JPH05311629A - 防水パネル装置 - Google Patents
防水パネル装置Info
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- JPH05311629A JPH05311629A JP4120852A JP12085292A JPH05311629A JP H05311629 A JPH05311629 A JP H05311629A JP 4120852 A JP4120852 A JP 4120852A JP 12085292 A JP12085292 A JP 12085292A JP H05311629 A JPH05311629 A JP H05311629A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平常時の外観を整え、パネル20の取扱いを
簡便にする。 【構成】 底部の溝形材11、左右の溝形材12、13
からなる支持枠10と、支持枠10に対してやり返しに
よって装着するパネル20とを設け、左右の溝形材1
2、13は、壁面W、Wに埋設し、一方は、他方より深
くしておく。パネル20は、一端部を深い溝形材13に
挿入し、他端部を溝形材12に対向させ、溝形材12の
方向にスライドさせた上、ハンドル22、22…を90
度回転させることにより、パッキング23、23を介
し、支持枠10に対して水密に装着することができる。
簡便にする。 【構成】 底部の溝形材11、左右の溝形材12、13
からなる支持枠10と、支持枠10に対してやり返しに
よって装着するパネル20とを設け、左右の溝形材1
2、13は、壁面W、Wに埋設し、一方は、他方より深
くしておく。パネル20は、一端部を深い溝形材13に
挿入し、他端部を溝形材12に対向させ、溝形材12の
方向にスライドさせた上、ハンドル22、22…を90
度回転させることにより、パッキング23、23を介
し、支持枠10に対して水密に装着することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の出入口等に
設置し、水害の際などにおいて、水が建築物に流入する
ことを防止するための防水パネル装置に関する。
設置し、水害の際などにおいて、水が建築物に流入する
ことを防止するための防水パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高潮や洪水による水害が予想されると
き、建築物に水が流入することを防止するために、建築
物の出入口等に設置する脱着式の防水パネル装置が提案
されている。
き、建築物に水が流入することを防止するために、建築
物の出入口等に設置する脱着式の防水パネル装置が提案
されている。
【0003】このものは、出入口等の両側の壁面に一対
の溝形材を相対向させて設置し、溝形材に対し、パネル
を落とし込むことにより、水の流入を遮断するものであ
る。なお、パネルは、手で持ち運びできるように軽量に
製作され、また、パネルには、持運び用の把手の他、溝
形材に対してパネルを水密に密着させるためのナイフエ
ッジ形のハンドルと、パッキングとが各面に装備されて
いる。
の溝形材を相対向させて設置し、溝形材に対し、パネル
を落とし込むことにより、水の流入を遮断するものであ
る。なお、パネルは、手で持ち運びできるように軽量に
製作され、また、パネルには、持運び用の把手の他、溝
形材に対してパネルを水密に密着させるためのナイフエ
ッジ形のハンドルと、パッキングとが各面に装備されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、左右の溝形材は、上部からパネルを落とし込ん
で装着するために、壁面から突出させて設置する必要が
あり、壁面の外観を害するばかりでなく、平常時の通行
に支障を与えるおそれがあるという問題が避けられなか
った。また、装着する際や、取り外す際には、パネルを
支持枠の上部にまで持ち上げなければならないから、取
扱いが著しく面倒であるという問題もあった。
ときは、左右の溝形材は、上部からパネルを落とし込ん
で装着するために、壁面から突出させて設置する必要が
あり、壁面の外観を害するばかりでなく、平常時の通行
に支障を与えるおそれがあるという問題が避けられなか
った。また、装着する際や、取り外す際には、パネルを
支持枠の上部にまで持ち上げなければならないから、取
扱いが著しく面倒であるという問題もあった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、左右の溝形材は、壁面に埋め込み、パ
ネルは、やり返し(遺返し、一材の両端を大入れにする
とき、一方を深めに掘った穴に差し込み、次に、反対側
の穴に少し戻して取り付ける仕口工法をいう、以下同
じ)により取外し自在に装着することによって、壁面の
外観を整え、平常時の通行にも全く支障とならない上、
取扱いが極めて簡便である防水パネル装置を提供するこ
とにある。
術の問題に鑑み、左右の溝形材は、壁面に埋め込み、パ
ネルは、やり返し(遺返し、一材の両端を大入れにする
とき、一方を深めに掘った穴に差し込み、次に、反対側
の穴に少し戻して取り付ける仕口工法をいう、以下同
じ)により取外し自在に装着することによって、壁面の
外観を整え、平常時の通行にも全く支障とならない上、
取扱いが極めて簡便である防水パネル装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、底部の溝形材と壁面に埋め込む
左右の溝形材とを組み合わせてなる支持枠と、やり返し
により支持枠に取外し自在に装着するパネルとからな
り、パネルは、支持枠に対して水密に固定するためのハ
ンドルとパッキングとを備えることをその要旨とする。
めのこの発明の構成は、底部の溝形材と壁面に埋め込む
左右の溝形材とを組み合わせてなる支持枠と、やり返し
により支持枠に取外し自在に装着するパネルとからな
り、パネルは、支持枠に対して水密に固定するためのハ
ンドルとパッキングとを備えることをその要旨とする。
【0007】なお、支持枠は、左右の溝形材より深い両
溝形の中柱を備えることができる。
溝形の中柱を備えることができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、パネルは、左
右の溝形材に対し、やり返しにより取外し自在に装着す
ることができ、溝形材の上部から落とし込む必要がない
から、溝形材は、壁面から突出させる必要がない。しか
も、パネル材は、取付、取外しに際し、上部に持ち上げ
る必要がないから、その脱着操作が極めて簡便である。
右の溝形材に対し、やり返しにより取外し自在に装着す
ることができ、溝形材の上部から落とし込む必要がない
から、溝形材は、壁面から突出させる必要がない。しか
も、パネル材は、取付、取外しに際し、上部に持ち上げ
る必要がないから、その脱着操作が極めて簡便である。
【0009】左右の溝形材より深い中柱を備えるとき
は、一方の溝形材と中柱との間においてパネルのやり返
しが可能であるから、2枚のパネルを横方向に設置する
ことにより、幅員の広い箇所においても簡単に設置する
ことが可能である。
は、一方の溝形材と中柱との間においてパネルのやり返
しが可能であるから、2枚のパネルを横方向に設置する
ことにより、幅員の広い箇所においても簡単に設置する
ことが可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0011】防水パネル装置は、支持枠10と、パネル
20とからなる(図1)。
20とからなる(図1)。
【0012】支持枠10は、底部の溝形材11と、左右
の溝形材12、13とを組み合わせてなる。底部の溝形
材11は、平板11aの上面に、チャンネル状に折曲げ
成形した板材11bを伏せて取り付けることにより(図
2)、全体として浅い溝形に形成されている。溝形材1
1は、床面Fを横切り、床面Fとほぼ同一高さに埋設さ
れている。なお、板材11bの底部上面には、クッショ
ン材11cが貼着されている。
の溝形材12、13とを組み合わせてなる。底部の溝形
材11は、平板11aの上面に、チャンネル状に折曲げ
成形した板材11bを伏せて取り付けることにより(図
2)、全体として浅い溝形に形成されている。溝形材1
1は、床面Fを横切り、床面Fとほぼ同一高さに埋設さ
れている。なお、板材11bの底部上面には、クッショ
ン材11cが貼着されている。
【0013】左右の溝形材12、13は、それぞれ、平
板12a、13aと板材12b、13bとを組み合わせ
てなり(図3)、溝形材12、13の断面形状は、溝形
材11のそれとほぼ同一になっている。ただし、溝形材
13の深さは、他の溝形材11、12のそれより深くな
っているものとする。左右の溝形材12、13は、底部
の溝形材11の両端部において、互いに対向して立設さ
れており、それぞれ、両側の壁面W、Wに対し、壁面
W、Wとほぼ同一高さに埋設されている。
板12a、13aと板材12b、13bとを組み合わせ
てなり(図3)、溝形材12、13の断面形状は、溝形
材11のそれとほぼ同一になっている。ただし、溝形材
13の深さは、他の溝形材11、12のそれより深くな
っているものとする。左右の溝形材12、13は、底部
の溝形材11の両端部において、互いに対向して立設さ
れており、それぞれ、両側の壁面W、Wに対し、壁面
W、Wとほぼ同一高さに埋設されている。
【0014】パネル20は、左右両端部を溝形材12、
13に係合し、底部を溝形材11に係合することによ
り、支持枠10に対して取外し自在に装着することがで
きる板状部材である(図1)。パネル20の上端面に
は、把手21、21が取り付けられ、パネル20の表面
側には、左右両辺と底辺とに沿って、固定用のハンドル
22、22…が付設されている。また、パネル20の裏
面側には、左右両辺と底辺とに沿って、パッキング2
3、23…が装着されている(図2、図3)。
13に係合し、底部を溝形材11に係合することによ
り、支持枠10に対して取外し自在に装着することがで
きる板状部材である(図1)。パネル20の上端面に
は、把手21、21が取り付けられ、パネル20の表面
側には、左右両辺と底辺とに沿って、固定用のハンドル
22、22…が付設されている。また、パネル20の裏
面側には、左右両辺と底辺とに沿って、パッキング2
3、23…が装着されている(図2、図3)。
【0015】パネル20は、左右の竪枠20a、20
a、上枠20b、下枠20cを枠状に組み立て(図
1)、内部には、軽量のハニカム構造材20dを充填す
るとともに、両面に薄板20e、20eを貼着してなる
(図2、図3)。なお、竪枠20a、20a、上枠20
b、下枠20cは、同一断面形状の形材からなり、45
度に裁断した各端面は、図示しない連結部材を介し、突
合せ接合されているものとする。また、ハンドル22、
22…は、竪枠20a、20a、下枠20cに添設する
補強用のアングル材20fを介して取り付けられてい
る。
a、上枠20b、下枠20cを枠状に組み立て(図
1)、内部には、軽量のハニカム構造材20dを充填す
るとともに、両面に薄板20e、20eを貼着してなる
(図2、図3)。なお、竪枠20a、20a、上枠20
b、下枠20cは、同一断面形状の形材からなり、45
度に裁断した各端面は、図示しない連結部材を介し、突
合せ接合されているものとする。また、ハンドル22、
22…は、竪枠20a、20a、下枠20cに添設する
補強用のアングル材20fを介して取り付けられてい
る。
【0016】パネル20は、竪枠20a、20a、上枠
20b、下枠20cの各接合部、薄板20e、20eの
周縁部に対し、適当なコーキング処理を施し、内部に水
が侵入しないようになっているものとする。
20b、下枠20cの各接合部、薄板20e、20eの
周縁部に対し、適当なコーキング処理を施し、内部に水
が侵入しないようになっているものとする。
【0017】ハンドル22は、ハンドル本体22aと、
ハンドル本体22aを回転自在に支持するベース22b
とからなる(図2、図4)。ハンドル本体22aの一端
は、長い握り部22a1 となっており、他端は、ナイフ
エッジ部22a2 となっている。ハンドル本体22aの
中心線LCは、その回転中心Cから距離dだけ偏心して
おり、したがって、ハンドル本体22aを支持枠10に
平行にするとき、回転中心Cから支持枠10側に突出す
る寸法L1 は、最少寸法に抑えられている。なお、回転
中心Cからナイフエッジ22a2 の先端までの寸法L2
は、ハンドル本体22aを支持枠10に直角に回転する
とき、ナイフエッジ22a2 が支持枠10に十分掛かる
ように設定されているものとする(図4の二点鎖線)。
ハンドル本体22aを回転自在に支持するベース22b
とからなる(図2、図4)。ハンドル本体22aの一端
は、長い握り部22a1 となっており、他端は、ナイフ
エッジ部22a2 となっている。ハンドル本体22aの
中心線LCは、その回転中心Cから距離dだけ偏心して
おり、したがって、ハンドル本体22aを支持枠10に
平行にするとき、回転中心Cから支持枠10側に突出す
る寸法L1 は、最少寸法に抑えられている。なお、回転
中心Cからナイフエッジ22a2 の先端までの寸法L2
は、ハンドル本体22aを支持枠10に直角に回転する
とき、ナイフエッジ22a2 が支持枠10に十分掛かる
ように設定されているものとする(図4の二点鎖線)。
【0018】パネル20は、やり返しにより、支持枠1
0に対して装着する(図3)。
0に対して装着する(図3)。
【0019】パネル20は、まず、すべてのハンドル2
2、22…を支持枠10の対応する溝形材11、12、
13に平行にセットした上、一方の側端部を、深い方の
溝形材13に対して斜めに挿入する(同図の実線)。こ
こで、パネル20は、溝形材13の側のハンドル22、
22が、溝形材13の上面に当接することにより、溝形
材13に対する挿入深さが規制されるが、一方、このと
き、溝形材12側の端部は、同図の矢印K1 方向に回転
することにより、溝形材12に対向させることができる
ものとする。そこで、パネル20は、全体を底部の溝形
材11に落とし込んだ上、溝形材12に向けてスライド
させ(同図の矢印K2 方向)、位置決めを完了すること
ができる。なお、このとき、パッキング23、23…
は、それぞれ、溝形材11、12、13の内面に対向す
ることができる。
2、22…を支持枠10の対応する溝形材11、12、
13に平行にセットした上、一方の側端部を、深い方の
溝形材13に対して斜めに挿入する(同図の実線)。こ
こで、パネル20は、溝形材13の側のハンドル22、
22が、溝形材13の上面に当接することにより、溝形
材13に対する挿入深さが規制されるが、一方、このと
き、溝形材12側の端部は、同図の矢印K1 方向に回転
することにより、溝形材12に対向させることができる
ものとする。そこで、パネル20は、全体を底部の溝形
材11に落とし込んだ上、溝形材12に向けてスライド
させ(同図の矢印K2 方向)、位置決めを完了すること
ができる。なお、このとき、パッキング23、23…
は、それぞれ、溝形材11、12、13の内面に対向す
ることができる。
【0020】つづいて、ハンドル22、22…を支持枠
10に直角に回転すれば(図3の二点鎖線、図2)、各
ハンドル22のナイフエッジ22a2 が、対応する溝形
材11、12、13の内面に係合し、パネル20に対
し、パッキング23、23…を圧縮する方向に力を加え
ることができるから、パネル20は、支持枠10に対
し、水密に装着を完了することができる。なお、パッキ
ング23、23…を含むパネル20の厚さ、各ハンドル
22のナイフエッジ22a2 の高さは、各ハンドル22
を回転させるとき、溝形材11、12、13の幅に対
し、パッキング23、23…を適度に変形させ、溝形材
11、12、13に対して強固に密着させることができ
るように設定されている。
10に直角に回転すれば(図3の二点鎖線、図2)、各
ハンドル22のナイフエッジ22a2 が、対応する溝形
材11、12、13の内面に係合し、パネル20に対
し、パッキング23、23…を圧縮する方向に力を加え
ることができるから、パネル20は、支持枠10に対
し、水密に装着を完了することができる。なお、パッキ
ング23、23…を含むパネル20の厚さ、各ハンドル
22のナイフエッジ22a2 の高さは、各ハンドル22
を回転させるとき、溝形材11、12、13の幅に対
し、パッキング23、23…を適度に変形させ、溝形材
11、12、13に対して強固に密着させることができ
るように設定されている。
【0021】以上のようにしてパネル20を支持枠10
に装着すれば、床面Fを流入して来る水は、パネル20
によって遮断することができる。なお、パネル20は、
一般に、パッキング23、23…を装着する裏面側を建
築物の外部に向けて装着し、図3の矢印K方向に流入す
る水を遮断するように使用することを想定し、いわゆる
外ハンドル形となっている。しかしながら、パネル20
は、これと逆向きに支持枠10に装着したとしても、格
別の支障はなく、いわゆる内ハンドル形として使用する
こともできるものとする。
に装着すれば、床面Fを流入して来る水は、パネル20
によって遮断することができる。なお、パネル20は、
一般に、パッキング23、23…を装着する裏面側を建
築物の外部に向けて装着し、図3の矢印K方向に流入す
る水を遮断するように使用することを想定し、いわゆる
外ハンドル形となっている。しかしながら、パネル20
は、これと逆向きに支持枠10に装着したとしても、格
別の支障はなく、いわゆる内ハンドル形として使用する
こともできるものとする。
【0022】また、用済み後のパネル20は、ハンドル
22、22…を90度逆回転した上、装着時と逆順序に
やり返し操作することにより、支持枠10から簡単に取
り外すことができ、取り外したパネル20は、将来の再
使用に備えて保管しておけばよい。なお、パネル20を
取り外した後の支持枠10は、通行の支障とならないよ
うに、特に底部の溝形材11に対し、適当な蓋板を装着
しておくことが好ましい。
22、22…を90度逆回転した上、装着時と逆順序に
やり返し操作することにより、支持枠10から簡単に取
り外すことができ、取り外したパネル20は、将来の再
使用に備えて保管しておけばよい。なお、パネル20を
取り外した後の支持枠10は、通行の支障とならないよ
うに、特に底部の溝形材11に対し、適当な蓋板を装着
しておくことが好ましい。
【0023】
【他の実施例】支持枠10は、その中間部に中柱30を
備えることができる(図5)。
備えることができる(図5)。
【0024】中柱30は、両溝形の柱材31と、柱材3
1を両側から支持する支持材32、32とからなり、支
持材32、32は、取付ねじ32a、32a…を介し、
床面Fに固定されている。なお、支持材32、32は、
床面Fに埋設する適当なベース部材に対し、必要に応
じ、取付ねじ32a、32a…を介してねじ止めするも
のとする。また、たとえば、同図の矢印K方向に流入す
る水を遮断するために、下流側の支持材32は、柱材3
1に対し、ステー状に形成することが好ましい。なお、
ここでは、支持枠10の左右の溝形材12、13は、同
一深さの浅い溝形となっているのに対し、柱材31は、
溝形材12、13より深い両溝形となっている。また、
中柱30は、柱材31、支持材32、32とともに、全
体として取外し自在となっているものとする。
1を両側から支持する支持材32、32とからなり、支
持材32、32は、取付ねじ32a、32a…を介し、
床面Fに固定されている。なお、支持材32、32は、
床面Fに埋設する適当なベース部材に対し、必要に応
じ、取付ねじ32a、32a…を介してねじ止めするも
のとする。また、たとえば、同図の矢印K方向に流入す
る水を遮断するために、下流側の支持材32は、柱材3
1に対し、ステー状に形成することが好ましい。なお、
ここでは、支持枠10の左右の溝形材12、13は、同
一深さの浅い溝形となっているのに対し、柱材31は、
溝形材12、13より深い両溝形となっている。また、
中柱30は、柱材31、支持材32、32とともに、全
体として取外し自在となっているものとする。
【0025】パネル20は、一方の溝形材12と中柱3
0との間、中柱30と他方の溝形材13との間の双方に
おいて、それぞれ、装着することができる。すなわち、
各パネル20は、中柱30と、溝形材12または溝形材
13との間において、やり返し操作によって装着すれば
よい。すなわち、この場合は、2枚のパネル20、20
によって、床面Fを仕切り、流入する水を遮断すること
ができる。
0との間、中柱30と他方の溝形材13との間の双方に
おいて、それぞれ、装着することができる。すなわち、
各パネル20は、中柱30と、溝形材12または溝形材
13との間において、やり返し操作によって装着すれば
よい。すなわち、この場合は、2枚のパネル20、20
によって、床面Fを仕切り、流入する水を遮断すること
ができる。
【0026】以上の説明において、パネル20は、その
高さ方向に複数枚を積み重ねてもよい。この場合、把手
21、21は、ハンドル22、22…と同一面に取り付
け、上下に隣接するパネル20、20の接合面にもパッ
キングを配設するのがよい。パネル20の単位重量を小
さく抑えながら、深い浸水にも対処することができる。
高さ方向に複数枚を積み重ねてもよい。この場合、把手
21、21は、ハンドル22、22…と同一面に取り付
け、上下に隣接するパネル20、20の接合面にもパッ
キングを配設するのがよい。パネル20の単位重量を小
さく抑えながら、深い浸水にも対処することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、支持枠と、やり返し操作により支持枠に装着するパ
ネルとを組み合わせることによって、パネルは、支持枠
の上部から落とし込む必要がなく、したがって、支持枠
は、壁面とほぼ同一高さとなるようにして壁面に埋設す
ることができ、壁面から突出させる必要がないから、壁
面の外観を害したり、平常時に通行の妨げとなったりす
るおそれが全くない上、パネルの取付、取外し操作も極
めて簡便であるという優れた効果がある。
ば、支持枠と、やり返し操作により支持枠に装着するパ
ネルとを組み合わせることによって、パネルは、支持枠
の上部から落とし込む必要がなく、したがって、支持枠
は、壁面とほぼ同一高さとなるようにして壁面に埋設す
ることができ、壁面から突出させる必要がないから、壁
面の外観を害したり、平常時に通行の妨げとなったりす
るおそれが全くない上、パネルの取付、取外し操作も極
めて簡便であるという優れた効果がある。
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 要部縦断面図
【図3】 横断面説明図
【図4】 ハンドルの正面説明図
【図5】 他の実施例を示す全体平面図
W…壁面 10…支持枠 11、12、13…溝形材 20…パネル 22…ハンドル 23…パッキング 30…中柱
Claims (2)
- 【請求項1】 底部の溝形材と壁面に埋め込む左右の溝
形材とを組み合わせてなる支持枠と、やり返しにより前
記支持枠に取外し自在に装着するパネルとからなり、該
パネルは、前記支持枠に対して水密に固定するためのハ
ンドルとパッキングとを備えることを特徴とする防水パ
ネル装置。 - 【請求項2】 前記支持枠は、前記左右の溝形材より深
い両溝形の中柱を備えることを特徴とする請求項1記載
の防水パネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120852A JP2711423B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 防水パネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4120852A JP2711423B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 防水パネル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05311629A true JPH05311629A (ja) | 1993-11-22 |
JP2711423B2 JP2711423B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=14796547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4120852A Expired - Lifetime JP2711423B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 防水パネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2711423B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006214178A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Nomura Fooshiizu:Kk | 簡易止水装置 |
JP2007308915A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Howa Mach Ltd | 防水扉装置 |
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