JPH05307563A - 翻訳装置 - Google Patents

翻訳装置

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JPH05307563A
JPH05307563A JP4110218A JP11021892A JPH05307563A JP H05307563 A JPH05307563 A JP H05307563A JP 4110218 A JP4110218 A JP 4110218A JP 11021892 A JP11021892 A JP 11021892A JP H05307563 A JPH05307563 A JP H05307563A
Authority
JP
Japan
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sentence
noun
translation
stored
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Prior art date
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Pending
Application number
JP4110218A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Akasaka
宏二 赤坂
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4110218A priority Critical patent/JPH05307563A/ja
Publication of JPH05307563A publication Critical patent/JPH05307563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 翻訳すべき文に名詞句の省略があった場合、
省略を補うことが可能な名詞の候補群を翻訳装置が表示
装置に表示する。 【構成】 キーボード4等から入力された原文を、辞
書、文法規則及び木構造変換規則6に基づき、翻訳モジ
ュール5が翻訳を行う際に、翻訳対象文に名詞句の省略
があり、翻訳作業に支障が起こった場合、メインメモリ
2に格納されている名詞から、名詞句の省略を補うこと
が可能な名詞の候補群を翻訳対象文とともにCRT3に
表示し、操作者に省略された名詞をキーボード4から選
択させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は翻訳装置の抱える課題で
ある省略された語や表現の取り扱いに関する発明であ
り、特に翻訳装置と使用者が対話しながら翻訳を進める
場合に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、翻訳装置の抱える大きな課題の一
つが、省略された語や表現の取り扱いであった。その一
例を(文1)〜(文3)をもとに説明する。 (文1) 花子がお昼にオーブンでケーキを焼いた。 (文2) 太郎が畑で取れた苺を持ってきた。 (文3) お昼に台所で食べた。
【0003】翻訳装置が上記(文1)〜(文3)を翻訳
する場合、(文1)及び(文2)には英訳文を生成する
ために必要な動詞の主格、目的格が存在するが、(文
3)には正しい英訳文を生成するのに必要な動詞「食べ
た」の主格、目的格が存在しないため、つまり「誰
が」、「何を」、「食べた」のかが分からない。
【0004】このような場合、従来は次のような方法を
とっていた。 (1) 英訳文中の主格、目的格の現れるべき場所に、
主格、目的格を示す記号を挿入し、生成された英訳文が
未完成であることを示す。 (2) 英訳文中の主格、目的格の部分に、適当な代名
詞を挿入し、文法的形式を整える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
方法をとった場合、後の編集に手間がかかってしまい、
また、(2)の方法では、主格、目的格の数情報(単数
であるか、複数であるか)や文法性(男性名詞か女性名
詞か)が分からなければ適当な代名詞が選択できないこ
とも少なくないし、代名詞が選択されたとしても、代名
詞の多い翻訳文が生成されることになり読者に読みづら
く、誤解を招く訳文になる危険性がある。例えば、上記
の例で“it”という代名詞を用い、(文3)を英訳す
ると、“It eats it at noon.”と
なってしまう。もし、原文の書き手が「太郎」と「花
子」が食べたのだということを意図していた場合、訳文
の読み手は書き手の意図を訳文から読み取ることが不可
能になってしまうという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的としてなされたもので、請求項1記載の発明は、
文を入力する入力手段と、辞書、文法規則及び木構造変
換規則をデータとして記憶している第1の記憶手段と、
第1の記憶手段に記憶されたデータに基づき、入力手段
から入力された文を翻訳する翻訳モジュールとを備えた
翻訳装置において、翻訳処理にかかった原文中に含まれ
る名詞を記憶する第2の記憶手段と、翻訳対象文に名詞
句の省略があった場合、前記第2の記憶手段に格納され
ている名詞から、名詞句の省略を補うことが可能な名詞
の候補群を翻訳対象文とともに表示する表示手段とを具
備するものであり、請求項2記載の発明は、文を入力す
る入力手段と、辞書、文法規則及び木構造変換規則をデ
ータとして記憶している第1の記憶手段と、第1の記憶
手段に記憶されたデータに基づき、入力手段から入力さ
れた文を翻訳する翻訳モジュールとを備えた翻訳装置に
おいて、翻訳処理にかかった原文中に含まれる名詞を記
憶する第2の記憶手段と、翻訳対象文に名詞句の省略が
あった場合、前記第2の記憶手段に格納されている名詞
から、名詞句の省略を補うことが可能な名詞の候補群を
翻訳対象文とともに表示し、かつ、省略を補う名詞の候
補と原文中の対応する名詞を対応付けて表示する表示手
段とを具備するものである。
【0007】
【作用】入力手段から入力された原文を、辞書、文法規
則及び木構造変換規則をデータとして記憶している第1
の記憶手段に基づき、翻訳モジュールが翻訳を行う際
に、翻訳対象文に名詞句の省略があり、翻訳作業に支障
が起こった場合、前記第2の記憶手段に格納されている
名詞から、名詞句の省略を補うことが可能な名詞の候補
群を翻訳対象文とともに表示手段に表示し、操作者に省
略された名詞を入力手段から選択させることにより翻訳
作業が正確に、スムーズに行える、また、省略を補う名
詞の候補と原文中の対応する名詞を対応付けて表示する
ことにより、操作者の名詞の選択性が向上する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の翻訳装置の構成を示すブロッ
ク図であり、CPU1と、メインメモリ2と、CRT3
と、キーボード4と、翻訳モジュール5と、翻訳用の辞
書・文法規則および木構造変換規則を記憶している外部
記憶部6と、データバス7から構成される。キーボード
4には装置を駆動するためのスタートキーや、テンキ
ー、文字キー、その他翻訳を実行するためのキーが設け
られている。また、この翻訳モジュール5はソース言語
を与えるとターゲット言語を戻す仕組みであり、CPU
1はキーボード4等から入力されたソース言語を翻訳モ
ジュール5に送り、その結果をCRT3に表示する。
【0009】図2は本発明の翻訳装置を実施するため
の、翻訳モジュール5の構成を示すブロック図である。
以下、この図を参照しながら翻訳モジュール5について
説明する。該翻訳モジュール5は、入力されたソース言
語の原文を日本語形態素列に分割する辞書引き形態素解
析部8と、その日本語形態素列を受け、文法規則6を用
いて構文解析を行なう構文解析部9と、構文解析の結果
を木構造変換規則6を使ってターゲット言語の構文構造
に変換する変換部10と、ターゲット言語の構文構造か
らターゲット言語の文を生成する生成部11とから構成
され、入力文中の名詞を記憶するための名詞記憶バッフ
ァ12がメインメモリ2に設けられている。ここで、変
換部9と生成部10は従来のものでよい。そこで、以下
では変換部と生成部の説明は省略する。
【0010】図3は本発明の方法を実施するためのフロ
ーチャート図である。以下、図3を参照しながら、本発
明の翻訳装置において、翻訳を行なう際の処理の流れを
説明する。
【0011】翻訳装置が動作される(S13)。まず、
キーボード4等の入力装置から原文が入力されると(S
14)、翻訳モジュール5が起動し、翻訳処理が開始す
る。辞書引き形態素解析部8により原文の辞書引き形態
素解析が行われる(S15)。これは、従来の処理と同
様である。次に、入力文つまり、原文に名詞が含まれて
いるか否かを判断する(S16)。入力文に名詞が含ま
れていれば(YES)、S17へ進み、入力文中に含ま
れている名詞とその名詞の原文の中での位置をメインメ
モリ2中に設定された名詞記憶バッファ12に記憶さ
せ、S18へ進む。一方、入力文中に名詞が含まれてい
なければ(NO)、S18へ進む。
【0012】図5の29は、前述の(文1)が翻訳処理
され、(文1)中に含まれる名詞が名詞記憶バッファ1
2に記憶された状態を示す。ここで、「花子」という名
詞は、原文の1文字目から始まり、「お昼」という名詞
は、原文の4文字目から始まり、「オーブン」という名
詞は、原文中の7文字目から始まり、「ケーキ」という
名詞は、原文中の12文字目から始まることを示す。ま
た、図5の30は、(文2)を処理した後の名詞記憶バ
ッファ12の状態であり、図5の31は、(文3)を処
理した後の名詞記憶バッファ12の状態である。このよ
うに入力文を処理していくに伴い、名詞記憶バッファ1
2に格納される名詞が増えていく。
【0013】S18において、文法規則6を用いて構文
解析を行なう。これは従来の処理でよい。この構造解析
の結果、処理中の文の必須格が全て埋まっているか否か
を判断し(S19)、埋まっていれば(YES)、S2
2へ進む。一方、埋まっていない必須格があれば(N
O)、S20へ進み、各動詞の必須格情報を記憶する辞
書6の必須格テーブルを参照する。
【0014】図4は必須格テーブルの例である。図4の
25は、動詞の見出しを記述する欄であり、図4の2
6、27、28は、それぞれ、表層格「が」、「を」、
「に」を必須格としてとるかどうかが記載してある欄で
ある。○が、必須格であることを表し、×は、必須格で
ないことを表す。したがって、図4から、動詞「焼
く」、は、必須格として、「が」と、「を」を持つこと
が分かる。
【0015】必須格テーブルを参照後、名詞記憶バッフ
ァ12に記憶された名詞群を、必須格を埋めるべき候補
としてCRT3に表示する。このとき、各候補に、一意
の番号をつけて表示する。原文はすでにCRT3に表示
されているとすると、名詞記憶バッファ12に記憶され
た文字位置から表示装置前述の候補の番号を挿入する。
この結果、画面は、図6のようになる。図6の32は、
原文の表示であり、図6の33は、省略を補う名詞の候
補のメニュー表示である。使用者は、このメニュー表示
から、キーボード4等の入力装置から選択を行なう(S
20)。
【0016】例えば、前述の例文に対して、(文3)の
主格が分からない場合、本発明の翻訳装置は、『誰が”
食べた”のですか?次のうちから選んで下さい。』 1.花子 2.お昼 3.オーブン 4.ケーキ 5.
太郎 6.畑 7.苺 8.お昼 9.台所 10.<その他> のようにCRT3に表示し、使用者に選択させる。この
とき同時にCRT3の原文表示の部分に、次のように表
示する。「1花子が2お昼に3オーブンで4ケーキを焼
いた。5太郎が6畑で取れた7苺を持ってきた。8お昼
に9台所で食べた。」そして、その名詞を文中に補い
(S21)、S18へ戻り、もう一度構造解析を行な
い、木構造変換規則6に基づいて、変換部10が変換を
行い(S22)、さらに、辞書6を参照して生成部11
は 変換結果から文生成を行なう(S23)。S22及
びS23は従来の技術でよい。そして、翻訳処理の終了
処理を行なう(S24)。
【0017】なお、上記した制御は全てCPU1からの
制御信号により行なわれる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
機械だけでは分かりかねた原文中の名詞句の省略の取り
扱いに対し、名詞句の省略を補うことが可能な名詞の候
補群を翻訳対象文とともに表示し、操作者に該名詞句の
省略を補う名詞を候補群の中から選択することを促すこ
とにより、この表示方式により、使用者に負担をあまり
かけずに原文との対応関係を正しくとりながら、省略を
埋める名詞を選択し、誤りの少ない高品質な機械翻訳が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の翻訳装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】翻訳モジュールの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の方法を実施するためのフローチャート
図である。
【図4】必須格テーブルの例である。
【図5】名詞記憶バッファの状態の変化を示す図であ
る。
【図6】本発明の一表示例である。
【符合の説明】
1 CPU 2 メインメモリ 3 CRT 4 キーボード 5 翻訳モジュール 6 辞書と文法規則と木構造変換規則 7 データバス 8 辞書引き形態素解析部 9 構文解析部 10 変換部 11 生成部 12 名詞記憶バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文を入力する入力手段と、辞書、文法規
    則及び木構造変換規則をデータとして記憶している第1
    の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶されたデータに基
    づき、入力手段から入力された文を翻訳する翻訳モジュ
    ールとを備えた翻訳装置において、 翻訳処理にかかった原文中に含まれる名詞を記憶する第
    2の記憶手段と、 翻訳対象文に名詞句の省略があった場合、前記第2の記
    憶手段に格納されている名詞から、名詞句の省略を補う
    ことが可能な名詞の候補群を翻訳対象文とともに表示す
    る表示手段とを具備することを特徴とする翻訳装置。
  2. 【請求項2】 文を入力する入力手段と、辞書、文法規
    則及び木構造変換規則をデータとして記憶している第1
    の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶されたデータに基
    づき、入力手段から入力された文を翻訳する翻訳モジュ
    ールとを備えた翻訳装置において、 翻訳処理にかかった原文中に含まれる名詞を記憶する第
    2の記憶手段と、 翻訳対象文に名詞句の省略があった場合、前記第2の記
    憶手段に格納されている名詞から、名詞句の省略を補う
    ことが可能な名詞の候補群を翻訳対象文とともに表示
    し、かつ、省略を補う名詞の候補と原文中の対応する名
    詞を対応付けて表示する表示手段とを具備することを特
    徴とする翻訳装置。
JP4110218A 1992-04-28 1992-04-28 翻訳装置 Pending JPH05307563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4110218A JPH05307563A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 翻訳装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4110218A JPH05307563A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 翻訳装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05307563A true JPH05307563A (ja) 1993-11-19

Family

ID=14530074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4110218A Pending JPH05307563A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 翻訳装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05307563A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07210558A (ja) * 1994-01-20 1995-08-11 Fujitsu Ltd 機械翻訳装置
JP2014222401A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 日本電信電話株式会社 発話文抽出装置、方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07210558A (ja) * 1994-01-20 1995-08-11 Fujitsu Ltd 機械翻訳装置
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