JPH0530129U

JPH0530129U - 装飾板

Info

Publication number: JPH0530129U
Application number: JP1523691U
Authority: JP
Inventors: 健日向野
Original assignee: 株式会社川口技研
Priority date: 1991-02-21
Filing date: 1991-02-21
Publication date: 1993-04-20

Abstract

(57)【要約】【目的】安価な生産コストで立体的な模様を現わし、
なおかつ、表面の掃除が簡単にできる。【構成】透光性を有するガラス製のパネル１の一面側
に、三角形を２つ並列した断面形状の凹部１ａを形成し
て、この凹部１ａ全体を塗装して着色層４を設ける。そ
して、この装飾板の凹部１ａ側に型板ガラス製の合パネ
ル２を充填剤によって重ねて接着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ドア等に装着して使用する装飾板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、ドアの装飾板として、ガラスパネルの表面にアルミ等の型材や鋳物の格子を組み合わせたもの、一面側全体をエッチングにより曇らせたガラスパネルにカット溝による模様を設けたもの、２枚のガラスパネルの間に模様を印刷したフィルムを挟着して合わせガラスとしたり、平坦な１枚のガラスに模様を直接着色したもの等が実施されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記第一の従来例においては、格子側のガラス面は格子が邪魔になり掃除がしにくくコストも高いという問題があり、第二の従来例においては、カット面とエッチング面の差異が小さくカット溝による模様が際立たないという問題があり、第三の従来例においては、模様が平面的であるため、立体感がなく意匠性に乏しいという問題がある。

【０００４】また、格子を２枚の透明ガラスの間に介装することも考えられるが、全体が厚くなり用途が限定されてしまうという問題、高価になってしまうという問題がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の問題を解決するために、透光性を有するパネルの一面側に凹部を設けると共に、該凹部又は該凹部に対応する他面側の少なくとも一方に着色層を設け、該着色層以外の面と色を異ならせて成るものである。

【０００６】

【作用】透光性パネルの凹部又はその他面側に着色層を設けたので、凹部が立体感を持ってくっきり現われる。

【０００７】

【実施例】

本考案の装飾板は、無色で透光性を有するガラス製のパネル１の一面側に、三角形を２つ並列した断面形状を有する凹部１ａを形成して、この凹部１ａ全体を塗装して着色層４を設けてある。そして、この装飾板の凹部１ａ側に型板ガラス製の合パネル２を充填剤３によって重合着し、例えば、第３図に示すように、ドア６の上下及び縦横桟材の中に装着して使用する。

【０００８】なお、パネル１は透光性を有していれば有色でもよく、その色と異なる着色層４を設ければよい。また、本実施例のように、凹部１ａ全体を着色するのではなく、凹部１ａの一部に着色しない部分があってもよい。

【０００９】第４図に示すものは、本考案の他の実施例であって、パネル１の一面側に凹部１ａを設け、その他面側に、凹部１ａに対応する面部分に印刷した着色層４を設けたフィルム５を介して、合パネル２を重合着したものである。

【００１０】なお、着色層４は上記実施例の他、金やアルミニウム等の金属を蒸着して設ける方法も考えられる。

【００１１】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、安価な生産コストで立体的にくっきりと模様を現わすことができ、なおかつ、表面の掃除が簡単にできると共に、全体を薄くすることができるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例を示す斜視図。

【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図。

【図３】使用状態を示す正面図。

【図４】他の実施例を示す図２と同様な断面図。

【符号の説明】

１パネル１ａ凹部４着色層

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】透光性を有するパネルの一面側に凹部を設
けると共に、該凹部又は該凹部に対応する他面側の少な
くとも一方に着色層を設け、該着色層以外の面と色を異
ならせたことを特徴とする装飾板。