,17が案内面11で平行に案内されるので、下降して接近す る。 接近によって、押え面部6,6が対のケーブルハウジング41,41を押圧す るので、コネクタ本体40にケーブルハウジング41,41が圧接されることと なる。移動ブロック3の圧接距離は、中空部内で可動片18が上下動可能な範囲 に限定され、圧接されたコネクタ本体40の高さに設定されている。コネクタ本 体のケーシング42は、逃げ溝部8,8の凹状によって当接されないので、圧接 時にも原型のままで存在する。
【0023】 把手4を解放操作すれば、移動ブロック3が後退するので、押え面部6,6か ら対のケーブルハウジング41,41が離れた状態となって、長さ方向の挿入口 5から引き出しされる。
【0024】 上記一実施例によれば、平行移動片13の規制面17,17が案内面11,1 1で平行移動を案内するので、コネクタ本体40を長手方向に渡って平行に圧接 することができる。また、最大芯線数の長さに各ブロック2,3を設計している ので、各種サイズのコネクタを圧接可能である。
【0025】 上記一実施例において、ケーブルハウジング41,41を図示説明したが、こ れに限定する趣旨ではなく、同種コネクタのハウジングに実施することが可能で ある。
【0026】
以上説明したように、ケーブル芯線数に拘束されずに各種コネクタを圧接組付 することができ、コネクタ本体ケーシングを損傷することなく確実な圧接作業を 行うことができ、作業の平均化を達成することができた。
【図1】本考案に係るケーブル圧接工具の一実施例を示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
【図2】本考案に係るケーブル圧接工具のブロック部分
の一実施例を示す分解斜視図である。
の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】圧接前の要部断面図である。
【図4】圧接字の要部断面図である。
1 ケーブル圧接工具 2 固定ブロック 3 移動ブロック 4 把手 5 挿入口 6 押え面部 7 突条部 8 逃げ溝部 13 平行移動片 22 スライドピン
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタ本体に対のケーブルハウジング
を仮止めした高さに略同等の隙間をもって固定ブロック
と移動ブロックとが対向され、これら固定ブロックと移
動ブロックとの対向面には、少なくともコネクタのケー
ブルハウジング長以上の長さを有し対のケーブルハウジ
ングを加圧する横長の押え面部と、この押え面部の巾方
向手前側には対のケーブルハウジングを抜け止めすると
ともにケーブル進入を許容し押え面部よりも突出する突
条部と、前記押え面部の巾方向奥側にはコネクタ本体ケ
ーシング高さ以上の高さを有しコネクタ本体ケーシング
を加圧しない凹状を呈する横長の逃げ溝部とが備えら
れ、把手の操作によって移動ブロックが固定ブロックに
対して平行に接近加圧されるケーブル圧接工具。 - 【請求項2】 移動ブロックには横長に形成されるとと
もに両側面が固定ブロックで案内される平行移動片が設
けられ、平行移動片が把手操作により平行スライドする
スラインドピンに連結されている請求項1記載のケーブ
ル圧接工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079337U JP2556639Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ケーブル圧接工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079337U JP2556639Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ケーブル圧接工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531185U true JPH0531185U (ja) | 1993-04-23 |
JP2556639Y2 JP2556639Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13687088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991079337U Expired - Fee Related JP2556639Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | ケーブル圧接工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556639Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07310470A (ja) * | 1994-05-18 | 1995-11-28 | Senju Metal Ind Co Ltd | 吊り戸用走行装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6166884U (ja) * | 1985-06-18 | 1986-05-08 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP1991079337U patent/JP2556639Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6166884U (ja) * | 1985-06-18 | 1986-05-08 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07310470A (ja) * | 1994-05-18 | 1995-11-28 | Senju Metal Ind Co Ltd | 吊り戸用走行装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556639Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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