JPH05302189A - アルカリ脱脂における金属条のブラッシング方法 - Google Patents
アルカリ脱脂における金属条のブラッシング方法Info
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- JPH05302189A JPH05302189A JP10988692A JP10988692A JPH05302189A JP H05302189 A JPH05302189 A JP H05302189A JP 10988692 A JP10988692 A JP 10988692A JP 10988692 A JP10988692 A JP 10988692A JP H05302189 A JPH05302189 A JP H05302189A
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Abstract
に、アルカリ溶液によるブラッシング脱脂をすること。 【構成】 厚さ0.2mm以下の銅または銅合金条1を
100m/分以上の速さで脱脂槽6へ送りながら、スプ
レー4,5からアルカリ脱脂液を条1にかけ、同時にブ
ラッシングロール3でブラッシングして脱脂する方法に
おいて、条1に当接するブラシの対向位置に対するバッ
クアップロール2のブレーキ角θを1.5〜5度に、条
1の張力を1.5〜2.5Kg/mm2にするアルカリ
脱脂における金属条のブラッシング方法。
Description
条材を高速度で、アルカリ溶液とブラッシングにより脱
脂する方法に関する。
圧延時に加工油として使用される圧延油が付着するた
め、必要に応じて脱脂処理が行なわれる。
浸漬脱脂、水溶液中で金属条を陰極または陽極として通
電する電解脱脂、アルカリ水溶液で金属条を湿潤させて
ブラッシングする方法等各種の方法が使用されている。
ブラッシングする方法は、設備の管理が容易でコストも
低いうえ、効果も比較的高いため脱脂設備や熱処理設備
の脱脂工程等で広く実施されている。
ものの需要が伸びているが、板厚の薄肉化は生産性の低
下を招く。生産性向上のためには通板速度を上げること
が、必要になる。ところが、銅、黄銅、りん青銅等の金
属条は耐力が比較的低い金属条であるため、通板速度を
上げてアルカリ水溶液で条を湿潤させてブラッシングす
ると、条が蛇行したりブラッシング時に条が座屈ししわ
が入りやすくなるため、条の通板速度が上げられないと
いう問題を抱えていた。特に、アルカリ脱脂液はアルカ
リに加え通常界面活性剤を含んでいるため、ロールと材
料がスリップしやすく一層条が蛇行しやすい。
の薄い条材を高速度で連続的に、アルカリ溶液とブラシ
により脱脂する際に、条材の蛇行およびしわの発生を防
止する方法を提供しようとするものである。
の本発明の構成は、厚さ0.2mm以下の銅または銅合
金条を、100m/分以上の速さで送りながら、アルカ
リ性脱脂液を条にかけ、同時にブラッシングして脱脂す
る金属条のブラッシング方法において、条に当接するブ
ラシの対向位置に対するバックアップロールのブレーキ
角を1.5〜5度に、条の張力を1.5〜2.5Kg/
mm2にするアルカリ脱脂における金属条のブラッシン
グ方法である。
と、巻出しリールから連続的に巻き出された金属条1を
脱脂槽6に通す。脱脂槽6ではスプレー4によってアル
カリ性脱脂液をかけた後ブラシロール3によってブラッ
シングされる。この際更にスプレー5によって脱脂液を
かけられる。ただし、第1図はアップカット、すなわち
条の進行方向とブラシの回転方向が逆の場合であるた
め、スプレーがブラシの後方に位置するが、ブラシの回
転方向が、逆すなわちダウンカットの場合は、スプレー
は前方に位置する。ブラシロール3の対向位置にバック
アップロール2を備え、ブラシロール3によって金属条
1にかかる荷重を支えると共に、条1とバックアップロ
ール3との接触面がブレーキ角θを維持する位置に配置
している。このブレーキ角θはブラシと入り側またはブ
ラシと出側で形成される角度について、特に限定される
ものではない。
柔らかく耐力も低いために、従来のブラッシング設備で
は高速通板が困難であったが、ブレーキ角と条の張力を
上記条件に調整することにより、100mm/分以上の
速度で脱脂効果を低下させること無く、蛇行やしわも発
生せずに処理することが可能となった。ブレーキ角およ
び張力がこの範囲を外れると蛇行または/および材料の
挫屈によるしわが著しく発生し易くなる。
対のブラシで脱脂を行うが、通板速度、目的とする脱脂
レベル等により、ブラシ数は適宜増やしても差し支えな
い。ブラシおよびバックアップロールの材質とサイズは
特に制限しない。ただし、バックアップロールの径が小
さいと条にカール条の変形が生じることがあるので、条
の板厚および機械的特注により径を適宜決める必要があ
る。
に限らず、焼鈍設備の前処理、めっき設備の前処理など
他の設備に組み込まれた場合も有効である。
脱脂槽に各種の条を各種の条件で通板し、連続的に脱脂
した。槽の仕様および脱脂液は以下に示すものである。
す。
厚の薄い銅および銅合金の条を100m/分以上の速い
通板速度で、条にしわが発生すること無く、また蛇行す
ること無く、ブラッシングによりアルカリ脱脂を行うこ
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 厚さ0.2mm以下の銅または銅合金条
を、100m/分以上の速さで送りながら、アルカリ性
脱脂液を条にかけ、同時にブラッシングして脱脂する金
属条のブラッシング方法において、条に当接するブラシ
の対向位置に対するバックアップロールのブレーキ角を
1.5〜5度に、条の張力を1.5〜2.5Kg/mm
2にすることを特徴とするアルカリ脱脂における金属条
のブラッシング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10988692A JP2500220B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | アルカリ脱脂における金属条のブラッシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10988692A JP2500220B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | アルカリ脱脂における金属条のブラッシング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05302189A true JPH05302189A (ja) | 1993-11-16 |
JP2500220B2 JP2500220B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=14521660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10988692A Expired - Fee Related JP2500220B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | アルカリ脱脂における金属条のブラッシング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500220B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP10988692A patent/JP2500220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500220B2 (ja) | 1996-05-29 |
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