JPH10182015A - コード巻取装置 - Google Patents

コード巻取装置

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JPH10182015A
JPH10182015A JP34152896A JP34152896A JPH10182015A JP H10182015 A JPH10182015 A JP H10182015A JP 34152896 A JP34152896 A JP 34152896A JP 34152896 A JP34152896 A JP 34152896A JP H10182015 A JPH10182015 A JP H10182015A
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rib
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文樹 真野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程削減により組立製造性を向上するコード
巻取装置を提供する。 【解決手段】 シャフト65を軸支する軸支部41の外周面
に鍔状に設けたホイール部42の外周縁に、両端部に鍔部
44a ,44b を有した巻回胴部43を設けてドラム体40を形
成する。ホイール部42の一面にリブ47を突設する。略円
板状の取付台48に通孔53,53を有した端子台部52,52を
設ける。巻回胴部43に開口したコード挿通孔46から接点
金具51,51を接続した電源コード39を挿通し、取付台48
の端子台部52,52に仮止めする。取付台48をホイール部
42に略平行に対向して取付台48に設けた位置決め部50に
ホイール部42のリブ47の先端部を嵌挿して位置決めす
る。通孔53,53にねじ49,49を挿通してホイール部42の
リブ47にねじ止めする。ホイール部42と取付台48との間
に電源コード39を挟持固定し、取付台48をホイール部42
に取り付けるとともに接点金具51を取付台48に一動作で
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の摺動接触す
る接点を有しコードを巻き取り収納するドラム体を備え
たコード巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコード巻取装置として
は、例えば特開平2−177923号公報に記載の構成
が知られている。
【0003】この特開平2−177923号公報に記載
のコード巻取装置は、略円筒状の巻回胴部の一端部に外
周方向に突出するフランジ部を有した一対のドラム部材
の一方の巻回胴部の端部に中心軸に位置してシャフトを
取り付け可能な円板状の取付台を設けている。また、巻
回胴部の外周側から内周側に端部を挿入して保持したコ
ードに弾性を有する舌片状の一対の接点を電気的に接続
し、これら接点をねじなどにて取付台に取り付けてい
る。そして、ドラム部材を巻回胴部の他端部を互いに接
合してフランジ部間にコードを巻回する巻回部を区画し
てドラム体を組み立て形成している。一方、接点に摺動
自在に接続するリング接点を一対取り付けた板状の取付
部をシャフトに回転自在に取付台に対向させて取り付
け、この取付部を例えば電気掃除機本体のケース内に取
り付けてドラム体を回転自在に配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−177923号公報に記載の従来のコード巻取
装置において、取付台にコードに接続した接点を取り付
ける工程、および、接点を取り付けた取付台を有するド
ラム部材を接合してドラム体を組み立て形成する工程の
2工程が必要となるとともに、接点を取付台に取り付け
る部材およびドラム体を組み立てるための構成が必要と
なり、製造性の向上が図れない問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、工程の削減により組立製造性を向上するコード巻取
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコード巻
取装置は、円筒状の巻回胴部、この巻回胴部の中心軸に
軸方向に対して略垂直に位置して設けられ軸部材を軸支
するホイール部、および、前記巻回胴部に径方向に突出
し前記巻回胴部の外周面とにてコードを巻き取る巻回部
を区画する対をなす鍔部を設けたドラム体と、このドラ
ム体の前記ホイール部に設けられたリブと、前記コード
に電気的に接続される接点を有した取付台と、前記接点
に摺動自在に接触する接点を有し前記取付台に略平行に
対向する取付板を有し前記軸部材に回転自在に取り付け
られる取付部と、前記接点を前記取付台に取り付けると
ともに前記取付台を前記ホイール部に略平行に対向して
前記リブに取り付ける取付手段とを具備したもので、リ
ブを有しドラム体の円筒状の巻回胴部の中心軸に軸方向
に対して略垂直に位置して設けたホイール部に、取付手
段にて略平行に対向するとともに、ホイール部に軸支さ
れる軸部材に回転自在に取り付けられる取付部の取付板
に略平行に対向させて接点を取付台に取り付けるととも
に取付台を取り付けるため、1つの取付手段にて一動作
で接点が取り付けられるとともに接点を取り付ける取付
台がドラム体へ組み付けられ、組立製造性が向上する。
【0007】請求項2記載のコード巻取装置は、請求項
1記載のコード巻取装置において、取付台とホイール部
との間にコードの端部を挟持したもので、取付台をドラ
ム体のホイール部のリブに取り付ける際に取付台とホイ
ール部との間にコードの端部を挟持するため、コードを
取り付けるための構成も不要となるとともに、コードの
取り付けも同時に行え、組立製造性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコード巻取装置を
電気掃除機に用いた実施の一形態を図面を参照して説明
する。
【0009】図3において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1は、上面を開口した下部ケース2a、
および、この下部ケース2aの後部上面を閉塞する上部ケ
ース2bとにて前側上面部を開口して構成されたケースで
ある本体ケース2と、この本体ケース2の前側上面部の
開口を開閉自在に閉塞する蓋体3とを備えている。ま
た、本体ケース2は、前側下面に旋回自在の旋回輪4が
取り付けられ、後側側面に従動後輪5が取り付けられて
いる。さらに、本体ケース2の上部に上下方向に摺動可
能にハンドル7が設けられ、このハンドル7の後方に、
付属品8を収納する付属品収納部9を設けている。
【0010】一方、電気掃除機本体1内には、格子状の
連通口10を有する隔壁11により、上方が開放された集塵
室12が、電気掃除機本体1の進行方向の前側に区画形成
されているとともに、この集塵室12の後方に電動送風機
室13が区画形成されている。そして、集塵室12内には、
この集塵室12内に枢着されたホルダ15により集塵袋16が
着脱自在に装着されている。
【0011】また、隔壁11の前面には、その連通口10を
覆う補助集塵フィルタ18が着脱自在に装着されている。
なお、これら集塵袋16および補助集塵フィルタ18は、集
塵室12の上面開口を介して着脱される。
【0012】一方、電動送風機室13内には、電動送風機
20が配設されている。この電動送風機20は、図示しない
例えばファンを軸にて回転駆動する電動部21と、ファン
を覆う吸気口22を開口するファンカバー23とにて構成さ
れている。
【0013】なお、電動部21の後端面の略中央のモータ
ヘッド24が、後方に円柱状に突出形成されている。ま
た、電動送風機20の前端部には、前端の外周縁に環状の
ゴム製支持体25が嵌合され、電動部21の後端部のモータ
ヘッド24には、ゴム製の緩衝体26がモータヘッド24を覆
うように取り付けられている。
【0014】一方、上部ケース2bの下面には、下方に向
け突出し下端部がファンカバー23の外周面に沿って凹弧
状に形成された上リブ前部29、および、この上リブ前部
29より後方に位置して略平行に下方に向け突出し下端部
が電動部21のモータヘッド24の外周面に沿って凹弧状に
形成された上リブ後部30をそれぞれ突出形成している。
【0015】さらに、下部ケース2aの上面には、上リブ
前部29および上リブ後部30に向けてそれぞれ対向して上
方に突出し、上端部がファンカバー23の外周面に沿って
凹弧状に形成された下リブ前部31、および、上端部が電
動部21のモータヘッド24の外周面に沿って凹弧状に形成
された下リブ後部32をそれぞれ突出形成している。
【0016】そして、電動送風機20のモータヘッド24を
覆うように取り付けられた緩衝体26が上リブ後部30およ
び下リブ後部32の先端にて挟持されて、電動送風機20の
後端部が緩衝体26を介して上リブ後部30および下リブ後
部32にて挟持固定されている。さらに、上リブ前部29お
よび下リブ前部31にて電動送風機20の前端部に嵌合する
環状のゴム製支持体25の外周面が挟持されて、電動送風
機20の前端部がゴム製支持体25を介して上リブ前部29お
よび下リブ前部31にて挟持固定されている。
【0017】なお、電動送風機20の前端側はゴム製支持
体25により、電動送風機20の吸気口22が空気とともに吸
引した塵埃を集塵する集塵袋16を設けた集塵室12に連通
口10を介して気密に連通している。
【0018】また、電気掃除機本体1内には、電動送風
機室13の後方に位置して、排気室34が区画形成され、電
気掃除機本体1の上部ケース2bの外側後上面部には、排
気室34を介して電動送風機20の排気口に連通する排気口
35が開口形成されている。
【0019】さらに、電気掃除機本体1内には、電動送
風機室13の進行方向の左側に位置して、下部ケース2aお
よび上部ケース2bより相対して突出する図示しないリブ
によりドラム室が区画形成されている。そして、このド
ラム室内には、電動送風機20に電力を供給するコードで
ある電源コード39が巻回されるドラム体40が設けられて
いる。
【0020】そして、このドラム体40は、図1および図
2に示すように、略円筒状の軸支部41が設けられ、この
軸支部41の外周面の中間部に軸方向に直交して鍔状に突
出する略円板状のホイール部42が形成されている。さら
に、このホイール部42の外周縁には、軸支部41と略同軸
に略円筒状の巻回胴部43が設けられ、この巻回胴部43の
軸方向の両端に軸方向に直交して鍔状に突出する略円板
状の鍔部44a ,44b が形成されている。そして、これら
巻回胴部43および鍔部44a ,44b にて、電源コード39が
巻装される環状で外方に向けて開口する断面凹状の巻回
部45が一体的に区画形成されて、ドラム体40が略ボビン
状に形成されている。また、巻回胴部43には、電源コー
ド39の端部が外周側から内周側に挿通されるコード挿通
孔46が開口形成されている。
【0021】さらに、ホイール部42に軸支部41と同方向
に略円筒状に突出するリブ47が径方向に位置して設けら
れている。そして、このリブ47には、難燃部材にて形成
された略円板環状の取付台48が取付手段としてのねじ49
にて取り付けられている。この取付台48は、一面側にリ
ブ47の先端部を嵌挿する略円筒状の位置決め部50が設け
られているとともに、他面側に弾性を有する舌片状の摺
動接点を構成する接点としての接点金具51を取り付ける
端子台部52,52が設けられている。さらに、取付台48に
は、リブ47の内側に対応するとともに端子台部52,52に
対応しねじ49,49が挿通される通孔53,53を有してい
る。なお、接点金具51には、巻回部45に巻回される電源
コード39が接続され端子台部52にねじ49にて固定される
台座部55とこの台座部55から略V字状に突出する弾性を
有した一対の舌片部56,56とが設けられている。そし
て、ねじ49,49にて取付台48がホイール部42に略平行に
対向してリブ47に取り付けられるとともに、端子台部5
2,52に接点金具51,51が固定される。
【0022】また、ドラム体40には、一端面側の鍔部44
b の側面に中心軸が軸支部41の中心軸と同軸となる略円
筒状に突出する第1の壁体58が形成されている。そし
て、この第1の壁体58内には、略同軸上に第2の壁体59
を有した略有底円筒状の押え板60が取り付けられてい
る。この押え板60の取り付けにより、内部に巻回部45か
ら引き出された電源コード39を巻き取るコイル状の図示
しないぜんまいを配設する動作室61が区画形成され、第
1の壁体58および第2の壁体59との間にぜんまいの端部
が位置して取り付けられる。また、第1の壁体58の外周
面側にドラム体40の回転を停止させる図示しないブレー
キ手段が配設される。
【0023】そして、軸支部41には、軸部材としてのシ
ャフト65が嵌合固定されている。このシャフト65は、一
端側が軸支部41の端部から突出し、他端側が押え板60を
貫通して突出して嵌合固定されている。そして、シャフ
ト65の一端には、切り込み66が形成されて弾性可能な一
対の係合片部67,67が設けられ、これら係合片部67,67
の先端部には係合爪部68,68がそれぞれ設けられ、係合
片部67,67の基端部側が径小となる周方向に沿って溝状
の係合溝部69が形成されている。さらに、シャフト65の
軸支部41から突出する部分は、軸支部41の内径より径小
に形成されて段部71が形成されている。また、シャフト
65の他端の周面には、周方向に沿って溝状で下部ケース
2aおよび上部ケース2bに設けられたドラム室を区画する
図示しないリブが係合して挟持される取付溝部72が設け
られている。
【0024】さらに、シャフト65には、難燃部材製の取
付部74が取り付けられている。そして、この取付部74
は、下部ケース2aおよび上部ケース2bに設けられたドラ
ム室を区画するリブにて挟持される板状の固定板部75を
有している。また、この固定板部75の中央から偏位した
位置には、ドラム体40の巻回胴部43の内径より外径が若
干径小で巻回胴部43の内側に嵌挿する略円筒状の嵌挿部
76が形成されている。さらに、この嵌挿部76の中間内部
には、略円板状の取付板77が形成されている。また、こ
の取付板77の略中央部には、シャフト65の係合片部67,
67が設けられた側の軸支部41から突出する他の部分より
径小の部分に嵌合される略円筒状に突出する嵌合部78が
形成されている。そして、嵌挿部76の取付板77から嵌合
部78の突出する側に略円筒状に突出する部分がフランジ
部79となっている。
【0025】また、嵌合部78の取付板77側の端部内周縁
には、内方に向けてリング状に突出しシャフト65の係合
溝部69に着脱可能に係合する係合部80が形成されてい
る。
【0026】さらに、取付板77の嵌合部78が突出する側
の面には、摺動接点を構成する接点である径の異なる一
対のリング状のリング接点82,82が同心上に埋設形成さ
れている。なお、これらリング接点82,82は、電動送風
機20の駆動状態などを制御する制御手段である図示しな
い回路基板に接続されている。
【0027】そして、取付部74の係合部80が係合溝部69
に係合して嵌合部78がシャフト65へ嵌合した際に、嵌合
部78の先端部がシャフト65の段部71に当接し、固定板部
75がドラム体40の鍔部44a に接触せずに対向し、嵌挿部
76がドラム体40の巻回胴部43に接触せずに対向し、フラ
ンジ部79の先端部は取付台48に若干の間隙を介して対向
し、接点金具51,51の舌片部56,56が弾性に抗して変形
して先端部がそれぞれリング接点82,82に摺動自在に接
触し、コード巻取装置本体84が構成される。
【0028】このドラム体40に取り付けられた取付部74
が下部ケース2aおよび上部ケース2bより相対して突出す
るリブにより挟持固定されるとともに、シャフト65の取
付溝部72にリブが係合してシャフト65が挟持固定され、
ドラム体40がドラム室内に回転自在に軸支されている。
【0029】一方、図3において、蓋体3は、上部ケー
ス2bに後端部が枢着されて、集塵室12を上方から開閉自
在に覆っている。そして、この蓋体3の前側略中央に
は、吸込部90が設けられ、この吸込部90は内側開口91と
外側開口92とが相対向させて形成されている。また、内
側開口91および外側開口92に対向する中間には、円筒形
状の吸込口93が形成されている。この吸込口93は、前部
が電気掃除機本体1の前方へ開口しているとともに、後
部が集塵室12へ開口している。
【0030】また、吸込部90には、集塵室12を電気掃除
機本体1外に連通させる吸込口93を開閉自在に閉塞する
シャッタ94が摺動自在に支持されている。
【0031】次に、上記実施の一形態のドラム体40に取
付部74を取り付ける組み立て動作について説明する。
【0032】あらかじめ電源コードに接点金具51,51を
電気的に接続し、ドラム体40の巻回胴部43のコード挿通
孔46から接点金具51,51とともに電源コード39の端部を
巻回胴部43の内周側に挿通し、別体の取付台48の端子台
部52,52に仮止めする。そして、取付台48をホイール部
42に略平行に対向して取付台48の位置決め部50にホイー
ル部42のリブ47の先端部を嵌挿して位置決めする。次
に、取付台48の接点金具51,51を仮止めした端子台部5
2,52の通孔53,53にねじ49,49を挿通してホイール部4
2のリブ47にねじ止めし、取付台48をホイール部42に略
平行に対向するようにホイール部42に固定するととも
に、ホイール部42と取付台48との間にコード挿通孔46か
ら挿入した電源コード39の端部を挟持固定し、ドラム体
40を組立形成する。
【0033】この後、取付台48側に取付部74のリング接
点82,82を取り付けた取付板77側を略平行に対向させつ
つ、取付部74の嵌合部78をドラム体40のシャフト65の係
合片部67,67が設けられた側に嵌合させる。この嵌合の
際、シャフト65の一対の係合片部67,67が互いに近付く
ように弾性変形し、嵌合部78の係合部80がシャフト65の
係合溝部69に係合して係合片部67,67の係合爪部68,68
が嵌合部78の端部縁である係合部80の縁に係合し、嵌合
部78の端部がシャフト65の段部71に当接して、嵌合部78
が係合爪部68,68および段部71間に挟持されるように回
転自在に嵌合されて、取付部74とドラム体40とが互いに
回転自在に組み立てられる。
【0034】なお、このドラム体40と取付部74との組み
付けの際、ドラム体40の鍔部44a と取付部74の固定板部
75とが略平行とならずに傾斜した状態で嵌合部78がシャ
フト65に嵌合される場合、取付部74のフランジ部79の先
端部が取付台48に当接して、傾斜した状態では嵌合部78
がシャフト65に嵌合できない。また、嵌合部78が管状で
あるため、傾斜した状態でもシャフト65の軸方向に沿っ
て嵌合部78が位置するように案内されて略平行な状態と
なる。
【0035】このため、固定板部75が傾斜した状態でド
ラム体40に取り付けられることによる接点金具51,51の
無理な変形が生じず、接点金具51,51の損傷が防止さ
れ、またリング接点82,82に適当な付勢力で接点金具5
1,51が接触しないことによる接触不良が防止される。
【0036】上記実施の形態によれば、ドラム体40の巻
回胴部43に設けたホイール部42にリブ47を設け、このリ
ブ47にねじ49にて取付台48を取り付けるとともに取付台
48に接点金具51を取り付けるため、1つのねじ49で、取
付台48をドラム体40に取り付けできるとともに接点金具
51を取付台48に同時に一動作で取り付けでき、部品数を
低減でき、小型軽量化およびコストの低減が図れるとと
もに、接点金具51の取付工程および取付台48をドラム体
40に取り付ける取付工程の2工程を1工程に減少でき、
組立製造性を向上できる。
【0037】また、取付台48をホイール部42に取り付け
る際に、電源コード39の端部を取付台48とホイール部42
との間に挟持固定するため、電源コード39を固定するた
めの部材が不要となるとともに、電源コード39をドラム
体40に固定する作業が不要で、部品数の低減による小型
軽量化およびコストの低減が図れるとともに、組立製造
性をさらに向上できる。
【0038】そして、ドラム体40のシャフト65に回転自
在に取り付けられ本体ケース2のドラム室内に取り付け
ることによりドラム体40を回転自在に保持する取付部74
の取付板77に、この取付板77に配設したリング接点82,
82に摺動自在に接触する接点金具51,51を配設したドラ
ム体40の取付台48に向けて接触部分を覆うようにフラン
ジ部79を突設したため、塵埃などの侵入による摺動接点
を構成する接点金具51,51とリング接点82,82との接触
不良を防止できるとともに、取付部74をシャフト65に取
り付ける際にフランジ部79がドラム体40の取付台48に当
接するので、簡単な構成で容易に取付部74の取付板77と
ドラム体40の取付台48とが傾いた状態で取り付けられる
ことがなく、確実にドラム体40に取付部74を取り付けで
き、摺動接点に応力が掛からず摺動接点の損傷および接
触不良を防止できる。
【0039】また、取付部74にドラム体40のシャフト65
に回転自在に取り付ける略円筒状の嵌合部78を設けたた
め、取付部74の取付板77とドラム体40の鍔部44a とが傾
斜した状態で嵌合しようとしても取付部74は略平行とな
るように案内されるので、フランジ部79による傾斜した
状態での取り付け防止がさらに確実となる。
【0040】さらに、取付部74の取付板77は、商用交流
電源が導通されるリング接点82,82を配設するために難
燃部材で形成されるが、取付板77に一体のフランジ部79
も難燃部材にて形成されるため、ドラム体40の接点金具
51,51を取り付ける取付台48のみをドラム体40と別部材
の難燃部材にて形成したことにより、摺動接点の接触部
分は、難燃部材のフランジ部79にて囲まれてドラム体40
は高価で重い難燃部材にて形成する必要がなく、軽量化
およびコストの低減が図れる。
【0041】なお、上記実施の形態において、電気掃除
機の電源コードを巻回するコード巻取装置本体84につい
て説明したが、接点を有する他のいずれのコードを巻回
するものでも同様の効果が得られる。
【0042】また、取付台48をホイール部42に取り付け
るとともに取付台48に接点金具51を取り付ける取付手段
としてねじ49を用いて説明したが、他のいずれの構成で
もできる。
【0043】そして、取付部74として、取付板77、フラ
ンジ部79および嵌合部78を固定板部75の嵌挿部76に難燃
部材にて一体に形成して説明したが、取付板77、フラン
ジ部79および嵌合部78を一体に難燃部材にて形成し、固
定板部75および嵌挿部76を安価な他の部材にて形成し
て、これらを接着剤にて接着するなど一体的に接続して
もよい。この構成によれば、摺動接点に面する部分のみ
高価で重い難燃部材製にて形成されるので、取付部74の
軽量化およびコストの低減が図れる。
【0044】また、フランジ部79として取付板77の周縁
から略円筒状に突出形成させて説明したが、ドラム体40
の取付台48から取付部74の取付板77に向けて突出するよ
うに形成したり、それぞれから先端部を対向させて突出
するなど、摺動接点を覆うように先端部を対向する他方
に若干の間隙を介して対向させるいずれの形状でもでき
る。さらに、フランジ部79を設けなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のコード巻取装置によれ
ば、リブを有しドラム体の巻回胴部の中心軸に設けたホ
イール部に、取付手段にて略平行に対向させて取り付け
るとともに、接点を取付台に取り付けるため、1つの取
付手段にて一動作で接点の取付および取付台のドラム体
への取付の双方ができ、取り付けるための構成を減少で
きるとともに組立製造性を向上できる。
【0046】請求項2記載のコード巻取装置によれば、
請求項1記載のコード巻取装置の効果に加え、取付台を
ホイール部のリブに取り付ける際に取付台とホイール部
との間にコードの端部を挟持するため、コードを取り付
けるための構成が不要となるとともにコードも同時に取
り付けでき、組立製造性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコード巻取装置を電気掃除機に用いた
実施の一形態を示すコード巻取装置本体の断面図であ
る。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上コード巻取装置本体を配設した電気掃除機
本体を示す断面図である。
【符号の説明】
39 コードである電源コード 40 ドラム体 42 ホイール部 43 巻回胴部 44a ,44b 鍔部 45 巻回部 47 リブ 48 取付台 49 取付手段としてのねじ 51 接点である接点金具 65 軸部材としてのシャフト 74 取付部 77 取付板 82 接点であるリング接点 84 コード巻取装置本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の巻回胴部、この巻回胴部の中心
    軸に軸方向に対して略垂直に位置して設けられ軸部材を
    軸支するホイール部、および、前記巻回胴部に径方向に
    突出し前記巻回胴部の外周面とにてコードを巻き取る巻
    回部を区画する対をなす鍔部を設けたドラム体と、 このドラム体の前記ホイール部に設けられたリブと、 前記コードに電気的に接続される接点を有した取付台
    と、 前記接点に摺動自在に接触する接点を有し前記取付台に
    略平行に対向する取付板を有し前記軸部材に回転自在に
    取り付けられる取付部と、 前記接点を前記取付台に取り付けるとともに前記取付台
    を前記ホイール部に略平行に対向して前記リブに取り付
    ける取付手段とを具備したことを特徴とするコード巻取
    装置。
  2. 【請求項2】 取付台とホイール部との間にコードの端
    部を挟持したことを特徴とする請求項1記載のコード巻
    取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102266207A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 松下电器产业株式会社 电动吸尘器
JP2017038636A (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 三菱電機株式会社 電気掃除機
CN114587048A (zh) * 2020-12-04 2022-06-07 日本电产株式会社 卷线筒以及具备该卷线筒的束带模块

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