JPH05306326A - 硬化性塗料組成物 - Google Patents

硬化性塗料組成物

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JPH05306326A
JPH05306326A JP3223725A JP22372591A JPH05306326A JP H05306326 A JPH05306326 A JP H05306326A JP 3223725 A JP3223725 A JP 3223725A JP 22372591 A JP22372591 A JP 22372591A JP H05306326 A JPH05306326 A JP H05306326A
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reaction flask
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polyepoxide
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリカプロラクトンポリオール・ポリエポキ
シド付加物を有効成分とする硬化性塗料組成物を提供す
る。このものは、低粘性であるので有用である。 【構成】 本発明は、ポリエポキシド、又はポリイソシ
アナート、又はアミノ−ホルムアルデヒドと、ポリカプ
ロラクトンポリオール・ポリエポキシド付加物と、触媒
又は光重合開始剤とより成る硬化性塗料組成物に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、(1)ポリエポキシド
又はポリイソシアナート又はアミノ−ホルムアルデヒド
と、(2)ポリカプロラクトンポリオールとポリエポキ
シドとの低粘性付加物と、(3)触媒又は光重合開始剤
とより成る硬化性塗料組成物に関する。
【0002】
【背景技術】ポリカプロラクトンポリオールとポリエポ
キシドとの反応から製造される生成物は当業界に公知で
ある。例えばガーキン(Gerkin)及びコムストック(Comst
ock)に対する米国特許第3,896,303号明細書を
参照すべきである。従来技術において製造される多くの
生成物の有する欠点の一つはそれらの比較的に高い粘性
であり、これはそれら生成物の製造及び使用における問
題を提起する。硬化性ハイソリッド塗料の製造において
これらの高粘性生成物を使用する場合には屡々溶剤の添
加を必要とし、必ずしも硬化性ハイソリッド塗料組成物
でないことのある硬化性塗料組成物を生成する。硬化性
ハイソリッド塗料組成物中に存在する有機溶剤の量は、
該塗料組成物の硬化操作中に殆んど、又は全く環境汚染
を生じない最小量であるべきである。
【0003】従来技術において製造された、これらの硬
化性塗料組成物の多くは、その高粘性の故に上記のよう
な粘度低下溶媒の不存在下においては、ロール塗装、吹
付け及びその他の塗装方法のような慣用の技術によって
それら組成物を適当な基材に塗布することができない。
更に該溶媒は硬化操作中の或る時点において揮発させね
ばならず、このような揮発は余分のエネルギーを消費
し、原料を浪費し、かつ環境汚染に対するハイソリッド
塗料の利点を無用にする。このことはコーティング組成
物から大気中に逃げる可能性のある有機揮発物の量及び
種類に対して常に増加し続ける制限を有する公的規制の
点において重要である。
【0004】前記ガーキン及びコムストックに対する米
国特許第3,896,303号明細書は(1)1分子当
り平均少くとも3個の水酸基を有するカプロラクトンポ
リオールと、(2)1分子当り少くとも2個の隣接エポ
キシ基を有するポリエポキシドとの反応により製造され
る高粘性ポリオール組成物について開示している。該明
細書の比較例A及び米国特許第4,045,474号明
細書における対照例5をも参照すべきである。これらの
高粘性ポリオール組成物は脂肪族ポリイソシアナートと
反応して高性能塗装に有用なポリウレタン塗料を生成す
ることができる。このような塗料は高い硬度、良好な耐
衝撃性、低温たわみ及び耐薬品性の特性を示す。
【0005】トーラー(Taller)及びエルダー(Erder) に
対する前記米国特許第4,045,474号明細書は5
4.5℃における5000センチストーク以下の粘度及
び少くとも150の相当重量を有する高官能性ポリオー
ル組成物について記載している。該明細書の比較例Bな
いしEを参照すべきである。これらの高官能性ポリオー
ル組成物は、(1)平均ヒドロキシル価が250ないし
400の量だけ相違し、しかも平均ヒドロキシル価約1
80ないし約600を有する少くとも2種のポリカプロ
ラクトンポリオールと、(2)環式脂肪族ジエポキシド
とを反応させることにより製造する。このようなポリオ
ール組成物は硬度、たわみ性及び耐摩耗性ならび耐候性
及び耐薬品性の良好な均衡を有する光安定性ポリウレタ
ン塗料の形成に特に有利に使用することができる。
【0006】
【発明の開示】本発明によれば約0.10%以下のオキ
シラン含量及び54.5℃における約3700センチス
トーク以下の粘度の両方を有する、ポリカプロラクトン
ポリオールとポリエポキシドとの付加物を、塗料組成物
における成分の1種として使用する。これらの低粘性付
加物は少くとも1種のポリカプロラクトンポリオール
と、1分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有する
ポリエポキシドとの、ポリカプロラクトンポリオール対
ポリエポキシドのモル比約2:1ないし約3:1におけ
る反応生成物である。これらの低粘性付加物はポリエポ
キシド、ポリイソシアナート、メラミンホルムアルデヒ
ド、尿素ホルムアルデヒド、ベンゾグアナミンホルムア
ルデヒドなどのような適当な交差結合剤と混合させて、
慣用の方法により適当な表面又は基材に塗布する間にお
ける流動性を改良するための有機溶媒を殆んど、又は全
く必要としない硬化性ハイソリッド塗料組成物とするこ
とができる。ポリカプロラクトンポリオールとポリエポ
キシドとの低粘性付加物を含有する、これらの硬化性ハ
イソリッド塗料組成物から製造される硬化した塗料は高
度に望ましいコーティング性を示す。
【0007】一つの実施態様において本発明は、少くと
も1種のポリカプロラクトンポリオールと、1分子当り
2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリエポキシド
との、ポリカプロラクトンポリオール対ポリエポキシド
のモル比約2:1ないし約3:1における反応生成物よ
り成り、約0.10%以下のオキシラン含量と54.5
℃における約3700センチストーク以下の粘度とを有
する、ポリカプロラクトンポリオールとポリエポキシド
との付加物を使用する。
【0008】もう一つの実施態様において本発明は、少
くとも1種のポリカプロラクトンポリオールと1分子当
り2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリグリシジ
ルエポキシドとの反応生成物より成り、ここに前記ポリ
カプロラクトンポリオールは該ポリグリシジルエポキシ
ドのエポキシ基の実質的に完全な反応を行うのに少くと
も十分な量において使用する、ポリカプロラクトンポリ
オールとポリエポキシドとの付加物を使用する。
【0009】なおもう一つの実施態様において本発明は
1種のポリカプロラクトンポリオールと1分子当り2個
又はそれ以上のエポキシ基を有するポリエポキシドとの
ポリカプロラクトンポリオール対ポリエポキシドのモル
比約2:1ないし約3:1のモル比における反応生成物
より成り、約0.50%のオキシラン含量と54.5℃
における約20,000センチストークの粘度とを有す
る、ポリカプロラクトンポリオールとポリエポキシドと
の付加物を使用する。
【0010】本発明において使用するポリカプロラクト
ンポリオールとポリエポキシドとの低粘性付加物は例え
ば、少くとも1種のポリカプロラクトンポリオールと1
分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリエ
ポキシドとを、スルホン酸触媒又はその誘導体の存在下
に約80℃ないし約225℃の温度において、前記ポリ
カプロラクトンポリオール、ポリエポキシド及びスルホ
ン酸触媒又はその誘導体を、該エポキシドのエポキシ基
の実質的に完全な反応を行って約0.10%以下のオキ
シラン含量を与えるのに少くとも十分な量において使用
し、しかも高粘性生成物の生成を最小化するのに十分に
短い6時間以下の時間において反応させることによって
製造する。
【0011】本発明の組成物における低粘性付加物はポ
リエポキシド、ポリイソシアナート、メラミンホルムア
ルデヒド、尿素ホルムアルデヒド、ベンゾグアナミンホ
ルムアルデヒドなどと混合して低粘性の硬化性ハイソリ
ッド塗料組成物を生成することができ、該組成物は硬化
後において、改良されたたわみ性及び塗料のタフネスの
ような改良された性質を有する高性能塗料を提供する。
【0012】
【詳細な記載】本発明の塗料組成物に使用する付加物の
製造に使用することのできる、単独又は混合物の状態の
ポリカプロラクトンポリオールは市販のもの、及び例え
ば米国特許第3,169,945号明細書に詳しく記載
されているもののような任意の周知のポリカプロラクト
ンポリオールを包含する。上記特許明細書に記載されて
いるように該ポリカプロラクトンポリオールはラクトン
の過剰量と、少くとも2個の反応性水素原子を有する有
機多官能性重合開始剤との接触重合によって製造する。
該有機多官能性重合開始剤は前記米国特許第3,16
9,945号明細書に示されているような任意のポリヒ
ドロキシル化合物であることができる。それらの例とし
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)グリ
コール、及びこれに類似し、かつ分子中に約40個ま
で、またはそれ以上のアルキレンオキシ単位を含有する
ブロックされ、又はキャップされた、又はヘテロ性のい
ずれかであるポリアルキレングリコール、3−メチル−
1−5−ペンタンジオール、シクロヘキサンジオール、
4,4′−メチレン−ビス−シクロヘキサノール、4,
4′−イソプロピリデン−ビス−シクロヘキサノール、
キシレンジオール、2−(4−ヒドロキシメチルフェニ
ル)エタノール、1,6−ヘキサンジオールなどのよう
なジオール類;グリセリン、トリメチロールプロパン、
1,2,6−ヘキサントリオール、トリエタノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミンなどのようなトリオー
ル類;エリトリトール、ペンタエリトリトール、ジペン
タエリトリトール、ソルビトール、N,N,N′,N′
−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミ
ンなどのようなテトラオール類を包含する。
【0013】該有機官能性重合開始剤とカプロラクトン
とを反応させた場合に、最も簡単な形で下記反応式:
【0014】
【化1】
【0015】により表わすことのできる反応が生ずる。
この反応式において有機官能性重合開始剤はR″(O
H)xであり、該カプロラクトンは式:
【0016】
【化2】
【0017】を有する化合物であり、これはε−カプロ
ラクトン自体、又は前記米国特許第3,169,945
号明細書に示されるようなR′が炭素原子12個までを
有するアルキル、アルコキシ、アリール、シクロアルキ
ル、アルカリールもしくはアラルキル基であり、しかも
少くとも6個のR′基が水素原子である置換カプロラク
トンであることができる。使用されるポリカプロラクト
ンポリオールは上記方程式の右側の式によって示され、
それらは平均分子量200ないし約6000を有するこ
とができる。好ましいポリカプロラクトンポリオール化
合物は平均分子量約290ないし約6000を有するも
の、最も好ましくは約290ないし3000を有するも
のである。最も好ましいものは平均分子量290ないし
約1500を有するポリカプロラクトンジオール化合物
及び平均分子量約290ないし約3000を有するポリ
カプロラクトントリオール化合物及びポリプロラクトン
テトラオール化合物である。これらはその低粘性の故に
最も好ましい。上式においてmは前記分子量を有する化
合物を生成するに必要なくり返し単位の平均数を表わす
整数である。上式中、xは約2ないし8、好ましくは2
ないし4の平均値を有する整数である。該ポリカプロラ
クトンポリオールのヒドロキシル価は約15ないし60
0、好ましくは200ないし500であることができ、
該ポリカプロラクトンは水酸基平均2ないし8個、好ま
しくは2ないし4個を有することができる。
【0018】本発明に係る付加物の製造に使用すること
のできるポリカプロラクトンポリオールを例示すると、
平均2〜8個の水酸基を有するポリヒドロキシル化合物
と、カプロラクトンとの反応生成物を挙げることができ
る。この種のポリカプロラクトンポリオール組成物を製
造する方法は米国特許第3,169,945号明細書に
示されており、このような組成物の多くのものが市場で
入手できる。
【0019】本発明で使用する付加物の製造に当っては
他のラクトンをベースとするポリオールを使用できる。
他のラクトンをベースとするポリオールの例としてはベ
ータ−プロピオラクトン、デルタ−バレロラクトン、ジ
ータ−エナントラクトンなど、及びガンマ−メチル−デ
ルタ−バレロラクトンなどのような、それらの誘導体を
含めたものから誘導されるものを包含する。
【0020】本発明で使用する付加物を製造するのに使
用することのできる、単独状態又は混合物状態のポリエ
ポキシドは、式:
【0021】
【化3】
【0022】を有するエポキシ基の2個又はそれ以上を
有する。該エポキシ基は末端エポキシ基又は内部エポキ
シ基であることができる。該ポリエポキシドは好ましく
は環式脂肪族エポキシドである。ポリグリシジルエポキ
シドもまた本発明で使用する付加物を製造するのに使用
することができる。該ポリエポキシドは上記のポリカプ
ロラクトンポリオールと反応して、本発明で使用する新
規な付加物を生成する。
【0023】本発明の目的に対して好適な環式脂肪族エ
ポキシド樹脂は1分子当り平均2個又はそれ以上のエポ
キシ基を有するものである。好適な環式脂肪族エポキシ
ドの例は次のとおりである。
【0024】
【化4】
【0025】によって表わされるジカルボン酸の環式脂
肪族エステルのジエポキシド。
【0026】上記の式においてR1 ないしR18は同一ま
たは異なることができ、しかして、水素原子であるか或
は一般的に1〜9個の炭素原子、そして好ましくは1〜
3個の炭素原子を含有するアルキル基例えばメチル、エ
チル、n−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシル、2−
エチルヘキシル、n−オクチル、n−ノニル及び類似物
であり、Rは原子価結合、または一般的に1〜20個の
炭素原子、そして好ましくは4〜6個の炭素原子を含有
する2価の炭化水素基例えばトリメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、2−エチルヘ
キサメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、ヘキサ
デカメチレン及び類似物のようなアルキレン基;1,4
−シクロヘキサン、1,3−シクロヘキサン、1,2−
シクロヘキサン及び類似物のような環式脂肪族基であ
る。
【0027】式Iの範囲に属する特に望ましいエポキシ
ドは、式中R1 〜R18が水素であり、そしてRが4〜6
個の炭素原子を有するアルキレンであるエポキシドであ
る。
【0028】ジカルボン酸の環式脂肪族エステルの特定
のジエポキシドのうちには次のものがある。
【0029】ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル)オキザラート、
【0030】ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル)アジパート、
【0031】ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシク
ロヘキシルメチル)アジパート、
【0032】ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チルピメラート
【0033】及び類似物。
【0034】その他の好適な化合物は米国特許第2,7
50,395号明細書に記載されている。
【0035】
【化5】
【0036】によって表わされる3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシラート。
【0037】上記の式においてR1 ないしR18は同一ま
たは異なることができ、しかして式IにおけるR1 ない
しR18について定義したのと同一である。特に望ましい
化合物は式中R1 ないしR18が水素である化合物であ
る。
【0038】式IIの範囲に属する特定の化合物のうち
には、次の化合物がある。
【0039】3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシラート、
【0040】3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキ
シルメチル−3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキ
シルメチル−3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキ
サンカルボキシラート、
【0041】6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキ
シル−メチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンカルボキシラート、
【0042】3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキ
シルメチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキ
サンカルボキシラート、
【0043】3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキ
シルメチル−3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキ
サンカルボキシラート。
【0044】その他の好適な化合物は、例えば米国特許
第2,890,194号明細書に記載されている。
【0045】
【化6】
【0046】で表わされるジエポキシド。
【0047】上記の式において、Rについての単一プラ
イム(′)符号及び重複プライム(″)符号は、同一ま
たは異なることができ、1価の置換基例えば水素、ハロ
ゲンすなわち塩素、臭素、沃素または弗素、或は1価の
炭化水素基或は更に米国特許第3,318,822号明
細書に定義されているような基である。特に望ましい化
合物は、総てのRが水素である化合物である。
【0048】その他の好適な環式脂肪族エポキシドは次
のとおりである。
【0049】
【化7】
【0050】
【化8】
【0051】
【化9】
【0052】及び類似物。
【0053】好ましい環式脂肪族エポキシドは次のとお
りである。
【0054】3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシラート
【0055】
【化10】
【0056】ビス−(3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル)アジパート
【0057】
【化11】
【0058】2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−
5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−
メタ−ジオキサン
【0059】
【化12】
【0060】ビニルシクロヘキセンジエポキシド
【0061】
【化13】
【0062】又はそれらの混合物。
【0063】本発明の目的に好適なポリグリシジルエポ
キシドとしてはフタル酸、部分的に水素化したフタル酸
又は十分に水素化したフタルの各ジグリシジルエステル
のような6員環構造を有するエポキシドを包含し、ヘキ
サヒドロフタル酸のジグリシジルエステルが好ましい。
代表的なフタル酸のジグリシジルエステルは下記のもの
である。
【0064】
【化14】
【0065】ポリグリシジル型のエポキシドは好ましく
はビスフェノールAのジグリシジルエステルであり、こ
れはビスフェノールAとエピクロロヒドリンとから誘導
され、下記式を有するものである:
【0066】
【化15】
【0067】クレゾール−ノボラックエポキシ樹脂は低
いイオン性かつ加水分解性の塩素不純物、高い耐薬品性
及び熱的性能を特徴とする多官能性の固体重合体であ
る。
【0068】エポキシフェノールノボラック樹脂は一般
的に下記式を有するものである:
【0069】
【化16】
【0070】多核フェノール−グリシジルエーテルから
誘導される樹脂は一般的に下記式を有するものである:
【0071】
【化17】
【0072】本発明に包含されることのできる複素環式
グリシジルアミン樹脂は下記のものである。すなわちテ
トラグリシジルメチレンジアニリンから誘導される、下
記式:
【0073】
【化18】
【0074】を有する樹脂、トリグリシジル−p−アミ
ノフェノールから誘導される樹脂、トリアジンをベース
とする樹脂、及び式:
【0075】
【化19】
【0076】(ここにR′はCH3 である)を有するヒ
ダントインエポキシ樹脂である。環式脂肪族エポキシド
とポリグリシジルエポキシドとの混合物もまた本発明の
付加物の製造に使用することができる。
【0077】好ましくは本発明の付加物は、少くとも1
種のポリカプロラクトンポリオールとポリエポキシドと
を、ポリカプロラクトンポリオール対ポリエポキシドの
モル比約2:1ないし約3:1において反応させること
により製造する。このようなモル比の範囲により、反応
混合物中に存在するエポキシドの各当量に対し約1ない
し約1.5モルのポリカプロラクトンポリオールが提供
される。ポリカプロラクトンポリオール対ポリエポキシ
ドの最も好ましいモル比は約2.5:1である。
【0078】本発明の付加物は、少くとも1種のポリカ
プロラクトンポリオールとポリエポキシドとをスルホン
酸触媒又はその誘導体の存在下において反応させること
により製造する。好ましいスルホン酸触媒及びその誘導
体はトリフルオロメタンスルホン酸〔トリフリル酸(tri
flic acid)〕及びスルホン酸塩を包含する。このような
好ましいスルホン酸触媒及びその誘導体が米国特許第
3,842,019号明細書に更に詳細に記載されてい
る。
【0079】本発明の付加物は約0.10%以下のオキ
シラン含量及び54.5℃における約3700センチス
トーク以下の粘度、好ましくは0.05%以下のオキシ
ラン含量及び54.5℃における約3500センチスト
ーク以下の粘度、最も好ましくは約0.025%以下の
オキシラン含量及び54.5℃における約3000セン
チストーク以下の粘度を有する。本発明において例証さ
れる多くの付加物は約0.025%以下のオキシラン含
量及び54.5℃における約1000センチストーク以
下の粘度を有する。所望により反応時間を増加させてオ
キシラン含量を実質的にゼロとすることができる。
【0080】ポリグリシジルエポキシドから製造される
本発明の付加物は約0.10%以上のオキシラン含量及
び54.5℃における約3700センチストーク以上の
粘度を有することができる。このような付加物は好まし
くは約1.0%以下のオキシラン含量及び54.5℃に
おける約25,000センチストーク以下の粘度、更に
好ましくは0.5%以下のオキシラン含量及び54.5
℃における約15,000センチストーク以下の粘度、
最も好ましくは約0.25%以下のオキシラン含量及び
54.5℃における約10,000センチストーク以下
の粘度を有する。
【0081】単数のポリカプロラクトンポリオールから
製造する本発明の付加物は約0.10%以上のオキシラ
ン含量及び54.5℃における約3700センチストー
ク以上の粘度を有することができる。このような付加物
は好ましくは約0.50%以下のオキシラン含量及び5
4.5℃における約20,000センチストーク以下の
粘度、更に好ましくは約0.25%以下のオキシラン含
量及び54.5℃における約15,000センチストー
ク以下の粘度、最も好ましくは約0.125%以下のオ
キシラン含量及び54.5℃における約10,000セ
ンチストーク以下の粘度を有する。
【0082】上述の新規な付加物はハイソリッド塗料組
成物の処方に特に有用である。このような硬化性塗料組
成物は好ましくは、ポリカプロラクトンポリオールとポ
リエポキシドとの付加物、1分子当り2個又はそれ以上
のエポキシ基を有するポリエポキシド、及び触媒又は光
重合開始剤を包含する。下記に更に詳しく記載するよう
に界面活性剤、溶剤、置換した環式脂肪族モノエポキシ
ド反応性希釈剤などのような、その他の添加剤をも該硬
化性ハイソリッド塗料組成物に包含させることができ
る。
【0083】上述のポリカプロラクトンポリオールとポ
リエポキシドとの付加物のいずれも硬化性ハイソリッド
塗料組成物の処方に当って有用である。該硬化性ハイソ
リッド塗料組成物における該付加物の濃度は、硬化した
組成物において所望される性質により、該塗料組成物の
全重量の約1ないし約60重量%、好ましくは5ないし
40重量%、最も好ましくは10ないし30重量%の範
囲にわたることができる。
【0084】本発明の付加物と反応させるのに好適な、
1分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有する好ま
しいポリエポキシドは、付加物自体を製造するのに有用
な任意の上述のポリエポキシドである。しかしながらポ
リイソシアナートならびにメラミンホルムアルデヒド、
尿素ホルムアルデヒド及びベンゾグアナミンホルムアル
デヒドから選択するアミノ−ホルムアルデヒドのよう
な、その他の反応性物質もまた、本発明方法により製造
される付加物と反応して、ポリウレタン塗料組成物及び
アミノ−ホルムアルデヒド塗料組成物のそれぞれを提供
することができる。該ポリイソシアナート及びアミノ−
ホルムアルデヒドは当業界に周知であり、当業者に対
し、それが何であるかを知らせるために、これ以上の記
載は不要である。該硬化性ハイソリッド塗料組成物にお
けるポリエポキシド又はポリイソシアナート又はアミノ
−ホルムアミドの濃度は硬化された組成物において所望
される性質により、該塗料組成物の全重量の約1ないし
約95重量%、好ましくは25ないし90重量%、最も
好ましくは50ないし80重量%の範囲にわたることが
できる。
【0085】硬化性ハイソリッド塗料組成物に使用し
て、その硬化を行うことのできる好適な触媒としては、
付加物組成物それ自体を製造するのに有用な上述の任意
のスルホン酸触媒又はその誘導体を包含することが好ま
しい。該硬化性ハイソリッド塗料組成物中における触媒
の濃度は該ポリエポキシド及び該付加物組成物の組合せ
の100重量部当り約0.1ないし30重量部の範囲に
わたることができる。
【0086】光共重合し得る塗料組成物に対しては上記
触媒の代りに光重合開始剤を使用することができる。該
硬化性塗料組成物に使用するのに好適な光重合開始剤は
例えば米国特許第4,231,951号;第4,25
6,828号;第4,138,255号及び第4,05
8,401号各明細書に記載されているような周知の光
重合開始剤の任意の1種でよい。上記特許明細書は参考
として本明細書に組み入れる。単独又は混合状態の、好
ましい光重合開始剤としては米国特許第4,231,9
51号明細書に記載のようなトリアリールスルホニウム
錯塩、米国特許第4,256,828号明細書に記載の
ようなハロゲン含有錯イオンの芳香族スルホニウム塩又
は芳香族ヨードニウム塩;米国特許第4,058,40
1号及び第4,138,255号各明細書に記載のよう
な第VIa族元素の芳香族オニウム塩;米国特許第4,
069,055号明細書に記載のような第Va族元素の
芳香族オニウム塩を包含する。このような塩類はFC−
508及びFC−509(ミネソタ マイニング アン
ド マヌファクチュアリング社製)として、及びUVE
−1014(ゼネラル エレクトリック社製)として市
販されている。該光重合開始剤はポリエポキシド及び該
付加物組成物の組合せの100重量部当り約0.1ない
し30重量部のような慣用の量において使用する。
【0087】好ましくは該硬化性塗料組成物は慣用量
の、油類(特にシリコーン油)、シリコーン−アルキレ
ンオキシド共重合体(例えばユニオンカーバイド社から
市販されているL−5410)のような界面活性剤類、
シリコーン油含有脂肪族エポキシド基類、3M社から市
販されるFC−171及びこれもまた3M社から市販さ
れるFC−430のようなフルオロカーボン界面活性剤
類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノ
ールなどのような低分子量、アルコール類;モンサント
ケミカル社から市販されているRJ−100のようなエ
チレン性不飽和単量体のヒドロキシル含有共重合体類;
ユニオンカーバイド社から市販されるブチルセロゾルブ
のようなセロゾルブ類;ブチルカルビトールのようなカ
ルビトール類;ジエチレングリコール類;ユニオンカー
バイド社から市販されるUCAR溶液ビニルVYESの
ような低分子量のヒドロキシル含有ビニル重合体類;
式:
【0088】
【化20】
【0089】(式中、R11はアルキル又はアリールであ
り、nは1ないし6の整数である)を有するグリシジル
エーテル単量体類;のような添加剤を含有することがで
きる。それらの例としては、多価フェノールと、エピク
ロロヒドリンのようなクロロヒドリンの過剰量とを反応
させることによって得られる多価フェノールのグリシジ
ルエーテルがある。もう一つの、この種の例は例えば米
国特許第3,018,262号明細書に記載されている
α−オレフィンエポキシド、エポキシノボラックなどで
ある。所望により種々の慣用の非塩基充てん剤(例えば
シリカ、タルク、ガラス製ビーズもしくは発泡体、粘
土、アルミニウムのような金属の粉末、酸化亜鉛など)
の約50容量%まで、又はそれ以上、粘度調節剤、ゴ
ム、粘着付与剤、顔料などをも該塗料組成物に包含させ
ることもできる。選択される特定の添加剤又は充てん剤
は本基本発明に対して影響するものではない。
【0090】そのほか、該硬化性塗料組成物を種々の構
造用繊維と結合させて硬化して、有用な高強度複合材を
形成させることができる。該硬化性塗料組成物に対して
有用な構造用繊維としては炭素、黒鉛、ガラス、炭化ケ
イ素、ポリ(ベンゾチアゾール)、ポリ(ベンゾイミダ
ゾール)、ポリ(ベンゾオキサゾール)、アルミナ、チ
タニア、ホウ素、及び芳香族ポリアミドの各繊維を包含
する。これらの繊維は、100,000psiよりも大
きい引張強さ、200万psiよりも大きい引張モジュ
ラス、及び200℃よりも高い分解温度により特徴づけ
られる。該繊維は連続トウ(それぞれ1000ないし4
00,000本の線条)、織布、ウイスカ、切断繊維又
はランダム マットの形態で使用することができる。好
ましい繊維は炭素繊維、ケブラー(Kevlar)49繊維
(米国デラウェア州 ウイルミントン市、E.I.デュ
ポン ド ネムール社製)のような芳香族ポリアミド繊
維、及び炭化ケイ素繊維である。
【0091】該硬化性塗料組成物は好ましくは置換され
た環式脂肪族モノエポキシド反応性希釈剤を包含する。
該塗料組成物に使用する該置換された環式脂肪族モノエ
ポキシドは炭素原子1ないし9個を有するアルキル、ハ
ロゲン、酸素、エーテル、エステル又はビニルの各基に
より置換される。好ましくは該置換された環式脂肪族モ
ノエポキシドはビニル置換環式脂肪族モノエポキシドで
あり、しかも好ましくは下記の1種又はそれ以上から選
択する:
【0092】
【化21】
【0093】を有する4−ビニルシクロヘキセン モノ
エポキシド、
【0094】
【化22】
【0095】を有するノルボルネン モノエポキシド、
又は
【0096】
【化23】 を有するリモネン モノエポキシド。
【0097】該置換された環式脂肪族モノエポキシド
は、硬化して最終塗料生成物となる反応性希釈剤として
作用し、粘性の降下に顕著な効果を有し、硬化操作中に
揮発せず、しかも硬化速度を遅延させない。
【0098】該置換された環式脂肪族モノエポキシドは
硬化性塗料組成物において約0.1ないし約95重量
%、好ましくは約1ないし約60重量%、最も好ましく
は約3ないし約30重量%の量において使用する。
【0099】該塗料組成物の製造に当ってはインキ、ペ
イント、及び塗料組成物の製造に使用される慣用的な手
順により成分を混合する。これらの手順は当業者に周知
であるので、この場合、それらを更に論ずる必要はな
い。しかしながら光重合開始剤を塗料組成物中に混入す
る場合には黄色光源のような「安全光」のもとに硬化性
塗料処方物を混合又はブレンドして光共重合を回避又は
最小化する必要があることに注意すべきである。該塗料
組成物はまた随意成分として有機溶剤をも含有すること
ができる。塗料工業界において使用される任意の慣用の
溶剤を該塗料組成物の全重量に対して好ましくは30重
量%以下の濃度において使用することができる。好適な
溶剤はアセトン、メチレンクロリド、及び該塗料成分と
殆んど反応しない任意の溶剤である。大量の溶剤を使用
することができると考えられるけれど大量を使用するこ
とは、実質上100%固形分の塗料系であると思われる
ハイソリッド硬化性塗料の利点を無用にする。溶剤は一
般的に、基材に対する塗料組成物の塗布中における流動
性を改良することが示される少量において添加する。
【0100】該硬化性塗料組成物はロール塗装又は吹付
けのような慣用の手段により適当な表面又は基材に湿潤
塗膜として塗布する。該硬化性塗料組成物の硬化は該湿
潤塗膜を約100℃ないし約200℃の温度において約
1分ないし約2時間又はそれより長い時間にわたって加
熱することにより行うことができる。また硬化を塗料組
成物の光重合によって行うこともできる。光重合は紫外
スペクトル領域及び可視スペクトル領域内の波長におけ
る化学線を放射する、任意の放射線源に該組成物を露出
することにより生ずる。好適な放射線源としては水銀、
キセノン、カーボンアーク及びタングステン線条の各ラ
ンプ、日光などを包含する。この露出は個々の重合性物
質の量及び使用される光重合開始剤により、しかも放射
線源及び該線源からの距離ならびに硬化すべきコーティ
ングの厚さにより約1秒間以下から10分間、またはそ
れ以上までにわたることができる。また該組成物は電子
ビーム照射にさらすことにより重合させることもでき
る。概して言えば、必要な放射線量は1メガラド以下か
ら100メガラド又はそれ以上までである。一般的に言
えば重合速度は、与えられた露光又は照射において光重
合開始剤の量が増加すると共に増加する。また重合速度
は光の強さ又は電子放射線量の増加と共に増加する。
【0101】塗料組成物の硬化又は光重合は引き金(tri
ggered) 反応である。放射線源に露出することにより、
光重合開始剤のカチオン性触媒への分解が一たん開始す
ると硬化反応又は光重合反応が進行し、放射線源が取り
除かれた後においても継続する。放射線源への露出中、
又はその後における熱エネルギーの使用、すなわち熱的
なポストキュアは一般的に硬化反応を促進し、温和な温
度上昇によってさえも硬化速度が大いに促進される場合
がある。
【0102】硬化された塗料組成物は自動車、缶、器具
及び事務機の仕上塗装、コイル塗装、家屋羽目板の仕上
塗装及び一般的な金属仕上塗装などに有用であることが
できる。該組成物はまた接着剤、印刷インキ、鋳物用及
び成形用コンパウンド、ポッティング及びカプセル封じ
用コンパウンド、コーキング及びシーリング用コンパウ
ンド、含浸及びコーティング用コンパウンドなどとして
も使用することができる。該光共重合し得る組成物はそ
れらの優れた耐衝撃性、耐摩耗性及び接着性の故に金
属、プラスチック、ゴム、ガラス、紙、木材及びセラミ
ックのような剛性、弾力性及びたわみ性の基材に対する
保護塗装及び印刷術の分野における種々の応用に特に適
している。
【0103】下記の製造例において、ポリカプロラクト
ンポリオールとポリエポキシドとの低粘性付加物を下記
の手順により評価した: オキシラン含量:C.P.(化学用純)級酢酸1400
mlと試薬級クロロベンゼン1800mlとの混合物中
に99%テトラエチルアンモニウムブロミド350gを
溶解し、次いで酢酸中における1%クリスタルバイオレ
ット指示薬1.0mlを添加することによりテトラエチ
ルアンモニウムブロミド試薬を調製した。この試薬をよ
く混合し、中和して青緑色とした。C.P.級酢酸約2
000ml中に70〜72%過塩素酸30mlを溶解
し、次いで無水酢酸100mlを添加し、C.P.級酢
酸を使用して3500mlに希釈することにより、酢酸
中における0.1N過塩素酸無水標準溶液を調製した。
標定はクルスタルバイオレット試示薬を使用する、酢酸
50ml中に溶解した酸性フタル酸カリウム0.7〜
0.8gに対するものであった。目盛付きシリンダーを
使用してテトラエチルアンモニウムブロミド試薬100
mlを2個の250ml広口エルレンマイヤーフラスコ
のそれぞれに入れた。mgの精度で秤量して約0.7〜
0.8gの付加物生成物を各フラスコに添加して十分に
混合した。直ちにフラスコの内容物を酢酸中の0.1N
過塩素酸無水標準溶液により、青緑色終点が2分間安定
するまで滴定し、下記のようにしてオキシランの100
分率を計算した:
【0104】
【式1】
【0105】(式中、Aは酢酸中の過塩素酸無水標準滴
定溶液のml数であり、Nは酢酸中の過塩素酸無水標準
溶液の規定度である)。
【0106】粘度(センチストーク):要求されるセン
チストーク範囲を有する校正した毛管型粘度計により特
定の温度において測定した。
【0107】粘度(センチポアーズ):周囲温度におい
てブルックフィールド粘度計により測定した。
【0108】ヒドロキシル価:C.P.級無水フタル酸
111〜116gを秤量して1コートの褐色びんに入
れ、次いで無水フタル酸を蒸発し去ったピリジン700
mlを添加することにより無水フタル酸−イミダゾール
−ピリジン試薬を調製した。びんの内容物をはげしく混
合して完全に溶解し、次いでC.P.級イミダゾール1
6〜18gを添加し、注意深く旋回させて溶解させた。
該無水フタル酸−イミダゾール−ピリジン試薬25ml
をピペットにより耐熱圧力びんに入れ、次いで0.1m
gの精度で秤量した計算量の該付加物生成物を皮下注射
用注射器又はその他の適当な装置により若干のびん(若
干のびんは空測定のために保存した)に添加した。これ
らのびんに栓をして、試料が試薬中に完全に溶解するま
で旋回させた。次いで各びんを98±2℃に保った水浴
中に30分間置き、次いで周囲温度に冷却した。各びん
に再蒸留したピリジン50mlを添加し、2分後にピリ
ジン中におけるフェノールフタレインの1.0%溶液約
0.5mlを添加した。びんの内容物を0.5N水酸化
ナトリウム標準溶液により桃色終点が少くとも15秒間
安定するまで滴定し、ヒドロキシル価を下記式により計
算した:
【0109】
【式2】
【0110】(式中、Aは試料に対して要した標準水酸
化ナトリウム滴定溶液のml数であり、Bは空試料に対
して要した標準水酸化ナトリウム滴定溶液のml数であ
り、Nは水酸化ナトリウムの規定度である)。
【0111】酸価:イソプロパノール1200ml、水
200ml及びメチレンクロリド150mlを含有する
溶液を調製した。250mlのエルレンマイヤー フラ
スコに上記溶液50ml及び0.1mgの精度で秤量し
た付加物生成物の試料10gを添加した。内容物を旋回
させて完全に溶解させ、メタノール中の1.0%フェノ
ールフタレイン溶液1.0〜1.5mlを添加し、旋回
させ溶解させた。フラスコの内容物を、小さな酸価値に
対して0.02N水酸化カリウムのアルコール溶液によ
り桃色終点まで、次いで大きな酸価値に対して0.1N
水酸化カリウムのアルコール溶液により滴定した。酸価
を下記のようにして計算した:
【0112】
【式3】
【0113】(式中、Aは試料に対して要した水酸化カ
リウム滴定溶液のml数であり、Nはアルコール中の水
酸化カリウムの規定度である)。
【0114】含水量:ユニオン カーバイド コーポレ
ーション ラボラトリー マニュアル スペシフィケー
ション メソド(Union Carbide Corporation Laborator
yManual Specification Method)31−29W1−4
(1955年3月2日)に更に詳しく記載されているよ
うな、二酸化硫黄−ヨード試薬を使用する滴定による該
付加物生成物における任意の水の濃度の測定。
【0115】色、ガードナー色数:ASTM D154
4−68(1974年再認可)に記載されているような
透明液の付加物組成物溶液の色の測定。
【0116】下記実施例において製造した塗料組成物を
下記手順により評価した:
【0117】耐溶剤性(複動アセトン摩擦):アセトン
を含浸させたチーズクロスにより塗膜表面を手の圧力で
前後に摩擦することから成る硬化塗膜のアセトンによる
侵食に対する抵抗性の測定。アセトンに浸したチーズク
ロスにより塗膜表面上を手の圧力で前後に摩擦すること
を1回の「複動アセトン摩擦(double acetone rub)」と
して示す。複動アセトン摩擦の或る回数が塗膜表面に対
して有した効果を、該複動アセトン摩擦の回数の後のか
っこ内の数字により示した。与えられた複動アセトン摩
擦の回数に対する耐アセトン性を評価する等級化方式は
下記のとおりである:
【0118】摩擦回数の後のかっこ内の数字の評価内容
【0119】(1)塗料の外観に変化なし。
【0120】(2)かき傷をつけられた表面。
【0121】(3)曇り、傷つけられ、若干の塗料が除
去された。
【0122】(4)塗料外観の破壊。
【0123】(5)塗料の約半分が除去された。
【0124】鉛筆硬度:硬度値が増加する鉛筆の芯を、
ASTM−D−3363−74に記載のように厳密に定
められた方法で塗膜表面に対し、1種の鉛筆の芯が該塗
膜表面を傷つけるまで押しつけた。該表面の硬度を、該
塗膜表面を丁度傷つけることのできなかった最硬の鉛筆
の等級と考えた。最軟から最硬までの順序の鉛筆の芯を
次に示す:6B,5B,4B,3B,2B,B,HB,
F,H,2H,3H,4H,5H,6H,7H,8H及
び9H。 クロスハッチ接着性:基材に対する塗膜に、各方向の1
0本の切り傷により格子模様をつくり、この格子模様上
に感圧接着テープを貼り、次いで取り除いた。接着性
を、ASTM−D−3359−78に更に十分に詳記さ
れている記載及び説明と比較することにより評価した。
【0125】表面耐衝撃性(ガードナー衝撃):落錘に
よる破壊に抵抗する硬化塗膜の能力の測度。鋼製パネル
上に注型し、次いで硬化させた塗膜を試験するために、
8ポンドの矢を使用するガードナー衝撃試験機モデル1
G−1120を使用した。矢をインチにおける所定の高
さに上げ、次いで該塗装した鋼製パネルの塗装側に落下
させた。破壊することなく塗膜に吸収された、インチ−
ポンドで示されるインチとポンドとの積を塗膜表面耐衝
撃性として記録した。
【0126】裏面耐衝撃性(ガードナー衝撃):落錘に
よる破壊に抵抗する硬化塗膜の能力の測度。鋼性パネル
上に注型し、次いで硬化させた塗膜を試験するために、
8ポンドの矢を使用するガードナー衝撃試験機モデル1
G−1120を使用した。矢をインチにおける所定の高
さに上げ、次いで該塗装した鋼製パネルの非塗装側に落
下させた。破壊することなく該塗膜に吸収された、イン
チ−ポンドで示されるインチとポンドとの積を塗膜裏面
耐衝撃性として記録する。
【0127】耐浸水性(Water immersion resistance):
硬化した塗膜を特定の時間及び特定の温度において水に
浸漬した。水から取り出した後、該硬化した塗膜の耐加
水分解性を上述の鉛筆硬度試験及びクロスハッチ接着性
試験により測定した。得られた結果を、水に浸漬しなか
った硬化塗膜に対して行った同一試験の結果と比較して
耐水性を測定した。
【0128】下記の製造例及び実施例は本発明を例証す
るものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
用語及び略語は下記に示す意味を有する:
【0129】エポキシドI:ERL−4221としてユ
ニオン カーバイド社から市販される3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシラート。
【0130】エポキシドII: ERL−4299として
ユニオン カーバイド社から市販されているビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジパート。
【0131】エポキシドIII :ERL−4206として
ユニオン カーバイド社から市販されているビニルシク
ロヘキセンジエポキシド。
【0132】エポキシドIV:相当重量185〜192を
有し、かつEPON828としてシェル ケミカル社か
ら市販されているビスフェノールAのジグリシジルエー
テル。
【0133】エポキシドV:4−ビニルシクロヘキセン
モノエポキシド。
【0134】エポキシドVI:バイキング ケミカル(Vik
ing Chemical)社から市販されているリモネン モノエ
ポキシド。
【0135】メラミンI:改質メラミン樹脂の20重量
%イソブタノール溶液であってCymel325としてアメ
リカンサイアナマイド社から市販されているもの。
【0136】ポリオールI:平均分子量530及び平均
ヒドロキシル価212を有し、TONE−0200とし
てユニオン カーバイド社から市販されているポリカプ
ロラクトンジオール。
【0137】ポリオールII:平均分子量830及び平均
ヒドロキシル価135を有し、TONE−0210とし
てユニオン カーバイド社から市販されているポリカプ
ロラクトンジオール。
【0138】ポリオールIII :平均分子量540及び平
均ヒドロキシル価310を有し、TONE−0305と
してユニオン カーバイド社から市販されているポリカ
プロラクトントリオール。
【0139】ポリオールIV:平均分子量300及び平均
ヒドロキシル価560を有し、TONE−0301とし
てユニオン カーバイド社から市販されているポリカプ
ロラクトントリオール。
【0140】ポリオールV:平均分子量900及び平均
ヒドロキシル価187を有し、TONE−0310とし
てユニオン カーバイド社から市販されているポリカプ
ロラクトントリオール。
【0141】ポリオールVI:カプロラクトン63モル
%、ジエチレングリコール19モル%及びアジピン酸1
8モル%を昇温下に反応させることにより製造するジヒ
ドロキシル官能性ポリオール;平均分子量3,066、
平均ヒドロキシル価36.6を有し、かつD−737と
してユニオン カーバイド社から市販されている。
【0142】触 媒I:トリフリル酸ジエチルアンモニ
ウム60重量%と、水及びブチルカルビトールの50/
50混合物40重量%との水溶液であって、FC−52
0として3M社から市販されているもの。
【0143】触 媒II:トリフルオロメタンスルホン酸
〔トリフリル酸(triflic acid)〕60重量%を含有する
水溶液であって、FC−24Aqとして3M社から市販
されているもの。
【0144】触 媒III :第一スズ・オクトエート
【0145】触 媒IV:酸価130〜140及び比重
0.960を有し、かつCycat4040としてアメ
リカンサイアナマイド社から市販されている、触媒物質
の60重量%イソプロパノール溶液。
【0146】光重合開始剤I:23℃における比重1.
33及びブルックフィールド粘度40,000〜60,
000センチポアズ(6rpmにおける#4スピンド
ル、23℃)を有し、かつFC−508として3M社か
ら市販されているトリアリールスルホニウム ヘキサフ
ルオロホスファート溶液。
【0147】光重合開始剤II:25℃における比重1.
39及びブルックフィールド粘度74センチポアズを有
し、かつUVE−1014としてゼネラル エレクトリ
ック社より市販されているトリアリールスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモニー塩溶液。
【0148】界面活性剤I:下記構造式:
【0149】
【化24】
【0150】を有し、L−5410としてユニオン カ
ーバイド社から市販されているシリコーン組成物。
【0151】溶 剤I:メチルイソブチルケトン
【0152】ポリオール付加物I:4官能性ポリオール
付加物を含有し、下記製造例2に記載の性質を有する、
製造例2において製造される生成物。
【0153】ポリオール付加物II:6官能性ポリオール
付加物を含有し、下記製造例13に記載の性質を有す
る、製造例13において製造される生成物。
【0154】ポリオール付加物III :6官能性ポリオー
ル付加物を含有し、下記製造例15に記載の性質を有す
る、製造例15において製造される生成物。
【0155】ポリオール付加物IV:6官能性ポリオール
付加物を含有し、下記製造例17に記載の性質を有す
る、製造例17において製造される生成物。
【0156】ポリオール付加物V:6官能性ポリオール
付加物、5官能性ポリオール付加物及び4官能性ポリオ
ール付加物の混合物を含有し、かつ下記製造例20に記
載の性質を有する製造例20において製造される生成
物。
【0157】製造例1 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールI 1.325g(2.5モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを140℃の温度まで加熱し、その後、エポキシ
ドI 274g(1.0モル)および触媒I 0.63
g(全仕込物に対して0.04重量%)を反応フラスコ
に添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しな
がら140〜145℃の温度に3時間保った。窒素ブラ
ンケットをこの反応期間全体にわたって維持した(窒素
散布は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラ
ン含有量(%)について分析した。計3時間の加熱期間
までの2時間後、オキシラン含有量は0.04%である
と測定された。3時間の加熱期間の終りでは、オキシラ
ン含有量は0.03%であると測定され、反応は終了し
ていた。次いで、常温まで冷却した後、反応フラスコの
内容物を残渣生成物として採取し、分析の結果、平均し
て、四官能性ポリオール付加物と未反応二官能性ポリオ
ールとの混合物を主として含有する残渣生成物は次の性
質を有するとわかった。
【0158】 オキシラン含有量 0.03% 54.5℃での粘度 531センチストーク ヒドロキシル価 156.9mg KOH/g 酸価 0.22mg KOH/g
【0159】製造例2 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールII 2.075g(2.5モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながらポリオール
を140℃の温度まで加熱し、その後、エポキシドI
274g(1.0モル)および触媒I 0.63g(全
仕込物に対して0.027重量%)を反応フラスコに添
加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら
140〜150℃の温度に5時間保った。窒素ブランケ
ットをこの反応期間全体にわたって維持した(窒素散布
は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含
有量(%)について分析した。140℃の温度での計5
時間の加熱期間までの1時間後、オキシラン含有量は
1.03%であると測定された。150℃の温度での計
5時間の加熱期間までの2.5時間後、オキシラン含有
量は0.08%であると測定された。145℃の温度で
の計5時間の加熱期間までの4.0時間後、オキシラン
含有量は0.02%であると測定された。5時間の加熱
期間の終りでは、オキシラン含有量は0.01%である
と測定され、反応は終了していた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物(軟かい
灰色がかった白色の固体)として採取し、分析の結果、
平均して、四官能性ポリオール付加物と未反応二官能性
ポリオールとの混合物を主として含有する残渣生成物は
次の性質を有するとわかった。
【0160】 オキシラン含有量 0.01%(ゼロ) 54.5℃での粘度 931センチストーク ヒドロキシル価 114mg KOH/g 酸価 0.23mg KOH/g 水含有量 0.08%
【0161】製造例3 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 2775g(9.25モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I
1.89g(全仕込物に対して0.05重量%)を反応
フラスコに添加した。次いで、反応フラスコの内容物を
100℃で10分間真空ストリッピングして触媒中の水
などの揮発性物をも除去した。真空を解いた後、窒素散
布を再び行ない、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌
しながら140℃まで加熱した。140℃の温度で、エ
ポキシドI 1014g(3.70モル)を反応フラス
コに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌し
ながら140〜170℃の温度に2時間保った。窒素ブ
ランケットをこの反応期間全体にわたって維持した(窒
素散布は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシ
ラン含有量(%)について分析した。2時間の加熱期間
の終りでは、オキシラン含有量は0.036%であると
測定され、反応は完全であると思われた。次いで、常温
まで冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物と
して採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオー
ル付加物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主と
して含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかっ
た。
【0162】 オキシラン含有量 0.036% 54.5℃での粘度 5,423センチストーク ヒドロキシル価 413mg KOH/g 酸価 0.36mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0163】製造例4 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 2775g(9.25モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I
1.89g(全仕込物に対して0.05重量%)を反応
フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に
攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、エポ
キシドI 1014g(3.7モル)を反応フラスコに
添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しなが
ら165℃の温度に3.5時間保った。窒素ブランケッ
トをこの反応期間全体にわたって維持した(窒素散布は
停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有
量(%)について分析した。3.5時間の加熱期間の終
りでは、オキシラン含有量は0.04%であると測定さ
れ、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採
取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加
物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として含
有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0164】 オキシラン含有量 0.04% 54.5℃での粘度 5,488センチストーク ヒドロキシル価 371mg KOH/g 酸価 0.26mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0165】製造例5 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIII 335.4g(1.118モル)を添
加した。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、この
ポリオールを110℃の温度まで加熱し、その後、触媒
I 0.375g(全仕込物に対して0.075重量
%)を反応フラスコに添加した。反応フラスコの内容物
を連続的に攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、そ
の後、エポキシドII 164.6g(0.447モル)
を反応フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連
続的に攪拌しながら160〜170℃の温度に1時間保
った。窒素ブランケットをこの反応期間全体にわたって
維持した(窒素散布は停止した)。試料を間隔を置いて
取り、オキシラン含有量について分析した。1時間の加
熱期間の終りでは、オキシラン含有量は0.01%であ
ると測定され、反応は完全であると思われた。次いで、
常温まで冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成
物として採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリ
オール付加物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を
主として含有する残渣生成物は次の性質を有するとわか
った。
【0166】 オキシラン含有量 0.01% 54.5℃での粘度 3,244センチストーク ヒドロキシル価 383mg KOH/g 酸価 0.34mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0167】製造例6 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIII 420.0g(1.40モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I
0.374g(全仕込物に対して0.075重量%)を
反応フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続
的に攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、
エポキシドIII 78.4g(0.56モル)を反応フラ
スコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌
しながら160〜170℃の温度に1時間保った。窒素
ブランケットをこの反応期間全体にわたって維持した
(窒素散布は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オ
キシラン含有量(%)について分析した。1時間の加熱
期間の終りでは、オキシラン含有量は0.04%である
と測定され、反応は完全であると思われた。次いで、常
温まで冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物
として採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオ
ール付加物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主
として含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかっ
た。
【0168】 オキシラン含有量 0.04% 54.5℃での粘度 1,162センチストーク ヒドロキシル価 457mg KOH/g 酸価 0.23mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0169】製造例7 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた1リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 420g(1.40モル)を添加した。
連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリオー
ルを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒II 0.
40g(全仕込物に対して0.080重量%)を反応フ
ラスコに添加した。次いで、反応フラスコの内容物を常
温まで冷却し、常温に4日間保った。その後、反応フラ
スコの内容物を連続的に攪拌しながら100〜110℃
の温度まで加熱し、その後、エポキシドIII 78.4g
(0.56モル)を反応フラスコに添加した。エポキシ
ドIII を反応フラスコに添加した後2〜3分間に続い
て、系は160℃の温度まで発熱した。反応フラスコの
内容物を連続的に攪拌しながら160℃の温度に45分
間保った。窒素散布をこの反応期間全体にわたって続け
た。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量につい
て分析した。45分間の加熱期間の終りでは、オキシラ
ン含有量は0.02%であると測定され、反応は終了し
ていた。次いで、常温まで冷却した後、反応フラスコの
内容物を残渣生成物として採取し、分析の結果、平均し
て、六官能性ポリオール付加物と未反応三官能性ポリオ
ールとの混合物を主として含有する残渣生成物は次の性
質を有するとわかった。
【0170】 オキシラン含有量 0.02% 54.5℃での粘度 986センチストーク ヒドロキシル価 416mg KOH/g 酸価 3.83mg KOH/g 水含有量 0.75%
【0171】製造例8 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた1リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 420g(1.40モル)およびエポキ
シドIII 78.4g(0.56モル)を添加した。連続
的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、反応フラスコの内
容物を100℃の温度まで加熱し、その後、触媒II
0.40g(全仕込物に対して0.080重量%)を反
応フラスコに添加した。系は185℃の温度まで発熱
し、次いで、この系を160〜170℃の温度まで冷却
した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら1
60〜170℃の温度に30分間保った。窒素散布をこ
の反応期間全体にわたって続けた。試料を間隔を置いて
取り、オキシラン含有量(%)について分析した。30
分の加熱期間の終りでは、オキシラン含有量は0.00
%であると測定され、反応は終了していた。次いで、反
応フラスコの内容物を残渣生成物として採取し、分析の
結果、平均して、六官能性ポリオール付加物と未反応三
官能性ポリオールとの混合物を主として含有する残渣生
成物は次の性質を有するとわかった。
【0172】 オキシラン含有量 0.00% 54.5℃での粘度 925センチストーク ヒドロキシル価 415mg KOH/g 酸価 5.61mg KOH/g 水含有量 0.71%
【0173】製造例9 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールV 630g(0.70モル)を添加した。
連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリオー
ルを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 0.
374g(全仕込物に対して0.056重量%)を反応
フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に
攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、エポ
キシドIII 39.2g(0.28モル)を反応フラスコ
に添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しな
がら160〜170℃の温度に5時間保った。窒素ブラ
ンケットをこの反応期間全体にわたって維持した(窒素
散布は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラ
ン含有量(%)について分析した。5時間の加熱期間の
終りでは、オキシラン含有量は0.00%であると測定
され、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで
冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として
採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付
加物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として
含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0174】 オキシラン含有量 0.00% 54.5℃での粘度 504センチストーク ヒドロキシル価 178mg KOH/g 酸価 0.19mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0175】製造例10 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 300g(1.0モル)を添加した。
連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリオー
ルを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 0.
278g(全仕込物に対して0.075重量%)を反応
フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に
攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、エポ
キシドIII 70g(0.50モル)を反応フラスコに添
加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら
160℃の温度に2.5時間保った。窒素ブランケット
をこの反応期間全体にわたって維持した(窒素散布は停
止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量
について分析した。2.5時間の加熱期間の終りでは、
オキシラン含有量は0.00%であると測定され、反応
は完全であると思われた。次いで、常温まで冷却した
後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採取し、
分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加物を主
として含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかっ
た。
【0176】 オキシラン含有量 0.00% 54.5℃での粘度 1,506センチストーク ヒドロキシル価 445.6mg KOH/g 酸価 0.18mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0177】製造例11 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIII 360g(0.667モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを100℃の温度に加熱し、その後、触媒I
0.305g(全仕込物に対して0.075重量%)を
反応フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続
的に攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、
エポキシドIII 46.6g(0.333モル)を反応フ
ラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪
拌しながら165℃の温度に4.5時間保った。窒素ブ
ランケットをこの反応期間全体にわたって維持した(窒
素散布は停止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシ
ラン含有量(%)について分析した。4.5時間の加熱
期間の終りでは、オキシラン含有量は0.00%である
と測定され、反応は完全であると思われた。次いで、常
温まで冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物
として採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオ
ール付加物を主として含有する残渣生成物は次の性質を
有するとわかった。
【0178】 オキシラン含有量 0.00% 54.5℃での粘度 657センチストーク ヒドロキシル価 276mg KOH/g 酸価 0.16mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0179】製造例12 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールV 360g(0.40モル)を添加した。
連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリオー
ルを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 0.
291g(全仕込物に対して0.075重量%)を反応
フラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に
攪拌しながら140℃の温度まで加熱し、その後、エポ
キシドIII 28g(0.20モル)を反応フラスコに添
加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら
165℃の温度に3.5時間保った。窒素ブランケット
をこの反応期間全体にわたって維持した(窒素散布は停
止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量
について分析した。3.5時間の加熱期間の終りでは、
オキシラン含有量は0.00%であると測定され、反応
は完全であると思われた。次いで、常温まで冷却した
後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採取し、
分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加物を主
として含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかっ
た。
【0180】 オキシラン含有量 0.00% 54.5℃での粘度 646センチストーク ヒドロキシル価 176.4mg KOH/g 酸価 0.17mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0181】製造例13 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 2775g(9.25モル)を添加し
た。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、このポリ
オールを100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I
1.89g(全仕込物に対して0.05重量%)を反応
フラスコに添加した。次いで、反応フラスコの内容物を
100℃で10分間真空ストリッピングして触媒I中の
水などのどの揮発性物をも除去した。真空を解いた後、
窒素散布を再び行ない、反応フラスコの内容物を連続的
に攪拌しながら140℃まで加熱した。140℃の温度
で、エポキシドI 1014g(3.7モル)を反応フ
ラスコに添加した。反応フラスコの内容物を連続的に攪
拌しながら140℃の温度に3.5時間保った。さら
に、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら15
5℃〜157℃の温度に3.5時間保った。また、反応
フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら160℃の温
度に1時間保った。窒素ブランケットをこれら反応期間
全体にわたって維持した(窒素散布は停止した)。試料
を間隔を置いて取り、オキシラン含有量(%)について
分析した。160℃の温度での1時間の加熱期間の終り
では、オキシラン含有量は0.035%であると測定さ
れ、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採
取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加
物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として含
有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0182】 オキシラン含有量 0.035% 54.5℃での粘度 5,429センチストーク ヒドロキシル価 370.6mg KOH/g 酸価 0.16mg KOH/g 水含有量 0.00%
【0183】製造例14 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコ
に、ポリオールIV 450g(1.5モル)、ポリオー
ルIII 540g(1.0モル)、エポキシドI 274
g(1.0モル)および触媒I 3.8g(全仕込物に
対して0.30重量%)を添加した。反応フラスコの内
容物を連続的に攪拌しながら150〜155℃の温度ま
で加熱し、この温度に2.5時間保った。窒素ブランケ
ットをこの反応期間全体にわたって維持した。試料を間
隔を置いて取り、オキシラン含有量(%)について分析
した。反応フラスコの内容物を加熱する前、最初のオキ
シラン含有量は2.46%(理論値:2.53%)であ
ると測定された。計2.5時間の加熱期間までの1.5
時間後、オキシラン含有量は0.015%であると測定
された。0.015%のオキシラン含有量はほとんどゼ
ロであると思われる。何故ならば、滴定剤の第一滴すな
わち2滴(ほぼ0.10cc)で指示薬が色を変えたか
らである。比較として、0.46%の最初のオキシラン
含有量測定では、指示薬の色を変えるのに滴定剤14.
95ccを必要とした。計2.5時間の加熱期間までの
2.0時間後、オキシラン含有量は再び同じゼロ値であ
ると測定された。従って、水酸基によるオキシランの反
応は150℃〜155℃の温度で1.5またはそれ以下
の時間後に完全であると確認された。次いで、常温まで
冷却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として
採取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付
加物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として
含有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0184】 オキシラン含有量 0.015%(ゼロ) 54.5℃での粘度 2,911センチストーク ヒドロキシル価 325mg KOH/g 酸価 0.69mg KOH/g 水含有量 0.00% 比較例BおよびDとの比較の結果、この製造例の生成物
は比較例BおよびDの生成物よりも大変短い時間で製造
されかつ著しく低い粘度およびオキシラン含有量を有し
ていた。
【0185】製造例15 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 450g(1.5モル)およびポリオー
ルIII 540g(1.0モル)を添加した。このポリ
オールを連続的に攪拌しながら140℃の温度まで加熱
し、その後、エポキシド274g(1.0モル)および
触媒I 0.63g(全仕込物に対して0.05重量
%)を反応フラスコに添加した。反応フラスコの内容物
を連続的に攪拌しながら140℃〜145℃の温度に4
時間保った。窒素ブランケットをこの反応期間全体にわ
たって維持した。試料を間隔を置いて取り、オキシラン
含有量(%)について分析した。4時間の加熱期間の終
りでは、オキシラン含有量は0.04%であると測定さ
れ、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採
取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加
物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として含
有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0186】 オキシラン含有量 0.04% 54.5℃での粘度 2,864センチストーク ヒドロキシル価 344.7mg KOH/g 酸価 0.19mg KOH/g
【0187】製造例16 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールVI 766.4g(0.25モル)を添加し
た。このポリオールを連続的に攪拌しながら110〜1
20℃の温度まで加熱し、その後、エポキシドI 2
7.4g(0.10モル)および触媒I0.40g(全
仕込物に対して0.050重量%)を反応フラスコに添
加した。次いで、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌
しながら170℃の温度まで0.5時間加熱した。窒素
ブランケットをこの反応期間全体にわたって維持した。
温度が約140℃〜150℃に達したとき、10℃〜2
0℃の発熱を認めた。0.5時間の加熱期間の終りで、
オキシラン含有量は0.00%であると測定され、反応
は終了していた。次いで、常温まで冷却した後、反応フ
ラスコの内容物を残渣生成物として採取し、分析の結
果、平均して、六官能性ポリオール付加物と未反応二官
能性ポリオールとの混合物を主として含有する残渣生成
物は次の性質を有するとわかった。
【0188】 オキシラン含有量 0.00% 130°Fでの粘度 4,306センチストーク ヒドロキシル価 39.2mg KOH/g 酸価 0.72mg KOH/g
【0189】製造例17 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 450g(1.5モル)およびポリオー
ルIII 540g(1.0モル)を添加した。連続的に
攪拌しかつ窒素を散布しながら、これらポリオールを1
00℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 1.26g
(全仕込物に対して0.09重量%)を反応フラスコに
添加した。連続的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、ポ
リオールおよび触媒をさらに140℃の温度まで加熱
し、その後、エポキシドIV 377g(1.0モル)を
反応フラスコに添加した。次いで、反応フラスコの内容
物を連続的に攪拌しながら170℃〜175℃の温度ま
で加熱し、この温度に22時間保った。エポキシドIVの
添加後の反応期間全体にわたって窒素ブランケットを維
持した(窒素散布は停止した)。試料を間隔を置いて取
り、オキシラン含有量について分析した。計22時間の
加熱期間までの3時間後、オキシラン含有量は1.88
%であると測定された。22時間の加熱期間の終りで
は、オキシラン含有量は0.40%であると測定され、
反応は終了していた。次いで、常温まで冷却した後、反
応フラスコの内容物を残渣生成物として採取し、分析の
結果、平均して、六官能性ポリオール付加物と未反応三
官能性ポリオールとの混合物を主として含有する残渣生
成物は次の性質を有するとわかった。
【0190】 オキシラン含有量 0.40% 54.5℃での粘度 6,500センチストーク ヒドロキシル価 280mg KOH/g 酸価 0.23mg KOH/g
【0191】より高い反応温度およびより高い触媒濃度
で以上の手順を次の如く繰返した。窒素の入口および出
口、機械攪拌器、加熱マントルおよび温度計を備えた2
リットル4つ首丸底反応フラスコにポリオールIV 45
0g(1.5モル)およびポリオールIII 540g
(1.0モル)を添加した。連続的に攪拌しかつ窒素を
散布しながら、これらポリオールを100℃の温度まで
加熱し、その後、触媒I4.11g(全仕込物に対して
0.3重量%)を反応フラスコに添加した。連続的に攪
拌しかつ窒素を散布しながら、ポリオールおよび触媒を
さらに140℃の温度まで加熱し、その後、エポキシド
IV 377g(1.0モル)を反応フラスコに添加し
た。次いで、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しな
がら177℃の温度まで加熱し、この温度に1時間保っ
た。140℃でエポキシドIVを添加した後の反応期間全
体にわたって窒素ブランケットを維持した(窒素散布は
停止した)。1時間の加熱期間の終りでは、オキシラン
含有量は0.04%であると測定され、反応は終了して
いた。次いで、常温まで冷却した後、反応フラスコの内
容物を残渣生成物として採取し、分析の結果、平均し
て、六官能性ポリオール付加物と未反応三官能性ポリオ
ールとの混合物を主として含有する残渣生成物は次の性
質を有するとわかった。
【0192】 オキシラン含有量 0.04% 54.5℃での粘度 4,478センチストーク ヒドロキシル価 304.5mg KOH/g 酸価 0.56mg KOH/g 水含有量 0.04%
【0193】製造例18 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 1350g(4.5モル)およびポリオ
ールIII 1620g(3.0モル)を添加した。連続的
に攪拌しかつ窒素を散布しながら、これらポリオールを
100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 1.89
g(全仕込物に対して0.05重量%)を反応フラスコ
に添加した。次いで、反応フラスコの内容物を100℃
で10分間真空ストリッピングして触媒中の水などのど
の揮発性物をも除去した。真空を解いた後、窒素散布を
再び行ない、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しな
がら140℃まで加熱した。140℃の温度でエポキシ
ド822g(3モル)を反応フラスコに添加した。反応
フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら146℃〜1
64℃の温度に2.75時間保った。窒素ブランケット
をこの反応期間全体にわたって維持した(窒素散布は停
止した)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量
(%)について分析した。2.75時間の加熱期間の終
りでは、オキシラン含有量は0.02%であると測定さ
れ、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採
取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加
物と未反応三官能性ポリオールとの混合物を主として含
有する残渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0194】 オキシラン含有量 0.02% 54.5℃での粘度 2,410センチストーク ヒドロキシル価 329mg KOH/g 酸価 0.48mg KOH/g 水含有量 0.10%
【0195】製造例19 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールIV 1350g(4.5モル)およびポリオ
ールIII 1620g(3.0モル)を添加した。連続
的に攪拌しかつ窒素を散布しながら、これらポリオール
を100℃の温度まで加熱し、その後、触媒I 1.8
9g(全仕込物に対して0.05重量%)を反応フラス
コに添加した。反応フラスコの内容物を100℃で10
分間真空ストリッピングして触媒中の水などのどの揮発
性物をも除去した。真空を解いた後、窒素散布を再び行
ない、反応フラスコの内容物を連続的に攪拌しながら1
40℃まで加熱した。140℃の温度でエポキシドI
822g(3モル)を反応フラスコに添加した。反応フ
ラスコの内容物を連続的に攪拌しながら140℃〜21
0℃の温度に2.5時間保った。窒素ブランケットをこ
の反応期間全体にわたって維持した(窒素散布は停止し
た)。試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量
(%)について分析した。2.5時間の加熱期間の終り
では、オキシラン含有量は0.02%であると測定さ
れ、反応は完全であると思われた。次いで、常温まで冷
却した後、反応フラスコの内容物を残渣生成物として採
取し、分析の結果、平均して、六官能性ポリオール付加
物と未反応ポリオールとの混合物を主として含有する残
渣生成物は次の性質を有するとわかった。
【0196】 オキシラン含有量 0.02% 54.5℃での粘度 2,252センチストーク ヒドロキシル価 310mg KOH/g 酸価 0.27mg KOH/g
【0197】製造例20 窒素の入口および出口、機械攪拌器、加熱マントルおよ
び温度計を備えた2リットル4つ首丸底反応フラスコに
ポリオールII 632g(0.76モル)、ポリオール
III 540g(1.0モル)およびポリオールIV 4
50g(1.5モル)を添加した。連続的に攪拌しかつ
窒素を散布しながら、これらポリオールを140℃の温
度まで加熱し、その後、エポキシドI 274g(1.
0モル)および触媒II 0.63g(全仕込物に対して
0.033重量%)を反応フラスコに添加した。反応フ
ラスコの内容物を連続的に攪拌しながら145℃〜15
5℃の温度に4時間保った。窒素ブラケットをこの反応
期間全体にわたって維持した(窒素散布は停止した)。
試料を間隔を置いて取り、オキシラン含有量(%)につ
いて分析した。155℃の温度での計4時間の加熱期間
までの1時間後、オキシラン含有量は0.97%である
と測定された。150℃の温度での計4時間の加熱期間
までの1.5時間後、オキシラン含有量は0.26%で
あると測定された。150℃の温度での計4時間の加熱
期間までの3.0時間後、オキシラン含有量は0.05
%であると測定された。4時間の加熱期間の終りでは、
オキシラン含有量は0.01%であると測定され、反応
は終了していた。次いで、常温まで冷却した後、反応フ
ラスコの内容物を残渣生成物として採取し、分析の結
果、平均して、六官能性ポリオール付加物、未反応三官
能性ポリオールおよび未反応二官能性ポリオールよりな
る混合物を主として含有する残渣生成物は次の性質を有
するとわかった。
【0198】 オキシラン含有量 0.01% 54.5℃での粘度 614センチストーク ヒドロキシル価 267mg KOH/g 酸価 0.15mg KOH/g 水含有量 0.02%
【0199】実施例1〜12 ガラスびんに、エポキシドI、エポキシドIV、ポリオー
ル付加物I、ポリオール付加物II、ポリオール付加物I
V、ポリオール付加物V、触媒Iおよび界面活性剤Iを
以下の表1に各実施例ごとに特定した量で種々に特定的
に組合せて添加した。びんの内容物を40℃〜50℃の
温度で単に攪拌することによって均一になるまで全体的
に混合した。
【0200】
【表1】
【0201】次いで、NO.20ワイヤ巻きロッドを使
用して混合調製物をポンダーライト37(登録商標)処
理鋼パネルに塗り、注入空気オーブン中121.1℃で
20分間硬化させた。特定の混合調製物を被覆したポン
ダーライト37(登録商標)処理鋼パネルを各実施例ご
とに1個ずつ調製した。実施例7〜12のポンダーライ
ト37(登録商標)処理鋼パネル上の硬化塗膜を実施例
1〜6の混合調製物からそれぞれ調製した。塗膜の厚さ
は約0.85ミルから約1.1ミルまでに及んでいた。
常温まで冷却した後、硬化塗膜を表2に示した性質につ
いて試験し、かかる試験の結果を表2に示す。
【0202】
【表2】
【0203】また、硬化塗膜を常温で4日間、水に浸漬
した。計4日間の浸漬期間までの3.5時間後、硬化塗
膜は100%のクロスハッチ接着度および4Hペンシル
硬度(実施例7の硬化塗膜以外であり、この塗膜は2H
ペンシル硬度を有していた)を有していた。4日間の浸
漬期間の終りでは、実施例8、9、10および11の硬
化塗膜は100%のクロスハッチ接着度および4Hペン
シル硬度を有していた。4日間の浸漬期間の終りで、実
施例7の硬化塗膜は50%のクロスハッチ接着度および
2Hペンシル硬度を有していた。
【0204】実施例13〜18 黄色光源の下の茶かっ色のびんにエポキシドI、光重合
開始剤I、界面活性剤Iおよびポリオール付加物III を
以下の表3に各実施例ごとに特定した量で添加した。び
んの内容物を常温で単に攪拌することによって均一にな
るまで全体的に混合した。次いで、各実施例で調製した
生成混合物の粘度を25℃でBrookfield粘度計で測定し
た(センチポアズ)。粘度の結果を表3に示す。
【0205】
【表3】
【0206】次いで、NO.20ワイヤ巻きロッドを使
用して、混合調製物をポンダーライト37(登録商標)
処理鋼パネルに塗り、100ワット/インチ媒体圧の水
銀ランプ紫外線光源下で、30フィート/分の速度で1
回の通過で硬化させた。特定の混合調製物を被覆したポ
ンダーライト37(登録商標)処理鋼パネルを各実施例
ごとに1個ずつ調製した。実施例16、17、および1
8のポンダーライト37(登録商標)処理鋼パネル上の
硬化塗膜を実施例13,14および15の混合調製物か
らそれぞれ調製した。塗膜の厚さは約0.85ミルから
約0.95ミルまで及んでいた。硬化塗膜を表4に示し
た性質について試験し、かかる試験の結果を表4に示
す。
【0207】
【表4】
【0208】表4は硬化塗膜の可撓性を向上させる変性
剤としてのポリオール付加物III の機能を示している。
硬化塗膜の衝撃強度はポリオール付加物III の濃度が塗
膜調製物中に増大するにつれて著しい向上を示してい
る。
【0209】実施例19〜34 黄色光源下の茶かっ色ガラスびんに、エポキシドI、エ
ポキシドIV、光重合開始剤I、光重合開始剤II、界面活
性剤I、ポリオール付加物Iおよびポリオール付加物IV
を以下の表5中の各実施例ごとに特定した量で種々特定
的に組合せて添加した。びんの内容物を常温で単に攪拌
することによって均一になるまで全体的に混合した。
【0210】
【表5】
【0211】次いで、N0.20のワイヤ巻きロッドを
使用して、混合調製物をポンダーライト37(登録商
標)処理鋼パネルに塗り、100ワット/インチの媒体
圧水銀ランプ紫外線光源下で、30フィート/分の速度
で一回の通過で硬化させた。特定の混合調製物を被覆し
たポンダーライト37(登録商標)処理鋼パネルを各実
施例ごとに1個ずつ調製した。実施例27〜34のポン
ダーライト37(登録商標)処理鋼パネル上の硬化塗膜
を実施例19〜26の混合調製物からそれぞれ調製し
た。塗膜の厚さは約0.85ミルから約1.1ミルまで
に及んでいた。硬化塗膜を表6に示した性質について紫
外線露光後3日間試験し、かかる試験の結果を表6に示
す。
【0212】
【表6】
【0213】実施例35〜56 実施例35〜56はメラミン(尿素−ホルムアルデヒ
ド)架橋系中のポリカプロラクタンポリオールおよびポ
リエポキシドの低粘度付加物の実用性を説明するもので
ある。ガラスびんに、メラミンI、ポリオール付加物
I、ポリオール付加物II、ポリオール付加物III 、ポリ
オール付加物V、触媒IV、界面活性剤I、および溶媒I
を以下の表7中の各実施例ごとに特定した量で種々特定
的に組合せて添加した。びんの内容物を40℃〜50℃
で単に攪拌することによって均一になるまで全体的に混
合した。
【0214】
【表7】
【0215】次いで、N0.60ワイヤ巻きロッドを使
用して、混合調製物をポンダーライト37(登録商標)
処理鋼パネルに塗った。湿ったフィルムを約5〜10分
間空気乾燥し、注入空気オーブン中130℃で30分間
硬化させた。以下の表8中のいくつかの特定の試料を注
入空気オーブン中170℃で追加の20分間さらに硬化
させた。特定の混合調製物を被覆したポンダーライト3
7(登録商標)処理鋼パネルを各実施例ごとに1個ずつ
調製した。実施例46〜56のポンダーライト37(登
録商標)処理鋼パネル上の塗膜を実施例35〜45の混
合調製物からそれぞれ調製した。塗膜の厚さは約0.8
5ミルから約1.1ミルまでに及んでいた。常温まで冷
却した後、硬緩塗膜を表8に示した性質について試験
し、かかる試験の結果を表8に示した。
【0216】
【表8】
【0217】実施例57〜76 黄色光源下の茶かっ色ガラスびんに、エポキシドI、エ
ポキシドV、エポキシドVI、光重合開始剤I、光重合開
始剤II、界面活性剤I、ポリオール付加物II、ポリオー
ル付加物Vおよびポリオール付加物IVを表9中の各実施
例ごとに特定した量で種々特定的に組合せて添加した。
びんの内容物を常温で単に攪拌することによって均一に
なるまで全体的に混合した。
【0218】
【表9】
【0219】次いで、N0.20ワイヤ巻きロッドを使
用して、混合調製物をポンダーライト37(登録商標)
処理鋼パネルに塗り、300ワット/インチの媒体圧水
銀ランプ紫外線光源下10フィート/分の速度での1回
の通過で硬化させた。特定の混合調製物を被覆したポン
ダーライト37(登録商標)処理鋼パネルを各実施例ご
とに1個ずつ調製した。実施例67〜76のポンダーラ
イト37(登録商標)処理鋼パネル上の硬化塗膜を実施
例57〜66の混合調製物から調製した。塗膜の厚さは
約0.85ミルから約1.1ミルまでに及んでいた。す
べての塗膜は紫外線露光直後、硬質および不粘着であっ
た。硬化塗膜は表10に示した性質について試験し、か
かる試験の結果を表10に示す。
【0220】
【表10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 163/00 PKL 8830−4J 167/04 PLN 8933−4J 175/04 PHP 8620−4J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)1分子当り2個もしくはそれ以上
    のエポキシ基を有するポリエポキシド、又はポリイソシ
    アナート、又はアミノ−ホルムアルデヒド、 (2)少くとも1種のポリカプロラクトンポリオールと
    1分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリ
    エポキシドとの、ポリカプロラクトンポリオール対ポリ
    エポキシドのモル比2:1ないし3:1における反応生
    成物より成り、0.10%以下のオキシラン含量及び5
    4.5℃における3700センチストーク以下の粘度を
    有するポリカプロラクトンポリオールとポリエポキシド
    との付加物、及び (3)触媒又は光重合開始剤より成る、硬化性塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 置換環式脂肪族モノエポシキドを更に含
    有する特許請求の範囲第1項記載の硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 (1)1分子当り2個もしくはそれ以上
    のエポキシ基を有するポリエポキシド、又はポリイソシ
    アナート、又はアミノ−ホルムアルデヒド、 (2)少くとも1種のポリカプロラクトンポリオールと
    1分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリ
    グリシジルエポキシドとの反応生成物より成り、前記ポ
    リカプロラクトンポリオールを該ポリグリシジルエポキ
    シドのエポキシ基の実質的に完全な反応を行わせるのに
    少くとも十分な量において使用するポリカプロラクトン
    ポリオールとポリエポキシドとの付加物及び、 (3)触媒又は光重合開始剤より成る、硬化性塗料組成
    物。
  4. 【請求項4】 置換環式脂肪族モノエポシキドを更に含
    有する特許請求の範囲第3項記載の硬化性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 (1)1分子当り2個もしくはそれ以上
    のエポキシ基を有するポリエポキシド、又はポリイソシ
    アナート、又はアミノ−ホルムアルデヒド、 (2)少くとも1種のポリカプロラクトンポリオールと
    1分子当り2個又はそれ以上のエポキシ基を有するポリ
    エポキシドとの、ポリカプロラクトンポリオール対ポリ
    エポキシドのモル比2:1ないし3:1における反応生
    成物より成り、0.50%以下のオキシラン含量及び5
    4.5℃における20,000センチストーク以下の粘
    度を有するポリカプロラクトンポリオールとポリエポキ
    シドとの付加物、及び (3)触媒又は光重合開始剤より成る、硬化性塗料組成
    物。
  6. 【請求項6】 置換環式脂肪族モノエポシキドを更に含
    有する特許請求の範囲第5項記載の硬化性塗料組成物。
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