JPH05304333A - 波長スイッチングレーザ - Google Patents

波長スイッチングレーザ

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JPH05304333A
JPH05304333A JP10806092A JP10806092A JPH05304333A JP H05304333 A JPH05304333 A JP H05304333A JP 10806092 A JP10806092 A JP 10806092A JP 10806092 A JP10806092 A JP 10806092A JP H05304333 A JPH05304333 A JP H05304333A
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JP10806092A
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Inventor
Hiroyuki Tsuda
裕之 津田
Koji Nonaka
弘二 野中
Katsuhiko Hirabayashi
克彦 平林
Takashi Kurokawa
隆志 黒川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いくつかの発振波長で発振可能で、しかも発
振波長を高速に選択することができる波長スイッチング
レーザを提供する。 【構成】 二つの発振波長で発振できるレーザを構成
し、各々の発振モードに対応する共振器内光強度分布を
空間的にある程度分離し、各々の発振モード利得を可飽
和吸収体を用いてほぼ独立に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】二つ以上の異なる波長で発振可能
で、しかも各々の波長の発振状態を切り替えることので
きる波長スイッチングレーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長スイッチングレーザとして、従来、
分布帰還形(DFB)レーザの電極を幾つかに分割して
多電極に構成したレーザが知られている。その構成を図
1に示す。
【0003】図中、201はInP基板を示すものであ
り、202はn−InPクラッド層、203はn−In
GaAsPガイド層、204はInGaAsP活性層、
205はp−InGaAsPガイド層、206はグレー
ティング構造層、207はp−InPクラッド層、20
8はp+ −InGaAsPコンタクト層、209は電
極、210は電極分離構造部、211は裏面電極、21
2は低反射膜である。
【0004】この素子は、電極209を溝状の電極分離
構造部210により複数に分割することで、共振器方向
の利得分布を制御し、二波長での発振状態を制御する素
子である。例えば、第2の電極209に流す電流I2
一定にして、I1 +I3 の電流値を変化させた場合、図
2に示すように、光出力−注入電流特性にヒステリシス
が観測される場合がある。このとき、ラインA−Cとラ
インD−Fでは発振波長が異なっている。すなわち、I
1 +I3 の電流値を制御することで、発振波長を制御で
きることになる。
【0005】しかしながら、この従来の技術には次のよ
うな問題点があった。
【0006】(1) 電極の分割、グレーティング構造
および注入電流のそれぞれにおいて、どのような条件に
設定すれば、波長スイッチング特性が得られるのか、予
測するのが困難であり、素子設計が難しい。
【0007】(2) 波長のスイッチングは注入電流の
制御により行なうため、スイッチングの動作時間はキャ
リアの注入過程に律速されることになり、高速動作が困
難となる。
【0008】(3) 発振波長は、グレーティング構造
の周期に対応した中心波長と一般的に異なるため、スイ
ッチングする波長を設定するのが困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたもので、いくつかの発
振波長で発振可能で、しかも発振波長を高速に選択する
ことができる波長スイッチングレーザを提供することを
課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の波長スイッチングレーザは、分布帰還形レ
ーザを用いたものにおいては、二つの異なる周期のグレ
ーティング構造層が導波路上に形成され、これら異なる
周期のそれぞれのグレーティング構造領域は、グレーテ
ィングの位相が導波路上でシフトしたシフト構造領域を
持ち、このシフト構造領域の近傍に少なくとも一つの可
飽和吸収領域を持つことを特徴とする。
【0011】また、分布反射形(DBR)レーザを用い
たものにおいては、順次、第1の波長に対応するグレー
ティング構造領域と、第1の利得領域と、第2の波長に
対応するグレーティング構造領域と、第2の利得領域
と、第1の波長に対応するグレーティング構造領域と、
第3の利得領域と、第2の波長に対応するグレーティン
グ構造領域とが、導波路上に形成され、前記第1と第3
の利得領域の少なくとも一方に可飽和吸収領域が設けら
れていることを特徴とする。
【0012】また、前記構成において、第1と第3の利
得領域の少なくとも一方に位相調整領域が設けられてい
る構成も可能である。
【0013】
【作用】前記構成の本発明の波長スイッチングレーザに
よれば、いくつかの発振波長で発振可能で、しかも発振
波長を高速に選択することが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0015】(実施例1)図3は、本発明の第1の実施
例を示すもので、分布帰還形のレーザにおいて実現した
波長スイッチングレーザの断面図である。図中、101
はInP基板であり、102はn−InPクラッド層、
103はn−InGaAsPガイド層である。104
は、6周期構造のInGaAs/InAlAsMQW
(多重量子井戸構造)活性層であり、InGaAs層は
83オングストロームで、InAlAs層は28オング
ストロームである。また、105はp−InGaAsP
ガイド層、106はp−InPクラッド層、107はp
+ −InGaAsPコンタクト層である。108は電
極、109は電極108の分離構造部である。さらに、
110は第1の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層、111は第1の発振波長と第2の発振波
長とに対応する周期のグレーティング構造の混在するグ
レーティング構造混在領域層、112は第2の発振波長
に対応する周期のグレーティング構造領域層、113は
グレーティングの位相が不連続に変化するシフト構造領
域層である。また、114,116および118は順方
向電流の注入される利得領域であり、115および11
7は逆方向電圧が印加されるか、僅かに順方向電圧の印
加される可飽和吸収領域、119は裏面電極、120は
低反射構造膜である。
【0016】なお、この構造では、二つの周期のグレー
ティングのブラッグ波長は互いに3nm以上の離間をと
るのが望ましい。
【0017】次に、前記構成の波長スイッチングレーザ
の動作を図面にしたがって説明する。
【0018】図4に、この波長スイッチングレーザの注
入電流−光出力特性を、第1の波長(λ1 )の光出力P
λ1 と、第2の波長(λ2 )の光出力Pλ2 とに対して
図示する。ここで、第2の可飽和吸収領域117への逆
方向印加電圧V2 を一定とし、第1の可飽和吸収領域1
15への逆方向印加電圧をV1AからV1Bに変化させる
と、注入電流−光出力特性は実線から破線のように変化
する。
【0019】ここで、注入電流をI0 とすると、レーザ
の発振状態は状態A(第1の波長λ1 での発振)から状
態B(第2の波長λ2 での発振)に切り替わる。この二
つの状態A、Bの光スペクトルを図示したのが、図5で
ある。
【0020】この動作を説明するためには、レーザ素子
内部での光強度分布を考える必要があり、これを図6に
示す(二つの周期のグレーティングのブラッグ波長は互
いに十分に離れているとする)。それぞれ、状態Aでの
λ1 に対応するレーザ素子内の光強度を|E|2 (λ
1 ,A)とし、状態Aでのλ2 に対応するレーザ素子内
の光強度を|E|2 (λ2 ,A)とし、状態Bでのλ1
に対応するレーザ素子内の光強度を|E|2 (λ1
B)とし、状態Bでのλ2 に対応するレーザ素子内の光
強度を|E|2 (λ2 ,B)とする。二つの波長でレー
ザが発振するとき、それぞれの波長に対応する発振モー
ドは重なり具合に応じて互いの利得を消費し合い、競合
して他方を抑制する。この抑制効果により、一方のモー
ドが立り上がる速度と、もう一方のモードが立ち下がる
速さは、それぞれバンド内緩和時間で決まるので、スイ
ッチングは極めて速く、一般に1ps以下である。
【0021】この競合過程と自らのモードへの抑制効果
の大小や時間応答の違いに応じて、三つの状態が存在し
得る。それは、二つのモードの両方が同時に発振する場
合と、片方が発振して他方が抑制される場合と、二つの
モード間でパルセーションが生じる場合とである。とこ
ろが、図6に示すように、シフト構造(例えば、グレー
ティングの周期の位相を媒質内波長の1/4の長さだけ
不連続にシフトさせる)を設けると、そのシフト構造の
位置に、そのグレーティング周期に対応するモードの光
を集中させることができる。
【0022】さらに、本発明では、図3に示すように、
シフト構造領域層113の近傍に可飽和吸収領域11
5,117を設けている。ここでは、活性層104に逆
方向電圧が印加されるか、わずかな順方向電圧が印加さ
れるので、活性層104は可飽和吸収体として働く。可
飽和吸収体は光強度が強くなると、その吸収係数が小さ
くなる特性を持つ。すなわち、ある発振モードで発振が
始まると、そのモードの発振を選択的に励起することに
なる。可飽和吸収領域115,117の存在によって、
発振モードの自らへの抑制効果がキャンセルされるた
め、前記三つの状態の内の片方のモードのみ発振し、他
方が抑制される状態が実現される。また、一つの発振モ
ードが発振しているとき、発振しているモードの光が集
中している可飽和吸収領域への逆方向電圧を増加させる
ことで吸収係数を増大させて、その発振モードでの発振
を抑制させることができる。このとき、他方のモードへ
の抑制効果が無くなるため、他方のモードでの発振が開
始される。すなわち、図7に示すように、二つのモード
での発振を可飽和吸収領域への逆方向電圧で制御でき
る。このスイッチングに要する時間は主として可飽和吸
収領域でのキャリアの引き抜き過程で律速され、活性層
の構造に依存するが、10ps以下にすることが可能で
ある。また、可飽和吸収領域への印加電圧は2V以下で
十分なので、素子駆動のための高速の電気制御信号を発
生させることが容易となる。結果として50GHz程度
での超高速変調が可能となる。
【0023】また、図8に示すように、メモリ機能があ
ることを利用した駆動も可能であり、さらに、図9に示
すように、二つの電極を利用したプッシュプル動作も可
能である。後者では、一つの電極への印加電圧値をさら
に少なくできるので、超高速変調に適している。
【0024】図3に示したように、本実施例では、利得
領域に対応する電極は、電気的に結線されて電流が注入
されているが、注入電流を独立に制御して発振波長を微
調することも可能である。
【0025】また、グレーティング構造混在領域層11
1がなく、第1の発振波長対応のグレーティング構造領
域層110と第2の発振波長対応のグレーティング構造
領域層112のみか、あるいは、グレーティング構造領
域層110と112がなく、第1、第2発振波長対応の
グレーティング構造混在領域層111のみの構造でもよ
いことは言うまでもない。
【0026】さらに、グレーティング構造領域層11
0,111および112をn−InPクラッド層102
とn−InGaAsPガイド層103の間に形成しても
よい。
【0027】さらにまた、一方の波長に対応するグレー
ティング構造領域層110または112をn−InPク
ラッド層102とn−InGaAsPガイド層103と
の間に形成し、他方の波長に対応するグレーティング構
造領域層112または110をp−InGaAsPガイ
ド層105とp−InPクラッド層106との間に形成
することも可能である。
【0028】(実施例2)図10は、本発明の第2の実
施例を示すもので、分布反射形のレーザにおいて実現し
た波長スイッチングレーザの断面図である。図中、30
1はInP基板であり、302はn−InPクラッド
層、303はn−InGaAsPガイド層であり、30
4は6周期からなるInGaAs/InAlAsMQW
(多重量子井戸構造)活性層であり、InGaAs層は
83オングストロームであり、InAlAs層は28オ
ングストロームである。また、305はp−InGaA
sPガイド層、306はp−InPクラッド層、307
はp+ −InGaAsPコンタクト層である。308は
電極、309は電極308の分離構造部である。310
は第1の発振波長に対応する周期のグレーティング構造
領域層、311は第2の発振波長に対応する周期のグレ
ーティング構造領域層、312は第1の発振波長に対応
する分布反射領域、313は順方向電流の注入される第
1の利得領域、314は逆方向電圧か、わずかな順方向
電圧が印加される第1の可飽和吸収領域、315は第2
の発振波長に対応する分布反射領域、316は順方向電
流の注入される第2の利得領域、317は第1の発振波
長に対応する分布反射領域、318は順方向電流の注入
される第3の利得領域、319は逆方向電圧か、わずか
な順方向電圧が印加される第2の可飽和吸収領域、32
0は第2の発振波長に対応する分布反射領域である。3
21は低反射膜、322は304よりもバンドギャップ
の大きい材料で構成された活性層、323は裏面電極で
ある。
【0029】この構成で、二つの周期のグレーティング
のブラッグ波長は互いに3nm以上の離調をとるのが望
ましい。
【0030】この構成の波長スイッチングレーザにおけ
る共振器内部における光強度分布を図11に示す。前記
第1の実施例と同様に共振器の軸方向で二つの発振モー
ドに対応する光強度分布が異なる。そのため、可飽和吸
収領域への印加電圧で各々の発振モードを独立に制御で
きる。そのほかの動作原理は第1の実施例に準じるので
説明を省略する。
【0031】(実施例3)図12は、本発明の第3の実
施例を示すもので、分布反射形のレーザにおいて実現し
た他の構造の波長スイッチングレーザの断面図である。
図中、401はInP基板であり、402はn−InP
クラッド層、403はn−InGaAsPガイド層であ
る。404は6周期からなるInGaAs/InAlA
sMQW(多重量子井戸構造)活性層であり、InGa
As層は83オングストロームであり、InAlAs層
は28オングストロームである。また、405はp−I
nGaAsPガイド層、406はp−InPクラッド
層、407はp+ −InGaAsPコンタクト層であ
る。408は電極で、409は電極408の分離構造部
である。また、410は第1の発振波長に対応する周期
のグレーティング構造領域層、411は第2の発振波長
に対応する周期のグレーティング構造領域層である。4
12は順方向電流I11の注入される第1の発振波長に対
応する分布反射領域、413は順方向電流I12の注入さ
れる第1の発振モードの位相調整領域、414は順方向
電流の注入される第1の利得領域、415は逆方向電圧
か、わずかな順方向電圧V1 が印加される第1の可飽和
吸収領域、416は順方向電流I12の注入される第2の
発振波長に対応する分布反射領域、417は順方向電流
の注入される第2の利得領域、418は順方向電流I13
の注入される第1の発振波長に対応する分布反射領域、
419は順方向電流の注入される第3の利得領域、42
0は逆方向電圧か、わずかな順方向電圧V2 が印加され
る第2の可飽和吸収領域、421は順方向電流I22の注
入される第2の発振モードの位相調整領域、422は順
方向電流I23の注入される第2の発振波長に対応する分
布反射領域である。また、423は低反射膜であり、4
24は404よりもバンドギャップの大きい材料で構成
された活性層である。
【0032】この構成で、二つの周期のグレーティング
のブラッグ波長は互いに3nm以上の離調をとるのが望
ましい。
【0033】この第3の実施例と前記第2の実施例との
相違は、位相調整領域413,421を設け、分布反射
領域412,416,418,422と位相調整領域4
13,421とに電流を注入できる構造を付加してある
点である。このため、I11〜I23の電流を調整すること
で、二つの発振モードの発振波長を10nm程度掃引
し、発振波長を制御できることになる。動作原理は前記
第1および第2の実施例に準じるので説明を省略する。
【0034】前記第1から第3の実施例において、可飽
和吸収領域は動作させる方法によっては、一つでもかま
わない。
【0035】また、前記MQW活性層は、勿論、他の組
み合せのMQWあるいは歪MQWあるいはSQW(単一
量子井戸構造)でもよく、バルクの活性層でもよいこと
は言うまでもない。さらには、量子細線構造や量子箱構
造の活性層を用いることができるのも、言うまでもない
ことである。
【0036】また、InP基板をベースとする構造を実
施例に挙げたが、GaAs基板等の他の半導体材料を用
いてもよいことは言うまでもない。
【0037】また、レーザの光の横方向の閉じ込め構造
として、リッジ構造あるいは埋め込み構造等があるが、
本発明では、いずれの構造を用いてもよいことは明白で
ある。
【0038】本発明の本質は、二つの発振波長で発振で
きるレーザを構成し、各々の発振モードに対応する共振
器内光強度分布を空間的にある程度分離し、各々の発振
モード利得を可飽和吸収体を用いてほぼ独立に制御する
ところにあり、同様の原理に基づく発明は、本発明に包
含されるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速の光信号を低い制御電圧で発生させることができ
る。また、二つの発振波長を高速に切り替えることがで
きる。加えて、小型にモジュール化できるため、取扱い
も容易となるとともに、他の装置への組み込みも可能と
なるなどの利点があり、高速の光インターコネクション
装置、波長多重伝送装置等に使用することができる。
【0040】本発明は、二波長のスイッチングレーザに
ついて記載したが、三波長以上の複数の波長のレーザに
も応用できることは言うまでもない。三波長以上のレー
ザに応用する場合には、分布帰還形レーザでは、三つ以
上の異なる周期のグレーティング構造(シフト構造を持
つ)を形成すれば良く、分布反射形レーザでは、グレー
ティング構造、利得領域、可飽和領域を各々に対応する
ように形成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の波長スイッチングレーザの断面図であ
る。
【図2】従来の波長スイッチングレーザの光出力−注入
電流特性を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施例を示すもので、本発明を
分布帰還形レーザにおいて実現した波長スイッチングレ
ーザの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例のレーザの光出力−注入
電流特性を示すグラフである。
【図5】本発明の第1の実施例のレーザの発振スペクト
ルを示すグラフである。
【図6】本発明の第1の実施例のレーザの共振器内光強
度分布図である。
【図7】本発明の第1の実施例のレーザの波長スイッチ
ングの時間波形図である。
【図8】本発明の第1の実施例のレーザの波長スイッチ
ングメモリ動作図である。
【図9】本発明の第1の実施例のレーザの波長スイッチ
ングプッシュプル動作図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示すもので、本発明
を分布反射形レーザにおいて実現した波長スイッチング
レーザの断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例のレーザの共振器内光
強度分布図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示すもので、本発明
を分布反射形レーザにおいて実現した他の構成の波長ス
イッチングレーザの断面図である。
【符号の説明】
101 InP基板 102 n−InPクラッド層 103 n−InGaAsPガイド層 104 InGaAs/InAlAsMQW活性層 105 p−InGaAsPガイド層 106 p−InPクラッド層 107 p+ −InGaAsPコンタクト層 108 電極 109 電極分離構造部 110 第1の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 111 第1の発振波長と第2の発振波長に対応する周
期のグレーティング構造の混在する領域層 112 第2の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 113 グレーティングの位相が不連続に変化するシフ
ト構造領域層 114 利得領域 115 可飽和吸収領域 116 利得領域 117 可飽和吸収領域 118 利得領域 119 裏面電極 120 低反射膜 201 InP基板 202 n−InPクラッド層 203 n−InGaAsPガイド層 204 活性層 205 p−InGaAsPガイド層 206 グレーティング構造層 207 p−InPクラッド層 208 p+ −InGaAsPコンタクト層 209 電極 210 電極分離構造部 211 裏面電極 212 低反射膜 301 InP基板 302 n−InPクラッド層 303 n−InGaAsPガイド層304 InGa
As/InAlAsMQW活性層 305 p−InGaAsPガイド層 306 p−InPクラッド層 307 p+ −InGaAsPコンタクト層 308 電極 309 電極分離構造部 310 第1の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 311 第2の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 312 第1の発振波長に対応する分布反射領域 313 第1の利得領域 314 第1の可飽和吸収領域 315 第2の発振波長に対応する分布反射領域 316 第2の利得領域 317 第1の発振波長に対応する分布反射領域 318 第3の利得領域 319 第2の可飽和吸収領域 320 第2の発振波長に対応する分布反射領域 321 低反射膜 322 活性層304よりもバンドギャップの大きい材
料で構成された活性層 323 裏面電極 401 InP基板 402 n−InPクラッド層 403 n−InGaAsPガイド層 404 InGaAs/InAlAsMQW活性層 405 p−InGaAsPガイド層 406 p−InPクラッド層 407 p+ −InGaAsPコンタクト層 408 電極 409 電極分離構造 410 第1の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 411 第2の発振波長に対応する周期のグレーティン
グ構造領域層 412 第1の発振波長に対応する分布反射領域 413 第1の発振モードの位相調整領域 414 第1の利得領域 415 第1の可飽和吸収領域 416 第2の発振波長に対応する分布反射領域 417 第2の利得領域 418 第1の発振波長に対応する分布反射領域 419 第3の利得領域 420 第2の可飽和吸収領域 421 第2の発振モードの位相調整領域 422 第2の発振波長に対応する分布反射領域 423 低反射膜 424 活性層404よりもバンドギャップの大きい材
料で構成された活性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 隆志 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分布帰還形レーザにおいて、 少なくとも二つ以上の異なる周期のグレーティング構造
    が導波路上に形成され、 前記グレーティング構造の各々はグレーティング位相が
    導波路上でシフトしたシフト構造を持ち、 前記シフト構造の近傍に少なくとも一箇所の可飽和吸収
    領域を持つことを特徴とする波長スイッチングレーザ。
  2. 【請求項2】 分布反射形レーザにおいて、 順次、第1の波長に対応するグレーティング構造と、第
    1の利得領域と、第2の波長に対応するグレーティング
    構造と、第2の利得領域と、第1の波長に対応するグレ
    ーティング構造と、第3の利得領域と、第2の波長に対
    応するグレーティング構造とが、導波路上に形成され、 前記第1と第3の利得領域の少なくとも一方に可飽和吸
    収領域が設けられていることを特徴とする波長スイッチ
    ングレーザ。
  3. 【請求項3】 前記第1と第3の利得領域の少なくとも
    一方に位相調整領域が設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の波長スイッチングレーザ。
JP10806092A 1992-04-27 1992-04-27 波長スイッチングレーザ Pending JPH05304333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10806092A JPH05304333A (ja) 1992-04-27 1992-04-27 波長スイッチングレーザ

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