JPH05310035A - 自動車のガラスサンルーフ構造 - Google Patents

自動車のガラスサンルーフ構造

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JPH05310035A
JPH05310035A JP11567792A JP11567792A JPH05310035A JP H05310035 A JPH05310035 A JP H05310035A JP 11567792 A JP11567792 A JP 11567792A JP 11567792 A JP11567792 A JP 11567792A JP H05310035 A JPH05310035 A JP H05310035A
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JP
Japan
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glass plate
automobile
sunroof
glass
solar cell
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JP11567792A
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English (en)
Inventor
Seiichi Omoto
誠一 大本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車のガラスサンルーフにおいて、その太陽
電池が傷付くことがないようにし且つ下面が支持部材に
接触している部位の上面にも太陽電池を配設可能にす
る。 【構成】自動車のルーフパネル12に形成された開口部
に設けられるガラスサンルーフ22は、上側に設けられ
た透明ガラス板56と、該透明ガラス板56の下側に設
けられた熱反射率の高い熱反射ガラス板58と、透明ガ
ラス板56と熱反射ガラス板58との間に設けられた太
陽電池23とからなる。しかして、透明ガラス板56と
太陽電池23と熱反射ガラス板58とは接着剤60によ
り互いに一体化されて合わせガラスを構成している。さ
らに、熱反射ガラス板58はその下面において上記ルー
フパネル12の開口部の縁部12cに該開口部を開閉可
能に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のルーフパネル
に形成された開口部に設けられるガラスサンルーフの構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のルーフ構造としては、自
動車のルーフパネルに開口部が形成され、該開口部にお
いて、透明板の下面に自動車の車室内外の換気を行う換
気ファン等の電源として用いられる太陽電池が配設され
ているものが提案されている(特公昭59−51451
号公報参照)。
【0003】ところで、昨今、自動車の乗員に対して手
軽に開放感を与えるものとして、ガラスサンルーフが自
動車に設けられるようになってきており、自動車のルー
フパネルに形成された開口部に設けられるガラスサンル
ーフの構造としては、上記ガラスサンルーフは、上側に
設けられた透明ガラス板と、該透明ガラス板の下面に配
設された太陽電池と、該太陽電池の下面に設けられた保
護フィルムとからなり、上記透明ガラス板が上記開口部
の縁部に該開口部を開閉可能に支持されているものが知
られている。
【0004】図7はこのような自動車のガラスサンルー
フ構造の一例を示し、同図において、自動車のルーフパ
ネルaの前部に形成された開口部に設けられたガラスサ
ンルーフbは、上側に設けられた透明ガラス板cと、該
透明ガラス板cの下面に接着剤dにより接着された太陽
電池eと、太陽電池eの下面に接着剤dにより接着され
た保護フィルムfと、透明ガラス板cの周縁部を保護す
るゴム製のシール材gとからなる。ここで、ガラスサン
ルーフbの保護フィルムfは、太陽電池eを保護してい
ると共に太陽光線が自動車の車室内へ入り込むことを遮
っている。
【0005】ガラスサンルーフbの左右両側端部の所定
箇所には、その透明ガラス板cの下面に支持部材hがそ
れぞれ接合されており、支持部材hはL字状の支持本体
部iと該支持本体部iの中央部から下方へ突出して設け
られた突出部jとからなり、突出部jの下端には鉛直方
向へ延びる軸を持つ第1ガイドローラkが回転自在に設
けられていると共に突出部jの上部には水平方向へ延び
る軸を持つ第2ガイドローラL が回転自在に設けられて
おり、支持本体部iの屈折部の下端には前後方向へ延び
るワイヤーケーブルmが接続されている。
【0006】また、ルーフパネルaの開口部の左右両縁
部nの各上面には、断面略ハット状のユニット枠部材o
を介して、断面コの字状の第1ガイドレールpと、断面
矩形状の第2ガイドレールqと、断面凹字状のケーブル
ガイドrとがそれぞれ前後方向へ延びて設けられてい
る。
【0007】支持部材hの第1ガイドローラkは第1ガ
イドレールpの内側面に当接し、支持部材hの第2ガイ
ドローラL は第2ガイドレールqの上面に当接し、ワイ
ヤーケーブルmはケーブルガイドrの内側を貫通してい
る。
【0008】ここで、ワイヤーケーブルmによって支持
部材hに後方への力を加えると、第1ガイドローラkが
第1ガイドレールpの内側面上を後方へ摺動すると共に
第2ガイドローラL が第2ガイドレールq上を後方へ摺
動することにより、ガラスサンルーフbはルーフパネル
aの後端まで摺動し、ルーフパネルaの開口部が開放さ
れる。また、ワイヤーケーブルmによって支持部材hに
前方への力を加えると、第1ガイドローラkが第1ガイ
ドレールpの内側面上を前方へ摺動すると共に第2ガイ
ドローラL が第2ガイドレールq上を前方へ摺動するこ
とにより、ガラスサンルーフbはルーフパネルaの前端
まで摺動し、ルーフパネルaの開口部が閉塞される。
【0009】このように、ガラスサンルーフbは、その
透明ガラス板cの下面に接合された支持部材hを介して
ルーフパネルaの開口部の左右両縁部nに該開口部を開
閉可能に支持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記自動車
のガラスサンルーフ構造においては、ガラスサンルーフ
の保護フィルムが自動車の乗員の頭や手などが触れた際
に傷付き、太陽電池の機能に支障を来たすという問題点
がある。
【0011】また、保護フィルム及び太陽電池には例え
ば支持部材等を直接に接合することができないため、ガ
ラスサンルーフにおける支持部材等に接触している部位
には太陽電池を配設することができず、太陽電池の表面
積が制約をうけるという問題点もある。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、ガラスサンルーフにおいて、自動車の乗員の頭や手
などが触れた場合であっても傷付くことがないようにす
ることを目的とし、さらに、例えば、支持部材等が接触
している部位にも太陽電池を配設可能にすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ガラスサンルーフを、透明ガラ
ス板と該透明ガラス板の下面に配設された太陽電池と該
太陽電池の下面に設けられた熱反射率の高いガラス板と
が互いに一体化された合わせガラスにすることにより、
自動車の乗員の頭や手などが触れた場合であっても傷付
くことがないようにするものである。
【0014】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、自動車のルーフパネルに形成された開口部に設けら
れるガラスサンルーフの構造を対象とし、上記ガラスサ
ンルーフは、上側に設けられた透明ガラス板と、該透明
ガラス板の下側に設けられた熱反射率の高い熱反射ガラ
ス板と、上記透明ガラス板と熱反射ガラス板との間に設
けられた太陽電池とからなり、上記透明ガラス板と太陽
電池と熱反射ガラス板とは互いに一体化されて合わせガ
ラスを構成しているとするものである。
【0015】さらに、請求項2の発明は、上記熱反射ガ
ラス板の下面をルーフパネルにおける開口部の縁部によ
って支持することにより例えば支持部材等が接触してい
るガラスサンルーフの部位にも太陽電池を配設可能にす
るものであって、具体的には、請求項1の構造に、上記
熱反射ガラス板はその下面において上記開口部の縁部に
該開口部を開閉可能に支持されている構造を付加するも
のである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の構造により、ガラスサンルー
フは、透明ガラス板と該透明ガラス板の下面に配設され
た太陽電池と該太陽電池の下面に設けられた熱反射率の
高い熱反射ガラス板とが互いに一体化されて合わせガラ
スになっているため、ガラスサンルーフに自動車の乗員
の頭や手などが触れた場合であっても熱反射ガラス板及
び太陽電池が傷付くことがなく、熱反射ガラス板の熱反
射作用によって太陽光線による熱が自動車の車室内の温
度に対する影響を抑制することができる。
【0017】さらに、請求項2の発明の構造により、ガ
ラスサンルーフの熱反射ガラス板が、その下面において
自動車のルーフパネルにおける開口部の縁部に支持され
ているため、例えば、熱反射ガラス板において、その下
面が支持部材等に接触している場合であっても、該下面
が支持部材に接触している部位の上面側にも太陽電池を
配設することが可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るガラスサンル
ーフ構造を換気ファンを有する自動車に適用した場合に
ついて図面を基にして説明する。
【0019】まず、上記実施例に係るガラスサンルーフ
構造を適用した自動車を図面に基づいて説明する。
【0020】図1は上記の自動車10を示し、同図にお
いて、自動車10の中央部の上面にはルーフパネル12
が設けられ、ルーフパネル12の左右の各後端部には上
下方向へ延びるクォータピラー14がそれぞれ延設され
ており(自動車10の右側のクォータピラー14は図示
省略)、クォータピラー14の下部には自動車10の車
室内外を連通する連通口16が設けられており、連通口
16には車室内外の換気を行なう換気ファン18が配設
されている。
【0021】図2は自動車10のルーフパネル12を示
し、同図において、ルーフパネル12の前部には矩形状
の開口部20が形成されており、開口部20には該開口
部20と略同形のガラスサンルーフ22が設けられてお
り、ガラスサンルーフ22には太陽電池23が設けられ
ており、開口部20の前端部には倒立可能に車幅方向に
延びるデフレクタ24が配設されている。また、ルーフ
パネル12はインナパネル12aとアウタパネル12b
とで構成されており、ルーフパネル12の周縁部のイン
ナパネル12aとアウタパネル12bとの間にはインナ
パネル12aとアウタパネル12bとを連結するユニッ
ト枠部材26が設けられている。
【0022】図3に示すように、ユニット枠部材26に
は、その前部26aの中央部の前方にサンルーフ駆動部
30が配設され、右側部26bの前端部外側から前部2
6aの外側を経て左側部26cの内側へ延びる左ワイヤ
ーケーブル36が設けられていると共に左側部26cの
前端部外側から前部26aの外側を経て右側部26bの
内側へ延びる右ワイヤーケーブル38が設けられてお
り、左右ワイヤーケーブル36及び38の各中央部には
ラック36a及び38aがそれぞれ形成されている。左
ワイヤーケーブル36の左端にはユニット枠部材26の
内方へ延びる板状の左支持部材40が接続されており、
右ワイヤーケーブル38の右端にはユニット枠部材26
の内方へ延びる板状の右支持部材42が接続されてい
る。
【0023】右支持部材42には第1ハーネス43が設
けられ、該第1ハーネス43の先端にはコネクタ44が
設けられており、右支持部材42に先端を接続されてユ
ニット枠部材26の右側部26bの内側に沿って前後方
向へ伸縮自在に延びる第2ハーネス46が設けられ、ユ
ニット枠部材26における後部26dの右側端部の後方
には箱形の通電部50が配置されている。通電部50
は、第2ハーネス46の後端側を巻取可能に第2ハーネ
ス46を巻取方向へ付勢せしめているため、第2ハーネ
ス46を前後方向へ伸縮可能に支持している。通電部5
0の後方には該通電部50後面から後方に延びる第3ハ
ーネス52が設けられている。
【0024】図4はガラスサンルーフ22の太陽電池2
3を電源とする換気ファン18の電気回路53を示し、
同図に示すように、第1ハーネス43は一対の陽極側ハ
ーネス43aと陰極側ハーネス43bとで構成され、同
様に、第2ハーネス46は一対の陽極側ハーネス46a
と陰極側ハーネス46bとで構成され、第3ハーネス5
2は一対の陽極側ハーネス52aと陰極側ハーネス52
bとで構成され、また、コネクタ44は一対の陽極側コ
ンタクト44aと陰極側コンタクト44bとを有してお
り、太陽電池23の陽極はコネクタ44の陽極側コンタ
クト44aに結合されており、コネクタ44の陽極側コ
ンタクト44aは第1ハーネス43の陽極側ハーネス4
3a及び第2ハーネス46の陽極側ハーネス46aを介
して通電部50に電気的に接続され、通電部50は第3
ハーネス52の陽極側ハーネス52aを介して換気ファ
ン18に電気的に接続されている。一方、太陽電池23
の陰極はコネクタ44の陰極側コンタクト44bに結合
されており、コネクタ44の陰極側コンタクト44bは
第1ハーネス43の陰極側ハーネス43b及び第2ハー
ネス46の陰極側ハーネス46bを介して通電部50に
電気的に接続され、通電部50は第3ハーネス52の陰
極戦52bを介して換気ファン18に電気的に接続され
ている。さらに、第1ハーネス43の陽極側ハーネス4
3aには車室内の右上端部に設けられた換気ファンスイ
ッチ54が介設されており、換気ファンスイッチ54を
閉じることにより電気回路53は通電状態になり、換気
ファン18が作動して車室内外の換気を行なう。
【0025】次に、上記自動車のガラスサンルーフ構造
を図面に基づいて説明する。
【0026】図5は自動車10のガラスサンルーフ22
の構造を示し、同図において、ガラスサンルーフ22
は、上側に設けられた透明ガラス板56と、該透明ガラ
ス板56の下側に設けられ高い熱反射率を有する熱反射
ガラス板58と、透明ガラス板56と熱反射ガラス板5
8との間に設けられた太陽電池23とからなり、透明ガ
ラス板56の下面及び太陽電池23の上面を接着剤60
により接着し且つ熱反射ガラス板58の上面及び太陽電
池23の下面を接着剤60により接着することによっ
て、透明ガラス板56と太陽電池23と熱反射ガラス板
58とが互いに一体化されて合わせガラスを構成してい
る。このため、ガラスサンルーフ22に自動車10の乗
員の頭や手などが触れた場合であっても太陽電池23が
傷付くことがなく、さらに、熱反射ガラス板58の熱反
射作用によって太陽光線による熱が自動車10の車室内
の温度に対する影響を抑制することができるため、太陽
電池23を電源とする換気ファン18による車室内温度
の低減作用を向上させることができる。なお、ガラスサ
ンルーフ22の周縁には該周縁を保護するゴム製のシー
ル材62が周設されている。
【0027】ガラスサンルーフ22の後部の右側端部に
は、熱反射ガラス板58の下面において右支持部材42
が接合されており、右支持部材42はL字状の支持本体
部42aと該支持本体部42aの中央部から下方へ突出
して設けられた突出部42bとからなり、突出部42b
の下端左側(図5における右側)には鉛直方向へ延びる
軸を持つ第1ガイドローラ66が回転自在に設けられて
いると共に突出部42bの上部右側には水平方向へ延び
る軸を持つ第2ガイドローラ68が回転自在に設けられ
ており、支持本体部42aの右端部の下端には右ワイヤ
ーケーブル38が接続されている。
【0028】また、ルーフパネル12のインナパネル1
2aにおける開口部20の右縁部12cの上面には断面
略ハット状のユニット枠部材26の右側部26bが接合
されており、ユニット枠部材26の右側部26aの上面
には、その左端部に断面コの字状の第1ガイドレール7
4が前後方向へ延びて設けられ、中央部に断面矩形状の
第2ガイドレール76が前後方向へ延びて設けられ、右
側部に断面凹字状のケーブルガイド78が前後方向へ延
びて設けられている。
【0029】右支持部材42の第1ガイドローラ66は
第1ガイドレール74の内側面に当接し、右支持部材4
2の第2ガイドローラ68は第2ガイドレール76の上
面に当接し、右ワイヤーケーブル38はケーブルガイド
78の内側を右支持部材42のケーブル接続部42bの
下端からケーブルガイド78の前端まで貫通している。
ここで、右ワイヤーケーブル38が右支持部材42を後
方へ押圧すると、第1ガイドローラ66が第1ガイドレ
ール74の内側面上を後方へ摺動すると共に第2ガイド
ローラ68が第2ガイドレール76上を後方へ摺動する
ことにより、ガラスサンルーフ22はルーフパネル12
に対して後方へ相対的に摺動する。逆に、右ワイヤーケ
ーブル38が右支持部材42を前方へ引張すると、第1
ガイドローラ66が第1ガイドレール74の内側面上を
前方へ摺動すると共に第2ガイドローラ68が第2ガイ
ドレール76上を前方へ摺動することにより、ガラスサ
ンルーフ22はルーフパネル12に対して前方へ相対的
に摺動する。
【0030】このように、ガラスサンルーフ22の後部
の右側端部は、その熱反射ガラス板58の下面に接合さ
れた右支持部材42を介してルーフパネル12の開口部
20の右縁部12cに前後方向へ摺動可能に支持されて
いる。このため、ガラスサンルーフ22の熱反射ガラス
板58において、その下面が右支持部材42に接合して
いる部位の上面側にも太陽電池23を配設することが可
能である。
【0031】ガラスサンルーフ22の後部の左側端部
は、上記ガラスサンルーフ22の後部の右側端部と同様
に、その熱反射ガラス板58の下面に接合された左支持
部材40を介してルーフパネル12の開口部20の左縁
部に前後方向へ摺動可能に支持されており、図示は省略
するが、一方、ガラスサンルーフ22の前部は、その熱
反射ガラス板58の下面においてルーフパネル12の開
口部20の左右両縁部に前後方向へ摺動自在にそれぞれ
支持されている。
【0032】上記のような自動車のガラスサンルーフ構
造において、自動車10の車室内の右上端部に設けられ
たサンルーフ開閉スイッチ(図示省略)を開放側に操作
すると、図6に示すサンルーフ駆動部30の下方に配置
されたサンルーフ駆動モーター(図示省略)が正回転し
てピニオン80を逆時計回りに回転させる。左右ワイヤ
ーケーブル36及び38は、そのラック36a及び38
aがピニオン80にそれぞれ噛合されているためピニオ
ン80の回転に伴なって左右支持部材40及び42を後
方へそれぞれ押圧することによりガラスサンルーフ22
をルーフパネル12の後端まで摺動せしめ、ルーフパネ
ル12の開口部20が開放される。また、上記サンルー
フ開閉スイッチを閉塞側に操作すると、上記サンルーフ
駆動モーターが逆回転してピニオン80を時計回りに回
転させる。該ピニオン80の回転に伴なって、左右ワイ
ヤーケーブル36及び38は左右支持部材40及び42
を前方へそれぞれ引張することによりガラスサンルーフ
22をルーフパネル12の前端まで摺動せしめ、ルーフ
パネル12の開口部20が閉塞される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る自動車のガラスサンルーフ構造によると、ガラスサ
ンルーフは、透明ガラス板と太陽電池と熱反射率の高い
熱反射ガラス板とが互いに一体化されて合わせガラスに
なっているため、自動車の乗員の頭や手などが触れた場
合であっても傷付くことがないので太陽電池の機能を損
なうことがない。また、熱反射ガラス板の熱反射作用に
よって太陽光線による熱が自動車の車室内の温度に対す
る影響を抑制することができるので、例えば、上記太陽
電池を電源とする換気ファン等による車室内温度の低減
作用を向上させることができる。
【0034】さらに、請求項2の発明に係る自動車のガ
ラスサンルーフ構造によると、熱反射ガラス板の下面が
自動車のルーフパネルにおける開口部の縁部に支持され
ているため、例えば、熱反射ガラス板において、その下
面が支持部材等に接触している場合であっても、該下面
が支持部材に接触している部位の上面側にも太陽電池を
配設することが可能であるので、太陽電池の配設に制約
を受けることがなく配設面積を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るガラスサンルーフ構造
が適用された自動車の斜視図である。
【図2】上記自動車のルーフパネルの斜視図である。
【図3】上記自動車のルーフパネルの内部構造を示す斜
視図である。
【図4】上記自動車の換気ファンの電気回路図である。
【図5】上記実施例に係るガラスサンルーフ構造を示し
ており、図3のV−V線における拡大断面図である。。
【図6】上記自動車のサンルーフ駆動部の斜視図であ
る。
【図7】従来のガラスサンルーフ構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 自動車 12 ルーフパネル 20 開口部 22 ガラスサンルーフ 23 太陽電池 56 透明ガラス板 58 熱反射ガラス板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフパネルに形成された開口
    部に設けられるガラスサンルーフの構造であって、上記
    ガラスサンルーフは、上側に設けられた透明ガラス板
    と、該透明ガラス板の下側に設けられた熱反射率の高い
    熱反射ガラス板と、上記透明ガラス板と熱反射ガラス板
    との間に設けられた太陽電池とからなり、上記透明ガラ
    ス板と太陽電池と熱反射ガラス板とは互いに一体化され
    て合わせガラスを構成していることを特徴とする自動車
    のガラスサンルーフ構造。
  2. 【請求項2】 上記熱反射ガラス板はその下面において
    上記開口部の縁部に該開口部を開閉可能に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車のガラスサン
    ルーフ構造。
JP11567792A 1992-05-08 1992-05-08 自動車のガラスサンルーフ構造 Pending JPH05310035A (ja)

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Cited By (5)

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