JPH05307869A - 音声信号連続記録再生装置 - Google Patents

音声信号連続記録再生装置

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Publication number
JPH05307869A
JPH05307869A JP4135988A JP13598892A JPH05307869A JP H05307869 A JPH05307869 A JP H05307869A JP 4135988 A JP4135988 A JP 4135988A JP 13598892 A JP13598892 A JP 13598892A JP H05307869 A JPH05307869 A JP H05307869A
Authority
JP
Japan
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data
recording
dat
drive
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4135988A
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English (en)
Inventor
Naomichi Nishimoto
直道 西本
Tomoyuki Okuda
知之 奥田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP4135988A priority Critical patent/JPH05307869A/ja
Publication of JPH05307869A publication Critical patent/JPH05307869A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信する音声信号をラックに収納された複数
のデータ・カセットに着信順に連続記録再生する。 【構成】 チェンジャユニット1、入力部2、外部制御
装置3、オーディオユニット4から構成される音声信号
連続記録再生装置A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、着信する音声
信号をラックに収納された複数のデータ・カセットに着
信順に連続記録再生する音声信号連続記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラックに収納された複数のテープ
カセットのうち所望のテープカセットをカセット搬送ユ
ニットに装着し、多量の映像情報,音声情報等の記録・
再生を行う多装填カセット記録・再生装置はある。
【0003】即ち、磁気テープを収納したテープカセッ
トを収納したディスクカセットを複数積層する少なくと
も一以上のラックと、テープカセットの磁気テープを記
録及び/又は再生するために駆動するテープ駆動ユニッ
トと、ラックから所望のテープカセットを選択し、これ
をラックとテープ駆動ユニットとの間で相互に搬送し、
かつラックから所望のディスクカセットを選択し、これ
をラックとディスク駆動ユニットとの間で相互に搬送す
る共通のカセット選択・搬送手段とを具備してなる多装
填カセット記録・再生装置はある(例えば、本出願人が
先に提案した特願平2−262387号「多装填カセッ
ト記録・再生装置」)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した多装填カセッ
ト記録・再生装置は長時間に亘って記録・再生できるテ
ープ駆動ユニットが動作するため、間欠的に着信する音
声信号を漏らさずテープカセットに連続記録する際にこ
れを用いた場合、着信途中に、テープエンドになると記
録は一時中断してしまい、この結果、音声信号を漏らさ
ずカセットに順次連続記録することができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記する構成の音声信号連続記録再生
装置を提供する。
【0006】着信順にアドレスを付した音声信号を出力
する入力手段と、この入力手段から供給される前記音声
信号をデータ圧縮して得た圧縮音声信号を出力するデー
タ圧縮手段と、このデータ圧縮手段から供給される前記
圧縮音声信号を多数装填された記録媒体に連続記録再生
する記録再生手段と、この記録再生手段から再生される
前記圧縮音声信号をデータ伸張して得た伸張音声信号を
出力するデータ伸張手段と、このデータ伸張手段から再
生される音声信号を出力する出力手段とを備えたことを
特徴とする音声信号連続記録再生装置。
【0007】着信順にアドレスを付した音声信号を出力
する入力手段と、この入力手段から供給される前記音声
信号を多数装填された記録媒体に連続記録再生する記録
再生手段と、この記録再生手段から再生される音声信号
を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする音声信
号連続記録再生装置。
【0008】
【実施例】以下、本発明になる音声信号連続記録再生装
置を図1〜図4に沿って説明する。図1は本発明になる
音声信号連続記録再生装置の第1実施例ブロック構成
図、図2は圧縮処理回路のブロック構成図、図3は伸張
処理回路のブロック構成図、図4は本発明になる音声信
号連続記録再生装置の第2実施例ブロック構成図であ
る。
【0009】本発明になる音声信号連続記録再生装置A
は、図1に示すように、チェンジャユニット1、入力部
2、外部制御装置3、オーディオユニット4から構成さ
れる。
【0010】上記したチェンジャユニット1はチェンジ
ャ1a、チェンジャコントローラ1b、センタコントロ
ーラ1c、メモリコントローラ1d、DATA DAT
ドライブ1e,1f、R−DATドライブ1g、ハード
ディスクドライブ1h、バッファメモリ1iから構成さ
れる。また、上記した入力部2はオートレベルコントロ
ーラ(ALC)2a、A/D変換器2b、着信順検知器
2cから構成される。さらに、上記したオーディオユニ
ット4はAES/EBU変換器4a、D/A変換器4
b、アンプ4c、スピーカ4dから構成される。因みに
AES/EBUはデジタルオーディオインターフェース
規格の一つである業務用オーディオ機器同士のデジタル
接続のための規格であるAES/EBU規格である。
【0011】次にチェンジャユニット1の各構成部分に
ついて説明する。
【0012】チェンジャ1aは、デジタルオーディオテ
ープレコーダ用テープカセット(DATテープカセッ
ト)を12巻づつ装填できる4個の図示せぬマガジン
と、これらマガジンとDATドライブ1e,1f,1g
間でDATテープカセットの搬送装填を行う図示せぬキ
ャリアとから構成される。
【0013】チェンジャコントローラ1bは、上記した
キャリアの駆動制御、マガジン内に装填されるDATテ
ープカセットの装填位置情報(どの位置にDATテープ
カセットが入っているかなどの情報)を記憶する。
【0014】センタコントローラ1cは、外部制御装置
3とチェンジャコントローラ1b間に介挿されており、
外部制御装置3よりコマンド信号を受取り、そのコマン
ド内容からDATドライブ1e,1f,1gの記録再生
制御、ハードディスクドライブ1hの記録再生制御、メ
モリコントローラ1dの書き込み読み出しデータ圧縮伸
張制御,バッファメモリ1iの書き込み読み出し制御動
作指令信号を出力すると共に、これらより送られてきた
駆動情報を外部制御装置3に出力する。
【0015】メモリコントローラ1dは、センタコント
ローラ1cからの制御によって音声データの入出力管理
を行う。即ち、記録時、入力部2からの音声データを取
り込み後述する音声データ圧縮処理を行った後、バスラ
イン上に圧縮音声データを出力し、再生時、DATドラ
イブ1e,1fから出力される圧縮音声データを取り込
み後述する音声データ伸張処理を行った後、バスライン
上に音声データを出力する等の動作を行う。
【0016】DATA DATドライブ1e,1fはデ
ータ記録再生用DATドライブであり、情報機器の周辺
装置として開発されたものである。
【0017】R−DATドライブ1gはオーディオ記録
再生用DATドライブであり、民生機器のDATドライ
ブと互換性がある。DATA DATドライブ1e,1
fとテープフォーマットは同一である。
【0018】ハードディスクドライブ1hは、DATA
DATドライブ1e,1fがファイル管理上、リアル
タイムでデータの入力を行うことができないため、記録
の際、音声データを一旦ここに蓄えてからDATA D
ATドライブ1e,1fの記録データ転送レートに応じ
てDATA DATドライブ1e,1fにデータを書き
込む際に用いられる。
【0019】バッファメモリ1iは、RAMで構成され
ており、DATA DATドライブ1e,1fから出力
されメモリコントローラ1dにてデータ伸張された再生
されるべき音声データを再生に先立って蓄えておく。こ
うしておけば音声の瞬時再生が可能となり、DATA
DATドライブ1e,1fの回転ヘッドが停止から定速
回転するまで数秒間、音声が再生されないことを解消で
きる。
【0020】上記したメモリコントローラ1dは圧縮処
理回路5、伸張処理回路6を有する。
【0021】圧縮処理回路5は、図2に示すように、帯
域分割フィルタ5a、スケーリング(SCALING)
回路5b、量子化回路5c、FFT回路5d、マスキン
グ回路5e、マルチプレクサ(MPX)5fから構成さ
れる。
【0022】帯域分割フィルタ5aは、A/D変換器2
の出力側に接続される着信順検知器2cから出力され、
バス(BUS)ラインを介して供給される例えば16ビ
ット音声データをポリフェイズフィルタを用いて等しい
周波数間隔で32分割する(例えば1サンプルデータ当
たり、150Hz間隔で32バンド)。
【0023】スケーリング回路5bは、帯域分割フィル
タ5aにて帯域分割された各周波数帯域内において最大
振幅データをもとに正規化を行う。
【0024】量子化回路5cは、スケーリング回路5b
にて正規化された各データをFFT回路5d、マスキン
グ回路5eにてコスキング処理をしたデータをもとにビ
ット配分し量子化を行う。
【0025】FFT回路5dは、先の16ビット音声デ
ータを周波数成分に変換する(例えば1サンプルデータ
当り、512ポイントのFFTをかけて周波数成分に変
換するる)。
【0026】マスキング回路5eは、FFT回路5dに
て求められた各周波数成分を解析し、聴感上省いても問
題のない成分を取り除く処理を行なう。即ち、ここでは
「聴覚心理による重み付け(Psycho acoustics)」が行
われる。「聴覚心理による重み付け」とは、人間の聴覚
に存在するマスキング効果を利用して不要な成分を抑圧
し、各帯域毎に最適な(量子化ノイズが知覚されない)
量子化の粗さを決定する手法である。これを用いること
によって、入力する音声データの周波数分布に応じた適
応量子化を行うことができる。
【0027】因みに、マスキング効果とは、近接する周
波数の正弦波信号相互間にある程度以上の振幅レベル差
がある場合、低いレベルの信号がマスクされて聞こえな
くなることである。信号の周波数間隔が大きいほどマス
キングが起きるレベル差は大きくなり、所定レベル以下
の成分は聞こえないというものである。例えば正弦波信
号f1の振幅レベルは全て正弦波信号f2の振幅レベルにマ
スクされるが、正弦波信号f3の振幅レベルは全て信号f2
の振幅レベルにマスクされないので、信号f3のマスクさ
れない振幅レベル部分は音として知覚される。従って、
信号f1は伝送する必要がなく、信号f2についてもマスキ
ングが起きるレベルまで量子化ノイズが許容できる。
【0028】こうして、ここでは、「聴覚心理による重
み付け」はこの理論を実際の音声信号に適応させるた
め、音声信号を正弦波の集合であると考えて、畳み込み
演算(コンボリューション)を行うことによりある周波
数成分に対して他の全帯域からの影響を重ね合わせるこ
とである。
【0029】マルチプレクサ5fは量子化回路5cにて
量子化された量子化データとマスキング回路5eにてコ
スキング処理をしたデータとが供給され、これらに基づ
いて圧縮音声データはビットストリーム出力としてここ
から出力される。
【0030】こうして、音声データ圧縮が行われる。
【0031】伸張処理回路6は、図2に示した圧縮処理
回路5の構成と相補的なものであり、図3に示すよう
に、デマルチプレクサ(DMPX)6a、逆量子化回路
6b、デスケーリング(DE−SCALING)回路6
c、帯域合成フィルタ6dから構成される。
【0032】デマルチプレクサ6aはDATA DAT
ドライブ1e,1fにて再生され、バスラインを介して
供給された圧縮音声データを32分割の音声データに分
割する。
【0033】逆量子化回路6bはデマルチプレクサ6a
にて分割出力された各音声データを逆量子化し正規化デ
ータに戻す。
【0034】デスケーリング回路6cは逆量子化回路6
bにて逆量子化された正規化データを逆正規化し、32
分割された音声データを出力する。
【0035】帯域合成フィルタ6dは32分割されてい
る各音声データを合成出力する。
【0036】こうして、帯域合成フィルタ6dから圧縮
音声データをデータ伸張して得た音声データが取り出さ
れる。
【0037】外部制御装置3は、センタコントローラ1
cと接続されており、チェンジャユニット1内各部に対
する動作指令やの動作状態を認識し、これに基づいて各
部の動作制御が可能である。
【0038】上記したオーディオユニット4を構成する
AES/EBU変換器4aは、チェンジャユニット1よ
り出力されるバイフェーズ変調された音声データ信号を
AES/EBU規格に適合するデジタル信号に変換す
る。
【0039】さて、上記した構成の音声信号連続記録装
置Aの記録再生動作について説明する。
【0040】(1) 記録動作 着信時、図示せぬ電話線を経て図示せぬ入力端子に供給
される音声信号はオートレベルコントローラ2aにてレ
ベル制御された後、A/D変換器2bにてA/D変換さ
れる。この後、A/D変換器2bから出力するデジタル
音声信号は着信順検知器2cに入力され、ここから着信
順に応じたアドレス(例えば日付,時刻(時、分、
秒)、着信の順番、相手先の電話番号などの検索に必要
な情報をコード化したアドレス)が付された音声データ
信号が出力される。以下、電話線を1本とし着信する音
声信号が1チャンネルの場合についてのみ説明するが、
これを複数本とし複数チャンネルの音声信号が同時に着
信可能とした場合でも、着信順に順次直列処理可能であ
ることは勿論である。
【0041】この音声データ信号はチェンジャユニット
1内のバスラインを介し、センタコントローラ1cを介
して外部制御装置3の駆動制御によってメモリコントロ
ーラ1dに供給され、ここで上述したように、音声デー
タ信号がデータ圧縮され、データ圧縮して得た圧縮音声
データ信号はバスライン上に出力される。この後、この
圧縮音声データ信号はセンタコントローラ1cを介して
外部制御装置3の駆動制御によってハードディスクドラ
イブ1hに一旦記録される。この記録が終了すると、ハ
ードディスクドライブ1hは直ちに再生を開始する。外
部制御装置3の駆動制御によって前もって記録スタンバ
イ状態にセットされているDATA DATドライブ1
eはバスラインを介してハードディスクドライブ1hか
ら再生される圧縮音声データ信号を取り込み記録する。
【0042】これに先立ち、チェンジャコントローラ1
bを介しての外部制御装置3の制御によって図示せぬマ
ガジン内に多数装填されている未記録状態のDATテー
プカセットを図示せぬキャリアによって順に搬送されD
ATA DATドライブ1e,1fにそれぞれ装填され
ていることはいうまでもない。
【0043】こうして、DATA DATドライブ1e
には着信順に圧縮音声データ信号が記録されるのである
が、センタコントローラ1cを介して外部制御装置3
は、着信順に音声データ信号が記録される過程をDAT
A DATドライブ1eから供給されるタイムコード
(記録時間)を関知しており、そして、DATテープカ
セットに記録可能な圧縮音声データ信号量(例えば記録
時間)に対応するタイムコードは予め認識しているか
ら、両者の差を計算することにより、DATA DAT
ドライブ1eに装填されているDATテープカセットの
記録可能残量時間を認識できるので、これが所定残量以
下になると、停止状態であるDATA DATドライブ
1fを起動し、記録スタンバイ状態にセットした後、次
に着信する圧縮音声データ信号をDATA DATドラ
イブ1e,1f両者で同時記録する。これによって、着
信途中で、DATA DATドライブ1eに装填された
DATテープカセットのテープエンドが到来して圧縮音
声データ信号の記録が中断しても、DATA DATド
ライブ1fは記録状態であるから、この圧縮音声データ
信号全体を安全に記録できる。
【0044】この結果、DATA DATドライブ1e
の記録動作は終了するので、記録済のDATテープカセ
ットを巻き戻した後、チェンジャコントローラ1bを介
しての外部制御装置3の制御によって、DATA DA
Tドライブ1eに装填されている記録済のDATテープ
カセットは図示せぬキャリアによって搬出され、図示せ
ぬマガジン内のDATテープカセット装填位置まで移送
され、ここに装填収納される。この後、キャリアはマガ
ジン内に装填されている未記録のDATテープカセット
をその装填位置から搬出し、これをDATA DATド
ライブ1eに移送した後、ここに装填する。
【0045】こうして、マガジン内に多数装填されてい
る未記録のDATテープカセットはキャリアにてDAT
A DATドライブ1e,1fに交互に装填され、ここ
で圧縮音声データ信号が交互に記録された後、記録済の
DATテープカセットとしてキャリアにて再びマガジン
内に装填収納される。これをマガジン内に多数装填され
ている未記録のDATテープカセットがなくなるまで連
続記録が可能となる。
【0046】この結果、マガジン内には多数の記録済の
DATテープカセットが収納されることになるが、ここ
に記録されている音声信号には着信順にアドレスが付し
てあるので、このアドレスをキーにすることによって着
信毎の音声信号を管理できる。例えば、外部制御装置3
を操作して、例えば日付、時刻を指定することにより、
これに応じた着信音声を短時間にサーチでき、その再生
が可能となる。
【0047】(2) 再生動作 外部制御装置3を操作して、日付,時刻(時、分、
秒)、着信番号などのコード)日付、時刻を指定する
と、これに対応した記録済のDATテープカセットが装
填されてあるマガジンの装填位置がここで認識できるの
で、チェンジャコントローラ1bを介して、外部制御装
置3はキャリァを当該装填位置に移送しここに装填され
ている記録済のDATテープカセットを搬出し、DAT
A DATドライブ1e,1fいずれかに装填する旨の
制御信号をキャリァに対して出力する。
【0048】そして、センタコントローラ1cを介し
て、外部制御装置3はDATA DATドライブ1e,
1fいずれかに装填された記録済のDATテープカセッ
トに記録されている圧縮音声データ信号に付されたアド
レスを順次検索し指定された着信音声の頭出ししこれを
再生する旨の制御信号をDATA DATドライブ1
e,1fに対して出力する。これに基づいて、DATA
DATドライブ1e,1fは当該着信音声開始位置ま
で早送り状態とした後、当該着信音声(圧縮音声データ
信号)を再生状態とする。この後、DATA DATド
ライブ1e,1fのいずれから再生される圧縮音声デー
タ信号はバスラインを介してメモリコントローラ1dに
供給され、ここで圧縮音声データ信号はデータ伸張され
て得た音声データ信号が生成出力される。この音声デー
タ信号はバスラインを介してバッファメモリ1iに供給
され、ここで一旦蓄えられた後、R−DATドライブ1
g及びオーディオユニット4内のAES/EBU変換器
4aにそれぞれ供給される。R−DATドライブ1gは
このデータ伸張された音声データ信号を汎用可能なよう
に記録する。オーディオユニット4のAES/EBU変
換器4aに供給された音声データ信号はここでAES/
EBU、D/A規格に変換され後、D/A変換器4bに
てアナログ音声信号に変換され、アンプ4cで増幅され
た後、スピーカ4dにて指定された着信音声を指定した
後直ちに聴取することができる。
【0049】上記した図1に示した音声信号連続記録再
生装置Aは音声信号をデータ圧縮した後記録しこれをデ
ータ伸張した後再生する構成であるが、次に説明する音
声信号連続記録再生装置Bは音声信号をデータ圧縮伸張
することなく記録再生する構成のものである。前述した
ものと同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0050】本発明になる音声信号連続記録再生装置B
は、図4に示すように、チェンジャユニット1、入力部
2、外部制御装置3、オーディオユニット4から構成さ
れる。
【0051】上記したチェンジャユニット1は、チェン
ジャ1a、チェンジャコントローラ1b、センタコント
ローラ1c、メモリコントローラ1d、R−DATドラ
イブ1j,1k(前述したR−DATドライブ1gと同
一構成)から構成される。
【0052】さて、上記した構成の音声信号連続記録装
置Bの記録再生動作について説明する。
【0053】(1) 記録動作 着信時、図示せぬ電話線を経て図示せぬ入力端子に供給
される音声信号はオートレベルコントローラ2aにてレ
ベル制御された後、A/D変換器2bにてA/D変換さ
れる。この後、A/D変換器2bから出力するデジタル
音声信号は着信順検知器2cに入力され、ここから着信
順に応じたアドレス(例えば日付,時刻(時、分、
秒)、着信の順番、相手先の電話番号などの検索に必要
な情報をコード化したアドレス)が付された音声データ
信号が出力される。この音声データ信号はチェンジャユ
ニット1内のバスラインを介し、センタコントローラ1
cを介して外部制御装置3の駆動制御によってメモリコ
ントローラ1dに供給され、R−DATドライブ1jの
記録転送速度のタイミングに同期合わされた後、外部制
御装置3の駆動制御によって前もって記録スタンバイ状
態にセットされているR−DATドライブ1jはこの音
声データ信号を取り込み記録する。
【0054】これに先立ち、チェンジャコントローラ1
bを介しての外部制御装置3の制御によって図示せぬマ
ガジン内に多数装填されている未記録状態のDATテー
プカセットを図示せぬキャリアによって順に搬送されR
−DATドライブ1j,1kにそれぞれ装填されている
ことはいうまでもない。
【0055】こうして、R−DATドライブ1jには着
信順に音声データ信号が記録されるのであるが、センタ
コントローラ1cを介して外部制御装置3は、着信順に
音声データ信号が記録される過程をR−DATドライブ
1jから供給されるタイムコードによって関知してお
り、そして、DATテープカセットに記録可能な音声デ
ータ信号量(例えば記録時間)に対応するタイムコード
は予め認識しているから、両者の差を計算することによ
り、R−DATドライブ1Jに装填されているDATテ
ープカセットの記録可能残量を認識できるので、これが
所定残量以下になると、停止状態であるR−DATドラ
イブ1kを起動し、記録スタンバイ状態にセットした
後、次に着信する音声データ信号をR−DATドライブ
1j,1k両者で同時記録する。これによって、着信途
中で、R−DATドライブ1jに装填されたDATテー
プカセットのテープエンドが到来して音声データ信号の
記録が中断しても、R−DATドライブ1kは記録状態
であるから、この音声データ信号全体を安全に記録でき
る。
【0056】この結果、R−DATドライブ1jの記録
動作は終了するので、記録済のDATテープカセットを
巻き戻した後、チェンジャコントローラ1bを介しての
外部制御装置3の制御によって、R−DATドライブ1
jに装填されている記録済のDATテープカセットは図
示せぬキャリアによって搬出され、図示せぬマガジン内
のDATテープカセット装填位置まで移送され、ここに
装填収納される。この後、キャリアはマガジン内に装填
されている未記録のDATテープカセットをその装填位
置から搬出し、これをR−DATドライブ1jに移送し
た後、ここに装填する。
【0057】こうして、マガジン内に多数装填されてい
る未記録のDATテープカセットはキャリアにてR−D
ATドライブ1j,1kに交互に装填され、ここで音声
データ信号が交互に記録された後、記録済のDATテー
プカセットとしてキャリアにて再びマガジン内に装填収
納される。これをマガジン内に多数装填されている未記
録のDATテープカセットがなくなるまで連続記録が可
能となる。
【0058】この結果、マガジン内には多数の記録済の
DATテープカセットが収納されることになるが、ここ
に記録されている音声信号には着信順にアドレスが付し
てあるので、このアドレスをキーにすることによって着
信毎の音声信号を管理できる。例えば、外部制御装置3
を操作して、例えば日付、時刻を指定することにより、
これに応じた着信音声を短時間にサーチでき、その再生
が可能となる。
【0059】(2) 再生動作 外部制御装置3を操作して、日付,時刻(時、分、
秒)、着信番号などのコード)日付、時刻を指定する
と、これに対応した記録済のDATテープカセットが装
填されてあるマガジンの装填位置がここで認識できるの
で、チェンジャコントローラ1bを介して、外部制御装
置3はキャリァを当該装填位置に移送しここに装填され
ている記録済のDATテープカセットを搬出し、R−D
ATドライブ1j,1kいずれかに装填する旨の制御信
号をキャリァに対して出力する。
【0060】そして、センタコントローラ1cを介し
て、外部制御装置3はR−DATドライブ1j,1kい
ずれかに装填された記録済のDATテープカセットに記
録されている音声データ信号に付されたアドレスを順次
検索し指定された着信音声の頭出ししこれを再生する旨
の制御信号をR−DATドライブ1j,1kに対して出
力する。これに基づいて、R−DATドライブ1j,1
kは当該着信音声開始位置まで早送り状態とした後、当
該着信音声(音声データ信号)を再生状態とする。
【0061】この後、R−DATドライブ1j,1kの
いずれから再生される音声データ信号はバスラインを介
してバッファメモリ1iに供給され、ここで一旦蓄えら
れた後、オーディオユニット4内のAES/EBU変換
器4aにそれぞれ供給される。オーディオユニット4の
AES/EBU変換器4aに供給された音声データ信号
はここでAES/EBU、D/A規格に変換され後、D
/A変換器4bにてアナログ音声信号に変換され、アン
プ4cで増幅された後、スピーカ4dにて指定された着
信音声を指定した後直ちに聴取することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明になる音声信号連続記録装置は、
着信順にアドレスを付した音声信号を出力する入力手段
と、この入力手段から供給される前記音声信号を多数装
填された記録媒体に連続記録再生する記録再生手段と、
この記録再生手段から再生される音声信号を出力する出
力手段とを備えたから、着信順にアドレスを付した音声
信号を多数装填された記録媒体に連続して長時間、途中
で記録が中断することなくその全てを記録することがで
き、再生時、記録されている音声信号には着信順にアド
レスが付されているので、必要とする音声信号をそのア
ドレスを指定するだけで直ちにそれを再生することがで
きるなどの効果がある。
【0063】また、本発明になる音声信号連続記録装置
は、着信順にアドレスを付した音声信号を出力する入力
手段と、この入力手段から供給される前記音声信号をデ
ータ圧縮して得た圧縮音声信号を出力するデータ圧縮手
段と、このデータ圧縮手段から供給される前記圧縮音声
信号を多数装填された記録媒体に連続記録再生する記録
再生手段と、この記録再生手段から再生される前記圧縮
音声信号をデータ伸張して得た伸張音声信号を出力する
データ伸張手段と、このデータ伸張手段から再生される
音声信号を出力する出力手段とを備えたから、着信順に
アドレスを付した音声信号を多数装填された記録媒体に
連続して長時間、途中で記録が中断することなくその全
てを記録することができ、再生時、記録されている音声
信号には着信順にアドレスが付されているので、必要と
する音声信号をそのアドレスを指定するだけで直ちにそ
れを再生することができ、さらに、音声信号をデータ圧
縮伸張して記録再生するから、記録媒体に記録される着
信音声信号の数をデータ圧縮して記録しないものに比べ
て増加できるから、記録媒体に着信音声信号を高密度記
録でき、着信音声信号記録済の記録媒体保管、移送に好
適であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる音声信号連続記録装置の第1実施
例ブロック構成図である。
【図2】データ圧縮処理ブロック構成図である。
【図3】データ伸張処理ブロック構成図である。
【図4】本発明になる音声信号連続記録装置の第2実施
例ブロック構成図である。
【符号の説明】 1 チェンジャユニット 2 入力部 3 外部制御装置 4 オーディオユニット(出力手段) 5 圧縮処理回路(データ圧縮処理手段) 6 伸張処理回路(データ伸張処理手段) 1d メモリコントローラ 1e,1f DATA DATドライブ 1g,1j,1k R−DATドライブ 1h ハードディスクドライブ A,B 音声信号連続記録再生装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着信順にアドレスを付した音声信号を出力
    する入力手段と、 この入力手段から供給される前記音声信号をデータ圧縮
    して得た圧縮音声信号を出力するデータ圧縮手段と、 このデータ圧縮手段から供給される前記圧縮音声信号を
    多数装填された記録媒体に連続記録再生する記録再生手
    段と、 この記録再生手段から再生される前記圧縮音声信号をデ
    ータ伸張して得た伸張音声信号を出力するデータ伸張手
    段と、 このデータ伸張手段から再生される音声信号を出力する
    出力手段とを備えたことを特徴とする音声信号連続記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】着信順にアドレスを付した音声信号を出力
    する入力手段と、 この入力手段から供給される前記音声信号を多数装填さ
    れた記録媒体に連続記録再生する記録再生手段と、 この記録再生手段から再生される音声信号を出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする音声信号連続記録再
    生装置。
JP4135988A 1992-04-28 1992-04-28 音声信号連続記録再生装置 Pending JPH05307869A (ja)

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JP4135988A JPH05307869A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 音声信号連続記録再生装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6187258A (ja) * 1984-10-05 1986-05-02 Sony Corp カセット自動供給選択再生装置
JPS6314571A (ja) * 1986-07-07 1988-01-21 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 光デイスク記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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