JP6450366B2 - 半導体装置を処理するための方法 - Google Patents

半導体装置を処理するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6450366B2
JP6450366B2 JP2016505602A JP2016505602A JP6450366B2 JP 6450366 B2 JP6450366 B2 JP 6450366B2 JP 2016505602 A JP2016505602 A JP 2016505602A JP 2016505602 A JP2016505602 A JP 2016505602A JP 6450366 B2 JP6450366 B2 JP 6450366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
organic solvent
acid
sulfonic acid
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016505602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016517007A (ja
Inventor
ジェイムズ エイ. ボール
ジェイムズ エイ. ボール
ブライアン リード
ブライアン リード
Original Assignee
ライフ テクノロジーズ コーポレーション
ライフ テクノロジーズ コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライフ テクノロジーズ コーポレーション, ライフ テクノロジーズ コーポレーション filed Critical ライフ テクノロジーズ コーポレーション
Publication of JP2016517007A publication Critical patent/JP2016517007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6450366B2 publication Critical patent/JP6450366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/414Ion-sensitive or chemical field-effect transistors, i.e. ISFETS or CHEMFETS
    • G01N27/4145Ion-sensitive or chemical field-effect transistors, i.e. ISFETS or CHEMFETS specially adapted for biomolecules, e.g. gate electrode with immobilised receptors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/08Cleaning involving contact with liquid the liquid having chemical or dissolving effect
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/22Organic compounds
    • C11D7/34Organic compounds containing sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/50Solvents
    • C11D7/5004Organic solvents
    • C11D7/5013Organic solvents containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/50Solvents
    • C11D7/5004Organic solvents
    • C11D7/5022Organic solvents containing oxygen
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/08Cleaning containers, e.g. tanks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/162Organic compounds containing Si
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/34Organic compounds containing sulfur
    • C11D3/3418Toluene -, xylene -, cumene -, benzene - or naphthalene sulfonates or sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/43Solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
    • C11D7/50Solvents
    • C11D7/5004Organic solvents
    • C11D7/5027Hydrocarbons

Description

関連出願(複数可)の相互参照
本出願は、2013年3月29日出願の米国仮特許出願第61/806,603号の利益を主張するものであり、当該出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願は、2013年4月30日出願の米国仮特許出願第61/817,805号の利益を主張するものであり、当該出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、センサアレイを処理するための方法、かかる方法によって形成されるセンサアレイ、及びかかる方法で使用するための溶液に関する。
半導体基板に形成されるセンサのアレイは、分析化学及び分子生物学等の分野でますます使用されている。例えば、分析物がセンサアレイのセンサパッド上またはセンサパッドの近くで捕捉された場合、その分析物に関連する反応の分析物または副生成物が、検出及び使用されて、その分析物に関する情報を解明することができる。具体的には、かかるセンサアレイは、遺伝子配列または定量増幅等の遺伝子分析における使用が見出されている。
製造中、種々の半導体加工技術は、センサアレイの表面及びセンサアレイの周辺のウェル構造の表面の性質を変化させ得る。かかる加工は、表面上に残留物も残し得る。変化した表面化学的性質及び残留物は、センサに近接した分析物の捕捉を阻止または制限し得る。したがって、かかるセンサアレイの有効性が低下し、かかるセンサアレイから得られる信号は、誤ったデータを含み得るか、またはデータを含まない場合がある。
一態様では、センサアレイと、任意に、そのセンサアレイに対応するウェルアレイ、またはそのセンサアレイに取り付けられたキャップと、を含むセンサ装置は、洗浄溶液で処理することができる。洗浄溶液は、有機溶媒及び酸、例えばスルホン酸等、例えばアルキルベンゼンスルホン酸を含むことができる。このセンサ装置は、NaOH溶液等の塩基性溶液で更に処理することができるか、または低沸点有機溶媒もしくは水ですすぐことができる。任意に、このセンサ装置は、乾燥させることができる。
以下に、本発明の基本的な諸特徴および種々の態様を列挙する。
[1]
センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサが、該センサアレイの表面に曝露されているセンサパッドを有している、以下を含む該センサアレイを処理する方法:
少なくとも前記センサパッドを酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液に曝露することと、
該センサパッドから該洗浄溶液をすすぎ落とすこと。
[2]
前記酸がスルホン酸を含む、[1]に記載の方法。
[3]
前記スルホン酸が、アルキルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含む、[2]に記載の方法。
[4]
前記アルキルアリールスルホン酸が、1〜20個の炭素を有するアルキル基を含む、[3]に記載の方法。
[5]
前記アルキル基が、9〜18個の炭素を有する、[4]に記載の方法。
[6]
前記アルキル基が、10〜14個の炭素を有する、[5]に記載の方法。
[7]
前記アルキル基が、1〜6個の炭素を有する、[4]に記載の方法。
[8]
前記スルホン酸が、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含む、[2]〜[7]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[9]
前記スルホン酸が、ドデシルベンゼンスルホン酸を含む、[2]〜[7]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[10]
前記スルホン酸が、パラトルエンスルホン酸を含む、[2]〜[7]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[11]
前記洗浄溶液が、10mM〜500mMの前記酸を含む、[1]〜[10]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[12]
前記洗浄溶液が、50mM〜250mMの前記酸を含む、[11]に記載の方法。
[13]
前記洗浄溶液が、0.5重量%〜25重量%の前記酸を含む、[1]〜[10]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[14]
前記洗浄溶液が、1重量%〜10重量%の前記酸を含む、[13]に記載の方法。
[15]
前記洗浄溶液が、2.5重量%〜5重量%の前記酸を含む、[14]に記載の方法。
[16]
前記有機溶媒が、非極性である、[1]〜[15]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[17]
前記有機溶媒が、36℃〜345℃の範囲の標準沸点を有する、[1]〜[16]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[18]
前記標準沸点が、65℃〜275℃の範囲にある、[17]に記載の方法。
[19]
前記標準沸点が、65℃〜150℃の範囲にある、[18]に記載の方法。
[20]
前記標準沸点が、150℃〜220℃の範囲にある、[18]に記載の方法。
[21]
前記有機溶媒が、6〜24個の炭素を有するアルカンである、[1]〜[20]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[22]
前記アルカンが、6〜14個の炭素を有する、[21]に記載の方法。
[23]
前記アルカンが、6〜9個の炭素を有する、[22]に記載の方法。
[24]
前記アルカンが、10〜14個の炭素を有する、[22]に記載の方法。
[25]
前記有機溶媒が、極性非プロトン性溶媒である、[1]〜[15]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[26]
前記極性非プロトン性溶媒が、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、またはそれらの組み合わせを含む、[25]に記載の方法。
[27]
前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露しながら、前記センサパッド及び前記洗浄溶液を加熱することを更に含む、[1]〜[26]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[28]
加熱することが、35℃〜70℃の範囲の温度で加熱することを含む、[27]に記載の方法。
[29]
前記温度が、40℃〜55℃の範囲にある、[28]に記載の方法。
[30]
曝露することが、30秒〜30分の範囲の期間曝露することを含む、[1]〜[29]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[31]
前記期間が、30秒〜10分の範囲にある、[30]に記載の方法。
[32]
前記期間が、30秒〜5分の範囲にある、[31]に記載の方法。
[33]
前記期間が、1分〜3分の範囲にある、[32]に記載の方法。
[34]
少なくとも前記センサパッドを塩基性溶液に曝露することを更に含む、[1]〜[33]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[35]
前記塩基性溶液が、0.005M〜1.5Mの水酸化ナトリウムを含む、[34]に記載の方法。
[36]
前記塩基性溶液が、0.01M〜1.0Mの水酸化ナトリウムを含む、[35]に記載の方法。
[37]
前記塩基性溶液が、0.01M〜0.5Mの水酸化ナトリウムを含む、[36]に記載の方法。
[38]
少なくとも前記センサパッドを前記塩基性溶液に曝露することが、前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露した後に起こる、[34]に記載の方法。
[39]
少なくとも前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露すること及び少なくとも前記センサパッドを前記塩基性溶液に曝露することを繰り返すことを更に含む、[34]に記載の方法。
[40]
すすぎ落とすことが、水及び前記有機溶媒と混和可能なすすぎ有機溶媒ですすぐことを含む、[1]〜[39]及び[45]〜[49]のいずれか一項に記載の方法。
[41]
すすぎ落とすことが、25℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する低沸点有機溶媒ですすぐことを含む、[1]〜[40]及び[46]〜[50]のいずれか一項に記載の方法。
[42]
前記低沸点有機溶媒が、50℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する、[41]に記載の方法。
[43]
前記低沸点有機溶媒が、アルコールを含む、[41]に記載の方法。
[44]
前記アルコールが、エタノールまたはイソプロパノールを含む、[43]に記載の方法。
[45]
すすぎ落とすことが、水ですすぐことを含む、[1]〜[44]及び[46]〜[50]のいずれか一項に記載の方法。
[46]
センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサがセンサパッドを含み、ウェル構造が該センサアレイに対応するウェルアレイを画定し、該ウェルアレイのウェルが該センサパッドを曝露し、キャップが該センサアレイ及び該ウェル構造にわたって取り付けられかつ流体ポートを含み、空間が該キャップと該ウェル構造との間に画定される、以下を含む該センサアレイを処理する方法:
酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液を、前記流体ポートを通して前記空間内に適用し、30秒〜30分の第1の期間待機することと、
塩基性溶液を、前記流体ポートを通して前記空間内に適用し、20秒〜15分の第2の期間待機することと、
すすぎ溶液を、前記流体ポートを通して適用すること。
[47]
前記洗浄溶液を適用すること、前記塩基性溶液を適用すること、及び前記すすぎ溶液を適用することを繰り返すことを更に含む、[46]に記載の方法。
[48]
センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサがセンサパッドを含み、ウェル構造が該センサアレイに対応するウェルアレイを画定し、該ウェルアレイのウェルが該センサパッドを曝露している、以下を含むセンサアレイを処理する方法:
酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液を少なくとも前記センサパッドに適用し、30秒〜30分の第1の期間待機することと、
少なくとも前記センサパッドを低沸点有機溶媒ですすぐことと、
前記センサアレイを乾燥させること。
[49]
前記低沸点有機溶媒ですすいだ後であり、かつ乾燥させる前に、水ですすぐことを更に含む、[48]に記載の方法。
[50]
キャップを前記センサアレイ及び前記ウェルアレイにわたって取り付けることを更に含み、該キャップが流体ポートを含み、空間が、前記流体ポートと流体連通している状態で該キャップと該ウェルアレイとの間に画定されている、[48]に記載の方法。
[51]
[1]〜[42]のいずれか一項に記載の方法によって処理される、センサ装置。
[52]
2.5重量%〜5重量%のドデシルベンゼンスルホン酸及び6〜18個の炭素を有する非極性直鎖アルカンを含む、溶液。
[53]
少なくとも1つのヌクレオチド型を含むヌクレオチド溶液と、
ポリマー粒子と、
0.5重量%〜20重量%のスルホン酸及び65℃〜275℃の範囲の標準沸点を有する有機溶媒を含む洗浄溶液と
を含む、キット。
添付の図面を参照することによって、本開示をよりよく理解することができ、その多くの特徴及び利点が当業者に明らかになる。
例示的な測定システムの図を含む。 例示的な測定構成要素の図を含む。 測定構成要素の例示的なアレイの図を含む。 例示的なウェル配置の図を含む。 例示的なウェル及びセンサ配置の図を含む。 例示的なセンサ装置の図を含む。 例示的なセンサ装置の図を含む。 例示的な方法を示すフロー図を含む。 例示的な方法を示すフロー図を含む。 例示的な方法を示すフロー図を含む。 配列決定装置を準備するための例示的な方法の図を含む。
異なる図面内で同じ参照記号を使用することによって、同様または同一の品目を示す。
例示的な一実施形態では、センサアレイを処理する方法は、洗浄溶液をセンサアレイに適用することと、センサアレイから洗浄溶液をすすぎ落とすこととを含む。具体的には、洗浄溶液は、スルホン酸等の有機溶媒及び酸を含む。スルホン酸は、アルキルまたはアルキルアリールスルホン酸を含み得る。一実施例では、アルキルまたはアルキルアリールスルホン酸は、9〜18個の炭素を有するアルキル基を有し得る。例えば、スルホン酸は、スルホンドデシルベンゼンを含み得る。有機溶媒は、非極性溶媒または非プロトン性極性溶媒であり得る。一実施例では、有機溶媒は、65℃〜275℃の範囲の標準沸点を有し得る。一実施例では、有機溶媒は、ヘプタンを含む。別の実施例では、有機溶媒は、ウンデカンを含む。更なる実施例では、有機溶媒は、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、またはそれらの組み合わせを含む。洗浄溶液での処理の後に、センサアレイは、すすぎ溶液ですすぐことができる。一実施例では、すすぎ溶液は、例えば、エタノールまたはイソプロパノールであるアルコール等の低沸点有機溶媒を含む。別の実施例では、すすぎ溶液は、水を含み得る。本方法は、洗浄溶液の適用の後に、かつすすぎ前に、塩基性溶液または弱酸溶液を適用することを更に含み得る。塩基性溶液は、少なくとも8等の少なくとも7のpHを有し得、水酸化ナトリウム等の強塩基を含み得る。一実施例では、洗浄溶液及び塩基性溶液は、2回以上、3回以上、または更に4回以上等、繰り返して適用されてもよいが、一般的には、10回以下である。
特定の実施形態では、洗浄溶液は、少なくとも1つのセンサアレイのセンサパッドに適用される。センサアレイは、複数のセンサを含み得る。センサアレイのセンサは、センサパッドを含み得る。任意に、ウェル構造は、センサアレイにわたって画定することができ、センサアレイのセンサパッドに対応する複数のウェルを含むことができる。ウェルアレイのウェルは、センサのセンサパッドを曝露することができる。任意に、少なくとも1つの流体ポートを含むキャップは、センサアレイ及びウェル構造にわたって配置または取り付けられ得る。流体用の空間は、キャップとウェル構造またはセンサアレイとの間に画定するこができ、かつキャップの流体ポートと流体連通することができる。洗浄溶液は、流体ポートを通ってキャップとウェル構造との間の空間中に適用され得る。任意に、塩基性溶液は、洗浄溶液の適用の後に、流体ポートを通ってキャップとウェル構造との間の空間中に適用され得る。塩基性溶液の後の洗浄溶液の適用は、少なくとも2回または更に3回等、繰り返されてもよい。すすぎ溶液は、例えば、アルコールまたは水を含む流体ポートを通って適用され得る。任意に、システムは、乾燥させることができる。
別の例示的な実施形態では、センサアレイは、複数のセンサを含む。複数のセンサのうちの1つのセンサは、センサパッドを含む。ウェル構造は、センサアレイにわたって配置され、センサアレイに動作可能に対応するウェルアレイを含む。ウェルアレイのウェルは、センサのセンサパッドを曝露する。スルホン酸等の酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液は、30秒〜30分の期間センサアレイに適用される。センサアレイは、すすぎ溶液ですすいでもよい。一実施例では、すすぎ溶液は、アルコール等の低沸点有機溶媒を含み得る。センサアレイは、低沸点有機溶媒で1回以上すすいでもよい。別の実施例ではまたは加えて、センサアレイは、脱イオン水等の水ですすいでもよい。センサアレイは、乾燥させることができ、キャップは、ウェル構造及びセンサアレイにわたって取り付けられ得る。キャップは、少なくとも1つの流体ポートを含み得る。空間は、キャップとセンサアレイまたはウェル構造との間に画定され、かつ流体ポートと流体連通している。
特定の実施形態では、センサシステムは、センサアレイが設置されているフローセルを含み、センサアレイと電子通信している通信回路を含み、フローセルと流体連通している容器及び流体制御を含む。一実施例では、図1は、フローセル100の拡大及び断面図を示し、フローチャンバ106の一部を示す。試薬流108は、ウェルアレイ102の表面上を流れ、そこで、試薬流108は、ウェルアレイ102のウェルの開放端上を流れる。ウェルアレイ102及びセンサアレイ105は、一緒に、フローセル100の低壁(または床)を形成する集積ユニットを形成することができる。参照電極104は、フローチャンバ106に流体的に連結することができる。更には、フローセルカバー130は、フローチャンバ106を封止して、試薬流フロー108を限定された領域内に収容する。
図2は、図1の110に示されるように、ウェル201及びセンサ214の拡大図を示す。ウェルの体積、形状、アスペクト比(底幅対ウェル深さ比等)、及び他の寸法特徴は、起こる反応の性質、ならびに試薬、副生成物、または(もしあれば)利用される標識技法に基づいて選択され得る。センサ214は化学電界効果トランジスタ(ChemFET)、より詳細には、フローティングゲート218が、材料層216によってウェル内部から任意に分離されたセンサプレート220を有する、イオン感応FET(ISFET)であってもよい。加えて、導電層(図示せず)は、センサプレート220上に配置することができる。一実施例では、材料層216はイオン感応材料層を含む。材料層216は、例えば、ジルコニウムの酸化物、ハフニウム、タンタル、アルミニウム、または、チタン、特に、チタンの窒化物等のセラミック層であってもよい。一実施例では、材料層216は、5nm〜100nmの範囲、例えば、10nm〜70nmの範囲、15nm〜65nmの範囲、または、更に20nm〜50nmの範囲の厚さを有することができる。一緒に、センサプレート220及び材料層216は、センサパッドを形成する。
材料層216は、図示のFET構成要素の限度を超えて延在するものとして示されるが、材料層216は、ウェル201の底部に沿って、及び任意に、ウェル201の壁に沿って延在することができる。センサ214は、センサプレート220に対向する材料層216上に存在する電荷224の量に対応することができる(電荷224の量に対して出力信号を生成することができる)。電荷224の変化によって、chemFETの電源221とドレイン222との間の電流が変化し得る。次に、chemFETを直接使用して、電流ベースの出力信号を提供することができる、または追加の回路とともに間接的に使用して、電圧ベースの出力信号を提供することができる。反応物、洗浄溶液、及び他の試薬は、拡散機構240によって、ウェル内へまたはウェルから外へ移動することができる。
一実施形態では、ウェル201内で実行された反応は分析反応であり得、対象の分析物の特徴または特性を識別または決定する。かかる反応は、副生成物を直接または間接的に生成させることができ、その副生成物はセンサプレート220に隣接する電荷の量に影響を与える。かかる副生成物が、少量生成される、または急速に劣化する、もしくは他の構成物質と反応する場合、同じ分析物の複数の複製は、生成される出力信号を増大させるために、ウェル201で同時に分析することができる。一実施形態では、分析物の複数の複製は、ウェル201内へ堆積する前または堆積した後のいずれかに、固相支持体212に取り付けることができる。一実施例では、固相支持体212は、ポリマー粒子または無機粒子等の粒子であり得る。別の実施例では、固相支持体212は、ポリマーマトリックス、例えば、親水性ポリマーマトリックス等、例えば、ヒドロゲルマトリックス等であってもよい。
ウェル201は、壁構造によって定義することができ、この壁構造を材料の1つ以上の層から形成することができる。一実施例では、壁構造は、ウェルの下面から上面に延在する0.01マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲、例えば、0.05マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲、0.1マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲、0.3マイクロメートル〜10マイクロメートルの範囲、または0.5マイクロメートル〜6マイクロメートルの範囲等の厚さを有することができる。具体的には、厚さは、0.01マイクロメートル〜1マイクロメートルの範囲、例えば、0.05マイクロメートル〜0.5マイクロメートルの範囲、または0.05マイクロメートル〜0.3マイクロメートルの範囲であってもよい。ウェル201は、特徴的な直径を有することができ、その直径は、断面積(A)をPi(例えば、sqrt(4*A/π)で除算した数の4倍の平方根として定義され、5マイクロメートル以下、例えば、3.5マイクロメートル以下、2.0マイクロメートル以下、1.6マイクロメートル以下、1.0マイクロメートル以下、0.8マイクロメートル以下、または更に、0.6マイクロメートル以下のものであってもよい。一実施例では、ウェル201は、少なくとも0.01マイクロメートルの特徴的な直径を有することができる。
図2は、単層壁構造及び単層材料層216を示すが、このシステムは、1つ以上の壁構造層、1つ以上の導電層、または1つ以上の材料層を含むことができる。例えば、壁構造は、ケイ素の酸化物またはTEOSを含む層、またはケイ素の窒化物を含む1つ以上の層から、形成することができる。
図3に示される特定の実施例では、システム300は、ウェル壁構造302を含み、このウェル壁構造302は、センサアレイのセンサパッド上に配置されたまたはそれに動作可能に連結したウェル304のアレイを画定する。ウェル壁構造302は、上面306を画定する。ウェルに関連する下面308は、センサアレイのセンサパッド上に配置される。ウェル壁構造302は、上面306と下面308との間の側壁310を画定する。上述のように、センサアレイのセンサパッドに接する材料層は、ウェル304のアレイのウェルの下面308に沿って、またはウェル壁構造302によって画定された壁310の少なくとも一部に沿って、延在することができる。上面306には、材料層が存在しなくてもよい。具体的には、ポリマーマトリックスは、ウェル304のアレイのウェル内に配置することができる。上面306には、実質的にポリマーマトリックスが存在しなくてもよい。例えば、上面306は、ポリマーマトリックスが存在しない領域、例えば、全領域の少なくとも70%、全領域の少なくとも80%、全領域の少なくとも90%、または全領域のおよそ100%を含むことができる。
図2の壁表面は、実質的に垂直にかつ外側に延在するものとして示されるが、壁表面は様々な方向に延在して様々な形状を有することができる。実質的に垂直にとは、センサパッドによって画定された表面に対して垂直な構成要素を有する方向に延在することを意味する。例えば、図4に示すように、ウェル壁402は垂直に延在し、センサパッドによって画定された表面の垂直な構成要素412に対して平行となり得る。別の実施例では、壁表面404は、センサパッドから離れた外側の方向に実質的に垂直に延在して、ウェルの下面の領域よりも大きな開口部をウェルに提供することができる。図4に示すように、壁表面404は、表面414の垂直構成要素412と平行する垂直構成要素を有する方向に延在する。代替の実施例では、壁表面406は、内側の方向に実質的に垂直に延在して、ウェルの下面の領域よりも小さな開口領域を提供する。壁表面406は、表面414の垂直構成要素412と平行する構成要素を有する方向に延在する。
表面402、404、または406は直線によって示されるが、いくつかの半導体またはCMOS製造プロセスによって、非線形形状を有する構造がもたらされ得る。具体的には、壁表面、例えば壁表面408等、及び上面、例えば上面410等は、アーチ型の形状であってもよいか、または様々な非線形形態をなしてもよい。本明細書中に示される構造及びデバイスは、線形の層、表面、または形状を有するものとして示さるが、半導体プロセスに起因する実際の層、表面、または形状は、ある程度異なってもよく、場合によっては図示の実施形態の非線形及びアーチ型の変形を含む。
図5は、イオン感応材料層を有する例示的なウェルの図を含む。例えば、ウェル構造502は、ウェル、例えば、例示的なウェル504、506、または508のアレイを画定することができる。ウェル(504、506、または508)は、内在するセンサ(図示せず)に、動作可能に連結することができる、またはそのように内在するセンサに接続することができる。例示的なウェル504は、イオン感応性材料層510を含み、この層はウェル504の底部を画定し、構造502内に延在する。図5に図示されていないが、導電層、例えば、ゲート、例として、イオン感応電界効果トランジスタのフローティングゲートは、イオン感応材料層510下に存在し得る。
別の実施例では、ウェル506によって示されるように、イオン感応材料層512は、構造502内に延在することなく、ウェル506の底部を画定することができる。更なる実施例では、ウェル508は、イオン感応層514を含むことができ、このイオン感応層514は、構造502によって画定されたウェル508の側壁516の少なくとも一部に沿って延在する。上述のように、イオン感応材料層512または514は、導電層上、または内在する電子デバイスのゲート上に存在し得る。
図6に示すように、センサ装置は、半導体基板内に形成されるセンサアレイ602を含むことができる。ウェル構造は、センサアレイにわたって画定される。キャップ604は、ウェル構造またはセンサアレイ602に取り付けられる。例えば、キャップ604は、接着剤を用いて、センサアレイまたはウェル構造602に接着することができる。キャップ604は、流体ポート606または608を含み、それらは、キャップ604とセンサアレイとウェルアレイ602との間に画定されるフローセル610と流体連通している。流体ポート606または608のうちの1つに適用される流体は、フローセル610を通って流れ、任意に外側ポート608または606の外へ流れることができる。図7に示す別の実施例では、キャップ702は、流体ポート704及び706を含むことができ、より大きい流れ空間を画定することができる。キャップは、例えば、接着剤を用いて、ウェルアレイまたはセンサアレイにわたって、接着することができる。
図8の方法800に示されるように、センサアレイは、802に示されるように、酸、スルホン酸、ホスホン酸、またはそれらの組み合わせ等を含む洗浄溶液に曝露することができる。洗浄溶液は、有機溶媒を更に含むことができる。
例示的なスルホン酸としては、アルキルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、またはそれらの組み合わせが挙げられる。例示的なアルキルスルホン酸としては、1〜18個の炭素、1〜14個の炭素、1〜10個の炭素、または1〜5個の炭素等を有するアルキル基が挙げられる。別の実施例では、アルキルスルホン酸のアルキル基は、10〜14個の炭素を有する。例えば、アルキルスルホン酸は、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含むことができる。別の実施例では、アルキル基は、例えば、スルホン酸官能基に対向する末端官能基で、官能化することができる。例示的な官能化アルキルスルホン酸としては、末端アミノ基、タウリン等で官能化されるアルキルスルホン酸が挙げられる。更なる実施例では、スルホン酸のアルキル基は、ハロゲン化、フッ化等をすることができる。
更なる実施例では、スルホン酸は、アルキルアリールスルホン酸を含む。アルキルアリールスルホン酸、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸は、1〜20個の炭素を有するアルキル基を有し得る。例えば、アルキル基は、9〜18個の炭素、10〜14個の炭素等を有し得る。特定の一実施形態では、アルキルアリールスルホン酸は、ドデシルベンゼンスルホン酸を含む。ドデシルベンゼンスルホン酸は、少なくとも90%、少なくとも95%等の、12個の炭素を有するアルキル基を有するアルキルアリールスルホン酸を有するドデシルベンゼンスルホン酸の精製形態であり得る。あるいは、ドデシルベンゼンスルホン酸は、平均12個の炭素を有するアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸のブレンドを含むことができる。アルキルアリールスルホン酸は、アルキル鎖に沿う位置のブレンドでアルキル化され得る。別の実施例では、アルキル基は、1〜6個の炭素を有し得る。例えば、アルキルアリールスルホン酸は、トルエンスルホン酸を含み得る。
洗浄溶液は、10mM〜500mMの濃度の酸、スルホン酸等を有し得る。例えば、洗浄溶液は、50mM〜250mMの濃度の酸を有し得る。別の実施例では、洗浄溶液は、0.5重量%〜25重量%の酸、スルホン酸等を含む。例えば、洗浄溶液は、1重量%〜10重量%の酸、スルホン酸等、2.5重量%〜5重量%の酸、スルホン酸等を含み得る。
洗浄溶液内の有機溶媒は、少なくとも上述の濃度まで酸(例として、スルホン酸)に溶解度を提供する非水性溶媒である。一実施例では、有機溶媒は、非プロトン性であり得る。有機溶媒は、非極性有機溶媒であり得る。別の実施例では、有機溶媒は、極性非プロトン性溶媒であり得る。一実施例では、有機溶媒は、36℃〜345℃の範囲の標準沸点を有し得る。例えば、標準沸点は、65℃〜275℃の範囲にあり得る。別の実施例では、標準沸点は、65℃〜150℃の範囲にあり得る。あるいは、標準沸点は、150℃〜220℃の範囲にある。
特定の実施例では、非極性有機溶媒は、アルカン溶媒、芳香族溶媒、またはそれらの組み合わせを含む。アルカン溶媒は、6〜20個の炭素を有し得る。例えば、アルカンは、6〜14個の炭素、6〜9個の炭素等を有し得る。あるいは、アルカンは、10〜14個の炭素を有し得る。特定の実施例では、アルカンは、直鎖アルカンである。例えば、アルカン溶媒は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ウンデカン、ドデカン、またはそれらの組み合わせを含み得る。別の実施例では、アルカンは、ハロゲン化される。例示的な分岐アルカンは、C11またはC12アルファオレフィンのハロゲン化二量体を含み得る。
更なる実施例では、有機溶媒は、極性非プロトン性溶媒を含み得る。例えば、極性非プロトン性溶媒は、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン(NMP)、またはそれらの組み合わせを含み得る。別の実施例では、有機溶媒は、エーテル溶媒を含まなくてもよく、例えば、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、またはそれらの組み合わせを含み得る。
804に示すように、洗浄溶液及びセンサ装置は、センサパッドが洗浄溶液に曝露される間に、加熱することができる。一実施例では、洗浄溶液及びセンサ装置は、35℃〜60℃の範囲の温度で加熱することができる。例えば、温度は、40℃〜50℃の範囲にあり得る。
806に示すように、センサアレイは、洗浄溶液に曝露して、任意に30秒〜30分の範囲の期間加熱することができる。例えば、期間は、30秒〜10分の範囲、30秒〜5分の範囲、または更に1分〜2分の範囲等であり得る。
808に示すように、洗浄溶液への曝露の後に、有機溶媒または水を使用してセンサアレイをすすぐことができる。有機溶媒は、低沸点有機溶媒であり得る。例示的な低沸点有機溶媒は、25℃〜100℃、50℃〜100℃の範囲の標準沸点等の標準沸点を有し得る。一実施例では、低沸点有機溶媒は、アルコール、エタノールまたはプロパノール等を含む。あるいは、有機溶媒は、N−メチルピロリドン(NMP)であり得る。あるいはまたは加えて、センサアレイは、水、脱イオン水等ですすいでもよい。特定の実施例では、有機溶媒は、水及び酸/溶媒混合物の有機溶媒と少なくとも部分的に混和可能である。
810に示すように、センサアレイは、乾燥させることができる。一実施例では、センサアレイは、乾燥窒素またはヘリウムを用いるような不活性雰囲気下で乾燥させることができる。別の実施例では、センサは、乾燥雰囲気下で加熱することができる。更なる実施例では、センサアレイは、真空下で乾燥させることができる。
図9に示す更なる実施例では、方法900は、上述のような酸、例えば、902に示されるようなスルホン酸を含む、洗浄溶液にセンサアレイを曝露することを含む。センサ装置は、センサアレイを含むことができ、任意に、ウェル構造は、センサアレイに動作可能に対応するウェルアレイを画定することができる。ウェルアレイのウェルは、センサアレイのセンサのセンサパッドを曝露することができる。洗浄溶液は、上述の組成物を有し得る。任意に、センサアレイ及び洗浄溶液は、904に示すように加熱することができる。例えば、センサアレイ及び洗浄溶液は、上述の温度に加熱することができる。
更なる実施例では、センサアレイは、洗浄溶液に曝露することができ、任意に、906に示すように、30秒〜30分の範囲の期間にわたって加熱することができる。あるいは、センサアレイは、洗浄溶液に曝露することができ、任意に、上述の期間にわたって加熱することができる。
洗浄溶液への曝露の後に、センサアレイは、908に示すように、溶媒、例えば、低沸点溶媒ですすぐことができる。例示的な低沸点溶媒は、上述されている。あるいは、溶媒は、N−メチルピロリドン(NMP)であり得る。センサアレイは、低沸点溶媒で1回または2回以上すすいでもよい。
低沸点有機溶媒でのすすぎの後に、センサアレイは、910に示すように、水、脱イオン水等ですすぐことができる。水でのすすぎの後に、センサアレイは、912に示すように乾燥させることができる。例えば、センサアレイは、乾燥窒素ガスに曝露されてもよい。
乾燥すると、キャップは、914に示すように、センサアレイにわたって適用することができる。例えば、キャップは、接着剤を用いてセンサアレイまたは介在するウェル構造に取り付けることができる。具体的には、キャップは、キャップとセンサアレイにわたるウェル構造との間に画定される空間と流体連通している流体ポートを含む。任意に、本方法は、ウエハをアレイ内に分離させて個々のアレイをキャップする前に、ウエハに適用することができる。
図10に示す更なる例示的な実施形態では、方法1000は、上述のような酸、例えば、1002に示されるような、スルホン酸を含む、洗浄溶液にセンサアレイを曝露することを含む。洗浄溶液は、有機溶媒を更に含むことができる。具体的には、センサアレイは、センサのアレイに動作可能に対応するウェルのアレイを画定するウェル構造を含むことができる。センサのセンサパッドは、ウェルアレイのウェルによって曝露される。キャップは、センサアレイまたはウェルアレイにわたって取り付けることができる。キャップは、キャップとウェルアレイまたはセンサアレイとの間に画定される空間と流体連通している流体ポートを含む。洗浄溶液は、流体ポートを通って空間内に適用することができる。洗浄溶液の組成物は、上述の通りであり得る。
任意に、1004に示すように、洗浄溶液及びセンサアレイは、加熱することができる。例えば、洗浄溶液及びセンサアレイは、上述の温度で加熱することができる。
センサアレイは、洗浄溶液に曝露することができ、任意に、1006に示すように、第1の期間にわたって加熱することができる。第1の期間は、30秒〜30分の範囲、上述の期間の範囲等を有し得る。
加えて、塩基性溶液は、1008に示すように、第2の期間にわたってセンサアレイに適用することができる。例えば、塩基性溶液は、キャップの流体ポートを通ってキャップとウェル構造またはセンサアレイとの間に画定される空間内に適用することができる。塩基性溶液は、7を超えるpH、8を超えるpH、更には9を超えるpH等を有する。塩基性溶液は、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム等の強塩基、または水酸化テトラメチルアンモニウムまたは水酸化テトラエチルアンモニウム等の水酸化テトラアルキルアンモニウム等を含む。この塩基は、0.05M〜1.5Mの濃度である。例えば、この塩基は、0.05M〜1.0M、0.05M〜0.5M等の濃度であってもよい。センサアレイは、塩基性溶液に20秒〜15分の期間、20秒〜5分の期間、または30秒〜2分の期間等にわたって曝露されてもよい。あるいは、弱酸溶液は、塩基性溶液に代替することができる。
センサアレイは、洗浄溶液に曝露されてもよく、その後、塩基性溶液rまたは弱酸へのk回等繰り返す曝露が続き得る。例えば、kは、1、2、または3であり得るが、一般的に、10以下である。
洗浄溶液及び塩基性溶液への曝露の後に、センサアレイは、1010に示すように、有機溶媒または水ですすぐことができる。例示的な低沸点有機溶媒は、上述のものを含む。あるいは、有機溶媒は、N−メチルピロリドン(NMP)であり得る。センサアレイは、低沸点有機溶媒で一回以上すすいでもよく、その後に水でのすすぎが続く。任意に、センサアレイは、1012に示すように、乾燥窒素への曝露等で乾燥させることができる。
図10の方法は、代替的に、複数のアレイを含むウエハに適用することができる。ウエハを乾燥させた後に、ウエハは、個々のアレイ内に分離されて、その個々のアレイにキャップを適用することができる。
センサアレイのかかる処理は、分析物を組み込み、その分析物をセンサアレイのセンサパッドに接近して固定するポリマービーズの充填を改善することを示している。具体的には、かかる処理は、その上に増幅したポリヌクレオチド分析物を含むポリマービーズの充填を改善する。例えば、かかる処理方法は、配列の配列決定装置の性能を改善する。センサアレイのかかる処理は、センサ信号及び信号対雑音比(SNR)、特にFETベースセンサアレイを改善することが示されている。
例えば、図11は、上述の処理方法によって向上された例示的な配列決定システムを示す。図11に示される特定の実施例では、ポリマー粒子は、配列決定技法中、ポリヌクレオチドの支持体として使用することができる。例えば、かかる親水性粒子は、蛍光配列決定技法を用いた配列決定のためにポリヌクレオチドを固定することができる。別の実施例では、親水性粒子は、イオン感知技法を用いた配列決定のために複数の複製のポリヌクレオチドを固定することができる。あるいは、上述の処理は、センサアレイの表面へのポリマーマトリックス結合を改善することができる。ポリマーマトリックスは、配列決定のためにポリヌクレオチド等の分析物を捕捉することができる。
一般的に、ポリマー粒子は、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸(オリゴヌクレオチド及びポリヌクレオチド)、ポリペプチド、サッカライド、ポリサッカライド、脂質、またはその誘導体または類似体を含む生体分子を含むように処理することができる。例えば、ポリマー粒子は、生体分子に結合または付着することができる。生体分子の末端部または任意の内側部分は、ポリマー粒子に結合または付着することができる。ポリマー粒子は、架橋化学物質を用いて、生体分子に結合または付着することができる。架橋化学物質は、イオン結合、水素結合、親和性結合、双極子と双極子との結合、ファンデルワールス結合、及び疎水結合を含む共有結合または非共有結合を含む。架橋化学物質は、例えば、アビジン部分とビオチン部分;抗原エピトープとその抗体または免疫学的に反応性の断片;抗体とハプテン;ジゴキシゲニン部分と抗ジゴキシゲニン部分;フルオレセイン部分と抗フルオレセイン部分;作動遺伝子と抑制因子;ヌクレアーゼとヌクレオチド;レクチンとポリサッカライド;ステロイドとステロイド結合タンパク質;活性化合物と活性化合物受容体;ホルモンとホルモン受容体;酵素と基板;免疫グロブリン及びタンパク質A;またはオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドとその対応する補体等の結合パートナー間の親和性を含む。
図11に示すように、複数のポリマー粒子1104は、複数のポリヌクレオチド1102と一緒に溶液中に置くことができる。複数の粒子1104は、ポリヌクレオチド1102と結合するように、活性化させるかまたは調製することができる。例えば、粒子1104は、複数のポリヌクレオチド1102のポリヌクレオチドの一部に相補的なオリゴヌクレオチドを含むことができる。別の実施例では、ポリマー粒子1104は、ビオチン−ストレプトアビジン結合等の技法を用いて標的ポリヌクレオチド1104で修飾することができる。
特定の実施形態では、親水性粒子及びポリヌクレオチドは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅またはリコンビナーゼポリメラーゼ増幅(RPA)の影響を受けやすい。例えば、分散相液滴1106または1108は、エマルションの一部として形成され、親水性粒子またはポリヌクレオチドを含むことができる。一実施例では、ポリヌクレオチド1102及び親水性粒子1104は、単一のポリヌクレオチド1102が単一の親水性粒子1104として同様の分散相液滴内に存在する可能性が高くなるように、互いに低濃度及び低比率で提供される。液滴1108等の他の液滴は、単一の親水性粒子を含むことができ、かつポリヌクレオチドを含むことができない。各液滴1106または1108は、ポリヌクレオチドの複製を容易にするために、酵素、ヌクレオチド、塩、またはポリヌクレオチドを含むことができる。
特定の実施形態では、酵素、例えば、ポリメラーゼが存在し、分散相液滴の親水性粒子またはヒドロゲル粒子に結合する、または、それに近接近する。一実施例では、ポリメラーゼが、ポリヌクレオチドの複製を容易にするために、分散相液滴中に存在する。本明細書中に記載の方法では、様々な核酸ポリメラーゼを使用することができる。例示的な一実施形態では、ポリメラーゼは、酵素、その断片またはサブユニットを含むことができ、それらはポリヌクレオチドの複製を触媒することができる。別の実施形態では、ポリメラーゼは、天然に存在するポリメラーゼ、組み換え型ポリメラーゼ、突然変異ポリメラーゼ、異形ポリメラーゼ、融合、またはさもなければ、改変ポリメラーゼ、化学的に変性されたポリメラーゼ、合成分子、もしくは類似体、誘導体、あるいはそれらの断片であり得る。
PCRまたはRPAに続いて、粒子、粒子1110等が、形成され、それらは、親水性粒子1112及びポリヌクレオチド1114の複数の複製を含むことができる。ポリヌクレオチド1114が粒子1110の表面に存在するとして示されるが、ポリヌクレオチドは、粒子1110内に延在することができる。ヒドロゲル及び親水性粒子は、水に対して低濃度のポリマーを有し、ポリヌクレオチドセグメントの内部及びそのいたる所に含むことができ、ポリヌクレオチドは、孔及び他の開口部に存在できる。具体的には、粒子1110は、酵素、ヌクレオチド、プライマー、及び反応を観察するのに使用される反応生成物がポリマーマトリックスによって拡散され得る。1粒子当たりの多数のポリヌクレオチドによって、より優れた信号が生成される。
実施形態では、エマルション破壊手順からのポリマー粒子は、回収され、配列決定の準備時に洗浄され得る。回収は、ビオチン部分をアビジン部分と接触させる(例えば、ポリマー粒子に付着する増幅ポリヌクレオチド鋳型に接続させる)こと、及びビオチン化鋳型を欠いているポリマー粒子から離す分離によって行うことができる。二本鎖鋳型ポリヌクレオチドを担持する回収されたポリマー粒子は、変性されて配列決定のために一本鎖鋳型ポリヌクレオチドをもたらし得る。変性ステップは、塩基(例として、NaOH)、ホルムアミド、またはピロリドンでの処理を含むことができる。
一例示的な実施形態では、粒子1110は、配列決定装置において用いることができる。例えば、配列決定装置1116は、ウェル1118のアレイを含むことができる。配列決定装置1116は、上述のスルホン酸を含む洗浄溶液で処理することができる。粒子1110は、ウェル1118内に置くことができる。
一実施例では、プライマーは、ウェル1118に添加することができ、粒子1110は、ウェル1118内への配置前に、プライマーに前もって曝露することができる。具体的には、粒子1110は、結合プライマーを含むことができる。プライマー及びポリヌクレオチドは、プライマーにハイブリッド形成されたポリヌクレオチド(例として、鋳型核酸)を含む核酸二本鎖を形成する。核酸二本鎖は、少なくとも部分的に二本鎖のポリヌクレオチドである。検出反応、例えば、ヌクレオチド組み込みを容易にするため、酵素及びヌクレオチドがウェル1118に提供され得る。
ヌクレオチドの添加を検出することによって、配列決定を行うことができる。例えば、蛍光発光方法またはイオン検出方法等の方法を用いて、ヌクレオチドの添加を検出することができる。例えば、一組の蛍光標識されたヌクレオチドは、システム1116に提供され得て、ウェル1118に移動し得る。また、励起エネルギーをウェル1118に提供することもできる。ポリメラーゼによってヌクレオチドを捕捉し、延在するプライマーの端部にヌクレオチドを添加したとき、ヌクレオチドの標識は蛍光を発して、どの種類のヌクレオチドが添加されたかを示すことができる。
代替の実施形態では、溶液は、単一種のヌクレオチドを含み、連続して供給され得る。ヌクレオチド添加に反応して、ウェル1118の局所環境内のpHは、変化し得る。pHのかかる変化を、イオン感応電界効果トランジスタ(ISFET)によって検出することができる。したがって、pHの変化を利用して、粒子1110のポリヌクレオチドと相補的なヌクレオチドの順序を示す信号を生成することができる。
具体的には、配列決定システムは、ウェルまたは複数のウェルをイオンセンサ、例えば、電界効果トランジスタ(FET)等のセンサパッド上に配置することを含み得る。実施形態では、システムは、イオンセンサ(例えば、FET)のセンサパッド上に配置されるウェル内に充填された1つ以上のポリマー粒子、またはイオンセンサ(例えば、FET)のセンサパッド上に配置される複数のウェル内に充填された1つ以上のポリマー粒子を含む。実施形態では、FETは、chemFETまたはISFETであり得る。「chemFET」、すなわち化学電界効果トランジスタは、化学センサとして機能する種類の電界効果トランジスタを含む。chemFETは、MOSFETトランジスタの構造類似体を有し、その構造類似体では、化学プロセスによってゲート電極の変化を適用する。「ISFET」、すなわち、イオン感応電界効果トランジスタを使用して、溶液中のイオン濃度を測定することができ、イオン濃度(例えば、H+)が変化したとき、トランジスタ中の電流もそれに従って変化する。
実施形態では、FETは、FETアレイであってもよい。本明細書中で使用される、「アレイ」は例えば、センサまたはウェル等の要素の平面配列である。アレイは一次元または二次元であってもよい。一次元アレイは、1つの段(または列)の要素を第1の次元に有し、複数の段(または列)の構成要素を第2の次元に有するアレイであってもよい。第1及び第2の次元内の段(または列)の数は、同じであっても、同じでなくてもよい。FETまたはアレイは、10、10、10、10、10、10またはそれ以上のFETを含むことができる。
実施形態では、1つ以上の微小流体構造をFETセンサアレイ上に組み立てて、生体または化学反応の封じ込めまたは閉じ込めを提供することができる。例えば、一実装例では、微小流体構造(複数可)を、アレイの1つ以上のセンサ上に配置される1つ以上のウェル(または、本明細書中で用語が互換的に使用されるように、マイクロウェル、もしくは反応チャンバ、あるいは反応ウェル)として、構成することができ、それによって、所定のウェルが上に配置される1つ以上のセンサが、所定のウェル内の分析物の存在、レベル、または濃度を検出または測定する。実施形態では、FETセンター及び反応ウェルの1:1の対応があってもよい。
図11に戻ると、別の実施例では、ウェルのアレイのウェル1118を測定デバイスに動作可能に接続することができる。例えば、蛍光発光方法では、ウェル1118は、光検出デバイスに動作可能に連結することができる。イオン検出の場合、ウェル1118の下面は、イオンセンサ、例えば、電界効果トランジスタ等のセンサパッド上に配置することができる。
ヌクレオチド組み込みのイオン副生成物の検出による配列決定を含む一例示的なシステムは、Ion Torrent PGM(商標)またはProton(商標)シーケンサー(Life Technologies)であり、これらは、イオン系配列決定システムであり、ヌクレオチド組み込みの副生成物として生成された水素イオンを検出することによって、核酸鋳型を配列決定する。典型的には、水素イオンは、ポリメラーゼによる鋳型依存性核酸の合成中に発生するヌクレオチド組み込みの副生成物として放出される。Ion Torrent PGM(商標)またはProton(商標)シーケンサーは、ヌクレオチド組み込みの水素イオン副生成物を検出することによって、ヌクレオチド組み込みを検出する。Ion Torrent PGM(商標)またはProton(商標)シーケンサーは、複数の鋳型ポリヌクレオチドを含むことができ、それらの鋳型ポリヌクレオチドは配列決定され、それぞれの鋳型は、アレイ内のそれぞれの配列決定反応ウェル内に配置される。アレイのウェルをそれぞれ、少なくとも1つのイオンセンサに連結することができ、そのイオンセンサは、H+イオンの放出、またはヌクレオチド組み込みの副生成物として生成された溶液のpHの変化を検出することができる。イオンセンサは、電界効果トランジスタ(FET)を含み、このトランジスタはイオン感応検出層に連結し、この層は、H+イオンの存在、または溶液のpHの変化を感知することができる。イオンセンサは、ヌクレオチド組み込みを示す出力信号を提供することができ、ヌクレオチド組み込みは、電圧の変化として示され得て、その変化の大きさは、それぞれのウェルまたは反応チャンバ内のH+イオン濃度と相関する。複数の種類のヌクレオチドを、反応チャンバ内に連続的に流入させることができ、ポリメラーゼを用いて延在するプライマー(または重合サイト)に、鋳型の配列によって決定された順序で組み込むことができる。反応ウェル内のH+イオンを放出させると同時に、局所pHを変化させることによって、それぞれのヌクレオチド組み込みを達成することができる。センサのFETでH+イオンの放出を記録することができ、そのセンサはヌクレオチド組み込みの発生を示す信号を生成する。特定のヌクレオチド流中に組み込まれなかったヌクレオチドは、信号を生成し得ない。また、FETからの信号の振幅も特定の種類のヌクレオチドの数と相関し得、特定の種類のヌクレオチドは、延在する核酸分子内に組み込まれ、それによってホモポリマー領域を分割する。したがって、シーケンサーの動作中は、複数のヌクレオチドは、反応チャンバ内に流入すると同時に、多様なウェル中に組み込まれて観察される、または、反応チャンバによって、機器が多数の核酸鋳型の配列を同時に分割することが可能になる。
第1の態様では、センサアレイは、複数のセンサを含む。複数のセンサのうちの1つのセンサは、センサアレイの表面に曝露されているセンサパッドを有する。センサアレイを処理する方法は、少なくともこのセンサパッドを酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液に曝露することと、このセンサパッドから洗浄溶液をすすぎ落とすこととを含む。
第2の態様では、センサアレイは、複数のセンサを含む。複数のセンサのうちの1つのセンサは、センサパッドを含む。ウェル構造は、センサアレイに対応するウェルアレイを画定する。ウェルアレイのウェルは、センサパッドを曝露する。キャップは、センサアレイ及びウェル構造にわたって取り付けられ、流体ポートを含む。空間は、キャップとウェル構造との間に画定される。センサアレイを処理する方法は、流体ポートを通して空間内に適用すること及び30秒〜30分の第1の期間待機することを含む。洗浄溶液は、酸及び有機溶媒を含む。本方法は、塩基性溶液を、流体ポートを通して空間内に適用し、20秒〜15分の第2の期間待機することと、すすぎ溶液を、流体ポートを通して適用することと、を更に含む。第2の態様の一実施例では、本方法は、洗浄溶液を提供すること及び塩基性溶液を適用することを繰り返すことを更に含む。
第3の態様では、センサアレイは、複数のセンサを含む。複数のセンサのうちの1つのセンサは、センサパッドを含む。ウェル構造は、センサアレイに対応するウェルアレイを画定する。ウェルアレイのウェルは、センサパッドを曝露する。センサアレイを処理する方法は、洗浄溶液を少なくともセンサパッドに提供すること、及び30秒〜30分の第1の期間待機することを含む。洗浄溶液は、酸及び有機溶媒を含む。本方法は、少なくともセンサパッドを低沸点有機溶媒ですすぐこと及びセンサアレイを乾燥させることを更に含む。第3の態様の実施例では、本方法は、低沸点有機溶媒ですすいだ後であり、かつ乾燥させる前に、水ですすぐことを更に含む。第3の態様の別の実施例及び上の実施例では、本方法は、キャップをセンサアレイ及びウェルアレイに取り付けることを更に含み、キャップが流体ポートを含み、空間が、キャップとウェルアレイとの間に画定されて流体ポートと流体連通している。
第1、第2、及び第3の態様の一実施例及び上の実施例では、酸は、スルホン酸を含む。スルホン酸は、アルキルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含むことができる。一実施例では、アルキルアリールスルホン酸は、1〜20個の炭素を有するアルキル基を含む。例えば、アルキル基は、9〜18個の炭素、10〜14個の炭素等、を有する。別の実施例では、アルキル基は、1〜6個の炭素を有する。
第1、第2、及び第3の態様の別の実施例及び上の実施例では、スルホン酸は、ドデシルベンゼンスルホン酸を含む。第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、スルホン酸は、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含む。第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、スルホン酸は、パラトルエンスルホン酸を含む。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、洗浄溶液は、10mM〜500mMの酸を含む。例えば、洗浄溶液は、50mM〜250mMの酸を含む。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、洗浄溶液は、0.5重量%〜25重量%の酸を含む。例えば、洗浄溶液は、1重量%〜10重量%の酸、2.5重量%〜5重量%の酸等を含む。
第1、第2、及び第3の態様の別の実施例及び上の実施例では、有機溶媒は、非極性である。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、有機溶媒は、36℃〜345℃の範囲の標準沸点を有する。例えば、標準沸点は、65℃〜275℃の範囲にある。一実施例では、標準沸点は、65℃〜150℃の範囲にある。代替的な実施例では、標準沸点は、150℃〜220℃の範囲にある。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、有機溶媒は、6〜24個の炭素を有するアルカンである。例えば、アルカンは、6〜14個の炭素、6〜9個の炭素、またはあるいは、10〜14個の炭素等を有する、
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、有機溶媒は、非プロトン性極性溶媒である。例えば、極性非プロトン性溶媒は、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン(NMP)、またはそれらの組み合わせを含む。
第1、第2、及び第3の態様の別の実施例及び上の実施例では、本方法は、センサパッドを洗浄溶液に曝露しながらセンサパッド及び洗浄溶液を加熱することを更に含む。例えば、加熱することは、35℃〜70℃の範囲の温度で加熱することを含む。例えば、温度は、40℃〜55℃の範囲にある。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、曝露することは、30秒〜30分の範囲の期間曝露することを含む。例えば、期間は、30秒〜10分の範囲、30秒〜5分の範囲、または1分〜3分の範囲等である。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、本方法は、少なくともセンサパッドを塩基性溶液に曝露することを更に含む。例えば、塩基性溶液は、0.005M〜1.5Mの水酸化ナトリウム、0.01M〜1.0Mの水酸化ナトリウムまたは0.01M〜0.5Mの水酸化ナトリウム等を含む。更なる実施例では、少なくともセンサパッドを塩基性溶液に曝露することは、センサパッドを洗浄溶液に曝露した後に起こる。本方法は、少なくともセンサパッドを洗浄溶液に曝露すること及び少なくともセンサパッドを塩基性溶液に曝露することを繰り返すことを更に含むことができる。
第1、第2、及び第3の態様の別の実施例及び上の実施例では、すすぐことは、25℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する低沸点有機溶媒ですすぐことを含む。例えば、低沸点有機溶媒は、50℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する。特定の実施例では、低沸点有機溶媒は、アルコールを含む。例えば、アルコールは、エタノールまたはイソプロパノールを含む。
第1、第2、及び第3の態様の更なる実施例及び上の実施例では、すすぐことは、水ですすぐことを含む。
第4の態様では、システムは、上の態様及び実施例のうちのいずれか1つの方法によって処理されるセンサ装置を含む。
第5の態様では、溶液は、2.5重量%〜5重量%のスルホン酸及び6〜8個の炭素を有する非極性直鎖アルカンを含む。
第6の態様では、キットは、少なくとも1つのヌクレオチド型を含むヌクレオチド溶液、ポリマー粒子、及び0.5重量%〜20重量%のスルホン酸を含む洗浄溶液、及び65℃〜275℃の範囲の標準沸点を有する有機溶媒を含む。
概要または実施例に記載される上述の活性が全て必要というわけではなく、特定の活性の一部を必要としない可能性があり、上述の活性に加えて1つ以上の活性を更に行う可能性があるということを留意されたい。依然として更には、活性を記載する順序は、必ずしも活性が行われる順序ではない。
上述の酸のまたは塩基の特定の塩は、上述の方法において有用であり得る。塩は、アルカリまたはアルカリ土類金属塩、または上の酸のまたは塩基のテトラアルキルアンモニウム塩を含む。
上述の明細書には、特定の実施形態を参照して概念を記載している。しかしながら、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更をなし得ることを、当業者は理解する。したがって、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味でみなされるべきであり、そのような全ての修正は本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書中で使用される、用語「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「有する(has)」、「有している(having)」、またはそれらの他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図する。例えば、プロセス、方法、物品、または装置は特徴のリストを含むが、必ずしもそれらの特徴のみに限定されず、明確に記載されていない特徴、またはそのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の他の特徴を含むことができる。更には、それとは反対に、明確に記載されない場合、「または」は、排他的な「または」ではなく、包括な「または」を指す。例えば、以下のうちの任意の1つによって条件AまたはBが満たされる:Aが正しく(または存在する)かつBが誤りである(または存在しない)、Aが誤りであり(または存在しない)かつBが正しい(または存在する)、及びAとBのいずれもが正しい(または存在する)。
また、「1つ(a)」または「1つ(an)」の使用を採用して、本明細書中に記載される要素または構成要素を記載する。これは、単に便宜上行われるものであり、本発明の範囲の一般的な意味合いをもたらすものである。他に意味することが明らかではない限り、それらの記載は、1つまたは少なくとも1つを含んでいると解釈されるべきであり、また、単数形は複数も含んでいる。
実施形態を参照して、利益、他の利点、及び問題の解決策を上述している。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の特徴(複数可)は、任意の利益、利点、または解決策をもたらし得るまたはそれらを明白にし得るが、任意のまたは全ての特許請求の範囲の、重要な、必須の、または必要不可欠な特徴として解釈されるものではない。
特定の特徴を、個別の実施形態との関連で明確にするために本明細書中に記載して、単一の実施形態内で組み合わせて提供し得るということを、当業者は、本明細書を解釈した後に理解するであろう。反対に、様々な特徴を、単一の実施形態との関連で簡潔にするために記載しているが、個別にまたは任意に部分的に組み合わせて提供することもできる。更には、範囲に記載される値への参照は、範囲内のそれぞれ及び全ての値を含む。

Claims (49)

  1. センサアレイを処理する方法であって、該センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサが、該センサアレイの表面に曝露されているセンサパッドを有し、該センサがISFETセンサであり、該方法が、
    少なくとも前記センサパッドを酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液に曝露する工程であって、該酸がスルホン酸を含む、工程と、
    該センサパッドから該洗浄溶液をすすぎ落とす工程と、
    を含む方法
  2. 前記スルホン酸が、アルキルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記アルキルアリールスルホン酸が、1〜20個の炭素を有するアルキル基を含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記アルキル基が、9〜18個の炭素を有する、請求項に記載の方法。
  5. 前記アルキル基が、10〜14個の炭素を有する、請求項に記載の方法。
  6. 前記アルキル基が、1〜6個の炭素を有する、請求項に記載の方法。
  7. センサアレイを処理する方法であって、該センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサがセンサパッドを含み、該センサがISFETセンサであり、ウェル構造が該センサアレイに対応するウェルアレイを画定し、該ウェルアレイのウェルが該センサパッドを曝露し、キャップが該センサアレイ及び該ウェル構造にわたって取り付けられかつ流体ポートを含み、空間が該キャップと該ウェル構造との間に画定され、該方法が、
    酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液を、前記流体ポートを通して前記空間内に適用し、30秒〜30分の第1の期間待機する工程であって、該酸がスルホン酸を含む、工程と、
    塩基性溶液を、前記流体ポートを通して前記空間内に適用し、20秒〜15分の第2の期間待機する工程と、
    すすぎ溶液を、前記流体ポートを通して適用する工程と、
    を含む方法
  8. 前記洗浄溶液を適用する工程、前記塩基性溶液を適用する工程、及び前記すすぎ溶液を適用する工程を繰り返すことを更に含む、請求項に記載の方法。
  9. センサアレイを処理する方法であって、該センサアレイが複数のセンサを含み、該複数のセンサのうちの1つのセンサがセンサパッドを含み、該センサがISFETセンサであり、ウェル構造が該センサアレイに対応するウェルアレイを画定し、該ウェルアレイのウェルが該センサパッドを曝露しており、該方法が、
    酸及び有機溶媒を含む洗浄溶液を少なくとも前記センサパッドに適用し、30秒〜30分の第1の期間待機する工程であって、該酸がスルホン酸を含む、工程と、
    少なくとも前記センサパッドを低沸点有機溶媒ですすぐ工程と、
    前記センサアレイを乾燥させる工程と、
    を含む方法
  10. 前記低沸点有機溶媒ですすいだ後であり、かつ乾燥させる前に、水ですすぐ工程を更に含む、請求項に記載の方法。
  11. キャップを前記センサアレイ及び前記ウェルアレイにわたって取り付ける工程を更に含み、該キャップが流体ポートを含み、空間が、前記流体ポートと流体連通している状態で該キャップと該ウェルアレイとの間に画定されている、請求項に記載の方法。
  12. 前記スルホン酸が、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記スルホン酸が、ドデシルベンゼンスルホン酸を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記スルホン酸が、パラトルエンスルホン酸を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記洗浄溶液が、10mM〜500mMの前記酸を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記洗浄溶液が、50mM〜250mMの前記酸を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記洗浄溶液が、0.5重量%〜25重量%の前記酸を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記洗浄溶液が、1重量%〜10重量%の前記酸を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記洗浄溶液が、2.5重量%〜5重量%の前記酸を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記有機溶媒が、非極性である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記有機溶媒が、36℃〜345℃の範囲の標準沸点を有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記標準沸点が、65℃〜275℃の範囲にある、請求項21に記載の方法。
  23. 前記標準沸点が、65℃〜150℃の範囲にある、請求項22に記載の方法。
  24. 前記標準沸点が、150℃〜220℃の範囲にある、請求項22に記載の方法。
  25. 前記有機溶媒が、6〜24個の炭素を有するアルカンである、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記アルカンが、6〜14個の炭素を有する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記アルカンが、6〜9個の炭素を有する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記アルカンが、10〜14個の炭素を有する、請求項26に記載の方法。
  29. 前記有機溶媒が、極性非プロトン性溶媒である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記極性非プロトン性溶媒が、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、またはそれらの組み合わせを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露しながら、前記センサパッド及び前記洗浄溶液を加熱する工程を更に含む、請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 加熱する工程が、35℃〜70℃の範囲の温度で加熱することを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記温度が、40℃〜55℃の範囲にある、請求項32に記載の方法。
  34. 曝露する工程が、30秒〜30分の範囲の期間曝露することを含む、請求項1〜33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記期間が、30秒〜10分の範囲にある、請求項34に記載の方法。
  36. 前記期間が、30秒〜5分の範囲にある、請求項35に記載の方法。
  37. 前記期間が、1分〜3分の範囲にある、請求項36に記載の方法。
  38. 少なくとも前記センサパッドを塩基性溶液に曝露する工程を更に含む、1〜37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記塩基性溶液が、0.005M〜1.5Mの水酸化ナトリウムを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記塩基性溶液が、0.01M〜1.0Mの水酸化ナトリウムを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記塩基性溶液が、0.01M〜0.5Mの水酸化ナトリウムを含む、請求項40に記載の方法。
  42. 少なくとも前記センサパッドを前記塩基性溶液に曝露する工程が、前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露した後に起こる、請求項38に記載の方法。
  43. 少なくとも前記センサパッドを前記洗浄溶液に曝露する工程及び少なくとも前記センサパッドを前記塩基性溶液に曝露する工程を繰り返すことを更に含む、請求項38に記載の方法。
  44. すすぎ落とす工程が、水及び前記有機溶媒と混和可能なすすぎ有機溶媒ですすぐことを含む、請求項1〜43のいずれか一項に記載の方法。
  45. すすぎ落とす工程が、25℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する低沸点有機溶媒ですすぐことを含む、請求項1〜44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記低沸点有機溶媒が、50℃〜100℃の範囲の標準沸点を有する、請求項45に記載の方法。
  47. 前記低沸点有機溶媒が、アルコールを含む、請求項45に記載の方法。
  48. 前記アルコールが、エタノールまたはイソプロパノールを含む、請求項47に記載の方法。
  49. すすぎ落とす工程が、水ですすぐことを含む、請求項1〜48のいずれか一項に記載の方法。
JP2016505602A 2013-03-29 2014-03-28 半導体装置を処理するための方法 Active JP6450366B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361806603P 2013-03-29 2013-03-29
US61/806,603 2013-03-29
US201361817805P 2013-04-30 2013-04-30
US61/817,805 2013-04-30
PCT/US2014/032214 WO2014160962A2 (en) 2013-03-29 2014-03-28 Method for treating a semiconductor device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016517007A JP2016517007A (ja) 2016-06-09
JP6450366B2 true JP6450366B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=50686202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016505602A Active JP6450366B2 (ja) 2013-03-29 2014-03-28 半導体装置を処理するための方法

Country Status (5)

Country Link
US (4) US20160061773A1 (ja)
EP (1) EP2979083B1 (ja)
JP (1) JP6450366B2 (ja)
CN (1) CN105339785B (ja)
WO (1) WO2014160962A2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014160962A2 (en) 2013-03-29 2014-10-02 Life Technologies Corporation Method for treating a semiconductor device
EP4095264A1 (en) * 2015-03-05 2022-11-30 Life Technologies Corporation Surface stabilization of biosensors
EP3274699B1 (en) * 2015-03-26 2023-12-20 Life Technologies Corporation Method for treating fet sensor arrays and resulting sensor devices
EP3277427A1 (en) * 2015-04-03 2018-02-07 Abbott Laboratories Devices and methods for sample analysis
US10143990B2 (en) 2015-07-07 2018-12-04 Life Technologies Corporation Method of distributing discrete polymer networks
US20170059517A1 (en) * 2015-08-25 2017-03-02 Life Technologies Corporation Deep microwell designs and methods of making the same
EP4081793A1 (en) * 2019-12-24 2022-11-02 Università degli Studi di Bari "Aldo Moro" Transistor-based biological assay system comprising mating receptacle plate and gate electrode plate

Family Cites Families (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2454399C2 (de) 1974-11-16 1981-09-24 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt Ablösemittel für Fotolacke
GB1572496A (en) 1976-02-20 1980-07-30 Exxon Research Engineering Co Stabilisation of alkylaryl sulphonic acids and sulphonates
US4165295A (en) 1976-10-04 1979-08-21 Allied Chemical Corporation Organic stripping compositions and method for using same
EP0002907B1 (en) 1977-12-23 1984-02-01 Exxon Research And Engineering Company Process for the purification of sulphonic acids
US4425384A (en) 1981-04-27 1984-01-10 Shell Oil Company Polymer-reinforcing compositions and their preparation
US4480005A (en) 1981-04-27 1984-10-30 Shell Oil Company Thin layer thermoplastic polymer bonded covalently at its surface to a mineral component
US4395348A (en) 1981-11-23 1983-07-26 Ekc Technology, Inc. Photoresist stripping composition and method
US4491530A (en) 1983-05-20 1985-01-01 Allied Corporation Brown stain suppressing phenol free and chlorinated hydrocarbons free photoresist stripper
US4599401A (en) 1983-10-27 1986-07-08 Union Carbide Corporation Low viscosity adducts of poly(active hydrogen) organic compounds and a polyepoxide
US4629779A (en) 1983-10-27 1986-12-16 Union Carbide Corporation Low viscosity adducts of a polycaprolactone polyol and a polyepoxide
US4522977A (en) 1984-06-29 1985-06-11 Union Carbide Corporation Process for producing dicyclopentadienyl-modified polyester compositions
US4522978A (en) 1984-06-29 1985-06-11 Union Carbide Corporation Low viscosity, dicyclopentadienyl-modified polyester compositions and a process for the preparation thereof
US4532297A (en) 1984-06-29 1985-07-30 Union Carbide Corporation Low viscosity curable polyester resin compositions and a process for the production thereof
US4532296A (en) 1984-06-29 1985-07-30 Union Carbide Corporation Process for producing low viscosity curable polyester resin compositions
US4626570A (en) 1984-06-29 1986-12-02 Union Carbide Corporation Low shrinking thermosetting polyester resin compositions and a process for the preparation thereof
US5344967A (en) 1991-06-28 1994-09-06 The Lubrizol Corporation Treatment of organic sulfonic acid
JP4079719B2 (ja) * 1993-06-01 2008-04-23 富士通株式会社 洗浄液
JP3390245B2 (ja) * 1993-06-01 2003-03-24 富士通株式会社 洗浄液及び洗浄方法
US6087529A (en) 1996-03-12 2000-07-11 Exxon Chemical Patents Inc. Process for the stabilization of alkylbenzenesulphonates
US5914362A (en) 1996-04-19 1999-06-22 Dow Corning Corporation Silicone-based antifoam compositions cross-reference to related applications
US7534752B2 (en) 1996-07-03 2009-05-19 Advanced Technology Materials, Inc. Post plasma ashing wafer cleaning formulation
JPH11181496A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Neos Co Ltd 塗料移送配管内洗浄剤組成物及び洗浄方法
US6477479B1 (en) * 1998-12-11 2002-11-05 Symyx Technologies Sensor array for rapid materials characterization
US6903064B1 (en) 1999-05-26 2005-06-07 Procter & Gamble Company Detergent composition comprising polymeric suds volume and suds duration enhancers
US6294392B1 (en) * 1999-07-21 2001-09-25 The Regents Of The University Of California Spatially-encoded analyte detection
US6398875B1 (en) 2001-06-27 2002-06-04 International Business Machines Corporation Process of drying semiconductor wafers using liquid or supercritical carbon dioxide
WO2003046540A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-05 Acreo Ab Electrochemical sensor
US6943142B2 (en) * 2002-01-09 2005-09-13 Air Products And Chemicals, Inc. Aqueous stripping and cleaning composition
US20040045578A1 (en) * 2002-05-03 2004-03-11 Jackson David P. Method and apparatus for selective treatment of a precision substrate surface
GB0306163D0 (en) * 2003-03-18 2003-04-23 Univ Cambridge Tech Embossing microfluidic sensors
US7682833B2 (en) * 2003-09-10 2010-03-23 Abbott Point Of Care Inc. Immunoassay device with improved sample closure
WO2005044439A2 (en) * 2003-10-28 2005-05-19 Brooks Automation, Inc. Method for cleaning reaction vessels in place
US7378270B2 (en) * 2003-11-10 2008-05-27 Sentec Scientific, Inc. Device for analyte measurement
KR100682918B1 (ko) * 2005-01-20 2007-02-15 삼성전자주식회사 표면 개질을 갖는 fet형 바이오 센서
JP2007047025A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Showa Denko Kk カルボニル化合物捕集用充填材の製造方法
WO2014160962A2 (en) 2013-03-29 2014-10-02 Life Technologies Corporation Method for treating a semiconductor device
EP2639578B1 (en) 2006-12-14 2016-09-14 Life Technologies Corporation Apparatus for measuring analytes using large scale fet arrays
US8657966B2 (en) 2008-08-13 2014-02-25 Intermolecular, Inc. Combinatorial approach to the development of cleaning formulations for glue removal in semiconductor applications
US8658583B2 (en) 2008-09-22 2014-02-25 Ekc Technology, Inc. Method for making a photoresist stripping solution comprising an organic sulfonic acid and an organic hydrocarbon solvent
CN103884760A (zh) * 2008-10-22 2014-06-25 生命技术公司 单芯片化学测定装置和单芯片核酸测定装置
US20100301398A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Ion Torrent Systems Incorporated Methods and apparatus for measuring analytes
US8444768B2 (en) * 2009-03-27 2013-05-21 Eastman Chemical Company Compositions and methods for removing organic substances
JP2011084660A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Kaneko Kagaku:Kk 洗浄用溶剤組成物
MX2013000284A (es) 2010-07-09 2013-03-18 Teijin Pharma Ltd Tableta de desintegracion intraoral.
US8373206B2 (en) * 2010-07-20 2013-02-12 Nth Tech Corporation Biosensor apparatuses and methods thereof
CN106198656B (zh) * 2010-08-18 2018-12-11 生命科技股份有限公司 用于电化学检测装置的微孔的化学涂层
US20140148358A1 (en) * 2011-07-01 2014-05-29 National University Of Singapore System and method for detecting one or more analytes in a fluid
WO2013055553A1 (en) 2011-10-03 2013-04-18 Life Technologies Corporation Electric field directed loading of microwell array
US8747748B2 (en) 2012-01-19 2014-06-10 Life Technologies Corporation Chemical sensor with conductive cup-shaped sensor surface
US9841398B2 (en) 2013-01-08 2017-12-12 Life Technologies Corporation Methods for manufacturing well structures for low-noise chemical sensors
US9045795B2 (en) 2013-03-13 2015-06-02 Life Technologies Corporation Methods to control dissolved gas
KR102592368B1 (ko) 2014-07-02 2023-10-25 라이프 테크놀로지스 코포레이션 반도체 센서의 표면 처리
EP3274699B1 (en) * 2015-03-26 2023-12-20 Life Technologies Corporation Method for treating fet sensor arrays and resulting sensor devices
US10761081B2 (en) 2016-06-12 2020-09-01 Mohammad Abdolahad Method and system for metastasis diagnosis and prognosis
US20190204293A1 (en) * 2017-12-28 2019-07-04 Life Technologies Corporation Sensor for chemical analysis and methods for manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014160962A2 (en) 2014-10-02
EP2979083B1 (en) 2017-12-13
CN105339785A (zh) 2016-02-17
WO2014160962A3 (en) 2014-11-13
JP2016517007A (ja) 2016-06-09
US10816505B2 (en) 2020-10-27
US20180328883A1 (en) 2018-11-15
US20160061773A1 (en) 2016-03-03
CN105339785B (zh) 2018-06-05
EP2979083A2 (en) 2016-02-03
US20200088677A1 (en) 2020-03-19
US20180003672A1 (en) 2018-01-04
US10041904B2 (en) 2018-08-07
US10527580B2 (en) 2020-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6450366B2 (ja) 半導体装置を処理するための方法
US10828679B2 (en) Method for treating a semiconductor device
US20090153130A1 (en) Field effect transistor-based biosensor with inorganic film, method of manufacturing the biosensor, and method of detecting biomolecule using the biosensor
WO2008022538A1 (en) Method and system for real time quantification and monitoring of nucleic acid amplification using electroconductive or electrochemically active labels
US10809225B2 (en) Surface treatment of semiconductor sensors
CN103732760A (zh) 核酸在微芯片上的分离和富集
US11004690B2 (en) Method for making a well disposed over a sensor
US10143990B2 (en) Method of distributing discrete polymer networks
KR102522179B1 (ko) 박막트랜지스터 센서의 제조 방법
WO2020037286A1 (en) System and method for preparation of nucleotide solutions
RU2785680C2 (ru) Проточные ячейки
WO2014108322A1 (en) Detection of molecules using arrays with different capture molecules on each array position
EP4271832A1 (en) Rehydration buffer solutions and methods

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6450366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250