JP3985854B2 - エンボス加工された装飾板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば壁パネル等の表面を装飾するエンボス加工装飾板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば建材用の壁パネル等に使用される金属装飾板は、ポリウレタン樹脂等の軽量素材の表面を装飾する表面材として用いられるが、このような装飾板としてエンボス加工によりレンガ積み調模様やブロック積み調模様やその他の任意の模様等を凹凸状に刻設したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のエンボス加工装飾板の場合、装飾効果をあげるためには刻設する模様形状等を変更するか、着色領域や色彩を変更するか等の手段に限られており、人目の引きやすさとかデザインの斬新性等には限界があった。
【0004】
そこで本発明は、従来にない視覚効果を発揮し、装飾効果の高いエンボス加工装飾板の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、レンガ積み調或いはブロック積み調等の模様がエンボス加工により刻設され、メジ表現部によって単位の凸部領域が小領域に区画される金属装飾板において、前記すべての凸部領域に、2種類の斜線を基本とする平行溝模様を刻設し、ある領域には右斜線を基本とする平行溝模様を全域に刻設するとともに、他の領域には、左斜線を基本とする平行溝模様を全域に刻設し、平行溝模様の斜線の角度を30度から60度の範囲内にした。
【0006】
そしてこのような斜線方向の異なる平行溝模様を刻設することにより、例えば光の反射により見る方向によって色調や色の濃さ等が異なる効果が発揮され、例えばある斜め方向から見ると、右斜線を基本とする平行溝模様部分の色調が濃く、左斜線を基本とする平行溝模様部分の色調が淡く見え、正面から見ると同じ色調に見え、反対側の斜め方向から見ると濃淡が逆に見える等の効果がある。
【0007】
この場合、斜線は、必ずしも太さが均一な連続線である必要はなく、全体として見た場合に、左斜線または右斜線の溝を主体とする模様が刻設されていれば良い。
また、斜線の角度は任意であるが、例えば金属板にエンボス加工を行う際、エンボスロール成形型によって長いコイル材を連続的に加工するようなときは、長手方向の加工送り方向に対して30度から60度の範囲内にして、右斜角と左斜角は対称的な角度にすることが好ましいため、本発明では、斜角を30度から60度の範囲内にする。
これは30度以下にすると、色調変化の効果が少なくなり、60度以上にすると、エンボス加工時に板が不規則に変形したり、しわ等が発生しやすくなるからであり、また、左右の角度を対称にするとバランスがとれるからである。
また、単位の凸部領域の全域を同じ向きの斜線を基本とする平行溝模様とすれば、各凸部領域ごとに色調等が異なって見える効果が発揮される。
【0008】
また請求項2では、レンガ積み調或いはブロック積み調等の模様がエンボス加工により刻設され、メジ表現部によって単位の凸部領域が小領域に区画される金属装飾板において、単位となる凸部領域内に2種類の斜線を基本とする平行溝模様を刻設し、凸部領域内の一定領域を右斜線を基本とする平行溝模様とし、凸部領域内の他の領域を左斜線を基本とする平行溝模様にするようにした。
【0009】
そして、凸部領域内の一定領域(例えば花柄模様等)を右斜線を基本とし、他の領域を左斜線を基本とする平行溝模様にすれば、単位の凸部領域内において色調等の異なる模様(例えば花柄模様等)を表現することができ、一層斬新性を高めることが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで、図1は本発明に係る装飾板の一例を示す斜視図、図2及び図3はデザインの一例を示す説明図である。
【0011】
本発明に係るエンボス加工された装飾板は、例えばユニット住宅等における壁パネルのような建材の表面を装飾する装飾板として適用され、このような壁パネルは、例えば発泡ポリウレタン等の軽量素材からなる芯材の表面に装飾板を貼りつけて構成され、全体の重量が軽量で取り扱いやすく、しかも装飾板によって各種デザインが手軽に表現できるため重宝されている。
【0012】
このような装飾板は、例えば鋼板、銅板、アルミ板等の種々の金属板、または予めこれらに所定の色を着色した着色金属板に各種デザインが刻設されて使用され、例えばレンガ積み調、ブロック積み調、石積み調等のデザインが刻設されたものはよく知られている。
【0013】
本発明に係る装飾板は、このようなレンガ積み調、ブロック積み調、石積み調等の各種デザインが刻設された装飾板において、メジ表現部によって小領域に区画され且つ外観面側に突出する凸部領域に、2種類の斜線を基本とする平行溝模様を刻設して、見る方向によって色調を変化させることを特徴としている。
【0014】
すなわち、図1に示すように、金属製装飾板1には、外観面側から見て凹部となるメジ表現部2と、外観面側から見て凸部となる凸部領域3がエンボス加工により刻設されており、メジ表現部2によって仕切られる凸部領域3によってレンガやブロック等を表現するとともに、凸部領域3には、更に平行溝模様Mがエンボス加工時に刻設されている。
【0015】
ここで、この平行溝模様Mは、斜線を基本とし且つメジ表現部2より深さの浅い凹条溝が略平行に刻設されて断面が波型形状になるように成形されるとともに、傾き方向の違う2種類の斜線を基本として構成されており、実施形態では2種類の斜線方向は右に約45度、左に約45度の斜角にして、お互いが略直角方向に交わるようにされている。
【0016】
そして図2の場合は、単位となる凸部領域3の斜線方向は全域で同じ方向になるようにし、凸部領域3ごと斜線方向を変えるようにしている。
こうすることで、例えばこのような装飾板1が壁パネルとして壁面に取り付けられているときに、右斜め方向から見たときの色調等と、正面から見たときの色調等と、左斜めから見たときの色調等を変化させることができる。
【0017】
すなわち、斜めから見た場合に、右斜線を主体とする平行溝模様Mの凸部領域3と、左斜線を主体とする平行溝模様Mの凸部領域3の色調等は光線等の影響で変化し、例えば一方側が濃色で他方側が淡色に見え、正面から見るとどちらも同じ色調等に見えるような色変わりの変化が楽しめる。
【0018】
尚、図2に実施形態では、斜線は必ずしも連続した直線でなく、また太さもまちまちで、途中の数カ所に向きの異なる幅広の凹部や凸部が刻設されているが、このような場合でも、全体的に見れば右斜線、左斜線が主体となった模様であり、見る方向によって色調等を変化させる効果を充分得ることが出来る。
【0019】
ところで、図3は単位となる凸部領域3内のうち、一定領域に右斜線を主体とする平行溝模様Mを刻設し、他の領域に左斜線を主体とする平行溝模様Mを刻設することで、例えばカエデの葉等の模様を表現したものである。
【0020】
この場合は、見る方向によって単位となる凸部領域3内でイチョウの葉等の模様を色調等を異ならせて表現することができ、一層目新しいデザインとなって斬新性を高めることが出来る。
【0021】
そして以上のような各装飾板1は、例えば例えば雌雄一対のエンボスロール型を使用し、このエンボスロール型に着色金属板を通して、メジ表現部2と凸部領域3をエンボス加工すると同時に平行溝模様Mも刻設する。
【0022】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば凸部領域3の形状等はレンガ、ブロック、石等の模様に限定されるものではなく、また本発明は建材用の壁パネル以外の装飾板に適用することも可能である。
更に平行溝模様Mの斜線方向は、45度に限られるものではない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るエンボス加工された装飾板は、メジ表現部によって単位の凸部領域が小領域に区画される金属装飾板のすべての凸部領域に、2種類の斜線を基本とする平行溝模様を刻設し、ある領域には右斜線を基本とする平行溝模様を全域に刻設するとともに、他の領域には、左斜線を基本とする平行溝模様を全域に刻設し、平行溝模様の斜線の角度を30度から60度の範囲内にしたため、例えば光の反射の影響により見た方向によって各凸部領域ごと色調等が異なる効果が発揮され、従来にないデザイン効果を得ることが出来る。
また、請求項2のように、単位凸部領域内に2種類の斜線を基本とする平行溝模様を刻設して新たな模様等を表現するようにすれば、一層斬新性を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾板の一例を示す斜視図
【図2】装飾板のデザインの一例を示し、単位の凸部領域ごと種類の異なる平行溝模様を形成する場合の説明図
【図3】装飾板のデザインの他の一例を示し、単位の凸部領域内に2種類の平行溝模様を形成する場合の説明図
【符号の説明】
1…装飾板、2…メジ表現部、3…凸部領域、M…平行溝模様。

Claims (2)

  1. レンガ積み調或いはブロック積み調等の模様がエンボス加工により刻設され、メジ表現部によって単位の凸部領域が小領域に区画される金属装飾板であって、前記すべての凸部領域には、2種類の斜線を基本とする平行溝模様が刻設され、ある領域には右斜線を基本とする平行溝模様が全域に刻設され、他の領域には左斜線を基本とする平行溝模様が全域に刻設されるとともに、平行溝模様の斜線の角度は30度から60度の範囲内にされることを特徴とするエンボス加工された装飾板。
  2. レンガ積み調或いはブロック積み調等の模様がエンボス加工により刻設され、メジ表現部によって単位の凸部領域が小領域に区画される金属装飾板であって、前記単位となる凸部領域内には、2種類の斜線を基本とする平行溝模様が刻設され、凸部領域内の一定領域が右斜線を基本とする平行溝模様とされ、凸部領域内の他の領域が左斜線を基本とする平行溝模様とされることを特徴とするエンボス加工された装飾板。
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