JPH0531034Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0531034Y2
JPH0531034Y2 JP14708586U JP14708586U JPH0531034Y2 JP H0531034 Y2 JPH0531034 Y2 JP H0531034Y2 JP 14708586 U JP14708586 U JP 14708586U JP 14708586 U JP14708586 U JP 14708586U JP H0531034 Y2 JPH0531034 Y2 JP H0531034Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
top plate
support base
roller support
inner cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14708586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6352690U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14708586U priority Critical patent/JPH0531034Y2/ja
Publication of JPS6352690U publication Critical patent/JPS6352690U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0531034Y2 publication Critical patent/JPH0531034Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、張出軸受を装備する船舶のプロペラ
ー軸、船尾管軸の抜き出し及び取付けに適用され
る船舶の軸系挿脱用架台に関する。
〔従来の技術〕
張出軸受を有する船舶の軸系を引抜くには、従
来、第6図側面図に示すように、下記の要領でこ
れを行つている。
(1) 軸の系の軸傾斜つまりシヤフトレーキに合わ
せ調整盤木を組み上げ、その上に進水台盤木を
載せて固定する。
(2) 軸をチエーンブロツクにて、軸抜台を装備で
きる位置まで引き抜き、軸抜台を軸に装備し、
木矢等を盤木間に打込むことで進水台盤木の勾
配を軸傾斜(シヤフトレーキ)に調整し進水台
上で滑らせながら、再び抜く。
(3) 軸前部にも、同一要領で軸抜台を装備し、船
尾管軸より軸全体を引き抜く。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような手段では、10〜
20TONの重量を有する約15mのプロペラ軸を約5
mmの管軸との隙間から引き抜くことであり、軸系
には軸傾斜があるので、進水台盤木を軸傾斜に合
わせ組み上げ、軸抜台にて引き抜き及び取付を行
わなければならず、さらに軸抜台に軸を載せ引き
抜く時、進行方向が定まらないので、進行方向の
調整も再三必要となり、プロペラー軸及び船尾管
軸を抜き出し、復旧するには、約2週間の長工期
がかゝつている。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたも
ので、安全迅速かつ確実に軸系を挿脱することの
できる船舶の軸系挿脱用架台を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、下端の四隅にそれぞれロ
ーラーが付設された立方体状架台本体と、上記架
台本体に樹立された固定外筒及びこれに内挿され
た可動内筒からなり油圧ジヤツキにより昇降する
可動筒状部材と、上記可動内筒の頂板の中央に横
方向水平ピンを介して下面央部が軸支され上面に
それぞれ左右1対よりなる複数対の軸系支持ロー
ラーが前後方向に並設された前後方向に長い長方
形のローラー支持台と、上記ローラー支持台の下
面の四隅とこれに対向する上記可動内筒の頂板と
の間にそれぞれ配設され先端が上記頂板又は上記
ローラー支持台の下面に当接することにより上記
頂板に対する上記ローラー支持台の縦鉛直面上の
傾斜角を設定する可変傾斜角設定手段とを具えた
ことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成により、安全迅速かつ確実に軸
系を挿脱することのできる船舶の軸系挿脱用架台
を得ることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面について説明すると、
第1図は船尾管軸を引抜いている状態を示す側面
図、第2図は第1図の自在架台を示す正面図、第
3図は第2図の部分拡大図、第4図は第3図の部
分側面図、第5図は第1図の船尾管軸を前後一対
の架台により支持した状態を示す側面図である。
上図において、第6図と同一の記号はそれぞれ
同図と同一の部材を示し、1は4個のつゞみ状の
転送ローラーで、転送ローラー1はほゞ長方形の
ローラー支持台1−1に枢支され、ローラー支持
台1−1はその下部中心で下方に突設されたコ字
状ブラケツト1−2に貫着された水平ピンを介し
て後記する軸支持部受座3に枢支されている。
2はローラー支持台1−1の四隅でそれぞれ下
方に突設されシヤフトレーキ調整のための軸支持
部固定ボルト、4は正方形断面を有し鉛直方向に
延びる可動内筒で、可動内筒4の頂板4−1の中
心上にはローラー支持台1−1を枢支する受座3
が突設され、可動内筒4は架台本体6の竪中心線
上に樹立された正方形断面を有する固定外筒10
に摺動可能に内挿されている。
5は可動内筒4及び固定外筒10に同軸的に付
設された油圧ジヤツキで、その下端は架台本体6
に固着され、その上端は可動内筒4の頂板4−1
に固着されている。
7は架台本体6の下端の四隅でそれぞれ下方に
突設された移動用ローラー、8は固定外筒10、
可動内筒4の側壁にそれぞれ竪方向の同一ピツチ
で穿設されたストツパー孔に貫通され両筒4,1
0を鎖錠するためのストツパーバー、9は架台本
体6の下端の四隅にそれぞれ突設された移動用ロ
ーラー保持用固定ボルトで、架台本体6を渠底上
に固定するとゝもに移動用ローラー7の負荷を軽
減する。
このような架台による船尾管軸の引抜きは下記
の要領で行われる。
(1) まず、第1図に示すように、自在架台を抜き
出す船尾管軸の直下へ運び、油圧ジヤツキ5に
て可動内筒4を押し上げる。その際、一段で不
足の場合は、ストツパーバー8を利用し、前も
つて可動内筒4を高く保持しておく。
(2) 自在架台を所定の位置に固定したのち、転送
ローラー1と船尾管軸が接触する前に油圧ジヤ
ツキ5を止め、水平度、前後方向の微調整を軸
支持部固定ボルト2で行う。その際、軸支持
部、受座が、ピン式連結となつているので、軸
支持部は前後方向は自在にまた水平度方向も5
mm前後の調整が可能である。
(3) 油圧ジヤツキ5にて、船尾管軸を押し上げ、
転送ローラー1に荷重をもたせる。
(4) この状態で船尾管軸自体をチエーンブロツク
にて抜き出す。その際、船尾管軸は転送ローラ
ーの上を移動するのでスムーズに抜き出る。な
ぜならば、船尾管軸自体はすでに前記(2)の工程
によつて、第4図に示すように、前後4本の軸
支持部固定ボルト2の調節により、4ケの転送
ローラー1の列は受座3の横軸の周りに傾斜す
ることで所定の下り勾配の軸心の傾斜角に設定
されており、架台は固定されているから、船尾
管はこの軸心に沿つて同軸的に移動することが
できるからである。なお、転送ローラーの傾斜
を合わせた後、油圧ジヤツキに負荷が多少かか
る程度に船尾管軸を押し上げる。
(5) 船尾管軸が全長の3/4程抜き出た時、第5図
に示すように、もう一台の自在架台をセツトし
て前述(1)〜(3)の要領で、船尾管軸を押し上げ、
完全に転送ローラーで管軸全体を持ち上げた状
態となる。
(6) 再びチエーンブロツクにて引き抜き、船尾管
より管軸全体を抜き出す。
(7) 前後の自在架台の油圧ジヤツキをフリーとし
て、船尾軸を架台本体6一杯まで下げる。
(8) 架台本体移動用ローラー保持用固定ボルト9
を利かせ、移動用ローラー7の向きを変え、ク
レーンにて陸揚げできる位置まで移動する。
ここで、実用新案登録請求の範囲に記載の可変
傾斜角設定部材の奏でる作用効果について述べる
と、本考案の可変傾斜角設定部材は油圧ジヤツキ
で輸送ローラーが管軸に接触するまで頂板4−
1、軸支持部受座3を持ち上げ、その後ローラー
支持台を軸支持固定ボルト2で固定するので、自
動的に転送ローラーがシヤフトレーキに合致し、
またその調整が容易である。
なお、前記架台は渠底の任意の位置に固定ボル
ト9で固定され、その固定された転送ローラー上
を管軸のみが滑るので、進行方向が定まり安全か
つ確実に軸の抜き出し、取付け作業ができる。
ちなみに、従来の盤木、シヤフトレーキに沿つ
た多数の調整盤木上に進水台盤木を設置し、前記
進水盤木上を管軸を支持した軸抜台が管軸ととも
に移動するので、盤木の設置に多大の時間を要す
るばかりでなく、軸抜台が軸とともに移動するの
で、進行方向が定まらず、進行方向の再調整を再
三必要としていた。
以上は船尾管軸抜き出しについて述べたが、プ
ロペラー軸も、同様な手順で行われる。ただし、
抜き出し方向は第6図の矢印方向とは逆になる。
〔考案の効果〕
このような自在架台によれば、下記の効果に奏
せられる。
(1) 容易にシヤフトレーキに合う架台を準備でき
るので、従来の調整盤木を設置する手間を省く
ことができる。
(2) 軸抜台を使用しないので、高さの微調整、進
行方向の調整を再三行うことは不要となる。
要するに本考案によれば、下端の四隅にそれぞ
れローラーが付設された立方体状架台本体と、上
記架台本体に樹立された固定外筒及びこれに内挿
された可動内筒からなり油圧ジヤツキにより昇降
する可動筒状部材と、上記可動内筒の頂板の中央
に横方向水平ピンを介して下面央部が軸支され上
面にそれぞれ左右1対よりなる複数対の軸系支持
ローラーが前後方向に並設された前後方向に長い
長方形のローラー支持台と、上記ローラー支持台
の下面の四隅とこれに対向する上記可動内筒の頂
板との間にそれぞれ配設され先端が上記頂板又は
上記ローラー支持台の下面に当接することにより
上記頂板に対する上記ローラー支持台の縦鉛直面
上の傾斜角を設定する可変傾斜角設定手段とを具
えたことにより、安全かつ確実に軸系を挿脱する
ことのできる船舶の軸系挿脱用架台を得るから、
本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を船尾軸引抜きに適用した一実
施例を示す側面図、第2図は第1図の自在架台を
示す正面図、第3図は第2図の部分拡大図、第4
図は第3図の部分側面図、第5図は第1図の船尾
管軸を前後一対の架台により支持した状態を示す
側面図である。 第6図は従来の船尾軸の引抜き要領を示す側面
図である。 1……転送ローラー、1−1……ローラー支持
台、1−2……ブラケツト、2……軸支持部固定
ボルト、3……受座、4……可動内筒、4−1…
…頂板、5……油圧ジヤツキ、6……架台本体、
7……移動用ローラー、8……ストツパーバー、
9……固定ボルト、10……固定外筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端の四隅にそれぞれローラーが付設された立
    方体状架台本体と、上記架台本体に樹立された固
    定外筒及びこれに内挿された可動内筒からなり油
    圧ジヤツキにより昇降する可動筒状部材と、上記
    可動内筒の頂板の中央に横方向水平ピンを介して
    下面央部が軸支され上面にそれぞれ左右1対より
    なる複数対の軸系支持ローラーが前後方向に並設
    された前後方向に長い長方形のローラー支持台
    と、上記ローラー支持台の下面の四隅と、これに
    対向する上記可動内筒の頂板との間にそれぞれ配
    設され先端が上記頂板又は上記ローラー支持台の
    下面に当接することにより上記頂板に対する上記
    ローラー支持台の縦鉛板面上の傾斜角を設定する
    可変傾斜角設定手段とを具えたことを特徴とする
    船舶の軸系挿脱用架台。
JP14708586U 1986-09-25 1986-09-25 Expired - Lifetime JPH0531034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14708586U JPH0531034Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14708586U JPH0531034Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6352690U JPS6352690U (ja) 1988-04-08
JPH0531034Y2 true JPH0531034Y2 (ja) 1993-08-09

Family

ID=31060128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14708586U Expired - Lifetime JPH0531034Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0531034Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6352690U (ja) 1988-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4227854A (en) Apparatus for removing heat exchanger tube bundles
KR910007124B1 (ko) 차체수리방법과 차체수리장치
US4938628A (en) System for moving drilling module to fixed platform
US4112578A (en) Apparatus for disassembling pallets
CA2128147A1 (en) Lifting Apparatus
JPH0531034Y2 (ja)
US4355925A (en) Adjustable support for underwater pipe distant from the sea bed
US4735545A (en) Boat cradle
US4543030A (en) Fifth wheel wrecker hoist
JP4284645B2 (ja) 注湯ラインにおける鋳型のクランプ装置
JP2906471B2 (ja) 遊転プロペラ取付装置
KR101824898B1 (ko) 트럭크레인의 웨이트 이송 및 장탈착장치
US3788494A (en) Apparatus to facilitate the extraction of a room form
JPH0718868A (ja) 鉄骨梁の地組用架台
KR101701682B1 (ko) 차량용 적재함의 파이프 고정장치
GB2110643A (en) Quick attachment device
JPS588496A (ja) 舵の取付方法
JPH02108760A (ja) 移動型枠工法及びその装置
CN219792367U (zh) 一种u型顶升系统
CN217178218U (zh) 一种可升降的3d云台支架
CN117212643B (zh) 一种地理信息测绘设备及其测绘方法
CN219948331U (zh) 一种骨架式集装箱半挂车车架
CN221275135U (en) Auxiliary stand structure for equipment installation
CN220886660U (zh) 一种预制盖梁吊装辅助装置
JPH0730479Y2 (ja) 船外機の作業台