JPH065385Y2 - 立体模様を有する積層ガラス - Google Patents

立体模様を有する積層ガラス

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JPH065385Y2
JPH065385Y2 JP1990067536U JP6753690U JPH065385Y2 JP H065385 Y2 JPH065385 Y2 JP H065385Y2 JP 1990067536 U JP1990067536 U JP 1990067536U JP 6753690 U JP6753690 U JP 6753690U JP H065385 Y2 JPH065385 Y2 JP H065385Y2
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JP
Japan
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glass
dimensional pattern
pattern
concave
laminated glass
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JPH0425826U (ja
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正泰 松浦
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Ishizuka Glass Co Ltd
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Ishizuka Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は装飾体や食器等として使用される立体模様を有
する積層ガラスに関するものである。
(従来の技術) 例えば照明カバー、飾り皿、置き時計枠、写真立てのよ
うなガラス製の装飾体に立体模様を形成するには、肉厚
のガラスブロックあるいは肉厚の板ガラスに深い彫刻を
行うことによって立体感を出すのが普通である。
ところがガラスにこのような深い彫刻模様を形成するに
は、肉厚のガラスブロック等に何度も繰り返してエッチ
ングやサンドブラストを施す必要があり、多くの工程が
かかること、従って材料コスト及び加工コストが極めて
高くつくこと、職人的な加工技術を必要とすること、ガ
ラスの厚さにより模様の深さに制限を受けること等の多
くの問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の問題点を解消して、加工コス
トや材料コストが安価であり、職人的な加工技術を必要
とせずに製作することができる立体模様を有するガラス
製の装飾体等を提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、表面にサンドブラストによる凹状模様を
形成した複数枚の板ガラスを、相互間に所定幅の空間を
形成するとともに凹状模様どうしを対向させた状態とし
て積層することにより内部に立体模様を現出させたこと
を特徴とする立体模様を有する積層ガラスによって解決
することができる。
以下に本考案を図示の実施例によって詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す断面図であり、(1)は通
常の厚みの板ガラス、(2)は各板ガラス(1)の片面あるい
は両面に形成されたサンドブラストによる凹状模様であ
る。この実施例では3枚の板ガラス(1)が相互間に所定
幅の空間(4)を形成しつつ、かつ隣接する板ガラス(1)に
形成された凹状模様(2)どうしが対向した状態で積層さ
れ、上下を支持枠(3)により固定されてガラス製の間仕
切りを構成している。
本実施例では両側の板ガラス(1)は片面だけに凹状模様
(2)を形成してあり、中央の2枚の板ガラス(1)には表裏
両面に凹状模様(2)を形成してある。そして板ガラス(1)
を積層する際、隣接する板ガラス(1)に形成された凹状
模様(2)どうしが対向するようにしておく。このとき凹
状模様(2)の全部が対向しても、一部が対向するように
してもよい。
この結果、積層された透明なガラスの内部に対向する凹
状模様(2)が一体となったサンドブラストによる不透明
な立体模様が現出することとなるが、その個々の立体模
様の深さは通常のサンドブラスト模様の深さの2倍とな
るうえ、複数枚の板ガラス(1)を積層することにより得
られる全体のガラスの肉厚中の異なる深さの位置に多く
の立体模様が見えることとなるので、極めて立体感に富
んだ外観となる。
また、積層した板ガラス(1)の相互間に所定幅の空間(4)
が形成されており、内部のガラスと空気との境界面で光
の反射や屈折が生ずるため、立体模様以外の部分の透明
性がやや損なわれるおそれがあるが、その反面、より大
きい奥行きを形成することができる利点がある。また隣
接する板ガラス(1)の不透明な凹状模様(2)が空間(4)を
挟んで対向するため、より大きい奥行きのある立体模様
を現出できる効果もある。
なお本実施例では外側の板ガラス(1)の外側の表面には
凹状模様(2)を形成せず、平滑な表面のままとしてある
が、この表面にも凹状模様(2)を形成できることはいう
までもない。また凹状模様(2)をサンドブラストされた
粗面のままとせず、着色剤を塗布してカラフルな立体模
様を得ることもできる。更に、前記の空間(4)内を液体
で満たすことも可能であり、また積層した板ガラス(1)
を高温曲げ加工し、皿とすることも可能である。
(考案の効果) 本考案の立体模様を有する積層ガラスは上記のように構
成されているため、以下に示す通りの多くの利点を持
つ。
第1に、板ガラスの表面をサンドブラスト加工すること
により凹状模様を形成するので、通常のマスクを利用し
た手法により、だれでも容易に加工ができる。このため
に加工コストが安くなり、職人的な技術が不要となる。
第2に、複数枚の板ガラスを凹状模様どうしを対向させ
た状態として積層するので、透明なガラスの内部に不透
明できわめて立体感に富んだ模様が現出することとな
る。また、板ガラスの相互間には所定幅の空間を形成し
ているので、より大きい奥行きのある立体模様が現出す
ることとなる。そして従来のように立体模様の深さが板
ガラスの厚みによって制約を受けることもない。
第3に、従来のような肉厚のガラスブロックや肉厚の板
ガラスを必要としないので、材料コストも安価となる。
第4に、全体の形状を自由に加工できるので、額絵、照
明カバー、掛け時計、置き時計、写真立て、間仕切り、
食器、飾り皿などのさまざまな装飾体や食器としての商
品展開が可能である。
よって本考案は従来の問題点を解消した立体模様を有す
る積層ガラスとして、その実用的価値は極めて大きいも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図である。 (1):板ガラス、(2):凹状模様、(3):空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にサンドブラストによる凹状模様を形
    成した複数枚の板ガラスを、相互間に所定幅の空間を形
    成するとともに凹状模様どうしを対向させた状態として
    積層することにより内部に立体模様を現出させたことを
    特徴とする立体模様を有する積層ガラス。
JP1990067536U 1990-06-26 1990-06-26 立体模様を有する積層ガラス Expired - Lifetime JPH065385Y2 (ja)

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JP2555523Y2 (ja) * 1991-09-24 1997-11-26 株式会社モリテックス 置き物

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JPS51102012A (ja) * 1975-03-06 1976-09-09 Shimada Tokushu Garasu Kk Zukeiiriawasegarasuitanoseizohoho

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