JPH0530345Y2 - - Google Patents

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JPH0530345Y2
JPH0530345Y2 JP1987036879U JP3687987U JPH0530345Y2 JP H0530345 Y2 JPH0530345 Y2 JP H0530345Y2 JP 1987036879 U JP1987036879 U JP 1987036879U JP 3687987 U JP3687987 U JP 3687987U JP H0530345 Y2 JPH0530345 Y2 JP H0530345Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固体電解コンデンサに関し、特に外部
引出し線と接合する固体電解コンデンサの陽極線
の接合部に化成被膜除去の研磨および切離しのノ
ツチ形成するノツチング装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示す如く、金属板1に等間隔に
接合された固体電解コンデンサにおいて、固体電
解コンデンサの陽極体2より導出された弁作用を
有する陽極線3を電気的に陽極酸化して誘電層と
しての化成被膜3aが形成され、第7図に示す如
く、陽極線3の中央に外部31出し線(図示省
略)とスポツト等により接合後、陽極線3と金属
板1の不要部分を切離しする切離しノツチ部4お
よびスポツト等の接合を容易にするために化成被
膜3aを除去するキズノツチ部5を形成する手段
として、第8図に示す如く、ノツチング機50で
ノツチング金型51の下型52上に金属板1のガ
イド穴(図示省略)を基準としてセツトし、ノツ
チング機50を駆動させ、ノツチング金型51の
上型53を下降させ、陽極線3の中央に切離しノ
ツチ部4およびキズノツチ部5を金属板1の単位
で形成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来のノツチング機は金属板に等間隔
に接合した複数本の陽極線を一括に処理するた
め、油圧プレス等の大きな出力が必要であり、ま
たノツチング金型の上型および下型に陽極線が接
する位置が常に一定に同一個所であるため、上型
および下型の摩耗が顕著であつた。
また、化成被膜の厚さおよび陽極線の硬さの状
態は固体電解コンデンサの定格電圧、静電容量に
よつて相違するので、ノツチング金型の上型、下
型による凹凸状のつぶしキズでは、特に凸状のキ
ズにある個所は化成被膜の破壊は完全にされず、
外部引出し線とスポツト溶接する際、この化成被
膜の影響で溶接電流にバラツキが生じ、接合強度
が著しく変化して、安定した接合強度が得られな
い。
更に、キズノツチ部および切離しノツチ部を形
成する際に、金属板を静止させる必要があり、連
続加工の自動化ができない欠点があつた。
上述した従来のノツチング機は、ノツチング金
型の下型上に金属板をセツトした状態で、上型を
下降させ複数の陽極線の中央にキズノツチ部およ
び切離しノツチ部を一括形成する構造に対し、本
考案は、陽極線を押える対向した押えローラーと
押えローラーの円周上面に独立して駆動し、陽極
線の両端を研磨する回転砥石と、金属板を送る対
向した送りローラーとを備えて構成するノツチン
グ装置であり、化成被膜が完全に除去出来、且
つ、回転円盤の周縁部の凸部の摩耗が少なく、連
続的に加工が出来るという独創的な内容を有す
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の目的は、かかる従来欠点を排除し、容
易且つ能率的にコンデンサ特性を劣化させること
なく化成被膜を除去し、信頼性の高い固体電解コ
ンデンサのノツチング装置を提供するものであ
る。
本考案によれば、金属板に等間隔に接合された
固体電解コンデンサの陽極体より導出された弁作
用を有する陽極線を押える対向した押えローラー
と、押えローラーの円周上面に独立して駆動し、
陽極線の両端を研磨する回転砥石と、前記陽極線
の両端にノツチを入れる周縁部に凸部を有する対
向した回転円盤と、押えローラーおよび回転円盤
の同軸に固定され、前記金属板を一定速度で送る
対向した送りローラーとを備えて構成したことを
特徴とする。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を第1図乃至第6図を用
いて説明する。
第1図は本考案による固体電解コンデンサのノ
ツチング装置の平面図であり、第2図は第1図の
押えローラーおよび回転砥石並びに送りローラー
等の機構部分の側面図であり、第3図は第1図の
回転円盤および送りローラー等の機構部分の側面
図であり、第4図は第1図のガイドローラー部の
側面図であり、第5図a,bは金属板に等間隔に
接合された固体電解コンデンサの陽極体の状態図
および、その側面図であり、第6図は本考案によ
る化成被膜除去の研摩および切離しのノツチ形成
した陽極線の断面拡大図を示す。
第1図および第2図に示す如く、アルミ材等の
側板6の内側に対向する回転軸7,8をベアリン
グユニツト9を介して植立させ、回転軸7,8の
上方に各々2個のOリング10を周縁部に具備し
た対向した送りローラー11と、送りローラー1
1の上面には弾力のあるゴム材等の対向した押え
ローラー12が配設されている。また、回転軸
7,8の下方には一対の歯車13が嵌合し、回転
軸8に固定された歯車13の下方にはプーリー1
4,15が配設されて、以上のユニツトが2対で
構成されている。側板6の外側にはモーター16
を付設し、モーター軸17に固定されたプーリー
18と2個のプーリー15とがタイミングベルト
19で連結されている。
一方、押えローラー12の円周上面には独立し
て駆動する回転砥石20,21がモドリ状態に配
設してある。
次に第3図に示す如く、側板6の内側に対向す
る回転軸22,23をベアリングユニツト24を
介して植立させ、回転軸22,23の上方には第
2図で説明した如く、同じ構造の対向した送りロ
ーラー11が配設されている。また、送りローラ
ー11の上方面には第6図で示した周縁部に凸部
25aを有する対向した回転円盤25が固定され
ている。さらに、回転軸22,23の下方には一
対の嵌合された歯車13が配設され、回転軸23
の下方にはプーリー26が固定され、第2図で示
した回転軸8に固定されたプーリー14とタイミ
ングベルト27で連結されている。第4図に示す
如く、固定軸28に金属板1を垂直にガイドする
回転自由なガイドローラー29が取付られ、周縁
部にOリング30が具備されている。このガイド
ローラー29は第1図に示す如く、金属板1を挿
入する入口および中間並びに出口に配設されてい
る。また、送りローラー11およびガイドローラ
ー29の接点下方にはスリツト溝31を有するガ
イドレール32が付設されている。
次に本考案の固体電解コンデンサのノツチング
装置の動作を説明する。
モーター16を駆動させプーリー18を回転さ
せることにより、タイミングベルト19を介して
プーリー14,15に伝達され、嵌合している歯
車13が回転して送りローラー11および押えロ
ーラー12が矢印方向に回転し、さらに、タイミ
ングベルト27を介して回転軸22,23の歯車
13が回転し、一対の送りローラー10と回転円
盤20が矢印方向に回転する。また、押えローラ
ー12の円周上面の回転砥石20,21は回転砥
石20,21の制御部のスイツチ(図示省略)を
ONすることにより高速回転をする。この状態
で、第5図に示す陽極体2が等間隔に接合された
金属板1をガイドレール32のスリツト溝31に
セツトし、ガイドローラー29を通して矢印方向
に供給する。この後、自動的に金属板1は送りロ
ーラー10で送りながら、回転する押えローラー
12で押えて高速回転する回転砥石20,21
で、第6図に示す如く陽極線3の化成被膜3aを
先ず研磨除去して通過し、次に回転軸22,23
の送りローラー10で送りながら、この上部にあ
る同一回転している回転円盤25の凸部25aに
て切離しノツチ部が形成され、出口のガイドロー
ラー29を通過して完成する。
尚、本実施例では金属板1を手動で供給、収納
するものを説明したが、自動的に供給、収納する
機構部を付加することにより、供給、収納を自動
的に行うことが出来る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は次に効果がある。
(1) 陽極線の絶縁物である化成被膜を高速回転し
ている回転砥石で除去出来るので外部引出し線
とスポツト溶接する際、溶接電流も一定となり
安定した接合強度が得られ信頼性の高い固体電
解コンデンサが得られる。
(2) 従来の油圧プレス等による一括形成に対し
て、回転円盤による連続形成であるため、極め
て小用力で陽極線に切離しノツチ部を形成する
ことが出来る。
(3) 回転円盤の凸部と陽極線との接触が不定期で
あるため、回転円盤の凸部の局所的な摩耗が少
なく、長寿命である。
(4) 陽極線の化成被膜の研磨による除去および切
離しノツチ部の形成を連続的に加工出来るた
め、高速自動化が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による固体電解コンデンサのノ
ツチング装置の平面図、第2図は第1図の押えロ
ーラーおよび回転砥石並びに送りローラー等の機
機部分の側面図、第3図は第1図の回転円盤およ
び送りローラー等の機構部分の側面図、第4図は
第1図のガイドローラー部の側面図、第5図a,
bは金属板に等間隔に接合された固体電解コンデ
ンサの陽極体の状態図およびその側面図、第6図
は本考案による化成被膜除去の研磨部および切離
しノツチを形成した陽極線断面拡大図、第7図は
従来のキズノツチ部および切離しノツチ部を形成
した陽極線の断面拡大図、第8図は従来のノツチ
ング機の側面図。 1……金属板、2……陽極体、3……陽極線、
3a……化成被膜、4……切離しノツチ部、5…
…キズノツチ部、6……側板、7,8,22,2
3……回転軸、9,24……ベアリングユニツ
ト、10,30……Oリング、11……送りロー
ラー、12……押えローラー、13……歯車、1
4,15,18,26……プーリー、19,27
……タイミングベルト、20,21……回転砥
石、25……回転円盤、25a……凸部、28…
…固定軸、29……ガイドローラー、31……ス
リツト溝、32……ガイドレール、50……ノツ
チング機、51……ノツチング金型、52……下
型、53……上型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板に等間隔に接合された固体電解コンデン
    サの陽極体より導出された弁作用を有する陽極線
    を押える対向した押えローラーと、押えローラー
    の円周上面に独立して駆動し、陽極線の両端を研
    磨する回転砥石と、前記陽極線の両端にノツチを
    入れる周縁部に凸部を有する対向した回転円盤
    と、押えローラーおよび回転円盤の同軸に固定さ
    れ、前記金属板を一定速度で送る対向した送りロ
    ーラーとを備えて構成したことを特徴とする固体
    電解コンデンサのノツチング装置。
JP1987036879U 1987-03-13 1987-03-13 Expired - Lifetime JPH0530345Y2 (ja)

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JPS63149520U JPS63149520U (ja) 1988-10-03
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