JPH05303631A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05303631A
JPH05303631A JP4109569A JP10956992A JPH05303631A JP H05303631 A JPH05303631 A JP H05303631A JP 4109569 A JP4109569 A JP 4109569A JP 10956992 A JP10956992 A JP 10956992A JP H05303631 A JPH05303631 A JP H05303631A
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JP4109569A
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Makoto Takaoka
真琴 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像情報を処理する際に、パイプライン処理
を行うか否かの決定、或はパイプラインの途中でデータ
の入出力を行うことを可能とする。 【構成】 CPU1は、LUT2・4やマトリクス処理
部3等の変換部に対して、処理対象の画像データのアド
レスや処理済のデータの格納先を指示する。また、パイ
プライン制御回路5に対して、バスの制御に関する指示
を行っておく。その後、CPU1は変換部に対して画像
データの変換処理の指示を出す。変換部はデータを、パ
イプライン制御回路5によって制御され、イネーブルに
なっているバスを介して取り込んで処理し、パイプライ
ン制御回路5によって制御され、イネーブルになってい
るバスに出力する。以上を所望の変換を行うまで、各変
換部間またはメモリとの間で繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像データを扱う
機器、例えばカラー複写機やカラースキャナ・カラープ
リンタ・カラーファクシミリ等に用いられる画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラー複写機、カラースキャ
ナ/プリンタ、カラーファクシミリなどのカラー画像の
入出力を行う機器においては、スキャナ部で入力したカ
ラー原稿の色を忠実に再現するため、機器の内部に色処
理回路を設けている。これは、スキャナ部で読み取った
画像データをプリンタ部で出力するまでに、 1.光センサーの特性の補正 2.輝度/濃度変換 3.UCR/黒生成処理 4.マスキング処理 5.出力ガンマ補正 以上の5項目の色処理を行う。但し、上記処理は代表的
な画像処理であり、他にも処理はあるが、上記5つの処
理で色処理を行い、スキャナで読み取った原画像を忠実
にプリンタで再現することができる。
【0003】従来の画像処理装置では、処理時間を短縮
するために上記のような処理をパイプラインで結び、大
量の画像データを処理し、カラー画像の記録を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述従来
例では、スキャナで原画を読み込んでからプリンタで出
力するまで決まったアルゴリズムにより色処理され、変
更し得る点といえばパラメータの調整や、補正処理等で
用いられるルックアップテーブル(LUT)の選択ぐら
いである。
【0005】カラー複写機のような画像入力から出力ま
でが一まとまりになったシステムならばそれでよいが、
外部とのインターフェイスをもつ画像処理装置の場合
は、柔軟な画像処理が可能な形態が求めらる。そのよう
な要求に対するパイプライン処理の欠点を以下に述べ
る。
【0006】(1)画像処理アルゴリズムの変更ができ
ない。
【0007】(2)画像処理の部分的な変更が難しい。
【0008】(3)全体の同期がとれていなければなら
ない。
【0009】上記の欠点を説明すると、(1)のアルゴ
リズムの変更ができないとは、例えば図2のUCR/B
G処理204とマスキング処理205とを入れ換えたり
することはパイプライン処理では不可能である、という
こと指している。画像処理のアルゴリズムは条件により
様々であり固定できるものではないが、通常は望ましい
処理系に近い構成ということで妥協している。その構成
を少しでも変更することは大変に難しいことである。
【0010】(2)は、パイプライン処理は画像全体に
同じ処理を行うのには非常に適しているが、画像の一部
分のみを処理するのには適していない、ということであ
る。なぜならパイプライン処理では、処理対象の画像に
ついて一度初期条件を設定したら、画像データを丸ごと
連続して処理系に入力しなければならない。ところが実
際に扱われる画像は、全面画像であることより、一部分
的がスキャナ等から読み込まれた画像で、他の部分は文
字などが描かれた編集画像であることが多い。そのた
め、画像全体を同じように処理してしまうパイプライン
処理では不都合が起こる。
【0011】(3)の全体の同期がとれていなければな
らない点とは、パイプライン処理は順次画像データを処
理系に挿入して次から次へとデータを渡して行く処理で
あり、全体の処理がひとつのクロックに同期して進行し
ていることをいっている。ところがこの同期処理系であ
ると、色処理系の途中から画像データをもらったり(例
えば、図2中矢印A以外の点)、途中から外部に出力し
たい場合にも、このクロックに同期していなければなら
ない。このため、ハードウエアを設計する時点で画像デ
ータを入出力を行う点をあらかじめ決めておかなければ
ならず、一度決めると、それを変更することはきわめて
困難となり、柔軟性に欠ける点が問題であった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、パイプライ処理がもつ並列処理による処理時間面で
の優位性を保ちつつ、処理アルゴリズムの変更や画像の
部分的な処理の変更、あるいは処理途中での入出力等を
可能とする柔軟性に富んだ画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。
【0014】画像データに変換処理を施す画像処理装置
であって、画像データを変換する複数の変換手段と、前
記変換手段の間のデータ授受に介在する継断可能な第1
の接続手段と、記憶手段と、前記変換手段と前記記憶手
段との間のデータ授受に介在する継断可能な第2の接続
手段と、前記第1の接続手段及び前記第2の接続手段の
継断を制御する制御手段とを備える。
【0015】
【作用】上記構成により、画像データを変換する変換手
段をつなぐ第1の接続手段と、記憶手段と変換手段とを
つなぐ第2の接続手段とを制御手段により制御して、変
換手段により変換されるデータの入力元及び変換された
データの出力先を制御する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例である画像処理装置の
説明をする。
【0017】<カラー画像処理の説明>図2にカラース
キャナ/プリンタの色処理の流れを示したブロック図を
示した。スキャナ部201で読み取られたカラー画像デ
ータは、シェーディング補正202、入力ガンマ補正2
03、UCR・黒生成204、マスキング補正205、
出力ガンマ補正206を経て、多値記録のできるプリン
タを備えているならばそのまま多値プリンタ208ヘ、
2値記録のプリンタならば、2値化処理207を経て2
値プリンタ209へ送られる。この間、画像データは各
ブロックで画像処理された後に、ある一定周期のタイミ
ングで次の処理へと順次渡されていく、いわゆるパイプ
ライン処理でデータ処理されるのが一般的である。
【0018】また、他のスキャナなどで読み取られた画
像データをプリントしたい時には、図中Aで示される点
より画像データを挿入して、同様にパイプライン処理で
画像の処理をし、それをプリントしていた。この場合、
点Aより挿入される画像データについては、多値プリン
タ208や2値プリンタ209で思い通りの色再現が行
われるように、マスキング処理205のところで適した
補正を行っている。
【0019】図3〜図7に各種画像処理を説明する図を
示した。
【0020】図3はシェーディング補正を示す図であ
る。スキャナの画像原稿読み取り部であるセンサの特性
のバラツキを補正する処理部であり、図3(a)に示し
た様にルックアップテーブル(LUT)で処理できる。
図3(b)・図3(c)のグラフは入力画像の輝度と出
力画像の輝度との関係を示した図である。図3(b)で
は入力と出力は線形でないが、図3(c)では線形にな
るよう補正されている。図4は入力ガンマ補正を示す図
である。スキャナで読み取られる画像データはRGB
(赤・緑・青)の輝度データで得られるが、プリンタで
はその補色の輝度を対数変換したC(シアン)・M(マ
ゼンタ)・Y(黄)の濃度で記録される。また、プリン
タの色合成は、色インクが重なり合って合成される減法
混色で行われ、基となる色は、シアン・マゼンタ・黄の
色インクまたは色トナーなどで印刷される。そこで、読
み取られた赤・緑・青の色画像データを、その補色関係
にあるシアン・マゼンタ・黄の色に変換するため補色の
演算を行う。このように対数変換と補色変換とを行って
いるのが入力ガンマ補正部である。変換は図4(a)に
示したようにLUTで実現され、対数変換と補色変換と
は以下の式で与えられる。
【0021】DCMY = −log 10(RRGB ) ここで、DCMY は変換後の濃度データであり、RRGB
変換前の輝度データである。
【0022】この変換は図2のA点からNTSC方式の
RGBデータが入力された場合も行われる。なぜなら、
NTSC方式のRGBデータは輝度データだからであ
る。あるいはまた、A点から入力される画像データがR
GB濃度データであったり、CMY濃度データであった
りすると、 DCMY =−DRGBCMY =DCMY のような変換が行われる。図4(b)〜(d)は横軸を
入力データ、縦軸を出力データとして両者の関係を表し
たグラフである。図4(b)は、入力としてD CMY が与
えられた場合であり、図4(c)は入力としてRRGB
与えられた場合、図4(d)は入力としてDRGB が与え
られた場合である。
【0023】図5に黒生成処理(Black Generation,以
下BGと略す)と下色除去処理(Under Color Removal,
以下UCRと略す)処理部を示した。ここでの処理
は、各画素におけるCMY各濃度のうちの最小値をCM
Y画像データより求め、その値を黒成分と置き換えるB
Gと、BGにより生成された黒成分を元のCMY画像デ
ータより差し引くUCRとが行われる。ここでの処理
は、主にプリンタがC・Y・M・K(黒)の4種類の色
成分で画像が記録される装置において、CMYの3色を
重ねずに黒一色で記録させる場合に行われる処理であ
る。各色の濃度を与える式は、 K=min(C,M,Y) C' =C−K M' =M−K Y' =Y−K ここで、 C…シアンの濃度 M…マゼンタの濃度 Y…黄色の濃度 K…生成される黒の濃度 C’…下色除去後のシアンの濃度 M’…下色除去後のマゼンタの濃度 Y’…下色除去後の黄色の濃度 で与えられる。これらの処理は、最小値抽出のためのコ
ンパレータと減算回路とで構成される。しかし実際に
は、BG・UCRは完全に行われるとは限らず、最小値
がある閾値以上であるとか、元の濃度から除去する値に
一定の係数を乗ずるとかいった処理をされる場合もあ
る。
【0024】続いて、図6にマスキング処理を示した。
入力(C,M,Y,K)(すなわち、前段の出力である
C’M’Y’Kのこと)に対してマトリクス演算を行
い、新たに出力(C’,M’,Y’,K' )を得る処理
である。主に1次元のマトリクスで演算されるが、より
精度を上げるため2次元のマトリクスで演算する場合も
ある。ここには1次元の演算式を示す。
【0025】
【数1】 このマスキング処理は入力されるCMYK濃度画像デー
タに対して、プリンタの色再現特性に合わせたCMYK
画像データに変換するための処理である。マトリクスの
係数axyは、色処理系全体から閉ループモデルを予め作
り、それより最小二乗法などの計算で求める。この係数
xyを変えることにより入力画像データの違いを吸収
し、どのようなカラー画像データに対してもほぼ同じ色
再現を実現する。
【0026】このマスキング処理は乗算器の組み合わせ
で実現できる。通常、外部から係数をセットできて、C
MYKデータを入力すればマスキング結果が出力として
得られるデバイスとしてIC化されている場合が多い。
また、この行列演算のすべての組み合わせをあらかじめ
計算して表として記憶し、その表を用いて変換するLU
Tによる処理も可能である。
【0027】図7には出力ガンマ補正処理を示した。前
段の処理までに得られたCMYK画像データの色合いや
明るさを微調整するための処理部で、図7(a)に示す
ようにLUTで処理される。記録された画像を見て、も
っと赤みを強調したいとか、全体的に明るくしたいとか
いった場合に出力ガンマ補正部で調整する。図7(b)
〜(e)は入出力の関係を示すグラフで、ユーザの望む
特性通りに補正を行うことができる事を表している。た
とえば、(c)のグラフでは、入力i以上では出力の値
を微妙に変化させることができる。
【0028】図2の2値化処理部207では、オンかオ
フかの2値印字でプリントされるインクジェットプリン
タや熱転写プリンタを記録用プリンタとして用いる場
合、ここで多値(例えば各色8ビット)データを2値
(各色1ビット)に変換しなければならない。2値化の
手法として、ディザ法や誤差拡散法が一般的に行われて
いる。
【0029】<構成>本実施例の装置は上記説明したよ
うな各処理部を組み合わせて構成されている。
【0030】図1は実施例装置の入出力部分を除いた画
像処理装置本体の構成を示している。本実施例で説明す
る画像処理装置では、画像処理とは色の補正等の色処理
に限定されているため、説明では特に色処理と呼ぶこと
もある。
【0031】図1において、1は処理プログラムを走ら
せ、装置全体を制御するメインのCPU及びクロックジ
ェネレータ等の周辺回路である(便宜的にCPUと呼
ぶ)。2と4はカラー画像処理系の一部であるLUT処
理部であり、3はマトリクス演算処理部、5はパイプラ
イン処理するためのパイプライン制御回路で、バスのイ
ネーブル/ディスエーブルを制御する。6はメモリで、
処理途中の画像デ−タを一時的に保存しておく画像メモ
リ62と、CPU1が実行するプログラムやその作業領
域のためのプログラムメモリとある。7は入出力部であ
るスキャナ/プリンタとのインターフェースを行う入出
力インターフェース(I/F)部である。図示されてい
ないが、この先に入力部としてスキャナが、出力部とし
てカラープリンタが接続されている。
【0032】各ブロックはアドレスバス8とデータバス
9とで接続されている。また、LUT2・4とマトリク
ス回路3との間も単方向のバス(パイプラインバスと呼
ぶ)により接続されている。バスにはバスバッファ10
〜11、13〜26が用いられており、各バスバッファ
にはバスイネーブル信号が入力信号として備えられてい
る。バスイネーブル信号はパイプライン制御回路5に制
御される。また、LUT2とLUT4とマトリクス処理
部3とは各々データバスに接続されているため、画像処
理の各段階において、途中でデータをバスから読み込ん
で処理を開始することもできるし、処理を中断して処理
途中のデータをバスを介してメモリに書き込むことや出
力すること等ができる。また、CPU1からLUT及び
マトリクス処理部に対しては、それらの制御を行うため
の制御ライン27〜28が接続されている。
【0033】<画像処理手順>まず、スキャナによらず
に装置内に取り込まれた画像データを処理することを考
える。この場合には、たとえば図2の点Aからデータが
取り込まれたと考えることができる。すなわち、画像デ
ータをCPU1が取り込んでから、そのデータに対して
どのような処理を行うか、以下の3通りを選択すること
ができる。矢印は画像データの流れを表す。なお、以下
の説明では簡潔にするために、入力ガンマ補正とマスキ
ング処理と出力ガンマ補正と3つの処理を一連の色処理
として説明する。 (1)出力ガンマ補正のみを行いプリントする。
【0034】・CPU1→メモリ6→LUT4(出力ガ
ンマ補正)→プリンタI/F7 (2)マスキング処理と出力ガンマ補正とを行いプリン
トする。
【0035】・CPU1→メモリ6→マトリクス処理部
3(マスキング)→LUT4(出力ガンマ補正)→プリ
ンタI/F7 (3)入力ガンマ補正とマスキング処理と出力ガンマ補
正とを行いプリントする。
【0036】・CPU1→メモリ6→LUT2(入力ガ
ンマ補正)→マトリクス処理部3(マスキング)→LU
T4(出力ガンマ補正)→プリンタI/F7 以上は、通信ネットワークを通じての転送等により画像
データそのものの形で入力された画像データを色処理し
てプリントする場合の例である。これらの場合、パイプ
ライン制御回路5は、データのルートとなるバスをイネ
ーブルにし、その他のバスをディスエーブルにする。ま
た、連続した画像処理を行うためには、データバスの切
り換え操作により各処理部(LUTやマトリクス)から
メモリ6に画像データが引き渡されるのではなく、次の
処理部に直接画像データを引き渡すデータバス結合を行
って、パイプライン処理系を構成している。その一方で
データの取り込みにおいては、例えば出力ガンマ補正だ
けを行うならば、バスバッファ15・16・19・20
・21・22をディスエーブルにして、バスバッファ2
4をメモリからの入力方向にし、LUT4にメモリ6か
ら画像データを取り込む。
【0037】また、マスキングの後で出力ガンマ補正を
行ってプリンタ出力するのであれば、データバスを切り
替えてメモリ6からマトリクス処理部3に画像データを
取り込み、マスキング処理開始後から出力ガンマ補正が
終了するまではパイプライン処理が行われる。
【0038】あるいは、上記の場合とは逆に、本来一連
である画像処理を処理の段階ごとに中断することも可能
となっている。スキャナから画像データを入力すれば、
これも3つのケースがある。 (4)スキャナからの画像データについて入力ガンマ補
正を行う。
【0039】・スキャナI/F7→メモリ6→LUT2
→CPU1 (5)スキャナからの画像データに入力ガンマ補正とマ
スキング処理とを行う。 ・スキャナI/F7→メモリ6→LUT2(入力ガンマ
補正)→マトリクス処理部3(マスキング)→CPU1 (6)スキャナからの画像データに入力ガンマ補正処理
とマスキング処理と出力ガンマ補正とを行う。
【0040】・スキャナI/F7→メモリ6→LUT2
(入力ガンマ補正)→マトリクス処理部3(マスキン
グ)→LUT4(出力ガンマ補正)→CPU1 以上はスキャナから画像データを入力する場合の処理の
例である。スキャナから読み込んだ画像データを一旦メ
モリ6に取り込んだ後、各処理部をパイプラインで流
す。その時に、処理部と処理部との間でデータバスを切
り替え、パイプラインによる画像処理を中断してCPU
1の処理に任せる。この後の処理は、例えば再度メモリ
に戻すとか、色処理ではない全く別の画像処理を行うこ
とになる。画像データに処理を施す場合は、各処理部は
次のような役割を持っている。
【0041】スキャナデータが補正しきれていず、N
TSCのRGBなどの標準画像データに変換する場合:
マトリクス処理部3による。
【0042】RGB輝度データからCMY濃度データ
にスキャナデータを変換する場合:LUT2による。
【0043】スキャナデータに各色による強弱をつけ
たい場合:LUT4による。
【0044】また、スキャナ/プリンタに入出力処理を
行うことなく、CPUの画像処理アクセラレータとして
の用途もある。 (7)CPUの画像データに入力ガンマ補正処理を行
う。
【0045】・CPU1→メモリ6→LUT2(入力ガ
ンマ補正)→CPU1 (8)CPUの画像データに入力ガンマ補正処理とマス
キング処理とを行う。
【0046】・CPU1→メモリ6→LUT2(入力ガ
ンマ補正)→マトリクス処理部3(マスキング)→CP
U1 (9)CPUの画像データに入力ガンマ補正処理とマス
キング処理と出力ガンマ補正とを行う。
【0047】・CPU1→メモリ6→LUT2(入力ガ
ンマ補正)→マトリクス処理部3(マスキング)→LU
T4(出力ガンマ補正)→CPU1 以上のように、CPUの処理の補助的な役割を行うこと
ができる。
【0048】本実施例では、図1に示したように、画像
データのバスとして、メモリバスと接続しているものと
各処理系を直接結ぶパイプラインバスとの2つが用意さ
れており、その切り換えは、パイプライン制御回路5が
おこなっている。また、処理系は特に色処理において通
常用いられるLUTとマトリクス演算とで構成されてい
る。各LUT及びマトリクス処理部は、画像データが一
時的に保存されているメモリ6にそれぞれ個別に単独で
アクセスすることを可能であり、しかもパイプラインバ
スをイネーブルにし、メモリバスをディスエーブルする
ことで、LUTあるいはマトリクス処理部の各処理結果
を結合することができる。これによりパイプライン処理
が可能となる。
【0049】本実施例のカラー画像処理装置は、以上述
べた各処理部の起動とパラメータの設定とパイプライン
の切り換えとをソフトウエアによりおこなう。すなわ
ち、LUTやマトリクス処理部といった各処理部はハー
ドウエアで構成されているが、それをコントロールする
のはプログラムである。そのため、本実施例のカラー画
像処理装置では画像処理アルゴリズムが柔軟な構成とな
り、パイプラインに制約されない定型を脱した画像処理
を行うことができる。
【0050】図8〜図9として、画像の処理をパイプラ
インで行う際のCPU1による制御手順を表した流れ図
を示す。この流れ図は、プログラムメモリ61に格納さ
れたプログラムとして実現される。
【0051】まず、処理すべき画像の先頭のアドレス
を、処理を行うブロックに設定する(S801)。次
に、処理済の画像データを出力する先のアドレスを、処
理を行うブロックに設定する(S802)。たとえば、
出力先がメモリ6ならば、メモリ6上でのアドレスを設
定することになる。次に、処理対象の画像のサイズを処
理を行うブロックに設定する(S803)。
【0052】こうして処理対象の画像データと、出力先
の設定が終えたなら、変換を行うブロックにあらかじめ
設定されているテーブル群のうちから、どれを用いるか
を指定する。LUT2を使用するのなら(S804)、
そこに設定されている変換テーブルのうち用いるテーブ
ルを指定し(S805)、マトリクス処理部3を使用す
るのなら(S806)、そこに設定されているマトリク
ス群のうち用いるものを指定し(S807)、LUT4
を使用するのなら(S808)、そこに設定されている
変換テーブルのうち用いるテーブルを指定する(S80
9)。
【0053】以上指定した変換テーブルあるいはマトリ
クスのうちに、値が設定されていない等、不適当なテー
ブルが合った場合には、変換処理はエラーとして終了す
る(S810)。
【0054】こうして、変換処理のパラメータを設定し
終えたなら、パイプライン制御回路5に対してパイプラ
イン制御の設定指示を行う(S811)。これは、パイ
プライン制御部5にバスのイネーブル/ディスエーブル
を制御させ、画像データのパイプライン処理を行うため
の指示を行うものである。
【0055】以上、すべてのパラメータの設定が終えた
ところで、制御ライン27〜29を通して各ブロックに
変換処理開始の指示を与える(S812)。こうして処
理が開始され、いったん開始されると処理の主体はLU
T、マトリクス処理舞踏のブロックに移る。各ブロック
間の制御はパイプライン制御回路5により行われる。た
とえば、マトリクス処理部3とLUT4とで、メモリ6
を一旦介して変換を行わせる場合、すなわち、パイプラ
イン処理を行わない場合を考えてみる。CPU1はマト
リクス処理部3に変換開始指示をする。そのとき、パイ
プライン制御回路5はバス14〜16をディスエーブル
にし、バス21・22をイネーブルにする。マトリクス
処理部3は、メモリ6の設定されたアドレスから画像デ
ータを読み、変換してメモリ6に出力する。次に、CP
U1はLUT4に変換開始を指示する。このときパイプ
ライン制御部5は、バス15〜18をディスエーブルに
し、バス23・24をイネーブルにする。対象の画像デ
ータのアドレスは、マトリクス処理部3の出力アドレス
と同一であるのはもちろんである。LUT4はメモリ6
からデータを読み、変換して再びメモリ6に格納する。
【0056】また、たとえば、マトリクス処理部3とL
UT4とでパイプライン処理を行う場合を考えてみる。
処理対象の画像はメモリ6から読み、メモリ6に格納す
る。CPU1はマトリクス処理部3に変換処理開始を指
示する。マトリクス処理部3は設定されているパラメタ
に従って、メモリ6から画像データを読み出し、変換を
施して出力する。このとき、パイプライン制御部5は、
バッファ13・14・17・18をディスエーブルに
し、バッファ15・16・21〜24をイネーブルにす
る。マトリクス処理部3の出力先はメモリ6ではなくL
UT4である。マトリクス処理部3は画像データを変換
しながら出力をする。LUT4は入力されたデータを変
換し、メモリ6に格納する。
【0057】上記は一例であり、他にもさまざまな組み
合わせがあるが、同じ要領で処理を行う。
【0058】以上、カラー画像処理の関数化について例
をあげたきたが、上記の例はほんの一例であり、工夫に
より様々な手法が考えられる。このようにソフトウエア
を利用して、ハードウエアで構成された画像処理アルゴ
リズムを柔軟に場合場合で変更できる。
【0059】また、処理系のアルゴリズムをソフトウエ
アにより柔軟に変更することができる装置の提供によ
り、いろいろなタイプの画像データのスキャナ入力、プ
リント出力、CPU処理などが行えることができるよう
になる。特に、スキャナ側から標準的な色空間の画像デ
ータ、例えば、NTSC、RGB画像データが得ること
ができたり、そのデータをプリンタ側に出力してプリン
トする際のプリンタ側の色特性変換を行って、プリント
することができるようになる。
【0060】また、ソフトウエアによるアルゴリズムの
変換が可能なため、各種の処理を自由に構成して、自分
の好みのプリント画像を得ることができるようになる。
【0061】
【他の実施例】本発明の実施例を図1に示したが、図1
の実施例では、色処理系を入力ガンマ補正処理:LUT
2、マトリクス演算処理:Matrix、出力ガンマ補
正処理:LUT4で示したが、これらに加え、前記黒抽
出処理:BG、下色除去処理:UCR、シェーディング
補正処理:LUTなどを加えて同様なパイプライン処理
系を構成した発展形態でも先の実施例と同様に構成でき
る。
【0062】また、パイプラインバスのつなぎの構成も
一例であり、順番が変更された構成でも同様にパイプラ
イン処理の制御を柔軟に行うことができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像処理装置は、パイプライン処理がもつ並列処理による
処理時間面での優位性を保ちつつ、処理アルゴリズムの
変更や画像の部分的な処理の変更、あるいは処理途中で
の入出力等を可能とする柔軟性に富むという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である画像処理装置のブロック
図である。
【図2】実施例の画像処理装置の色処理ブロック図であ
る。
【図3】シェーディング補正の処理を示した図である。
【図4】入力ガンマ補正の処理を示した図である。
【図5】BG/UCR処理を示した図である。
【図6】マスキング処理を示した図である。
【図7】出力ガンマ補正の処理を示した図である。
【図8】実施例の装置のCPUによる制御手順の流れ図
である。
【図9】実施例の装置のCPUによる制御手順の流れ図
である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…LUT、 3…マトリクス処理部、 4…LUT、 5…パイプライン制御回路、 6…メモリ、 7…入出力インターフェース、 8…アドレスバッファ、 9…データバッファ、 201…スキャナ部、 202…シェーディング補正部、 203…入力ガンマ補正部、 204…黒抽出BG、下色除去UCR部、 205…マスキング処理部、 206…出力ガンマ補正部、 207…2値化処理部、 208…多値出力プリンタである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに変換処理を施す画像処理装
    置であって、 画像データを変換する複数の変換手段と、 前記変換手段の間のデータ授受に介在する継断可能な第
    1の接続手段と、 記憶手段と、 前記変換手段と前記記憶手段との間のデータ授受に介在
    する継断可能な第2の接続手段と、 前記第1の接続手段及び前記第2の接続手段の継断を制
    御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段による変換の内容を設定す
    る手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データはカラー画像データであ
    って、前記変換手段は色変換処理を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
JP4109569A 1992-04-28 1992-04-28 画像処理装置 Withdrawn JPH05303631A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000148965A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Minolta Co Ltd 画像処理システム
JP2009093218A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
WO2017179099A1 (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 オリンパス株式会社 画像処理装置

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