JPH05310205A - 竪形包装機 - Google Patents

竪形包装機

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Publication number
JPH05310205A
JPH05310205A JP11495792A JP11495792A JPH05310205A JP H05310205 A JPH05310205 A JP H05310205A JP 11495792 A JP11495792 A JP 11495792A JP 11495792 A JP11495792 A JP 11495792A JP H05310205 A JPH05310205 A JP H05310205A
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JP
Japan
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packaging member
ironing
packaging
roller
ironing roller
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Application number
JP11495792A
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English (en)
Inventor
Yasuo Oki
保雄 大木
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C I ENG KK
Original Assignee
C I ENG KK
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Publication date
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品を連続的に投入しつつ、内容量のばらつ
きの少ない包装体を形成する。 【構成】 筒状に形成された包装部材を降下させる送り
ローラ6の下方には、不図示のプッシャにより互いに接
近するように付勢される、不図示の2つの回転板が設け
られる。各回転板には、それぞれ第1のしごきローラ7
と第2のしごきローラ8とが回転自在に対向配置され
る。各回転板を回転させることで、各しごきローラ7、
8は、それぞれ軌跡B、C上を対向移動する。包装部材
41には、投入パイプ1により製品40が供給され、包
装部材41内の製品40は、各しごきローラ7、8に挟
持されることで、各しごきローラ7、8の間隔に応じた
所定の量だけ分離される。製品40が分離されたら第1
のしごきローラ7を降下させ、下しごき点Qで回転させ
てシート状部41bを形成したのち、横シール機10で
熱シールし、包装体が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動性を有する製品
を、筒状に形成された包装部材に充填して定量分離する
ための竪形包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流動性を有する製品を所定の量に
分けて包装する竪形包装機としては、図15に示すもの
が知られている。図15は、従来の竪形包装機の概略正
面図である。
【0003】図15に示すように、上方から流動性を有
する製品140が供給される、鉛直方向下方に延びる投
入パイプ101の外周にはガイド筒102が設けられて
いる。ガイド筒102には、シート状に形成された樹脂
製の包装部材141を、ガイド筒102に沿ってガイド
筒102の外周面に周回させるためのセーラー103が
設けられ、セーラー103によってガイド筒102の外
周面に周回された包装部材141は、竪シール機104
によりその両側部が互いに熱シールされ、筒状に形成さ
れる。
【0004】ガイド筒102の下方には、包装部材14
1の側部を挟んで対向配置される送りローラ106が設
けられ、筒状に形成された包装部材141は、この送り
ローラ106により下方に降下される。送りローラ10
6の下方には、包装部材141を挟んで図示矢印方向に
対向移動される、1対のしごきローラ107が回転自在
に配設されている。また、しごきローラ107の下方に
は、包装部材141を熱シールするための、カット刃1
11を備えた横シール機110が設けられる。
【0005】次に、図15に示した竪型包装機の動作に
ついて説明する。まず、包装部材141の下端を熱シー
ルしておき、しごきローラ107を開いた状態で、包装
部材141内に製品140を供給しながら包装部材14
1を降下させる。所定の時間が経過したら、しごきロー
ラ107を閉じて包装部材141を挟み込む。このこと
で製品140はしごきローラ107を境に分離され、し
ごきローラ107の下方の包装部材141内には所定量
の製品が充填されている。この状態で、包装部材141
を降下させるとともにその降下速度に合わせてしごきロ
ーラ107を回転させると、包装部材141の、製品1
40が充填されている部位の上方にはシート状部141
aが形成される。このシート状部141aを、横シール
機110により熱シールするとともに切断することで、
所定量の製品140が充填された包装体が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の竪形包装機においては、しごきローラを開いて
いる時間によって包装体の内容量を管理しているが、し
ごきローラの作動タイミングのばらつき、作動スピード
のばらつき、さらには製品の充填量のばらつき等によ
り、包装体の内容量には10〜17%のばらつきが発生
し、特に内容量が少ないものにおいて、この内容量のば
らつきが大きくなる。このため、高価な製品や内容量の
少ないものの包装には適していなかった。
【0007】また、この内容量のばらつきをなくするた
めに、投入パイプからの投入を定量ポンプで間欠的に一
袋分ずつ投入する方法も実施されているが、この方法で
は包装体内に空気が入ってしまう。このため、包装体内
の製品が腐敗しやすいものには適用できないという問題
点があった。
【0008】本発明の目的は、製品を連続的に投入しつ
つ、内容量のばらつきの少ない包装体が得られる竪形包
装機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、筒状に形成された樹脂製の包装部材を鉛直方
向下向きに移動させるための送りローラと、前記包装部
材内に流動性を有する製品を充填するための、前記包装
部材内に挿入された投入パイプと、前記投入パイプの下
方で、かつ前記包装部材の両側方の、前記包装部材を挟
んで互いに平行な2つの水平軸回りに、それぞれ回転自
在に設けられた回転体と、前記各回転体を、前記水平軸
に対して垂直方向に、かつ互いに接近させるように付勢
する付勢手段と、前記各回転体にそれぞれ複数個ずつ、
回転自在に、かつ互いに等間隔に設けられて前記包装部
材を挟んで対向配置され、前記包装部材を挟み込みつつ
互いに反対方向に回転して前記包装部材にシート状部を
形成するとともに、前記挟み込まれた部位の上方でも前
記包装部材を挟み込んで一袋分の製品を分離するための
複数対のしごきローラと、前記複数対のしごきローラの
下方に配置された、前記シート状部を熱シールするため
の熱シール手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、包装部材が、複数対のしごきローラ
のうち2対のしごきローラで挟み込まれたときの、前記
2対のしごきローラ間の前記包装部材の両側方に、前記
包装部材の厚みが所定の厚みになるように規制するため
の、水平方向に移動自在に設けられた定量板を有するも
のであってもよい。
【0011】
【作用】筒状に形成された包装部材は、送りローラによ
り鉛直方向下方に移動され、その内部には、投入パイプ
により流動性を有する製品が供給される。製品が充填さ
れた包装部材は、複数対のしごきローラのうち2対のし
ごきローラによって、その側方が挟持される。包装部材
が2対のしごきローラで挟持されると、包装部材内の製
品は、2対のしごきローラの間隔に応じた所定の量だけ
分離される。製品が分離されたら、回転体を回転させ、
包装部材の降下に合わせて2対のしごきローラのうち上
方のしごきローラを降下させる。このとき、しごきロー
ラが設けられた回転体は、付勢手段により互いに接近す
るように付勢されているので、前記上方のしごきローラ
は包装部材を挟持したままであるとともに、他のしごき
ローラは、回転体の回転に伴って上方に移動され、次の
分離の際に包装部材を挟持する。前記上方のしごきロー
ラが、その到達可能最下点である下しごき点に達した
ら、前記上方のしごきローラを回転させ、包装部材にシ
ート状部を形成する。このシート状部は、熱シール手段
により熱シールされ、一つの包装体が形成される。この
ように、2対のしごきローラによって製品を分離するこ
とで、包装部材内の製品の内容量はしごきローラの間隔
で決められるので、しごきローラの動作タイミングのば
らつき等があっても製品の内容量には影響せず、製品の
内容量ののばらつきが少なくなる。
【0012】また、包装部材内の厚みを規制するための
定量板を設けることで、包装部材に製品が充填されたと
きの包装部材の横方向への膨らみが制限され、製品の内
容量のばらつきがより小さくなる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は、本発明の竪形包装機の一実施例の
概略正面図であり、図2は、図1に示した竪形包装機の
概略側面図である。
【0015】図1および図2に示すように、液状物やペ
ースト状物等、流動性を有する製品40が上方から供給
され、鉛直方向に延びて先端が後述する送りローラ6の
下方に位置する投入パイプ1には、ガイド筒2が外嵌さ
れている。ガイド筒2の外側の一部位には、シート状に
形成された樹脂製の包装部材41を、ガイド筒2の外周
に沿ってに周回させるためのセーラー3が設けられてい
る。セーラー3によってガイド筒2の外周を周回させら
れた包装部材41は、セーラー3の下方の、包装部材4
1の両側端部に対向する部位に配置された竪シール機4
により熱シールされ、筒状に形成される。
【0016】ガイド筒2の下端部には、下方に向って拡
がる2つの案内張り5が固定されており、筒状に形成さ
れた包装部材41は、各案内張り5により外方に拡げら
れる。また、ガイド筒2の下方の、包装部材41の外側
には、図示矢印Aのように回転される2対の送りローラ
6が設けられている。各送りローラ6は、図3に示すよ
うに、各案内張り5により拡げられた、包装部材41の
張り出し部を挟持しており、これら送りローラ6を回転
させることで、筒状に形成された包装部材41が下方に
降下される構成となっている。
【0017】さらに、投入パイプ1の先端の下方には、
包装部材41の両側方に互いに対向配置される1対の第
1のしごきローラ7、および、第1のしごきローラ7と
同様に包装部材41の両側方に互いに対向配置され、第
1のしごきローラ7と連動して駆動されるもう1対の第
2のしごきローラ8が設けられている。第1のしごきロ
ーラ7および第2のしごきローラ8は、後述するしごき
ローラ駆動手段(不図示)により、図1中1点鎖線で示
す軌跡Bおよび軌跡C上を対向移動するものである。
【0018】包装部材41が第1のしごきローラ7また
は第2のしごきローラ8により挟持される点のうち、最
上方に位置する点である上しごき点Pと最下方に位置す
る点である下しごき点Qとの間の、包装部材41の両側
方部には、それぞれ図示矢印Dのように対向移動される
定量板9が設けられており、各定量板9が最も内側に位
置するときには、各定量板9はそれぞれ包装部材41を
押圧し、包装部材41内の製品40の厚みを規制する構
成となっている。また、第1のしごきローラ7および第
2のしごきローラ8の下方には、カット刃11を備えた
熱シール手段としての横シール機10が設けられてい
る。
【0019】ここで、図4および図5を参照して、しご
きローラ駆動手段について説明する。 図4は、図1お
よび図2に示した竪形包装機の、しごきローラ駆動手段
の一部を破断した概略平面図であり、図5は、図4に示
したしごきローラ駆動手段の要部正面図である。図4お
よび図5に示すように、それぞれ包装部材41を中心と
して対向配置されるとともに、2本のガイドシャフト2
0により水平方向に移動自在に設けられた2つのスライ
ダ21には、それぞれ空洞状の円盤部22aと、円盤部
の中央部に突設されて一端部に回転板従動スプロケット
26が固定された軸部22bとを有する、回転体として
の回転板22が、その軸部22bにおいて回転自在に軸
支されている。各回転板22の軸心部にはそれぞれ貫通
孔が形成されており、この貫通孔には、一端部にしごき
ローラ従動スプロケット25が固定されたしごきローラ
従動軸24が回転自在に貫通している。また、各回転板
22の円盤部22aの外周部には、それぞれ互いにしご
きローラ従動軸24を中心として対称となるように、第
1のしごきローラ7および第2のしごきローラ8が回転
自在に軸支されている。第1のしごきローラ7および第
2のしごきローラ8は、それぞれ伝達ギア群27を介し
てしごきローラ従動軸24の回転が伝達され、互いに同
方向に回転される。
【0020】各スライダ22には、それぞれ各スライダ
22を、ガイドシャフト20に沿って互いに接近するよ
うに付勢するための、付勢手段としてのプッシャ23が
設けられ、各プッシャ23の付勢力により、第1のしご
きローラ7または第2のしごきローラ8が包装部材41
を挟持する構成となっている。各プッシャは、それぞれ
ばねや流体圧シリンダ等が用いられ、互いに同じ付勢力
で各スライダ21を付勢している。
【0021】一方、2つの支持部材34により回転自在
に軸支され、複数個のギアを介して回転板駆動モータ3
6の回転が伝達される回転板駆動軸32には、回転板駆
動スプロケット31が固定されており、回転板駆動スプ
ロケット31と回転板従動スプロケット26とに、回転
板駆動チェーン30がかけまわされている。また、回転
板駆動軸32の軸心部には、回転板駆動軸32の軸心部
を貫通し、複数個のギアを介してしごきローラ駆動モー
タ35の回転が伝達されるしごきローラ駆動軸33が、
回転自在に軸支されている。しごきローラ駆動軸33に
はしごきローラ駆動スプロケット29が固定されてお
り、しごきローラ駆動スプロケット29としごきローラ
従動スプロケット25とに、しごきローラ駆動チェーン
28がかけまわされている。
【0022】以上説明した構成に基づき、回転板駆動モ
ータ36を回転させると、回転板駆動モータ36の回転
は回転板駆動軸32に伝達される。そして、回転板駆動
軸32が回転されると、回転板駆動軸32の回転は、回
転板駆動スプロケット31、回転板駆動チェーン30お
よび回転板従動スプロケット26に順次伝達され、回転
板22が回転される。このとき、プッシャ23の付勢力
により、第1のしごきローラ7または第2のしごきロー
ラ8の少なくとも一方は、常に包装部材41を挟持して
いる。一方、しごきローラ駆動モータ35を回転させる
と、しごきローラ駆動モータ35の回転はしごきローラ
駆動軸33に伝達され、さらに、しごきローラ駆動スプ
ロケット29、しごきローラ駆動チェーン28およびし
ごきローラ従動スプロケット25に順次伝達され、しご
きローラ従動軸24が回転される。しごきローラ従動軸
24が回転されると、しごきローラ24の回転は伝達ギ
ア群27を介して第1のしごきローラ7および第2のし
ごきローラ8に伝達され、第1のしごきローラ7および
第2のしごきローラ8はそれぞれ同方向に回転される。
【0023】次に、本実施例の動作について図6〜図1
1を参照して説明する。なお、図6〜図11において
は、図4および図5で説明したしごきローラ駆動手段に
ついては省略している。
【0024】まず、図6に示すように第1のしごきロー
ラ7を閉じた状態で、筒状に形成された包装部材41を
送りローラ6により降下させ、その降下速度に合わせて
第1のしごきローラ7を降下させる。この第1のしごき
ローラ7の降下は、回転板22(図4および図5参照)
を回転させて行われるので、回転板22の回転にともな
い、第2のしごきローラ8は上昇される。また、投入パ
イプ1からは常時製品40が供給されるので、包装部材
41の内部には製品40が充填されつつある。
【0025】そして、図7に示すように、第1のしごき
ローラ7が下しごき点Qに達し、かつ、第2のしごきロ
ーラ8が閉じられる前に、回転板の回転を停止させる。
【0026】その後、第1のしごきローラ7および第2
のしごきローラ8を矢印方向に回転させつつ、送りロー
ラ6により包装部材41を降下させる。そうすると、図
8に示すように、包装部材41の降下にともない包装部
材41は第1のしごきローラ7によりしごかれ、包装部
材41にはシート状部41bが形成される。このように
して形成されたシート状部41bが横シール機10に挟
まれる部位に達したら、送りローラ6、第1のしごきロ
ーラ7および第2のしごきローラ8の回転を停止させ包
装部材41の降下を停止させる。
【0027】包装部材41の降下を停止させたら、図9
に示すように、横シール機10によりシート状部41b
を挟み込み、熱シールする。同時に、各定量板10を包
装部材41に押圧させて、包装部材41内の製品40の
厚みを規制するとともに、第2のしごきローラ8で包装
部材41を挟持する。第2のしごきローラ8により包装
部材41を挟持するとき、製品40は第2のしごきロー
ラ8に挟持される部位で上下に分離されるが、第2のし
ごきローラ8の下方の包装部材41は第1のしごきロー
ラ7および定量板9により内容量が規制される。その結
果、包装部材41の内容量を越える余分な製品40は第
2のしごきローラ8の上方に逃げ、第2のしごきローラ
8の下方の包装部材41には所定量の製品40が充填さ
れることになる。
【0028】そして、図10に示すように第2のしごき
ローラ8が完全に閉じられ、第2のしごきローラ8によ
り製品40が完全に分離されたら、各定量板9を開いて
包装部材41を開放するとともに、回転板22(図4お
よび図5参照)を回転させて第1のしごきローラ7を開
き、図11に示すように、第1のしごきローラ7を包装
部材41から離間させる。
【0029】第1のしごきローラ7が包装部材41から
離間したら、送りローラ6を回転させて包装部材41を
降下させるとともに、回転板22を回転させ、包装部材
41の降下速度に合わせて第2のしごきローラ8を降下
させる。第2のしごきローラ8を降下させることで、第
1のしごきローラ7は第2のしごきローラ8と連動して
上昇する。これ以降は、第1のしごきローラ7と第2の
しごきローラ8との位置関係がそれぞれ入れ替わり、第
2のしごきローラ8の下方の包装部材41に所定量の製
品が充填された状態で、上述した手順が繰り返される。
また、これ以降の手順において、図9に示したように横
シール機10によりシート状部41bを熱シールする
際、第2のしごきローラ8の直下のシート状部41b
は、横シール機10により熱シールされるとともに、横
シール機10のカット刃11により切断され、所定量の
製品40が充填された1つの包装体が形成される。
【0030】以上説明したように、第1のしごきローラ
7または第2のしごきローラ8により分離される、包装
部材41内の製品40の内容量は、第1のしごきローラ
7および第2のしごきローラ8の間隔によって決められ
るので、各しごきローラ7、8の駆動タイミングのばら
つきや、包装部材41の降下速度のばらつき等とは関係
なく常に一定の量を保つことができる。また、内容量が
比較的少ないもの等、各しごきローラ7、8による製品
40の分離の際に、包装部材41の横方向への膨らみが
それほど発生しない場合には、各定量板9は、必ずしも
設ける必要はない。
【0031】本実施例では、2対のしごきローラを有す
るものの例について説明したが、本発明は、3対のしご
きローラを有するものであってもよい。この場合の、し
ごきローラおよびしごきローラ駆動手段について図12
〜図14を参照して説明する。
【0032】図12は、本発明の竪形包装機の他の実施
例のしごきローラ駆動手段の概略平面図、図13は、図
12に示したしごきローラ駆動手段のA−A線断面図、
図14は、図12に示したしごきローラ駆動手段の一部
を破断した概略側面図である。図12、図13および図
14に示すように、水平方向に配設された支持フレーム
60には、その鉛直方向の軸線に対して線対称となるよ
うに2つの第1の固定軸61が一体的に設けられ、さら
に、各第1の固定軸61の内側の、前記支持フレーム6
0の軸線に対して線対称となる部位には、第1の固定軸
61より長さの長い2つの第2の固定軸62が一体的に
設けられている。
【0033】各第2の固定軸62には、それぞれ回転板
駆動ギア66が回転自在に軸支されるとともに、各第2
の固定軸62にそれぞれ回転自在に外嵌するしごきロー
ラ駆動軸83が一体的に設けられたしごきローラ駆動ギ
ア68が回転自在に軸支されている。各回転板駆動ギア
66は互いに噛み合い、かつ一方の回転板駆動ギア66
には、回転板駆動モータ86の出力軸に固定されたギア
が噛み合っているので、回転板駆動モータ86を駆動さ
せることで、各回転板駆動ギア66は互いに反対方向に
回転される。各しごきローラ駆動ギア68も、各回転板
駆動ギア66と同様に互いに噛み合っており、しごきロ
ーラ駆動モータ85を駆動させることで互いに反対方向
に回転される。また、各第2の固定軸62には、それぞ
れ各しごきローラ駆動軸83に固定されたしごきローラ
駆動スプロケット79が回転自在に軸支されており、各
しごきローラ駆動スプロケット79は、それぞれ各しご
きローラ駆動ギア68と一体的に回転される。
【0034】一方、各第1の固定軸61および各第2の
固定軸62の一端部には、それぞれ鉛直方向に延びるア
ーム63が回動自在に支持されている。各アーム63の
うち、第2の固定軸62に支持される2つのアーム63
の下端部には、それぞれ中空の回転板従動軸65が回転
自在に挿通されており、各回転板従動軸65の中空部に
は、しごきローラ従動軸74が回転自在に挿通されてい
る。
【0035】各回転板従動軸65の一端には、それぞれ
先端が互いに等間隔となるように放射状に三方に分岐
し、内部が空洞状の放射状板部72aと、放射状板部7
2aの中心部に突設された支軸72bとを有する回転板
72が一体的に設けられている。各回転板従動軸65
の、アーム63と間隔をおいた部位には、それぞれ回転
板従動ギア67が固定されており、回転板駆動モータ8
6の回転は、各回転板駆動ギア66および各回転板従動
ギア67を介して、それぞれの回転板72に伝達され
る。
【0036】各回転板72の各先端部には、それぞれし
ごきローラ57が回転自在に軸支され、互いに対向配置
された3対のしごきローラ57が構成される。各回転板
72の支軸72bの先端には、それぞれ第2の固定軸6
2の延長線を中心として回動自在に支持される支持部材
70によって支持された、放射状板部72aの外形と同
様な形状のしごきローラ押え板69が、放射状板部72
aと平行に固定されて各しごきローラ57の一端部を回
転自在に支持しており、各しごきローラ57の軸心に対
する振れを防止している。
【0037】また、各しごきローラ従動軸74の一端部
には、それぞれしごきローラ従動スプロケット75が固
定されており、各しごきローラ従動スプロケット75と
それに対応する各しごきローラ駆動スプロケット79と
にかけまわされたしごきローラ駆動チェーン78を介し
て、各しごきローラ駆動スプロケット79の回転が、そ
れぞれ各しごきローラ従動スプロケット75に伝達され
る。さらに、しごきローラ従動軸74の他端部は、放射
状板部72aの空洞部に配置された伝達ギア群77を介
して各しごきローラ57に回転を伝達し、各しごきロー
ラ57は、それぞれ各しごきローラ従動軸74の回転方
向と同じ方向に回転するように構成されている。
【0038】一方、各回転板従動軸65の、アーム63
と回転板従動ギア67との間には、それぞれ連結部材6
4が回動自在に設けられており、各連結部材64の一端
部は、それぞれ隣り合う第1の固定軸61に支持された
アーム63の下端部に回動自在に連結されている。ま
た、支持フレーム60の両端部には、それぞれプッシャ
73が設けられており、各プッシャ73の先端部は、そ
れぞれ第1の固定軸61に支持されたアーム63の下端
部に回動自在に結合されている。各プッシャ73はそれ
ぞれ、連結部材64を互いに接近させる方向に付勢して
おり、このように各連結部材64が付勢されることで、
各回転板72に設けられた3対のしごきローラ57のう
ち、1対または2対のしごきローラ57によって、包装
部材91が挟み込まれる構成となっている。
【0039】以上説明したしごきローラ駆動手段の動作
は、図6〜図11で説明した動作とほぼ同様で、回転板
72の回転としごきローラ57の回転とにより製品の分
離が行われるので、その説明は省略する。このように、
しごきローラ57を3対設けることで、内容量が10c
c程度の比較的小型の包装体でも容易に形成することが
できる。
【0040】以上説明した実施例では、横シール機が定
位置で作動されるものの例を示したが、横シール機は、
鉛直方向に移動可能に設けられたものでもよい。すなわ
ち、包装部材の降下速度に合わせて横シール機を降下さ
せつつ包装部材のシート状部を熱シールし、熱シールが
終了したら横シール機を元の位置まで上昇させ、以下同
様にして熱シール機の下降および上昇を繰り返すもので
ある。このことにより、包装体の形成を連続して行うこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0042】付勢手段により互いに接近するように付勢
される2つの回転体に、それぞれ複数個ずつのしごきロ
ーラを設け、互いに対向配置される複数対のしごきロー
ラを構成することで、包装部材内の製品は、複数対のし
ごきローラのうち2対のしごきローラに挟み込まれて分
離される。このことにより、包装部材内の製品の内容量
は前記2対のしごきローラの間隔によって決められ、し
ごきローラの動作タイミングのばらつき等には影響され
ないので、製品の内容量のばらつきの小さい包装体を得
ることができる。
【0043】また、包装部材内の厚みを規制するための
定量板を設けることで、包装部材に製品が充填されたと
きの包装部材の横方向への膨らみが制限されるので、包
装体の内容量のばらつきをより小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪形包装機の一実施例の概略正面図で
ある。
【図2】図1に示した竪形包装機の概略側面図である。
【図3】図2に示した竪形包装機のA−A線断面図であ
る。
【図4】図1および図2に示した竪形包装機の、しごき
ローラ駆動手段の一部を破断した概略平面図である。
【図5】図4に示したしごきローラ駆動手段の要部正面
図である。
【図6】図1に示した竪形包装機での、製品を包装する
動きを示す図である。
【図7】図1に示した竪形包装機での、製品を包装する
動きを示す図である。
【図8】図1に示した竪形包装機での、製品を包装する
動きを示す図である。
【図9】図1に示した竪形包装機での、製品を包装する
動きを示す図である。
【図10】図1に示した竪形包装機での、製品を包装す
る動きを示す図である。
【図11】図1に示した竪形包装機での、製品を包装す
る動きを示す図である。
【図12】本発明の竪型包装機の他の実施例のしごきロ
ーラの駆動手段の概略平面図である。
【図13】図12に示したしごきローラ駆動手段のA−
A線断面図である。
【図14】図12に示したしごきローラ駆動手段の一部
を破断した概略側面図である。
【図15】従来の竪型包装機の概略正面図である。
【符号の説明】
1 投入パイプ 2 ガイド筒 3 セーラー 4 竪シール機 5 案内張り 6 送りローラ 7 第1のしごきローラ 8 第2のしごきローラ 9 定量板 10 横シール機 11 カット刃 20 ガイドシャフト 21 スライダ 22、72 回転板 22a 円盤部 22b 軸部 23、73 プッシャ 24、74 しごきローラ従動軸 25、75 しごきローラ従動スプロケット 26 回転板従動スプロケット 27、77 伝達ギア群 28、78 しごきローラ駆動チェーン 29、79 しごきローラ駆動スプロケット 30 回転板駆動チェーン 31 回転板駆動スプロケット 32 回転板駆動軸 33、83 しごきローラ駆動軸 34、70 支持部材 35、85 しごきローラ駆動モータ 36、86 回転板駆動モータ 40 製品 41、91 包装部材 41a 張り出し部 41b シート状部 57 しごきローラ 60 支持フレーム 61 第1の固定軸 62 第2の固定軸 63 アーム 64 連結部材 65 回転板従動軸 66 回転板駆動ギア 67 回転板従動ギア 68 しごきローラ駆動ギア 69 しごきローラ押え板 72a 放射状板部 72b 支軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成された樹脂製の包装部材を鉛
    直方向下向きに移動させるための送りローラと、 前記包装部材内に流動性を有する製品を充填するため
    の、前記包装部材内に挿入された投入パイプと、 前記投入パイプの下方で、かつ前記包装部材の両側方
    の、前記包装部材を挟んで互いに平行な2つの水平軸回
    りに、それぞれ回転自在に設けられた回転体と、 前記各回転体を、前記水平軸に対して垂直方向に、かつ
    互いに接近させるように付勢する付勢手段と、 前記各回転体にそれぞれ複数個ずつ、回転自在に、かつ
    互いに等間隔に設けられて前記包装部材を挟んで対向配
    置され、前記包装部材を挟み込みつつ互いに反対方向に
    回転して前記包装部材にシート状部を形成するととも
    に、前記挟み込まれた部位の上方でも前記包装部材を挟
    み込んで一袋分の製品を分離するための複数対のしごき
    ローラと、 前記複数対のしごきローラの下方に配置された、前記シ
    ート状部を熱シールするための熱シール手段とを有する
    ことを特徴とする竪形包装機。
  2. 【請求項2】 包装部材が、複数対のしごきローラのう
    ち2対のしごきローラで挟み込まれたときの、前記2対
    のしごきローラ間の前記包装部材の両側方に、前記包装
    部材の厚みが所定の厚みになるように規制するための、
    水平方向に移動自在に設けられた定量板を有する請求項
    1に記載の竪形包装機。
JP11495792A 1992-05-07 1992-05-07 竪形包装機 Pending JPH05310205A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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