JPH05309306A - ロールコータ装置 - Google Patents

ロールコータ装置

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JPH05309306A
JPH05309306A JP11632092A JP11632092A JPH05309306A JP H05309306 A JPH05309306 A JP H05309306A JP 11632092 A JP11632092 A JP 11632092A JP 11632092 A JP11632092 A JP 11632092A JP H05309306 A JPH05309306 A JP H05309306A
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coating
roll
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Shigeki Mori
森  茂樹
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一で連続した転写ができるばかりでなく、
塗布材の浪費を抑えることができ、しかも、ロールコー
タ装置の清掃時間が短縮できるロールコータ装置とする
こと。 【構成】 コーティングロール10に、塗布材溜部と非
接触のコーティングロール本体11と、このコーティン
グロール本体11から被塗布材の幅と同寸法の幅で突出
して塗布材溜部と接触するロール状の転写部12と、こ
の転写部12の両端近傍のコーティングロール本体11
にエアを吐出するエア吐出口13とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、ロールコータ装置に関
し、特に、塗布材溜部と接触することにより付着した塗
布材を被塗布材の表面に転写するコーティングロールを
備えたロールコータ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば長尺状の被塗布材の表
面に塗布材を塗布するロールコータ装置としては種々の
ものが案出されているが、中でも、塗布材溜部と接触す
ることにより付着した塗布材を被塗布材の表面に転写す
るコーティングロールを備えたものがある。この種のロ
ールコータ装置は、例えば図6及び図7に示すように、
コーティングロールを常に塗布材溜部と接触するように
回転させて塗布材溜部に溜めてある塗布材をコーティン
グロールの表面に付着させ、この塗布材を被塗布材の表
面に転写するものである。従って、この様なロールコー
タ装置は、被塗布材の表面に塗布材を均一に、しかも連
続して転写できるため、例えば半導体等の電子部品を搭
載する電子部品搭載用基板等の製造において、長尺状の
フィルム基材等の表面に液体レジスト等を塗布する装置
として、一般に使用されるものなのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のロー
ルコータ装置にあっては、図7に示すように、均一な厚
さに塗布材を転写するために被塗布材の幅より広い幅で
コーティングロールの表面を塗布材溜部に接触させ、塗
布材を付着させるものであった。このため、転写に必要
な塗布材より多くの塗布材を必要とし、また、コーティ
ングロールに付着した塗布材であって転写後に残存した
塗布材が、コーティングロールの下側のバックアップロ
ールや他の部品等に垂れたり、被塗布材に余分に付着し
たりして塗布材を浪費していたのである。さらに、転写
する際に転写圧により塗布材がしみ出し、被塗布材の側
面やバックアップロール等に付着する場合もあったので
ある。
【0004】ところで、バックアップロール等の表面に
塗布材が付着すると、被塗布材の転写が不必要な部分、
例えば側面部分や裏面等にまで塗布材が転写されたり、
コーティングロール表面の被塗布材の幅以上に付着して
いる余分な塗布材が被塗布材表面に垂れて転写ムラを生
じたりして製品の品質を著しく低下させることがある。
このため、適時ロールコーター装置を清掃して、塗布材
が付着していると不具合が生じる部分、すなわち不必要
な部分に付着した塗布材を排除しなければならず、この
清掃に非常に無駄な時間を費していたのである。
【0005】また、ロールコータ装置のコーティングロ
ール、バックアップロール等は、種々の形状のものを被
塗布材に応じて取り替えて使用されるのであるが、使用
後には前述したような余剰な塗布材が付着しているため
にこれを排除せねばならず、この点においても非常に無
駄な時間を費やしていたのである。
【0006】本発明は、この様な課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、均一で
連続した転写ができるばかりでなく、塗布材の浪費を抑
えることができ、しかも、ロールコータ装置の清掃時間
が短縮できるロールコータ装置を簡単な構造によって提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「塗布材溜部20と接触することにより
付着した塗布材30を被塗布材40の表面に転写するコ
ーティングロール10を備えたロールコータ装置100
において、コーティングロール10に、塗布材溜部20
と非接触のコーティングロール本体11と、このコーテ
ィングロール本体11から被塗布材40の幅と同寸法の
幅で突出して塗布材溜部20と接触するロール状の転写
部12と、この転写部12の両端近傍のコーティングロ
ール本体11にエアを吐出するエア吐出口13とを設け
たことを特徴とするロールコータ装置100」である。
【0008】
【発明の作用】この様に構成した本発明は、以下のよう
に作用する。
【0009】まず、コーティングロール本体11は、塗
布材溜部20と接触しないのであるが、ロール状の転写
部12は、コーティングロール本体11から突出してお
り、塗布材溜部20と接触する。つまり、転写部12の
表面には塗布材30が付着するのであるが、コーティン
グロール本体11の表面には塗布材30が付着しないの
である。ここで、転写部12の幅は被塗布材40の幅と
同寸法にしてある。従って、転写に必要な塗布材30の
みが転写部12に付着することになり、塗布材30の浪
費は抑えられることになるのである。
【0010】次に、転写部12の両端近傍のコーティン
グロール本体11にはエア吐出口13が設けてある。こ
のため、このエア吐出口13からエアを吐出させると転
写部12の表面に付着した塗布材30にはエアによる圧
力がかかり、転写部12表面以外に塗布材30が広がら
なくなるのである。また、塗布材30を被塗布材40の
表面に転写する際には、図4に示すように、エア吐出口
13から吐出するエアが転写部12の表面の塗布材30
を幅方向に押え付けることになるため、転写圧により塗
布材30がしみ出て被塗布材40の側面やバックアップ
ロール50等に付着することはなくなるのである。従っ
て、従来の如く塗布材の付着が不必要なコーティングロ
ール10の表面やバックアップロール50等に付着した
塗布材30を清掃する必要はなくなり、ロールコータ装
置100の清掃時間は短縮されることになるのである。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係るロールコータ装置100
の実施例を、図面に従って詳細に説明する。
【0012】図1及び図2には、本発明に係るロールコ
ータ装置100の一実施例が示してある。このロールコ
ータ装置100は、電子部品搭載用基板の製造において
実際に使用されるものであり、被塗布材40としては例
えば120mm幅の長尺状のフィルム基材であり、塗布
材30としては例えば液体レジストのPMER−P−3
00S(東京応化工業株式会社製)である。
【0013】図3には、コーティングロール10の一例
が示してある。コーティングロール10は、コーティン
グロール本体11と、このコーティングロール本体11
の直径より僅か(100〜200μm程度)に大きな直
径に形成されたロール状の転写部12とを、シリコンゴ
ムにより一体的に形成したものであり、転写部12の表
面には塗布材30が付着し易いように細微な溝(図示し
ない)が設けてある。そして、転写部12の幅は被塗布
材40と同寸法の120mmであり、この転写部12の
表面が塗布材溜部20と接触して塗布材30を付着する
のである。
【0014】また、コーティングロール本体10には、
転写部12の両端近傍に転写部12に沿って複数のエア
吐出口13が設けてあり、転写の際にはこのエア吐出口
13から1kgf/cm2 のエアを吐出させるのであ
る。
【0015】なお、本実施例においては、コーティング
ロール本体11と転写部12とを一体的に形成した例を
示したが、例えばコーティングロール本体11をステン
レス鋼等にて、転写部12をシリコンゴム等にて形成
し、一体化してもよい。
【0016】図5には、コーティングロール10の別の
例が示してある。このコーティングロール10において
は、転写部12の両端に溝部14が設けてあり、この溝
部14の転写部12と対向する側面に複数のエア吐出口
13が設けてある。なお、このコーティングロール10
においても転写部12の外径はコーティングロール本体
11の最大径(図5における肩部15の直径)より当然
大きくしてあり、つまりコーティングロール本体11か
ら転写部12が突出するようにしてあり、転写部12の
表面以外が塗布材溜部20と接触しないようにしてあ
る。この様なコーティングロール10を使用すると、転
写の際にエアにより塗布材30を幅方向に一層効率よく
押し付けることができ、被塗布材40の側面部分やバッ
クアップロール50等の塗布材が付着すると不具合が生
じる部分に塗布材30が付着することを、より確実に防
止することができるのである。
【0017】以上、本実施例においては、被塗布材40
としてのフィルム基材の表面に塗布材30としての液体
レジストを転写する例を示したが、これに限らず、本発
明のロールコーター装置100は、被塗布材40表面に
塗布材30を転写する広汎なものに採用できるものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のロ
ールコータ装置においては、コーティングロールが被塗
布材の幅と同寸法の幅の転写部以外では塗布材溜部と接
触しないため、転写に必要な塗布材だけをコーティング
ロールに付着させることができるのである。また、コー
ティングロールのエア吐出口からエアを吐出させること
により、転写部に付着した塗布材が広がったり、転写の
際に塗布材がしみ出たりすることはなくなるため、塗布
材が付着すると不具合の生じる部分に塗布材が付着する
ことを防止できるのである。
【0019】従って、本発明のロールコータ装置によれ
ば、均一で連続した転写ができるばかりでなく、塗布材
の浪費を抑えることができ、しかも、ロールコータ装置
の清掃時間が短縮できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールコータ装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】図1に示したロールコータ装置の正面図であ
る。
【図3】コーティングロールの一例を示す部分断面図で
ある。
【図4】図1に示したロールコータ装置により転写する
状態を示す断面部分正面図である。
【図5】コーティングロールの一例を示す部分断面図で
ある。
【図6】従来のロールコータ装置を示す側面図である。
【図7】図6に示したロールコータ装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
10 コーティングロール 11 コーティングロール本体 12 転写部 13 エア吐出口 14 溝部 15 肩部 20 塗布材溜部 30 塗布材 40 被塗布材 50 バックアップロール 100 ロールコータ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布材溜部と接触することにより付着し
    た塗布材を被塗布材の表面に転写するコーティングロー
    ルを備えたロールコータ装置において、 前記コーティングロールに、塗布材溜部と非接触のコー
    ティングロール本体と、このコーティングロール本体か
    ら被塗布材の幅と同寸法の幅で突出して塗布材溜部と接
    触するロール状の転写部と、この転写部の両端近傍のコ
    ーティングロール本体にエアを吐出するエア吐出口とを
    設けたことを特徴とするロールコータ装置。
JP11632092A 1992-05-08 1992-05-08 ロールコータ装置 Expired - Lifetime JP3232357B2 (ja)

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JPH05309306A true JPH05309306A (ja) 1993-11-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011199209A (ja) * 2010-03-24 2011-10-06 Dowa Metaltech Kk 金属−セラミックス接合回路基板の製造方法

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