JPH05307783A - 磁気記録再生システム - Google Patents

磁気記録再生システム

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JPH05307783A
JPH05307783A JP11273192A JP11273192A JPH05307783A JP H05307783 A JPH05307783 A JP H05307783A JP 11273192 A JP11273192 A JP 11273192A JP 11273192 A JP11273192 A JP 11273192A JP H05307783 A JPH05307783 A JP H05307783A
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Yoshitane Tsuburaya
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録容量が高く、情報の長期保存性に優れ、
信号の転送速度が早く、安価に実施できる磁気記録再生
システムを提供する。 【構成】 化学的安定性に優れ、信号のオーバーライト
が可能で信号の実効転送速度が早く、安価に製造できる
公知の磁気ディスク1を情報の記録媒体として用いる。
それと対向に配置された光学ヘッド2及び磁気ヘッド3
又はマグネットを用いて、磁気光学的に信号を記録又は
消去する。また、磁気ヘッド3により磁気的に信号を再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクと、該磁
気ディスクを着脱可能に装着して情報の記録、再生、消
去を行なうドライブ装置とから構築される磁気記録再生
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、磁性層を情報の記録媒体
として用いる記録再生システムには、磁気記録再生シス
テムと、光磁気記録再生システムとがある。
【0003】磁気記録再生システムは、磁気記録媒体と
磁気ヘッドとを含んで構成され、磁気ヘッドに対して磁
気記録媒体を接触又は非接触の状態で走行させ、常温で
磁気ヘッドから出力された磁気信号を磁性層に記録し、
また常温で磁気記録媒体に記録された磁気信号を磁気ヘ
ッドでピックアップすることで信号を再生し、また常温
で磁気ヘッドから消去方向の磁界を磁性層に印加するこ
とで信号の消去を行なうものである。これに対して、光
磁気記録再生システムは、光磁気記録媒体と光学ヘッド
と磁気ヘッド又はマグネットとを含んで構成され、相対
向に配置された光学ヘッドと磁気ヘッド又はマグネット
との間で光磁気記録媒体を走行させ、光学ヘッドから光
磁気記録媒体にレーザビームを照射して磁性層をそのキ
ュリー温度又は補償温度近傍まで昇温しつつ、当該昇温
部分に磁気ヘッド又はマグネットから磁気信号を印加し
て情報の記録を行ない、また低レベルの直線偏光を記録
トラックに沿って照射し、磁性層に形成された反転磁区
の配列に対応する反射光のカー回転角の変化を検出する
ことで信号の再生を行なうものである。信号の消去は、
光学ヘッドから光磁気記録媒体にレーザビームを照射し
て磁性層をそのキュリー温度又は補償温度近傍まで昇温
しつつ、当該昇温部分に磁気ヘッド又はマグネットから
消去方向の磁界を印加することで行なわれる。
【0004】磁気記録媒体、例えばフレキシブル磁気デ
ィスク(フロッピーディスク)やハードディスクの磁性
層は、γ−Fe23 粉末、Co含有Fe23 粉末、
Fe34 粉末、Co含有Fe34 粉末、Fe粉末、
Co粉末、Fe−Ni合金粉末などの磁性粉末を結合剤
及び有機溶剤などと共に塗布、乾燥したもの、あるいは
Co,Fe,Ni,Co−Ni合金,Co−Cr合金,
Co−P合金,Co−Ni−P合金,Al−Co合金,
Al−Ni−Co合金などの強磁性材料を真空成膜した
ものなどによって形成されており、化学的安定性が高
く、耐食性に優れ、しかも安価に製造できるという利点
がある。また、磁気記録媒体は、信号が記録されたエリ
アに新たな信号を書き込むことによって、先に記録され
た信号を新たな信号に書き替える機能、すなわちオーバ
ーライト機能を有し、信号の実効転送速度が早いという
利点がある。その反面、磁気記録媒体の記録密度は、磁
気ヘッドのギャップ幅によって制約されるために、記録
密度を高くできないという欠点がある。
【0005】一方、光磁気記録媒体の長所と欠点は磁気
記録媒体と反対であって、磁性層として垂直磁化膜を用
い、微細な反転磁区を形成することで信号の記録をする
ことから高い記録密度を得ることができるが、媒体の膜
構造及びドライブ装置を特別に工夫しないと信号のオー
バーライトが不能で、磁気記録再生システムなみの信号
の実効転送速度を得られない。また、光磁気記録媒体の
磁性層としては、希土類−遷移金属系の垂直磁化膜が現
在のところ最も好適とされているが、この種の垂直磁化
膜は化学的安定性が低く耐食性が悪いために、信号の長
期保存性が悪いという欠点がある。光磁気記録再生シス
テムをオーバーライト可能に構成すると、媒体の膜構造
及びドライブ装置が複雑化し、システムが高価になる。
また、光磁気記録媒体の耐食性を改善するためには、何
層もの保護層を積層しなくてはならず、やはりコスト高
になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】情報記録媒体及び情報
の記録再生システムにおいては、記録容量が高いこと、
長期保存性に優れること、信号の転送速度が早いこと、
安価に実施できること等が特に要求される。
【0007】本発明は、かかる技術的な課題を解決する
ためになされたものであって、その目的は、磁気記録再
生システムと光磁気記録再生システムの長所を併せもっ
たまったく新しい情報の記録再生システムを提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するための第1の手段として、トラッキング用の案
内溝及び情報記録層である磁性層を有する磁気ディスク
と、前記案内溝と対向に配置された光学ヘッドと、前記
磁気ディスクを介して前記光学ヘッドと対向側に配置さ
れた磁気ヘッドとを備え、情報の記録時には、前記光学
ヘッドから前記案内溝にレーザビームを照射し、その反
射光よりトラッキング誤差信号を得て前記光学ヘッドと
磁気ヘッドとが同時一体でトラッキング移動を行ない、
所望の情報記録エリアに前記光学ヘッドから一定強度の
レーザビームを照射して前記磁性層を昇温しつつ、前記
磁気ヘッドから前記磁性層の前記昇温時の保磁力よりも
大きなパルス状の磁気信号を前記磁性層に印加し、情報
の再生時には、前記の方法で前記光学ヘッドと磁気ヘッ
ドとが同時一体でトラッキング移動しつつ、所望の情報
記録エリアに前記磁気ヘッドを位置付けて、当該エリア
からの信号を磁気的に読み出し、情報の消去時には、前
記の方法で前記光学ヘッドと磁気ヘッドとが同時一体で
トラッキング移動し、所望の情報記録エリアに前記光学
ヘッドから一定強度のレーザビームを照射して前記磁性
層を昇温しつつ、前記磁気ヘッドから昇温時における前
記磁性層の保磁力よりも大きな消去方向の磁気信号を前
記磁性層に印加することで磁気記録再生システムを構築
した。
【0009】また、前記の目的を達成するための第2の
手段として、トラッキング用の案内溝及び情報記録層で
ある磁性層を有する磁気ディスクと、前記案内溝と対向
に配置された光学ヘッドと、前記磁気ディスクを介して
前記光学ヘッドと対向側に相隣接して配設された互いに
極性が異なる第1及び第2のマグネットと、これら2つ
のマグネットの配設位置外に配設された磁気ヘッドとを
備え、情報の記録時には、前記光学ヘッドから前記案内
溝にレーザビームを照射し、その反射光よりトラッキン
グ誤差信号を得て該光学ヘッドのトラッキング移動を行
ないつつ、所望の情報記録エリアであってかつ前記磁気
ディスクの移動方向上流側に配置された第1のマグネッ
トと対向する部分に、前記磁性層の保磁力を前記第1の
マグネットより印加される磁界強度よりも低下させるに
必要な大きさの一定強度のレーザビームを、前記光学ヘ
ッドから照射して当該部分の磁性層を初期化し、また、
前記光学ヘッドから出射されたレーザビームを初期化さ
れたトラック上であってかつ前記磁気ディスクの移動方
向下流側に配置された第2のマグネットと対向する部分
に位置付け、前記磁性層の保磁力を前記第2のマグネッ
トより印加される磁界強度よりも低下させるに必要な大
きさのパルス状に強度変調されたレーザビームを前記光
学ヘッドから照射し、情報の再生時には、前記の光トラ
ッキングの方法で前記磁気ヘッドをトラッキング移動し
つつ、所望の情報記録エリアに前記磁気ヘッドを位置付
けて、当該エリアからの信号を磁気的に読み出し、情報
の消去時には、前記の光トラッキングの方法で前記光学
ヘッドをトラッキング移動しつつ、所望の情報記録エリ
アであってかつ前記磁気ディスクの移動方向上流側に配
置された第1のマグネットと対向する部分に、前記磁性
層の保磁力を前記第1のマグネットより印加される磁界
強度よりも低下させるに必要な大きさの一定強度のレー
ザビームを前記光学ヘッドから照射することで磁気記録
再生システムを構築した。
【0010】前記第2の手段におけるマグネットとして
は、Co,Fe,Ni,Co−Ni合金,Co−Cr
合金,Co−P合金,Co−Ni−P合金,Al−Co
合金,Al−Ni−Co合金などを帯状に成形して垂直
磁化したもの、γ−Fe23 粉末、Co含有Fe2
3 粉末、Fe 34 粉末、Co含有Fe34 粉末、
Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni合金粉末などの磁性粉
末を結合剤及び有機溶剤などと共に塗布、乾燥して垂直
磁化したもの、Co,Fe,Ni,Co−Ni合金,
Co−Cr合金,Co−P合金,Co−Ni−P合金,
Al−Co合金,Al−Ni−Co合金などの強磁性材
料を真空蒸着法またはスパッタリング法などを用いて真
空成膜し、垂直磁化したもの、希土類元素及び遷移元
素を主成分とするアモルファス合金などからなる自発磁
化強磁性垂直磁化膜などを用いることができる。この第
2の手段は、磁気ディスクをディスクカートリッジ内に
回転可能に収納し、マグネットをディスクカートリッジ
の内面に、磁気ディスクの半径方向に向けて帯状に設け
た場合に、最も実用的なシステムとなる。
【0011】また、前記第1及び第2の手段における磁
気ディスクとしては、キュリー温度又は補償温度が5
0℃〜400℃の範囲内にあり、かつ室温における保磁
力が前記磁気ヘッド又はマグネットから当該磁性層に作
用する磁気信号強度よりも格段に大きい面内磁化膜又は
垂直磁化膜からなる磁性層が設けられたもの、片面に
案内溝が形成された透明基板と、該透明基板の案内溝形
成面上に設けられた光熱変換層と、この光熱変換層上に
積層された磁性層とからなるもの、磁性材料と光熱変
換性材料との混合材料から磁性層が形成されたもの、
片面に案内溝が形成された透明基板上に、磁性層以外の
反射層が担持されたもの、片面に案内溝が形成された
透明基板と該透明基板上に担持される薄膜との間に、断
熱層が設けられたもの、磁性層の外面に、保護層及び
潤滑層のうちの少なくともいずれか一方が形成されたも
の、セクターアドレス等のプリフォーマット信号が、
磁性層に磁気的に書き込まれたもの等を用いることがで
きる。前記第1及び第2の手段において、磁気ディスク
の異なる半径領域に、複数組の光学ヘッド、磁気ヘッド
又はマグネットを夫々所定の配列で配置し、磁気ディス
ク上の複数の情報記録エリアで、情報の記録、再生、消
去を同時にかつ夫々独立して行なえるようにすれば、よ
り信号の実効転送速度を向上できる。
【0012】
【作用】前記第1及び第2の手段によると、情報記録媒
体として磁気記録媒体を用いたので、安価にして情報の
長期保存性に優れた記録再生システムを構築できる。ま
た、磁気ディスクに案内溝を形成し、光学的手段によっ
てトラッキングを行なうようにしたので、より微細で精
密なトラッキング制御が可能となり、信号の記録容量を
高めることができる。また、磁性層をレーザビームによ
って昇温しつつ信号の記録又は消去を行なうので、より
小さな磁界で信号の記録又は消去を高速に行なうことが
でき、その結果として、信号の実効転送速度を高速化で
きる。加えて、前記第1の手段では、信号のオーバーラ
イトが可能であるので、従来の磁気記録再生システムの
信号転送速度よりもさらに信号転送速度を高速化でき
る。
【0013】
【実施例】本発明に係る磁気記録再生システムの第1例
を、図1〜図9に基づいて説明する。図1は第1実施例
に係る磁気記録再生システムの構成図、図2は図1の要
部拡大断面図、図3〜図9は本例システムに適用される
磁気ディスクの膜構造を例示する断面図である。
【0014】図1及び図2に示すように、第1実施例に
係る磁気記録再生システムは、磁気ディスク1と、該磁
気ディスク1の片側に配置された光学ヘッド2と、前記
磁気ディスク1を介して前記光学ヘッド2と対向側に配
置された磁気ヘッド3とから構成されている。光学ヘッ
ド2としては、信号再生用の光学系が不要である点を除
いて、従来より光ディスクシステムに適用されているも
のをそのまま用いることができる。磁気ヘッド3として
は、従来より磁気記録再生システムに適用されているも
のをそのまま用いることができる。ただし、本システム
においては、トラック幅をミクロンオーダーもしくはサ
ブミクロンオーダーに設定することも可能であるので、
これに対応して、ギャップ幅が小さいものほど好まし
い。
【0015】磁気ディスク1としては、図3〜図9に例
示するようなものを用いることができる。
【0016】図3の磁気ディスク1は、片面に光学ヘッ
ド2及び磁気ヘッド3をトラッキングするための案内溝
11、及び記録エリアのアドレス等を光学的に読み出す
ためのプリピット12等のプリフォーマットパターンが
微細な凹凸状に形成された透明基板13の当該パターン
形成面に、透明な透水防止膜14と、透明な断熱膜15
と、光反射性の磁性膜16とをこの順で積層してなる。
透明基板材料としては、ポリカーボネートやポリメチル
メタアクリレートなどの樹脂材料が特に好適である。透
明な透水防止膜14としては、SiO2 などの無機材料
が特に好適である。透明な断熱膜15としては、SiN
あるいはSiO2 とSiNの混合体などの無機材料が特
に好適である。磁性膜16としては、γ−Fe23
粉末、Co含有Fe23 粉末、Fe 34 粉末、Co
含有Fe34 粉末、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni
合金粉末などの磁性粉末を結合剤及び有機溶剤などと共
に塗布、乾燥したもの、Co,Fe,Ni,Co−N
i合金,Co−Cr合金,Co−P合金,Co−Ni−
P合金,Al−Co合金,Al−Ni−Co合金などの
強磁性材料を真空成膜したもの、Tb,Dy,Gd,
Hfなどの希土類元素及びCo,Fe,Ni,Crなど
の遷移元素を主成分とするアモルファス合金などの自発
磁化強磁性垂直磁化膜などを用いることができる。な
お、必要に応じて、磁性膜16上に、エポキシなどの樹
脂接着剤とアルミナあるいはカーボン(黒鉛粉)などの
潤滑剤との混合溶液からなる潤滑性保護膜を塗布するこ
ともできる。
【0017】図4の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、透明
な透水防止膜14と、透明な断熱膜15と、反射膜17
と、磁性膜16とをこの順で積層してなる。反射膜材料
としては、安価であることなどから、アルマイト、表面
のみがアルマイト化されたアルミニウム、あるいはTi
−Alなどが特に好適である。その他については、図3
の実施例と同じであるので、重複を避けるために説明を
省略する。
【0018】図5の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、反射
膜17と、磁性膜16とをこの順で積層してなる。各部
に好適な材料等については、図4の実施例と同じである
ので、重複を避けるために説明を省略する。
【0019】図6の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、透明
な透水防止膜14と、反射膜17と、磁性膜16と、潤
滑性保護膜18とをこの順で積層してなる。潤滑性保護
膜材料としては、前記したように、エポキシなどの樹脂
接着剤とアルミナあるいはカーボンなどの潤滑剤との混
合溶液を用いることができる。その他については、図4
の実施例と同じであるので、重複を避けるために説明を
省略する。
【0020】図7の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、透明
な透水防止膜14と、磁性膜16と、反射膜17とをこ
の順で積層してなる。各部に好適な材料等については、
図4の実施例と同じであるので、重複を避けるために説
明を省略する。
【0021】図8の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、透明
な透水防止膜14と、光熱変換層19と、磁性膜16
と、反射膜17とをこの順で積層してなる。光熱変換層
材料としては、シアニン色素、フタロシアニン色素など
の有機色素材料やTe,Bi,Te−Se−Pb合金、
Au−Sn合金などの薄膜などを用いることができる。
その他については、図4の実施例と同じであるので、重
複を避けるために説明を省略する。
【0022】図9の磁気ディスク1は、前記と同様の透
明基板13のプリフォーマットパターン形成面に、透明
な透水防止膜14と、透明な光熱変換層19と、反射膜
17と、磁性膜16と、保護膜18とをこの順で積層し
てなる。各部に好適な材料等については、図8の実施例
と同じであるので、重複を避けるために説明を省略す
る。
【0023】図3〜図9の磁気ディスク1は、図1に示
すように、中心部にスピンドル孔1aが開設された円板
形に形成される。案内溝11は、スピンドル孔1aと同
心の渦巻状又は同心円状に形成される。プリピット12
は、該案内溝11上に形成されるか、あるいは相隣接す
る案内溝の間のランド部に形成される。なお、本例にお
いては、アドレス信号などのプリフォーマット信号をプ
リピット12の形で透明基板13に記録したが、磁性膜
16に磁気信号の形で記録することももちろん可能であ
る。
【0024】磁気ディスク1は、図1に示すように、ス
ピンドル孔1a内に回転スピンドル4の先端部を挿入す
ることによって、ドライブ装置の媒体駆動部であるター
ンテーブル5に搭載される。光学ヘッド2は磁気ディス
ク1の透明基板側に配設され、磁気ヘッド3は磁気ディ
スク1の磁性膜16側に配設される。これら磁気ディス
ク1のディスク表面と光学ヘッド2との間隔、及び磁気
ディスク1のディスク表面と磁気ヘッド3との接触圧
力、さらには光学ヘッド2と磁気ヘッド3との相対位置
は、磁気ディスク1がターンテーブル5上に搭載された
段階で、機械的に所定の値に調整される。すなわち、デ
ィスク表面と光学ヘッド2との間隔は、光学ヘッド2の
焦点距離近傍に調整され、ディスク表面と磁気ヘッド3
との接触圧力は、磁気ヘッド3が搭載されるジンバルば
ね(図示せず)によって所定の値に調整される。また、
光学ヘッド2の光軸上に磁気ヘッド3のギャップ部が配
置されるように、光学ヘッド2と磁気ヘッド3とが位置
決めされる。光学ヘッド2と磁気ヘッド3とは、ヘッド
架体73に一体に取り付けられており、モータ72によ
って回転駆動される送りねじ70の回転量及び回転方向
にしたがって、同一方向に同一量だけ移送される。モー
タ72は、図示外の制御装置から送信されるヘッド送り
制御信号によって制御される。また、光学ヘッド2又は
磁気ヘッド3と図示外の制御装置との信号のやりとり
は、信号制御器74を介して行なわれる。
【0025】本例の磁気記録再生システムは、図1及び
図2に示すように、光学ヘッド2から磁気記録媒体1の
案内溝(図示省略)に沿ってレーザビーム6を照射し、
その反射光よりトラッキング誤差信号を得て光学ヘッド
2及び磁気ヘッド3のトラッキングを行ない、所望の情
報記録エリアに光学ヘッド2から磁性層16を昇温する
一定強度のレーザビームを照射しつつ、磁気ヘッド3か
ら昇温時における磁性層16の保磁力よりも大きなパル
ス状の磁気信号を磁性層16に印加することで、情報の
記録を行なうことができる。なお、記録時、磁性層16
をそのキュリー温度又は補償温度近傍まで昇温すること
が理想的であるが、このような高温まで達しなくても、
昇温するにしたがって磁性層16の保磁力を低下させる
ことができるので、通常の磁気ディスクのように常温で
記録する場合に比べて情報の記録に要する磁気信号強度
を低下することができ、よって磁気ヘッド3の小型化、
低出力化、ひいては磁気記録媒体1の記録容量の増加に
効果がある。
【0026】また、情報の再生は、前記の方法で光学ヘ
ッド2及び磁気ヘッド3をトラッキングしつつ、所望の
情報記録エリアに磁気ヘッド3を位置付けて、当該エリ
アからの信号を磁気的に読み出すことで行なえる。
【0027】情報の消去は、前記の方法で光学ヘッド2
及び磁気ヘッド3をトラッキングし、所望の情報記録エ
リアに光学ヘッド2から磁性層16を昇温する一定強度
のレーザビームを照射しつつ、磁気ヘッド3から昇温時
における磁性層16の保磁力よりも大きな消去方向の磁
気信号を磁性層16に印加することで行なえる。
【0028】次に、本発明に係る磁気記録再生システム
の第2例を、図10〜図12に基づいて説明する。図1
0に示すように、本例の磁気記録再生システムは、磁気
ディスク1を介してその磁性層16形成面側に、極性が
互いに逆向きの第1及び第2のマグネット21,22を
配設すると共に、磁気ディスク1を介してその反対側の
マグネット21,22と夫々対向する位置に、第1およ
び第2の光学ヘッド(対物レンズ)2a,2bを配設
し、さらには前記第1及び第2のマグネットの配設位置
外に磁気ヘッド3を配設してなる。図10において、2
3はレーザ光源、24はビームスプリッタ、25はミラ
ー、26は光変調器を示す。レーザ光源23から出射さ
れたレーザビーム6は、ビームスプリッタ24によって
2分割される。分割されたレーザビーム6の一方は、ミ
ラー25によって、磁気ディスク1の回転方向上流側に
配置された第1の対物レンズ光学ヘッド2aに導かれ、
該第1の光学ヘッド2aより一定強度の初期化用光とし
て磁気ディスク1に照射される。また、分割されたレー
ザビーム6の他方は、ビームスプリッタ24によって光
変調器26に導かれ、所定の情報信号によってパルス状
に強度変調される。光変調器26から出力された変調光
は、磁気ディスク1の回転方向下流側に配置された第2
の光学ヘッド2bに導かれ、該第2の光学ヘッド2bよ
り記録用光として磁気ディスク1に照射される。
【0029】磁気ディスク1としては、前出の図3〜図
9に例示したものを用いることができる。
【0030】前記マグネット21,22としては、昇温
時に磁性膜16が有する保磁力よりも大きな磁界を磁性
膜16に印加可能な磁界強度を有するものが用いられ
る。具体的には、Co,Fe,Ni,Co−Ni合
金,Co−Cr合金,Co−P合金,Co−Ni−P合
金,Al−Co合金,Al−Ni−Co合金などを帯状
に成形して垂直磁化したもの、γ−Fe23 粉末、
Co含有Fe23 粉末、Fe 34 粉末、Co含有F
34 粉末、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni合金粉
末などの磁性粉末を結合剤及び有機溶剤などと共に塗
布、乾燥して垂直磁化したもの、Co,Fe,Ni,
Co−Ni合金,Co−Cr合金,Co−P合金,Co
−Ni−P合金,Al−Co合金,Al−Ni−Co合
金などの強磁性材料を真空蒸着法またはスパッタリング
法などを用いて真空成膜し、垂直磁化したもの、Tb
−Fe−Co合金、Tb−Fe−Co−Cr合金、Tb
−Fe−Co−Nb合金、Gd−Dy−Fe−Co合
金、Tb−Gd−Fe−Co−Cr合金など、希土類元
素及び遷移元素を主成分とするアモルファス合金などか
らなる自発磁化強磁性垂直磁化膜、前記と同様の自
発磁化強磁性垂直磁化膜の外表面をNi,Co,Crな
どの耐食性材料で被覆したものなどを用いることができ
る。これらのうちでは、薄形に形成できることから前記
、、、のものが特に好ましい。
【0031】マグネット21,22は、夫々磁気ディス
ク1の半径方向に沿って帯状に設定される。その幅は、
ミクロンオーダーまたはサブミクロンオーダーから50
mmのオーダーまでの任意の値に設定することができる
が、好ましくは、磁気ディスク1をドライブ装置に装着
したときの光学ヘッド2a,2bとマグネット21,2
2との位置ずれを考慮して、そのバラツキ幅に最小の磁
化ドメインの長さからレーザビーム6の振れ幅を加え合
せた値より大きい程度の幅に設定される。また、マグネ
ット21,22の長さは、少なくとも磁気ディスク1の
記録領域をカバーしうる長さに形成される。なお、マグ
ネット21,22は、必ずしも連続する形に形成する必
要はなく、微細なマグネット21,22を一直線状に並
べたものであってもよい。この場合、各微細なマグネッ
ト21,22の長さは、トラックピッチよりも大きいも
のとすることができる。
【0032】また、マグネット21,22は、ディスク
面になるべく近接して配置されることが好ましく、ディ
スク回転時にマグネット21,22の表面がディスク面
と所望の狭い間隔を隔てて対向されるようにマグネット
取付台27の高さあるいはマグネット21,22の厚さ
(膜厚)を調整して用いられる。なお、磁気ディスク1
のマグネット対向面に平滑な耐摩耗性及び耐摩耗熱性に
優れた被膜を被着すると共に、マグネット21,22の
表面にも滑性及び耐摩耗性に優れた皮膜を形成し、これ
らの皮膜を介してマグネット21,22をディスク面に
摺接させることもできる。
【0033】本例の磁気記録再生システムは、光学ヘッ
ド2aから磁気ディスク1の案内溝11に沿って信号再
生レベルのレーザビームを照射し、その反射光よりトラ
ッキング誤差信号を得て光学ヘッド2a,2bのトラッ
キングを行ないつつ、所望の情報記録エリアであってか
つ磁気ディスク1の回転方向上流側に配置された第1の
マグネット21と対向する部分に、磁性層16の保磁力
を第1のマグネット21より印加される磁界強度よりも
低下させるに必要な大きさの一定強度のレーザビーム
(図11に実線で示される強度)を光学ヘッド2aから
照射して当該部分の磁性層16を初期化し、また光学ヘ
ッド2bから出射されたレーザビームを初期化されたト
ラック上であってかつ磁気ディスク1の回転方向下流側
に配置された第2のマグネット22と対向する部分に位
置付け、磁性層16の保磁力を第2のマグネット22よ
り印加される磁界強度よりも低下させるに必要な大きさ
のパルス状に強度変調されたレーザビームを光学ヘッド
2bから照射することで情報を記録できる。すなわち、
第2のマグネット22の磁化の向きは、第1のマグネッ
ト21の磁化の向きと逆向きであり、かつ第2のマグネ
ット22の磁界強度は、昇温時に磁性膜16が有する保
磁力よりも大きな磁界を磁性膜16に印加可能な大きさ
に調整されているから、第2の光学ヘッド2bによる昇
温部分(図11に破線で示したレーザビームの照射パタ
ーンのうちの高レベルのレーザビームが照射された部
分)が選択的に第2のマグネット22の磁化の方向に反
転され、磁性膜16に信号が記録される。
【0034】また、情報の再生は、前記の方法で磁気ヘ
ッド3をトラッキングしつつ、所望の情報記録エリアに
磁気ヘッド3を位置付け、当該エリアからの信号を磁気
的に読み出すことで行なえる。
【0035】さらに、情報の消去は、前記の方法で光学
ヘッドを2aトラッキングしつつ、所望の情報記録エリ
アであってかつ磁気ディスク1の回転方向上流側に配置
された第1のマグネット21と対向する部分に、磁性層
16の保磁力を第1のマグネット21より印加される磁
界強度よりも低下させるに必要な大きさの一定強度のレ
ーザビームを光学ヘッド2aから照射することで行なえ
る。
【0036】本例のシステムは、光学ヘッドと磁気ヘッ
ドとの精密な位置合わせが不要であるので、前記第1例
に係るシステムに比べて、組立てが容易になるという特
徴がある。
【0037】なお、図10の例では2つの光学ヘッド2
a,2bを用いたが、図12に示すように、1つの光学
ヘッド2を2条のマグネット21,22のほぼ中間に配
置し、該光学ヘッドから第1のマグネット21と対向す
る部分及び第2のマグネット22と対向する部分に、2
条のレーザビーム6a,6bを照射するようにすること
もできる。すなわち、レーザ光源23から出射されたレ
ーザビーム6をビームスプリッタ24にて2分割し、一
方はミラー25を介して直接光学ヘッド2に入射し、他
方は光変調器26を介して光学ヘッド2に入射する。こ
のようにすれば、1つの光学ヘッド(対物レンズ)2か
ら一定強度のレーザビーム及び強度変調されたレーザビ
ームを併せて出射できる。
【0038】以下に、第2実施例に係る磁気記録再生シ
ステムの具体的構成例を、図13〜図24に基づいて説
明する。
【0039】図13及び図14はその第1例を示す図で
あって、図13は上下反転した断面図、図14は上下反
転しかつ一部破断した斜視図である。これらの図におい
て、符号31はディスクカートリッジを示し、その他前
出の各図と対応する部分にはそれと同一の符号が表示さ
れている。ディスクカートリッジ31は、下ハーフ32
と、上ハーフ33と、これら両ハーフ32,33を接合
することによって形成される空間内に回転可能に収納さ
れる磁気ディスク1と、下ハーフ32と上ハーフ33の
接合体の一側辺に沿って摺動可能に取り付けられたシャ
ッタ34と、上ハーフ33の内面に設けられたマグネッ
ト取付台27と、該マグネット取付台27の表面に設け
られたマグネット21,22とから主に構成されてい
る。
【0040】下ハーフ32及び上ハーフ33は共に、シ
ャッタ34取付側の周辺を除く3方の周辺に沿って一定
高さの接合用壁36が起立された浅皿形に形成されてお
り、シャッタ取付側の側辺部の内面には、シャッタ34
と一体に固定されたスライダ35を取り付けてこれを摺
動可能に保持するための案内用突起37が形成されてい
る。この案内用突起37の高さは、前記接合用壁36の
高さより低く構成されている。シャッタ取付側の側辺部
から見て、下ハーフ32の中央部分には、前記案内用突
起形成側の周辺近傍からこれと対向する周辺の近傍まで
延びる窓孔38が開設されており、該窓孔38から磁気
ディスク1を回転駆動する回転スピンドル4、磁気ディ
スク1にレーザビームを照射する光学ヘッド2、それに
磁気ディスク1から信号を読み出すための磁気ヘッド3
が挿入できるようになっている。一方、上ハーフ33の
内面の略中央部から案内用突起形成側の周辺近傍に至る
部分には、マグネット取付台27が一体に設けられてお
り、このマグネット取付台27の表面にマグネット2
1,22が設けられている。
【0041】前記下ハーフ32及び上ハーフ33は、例
えばABS樹脂、AS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリレート
樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂、それにこれら樹脂材料にフィラー
やカーボンを混入したものなどを用いて形成できる。な
お、前記マグネット取付台27は、上ハーフ33と別体
に形成されたものを上ハーフ33に取り付けることもで
きるが、製造を容易にするため、上ハーフ33と一体成
形することが好ましい。
【0042】シャッタ34は、窓孔38を開閉可能な平
板状に形成されており、その一端にシャッタ34を外部
から操作するためのスライダ35が取り付けられてい
る。スライダ35には、前記下ハーフ32及び上ハーフ
33に形成された案内用突起37を緩やかに挿入可能な
2条の凹溝39a,39bが相対向に形成されており、
シャッタ34をディスクカートリッジ31内に収納し、
かつ凹溝39a,39b内に案内用突起37を挿入する
ことによって、シャッタ34及びスライダ35の結合体
がディスクカートリッジ31に摺動可能に取り付けら
れ、シャッタ34が下ハーフ32の内面に摺動自在に設
定される。
【0043】シャッタ34又はスライダ35と下ハーフ
32との間には、図示しない戻しばねが張設される。よ
って、スライダ35を外部から操作しないかぎり、窓孔
38はシャッタ34によって閉鎖され、塵埃などの異物
の侵入が防止される。また、シャッタ34を戻しばねの
弾性力に抗して開方向に駆動すると、窓孔38が開放さ
れ、ディスクカートリッジ31内への回転スピンドル
4、光学ヘッド2、磁気ヘッド3の挿入が可能となる。
【0044】なお、シャッタ34及びスライダ35は、
樹脂材料、セラミック材料、金属材料(特に、ステンレ
ス)等を用いて形成できる。これらシャッタ34及びス
ライダ35は、別体に形成されたものを機械的に結合す
ることもできるが、製造を容易にするため、一体成形す
ることがより好ましい。
【0045】本例の磁気記録再生システムは、磁気ディ
スク1をディスクカートリッジ31内に収納し、ディス
クカートリッジ31の内面にマグネット21,22を設
定したので、マグネット21,22を設定するための部
材を別途必要とせず、システムの設計が容易である。ま
た、スピンドル孔1aを介してその両側に光学ヘッド2
と磁気ヘッド3とを配設したので、光学ヘッド2及びマ
グネット21,22による信号の記録又は消去と、磁気
ヘッド3による信号の再生とを同時に夫々独立して行な
うことができ、信号の実効転送速度が早いという特徴が
ある。
【0046】次に、第2実施例に係る磁気記録再生シス
テムの他の具体的構成例を、図15〜図19に基づいて
説明する。図15は本例に係るシステムの分解斜視図、
図16は下方より見た斜視図、図17〜図19はディス
ク押えの説明図である。図15及び図16において、符
号41はディスク押えを示し、その他前出の各図と対応
する部分には、それと同一の符号が表示されている。
【0047】図15及び図16に示すように、本例の磁
気記録再生システムは、上ハーフ33の内面中央部にデ
ィスク押さえ41を設けたこと、及び光学ヘッド2と磁
気ヘッド3とを相隣接して設定したことを特徴とする。
ディスク押さえ41は、少なくともディスク対向面に磁
性が付与された材料をもって、ターンテーブル5と略同
径の円盤上に形成され、上ハーフ33の内面中央部に回
転自在に取り付けられる。
【0048】ディスク押さえ41は、図17に示すよう
に、上ハーフ33のディスク対向面に凹陥部42を凹設
すると共に、その前面部分に凹陥部42の一部を覆う保
持板43を設け、これら上ハーフ33と保持板43にて
構成される空間内にディスク押さえ41の取付部44を
緩やかに内装することによって、上ハーフ33に回転自
在に取り付けることができる。また、図18に示すよう
に、上ハーフ33にディスク押さえ41の直径よりも小
径の透孔45を開設すると共に、ディスク押さえ41に
シャッタの取付溝46を形成し、該取付溝46内にシャ
ッタの透孔部分を緩やかに内装することによって、上ハ
ーフ33に回転自在に取り付けることができる。図17
及び図18において、図中の符号47は、強磁性板を示
す。さらには、図19に示すように、上ハーフ33の外
面に凹陥部42を凹設すると共に、その表面部分に凹陥
部42の一部を覆う保持板43を設け、これら上ハーフ
33と保持板43にて構成される空間内にディスク押さ
え41の取付部44を緩やかに内装することによって、
上ハーフ33に回転自在に取り付けることができる。図
19において、図中の符号48は、マグネットを示す。
【0049】本例においては、光学ヘッド2と磁気ヘッ
ド3とが相隣接して設定されている。したがって、下ハ
ーフ32には、略中央部から案内用突起形成側の周辺近
傍に至る部分にのみ窓孔38を開設すれば足りる。その
他の構成については、前出の各実施例と同じであるの
で、各実施例を表わす図と対応する部分にそれと同一の
符号を表示して、説明を省略する。
【0050】本例の磁気記録再生システムは、シャッタ
3bを開き、開放された窓孔38から回転スピンドル4
を挿入すると、磁気ディスク1の中央部に開設されたス
ピンドル孔1aに回転スピンドル4が挿入され、磁気デ
ィスク1の芯出しが行われる。また、磁気ディスク1が
ターンテーブル5上に載置され、磁気ディスク1の面方
向の位置決めが行われる。そして、この段階に至ったと
きに、回転スピンドル4の先端部に埋設されたマグネッ
ト(図示せず)がディスク押え41を吸引し、その吸引
力によって磁気ディスク1がクランプされる。よって、
本例のシステムでは、磁気ディスク1に磁性のセンター
ハブを設ける必要がないので、磁気ディスク1の構成が
簡略化されると共に、ドライブ装置側に磁気ディスク1
のクランプ部材を設定する場合に比べて、ドライブ装置
を小型化、軽量化、低コスト化できる。また、本例の磁
気記録再生システムは、光学ヘッド2と磁気ヘッド3と
を相隣接して設定したので、磁気ディスク1を介してそ
の上下両側に光学ヘッド2と磁気ヘッド3とを設定する
場合に比べて、ヘッド類の設定に要するスペースを格段
に小さくすることができ、またヘッド類を上下動するた
めの機構を格段に簡略化することができる。
【0051】次に、第2実施例に係る磁気記録再生シス
テムのさらに他の具体的構成例を、図20〜図22に基
づいて説明する。図20は本例に係るシステムの断面
図、図21は分解斜視図、図22は上ハーフの下方より
見た斜視図である。これらの図において、符号51はセ
ンターハブを示し、その他前出の各図と対応する部分に
は、それと同一の符号が表示されている。
【0052】図20及び図21に示すように、本例の磁
気記録再生システムは、磁気ディスク1の中心部に磁性
のセンターハブ51を設定したこと、及び下ハーフ32
の略中央部から案内用突起形成側の周辺近傍に至る部分
に回転スピンドル及び光学ヘッド2を挿入するための第
1の窓孔38aを開設すると共に、上ハーフ33の中心
部を介して前記第1の窓孔38aと対称側に、磁気ヘッ
ド3を挿入するための第2の窓孔38bを開設したこと
を特徴とする。下ハーフ32の外面及び上ハーフ33の
外面には、夫々同時に開閉動作するシャッタ34a,3
4bが被着され、上ハーフ33の内面の前記第1の窓孔
38aと対向する部分には、マグネット21,22が設
けられている。本例のシステムにおいては、透明基板1
3を光学ヘッド2側に向け、磁性層16をマグネット2
1,22及び磁気ヘッド3側に向けるようにして、ディ
スクカートリッジ31がドライブ装置内に収納される。
【0053】次に、第2実施例に係る磁気記録再生シス
テムのさらに他の具体的構成例を、図23〜図25に基
づいて説明する。図23は本例に係るシステムの開放状
態の斜視図、図24は組立時の下方から見た斜視図、図
25は組立時の断面図である。これらの図において、前
出の各図と対応する部分には、それと同一の符号が表示
されている。
【0054】図23及び図24に示すように、本例の磁
気記録再生システムは、ディスクカートリッジ31を開
閉可能に構成し、ディスクカートリッジ31内に収納さ
れる磁気ディスクを適宜交換できるようにしたことを特
徴とする。下ハーフ32の内面には、ディスク収納部6
1が略円形に凹設され、磁気ディスク1は、このディス
ク収納部61の外周部分に突設されたディスク保持部6
2にて保持されている。ディスク収納部61は、左右両
端部分60a,60bが下ハーフ32の側面部分に開放
されており、そこから手指を入れることによって、容易
に磁気ディスク1をつかむことができるようになってい
る。また、下ハーフ32の一部には、磁気ディスク1の
半径方向に延びるヘッド及び回転スピンドル挿入用の窓
孔38が開設され、該下ハーフ32の外面には、該窓孔
38を開閉するシャッタ34が被着されている。なお、
図24及び図25の符号63は、シャッタ34を収納す
るための浅い凹陥部を示している。一方、上ハーフ33
の内面の中央部分には、ディスク押さえ41が設けら
れ、また前記窓孔38と対向する部分には、マグネット
21,22が設けられている。ディスク押さえ41とし
ては、図17〜図19に示したと同様のものを用いるこ
とができる。本例のシステムにおいては、1つの窓孔3
8から光学ヘッドと磁気ヘッドとを挿入することによっ
て、情報の記録、再生、消去を行なうことができる。
【0055】本例の磁気記録再生システムは、下ハーフ
32と上ハーフ33とを開閉可能に構成して、磁気ディ
スク1を適宜交換できるようにしたので、1つのディス
クカートリッジ31で複数の磁気ディスクを使用するこ
とができる。よって、磁気ディスク1及びディスクカー
トリッジ31の収納スペースを小さくすることができ、
一定容量の収納スペースに多数の磁気ディスク1を収納
できる。
【0056】次に、第2実施例に係る磁気記録再生シス
テムのさらに他の具体的構成例を、図26及び図27に
基づいて説明する。図26は本例に係るシステムの分解
斜視図、図27は断面図である。これらの図において、
前出の各図と対応する部分には、それと同一の符号が表
示されている。本例の磁気記録再生システムは、両面記
録ができるようにしたことを特徴とする。
【0057】本例システムに適用されるディスクカート
リッジ31は、図26及び図27に示すように、下ハー
フ32及び上ハーフ33の対向位置に同形同大の窓孔1
8a,18bが開設され、かつ下ハーフ32の内面及び
上ハーフ33の内面に夫々独立に開閉可能なシャッタ3
4a,34bが設けられている。そして、各シャッタ3
4a,34bの内面のディスク中心と対応する部分に
は、前出の図17〜図19に示したと同様のディスク押
さえ41a,41bが回転可能に取り付けられ、また少
なくとも光学ヘッド(図示省略)の移動範囲と対応する
部分には、夫々2条ずつのマグネット22a,23a,
22b,23bが取り付けられている。
【0058】本例のディスクカートリッジ31は、図2
7に示すように、下側のシャッタ34bを開き、開放さ
れた窓孔38bから回転スピンドル4を挿入すると、磁
気ディスク1の中央部に開設されたスピンドル孔1aに
回転スピンドル4が挿入され、磁気ディスク1の芯出し
が行われる。また、磁気ディスク1がターンテーブル5
上に載置され、磁気ディスク1の面方向の位置決めが行
われる。そして、この段階に至ったときに、回転スピン
ドル4の先端部に埋設されたマグネット66がディスク
押さえ41aを吸引し、その吸引力によって磁気ディス
ク1がクランプされる。したがって、下側の開放された
窓孔38bから光学ヘッド2及び磁気ヘッド3を挿入す
ることによって、両面記録形磁気ディスク1の下面に対
する情報の記録、再生、消去動作が可能になる。磁気デ
ィスクを上下反転して回転スピンドル4に装着すれば、
前記と同様にして、両面記録形磁気ディスク1の他方の
面に対する情報の記録、再生、消去動作が可能になる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
情報記録媒体として化学的安定性に優れた磁気記録媒体
を用いたので、安価にして情報の長期保存性に優れた記
録再生システムを構築できる。また、磁気ディスクに案
内溝を形成し、光学的手段によってトラッキングを行な
うようにしたので、より微細で精密なトラッキング制御
が可能となり、信号の記録容量を高めることができる。
また、磁性層をレーザビームによって昇温しつつ信号の
記録又は消去を行なうので、より小さな磁界で信号の記
録又は消去を高速に行なうことができ、その結果とし
て、装置の小型化、消費電力の低減、信号転送速度の高
速化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る磁気記録再生システムの構成
説明図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図4】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図5】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図6】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図7】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図8】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図9】磁気ディスクの膜構造を例示する断面図であ
る。
【図10】第2実施例に係る磁気記録再生システムの構
成説明図である。
【図11】レーザビームの照射パターンを示すグラフ図
である。
【図12】第2実施例に係る磁気記録再生システムの変
形例を示す構成説明図である。
【図13】ディスクカートリッジの第1例を示す上下反
転した断面図である。
【図14】図13のディスクカートリッジの一部破断し
た斜視図である。
【図15】ディスクカートリッジの第2例を示す分解斜
視図である。
【図16】図15のディスクカートリッジの下方より見
た斜視図である。
【図17】ディスク押さえの第1例を示す断面図であ
る。
【図18】ディスク押さえの第2例を示す断面図であ
る。
【図19】ディスク押さえの第3例を示す断面図であ
る。
【図20】ディスクカートリッジの第3例を示す断面図
である。
【図21】図20のディスクカートリッジの分解斜視図
である。
【図22】上ハーフの下方より見た斜視図である。
【図23】ディスクカートリッジの第4例を示す展開時
の斜視図である。
【図24】図23のディスクカートリッジの下方より見
た斜視図である。
【図25】図23のディスクカートリッジの断面図であ
る。
【図26】ディスクカートリッジの第5例を示す分解斜
視図である。
【図27】図26のディスクカートリッジの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 光学ヘッド 3 磁気ヘッド 4 回転スピンドル 5 ターンテーブル 6 レーザビーム 11 案内溝 12 プリピット 13 透明基板 14 透水防止膜 15 断熱膜 16 磁性膜 17 反射膜 18 保護膜 19 光熱変換膜 21,22 マグネット 27 マグネット取付台 31 ディスクカートリッジ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラッキング用の案内溝及び情報記録層
    である磁性層を有する磁気ディスクと、前記案内溝と対
    向に配置された光学ヘッドと、前記磁気ディスクを介し
    て前記光学ヘッドと対向側に配置された磁気ヘッドとを
    備え、 情報の記録時には、前記光学ヘッドから前記案内溝にレ
    ーザビームを照射し、その反射光よりトラッキング誤差
    信号を得て前記光学ヘッド及び磁気ヘッドのトラッキン
    グを行ない、所望の情報記録エリアに前記光学ヘッドか
    ら一定強度のレーザビームを照射して前記磁性層を昇温
    しつつ、前記磁気ヘッドから昇温時における前記磁性層
    の保磁力よりも大きなパルス状の磁気信号を前記磁性層
    に印加し、 情報の再生時には、前記の方法で前記光学ヘッド及び磁
    気ヘッドをトラッキングしつつ、所望の情報記録エリア
    に前記磁気ヘッドを位置付けて、当該エリアからの信号
    を磁気的に読み出し、 情報の消去時には、前記の方法で前記光学ヘッド及び磁
    気ヘッドをトラッキングし、所望の情報記録エリアに前
    記光学ヘッドから一定強度のレーザビームを照射して前
    記磁性層を昇温しつつ、前記磁気ヘッドから昇温時にお
    ける前記磁性層の保磁力よりも大きな消去方向の磁気信
    号を前記磁性層に印加することを特徴とする磁気記録再
    生システム。
  2. 【請求項2】 トラッキング用の案内溝及び情報記録層
    である磁性層を有する磁気ディスクと、前記案内溝と対
    向に配置された光学ヘッドと、前記磁気ディスクを介し
    て前記光学ヘッドと対向側に相隣接して配設された互い
    に極性が異なる第1及び第2のマグネットと、これら2
    つのマグネットの配設位置外に配設された磁気ヘッドと
    を備え、 情報の記録時には、前記光学ヘッドから前記案内溝にレ
    ーザビームを照射し、その反射光よりトラッキング誤差
    信号を得て該光学ヘッドのトラッキングを行ないつつ、
    所望の情報記録エリアであってかつ前記磁気ディスクの
    移動方向上流側に配置された第1のマグネットと対向す
    る部分に、前記磁性層の保磁力を前記第1のマグネット
    より印加される磁界強度よりも低下させるに必要な大き
    さの一定強度のレーザビームを、前記光学ヘッドから照
    射して当該部分の磁性層を初期化し、また、前記光学ヘ
    ッドから出射されたレーザビームを初期化されたトラッ
    ク上であってかつ前記磁気ディスクの移動方向下流側に
    配置された第2のマグネットと対向する部分に位置付
    け、前記磁性層の保磁力を前記第2のマグネットより印
    加される磁界強度よりも低下させるに必要な大きさのパ
    ルス状に強度変調されたレーザビームを前記光学ヘッド
    から照射し、 情報の再生時には、前記の方法で前記磁気ヘッドをトラ
    ッキングしつつ、所望の情報記録エリアに前記磁気ヘッ
    ドを位置付けて、当該エリアからの信号を磁気的に読み
    出し、 情報の消去時には、前記の方法で前記光学ヘッドをトラ
    ッキングしつつ、所望の情報記録エリアであってかつ前
    記磁気ディスクの移動方向上流側に配置された第1のマ
    グネットと対向する部分に、前記磁性層の保磁力を前記
    第1のマグネットより印加される磁界強度よりも低下さ
    せるに必要な大きさの一定強度のレーザビームを前記光
    学ヘッドから照射することを特徴とする磁気記録再生シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記垂直磁化マグネ
    ットとして、Co,Fe,Ni,Co−Ni合金,Co
    −Cr合金,Co−P合金,Co−Ni−P合金,Al
    −Co合金,Al−Ni−Co合金などを帯状に成形し
    て垂直磁化したもの、又はγ−Fe23 粉末、Co含
    有Fe23 粉末、Fe 34 粉末、Co含有Fe3
    4 粉末、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni合金粉末など
    の磁性粉末を結合剤及び有機溶剤などと共に塗布、乾燥
    して垂直磁化したもの、又はCo,Fe,Ni,Co−
    Ni合金,Co−Cr合金,Co−P合金,Co−Ni
    −P合金,Al−Co合金,Al−Ni−Co合金など
    の強磁性材料を真空蒸着法またはスパッタリング法など
    を用いて真空成膜し、垂直磁化したもの、又は希土類元
    素及び遷移元素を主成分とするアモルファス合金などか
    らなる自発磁化強磁性垂直磁化膜を用いたことを特徴と
    する磁気記録再生システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、キュリー温度又は補償温度が50℃〜40
    0℃の範囲内にあり、かつ室温における保磁力が前記磁
    気ヘッド又はマグネットから当該磁性層に作用する磁気
    信号強度よりも格段に大きい面内磁化膜又は垂直磁化膜
    からなる磁性層が設けられたものを用いたことを特徴と
    する磁気記録再生システム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、片面に前記案内溝が形成された透明基板
    と、該透明基板の案内溝形成面上に設けられた光熱変換
    層と、この光熱変換層上に積層された前記磁性層とから
    なるものを用いたことを特徴とする磁気記録再生システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、磁性材料と光熱変換性材料との混合材料か
    ら前記磁性層が形成されたものを用いたことを特徴とす
    る磁気記録再生システム。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、片面に前記案内溝が形成された透明基板上
    に、前記磁性層以外の反射層が担持されたものを用いた
    ことを特徴とする磁気記録再生システム。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、片面に前記案内溝が形成された透明基板と
    該透明基板上に担持される薄膜との間に、断熱層が設け
    られたものを用いたことを特徴とする磁気記録再生シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2において、前記磁気ディ
    スクとして、前記磁性層の外面に、保護層及び潤滑層の
    うちの少なくともいずれか一方が形成されたものを用い
    たことを特徴とする磁気記録再生システム。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2において、前記磁気デ
    ィスクとして、セクターアドレス等のプリフォーマット
    信号が、前記磁性層に磁気的に書き込まれたものを用い
    たことを特徴とする磁気記録再生システム。
  11. 【請求項11】 請求項1又は2において、前記磁気デ
    ィスクの異なる半径領域に、複数組の前記光学ヘッド、
    磁気ヘッド、又はマグネットを夫々所定の配列で配置
    し、磁気ディスク上の複数の情報記録エリアで、情報の
    記録、再生、消去を同時にかつ夫々独立して行なえるよ
    うにしたことを特徴とする磁気記録再生システム。
  12. 【請求項12】 請求項2において、前記磁気ディスク
    がディスクカートリッジ内に回転可能に収納された磁気
    ディスクであり、前記マグネットが前記ディスクカート
    リッジの内面の、前記磁気ディスクの半径方向に帯状に
    設けられていることを特徴とする磁気記録再生システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項1又は2において、前記案内溝
    に沿ってプリフォーマット信号を、前記磁気ディスクの
    表面の凹凸の形で記録したことを特徴とする磁気記録再
    生システム。
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WO2003003352A1 (fr) * 2001-06-28 2003-01-09 Fujitsu Limited Procede et appareil d'enregistrement magnetique et support d'enregistrement magnetique destine a etre utilise dans ledit appareil

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