JPH05310379A - エレベータかご室の側壁救出口装置 - Google Patents

エレベータかご室の側壁救出口装置

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JPH05310379A
JPH05310379A JP11619292A JP11619292A JPH05310379A JP H05310379 A JPH05310379 A JP H05310379A JP 11619292 A JP11619292 A JP 11619292A JP 11619292 A JP11619292 A JP 11619292A JP H05310379 A JPH05310379 A JP H05310379A
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emergency door
locking
rotating shaft
cab
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信寛 西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常用扉用の取手を省略できるとともに、部
品の加工が容易で、安価に製造できるエレベータかご室
の側壁救出口装置を提供する。 【構成】 回動軸6及びブシュ21間に薄板22を配置
し、薄板22にキー8の掛止突起8c部分と対応する提
燈状の鍵孔22a,22bを形成する。また、ブシュ2
1にはキー8を挿通可能な丸孔21aを形成する。 【効果】 製造コストを低減し、かつ、ブシュ付近の見
栄えを良くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータかご室の側壁
救出口装置に関するものであり、特に、かご室の側壁に
設けられた非常用扉をロック及びロック解除する手段の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータかご室の側壁
救出口装置として、実開昭52−24658号公報に掲
載の技術を挙げることができる。この技術は、かご室の
側壁に設けた非常用扉にロック手段を設け、鍵孔から鍵
を差込んでそのロック解除を行なうものである。ここ
で、エレベータかご室の側壁救出口装置の非常用扉は、
かご室の内側に開放する構造とするよう、建築基準法1
29条の5第4号により義務付けられている。よって、
実開昭52−24658号公報に掲載の技術では、非常
用扉をかご室の内側に開放するために、非常用扉に別個
に取手を取付ける必要がある。したがって、従来は、か
かる取手を省略して全体の構造を簡略化すべく、図10
乃至図12に示す技術が採用されている。
【0003】図9はエレベータかご室の側壁救出口装置
をかご室の内側から見た状態を示す側面図である。図1
0は従来のエレベータかご室の側壁救出口装置を示す断
面図である。図11は従来のエレベータかご室の側壁救
出口装置のブシュを示す平面図である。図12は従来の
エレベータかご室の側壁救出口装置の使用状態を示す断
面図である。
【0004】図において、1はかご室、2はかご室1の
左右の側壁である。3は左右の側壁2の少なくとも一方
に設けられた救出口を構成する非常用扉であって、後端
をかご室1に軸着されている。4は側壁2の非常用扉3
との境界部に固定され、非常用扉3の前端を係止して、
非常用扉3の外側への開放を阻止するストッパである。
これにより、非常用扉3がかご室1の内側へのみ開放可
能となっている。5は非常用扉3の外部側に配置固定さ
れた段付円筒状の軸受部材である。6はかご室1の左右
方向に延びる段付の回動軸であって、その大径の内端部
を軸受部材5の小径の凹部内に回動可能に挿着されると
ともに、小径の外端部を軸受部材5から外側に貫通及び
突出されている。6aは回動軸6の内端の放射方向全体
にわたって突出された係止突部である。7は基端を回動
軸6の突出外端部に一体的に締結固定される長尺状のロ
ック手段としてのロック板であって、先端部を前記スト
ッパ4の先端に係止されて前記非常用扉3の開放を拘束
する拘束位置と、図12中2点鎖線で示すように、拘束
位置から略90度回動されてストッパ4との係合を解除
され、非常用扉3の開放を許容する開放位置との間で選
択的に回動される。なお、回動軸6は、ロック板7が拘
束位置にあるときは、その係止突部6aが上下方向に延
びるよう、軸受部材5に対し位置決めされている。
【0005】8はキーであって、8aは円柱状の軸部、
8bは前記回動軸6の係止突部6aを嵌入可能なよう、
軸部8aの先端に所定深さで放射方向全体にわたって形
成された係合溝、8cは軸部8aの先端から所定距離基
端側の周面の放射方向に突出する一対の掛止突起、8d
は軸部8aの基端部の周面から放射方向に突出する一対
の取手である。前記両掛止突起8cは、前記係合溝8b
に対し約90度の角度位置に配置されている。9は前記
回動軸6の内端に対向するよう非常用扉3の内部側に挿
着固定されたブシュ、9aは前記回動軸6と同一軸心上
に延びるよう、ブシュ9に穿設された円形の係止孔、9
bは係止孔9aの左右両側から放射方向に突出形成され
た通過孔である。前記ブシュ9の係止孔9a及び通過孔
9bは、キー8の軸部8aを挿通可能なよう、係止孔9
aを軸部8aより若干大径とされるとともに、通過孔9
bを掛止突起8cより若干大きい寸法に形成されて、全
体を図11に示す平面提燈状の鍵孔とされている。な
お、ブシュ9の両通過孔9bは、前記拘束位置にある回
動軸6の係止突部6aに対し、約90度の角度位置に配
置される。
【0006】次に、上記のように構成された従来のエレ
ベータかご室の側壁救出口装置の動作を説明する。
【0007】まず、非常時等に、かご室1の非常用扉3
を開放する必要があるときは、キー8の先端の両掛止突
起8cをブシュ9の通過孔9bに対応させた状態で、軸
部8aを係止孔9aに挿通し、先端の係合溝8bを回動
軸6の係止突部6aに嵌合させる。そして、キー8を取
手8dを介して図12中矢印で示す時計周り方向に回動
することにより、回動軸6を介してロック板7が時計周
り方向に回動し、その先端の側壁2との係合が解除され
る。なお、図12中2点鎖線は、ロック板7を約90度
回動した開放位置を示す。これにより、非常用扉3のか
ご室1の内側への開放が許容される。これと同時に、キ
ー8の両掛止突起8cは、ブシュ9の通過孔9bから時
計周り方向に回動して、係止孔9aの周縁部に係止され
る。これにより、キー8の取手8dを把持して手前側に
引張ることにより、キー8の掛止突起8aがブシュ9と
係合するため、非常用扉3をかご室1の内側へ開放する
ことができる。
【0008】一方、非常用扉3を閉成するには、ブシュ
9の係止孔9aに挿通された状態のキー8の取手8dを
把持して、非常用扉3をかご室1の外側に押して、非常
用扉3の前端をストッパ4に当接させる。そして、キー
8を取手8dを介して半時計周り方向に回動して、ロッ
ク板7を半時計周り方向に回動し、ロック板7の先端を
ストッパ4の先端に係止させて、図12中実線で示す拘
束位置に復帰し、非常用扉3の開放を阻止する。これと
同時に、キー8の両掛止突起8cは、ブシュ9の通過孔
9bから反時計周り方向に回動して、係止孔9aの周縁
部から通過孔9bと対応する位置に復帰される。これに
より、キー8を手前側に引張ることにより、ブシュ9か
ら抜き取ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータかご
室の側壁救出口装置は、上記のように構成されているか
ら、ブシュ9に円形の係止孔9aの左右に通過孔9bを
突出形成する必要がある。しかし、ブシュ9は略円柱の
厚肉材から形成されるため、かかる厚肉材に係止孔9a
及び通過孔9bからなる特種形状の鍵孔を穿設するに
は、特殊な加工を必要とし、その加工に多大な時間を必
要としていた。その結果、全体の製造コストが上昇する
可能性があった。
【0010】そこで、本発明は、非常用扉用の取手を省
略できるとともに、部品の加工が容易で、安価に製造で
きるエレベータかご室の側壁救出口装置の提供を課題と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
エレベータかご室の側壁救出口装置は、キーの先端の係
合部を回動軸の内端の係止部に係合してロック手段を回
動し、ロック手段により非常用扉の開放をロック及びロ
ック解除するものにおいて、前記キーの先端から所定距
離基端側に側方に突出する掛止突起を設け、前記非常用
扉の内部側に前記回動軸の前記係止部と離間対向してブ
シュを挿着するとともに、前記ブシュに前記キーの前記
掛止突起部分より大径の丸孔を前記回動軸と同一軸心上
に形成し、前記キーの前記掛止突起部分の断面形状と略
同一形状の鍵孔を有する薄板を前記回動軸と前記ブシュ
との間に配設するとともに、前記拘束位置にある前記回
動軸の前記係止部に前記キーの前記係合部を係合したと
きにのみ、前記キーの前記掛止突起の通過を許容する角
度位置に前記鍵孔を配置したものである。
【0012】請求項2の発明にかかるエレベータかご室
の側壁救出口装置は、キーの先端の係合部を回動軸の内
端の係止部に係合してロック手段を回動し、ロック手段
により非常用扉の開放をロック及びロック解除するもの
において、前記回動軸の内端側に係止手段を設け、長尺
状のキーの先端に、前記拘束位置にある前記回動軸の前
記係止手段と嵌合及び離脱可能とされるとともに、キー
を周方向に回動したときに前記回動軸の前記係止手段と
周方向に係合し、かつ、前記開放位置の前記回動軸の前
記係止手段と長さ方向に係合する係合手段を設け、前記
非常用扉の内部側に前記回動軸と離間対向してブシュを
挿着するとともに、前記ブシュに前記キーより大径の丸
孔を前記回動軸と同一軸心上に形成したものである。
【0013】請求項3の発明にかかるエレベータかご室
の側壁救出口装置は、キーの先端の係合部を回動軸の内
端の係止部に係合してロック手段を回動し、ロック手段
により非常用扉の開放をロック及びロック解除するもの
において、前記回動軸の内端側に所定距離離間して、放
射方向に延びるよう係止ピンを固定し、長尺状のキーの
先端の長さ方向に前記係止棒を嵌入可能な嵌入溝を形成
するとともに、前記嵌入溝に連続して周方向に延びる掛
止溝を形成し、前記非常用扉の内部側に前記回動軸と離
間対向してブシュを挿着するとともに、前記ブシュに前
記キーより大径の丸孔を前記回動軸と同一軸心上に形成
したものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、回動軸と同一軸心
上に位置するブシュの丸孔及び薄板の鍵孔にキーの先端
を挿通すると、キーの先端の係合部が、拘束位置にある
回動軸の内端の係止部と周方向に係合可能となるため、
キーを回動することにより、回動軸を介してロック手段
を開放位置へと回動することができる。このとき、キー
の掛止突起は、薄板の鍵孔を回動して、その鍵孔を通過
不能な位置に来るため、キーを把持して手前側に引張る
ことにより、キーの掛止突起が薄板の鍵穴の周縁部と係
合し、非常用扉をかご室の内側へ開放することができ
る。一方、キーを回動してロック手段を拘束位置へ復帰
すると、キーの掛止突起は薄板の鍵孔を通過可能となっ
ているため、キーをブシュから抜き取ることができる。
【0015】請求項2の発明においては、回動軸と同一
軸心上に位置するブシュの丸孔にキーの先端を挿通する
と、キーの先端の係合手段が、拘束位置にある回動軸の
内端の係止手段と嵌合し、キーを回動すると係合手段が
回動軸の係止手段と周方向に係合するため、回動軸を介
してロック手段を開放位置へと回動することができる。
このとき、キーの係合手段は、回動軸の係止手段と、周
方向のみならず長さ方向にも係合するため、キーを把持
して手前側に引張ることにより、非常用扉をかご室の内
側へ開放することができる。一方、キーを回動してロッ
ク手段を拘束位置へ復帰すると、キーの係合手段は回動
軸の係止手段と離脱可能となっているため、キーをブシ
ュから抜き取ることができる。
【0016】請求項3の発明においては、回動軸と同一
軸心上に位置するブシュの丸孔にキーの先端を挿通する
と、キーの先端の嵌入溝が、拘束位置にある回動軸の内
端の係止ピンに嵌合し、キーを回動すると嵌入溝に連続
する掛止溝の終端が回動軸の係止ピンと周方向に係合す
るため、回動軸を介してロック手段を開放位置へと回動
することができる。このとき、キーの掛止溝が、回動軸
の係止ピンと、周方向のみならず長さ方向にも係合する
ため、キーを把持して手前側に引張ることにより、非常
用扉をかご室の内側へ開放することができる。一方、キ
ーを回動してロック手段を拘束位置へ復帰すると、回動
軸の係止ピンがキーの掛止溝を相対移動して嵌入溝と対
応する位置に復帰するため、キーをブシュから抜き取る
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0018】図1は本発明の第一実施例のエレベータか
ご室の側壁救出口装置の断面図である。図2は第一実施
例のエレベータかご室の側壁救出口装置のブシュの平面
図である。図3は第一実施例のエレベータかご室の側壁
救出口装置の薄板の平面図である。図4は第一実施例の
エレベータかご室の側壁救出口装置の使用状態を示す断
面図である。
【0019】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0020】図において、21は回動軸6の内端に対向
するよう非常用扉3の内部側に挿着固定されたブシュ、
21aは前記回動軸6と同一軸心上に延びるよう、か
つ、キー8の掛止突起8c部分より大径となるよう、ブ
シュ21に穿設された丸孔である。22は軸受部材5の
大径の凹部の底面に配置されて、前記回動軸6とブシュ
21との間に位置する薄板であって、22aは前記回動
軸6と同一軸心上に延びるよう、薄板22に穿設された
円形の係止孔、22bは係止孔22aの左右両側から放
射方向に突出形成された通過孔である。23は薄板22
を軸受部材5に螺着固定するビスである。前記薄板22
の係止孔22a及び通過孔22bは、キー8の軸部8a
を挿通可能なよう、係止孔22aを軸部8aより若干大
径とされるとともに、通過孔22bを掛止突起8cより
若干大きい寸法に形成されて、全体を図3に示す平面提
燈状の鍵孔とされている。なお、薄板22の両通過孔2
2bは略水平状態、即ち、図1及び図4に示す拘束位置
にある回動軸6の係止突部6aに対し、約90度の角度
位置に配置される。また、回動軸6の内端及び薄板22
間の距離は、キー8の先端及び掛止突起8c間の距離と
略同一とされて、キー8の係合溝8bを回動軸6の係止
突部6aに係合したときに、掛止突起8cが薄板の回動
軸6側の面と係止可能な位置に来るようになっている。
【0021】次に、上記のように構成された第一実施例
のエレベータかご室の側壁救出口装置の動作を説明す
る。
【0022】まず、非常時等に、かご室1の非常用扉3
を開放する必要があるときは、取手8dを把持してキー
8の先端部をブシュ21の丸孔21aに挿通するととも
に、キー8の先端の両掛止突起8cを水平状態として、
両掛止突起8cを薄板22の通過孔22bに対応させ、
軸部8aを係止孔22aに挿通して、先端の係合溝8b
を回動軸6の係止突部6aに嵌合させる。そして、キー
8を取手8dを介して図4中矢印で示す時計周り方向に
回動することにより、回動軸6を介してロック板7が時
計周り方向に回動し、その先端の側壁2との係合が解除
される。なお、図4中2点鎖線は、ロック板7を約90
度回動した開放位置を示す。これにより、非常用扉3の
かご室1の内側への開放が許容される。これと同時に、
キー8の両掛止突起8cは、薄板22の通過孔22bか
ら時計周り方向に回動して、係止孔22aの周縁部に係
止される。これにより、キー8の取手8dを把持して手
前側に引張ることにより、キー8の掛止突起8cが薄板
22と係合するため、非常用扉3をかご室1の内側へ開
放することができる。
【0023】一方、非常用扉3を閉成するには、ブシュ
21の丸孔21a及び薄板22の係止孔22aに挿通さ
れた状態のキー8の取手8dを把持して、非常用扉3を
かご室1の外側に押して、非常用扉3の前端をストッパ
4に当接させる。そして、キー8を取手8dを介して半
時計周り方向に回動して、ロック板7を半時計周り方向
に回動し、ロック板7の先端をストッパ4の先端に係止
させて、図4中実線で示す拘束位置に復帰し、非常用扉
3の開放を阻止する。これと同時に、キー8の両掛止突
起8cは、薄板22の通過孔22bから反時計周り方向
に回動して、係止孔22aの周縁部から通過孔22bと
対応する位置に復帰される。これにより、キー8を手前
側に引張ることにより、薄板22及びブシュ21から抜
き取ることができる。
【0024】このように、上記第一実施例のエレベータ
かご室の側壁救出口装置は、キー8の先端から所定距離
基端側に側方に突出する一対の掛止突起8cを設け、非
常用扉3の内部側に回動軸6の係止突部6aと離間対向
してブシュ21を挿着するとともに、前記ブシュ21に
前記キー8の前記掛止突起8c部分より大径の丸孔21
aを前記回動軸6と同一軸心上に形成し、薄板22を回
動軸6を支持する段付円筒状の軸受部材5の大径の凹部
の底面に配置してビス23により固定して、前記回動軸
6とブシュ21との間に位置させ、前記薄板22に、前
記回動軸6と同一軸心上に延びるよう、キー8の軸部8
aより若干大径の円形の係止孔22aを穿設するととも
に、係止孔22aの左右両側から放射方向に、キー8の
掛止突起8cより大きい寸法の一対の通過孔22bを突
出形成して、全体を平面提燈状の鍵孔とし、更に、前記
薄板22の両通過孔22bを略水平状態として、拘束位
置にある回動軸6の係止突部6aに対し、約90度の角
度位置に配置し、かつ、回動軸6の内端及び薄板22間
の距離を、キー8の先端及び掛止突起8c間の距離と略
同一とし、キー8の係合溝8bを回動軸6の係止突部6
aに係合したときに、掛止突起8cが薄板の回動軸6側
の面と係止可能な位置に来るようにしたものである。
【0025】したがって、上記第一実施例は、回動軸6
と同一軸心上に位置するブシュ21の丸孔21a及び薄
板22の鍵孔である係止孔22a及び通過孔22bにキ
ー8の先端の軸部8a及び掛止突起8cを挿通すると、
キー8の先端の係合溝8bが、拘束位置にある回動軸6
の内端の係止突部6aに嵌合して周方向に係合可能とな
るため、キー8を回動することにより、回動軸6を介し
てロック板7を開放位置へと回動することができる。こ
のとき、キー8の両掛止突起8cは、薄板22の通過孔
22bから係止孔22aの周縁部へと回動して鍵孔を通
過不能となるため、キー8を把持して手前側に引張るこ
とにより、キー8の掛止突起8cが薄板22の係止孔2
2aの周縁部と係合し、非常用扉3をかご室1の内側へ
開放することができる。一方、キー8を回動してロック
板7を拘束位置へ復帰すると、キー8の両掛止突起8c
は薄板22の係止孔22aの周縁部から通過孔22bへ
と復帰されるため、キー8を薄板22及びブシュ21か
ら抜き取ることができる。その結果、キー8により非常
用扉3のロック及びロック解除並びに開閉を行なうよう
にして、非常用扉3の開閉用の取手を省略できる一方、
ブシュ21にはドリル切削等により加工容易な丸孔21
aを穿設してその作業性を向上し、かつ、薄板22の提
燈状の鍵孔は、打ち抜き加工等により簡単に形成するこ
とができるため、それらの製造作業を容易にして作業性
を向上し、製造コストを低減することができる。また、
かご室1内の外観意匠を構成するブシュ21には丸孔2
1aが形成されるため、見栄えを良くして意匠的効果を
向上することができる。
【0026】次に、本発明による第二実施例を以下に説
明する。なお、第二実施例においては上記第一実施例と
の相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成に
ついては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】図5は本発明の第二実施例のエレベータか
ご室の側壁救出口装置の断面図である。図6は第二実施
例のエレベータかご室の側壁救出口装置のブシュの平面
図である。図7は第二実施例のエレベータかご室の側壁
救出口装置のキーの先端部の係合手段の斜視図である。
図8は第二実施例のエレベータかご室の側壁救出口装置
の使用状態を示す断面図である。
【0028】図において、31はかご室1の左右方向に
延びる段付の回動軸であって、その大径の内端部を軸受
部材5の小径の凹部内に回動可能に挿着されるととも
に、小径の外端部を軸受部材5から外側に貫通及び突出
されている。31aは回動軸31の内端部に形成された
所定径の凹部、31bは凹部31a内の放射方向に固着
された係止手段としての係止ピンである。32はキーで
あって、32aは回動軸31の凹部31aの径と略同一
の径を有し、凹部31a内に嵌入可能な円柱状の軸部、
32bは前記回動軸31の係止ピン31bを嵌入可能な
よう、軸部32aの先端に所定深さで放射方向全体にわ
たって形成された係合手段としての嵌入溝、32cは軸
部32aの先端から所定距離基端側において、嵌入溝3
2bの終端に連続するよう軸部32aの周方向の両側に
所定角度延設された係合手段としての一対の掛止溝、3
2dは軸部32aの基端部の周面から放射方向に突出す
る一対の取手である。なお、前記嵌入溝32bの深さ
は、前記回動軸31の凹部31aの底面から係止ピン3
1bまでの距離よりも小さく設定される。33は回動軸
31の内端に対向するよう非常用扉3の内部側に挿着固
定されたブシュ、33aは前記回動軸31と同一軸心上
に延びるよう、かつ、キー32の軸部32a部分より大
径となるよう、ブシュ33に穿設された丸孔である。
【0029】次に、上記のように構成された第二実施例
のエレベータかご室の側壁救出口装置の動作を説明す
る。
【0030】まず、非常時等に、かご室1の非常用扉3
を開放する必要があるときは、取手32dを把持してキ
ー32の先端部をブシュ33の丸孔33aに挿通すると
ともに、キー32の先端の嵌入溝32bを回動軸31の
係止ピン31bに対応させて嵌合させ、その終端を係止
ピン31bに当接させる。このとき、回動軸31の凹部
31a内面により、キー32の軸部32aの挿入が案内
される。そして、キー32を取手32dを介して図8中
矢印で示す時計周り方向に回動することにより、回動軸
31の係止ピン31bが、嵌入溝32bに連続する掛止
溝32cを周方向に相対移動してその終端に当接する。
よって、キー32を更に回動することにより、回動軸6
を介してロック板7が時計周り方向に回動し、その先端
の側壁2との係合が解除される。なお、図8中2点鎖線
は、ロック板7を約90度回動した開放位置を示す。こ
れにより、非常用扉3のかご室1の内側への開放が許容
される。これと同時に、回動軸31の係止ピン31b
は、キー32の両掛止溝32c内に保持されて、軸部3
2aの周方向のみならず長さ方向にも係止される。これ
により、キー32の取手32dを把持して手前側に引張
ることにより、キー32の掛止溝32cの内面が回動軸
31の係止ピン31bと係合するため、非常用扉3をか
ご室1の内側へ開放することができる。
【0031】一方、非常用扉3を閉成するには、ブシュ
33の丸孔33aに挿通された状態のキー32の取手3
2dを把持して、非常用扉3をかご室1の外側に押し
て、非常用扉3の前端をストッパ4に当接させる。そし
て、キー32を取手32dを介して半時計周り方向に回
動する。すると、回動軸31の係止ピン31bが、キー
32の掛止溝32cの終端から掛止溝32c内を周方向
に相対移動して、逆位置にある掛止溝32cの終端に当
接する。よって、キー32を更に半時計周り方向に回動
することにより、ロック板7が半時計周り方向に回動
し、ロック板7の先端がストッパ4の先端に係止され
て、図8中実線で示す拘束位置に復帰され、非常用扉3
の開放を阻止する。その後、キー32を再度時計周り方
向に若干回動して、嵌入溝32bを回動軸31の係止ピ
ン31bと対応させ、キー32を手前側に引張ることに
より、前記キー32をブシュ33から抜き取ることがで
きる。
【0032】このように、上記第二実施例のエレベータ
かご室の側壁救出口装置は、段付の回動軸31の大径の
内端部を、軸受部材5の小径の凹部内に回動可能に挿着
するとともに、小径の外端部を軸受部材5から外側に貫
通及び突出させ、回動軸31の内端部に形成した凹部3
1a内の放射方向に係止ピン31bを固着し、キー32
の円柱状の軸部32aの先端に、前記回動軸31の係止
ピン31bを嵌入可能なよう、所定深さで放射方向全体
にわたって嵌入溝32bを形成し、嵌入溝32bの終端
に連続するよう軸部32aの周方向の両側に一対の掛止
溝32cを所定角度延設し、軸部32aの基端部の周面
から放射方向に一対の取手32dを突出させ、非常用扉
3の内部側に前記回動軸31と離間対向してブシュ33
を挿着するとともに、前記ブシュ33に前記キー32の
軸部32aより大径の丸孔33aを前記回動軸31と同
一軸心上に形成したものである。
【0033】したがって、上記第二実施例は、回動軸3
1と同一軸心上に位置するブシュ33の丸孔33aにキ
ー32の軸部32aの先端を挿通すると、軸部32aの
先端の嵌入溝32bが、拘束位置にある回動軸31の内
端部の凹部31a内の係止ピン31bに嵌合し、キー3
2を回動すると嵌入溝32bに連続する掛止溝32cの
終端が回動軸31の係止ピン31bと周方向に係合する
ため、回動軸31を介してロック板7を開放位置へと回
動することができる。このとき、キー32の掛止溝32
cが、回動軸31の係止ピン31bと、軸部32aの周
方向のみならず長さ方向にも係合するため、キー32を
把持して手前側に引張ることにより、非常用扉3をかご
室1の内側へ開放することができる。一方、キー32を
回動してロック板7を拘束位置へ復帰した後、キー32
を若干時計周り方向に回動すると、回動軸31の係止ピ
ン31bがキー32の掛止溝32cを相対移動して嵌入
溝32bと対応する位置に復帰するため、キー32をブ
シュ33から抜き取ることができる。その結果、第一実
施例と同様、キー32により非常用扉3のロック及びロ
ック解除並びに開閉を行なうようにして、非常用扉3の
開閉用の取手を省略できる一方、ブシュ33にはドリル
切削等により加工容易な丸孔33aを穿設してその作業
性を向上して、製造コストを低減することができる。ま
た、第一実施例の薄板22を省略することができ、全体
の部品点数を減少して、組付作業性を向上することがで
きる。加えて、ブシュ33の丸孔33aを第一実施例の
ものより小さくできるため、かご室1内の外観意匠を構
成するブシュ33付近の見栄えをより良くして意匠的効
果を一層向上することができる。
【0034】ところで、上記第一実施例の薄板22の鍵
孔は、係止孔22a及び通過孔22bにより、キー8の
掛止突起8c部分の断面形状と同一の提燈状とされてい
るが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、拘束位置にある回動軸6の係止突部6aに
キー8の係合溝8bを嵌合するときに、キー8の掛止突
起8cの通過を許容し、かつ、その状態からキー8を回
動したときに、掛止突起8cを係止すべく機能するもの
であればよい。例えば、通過孔22bを係止孔22aの
周方向に所定角度延設して、キー8の掛止突起8cの通
過を容易にする等他の形状を採用することもできる。
【0035】また、上記第二実施例の回動軸31の係止
手段及びキー32の係合手段は、回動軸31の凹部31
a内の係止ピン31bに、キー32の嵌入溝32b及び
掛止溝32cを係合させるよう構成したが、これとは逆
の態様で構成することも可能である。即ち、キー32の
軸部32aの先端部に凹部31a及び係止ピン31bと
同様の凹部及び係止ピンを設け、回動軸31の内端部を
キー32の軸部32aの凹部内に嵌入可能な直径の円柱
状とするとともに、回動軸31の円柱状の内端部に嵌入
溝32b及び掛止溝32cと同様の嵌入溝及び掛止溝を
形成し、上記第二実施例と同様にして、それらを係合さ
せることもできる。或いは、回動軸31に凹部31aを
形成することなく、略コ字棒状の係止ピンの両端部を回
動軸31の内端面に埋設して、その中央部を回動軸31
の内端面から離間させ、上記第二実施例と同様にして、
キー32の嵌入溝32b及び掛止溝32cと係合させる
ことも可能である。即ち、キー32の先端の係合手段
が、拘束位置にある回動軸31の係止手段と嵌合及び離
脱可能とされるとともに、キー32を周方向に回動した
ときに前記回動軸31の前記係止手段と周方向に係合
し、かつ、前記開放位置の前記回動軸31の前記係止手
段と長さ方向に係合する限りにおいて、適宜その構成を
変更することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のエレベ
ータかご室の側壁救出口装置は、キーの先端の係合部を
回動軸の内端の係止部に係合してロック手段を回動し、
ロック手段により非常用扉の開放をロック及びロック解
除するものにおいて、前記キーの先端から所定距離基端
側に側方に突出する掛止突起を設け、前記非常用扉の内
部側に前記回動軸の前記係止部と離間対向してブシュを
挿着するとともに、前記ブシュに前記キーの前記掛止突
起部分より大径の丸孔を前記回動軸と同一軸心上に形成
し、前記キーの前記掛止突起部分の断面形状と略同一形
状の鍵孔を有する薄板を前記回動軸と前記ブシュとの間
に配設するとともに、前記拘束位置にある前記回動軸の
前記係止部に前記キーの前記係合部を係合したときにの
み、前記キーの前記掛止突起の通過を許容する角度位置
に前記鍵孔を配置したものである。したがって、回動軸
と同一軸心上に位置するブシュの丸孔及び薄板の鍵孔に
キーの先端を挿通すると、キーの先端の係合部が、拘束
位置にある回動軸の内端の係止部と周方向に係合可能と
なるため、キーを回動することにより、回動軸を介して
ロック手段を開放位置へと回動することができる。この
とき、キーの掛止突起は、薄板の鍵孔を回動して、その
鍵孔を通過不能な位置に来るため、キーを把持して手前
側に引張ることにより、キーの掛止突起が薄板の鍵穴の
周縁部と係合し、非常用扉をかご室の内側へ開放するこ
とができる。一方、キーを回動してロック手段を拘束位
置へ復帰すると、キーの掛止突起は薄板の鍵孔を通過可
能となっているため、キーをブシュから抜き取ることが
できる。その結果、キーにより非常用扉のロック及びロ
ック解除並びに開閉を行なうようにして、非常用扉の開
閉用の取手を省略できる一方、ブシュにはドリル切削等
により加工容易な丸孔を穿設してその作業性を向上し、
かつ、薄板の鍵孔は、打ち抜き加工等により簡単に形成
することができるため、それらの製造作業を容易にして
作業性を向上し、製造コストを低減することができる。
また、かご室内の外観意匠を構成するブシュには丸孔が
形成されるため、その見栄えを良くして意匠的効果を向
上することができる。
【0037】請求項2の発明のエレベータかご室の側壁
救出口装置は、キーの先端の係合部を回動軸の内端の係
止部に係合してロック手段を回動し、ロック手段により
非常用扉の開放をロック及びロック解除するものにおい
て、前記回動軸の内端側に係止手段を設け、長尺状のキ
ーの先端に、前記拘束位置にある前記回動軸の前記係止
手段と嵌合及び離脱可能とされるとともに、キーを周方
向に回動したときに前記回動軸の前記係止手段と周方向
に係合し、かつ、前記開放位置の前記回動軸の前記係止
手段と長さ方向に係合する係合手段を設け、前記非常用
扉の内部側に前記回動軸と離間対向してブシュを挿着す
るとともに、前記ブシュに前記キーより大径の丸孔を前
記回動軸と同一軸心上に形成したものである。したがっ
て、回動軸と同一軸心上に位置するブシュの丸孔にキー
の先端を挿通すると、キーの先端の係合手段が、拘束位
置にある回動軸の内端の係止手段と嵌合し、キーを回動
すると係合手段が回動軸の係止手段と周方向に係合する
ため、回動軸を介してロック手段を開放位置へと回動す
ることができる。このとき、キーの係合手段は、回動軸
の係止手段と、周方向のみならず長さ方向にも係合する
ため、キーを把持して手前側に引張ることにより、非常
用扉をかご室の内側へ開放することができる。一方、キ
ーを回動してロック手段を拘束位置へ復帰すると、キー
の係合手段は回動軸の係止手段と離脱可能となっている
ため、キーをブシュから抜き取ることができる。その結
果、キーにより非常用扉のロック及びロック解除並びに
開閉を行なうようにして、非常用扉の開閉用の取手を省
略できる一方、ブシュにはドリル切削等により加工容易
な丸孔を穿設してその作業性を向上して、製造コストを
低減することができる。また、かご室内の外観意匠を構
成するブシュには丸孔が形成されるため、その見栄えを
良くして意匠的効果を向上することができる。
【0038】請求項3の発明のエレベータかご室の側壁
救出口装置は、キーの先端の係合部を回動軸の内端の係
止部に係合してロック手段を回動し、ロック手段により
非常用扉の開放をロック及びロック解除するものにおい
て、前記回動軸の内端側に所定距離離間して、放射方向
に延びるよう係止ピンを固定し、長尺状のキーの先端の
長さ方向に前記係止棒を嵌入可能な嵌入溝を形成すると
ともに、前記嵌入溝に連続して周方向に延びる掛止溝を
形成し、前記非常用扉の内部側に前記回動軸と離間対向
してブシュを挿着するとともに、前記ブシュに前記キー
より大径の丸孔を前記回動軸と同一軸心上に形成したも
のである。したがって、回動軸と同一軸心上に位置する
ブシュの丸孔にキーの先端を挿通すると、キーの先端の
嵌入溝が、拘束位置にある回動軸の内端の係止ピンに嵌
合し、キーを回動すると嵌入溝に連続する掛止溝の終端
が回動軸の係止ピンと周方向に係合するため、回動軸を
介してロック手段を開放位置へと回動することができ
る。このとき、キーの掛止溝が、回動軸の係止ピンと、
周方向のみならず長さ方向にも係合するため、キーを把
持して手前側に引張ることにより、非常用扉をかご室の
内側へ開放することができる。一方、キーを回動してロ
ック手段を拘束位置へ復帰すると、回動軸の係止ピンが
キーの掛止溝を相対移動して嵌入溝と対応する位置に復
帰するため、キーをブシュから抜き取ることができる。
その結果、キーにより非常用扉のロック及びロック解除
並びに開閉を行なうようにして、非常用扉の開閉用の取
手を省略できる一方、ブシュにはドリル切削等により加
工容易な丸孔を穿設してその作業性を向上して、製造コ
ストを低減することができる。また、かご室内の外観意
匠を構成するブシュには丸孔が形成されるため、その見
栄えを良くして意匠的効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置の断面図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置のブシュの平面図である。
【図3】図3は本発明の第一実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置の薄板の平面図である。
【図4】図4は本発明の第一実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置の使用状態を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置の断面図である。
【図6】図6は本発明の第二実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置のブシュの平面図である。
【図7】図7は本発明の第二実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置のキーの先端部の係合手段の斜視図で
ある。
【図8】図8は本発明の第二実施例のエレベータかご室
の側壁救出口装置の使用状態を示す断面図である。
【図9】図9はエレベータかご室の側壁救出口装置をか
ご室の内側から見た状態を示す側面図である。
【図10】図10は従来のエレベータかご室の側壁救出
口装置を示す断面図である。
【図11】図11は従来のエレベータかご室の側壁救出
口装置のブシュを示す平面図である。
【図12】図12は従来のエレベータかご室の側壁救出
口装置の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 かご室 3 非常用扉 6 回動軸 6a 係止突部(係止部) 7 ロック板(ロック手段) 8 キー 8b 係合溝(係合部) 8c 掛止突起 21 ブシュ 21a 丸孔 22 薄板 22a 係止孔(鍵孔) 22b 通過孔(鍵孔) 31 回動軸、 31b 係止ピン(係止手段) 32 キー 32b 嵌入溝(係合手段) 32c 掛止溝(係合手段) 33 ブシュ 33a 丸孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご室の左右側壁の少なくとも一方に設
    けられ、前記かご室の内側に開放される非常用扉と、 前記非常用扉の外部側に取付けられ、前記かご室の左右
    方向に延びる回動軸と、 基端を前記回動軸に取付けられ、先端を前記かご室に係
    止されて前記非常用扉の開放を拘束する拘束位置と、先
    端の前記かご室との係合を解除されて前記非常用扉の開
    放を許容する開放位置との間で選択的に回動される長尺
    状のロック手段と、 前記回動軸の内端に設けられた係止部と、 前記回動軸の係止部と周方向に係合可能な係合部を先端
    に有するとともに、先端から所定距離基端側に側方に突
    出する掛止突起を有する長尺状のキーと、 前記非常用扉の内部側に前記回動軸の前記係止部と離間
    対向して挿着されるとともに、前記キーの前記掛止突起
    部分より大径の丸孔を前記回動軸と同一軸心上に形成し
    たブシュと、 前記キーの前記掛止突起部分の断面形状と略同一形状の
    鍵孔を有して前記回動軸と前記ブシュとの間に配設され
    るとともに、前記拘束位置にある前記回動軸の前記係止
    部に前記キーの前記係合部を係合したときにのみ、前記
    キーの前記掛止突起の通過を許容する角度位置に前記鍵
    孔を配置した薄板とを具備することを特徴とするエレベ
    ータかご室の側壁救出口装置。
  2. 【請求項2】 かご室の左右側壁の少なくとも一方に設
    けられ、前記かご室の内側に開放される非常用扉と、 前記非常用扉の外部側に取付けられ、前記かご室の左右
    方向に延びる回動軸と、 基端を前記回動軸に取付けられ、先端を前記かご室に係
    止されて前記非常用扉の開放を拘束する拘束位置と、先
    端の前記かご室との係合を解除されて前記非常用扉の開
    放を許容する開放位置との間で選択的に回動される長尺
    状のロック手段と、 前記回動軸の内端側に設けられた係止手段と、 前記拘束位置にある前記回動軸の前記係止手段と嵌合及
    び離脱可能とされるとともに、周方向に回動したときに
    前記回動軸の前記係止手段と周方向に係合し、かつ、前
    記開放位置の前記回動軸の前記係止手段と長さ方向に係
    合する係合手段を先端に有する長尺状のキーと、 前記非常用扉の内部側に前記回動軸と離間対向して挿着
    されるとともに、前記キーより大径の丸孔を前記回動軸
    と同一軸心上に形成したブシュとを具備することを特徴
    とするエレベータかご室の側壁救出口装置。
  3. 【請求項3】 かご室の左右側壁の少なくとも一方に設
    けられ、前記かご室の内側に開放される非常用扉と、 前記非常用扉の外部側に取付けられ、前記かご室の左右
    方向に延びる回動軸と、 基端を前記回動軸に取付けられ、先端を前記かご室に係
    止されて前記非常用扉の開放を拘束する拘束位置と、先
    端の前記かご室との係合を解除されて前記非常用扉の開
    放を許容する開放位置との間で選択的に回動される長尺
    状のロック手段と、 前記回動軸の内端側に所定距離離間して、放射方向に延
    びるよう固定された係止ピンと、 前記係止ピンを嵌入可能なよう長さ方向に延びる嵌入溝
    と、前記嵌入溝に連続して周方向に延びる掛止溝とを先
    端部に有する長尺状のキーと、 前記非常用扉の内部側に前記回動軸と離間対向して挿着
    されるとともに、前記キーより大径の丸孔を前記回動軸
    と同一軸心上に形成したブシュとを具備することを特徴
    とするエレベータかご室の側壁救出口装置。
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