JPH0530505U - アクチユエータ - Google Patents

アクチユエータ

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JPH0530505U
JPH0530505U JP7915091U JP7915091U JPH0530505U JP H0530505 U JPH0530505 U JP H0530505U JP 7915091 U JP7915091 U JP 7915091U JP 7915091 U JP7915091 U JP 7915091U JP H0530505 U JPH0530505 U JP H0530505U
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JP
Japan
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valve
atmosphere
negative pressure
communication hole
vent
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JP7915091U
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English (en)
Inventor
木 薫 鈴
村 祐 治 川
谷 川 次 郎 長
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブ収納部内にフィルターを通した大気を
導入することによってクリーンに保つことによりバルブ
の性能を安定したものとする。 【構成】 バルブ収納部9の大気連通孔9p5およびベ
ントバルブ12とセイフティバルブ11の大気導入側
に、バルブ収納部9とベントバルブ12とセイフティバ
ルブ11に導入する大気を濾過するフィルター13を設
けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車の走行速度をある設定した値に自動的に制御する自 動定速走行装置の駆動源として利用されるアクチュエータに関し、特に、負圧式 のアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3ないし図5は、自動定速走行装置の駆動源として利用するアクチュエータ を例示するものである。
【0003】 図示するアクチュエータ50は、図5に示すように、第1のケーシング51と 、この第1のケーシング51に組み合わせた第2のケーシング52のあいだにゴ ム製で円盤形状をなすダイヤフラム53の外周側が固定してあり、ダイヤフラム 53の内周側に固定した出力部材54とダイヤフラム53と前記第2のケーシン グ52のあいだが戻しばね55を収納した負圧室56になっている。
【0004】 また、出力部材54には、第1のケーシング52の外側で図示しない負荷であ るスロットルバルブに一端側を連結したスロットルケーブル57の他端側が連結 してあり、第2のケーシング52の外側には、前記負圧室56に連通させたバル ブ収納部58が組付けてある。
【0005】 バルブ収納部58は、図3により明らかなように、箱形状の外観を有し、図中 の下側にバルブ収納部58内の空気抜き用の大気連通孔58aが設けてあるとと もに、負圧室56に連通させたバキュームバルブ用連通孔58b,セイフティバ ルブ用連通孔58c,ベントバルブ用連通孔58dが図3中の左側から並べて設 けてある。また、前記各連通孔58b,58c,58dに対応させたバキューム バルブ取付け部58e,セイフティバルブ取付け部58f,ベントバルブイ取付 け部58gが設けてあり、前記各取付け部58e,58f,58gにバキューム バルブ59とセイフティバルブ60とベントバルブ61が組付けてある。
【0006】 バキュームバルブ59は、プランジャ収納孔59aを中央に備えたボビン59 bの図3中の下側がエンジン負圧導入口59cになっているとともに図3中の上 側で前記バキュームバルブ用連通孔58bの近接部分がエンジン負圧導出口59 dになっており、エンジン負圧導入口59cの外周とエンジン負圧導出口59d の外周においてバルブ収納部58のバキュームバルブ取付け部58dに装着した オー(O)リング59eと59fによりプランジャ収納孔59aがバルブ収納部 58内で隔離されている。
【0007】 また、バキュームバルブ59のボビン59bの前記プランジャ収納孔59a内 には、軸形状をなすプランジャ59gが戻しばね59hによりエンジン負圧導入 口59cを遮断する状態で付勢されており、ボビン59bの外周に設けたコイル 部59iに所定の電源を供給することによりコイル部59iを励磁させると、コ イル部59iから発生した磁力でプランジャ59gが戻しばね59hに有する弾 性反発力に抗して移動し、エンジン負圧導入口59cを遮断状態から開放するの で、エンジン負圧導入口59cに連通接続した図示しないエンジンのインテーク マニホールドからの負圧をプランジャ収納孔59a内に導入し、エンジン負圧導 出口59dとバキュームバルブ用連通孔58bを介してエンジン負圧を負圧室5 6内に導入する。
【0008】 セイフティバルブ60,ベントバルブ61はプランジャ収納孔60a,61a を中央に備えたボビン60b,61bの図3中の下側が大気導入口60c,61 cになっているとともに図3中の上側で前記セイフティバルブ用連通孔58c, ベントバルブ用連通孔58dの近接部分が大気導出口60d,61dになってお り、大気導入口60c,61cの外周と大気導出口60d,61dの外周におい てバルブ収納部58のセイフティバルブ取付け部58f,ベントバルブ取付け部 58gに装着したオー(O)リング60e,60fと61e,61fによりプラ ンジャ収納孔60a,61aがバルブ収納部58内で隔離されている。
【0009】 そして、セイフティバルブ60,ベントバルブ61のボビン60b,61bの 前記プランジャ収納孔60a,61a内には、軸形状をなすプランジャ60g, 61gが戻しばね60h,61hにより大気導出口60c,61cを遮断する状 態で付勢されており、ボビン60b,61bの外周に設けたコイル部60i,6 1iに所定の電源を供給することによってコイル部60i,61iを励磁させる と、コイル部60i,61iから発生した磁力でプランジャ60g,61gが戻 しばね60h,61hに有する弾性反発力に抗して移動し、大気導入口60c, 61cを開放状態から遮断するので、所定の電源を供給しない状態で、大気を遮 断し、所定の電源を供給したところで、大気導入口60c,61cに連通接続し た図示しない大気取入口からの大気をプランジャ収納孔60a,61a内に導入 し、大気導出口60d,61dとセイフティバルブ用連通孔52b,ベントバル ブ用連通孔52cを介して大気を負圧室56内に導入する。
【0010】 そしてまた、バルブ収納部58のセイフティバルブ取付け部58fとベントバ ルブ取付け部58gの大気導入側には、セイフティバルブ用フィルター62とベ ントバルブ用フィルター63が装着してあるとともに、前記各フィルター62, 63とバルブ収納部58の大気連通孔58aの大気導入側には、タイト材64を 介して前記大気取入口に連通接続したダクト65aを備えた大気導入用部材65 が組付けてあって、ダクト65aから導入した大気を、バルブ収納部58の大気 連通孔58aとセイフティバルブ用フィルター62を介してセイフティバルブ6 0のプランジャ収納孔60aとベントバルブ用フィルター63を介してベントバ ルブ61のプランジャ収納孔61aに供給するようになっている。
【0011】 このような構造をなすアクチュエータ50は、第1,第2のケーシング51, 52を車体に固定し、バキュームバルブ59のコイル部59iとセイフティバル ブ60のコイル部60iとベントバルブ61のコイル部61iに図示しない定速 走行装置のコントローラを接続した状態で、前記コントローラからのクルーズオ ン指令(駆動指令)があると、セイフティバルブ60のコイル部60iとベント バルブ61のコイル部61iに電源が供給されて各コイル部60i、61iの励 磁により大気導入口60c,61cが遮断状態となると同時に、バキュームバル ブ59のコイル部59iに実車速と設定車速との差に対応して演算した時間だけ 電源が供給されるので、バキュームバルブ59により負圧室56に前記時間に対 応してエンジン負圧を導入する。
【0012】 エンジン負圧が導入することによって、出力部材54が戻しばね55に有する 弾性反発力に抗して図5に示す復帰状態から右方側に前記時間分だけ移動するの で、スロットルケーブル57を引張してスロットルバルブを開側に駆動させてか ら保持し、車両を設定した速度で定速走行させる。
【0013】 また、この状態で、前記コントローラからのタップダウン指令(減速指令)が あると、セイフティバルブ60のコイル部60iに電源が供給されたままで、バ キュームバルブ59のコイル部59iに電源が供給されず、ベントバルブ61の コイル部61iへの電源供給がタップダウン指令があるあいだで遮断されるので 、ベントバルブ61が開放し、負圧室56にベントバルブ用フィルター63を通 して大気を導入する。
【0014】 負圧室56に大気が導入されることによって、負圧室56の負圧レベルが低下 し、出力部材54が戻しばね55に有する弾性復元力により図5中の左方側に戻 り移動するため、前記スロットルバルブを閉側に駆動させてから保持し、車両を 減速した速度で定速走行させる。
【0015】 そして、コントローラからクルーズオフ指令(中止指令)があると、バキュー ムバルブ59のコイル部59iに電源が供給されないままで、セイフティバルブ 60のコイル部60iとベントバルブ61のコイル部61iへの電源供給が遮断 されるので、セイフティバルブ60とベントバルブ61が開放し、セイフティバ ルブ用フィルター62とベントバルブ用フィルター63を通して負圧室56に大 気を導入する。
【0016】 セイフティバルブ60とベントバルブ61により負圧室56に大気が導入され ることから、負圧室56の負圧レベルを急激に低下させて出力部材54を戻しば ね55に有する弾性復元力により図5中の左方側に戻り移動させるため、前記ス ロットルバルブの駆動を中止する。
【0017】 ここで、バキュームバルブ59とセイフティバルブ60とベントバルブ61が 電源供給によって励磁する際に発生した熱は、バルブ収納部58の大気連通孔5 8aを介して大気中に放出してバルブ収納部58が呼吸作用を行うため、大気連 通孔58aによりバルブ収納部58内を大気と同調させるようになっている。
【0018】 しかし、上記した従来のアクチュエータ50では、セイフティバルブ60とベ ントバルブ61に導入される大気はセイフティバルブ用フィルター62とベント バルブ用フィルター63を通して濾過されたものとなるが、バルブ収納部58の 大気連通孔58aを通ってバルブ収納部58内に導入した大気はフィルターを通 っていないため、バルブ収納部58内に空気中の粉塵等が入り込む可能性がある 。従来のアクチュエータ50では、バルブ収納部58からセイフティバルブ60 の大気導入口60cを経てバルブ空間60jの中に粉塵等が入ることを防止する ために、大気導入口60cを囲んでオー(O)リング60fが配置されており、 同様に、バルブ収納部58からベントバルブ61のバルブ空間61jの中に粉塵 等が入ることを防止するために、大気導入口61cを囲んでオー(O)リング6 1fが配置されている。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、バルブ収納部に大気連通孔を通して粉塵等が侵入し 易い構造であると、大気導入口を囲んでオー(O)リングが配置されなければな らず、当然部品点数が増加し且つ組み立てに要する工数も大きい。
【0020】 この考案は、大気連通孔を経由して粉塵等がバルブ収納部へ容易に侵入するこ とのない構成を提供し、それ故、オー(O)リングを必要とせず組み立てに要す る工数も少なくしようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この考案は、バルブ収納部内に粉塵等が入り込まないようにするため、セイフ ティバルブ用フィルターとベンドバルブ用フィルターとが配置された孔と大気連 通孔とを一体的に形成するとともに、バルブ収納部の大気連通孔およびベントバ ルブとセイフティバルブの大気導入側に、バルブ収納部とベントバルブとセイフ ティバルブに導入する大気を濾過する単一のフィルターを設けた構成を主要な特 徴としており、上記した構成によりバルブ収納部内をクリーンに保つことにより バルブ空間の中に粉塵等が侵入するのを防止するという目的を実現した。
【0022】
【考案の作用】
この考案に係わるアクチュエータは、バルブ収納部の大気連通孔およびベント バルブとセイフティバルブの大気導入側に設けたフィルターがバルブ収納部とベ ントバルブとセイフティバルブに導入する大気を濾過するため、従来のもののよ うにバルブ収納部にフィルターを通さない大気を導入するものと比べて、バルブ 収納部に対して粉塵等が入り込む可能性が少なくなる。
【0023】
【実施例】
図1および図2はこの考案に係わるアクチュエータの一実施例を示すものであ る。
【0024】 図1に示すアクチュエータ1は、円形状をなす第2のケーシング2の図中の後 方側に、第2のケーシング2に組み合わせた図5と同様の第1のケーシング3と 、図5と同様のダイヤフラム4,出力部材5,戻しばね6,負圧室7,スロット ルバルブに連結したスロットルケーブル8が配設してある。
【0025】 第2のケーシング2の図1中において手前側には、前記負圧室7に連通させた バルブ収納部9が設けてあり、バルブ収納部9は、図1中の下方側に開口部9a 1を備えた箱形状の外観を有し、図1中において略コ字状の断面形状を有する収 納部本体9aの上方側に負圧室7に連通させたバキュームバルブ用連通孔9b, セイフティバルブ用連通孔9c,ベントバルブ用連通孔9dが図1中の左側から 並べて設けてある。
【0026】 また、バキュームバルブ用連通孔9b,セイフティバルブ用連通孔9c,ベン トバルブ用連通孔9dの図1中の下側には、環状に形成したオー(O)リング装 着溝9e,9f,9gを形成したバルブ支持部9h,9i,9jが設けてあり、 前記開口部9aにバルブ基板9kを介してバルブ支持用部材9pがビス9q,9 qをねじ込ませることによってバルブ収納部9内を大気と遮断する状態で固定さ れている。
【0027】 前記バルブ基板9kは後述するバキュームバルブ10,セイフティバルブ11 ,ベントバルブ12の基端側を固定するためのものであり、図1中において左側 からバルブ孔9k1,9k2,9k3が設けてある。
【0028】 バルブ支持用部材9pには、バルブ基板9kの前記バルブ孔9k1,9k2, 9k3に対応させた位置にオー(O)リング装着部9p1を形成したバキューム バルブ支持部9p2,セイフティバルブ支持部9p3,ベントバルブ支持部9p 4が設けてあり、セフティバルブ支持部9p3とベントバルブ支持部9p4のあ いだに大気連通孔9p5が設けてある。
【0029】 また、前記セイフティバルブ支持部9p3とベントバルブ支持部9p4と大気 連通孔9p5の図1中の下側には、図2に示すように、セイフティバルブ支持部 9p3とベントバルブ支持部9p4と大気連通孔9p5を囲む環状形に形成した フィルター装着部9rが設けてあり、このフィルター装着部9rの内側にセイフ ティバルブ支持部9p3の内周側とベントバルブ支持部9p4の内周側と大気連 通孔9p5が連通させてある。
【0030】 そして、前記フィルター装着部9r内には、レーストラック形状をなすフィル ター13が嵌め入れてあるとともに、フィルター装着部9rの外周側にリング形 状のタイト材14を介して図示しない大気取入口に連通接続したダクト15aを 備えた大気導入用部材15が組付けてあって、ダクト15aから導入した大気を フィルター13を通してバルブ収納部9の大気連通孔9p5とセイフティバルブ 支持部9p3の内周側とベントバルブ支持部9p4の内周側に供給する。
【0031】 ここで、バルブ収納部9のバルブ支持部9h,9i,9jに形成したオー(O )リング装着部9e,9f,9gには、オー(O)リング16,17,18が装 着してあるとともに、バルブ支持用部材9pのバキュームバルブ支持部9p2に 形成したオー(O)リング装着部9p1にオー(O)リング19が装着してあり 、オー(O)リング16,17,18を装着したバルブ支持部9h,9i,9j とバルブ基板9kのバルブ孔9k1,9k2,9k3とバルブ支持用部材9pに おいてオー(O)リング19を装着したバキュームバルブ支持部9p2,セイフ ティバルブ支持部9p3,ベントバルブ支持部9p4にバキュームバルブ10と セイフティバルブ11とベントバルブ12が組付けてある。
【0032】 バキュームバルブ10は、プランジャ収納孔10a1を中央に備えたボビン1 0aの図1中の下側がエンジン負圧導入口10a2になっているとともに図1中 の上側で前記バキュームバルブ用連通孔9bの近接部分がエンジン負圧導出口1 0a3になっており、エンジン負圧導入口10a2の外周においてバルブ支持用 部材9pのバキュームバルブ支持部9p2に装着したオー(O)リング19とエ ンジン負圧導出口10a3の外周においてバルブ支持部9hに装着したオー(O )リング16によりプランジャ収納孔10a1がバルブ収納部9内で隔離されて いる。
【0033】 また、バキュームバルブ10のボビン10aの前記プランジャ収納孔10a1 内には、軸形状をなすプランジャ10bが戻しばね10cによりエンジン負圧導 入口10a2を遮断する状態で付勢されており、ボビン10aの外周に設けたコ イル部10dに所定の電源を供給することによりコイル部10dを励磁させると 、コイル部10dから発生した磁力でプランジャ10bが戻しばね10cに有す る弾性反発力に抗して移動し、エンジン負圧導入口10a2を遮断状態から開放 するので、エンジン負圧導入口10a2に連通接続した図示しないエンジンのイ ンテークマニホールドからの負圧をプランジャ収納孔10a1内に導入し、エン ジン負圧導出口10a3とバキュームバルブ用連通孔9bを介して負圧を負圧室 7内に導入する。
【0034】 セイフティバルブ11,ベントバルブ12はプランジャ収納孔11a1,12 a1を中央に備えたボビン11a,12aの図1中の下側が大気導入口11a2 ,12a2になっているとともに図1中の上側で前記セイフティバルブ用連通孔 9c,ベントバルブ用連通孔9dの近接部分が大気導出口11a3,12a3に なっており、大気導入口11a2,12a2の外周においてバルブ支持用部材9 pのセイフティバルブ支持部9p3,ベントバルブ支持部9p4と大気導出口1 1a3,12a3の外周においてバルブ支持部9i,9jに装着したオー(O) リング17,18によりプランジャ収納孔11a1,12a1がバルブ収納部9 内で隔離されている。また、セイフティバルブ11,ベントバルブ12の大気導 入口11a2,12a2はバルブ支持用部材9pのセイフティバルブ支持部9p 3の内周,ベントバルブ支持部9p4の内周に連通している。
【0035】 そして、セイフティバルブ11,ベントバルブ12のボビン11a,12aの 前記プランジャ収納孔11a1,12a1内には、軸形状をなすプランジャ11 b,11bが戻しばね11c,12cにより大気導入口11a2,12a2を開 放する状態で付勢されており、ボビン11a,12aの外周に設けたコイル部1 1d,12dに所定の電源を供給することによりコイル部11d,12dを励磁 させると、コイル部11d,12dから発生した磁力でプランジャ11b,12 bが戻しばね11c,12cに有する弾性反発力に抗して移動し、大気導入口1 1a2,12a2を開放状態から遮断し、所定の電源を供給しない状態で、バル ブ支持用部材9pのセイフティバルブ支持部9p3の内周,ベントバルブ支持部 9p4の内周から大気導入口11a2,12a2を介してプランジャ収納孔11 a1,12a1内にフィルター13を通した大気を導入し、大気導出口11a3 ,12a3とセイフティバルブ用連通孔9c,ベントバルブ用連通孔9dから前 記大気を負圧室7内に導入する。
【0036】 このような構造を有するアクチュエータ1は、第1,第2のケーシング2,3 を車体に固定し、バキュームバルブ10のコイル部10dとセイフティバルブ1 1のコイル部11dとベントバルブ12のコイル部12dに図示しない定速走行 装置のコントローラを接続した状態で、前記コントローラからのクルーズオン指 令(駆動指令)があると、セイフティバルブ11のコイル部11dとベントバル ブ12のコイル部12dに電源が供給されて各コイル部11d、12dの励磁に より大気導入口11a2,12a2が遮断状態となると同時に、バキュームバル ブ10のコイル部10dに実車速と設定車速との差に対応して算出した時間だけ 電源が供給されるので、バキュームバルブ10により負圧室7に前記時間に対応 してエンジン負圧を導入する。
【0037】 エンジン負圧が導入することによって、出力部材5が戻しばね6に有する弾性 反発力に抗して図5と同様に復帰状態から前記時間分だけ移動するので、スロッ トルケーブル8を引張してスロットルバルブを開側に駆動させてから保持し、車 両を設定した速度で定速走行させる。
【0038】 また、この状態で、前記コントローラからのタップダウン指令(減速指令)が あると、セイフティバルブ11のコイル部11dに電源が供給されたままで、バ キュームバルブ10のコイル部10dに電源が供給されず、ベントバルブ12の コイル部12dへの電源供給がタップダウン指令があるあいだで遮断されるので 、ベントバルブ12が開放し、負圧室7にフィルター13を通して大気を導入す る。
【0039】 負圧室7に大気が導入されることによって、負圧室7の負圧レベルが低下し、 出力部材5が戻しばね6に有する弾性復元力により戻り移動するため、前記スロ ットルバルブを閉側に駆動させてから保持し、車両を減速した速度で定速走行さ せる。
【0040】 そして、コントローラからクルーズオフ指令(中止指令)があると、バキュー ムバルブ10のコイル部10dに電源が供給されないままで、セイフティバルブ 11のコイル部11dとベントバルブ12のコイル部12dへの電源供給が遮断 されるので、セイフティバルブ11とベントバルブ12が開放し、フィルター1 3を通して負圧室7に大気を導入する。
【0041】 セイフティバルブ11とベントバルブ12により負圧室7に大気が導入される ことから、負圧室7の負圧レベルを急激に低下させて出力部材5を戻しばね6に 有する弾性復元力により戻り移動させるため、前記スロットルバルブの駆動を中 止する。
【0042】 そしてまた、バキュームバルブ10とセイフティバルブ11とベントバルブ1 2が電源供給によって励磁する際に発生した熱は、バルブ収納部9内においてフ ィルター13を通った大気により呼吸作用を行って同調されるものとなる。
【0043】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるアクチュエータは上記した構成を 有することから、バルブ収納部の大気連通孔およびベントバルブとセイフティバ ルブの大気導入側に設けたフィルターがバルブ収納部とベントバルブとセイフテ ィバルブに導入する大気を濾過するため、バルブ収納部にフィルターを通さない 大気を導入するものと比較して、バルブ収納部に対して粉塵等が入り込む可能性 が少なくなるので、バルブ収納部内をクリーンに保ち、それによって、大気導入 口を囲んで配置されたオー(O)リングを必要とせず且つフィルターが配置され る孔を一体的な孔として形成し、フィルターを単一のものとすることから、組付 けの際の作業性を向上させるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるアクチュエータの一実施例の
縦断側面図である。
【図2】図1に示したアクチュエータにおいての大気導
入部分の外観斜視図である。
【図3】従来のアクチュエータの縦断側面図である。
【図4】図3に示したアクチュエータにおいての大気導
入部分の外観斜視図である。
【図5】図3に示したアクチュエータの縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2,3 ケーシング 5 出力部材 7 負圧室 9 バルブ収納部 9b,9c,9d 連通孔 9p5 大気連通孔 10 バキュームバルブ 11 セイフティバルブ 12 ベントバルブ 13 フィルター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧室内に負荷を駆動する出力部材を収
    納し且つ前記負圧室に連通させた連通孔と大気に連通さ
    せた大気連通孔を形成したバルブ収納部を設けたケーシ
    ングと、前記バルブ収納部内に配設され、コントローラ
    からの指令により負圧室に対して大気を導入・遮断する
    ベントバルブ,セイフティバルブと、同じくバルブ収納
    部内に配設され、コントローラからの指令により負圧室
    に対してエンジン側の負圧を導入・遮断するバキューム
    バルブを備えたアクチュエータにおいて、前記バルブ収
    納部の大気連通孔およびベントバルブとセイフティバル
    ブの大気導入側に、バルブ収納部とベントバルブとセイ
    フティバルブに導入する大気を濾過する単一のフィルタ
    ーを設けたことを特徴とするアクチュエータ。
JP7915091U 1991-09-30 1991-09-30 アクチユエータ Pending JPH0530505U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129602A (en) * 1980-03-24 1980-10-07 Aisin Seiki Co Ltd Actuator
JPS6067986A (ja) * 1983-09-22 1985-04-18 富士フアコム制御株式会社 表示装置への表示デ−タ書き込み方法
JPS6132802B2 (ja) * 1983-05-27 1986-07-29 Taamo Jugen

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