JPH05305447A - 金属の箔と板材の接合方法 - Google Patents
金属の箔と板材の接合方法Info
- Publication number
- JPH05305447A JPH05305447A JP10789392A JP10789392A JPH05305447A JP H05305447 A JPH05305447 A JP H05305447A JP 10789392 A JP10789392 A JP 10789392A JP 10789392 A JP10789392 A JP 10789392A JP H05305447 A JPH05305447 A JP H05305447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- plate material
- joining
- metallic foil
- metallic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は金属箔と熱容量の大きく異なる金属
板材との接合に関するものである。 【構成】 金属箔2と熱容量の大きく異なる金属板材1
を接合する場合に、金属リング3を使用しかつ突起部3
aを設け、電極4、5を接続して通電、加圧して溶着す
るものである。
板材との接合に関するものである。 【構成】 金属箔2と熱容量の大きく異なる金属板材1
を接合する場合に、金属リング3を使用しかつ突起部3
aを設け、電極4、5を接続して通電、加圧して溶着す
るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属箔と熱容量の大きく
異なる金属板材との接合に関するものである。
異なる金属板材との接合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来例としては特開平1−
306085号の公報がある。
306085号の公報がある。
【0003】このものは2枚の金属箔を重ねて高密度エ
ネルギービームによりその幅方向にシーム溶接する場合
に溶接予定部位に引張力を付与する溶接方法である。こ
れは熱容量の差のない箔と箔の接合の工法で箔と板材の
ように熱容量の大きく異なるものの接合に関してはうた
われていない。
ネルギービームによりその幅方向にシーム溶接する場合
に溶接予定部位に引張力を付与する溶接方法である。こ
れは熱容量の差のない箔と箔の接合の工法で箔と板材の
ように熱容量の大きく異なるものの接合に関してはうた
われていない。
【0004】この工法で箔と板材を接合しようとすると
熱容量の小さい箔のみが溶融し穴があいて不具合が発生
する。
熱容量の小さい箔のみが溶融し穴があいて不具合が発生
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は金属の箔と金
属板材より構成され、それぞれの熱容量の大きく異なる
ものの接合に於いて、金属箔が溶損することのない接合
方法を技術的課題とするものである。
属板材より構成され、それぞれの熱容量の大きく異なる
ものの接合に於いて、金属箔が溶損することのない接合
方法を技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための技
術的手段は次のようである。
術的手段は次のようである。
【0007】金属箔と、熱容量の大きく異なる金属板材
を接合する場合に、前記金属箔に対して前記金属板材と
反対側に、円周上に突起と設けたリングを配置し、前記
板材及びリングに電極を接続し、加圧しながら抵抗溶接
にて接合する、金属の箔と金属板材との接合方法であ
る。
を接合する場合に、前記金属箔に対して前記金属板材と
反対側に、円周上に突起と設けたリングを配置し、前記
板材及びリングに電極を接続し、加圧しながら抵抗溶接
にて接合する、金属の箔と金属板材との接合方法であ
る。
【0008】
【作用】金属の箔を金属板材に接合するために、リング
の先端の形状が突起状のために電流が集中し、従って電
気抵抗による発熱量が多く、リングの先端で押えられる
部分のみが確実に接合することが出来る。
の先端の形状が突起状のために電流が集中し、従って電
気抵抗による発熱量が多く、リングの先端で押えられる
部分のみが確実に接合することが出来る。
【0009】
【実施例】以下実施例について説明する。
【0010】図1は本発明の接合構造を示す。
【0011】1は金属板材で、2は金属箔、3はリング
であり、金属箔に対して金属板材の反対側に円周上の突
起3a設けたリング材(以下発熱リングという)を使用
して接合を行うものである。
であり、金属箔に対して金属板材の反対側に円周上の突
起3a設けたリング材(以下発熱リングという)を使用
して接合を行うものである。
【0012】図2はその接合方法を示すもので、金属板
材1と発熱リング3にのみそれぞれ電極4、5をあてて
加圧し、その後通電させ発熱リングの突起部の部位に電
流を集中させ抵抗発熱により接合するものである。
材1と発熱リング3にのみそれぞれ電極4、5をあてて
加圧し、その後通電させ発熱リングの突起部の部位に電
流を集中させ抵抗発熱により接合するものである。
【0013】実施例−1.使用したステンレスよりなる
金属箔2は、厚さt1 =0.03mmで、金属板材1
は、厚さt2 =0.5mmである。図3は金属板材を切
削し、発熱リングであり、その寸法は突起先端幅0.2
5mm、下端幅2mm、高さ2mm、リング直径30m
mである。加圧力0.50〜0.75(ton)、交流
式抵抗溶接機を使用し、通電電流8〜10(KA)と変
化させ通電時間3サイクルで接合を行った。接合のテス
トを行った結果5気圧でモレの発生はなく、接合面が均
一な安定した接合が行うことができた。
金属箔2は、厚さt1 =0.03mmで、金属板材1
は、厚さt2 =0.5mmである。図3は金属板材を切
削し、発熱リングであり、その寸法は突起先端幅0.2
5mm、下端幅2mm、高さ2mm、リング直径30m
mである。加圧力0.50〜0.75(ton)、交流
式抵抗溶接機を使用し、通電電流8〜10(KA)と変
化させ通電時間3サイクルで接合を行った。接合のテス
トを行った結果5気圧でモレの発生はなく、接合面が均
一な安定した接合が行うことができた。
【0014】又発熱リングの突起形状の先端部の幅が0
〜0.5mmの場合についても安定した接合を行うこと
ができ、尚コンデンサー式抵抗溶接機でも接合は可能で
ある。
〜0.5mmの場合についても安定した接合を行うこと
ができ、尚コンデンサー式抵抗溶接機でも接合は可能で
ある。
【0015】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。すなわち、 (1)従来の金属の箔と熱容量の大きく異なるものとの
直接接合を行う場合は、金属の箔が溶損してしまい穴が
あくが、発熱リングを設けることにより熱容量の差か緩
和され溶接を行っても、金属の箔を溶損させずに接合が
でき、気密性の向上ができる。
直接接合を行う場合は、金属の箔が溶損してしまい穴が
あくが、発熱リングを設けることにより熱容量の差か緩
和され溶接を行っても、金属の箔を溶損させずに接合が
でき、気密性の向上ができる。
【0016】(2)従来、気密性(シール性)を確保す
るためにOリング方式などを利用する方法もあるが、本
実施例の方法は充分に気密が保持されるために部品点数
も減少し、作業時間の短縮等の工数低減となるものであ
る。
るためにOリング方式などを利用する方法もあるが、本
実施例の方法は充分に気密が保持されるために部品点数
も減少し、作業時間の短縮等の工数低減となるものであ
る。
【図1】金属箔と板機の接合構造の説明図である。
【図2】接合方法の説明図である。
【図3】発熱リングの断面図である。
〔1〕金属板材 〔2〕金属の箔 〔3〕リング 〔3a〕リング上の突起 〔4〕〔5〕電極
Claims (1)
- 【請求項1】 金属の箔と、熱容量の大きく異なる金属
板材を接合する場合に、前記金属の箔に対して金属板材
と反対側に、円周上に突起を設けたリングを配置し、前
記金属板材及びリングに電極を接続して、加圧しながら
抵抗溶接にて接合する接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10789392A JPH05305447A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 金属の箔と板材の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10789392A JPH05305447A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 金属の箔と板材の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305447A true JPH05305447A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14470745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10789392A Pending JPH05305447A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 金属の箔と板材の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305447A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7090112B2 (en) | 2003-08-29 | 2006-08-15 | The Boeing Company | Method and sealant for joints |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10789392A patent/JPH05305447A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7090112B2 (en) | 2003-08-29 | 2006-08-15 | The Boeing Company | Method and sealant for joints |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013105548A1 (ja) | 袋詰電極の製造方法、袋詰電極、二次電池、及び、熱溶着装置 | |
JP5105788B2 (ja) | マイクロスポット抵抗溶接装置およびその溶接方法 | |
WO2011125649A1 (ja) | 抵抗溶接構造及び抵抗溶接方法並びに被溶接部材及びその製造方法 | |
KR20180120910A (ko) | 금속 적층체의 하이브리드 접합장치 및 방법 | |
JPH05305447A (ja) | 金属の箔と板材の接合方法 | |
JPS59166386A (ja) | 金属板接合方法 | |
JPH09330706A (ja) | 電池用電極の製造方法および電池 | |
JP2008142722A (ja) | 金属薄板と金属箔の抵抗溶接方法およびこれを用いた非水系二次電池の製造方法 | |
KR0181928B1 (ko) | 도전성 발열용가재를 이용한 도전성 금속벨로우즈의 전기 용접방법 | |
JPH0644029Y2 (ja) | リード端子付き電池 | |
JPS62110878A (ja) | ラミネ−ト鋼板のスポツト溶接方法 | |
JPH067958A (ja) | アルミニウム合金材と異材との溶接方法 | |
KR20200061782A (ko) | 압력용접기 | |
JPS63317265A (ja) | サンドイッチ制振鋼板における部品溶接方法 | |
JPS59113988A (ja) | スポツト溶接機 | |
JPH04327377A (ja) | 溶接方法 | |
KR20110122600A (ko) | 스크루 체결방법 | |
JPS61176469A (ja) | 鉄パイプと銅パイプの接合法 | |
JPH01232667A (ja) | リード板付き電池におけるリード板の接続方法 | |
JPH0360876A (ja) | 絶縁被覆を有する被溶接材のスポット溶接方法 | |
JPH11323455A (ja) | 合金材の製造方法 | |
JPS5926393B2 (ja) | アルミニウムの抵抗溶接法 | |
JPS57159283A (en) | Joining method for metal | |
JPH01154880A (ja) | 抵抗溶接方法 | |
JPH01132079A (ja) | 熱圧接用電極 |