JPH0530281U - 簡易水洗便器 - Google Patents

簡易水洗便器

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JPH0530281U
JPH0530281U JP7669991U JP7669991U JPH0530281U JP H0530281 U JPH0530281 U JP H0530281U JP 7669991 U JP7669991 U JP 7669991U JP 7669991 U JP7669991 U JP 7669991U JP H0530281 U JPH0530281 U JP H0530281U
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JP
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pressurizing
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flap valve
motor
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豊仁 長谷川
良和 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のモータを用いて加圧ポンプの加圧動作
と同時にフラップ弁の開動作という2つの異なる動作を
簡単な構成で確実に行う。 【構成】 簡易水洗便器はボウル1の下部の排出口2を
開閉するフラップ弁3と、噴射水をボウル1内に噴射す
る加圧ポンプ4と、加圧ポンプ4の加圧手段とを備えて
いる。加圧手段をモータ5と、モータ5の出力ピニオン
6の外面の対向する位置にそれぞれ噛み合わせた第1ラ
ック7と第2ラック8とで構成する。第1ラック7によ
る加圧ポンプ4への加圧動作時に加圧ポンプ4の加圧の
みを行い且つ第2ラック8による加圧ポンプ4への加圧
動作時に加圧ポンプ4への加圧と共にフラップ弁3の開
操作を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水道水がなく、また、浄化槽設置(放流)規制等のために水洗化さ れていない地域で使用される簡易水洗便器の電動化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の簡易水洗トイレの加圧ポンプの加圧方法としては図3、図4に 示すようにダイヤフラム等で構成された加圧ポンプをあらかじめばね力で引っ張 られたレバーを介したペダルを踏む方式がある。 ずなわち、図3、図4に示すように、ポンプペダル30のみをA方向に踏むと ポンプペダル30と連結されたポンプ連結板13がB方向に移動し、ポンプ連結 板13と連結されているポンプレバー16が引っ張られ、加圧ポンプ4のポンプ 室が加圧され、水がボウル1内に噴射されるようになっている。そして、次にポ ンプペダル30とフラップペダル31を同時に踏むとポンプペダル30のみをA 方向に踏んだ場合に加えてフラップペダル31と連結されたフラップ連結板32 がC方向に移動し、フラップ連結板32と連結されているフラップシャフトと一 体成形されているフラップ弁3がE方向に回転し、フラップ弁3が開状態となる 。ここで、前者は大便時の予備洗浄に、後者は小便時、大便時の汚物排出に使用 される。なお、前者、後者ともポンプペダル30とフラップペダル31を踏む力 を取り除くとばね力f1 、f2 により元の状態に戻るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来例にあっては、足で踏むため操作が面倒であり、 しかも陶器製の便器本体の一部にポンプペダル30とフラップペダル31とを設 置するための切欠穴34を設ける必要があり、このように切欠穴34を設けてあ るので掃除が困難であり、不衛生であるばかりでなく、美観も悪いという問題が ある。
【0004】 また、電動により加圧ポンプを加圧するものが実公昭61ー31095号公報 により知られているが、このものは、加圧ポンプの作動による洗浄水の噴出とフ ラップ弁の開閉動作とは常に連動しており、加圧ポンプの加圧動作のみ、加圧ポ ンプの加圧動作と同時にフラップ弁の開動作という2つの異なる動作に対応でき なかった。
【0005】 本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とす るところは、ポンプペダルやフラップペダルを必要とせず、便器本体にこれらポ ンプペダルやフラップペダルを配置するための切欠穴を設ける必要がなくて、掃 除が簡単で、衛生的で、しかも外観がよく、更に、単一のモータを用いて加圧ポ ンプの加圧動作と同時にフラップ弁の開動作という2つの異なる動作を簡単な構 成で確実に行える簡易水洗便器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の簡易水洗便器は、ボウル1の下部の排出口2付近に配置されて排出口 2を開閉するフラップ弁3と、噴射水をボウル1内に噴射する加圧ポンプ4と、 加圧ポンプ4の加圧手段とを備えた簡易水洗便器において、加圧手段をモータ5 と、モータ5の出力ピニオン6の外面の対向する位置にそれぞれ噛み合わせた第 1ラック7と第2ラック8とで構成し、第1ラック7による加圧ポンプ4への加 圧動作時に加圧ポンプ4の加圧のみを行い且つ第2ラック8による加圧ポンプ4 への加圧動作時に加圧ポンプ4への加圧と共にフラップ弁3の開操作を行うよう に設定して成るものであって、このような構成を採用することで、上記した従来 例の問題点を解決して本考案の目的を達成したものである。
【0007】
【作用】
モータ5を正回転または逆回転すると、出力ピニオン6の外面の対向する位置 にそれぞれ噛み合わせた第1ラック7と第2ラック8とがそれぞれ互いに逆方向 に移動する。ここで、モータ5を正回転した際に第1ラック7により加圧ポンプ 4を加圧するように設定しておくと、この場合には加圧ポンプ4への加圧動作の みを行う。そしてモータ5を逆回転した際に第2ラック8により加圧ポンプ4を 加圧するように設定しておくと、この場合には加圧ポンプ4への加圧動作に加え てフラップ弁3の開操作を行うものであり、このことにより、単一のモータ5を 用いて加圧ポンプ4の加圧動作と同時にフラップ弁3の開動作という2つの異な る動作を簡単な構成で行うことができるようになったものである。そして、電動 とすることで、便器本体9に従来のように切欠穴を形成する必要がなくなり、掃 除が簡単にでき、外観もよくなったものである。
【0008】
【実施例】
本考案を以下、実施例に基づいて詳述する。図1には本考案の断面図が示して あり、図2には動作説明図が示してある。便器本体にはボウル1が設けてあり、 このボウル1の下部には排出口2が設けてある。この排出口2の下方にはフラッ プ弁3が軸10に回動自在に取付けてあり、このフラップ弁3は通常はばね力f 1 により排出口2を下方から閉じている便器本体1内にはギヤードモータよりな るモータ5が配置してある。図中6aは出力軸、6bは減速歯車、6は出力ピニ オンであり、この出力ピニオン13の外面の対向する位置にそれぞれ第1ラック 7と第2ラック8とが噛み合わせてある。そして、このモータ5と、出力ピニオ ン6、第1ラック7と第2ラック8とで加圧ポンプ4の加圧手段が構成してある 。第1ラック7の一端部には第1レバー9の一端部が軸により連結してあり、第 2ラック8の一端部には第2レバー10の一端部が軸により連結してある。第1 レバー9及び第2レバー10にはそれぞれ第1長孔11、第2長孔12が形成し てある。第1長孔11にはポンプ連結板13に設けた第1軸14が摺動自在には め込んであり、第1長孔12には加圧ポンプ連結板13に設けた第2軸15が摺 動自在にはめ込んである。ポンプ連結板13には加圧ポンプ4を操作するポンプ レバー16が連結してある。また、ポンプ連結板13には常時ばね力f2 が作用 している。第1ラック7の移動軌跡上には第1マイクロフィルム17が配置して あり、第1ラック7には第1マイクロフィルム17をオンするための2つの操作 突部18a、18bが設けてある。また、第2ラック8の移動軌跡上には第2マ イクロフィルム19が配置してあり、第2ラック7には第2マイクロフィルム1 9をオンするための2つの操作突部20a、20bが設けてある。また、第2レ バー10にはフラップ弁3をばねに抗して開方向に回動するためのフラップ弁開 操作部21が設けてある。
【0009】 しかして、モータ5が正回転した場合、出力ピニオン7により第1ラック7は 図2のF方向に移動し、第2ラック8はG方向に移動する。ここで、第1ラック 7がF方向に移動すると、第1レバー9によりポンプ連結板13がばね力f2 に 抗してF方向に移動し、これに伴ってポンプ連結板13に連結したポンプレバー 16がF方向に移動して加圧ポンプ4の加圧室を加圧し、洗浄水をボウル1内に 噴射する。この場合、第2ラック8はG方向に移動するが、第2レバー10に設 けた第2長孔12の存在によりポンプ連結板13のF方向への移動には影響を与 えないものである。また、この場合、第2レバー10設けたフラップ弁開操作部 21は第2レバー10がG方向に移動するため、フラップ弁3に設けた被操作部 25に何ら影響を与えず、この結果、フラップ弁3はばね力f1 により排出口2 を閉じた状態となっている。したがって、上記の動作においては、フラップ弁3 が閉じてボウル1内に洗浄水が噴射されてボウル1を予備洗浄すると共に洗浄水 がボウル1内に溜まった状態となる。この状態が大便前の予備洗浄状態である。 このようにすることで、大便をしてもボウル1やフラップ弁3に大便が付着しな いようにできる。上記の動作は第1ラック7の操作突部18bが第1マイクロス イッチ17をオンした瞬間にモータ5が逆回転するように構成してあり、また、 第2ラック8がG方向に移動していくと操作突部20aにより第2マイクロフィ ルム19がオンとなっているが、モータ5が逆回転して第2ラック8がF方向に 移動すると操作突部20aが第2マイクロフィルム19から離れてオフとなり、 この第2マイクロフィルム19がオフになった瞬間にモータ5が停止して元の初 期位置に戻るものである(上記動作は従来の構成のポンプペダルのみを踏んだ場 合と同じ動作である)。
【0010】 次に、初期位置においてモータ5を逆回転した場合、出力ピニオン7により第 2ラック8は図2のF方向に移動し、第1ラック7はG方向に移動する。ここで 、第2ラック8がF方向に移動すると、第2レバー10によりポンプ連結板13 がばね力f2 に抗してF方向に移動し、これに伴ってポンプ連結板13に連結し たポンプレバー16がF方向に移動して加圧ポンプ4の加圧室を加圧し、洗浄水 をボウル1内に噴射する。この時、第2ラック8がF方向に移動すると、第2レ バー10設けたフラップ弁開操作部21がフラップ弁3に設けた被操作部25を 操作してフラップ弁3をばね力f1 に抗してE方向に回動して開状態とする。ま た、上記の動作中第1ラック7はG方向に移動するが、第1レバー9に設けた第 1長孔11の存在によりポンプ連結板13のF方向への移動には影響を与えない ものである。したがって、上記の動作においては、フラップ弁3が開くと共にボ ウル1内に洗浄水が噴射されることになり、大便、小便を洗い流すことになる。 つまりこの状態が大便、小便の洗い流し状態である。上記の動作は第2ラック8 の操作突部20bが第2マイクロスイッチ19をオンした瞬間にモータ5が逆回 転するように構成してあり、また、第1ラック7がG方向に移動していくと操作 突部18aにより第1マイクロフィルム17がオンとなっているが、モータ5が 逆回転して第1ラック7がF方向に移動すると操作突部18aが第1マイクロフ ィルム17から離れてオフとなり、第1マイクロフィルム17がオフになった瞬 間にモータ5が停止して元の初期位置に戻るものである(上記動作は従来の構成 のポンプペダルとフラップペダルを踏んだ場合と同じ動作である)。
【0011】 以下の表1に第1ラック7による加圧ポンプ4のみの動作時と、第2ラック8 による加圧ポンプ4の動作とフラップ弁3の開動作とを行う動作時とにおける第 1マイクロフィルム17と第2マイクロフィルム19とのオン、オフの関係のタ イムチャートが示してある。
【0012】
【表1】
【0013】
【考案の効果】
本考案にあっては、上述のように加圧手段をモータと、モータの出力ピニオン の外面の対向する位置にそれぞれ噛み合わせた第1ラックと第2ラックとで構成 し、第1ラックによる加圧ポンプへの加圧動作時に加圧ポンプの加圧のみを行い 且つ第2ラックによる加圧ポンプへの加圧動作時に加圧ポンプへの加圧と共にフ ラップ弁の開操作を行うように設定してあるので、ポンプペダルやフラップペダ ルを必要とせず、この結果、便器本体にこれらポンプペダルやフラップペダルを 配置するための切欠穴を設ける必要がなくて、掃除が簡単で、衛生的で、しかも 外観がよくなるものであり、更に、単一のモータを用いて加圧ポンプの加圧動作 と同時にフラップ弁の開動作という2つの異なる動作を簡単な構成で確実に行え るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】従来例の一部切欠斜視図である。
【図4】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ボウル 2 排出口 3 フラップ弁 4 加圧ポンプ 5 モータ 6 出力ピニオン 7 第1ラック 8 第2ラック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウルの下部の排出口付近に配置されて
    排出口を開閉するフラップ弁と、噴射水をボウル内に噴
    射する加圧ポンプと、加圧ポンプの加圧手段とを備えた
    簡易水洗便器において、加圧手段をモータと、モータの
    出力ピニオンの外面の対向する位置にそれぞれ噛み合わ
    せた第1ラックと第2ラックとで構成し、第1ラックに
    よる加圧ポンプへの加圧動作時に加圧ポンプの加圧のみ
    を行い且つ第2ラックによる加圧ポンプへの加圧動作時
    に加圧ポンプへの加圧と共にフラップ弁の開操作を行う
    ように設定して成る簡易水洗便器。
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JPH0530281U true JPH0530281U (ja) 1993-04-20
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