JPH0530166B2 - - Google Patents

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JPH0530166B2
JPH0530166B2 JP60187896A JP18789685A JPH0530166B2 JP H0530166 B2 JPH0530166 B2 JP H0530166B2 JP 60187896 A JP60187896 A JP 60187896A JP 18789685 A JP18789685 A JP 18789685A JP H0530166 B2 JPH0530166 B2 JP H0530166B2
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JP
Japan
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foam
skin material
opening
raw material
breathable foam
Prior art date
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JP60187896A
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English (en)
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JPS6246610A (ja
Inventor
Haruo Morita
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Inoac Corp
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Inoue MTP KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用インストルメントパネ
ル、ドアトリム等のような開口部を有する発泡成
形品の製造方法に関する。
(従来の技術) インストルメントパネル、ドアトリム、コンソ
ールボツクス等の自動用内装部品は、一般に表皮
材、緩衝用発泡体、および芯材とから構成されて
おり、その製造に当たつては発泡型に表皮材およ
び芯材をセツトし、その間にウレタンフオーム等
の液状発泡原料を注入して発泡させることにより
一体化することが行われている。
ところで、第5図に示すようにドアトリムには
アームレスト、又は把手を固着するため、又、イ
ンストルメントパネル(図示せず)にはメーター
類を固着するために開口部10が必要であり、そ
のために従来にあつては、あらかじめ開口部を設
けた芯材を用いて前記のように一体成形を行なつ
ていた。
しかしながら、前記液状発泡原料の発泡によつ
て開口部が閉鎖されたり、あるいは該開口部から
芯材裏面に原料が回り込み、その仕上げに多大な
工数を要していた。又、このような開口部への流
入原料はロスとなるものであり、経済的にも好ま
しいものとは言えなかつた。
そこで本発明者は、前記問題点を解決するため
下記の製造方法を先に提案した。その製造方法の
内容は、開口部を有する芯材と表皮材との間に液
状発泡原料を注入し、該液状発泡原料を発泡させ
ることにより芯材と表皮材とを一体にする発泡成
形品の製造方法において、前記芯材開口部の周囲
に通気性発泡体を粘着し、該発泡体によつて芯材
開口部を区画するようにしたことを特徴とするも
のである。
そして、その製造方法によれば、液状発泡原料
の開口部内への流出が、通気性発泡体によつて阻
止されることから、仕上げ作業が容易となるとと
もに原料ロスが殆どなくなるのである。
しかしながら、前記改良された製造方法におい
ても、通気性発泡体の一面に両面貼着テープ等を
貼着したものを使用する必要があつたり、或いは
芯材に予め接着剤を塗布し、その後通気性発泡体
を貼着する必要があり、工数上、及び工程上好ま
しいものとは言えない問題があつた。又、通気性
発泡体と芯剤との間において十分な接着力が得ら
れにくく、表皮材との一体成形時までに通気性発
泡体が脱落する虞れを有していた。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は前記問題点の解決を目的としてなさ
れたもので、成形工程の簡素化を実現し、且つ前
記通気性発泡体の脱落の虞れのない製造方法を提
供するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明の要旨とするところは、開口部を有す
る芯材と表皮材との間に液状発泡原料を注入し、
該液状発泡原料を発泡させることにより芯材と表
皮材とを一体にする発泡成形品の製造方法におい
て、前記表皮材をスラツシユ成形品とし、該スラ
ツシユ成形における表皮材形成原料の溶融時に、
通気性発泡体を所定位置に溶着し、該通気性発泡
体により、前記芯材開口部周囲を包囲して、該開
口部を区画するようにしたところにある。
(作 用) 表皮材の成形に用いられるスラツシユ成形は、
ペースト状又は粉状のプラスチツク原料を加熱し
た型内に投入し、更に加熱してプラスチツクの溶
融皮膜を型内面に形成し、その後型を冷却して、
型面形状に沿つて固化したプラスチツク皮膜を得
る成形法である。
そして、そのスラツシユ成形法による表皮材の
成形時に、表皮材形成原料(プラスチツク原料)
が溶融してなる溶融皮膜面に通気性発泡体を圧接
すれば、簡単に通気性発泡体を表皮材に溶着する
ことができる。又、その溶着力は、プラスチツク
本来の溶着力の他に、通気性発泡体の端部が溶融
皮膜内に一部埋もれた状態で、且つ通気性発泡の
表面の気孔内に溶融皮膜が食い込んだ状態でプラ
スチツクの固化がなされる為に非常に強固なもの
となり、その後における芯材と表皮材との一体作
業に至るまで、通気性発泡体が脱落する虞れがな
くなる。
ところで、前記通気性発泡体は、内部及び表面
の細かい気孔が大部分連通してなるもので、空気
に対してはその流通を自由とする反面、クリーム
状の粘稠液に対しては殆どその流通を認めず、わ
ずかに含浸を可能とするだけである。
従つて、芯材および表皮材がセツトされ、液状
発泡原料の注入された発泡型のキヤビテイ内にお
いて、液状発泡原料の発泡時に追い出されねばな
らない空気は、芯材開口部周囲の通気性発泡体を
通つて容易に逃散することができる。一方、液状
発泡原料は、発泡の過程でクリーム状の粘稠液と
なるため、前記通気性発泡体に含浸はするものの
開口部へ流出することは殆どない。又、通気性発
泡体内に含浸した液状発泡原料の硬化により、通
気性発泡体と、開口部周囲の芯材とが接着される
為に、アームレスト、把手等を開口部に挿入組み
付ける際に芯材と表皮材とが分離する虞れがな
い。
(実施例) 次にこの発明の実施例について説明する。
第1図はこの発明一実施例における表皮材形成
原料の溶融皮膜形成時と、通気性発泡体の圧接方
法を示す。
図中、12は溶融皮膜、14はスラツシユ型、
16は通気性発泡体、18は圧接治具である。
第2図は粉体を例とする表皮材形成原料のスラ
ツシユ型への投入状態を示す。
図中、12aは表皮材形成原料、20は温調用
配管、22は原料バケツトである。
まず、予め所定温度に加温されたスラツシユ型
14に、粉状の表皮材形成原料12aが収用され
た原料バケツト22をセツトして、表皮材形成原
料12aをスラツシユ型14内に投入する。続い
てスラツシユ型を更に加温し、スラツシユ型14
の型面に溶融皮膜12を形成する。余剰の表皮材
形成原料は、投入後スラツシユ型14を反転させ
ることにより排出される。
表皮材形成原料12aは、ペースト状、又は粉
状のスラツシユ成形可能なプラスチツク原料が用
いられるが、中でも塩化ビニル樹脂は好適であ
る。溶融皮膜12の形成後、通気性発泡体16を
加圧プレス等の圧接治具18により溶融皮膜12
面上の所定位置に圧接する。
通気性発泡体16は、軟質ウレタンフオーム等
のような連通気孔を主体とする発泡体の紐状物か
らなり、圧接治具18に設けられたピン(図示せ
ず)等によつて圧接治具下面に係止され、溶融皮
膜12への圧接が行なわれる。通気性発泡体16
の圧接位置は、後述する芯材開口部の周囲となる
溶融皮膜上に設定される。
圧接後スラツシユ型14を冷却し、スラツシユ
型14の型面形状に沿つて固化した表皮材を得
る。その冷却固化時に、通気性発泡体16は表皮
材に溶着する。第3図はこのようにして得られた
通気性発泡体16付き表皮材24の拡大断面図で
ある。
次に、第4図の如くその通気性発泡体16付き
表皮材24および開口部28を有する芯材30
を、発泡型26にセツトし、閉型する。
芯材30は、金属板、ハードボード、パーテイ
クルボード等、形状保持可能な材質からなり、所
定位置に開口部28を有する。その開口部28
は、発泡型26の閉型時に通気性発泡体16によ
つて周囲が包囲され、区画される。又、閉型時に
通気性発泡体16が芯材30と表皮材24とによ
つてわずかに圧縮されるように、通気性発泡体1
6の厚みを設定するのがよい。
閉型後、表皮材24と芯材30との間に、ウレ
タンフオーム原料等の液状発泡原料を注入ノズル
32から注入し、発泡を行なう。
注入された液状発泡原料の発泡により追い出さ
れねばならない表皮材24と芯材30との間の空
気は、開口部28周囲の通気性発泡体16を通過
して開口部28より容易に逃散する。これに対し
て、液状発泡原料は発泡の過程でクリーム状の粘
稠液となるために、通気性発泡体14に含浸はす
るものの、その通気性発泡体14を通過すること
ができず、開口部28へ殆ど流出することなく緩
衝用発泡体となる。そして、液状発泡原料の発泡
硬化時における自己接着性により、表皮材24と
芯材30とが一体となり、同時に開口部28周囲
における通気性発泡体16と芯材とが前記含浸部
において接着する。
このようにして形成された発泡成形品は、脱型
後開口部28に対応する表皮材24の部分を切除
して仕上げがなされる。
(発明の効果) この発明は、前記のように、ドアトリム等の如
く開口部を有する発泡成形品を、通気性発泡体が
溶着された表皮材を用いることにより、開口部内
に液状発泡原料の流出を生じることなく、且つ作
業中に通気性発泡体の脱落を生じることなく製造
することができるものである。
従つて、この発明による効果としては、開口部
において流出原料からなるバリ等を除去する仕上
作業が不要となる効果、及びロスとなる原料が殆
どなくなる効果の他に、通気性発泡体の脱落の虞
れがなくなる効果、及び通気性発泡体の表皮材へ
の固着が、両面粘着テープ等を用いることなく、
且つ表皮材のスラツシユ成形時に容易に行なえる
効果等を上げることができる。
このようにこの発明は、作業上、成形工程上、
及び経済上において優れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明一実施例に関し、
第1図は表皮材形成原料の溶融皮膜形成時と、通
気性発泡体の圧接方法を示す断面図、第2図は表
皮材形成原料のスラツシユ型への投入状態を示す
断面図、第3図は通気性発泡体付き表皮材の拡大
断面図、第4図は表皮材及び芯材をセツトした状
態の発泡型の断面図で、第5図はドアトリムの斜
視図である。 12…溶融皮膜、16…通気性発泡体、24…
表皮材、28…開口部、30…芯材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開口部を有する芯材と表皮材との間に液状発
    泡原料を注入し、該液状発泡原料を発泡させるこ
    とにより芯材と表皮材とを一体にする発泡成形品
    の製造方法において、前記表皮材をスラツシユ成
    形品とし、該スラツシユ成形における表皮材形成
    原料の溶融時に、通気性発泡体を所定位置に溶着
    し、該通気性発泡体により前記芯材開口部周囲を
    包囲して、該開口部を区画するようにしたことを
    特徴とする発泡成形品の製造方法。
JP60187896A 1985-08-27 1985-08-27 発泡成形品の製造方法 Granted JPS6246610A (ja)

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JP60187896A JPS6246610A (ja) 1985-08-27 1985-08-27 発泡成形品の製造方法

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JPS6246610A JPS6246610A (ja) 1987-02-28
JPH0530166B2 true JPH0530166B2 (ja) 1993-05-07

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