JPH05301435A

JPH05301435A - インクリボンカセットケース

Info

Publication number: JPH05301435A
Application number: JP10721192A
Authority: JP
Inventors: Motohisa Kurihara; 元久栗原; Yoriyuki Taguchi; 頼幸田口; Fumio Oguri; 文雄大栗; Hiroyuki Ishida; 博幸石田; Masahiko Ono; 雅彦小野; Masanori Honda; 昌法本多
Original assignee: O G KK; Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd; Fujicopian Co Ltd; Honshu Paper Co Ltd
Current assignee: O G KK; Fujicopian Co Ltd; Honshu Paper Co Ltd
Priority date: 1992-04-27
Filing date: 1992-04-27
Publication date: 1993-11-16

Abstract

(57)【要約】【構成】一対のケース壁４，５の少なくとも一方が、
紙に樹脂層を積層して構成された板材１５と当該板材１
５を内面側から補強する補強骨１６とを設けて構成さ
れ、補強骨１６と、ガイド部材７と、インクリボンＲを
挟んでガイド部材７に対向するケース囲壁部分６ｃと
が、板材１５の樹脂層に対して一体化させる状態で樹脂
成型されている【効果】ケースの使用樹脂量の減少によって、廃棄焼
却時における燃焼熱量、有毒ガスの発生を軽減でき、か
つ、焼却残渣量を減少できるものでありながら、ケース
の曲げ剛性とリボン幅方向での耐荷重強度及びガイド部
材のリボン接触面精度を共に高めることが可能となり、
プリンターへの装着等に悪影響を及ぼすケース自身の変
形を抑制することができるとともに、リボン走行の安定
化によって印字不良の発生も抑制することができ、しか
も、ケース全体が樹脂で製作されているものに準じる程
度にまで生産性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンを走行可
能に収納するインクリボンカセットケースで、より詳し
くは、インクリボンを走行可能に収納しているケース
が、インクリボンを挟んでその幅方向で対向する一対の
ケース壁の間に、インクリボン側面側に対向するケース
囲壁を設けて構成され、前記ケース囲壁に、インクリボ
ンを張架してその走行姿勢を印字可能な姿勢に案内する
ガイド部材が設けられているインクリボンカセットケー
スに関する。

【０００２】

【従来の技術】冒記インクリボンカセットケースとして
は、ケース壁及びケース囲壁を含むカセットケース全体
を硬質の樹脂（例えば、ＡＢＳ樹脂等）で箱型に成型し
たものがあるが、これによる場合は、不要となった樹脂
製のインクリボンカセットケースを焼却廃棄する際、ケ
ース燃焼時に例えば、ＡＢＳ樹脂では約８５００ＫＣａ
ｌ／Ｋｇの熱が発生して焼却炉を損傷する要因になると
いう問題と有害ガスが大量に発生するという問題とがあ
る。そこで、このような焼却廃棄時の問題点を解決する
ために、従来では、インクリボンの走行姿勢を印字作動可能な一定姿勢
に案内するガイド部材を備えてはいないものであるが、
紙をベースとする一枚の板材をコの字状に折り曲げてケ
ースを構成したもの（特開昭６１−１２３８４号公報参
照）、板紙や段ボール紙を積層してなる上下二個の分割ケ
ースをリボン幅方向で接着剤等にて接合してケースを構
成したもの（実開昭６４−１７７５８号公報参照）、ケースの成型材料である樹脂に無機フィラー（炭酸
カルシウムやタルク等）を配合して、ケース単位での使
用樹脂量を減少させる方法、が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙をベ
ースとする一枚の板材をコの字状に折り曲げてケースを
構成する従来のの場合は、リボン幅方向で相対向する
一対のケース壁同士を繋ぐ側壁部分がケース全周の一側
辺にしか存在しないため、ケースが簡単に変形し易い。
それ故に、インクリボンカセットの保管及び運搬時に
は、別途、保形性の高い箱等に収納しなければならず、
その分だけ材料費が高くなる。また、ケースがプリンタ
ーへの装着前に変形すると、プリンターに対して所定の
姿勢で装着できなかったり、或いは、プリンターに装着
できても、インクリボンの走行姿勢の乱れ等によって、
印字不良を招き易い。しかも、ケース自体には、インク
リボンの走行姿勢を印字可能な一定姿勢に案内するガイ
ド部材が設けられていないため、プリンター側への装着
においては、インクリボンをケースから引き出して、別
途、プリンター側に設けられたガイド部材に装着する作
業が必要で、装着作業が煩わしくなる欠点もある。ま
た、板紙や段ボール紙等の紙板を積層してケースを構成
する従来のの場合は、ケース全体が紙板製であり、し
かも、複数枚の紙板同士を接着剤で接合するため、充分
な強度や保形性が得られないばかりでなく、量産上の問
題もある。更に、ガイド部材自身も積層された紙板にて
兼用形成されているため、ガイド部材のリボン接触面の
面精度が低くなり、そのリボン接触面でのリボン走行抵
抗のばらつきによるリボンの走行速度の変動や、リボン
接触面の凹凸によるインクリボンの走行姿勢の不安定さ
等に起因する印字不良を招き易い欠点がある。更に、ケ
ースの成型材料である樹脂に無機フィラーを配合する従
来のの方法では、ケース燃焼時に多量の残渣が発生す
るという別の問題が新たに生じる。本発明は上記実情に
鑑みてなされたものであって、インクリボンカセットケ
ースの全体構成を工夫することにより、焼却廃棄にとも
なう燃焼熱量、有害ガスの発生を軽減でき、かつ、焼却
残渣量を減少できるものでありながら、ケースの保形性
が高く、しかも、生産性に優れたインクリボンカセット
ケースを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるインクリボンカセットケースの特徴構成
は、前記一対のケース壁の少なくとも一方が、紙に樹脂
層を積層して構成された板材と当該板材を内面側から補
強する補強骨とを設けて構成され、前記補強骨と、前記
ガイド部材と、インクリボンを挟んで前記ガイド部材に
対向するケース囲壁部分とが、前記板材の前記樹脂層に
対して一体化させる状態で樹脂成型されている点にあ
り、かかる構成から次の作用効果を奏する。

【０００５】

【作用】カセットケースの中でも比較的大きな表面積を
有する少なくとも一方のケース壁を、紙に樹脂層を積層
してなる板材と補強骨とで形成することによって、ケー
ス当たりの使用樹脂量を減らすことができるばかりでな
く、ケース壁を補強するにあたっても、例えば、前記板
材の内面全体を補強する薄板状の補強部材を設ける場合
と比較すると、使用樹脂量が同じ条件下では、補強骨の
方が断面二次モーメントによって決定される曲げ剛性を
効率良く向上することができる。しかも、前記ガイド部
材とこれに対向するケース囲壁部分及び補強骨とを単に
樹脂にて一体成型するのではなく、これら三者を、板材
の樹脂層に対して一体化させる状態で樹脂成型するが故
に、例えば、板材と補強骨とを接着剤を使用して接合す
る方法に比べて、曲げ剛性の大きな補強骨、ガイド部
材、ケース囲壁部分及び板材の四者が成型時に強固に一
体化されるから、ケースのリボン幅方向での耐荷重強
度、特に、カセットケースの中でも重要な部位の一つで
ある印字部での耐荷重強度を増大することができるとと
もに、ガイド部材のリボン接触面の面精度も向上するこ
とができ、その上、成型による量産化も可能である。

【０００６】

【発明の効果】従って、ケース単位での使用樹脂量の減
少によって、廃棄焼却時における燃焼熱量、有毒ガスの
発生を軽減でき、かつ、従来の無機フィラー配合方法に
比して焼却残渣量を減少できるものでありながら、従来
の紙製ケースに比して、カセットケースの中でも重要な
機能の一つであるケースの曲げ剛性とリボン幅方向での
耐荷重強度及びガイド部材のリボン接触面精度を共に高
めることが可能となり、プリンターへの装着等に悪影響
を及ぼすケース自身の変形を抑制することができるとと
もに、リボン走行の安定化によって印字不良の発生も抑
制することができ、しかも、ケース全体が樹脂で製作さ
れているものに準じる程度にまで生産性を向上すること
ができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。

【０００８】図１乃至図６はインクリボンカセットケー
スを示し、リボン幅方向視においてほぼ凹状の輪郭形状
を呈するケース３内には、インクリボンＲをパンケーキ
状に巻き付けている繰出しコア１と、印字後のインクリ
ボンＲをパンケーキ状に巻き取る巻取りコア２と、前記
繰出しコア１から繰り出されたインクリボンＲを後述の
ガイド部材７を経由して巻取りコア２に走行案内する複
数個のガイドローラー１１とが設けられている。前記ケ
ース３は、インクリボンＲを挟んでリボン幅方向で相対
向する一対のケース壁４，５と、インクリボン側面側に
対向するケース囲壁６とから構成されていて、両ケース
壁４，５の周縁同士がケース囲壁６で連設されている。
また、前記ケース３には、プリンター側への装着時にお
いて、当該プリンターの印字ヘッドＨが入り込むのを許
容する凹部Ｔが形成されており、更に、当該凹部Ｔを形
成するコ字状のケース囲壁部分６ａは、インクリボンＲ
を張架してその走行姿勢を印字ヘッドＨによる印字に適
した姿勢に走行案内するための左右一対の走行ガイド面
７ａを備えたガイド部材７に兼用構成されている。前記
ガイド部材７の左右両側に存在する第１ケース囲壁部分
６ｂと、インクリボンＲを挟んでガイド部材７及び第１
ケース囲壁部分６ｂに相対向する第２ケース囲壁部分６
ｃと、当該第２ケース囲壁部分６ｃの長手方向でインク
リボンＲを挟んで相対向する一対の第３ケース囲壁部分
６ｄとは、リボン幅方向の中央位置で上下に分割構成さ
れているとともに、前記ガイド部材７は、下方に位置す
るケース壁５に連設されている。つまり、前記ケース３
は、ケース囲壁部分６ｂ，６ｃ，６ｄのリボン幅方向の
略中央位置で上下に分離可能に構成されていて、ケース
壁４を含む上半部が蓋ケース８に、かつ、ケース壁５及
びガイド部材７を含む下半部が本体ケース９に夫々構成
されている。また、前記両ケース壁４，５の相対向する
部位の二箇所には、前記繰出しコア１及び巻取りコア２
を夫々回転自在に軸支する軸受け孔４ａ，５ａが形成さ
れている。

【０００９】そして、図３、図４の斜線で示すように、
前記両ケース壁４，５のうち、ケース囲壁６に連なる周
縁部分４Ｂ，５Ｂ及び前記軸受け孔４ａ，５ａの周縁部
分を除くほぼ全面の中央部分４Ａ，５Ａの各々は、図６
に示すように、紙１３の表裏に樹脂層１４を積層して構
成された板材１５と、当該板材１５を内面側から補強す
る補強骨１６とから構成されているとともに、前記補強
骨１６と、前記ガイド部材７を兼用構成するケース囲壁
６、及び、前記両ケース壁４，５の周縁部分４Ｂ，５Ｂ
とは、板材１５の表裏の樹脂層１４に対して一体化させ
る状態で樹脂成型されている。前記補強骨１６は、前記
軸受け孔４ａ，５ａの周縁部分から夫々十字状に延びる
格子状に構成されている。前記ケース囲壁６と補強骨１
６と両ケース壁４，５の周縁部分４Ｂ，５Ｂ及び軸受け
孔４ａ，５ａの周縁部分は夫々ＡＢＳ樹脂で構成され、
また、前記板材１５は、紙１３を挟む状態で外面側に樹
脂層１４としてのポリプロピレン製フィルム１４ａを、
かつ、内面側に樹脂層１４としてのＡＢＳ樹脂フィルム
又はＡＢＳ樹脂との熱融着性をもった樹脂１４ｂを夫々
貼り合わせてなるラミネート紙から構成されている。そ
して、上述の如く、前記紙１３の表裏両面が樹脂層１４
で完全に被覆（被覆手段としてはラミネート又は押出し
コーティング等がある）されている場合には、紙粉の発
生がなく、このような紙粉がインクリボンＲに付着する
ことに起因する印字欠けの発生を防止することができ
る。また、前記蓋ケース８と本体ケース９とは、前記第
２ケース囲壁部分６ｃ側において揺動開閉自在に係合さ
れているとともに、前記蓋ケース８側の周縁部分４Ｂの
内面には、前記本体ケース９側のケース囲壁部分６ａに
形成した貫通孔１９に弾性的に係合して、前記蓋ケース
８と本体ケース９とを閉止姿勢に保持する弾性係止爪２
０が一体成型されている。

【００１０】次に、上述の如く構成されたインクリボン
カセットケースのケース３の成型方法を原理図に基づい
て説明すると、先ず、ケース３の蓋ケース８の場合は、
図７の（イ）に示すように、当該蓋ケース８を成型する
雌雄の金型１７Ａ，１７Ｂのうち、吸気用ポンプＰに接
続された多数の吸気孔１７ａを備えた雌金型１７Ａの成
形面１７ｂで、かつ、前記ケース壁４の中央部分４Ａに
相当する成形面部分に前記板材１５を配置し、前記吸気
用ポンプＰの駆動による通気孔１７ａの吸引力で板材１
５を成形面１７ｂに吸着固定する。次に、図７の（ロ）
に示すように、雌金型１７Ａと雄金型１７Ｂとを所定圧
で圧着したのち、これら雌雄の金型１７Ａ，１７Ｂ間に
形成されるキャビティー内に溶融されたＡＢＳ樹脂を射
出して、当該ＡＢＳ樹脂と板材１５の外面側に位置する
ポリプロピレン製フィルム１４ａ及び内面側に位置する
ＡＢＳ樹脂フィルム１４ｂとを夫々熱融着して一体化さ
せながら、ガイド部材７を兼用構成するケース囲壁６と
補強骨１６とケース壁４の周縁部分４Ｂ及び軸受け孔４
ａの周縁部分とを樹脂成型する。そして、図７の（ハ）
に示すように、前記雌雄の金型１７Ａ，１７Ｂ内のＡＢ
Ｓ樹脂が硬化した後、これら雌雄の金型１７Ａ，１７Ｂ
を分離すると、板材１５と補強骨１６及びケース囲壁６
とが一体化されている蓋ケース８を取り出すことができ
る。また、本体ケース９も前述の蓋ケース８と同様な工
程で樹脂成型される。更に、上記の成型方法では、前記
板材１５の内面側樹脂層１４と補強骨１６とを同材質の
樹脂で構成したが、外面側の樹脂層１４も内面側の樹脂
層１４と同材質の樹脂で構成してもよく、更に、一方を
他方の樹脂とは異なる熱融着性のある樹脂で構成しても
よい。

【００１１】尚、従来のインクリボンカセットケースで
は、機種名、型形式、取扱い等を印刷した説明書を別途
用意して、この説明書をカセットケースの包装時に添付
するか、若しくは、所定事項の説明を印刷した包装箱に
カセットケースを入れる包装手段が取られているが、当
該第１実施例においては、前記板材１５の紙１３の外面
に、所定事項の説明を予め印刷するとともに、外面側に
位置するポリプロピレン製フィルム１４ａを透明に構成
して、前記紙１３の印刷表面を樹脂層１４で保護するよ
うに構成されている。それ故に、従来のような印刷した
説明書又は包装箱を省略することができるため、包装の
簡略化、省資源化を図ることができ、ひいては包装コス
トの低廉化を図ることができる効果がある。また、当該
第１実施例では、前記紙１３に所定事項の説明を印刷し
たが、前記外面側に位置するポリプロピレン製フィルム
１４ａ等の樹脂層１４の表面に印刷してもよい。また、
当該実施例で用いたインクリボンカセットケースは、繰
出しコア１に巻き付けられているインクリボンＲの使用
が終了すると、ケース３を反転させてプリンター側に装
着することにより再度印字することが可能な往復印字形
式に構成されている。

【００１２】また、前記板材１５の構成要素の一つであ
る紙１３の一例としては、白板紙、クラフト紙、ライナ
ー紙などを挙げることができる。そして、本発明が対象
とする紙は、植物繊維を主な素材としたものであれば、
例え、植物繊維と合成繊維との混合繊維から構成された
ものであってもよい。更に、当該第１実施例では、紙１
３の表裏にポリプロピレン製フィルム１４ａ及びＡＢＳ
樹脂フィルム１４ｂを貼り合わせることによって、当該
紙１３の外面側及び内面側に夫々樹脂層１４を形成した
が、紙１３の片面又は両面に合成樹脂を塗工することに
より、当該紙１３の外側面又は内側面若しくは内外両側
面側に樹脂層１４を形成してもよい。要するに、紙１３
の片面側又は両面側に樹脂層１４が表れるものであれ
ば、如何なる加工方法で製作してもよい。

【００１３】〔第２実施例〕図８、図９に示すように、
前記ケース壁４，５の各々の全面（図８の斜線で示す部
分）を、紙１３表裏に樹脂層１４を積層してなる板材１
５と、当該板材１５を内面側から補強する補強骨１６と
から構成するとともに、前記ガイド部材７を兼用構成す
るケース囲壁６と補強骨１６とを、前記板材１５の内面
側の樹脂層１４に対して一体化させる状態で樹脂成型し
て実施してもよい。

【００１４】〔別実施例〕ア．エンドレスインクリボンＲをケース３内にファンホ
ールド状に折り畳んで収納するインクリボンカセットケ
ースにおいて、リボン幅方向で相対向するケース壁４，
５の少なくとも一方を、紙１３に樹脂層１４を積層して
なる板材１５と、当該板材１５を内面側から補強する補
強骨１６とから構成してもよい。

【００１５】イ．前記補強骨１６の骨本数、配置、形状
は上述の実施例構造のものに限定されず、使用条件等に
応じて適宜変更可能である。

【００１６】ウ．上述の各実施例では、両ケース壁４，
５の全面又は略全面を共に、紙１３に樹脂層１４を積層
してなる板材１５と、当該板材１５を内面側から補強す
る補強骨１６とから構成したが、一方のケース壁４又は
５の全面又は略全面のみを、紙１３に樹脂層１４を積層
してなる板材１５と、当該板材１５とを内面側から補強
する補強骨１６とから構成してもよい。

【００１７】エ．上述の各実施例では、ケース囲壁６全
体を樹脂から構成したが、このケース囲壁６のうち、第
２ケース囲壁部分６ｃの長手方向でインクリボンＲを挟
んで相対向する一対の第３ケース囲壁部分６ｄを、紙１
３に樹脂層１４を積層してなる板材１５、又は、紙１３
に樹脂層１４を積層してなる板材１５と当該板材１５を
内面側から補強する補強骨１６との組み合わせから構成
してもよい。

【００１８】オ．上述の各実施例では、前記ケース３を
リボン幅方向の中央位置で上下に分割したが、この分割
位置は、リボン幅方向での中央位置に限定されず、ケー
ス壁４とケース囲壁６との境界部分で分割して、ケース
３を蓋と本体ケースとから構成してもよく、更に、ケー
ス３内にインクリボンＲ等の必要部品を組み付けたの
ち、分割面を接着剤或いは熱熔着等の手段で接合して一
体化してもよい。

【００１９】カ．前記ケース３は、一方向にのみ印字可
能なインクリボンＲが収納されるインクリボンカセット
ケースであってもよい。

【００２０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】図３のインクリボンカセットケースの拡大縦断
面図

【図２】図３のインクリボンカセットケースの拡大横断
面図

【図３】板材部分を示すインクリボンカセットケースの
平面図

【図４】板材部分を示すインクリボンカセットケースの
底面図

【図５】インクリボンカセットケースの拡大水平断面図

【図６】ケース壁とケース囲壁との連結部分を示す拡大
断面図

【図７】インクリボンカセットケースの成型方法を示す
原理図

【図８】第２実施例の板材部分を示すインクリボンカセ
ットケースの平面図

【図９】第２実施例のケース壁とケース囲壁との連結部
分を示す拡大断面図

【符号の説明】

３ケース４ケース壁５ケース壁６ケース囲壁６ｃケース囲壁部分７ガイド部材１３紙１４樹脂層１５板材１６補強骨Ｒインクリボン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者田口頼幸東京都中央区銀座五丁目12番８号本州製紙株式会社内 (72)発明者大栗文雄大阪府大阪市淀川区宮原４丁目１番43号オー・ジー株式会社内 (72)発明者石田博幸大阪府大阪市淀川区宮原４丁目１番43号オー・ジー株式会社内 (72)発明者小野雅彦大阪府大阪市西淀川区御幣島５丁目４番14 号フジコピアン株式会社技術センター内 (72)発明者本多昌法大阪府大阪市西淀川区御幣島５丁目４番14 号フジコピアン株式会社技術センター内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インクリボン（Ｒ）を走行可能に収納し
ているケース（３）が、インクリボン（Ｒ）を挟んでそ
の幅方向で対向する一対のケース壁（４），（５）の間
に、インクリボン側面側に対向するケース囲壁（６）を
設けて構成され、前記ケース囲壁（６）に、インクリボ
ン（Ｒ）を張架してその走行姿勢を印字可能な姿勢に案
内するガイド部材（７）が設けられているインクリボン
カセットケースにおいて、前記一対のケース壁（４），
（５）の少なくとも一方が、紙（１３）に樹脂層（１
４）を積層して構成された板材（１５）と当該板材（１
５）を内面側から補強する補強骨（１６）とを設けて構
成され、前記補強骨（１６）と、前記ガイド部材（７）
と、インクリボン（Ｒ）を挟んで前記ガイド部材（７）
に対向するケース囲壁部分（６ｃ）とが、前記板材（１
５）の前記樹脂層（１６）に対して一体化させる状態で
樹脂成型されていることを特徴とするインクリボンカセ
ットケース。