JPH0530106B2 - - Google Patents

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JPH0530106B2
JPH0530106B2 JP62313716A JP31371687A JPH0530106B2 JP H0530106 B2 JPH0530106 B2 JP H0530106B2 JP 62313716 A JP62313716 A JP 62313716A JP 31371687 A JP31371687 A JP 31371687A JP H0530106 B2 JPH0530106 B2 JP H0530106B2
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JP
Japan
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pixels
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JP62313716A
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English (en)
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JPH01154669A (ja
Inventor
Akihiro Yokota
Fumihiro Hatakeyama
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP62313716A priority Critical patent/JPH01154669A/ja
Priority to DE3889528T priority patent/DE3889528T2/de
Priority to EP88120534A priority patent/EP0319976B1/en
Priority to US07/282,442 priority patent/US4912565A/en
Publication of JPH01154669A publication Critical patent/JPH01154669A/ja
Publication of JPH0530106B2 publication Critical patent/JPH0530106B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40068Modification of image resolution, i.e. determining the values of picture elements at new relative positions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3871Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals the composed originals being of different kinds, e.g. low- and high-resolution originals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、原画素ごとの原画像データによつ
て表現された複数の原画像を合成して合成画像を
得るにあたつて、原画素のサイズが合成変換後の
変換画素のサイズの整数倍となつていない場合に
も、画像境界の処理を適正に行いつつ画像合成を
有効に実行できる画像合成装置に関する。 (従来の技術) 近年、印刷製版工程の合理化の目的で、完全集
版済画像を得るレイアウトシステム(レイアウト
スキヤナ)などが用いられるようになつている。
公知のように、このレイアウトシステムでは、記
録を行なうべき完全集版済画像を、複数の画像を
それぞれ表現した複数の画像データと、これら複
数の画像の空間的組合せ規則をパターン化したパ
ターンデータとによつて表現している。 一方、このようなレイアウトシステムによつて
得られた完全集版済画像を二次原稿用あるいは校
正用としてカラー感材上に記録したいという要望
がある。この要望に対して、レイアウトシステム
から出力される原画像データとパターンデータと
に基いてカラー感光材への露光記録を行なう装置
が開発されており、その装置における画像処理は
次のように行なわれる。 まず、レイアウトシステムからは、第18A図
の第1の原画像1aを画素2(この明細書では
「原画素」と呼ぶ。)ごとに表現した第1の原画像
データAと、第18B図の第2の原画像1bを原
画素2ごとに表現した第2の原画像データBとが
与えられる。ただし、第1と第2の原画像1a,
1bのそれぞれに共通の原画素2のサイズは、原
画素ピツチDY,DXによつて規定されている。(第
19A図、第19B図)また、これらの原画像1
a,1bを空間的に組合せて第18C図の記録画
像3とするための組合せパターンは、第19C図
のように、パターンピツチPY,PXごとの値を有
するパターンデータによつて表現されている。こ
のパターンピツチPY,PXは原画素ピツチDY,DX
の整数倍の1となつており、図示例では、第1と
第2の原画素ピツチDY,DXの5分の1が設定さ
れている。この明細書では、このようなパターン
ピツチPY,PXで規定される小領域を「単位セル」
と呼ぶ。 各単位セル4(第19C図)に対応して与えら
れたパターンデータは、“0”または“1”の値
を有する。たとえば、“0”は当該単位セル4内
で第1の原画像データAを選択して使用すること
を指示し、また、“1”は第2の原画像データB
を選択して使用することを指示する。このため、
たとえば、第18C図中の画素2Rに対応する原
画素2に対して第19C図のようなパターンデー
タが与えられているときには、原画像データA,
Bに応じて第19D図のような画素2が得られ
る。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、このようなデータに基いて画像記録
を行なう場合において、露光記録における記録画
素ピツチ(これは露光ビームの径に応じた値を持
つ。)とパターンピツチPY,PXとが同一ならば、
レイアウトシステムで作成された画像を感材上に
忠実に記録することができる。ところが、記録画
素ピツチとパターンピツチPY,PXとが互いに異
なる場合、換言すれば、原画素2のサイズが記録
画素7(後述する第20図)のサイズの整数倍と
なつていない場合には、次のような問題が生ず
る。 すなわち、このような場合には、必然的に記録
画素EピツチY,EX(第20図)とパターンピツチ
PY,PXとが異なつたものとなる。このため、単
位セル4のひとつひとつを記録画素7のひとつひ
とつに対応させると、それらのサイズが互いに異
なるために、記録画像全体のサイズが、レイアウ
トシステムにおいて作成された完全集版済画像の
サイズとは異なつたものとなつてしまう。 これは、記録画素7のサイズが単位セル4のサ
イズより大きいときに特に問題となる。しかしな
がら前者が後者よりも小さいときにも、記録画素
ピツチEY,EXがパターンピツチPY,PXの整数分
の1となつていなければ、ひとつの単位セル4に
複数の記録画素7を完全に割当てるという方法が
とれないため、同様の問題が生ずる。 このような問題を生じさせないためには、記録
画素7のサイズと単位セル4のサイズとを常に同
一とすればよい。しかしながら、記録画素7のサ
イズは最適の露光状態を得るために露光装置側で
定められているものであつて、不用意に記録画素
7のサイズを変えると記録画像の鮮鋭度が低下す
るなどの問題が生ずる。また、単位セル4のサイ
ズは所望の画像を得るために最適のサイズとされ
ており、これも勝手に変えられるという性質のも
のではない。 このように、記録画素7のサイズと単位セル4
のサイズとが異なるという状況そのものを変える
ことは困難である。このため、このような状況を
前提として、与えられた源画像データに対する忠
実性を失わずに、あらかじめ想定されたサイズの
記録画像(一般には、「合成画像」)を適正な記録
画素サイズ(一般には、合成変換後の「変換画
素」)のもとで得ることができる画像合成装置の
開発が望まれていた。 (発明の目的) この発明は従来技術における上述の問題の克服
を意図しており、原画素のサイズが変換画素のサ
イズの整数倍となつていない場合にも、与えられ
た画像データに対する忠実性を失わずに、あらか
じめ想定されたサイズの合成画像を適正な変換画
像サイズのもとで得ることができる画像合成装置
を提供することを第1の目的とする。 また、この発明の第2の目的は、このような合
成に際して、合成画像のゆがみや複数の原画像の
合成境界における画質の劣化を招かないようにす
ることである。 (目的を達成するための手段) この発明は、一般に、原画素ごとの原画像デー
タによつて表現された第1原画像と第2原画像と
を、前記原画素を分割した単位セルごとの画像選
択データによつて表現されたパターンに基づいて
選択し、その選択結果に応じて前記第1原画像と
前記第2原画像とを合成変換することにより、変
換画素ごとの合成画像データによつて表現された
合成画像を得る画像合成装置を対象とする。 この発明な画像合成装置は、前記原画素と前
記変換画素とのそれぞれのサイズの関係を表現し
たデータに基づいて、前記原画素の配列と前記変
換画素の配列との空間的対応関係を求める対応関
係検出手段と、前記各変換画素に対して、前記
パターンの中から前記空間的対応関係に基づいて
特定される画像選択データが画像合成境界を含ん
でいるか否かを検出する境界検出手段を備える。 そして、この装置では、画像合成境界であるか
否かによつて合成処理の内容を区別するように構
成される。 すなわち、この発明の装置は、前記各変換画
素に対して、前記第1原画像または前記第2原画
像の中から前記空間的対応関係に基づいて特定さ
れる位置の原画素の原画像のデータから合成画像
データを求める手段であつて、前記境界検出手段
により画像合成境界と検出された変換画素に対し
ては、前記特定される位置のひとつの原画素の原
画像データを抽出して合成画像データとする抽出
手段と、前記境界検出手段により画像合成境界で
ないと検出された変換画素の少なくとも一部に対
しては、前記画像選択データによつて指定される
原画像の中から前記特定される位置に対応する複
数の原画素についての原画像データを抽出し、そ
の複数の原画素についての原画像データを用いて
合成画像データを求める演算手段と、を含む算出
手段をさらに設けている。 (実施例) A 実施例の概略構成 第1図は、この発明の一実施例である画像合
成装置を内蔵した画像記録装置100の概略構
成を示すブロツク図である。この画像記録装置
100は、レイアウトシステムのメモリ500
から、第1と第2の画像データD1,D2と、こ
れらの選択による第1と第2の原画像1a,1
b(第18A図、第18B図)組合せ規則を表
現したパターンデータP(例えば第19C図の
2R)とを入力する。そして、これらのデータ
D1,D2,Pに基いて、カラー感光材10上に
カラー画像を露光するように構成されている。
以下、この構成について分説する。 (A‐1) データ処理部 メモリ500から入力されるデータD1
D2,Pのうち、第1の原画像1aを原画素
単位で表現した第1の画像データD1は、走
査線順次に第1の画像ラインメモリ装置20
0aに与えられる。また、第2の原画像1b
を原画素単位で表現した第2の画像データ
D2は、走査線順次に第2の画像ラインメモ
リ装置200bに与えられる。さらに、原画
素2ごとに第19C図に示すような内容を持
つパターンデータPは、やはり走査線順次に
パターンラインメモリ装置200cに記憶さ
れる。 第1と第2の画像データD1,D2のそれぞ
れによつて表現された第1と第2の原画像1
a,1bは、パターンデータPが指示する内
容に従つて互いに組合わされる。この組合せ
は、後述する露光記録の記録画素(この発明
の「変換画素」に相当)ごとに、第1と第2
の原画像1a,1bのいずれを選択するかを
記録画像決定回路300で決定することによ
り行なわれる。この記録画像決定回路300
が、この実施例における第1の特徴となつて
いる。第1と第2の現画像データD1,D2
時系列的な組合せは、セレクタ16,17に
おける切換動作に基いて得られる。 セレクタ17から出力される画像データ
DSは、乗算累積回路450に与えられる。
乗算累積回路450においては、補間制御回
路400の制御下において、画像データDS
の補間処理を行なう。補間後の画像データ
Dtはラツチ回路18でラツチされて記録用
の画像データDuとなり、色変換回路19に
与えられる。 後述するように、第1と第2の画像データ
D1,D2はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)の3色の色データと墨(K)のデータとを含ん
でおり、それによつて画像データDC1もま
た、これら4つの成分Y,M,C,Kを含ん
だものとなつている。色変換回路19では、
これら4つの成分Y,M,C,Kを変換する
ことにより、3色の成分Y,M,Cにそれぞ
れ対応した色信号CY,CM,CCを生成する。
階調補正等もこの色変換回路19中で実行さ
れる。 このようにして生成された色信号CY,CM
CCはD/Aコンバータ20Y,20M,2
0Cにおいてそれぞれアナログ信号へと変換
され、音響光学変調素子(AOM)21B,
21R,21Gへ与えられる。 (A‐2) 走査露光部 AOM21B,21R,21Gには、Ar+
レーザ発振器22B、He−Neレーザ発振器
22RおよびグリーンHe−Neレーザ発振器
22Gより、それぞれブルー(B)、レツド(R)お
よびグリーン(G)のレーザビームが与えられて
いる。AOM21B,21R,21Gは、入
力される画像信号に応答してこれらのレーザ
ビームを変調し、それによつて変調されたレ
ーザビームLB,LR,LGを出力する。これら
のレーザビームLB,LR,LGはハーフミラー
23B,23R,23Gにおける反射によつ
て合成され、露光ビームLOとなる。この露
光ビームLOは集光レンズ24によつてカラ
ー感材10の感光面上へと集光される。カラ
ー感材10の感光面上における露光ビームL
の直径をdとすると、この直径d(第4図記
載)は、記録画素のサイズを規定する量のひ
とつとなつている。 カラー感材10は記録ドラムシリンダ11
の周囲に巻回されており、モータ12によつ
て記録ドラムシリンダ11はα方向へと等速
回転する。この回転によつてY方向への主走
査が達成される。また、図示しない移動機構
によつ光学系は二重矢印X方向へと相対的に
移動する。したがつて、副走査方向はXとな
る。この移動機構は、記録ドラムシリンダ1
1が1回転するごとに所定の移動ピツチだけ
光学系が進むように構成されている。この移
動ピツチは露光ビームLの直径dを考慮して
定められており、記録画素の副走査方向Xの
サイズを規定する。 (A‐3) タイミング信号発生部 記録ドラムシリンダ11はエンコーダ13
に連結されている。エンコーダ13は、記録
ドラムシリンダ11が所定の角度だけ回転す
るごとにパルスEを発生する。このパルスE
はエンコーダ出力パルス計数回路14におい
てカウントされ、そのカウント結果に基い
て、エンコーダ出力パルス計数回路14は主
走査タイミングパルスETYと副走査タイミン
グパルスETXとを生成する。これらのタイミ
ングパルスETY,ETXは主走査および副走査そ
れぞれ所定のピツチEY,EX(第1図中には図
示せず。)だけ進むごとに発生される。これ
らのピツチEY,EXはそれぞれ記録画素の主
走査方向および副走査方向のサイズを規定す
るものであつて、第20図の記録画素ピツチ
EY,EXと同一のものである。 また、エンコーダ出力パルス計数回路14
は、走査タイミングパルスETY,ETXよりもは
るかに高い繰返し周波数を持つたシステムク
ロツクESYSを発生する。これらの走査タイミ
ングパルスETY,ETXとシステムクロツクESYS
とは互いに同期しており、後述する各回路に
おいて使用される。特に、走査タイミングパ
ルスETY,ETXは、記録画素の空間的配列状態
を時系列信号によつて表現するという意味を
有する。 B 単位セルのサイズと記録画素サイズとの関係 ここで、この実施例に関係する単位セルのサ
イズと記録画素のサイズとの関係について説明
しておく。レイアウトシステム中のメモリ50
0に記憶された第1と第2の画像データD1
D2は、第1と第2の原画像1a,1bのそれ
ぞれを第2図の原画素2ごとに表現した値を持
つている。この原画素2のサイズはレイアウト
システムにおいてあらかじめ設定されており、
主走査方向Yおよび副走査方向Xのそれぞれに
つき、第2図の原画素ピツチDY,DXを持つサ
イズとされている。 また、第1と第2の画像データD1,D2は、
第3A図にデータフオーマツトとして示すよう
に、Y、M、C、Kのそれぞれの成分につき8
ビツトずつの階調情報を持つ合計32ビツトの情
報を画素2ごとに含む重み付けデジタルデータ
として形成されている。 また、原画素2の内部における第1と第2の
原画像1a,1bの組合せパターンを表現した
パターンデータPは、原画素2ごとに与えられ
た25ビツトデータである(第3A図)。すなわ
ち、第2図に示すように、原画素2のそれぞれ
が縦横5分割ずつ合計25個の単位セル4に分割
され、各単位セルにつき1ビツトずつのデータ
が割当てられている。i番目のビツト情報をPi
と書くと、各ビツト情報Piは、第3B図に示し
た対応関係によつて、各単位セル4と対応づけ
られている。そして、ビツト情報Piが“0”の
ときには、このビツト情報Piに対応する単位セ
ル4内において第1の画像データD1を選択し
て使用すべきことを指示している。Pi=“1”
のときには第2の画像データD2を選択して使
用すべきことを指示している。この事情は第1
9C図において説明した事情と同じである。 原画素2を各走査方向Y,Xにそれぞれ5分
割して単位セル4が形成されていることから、
単位セル4のサイズすなわち主走査方向および
副走査方向についてのパターンピツチPY,PX
(第2図)は、それぞれ原画素ピツチDY,DX
5分の1の値を持つ。ただし、単位セル4は原
画素2を整数分割したものであればよいため、
一般には、パターンピツチPY,PXは、それぞ
れ原画素ピツチDY,DXの整数分の1となる。
これらのパターンピツチPY,PXの値も、レイ
アウトシステムにおいてあらかじめ設定されて
いる。 一方、第2図の記録画素7のサイズは、主走
査方向Yおよび副走査方向Xについてのそれぞ
れの記録画素ピツチEY,EXによつて規定され
る。このうち、主走査方向Yについての記録画
素ピツチEYは、主走査タイミングパルスETY
発生時間間隔と記録ドラムシリンダ11の表面
における回転速度との積によつて定まる。ま
た、副走査方向Xについての記録画素ピツチ
EXは、記録ドラムシリンダ11が1回転する
間の露光ビームLのX方向の移動ピツチいよつ
て規定される。記録画素ピツチEY,EXは第4
A図のように露光ビームLの直径dと一致する
こともあるが、第4B図のように露光ビームL
の直径dとは異なる場合もある。いずれにして
も、記録画素ピツチEY,EXは最適の露光状態
が得られるように設定されている。 そして、この実施例では、記録画素ピツチ
EY,EXの値がパターンピツチPY,PXよりも大
きく、 EY:PY=EX:PX=1.75:1 ……(1) の関係となつている。また、前述したように、 DY:PY=DX:PX=5:1 ……(2) である。したがつて、 EY:DY:PY=EX:DX:PX=1.75:5:1 =7:20:4 ……(3) となつている。(3)式からわかるように、原画素
ピツチDY,DXは、記録画素ピツチEY,EXの整
数倍となつていない。ただし、この実施例で
は、 EX=EY ……(4) DX=DY ……(5) PX=PY ……(6) であるとしている。もつとも、主走査方向Yに
ついての記録画素ピツチEYと、副走査方向X
についての記録画素ピツチEXとは互いに異な
つた値を持つていてもよい。原画素ピツチDY
DXおよびパターンピツチPY,PXについても同
様である。 当然ながら、これらの各ピツチEY,EX,DY
DX,PY,PXの長さは次元を持つ量である。し
かしながら、データ処理は時系列的に行なわれ
るため、カラー感材10の主走査速度をVF
すれば、たとえば(EY/VF)、(DY/VF)、
(PY/VF)によつて改めて各ピツチEY,DY
PYを定義することにより、各ピツチEY,DY
PYを時間の次元を持つた量として取扱うこと
もできる。以下の説明において各ピツチEY
DY,PYをあたかも時間量として扱つている部
分は、このような事情に対応している。 C 記録画像決定回路300の詳細 (C‐1) 概略機能 以上の状況の下で、まず、記録画像決定回
路300の詳細を説明する。第1図の記録画
像決定回路は、主走査方向Yおよび副走査方
向Xに対応して、主走査方向記録画像決定回
路300Yおよび副走査方向記録画像決定回
路300Xを備えている。これらの2つの回
路300Y,300Xの内部構成は互いに同
一であつて、異なるのは、それらの中で取扱
うデータの内容と動作タイミングのみであ
る。そして、これらの回路300Y,300
Xは互いに独立に設けられている。このた
め、以下では、第5図に示した主走査方向記
録画像決定回路300Yのみについて説明す
るが、第5図中の各記号に付された添字
“Y”を“X”へ読替えるだけで副走査方向
記録画像決定回路300Xについても理解可
能である。 第5図に示した回路300Yの主たる機能
の第1は、記録画素7の配列と原画素2の配
列との空間的対応関係を時間的に求める対応
関係検出手段としての機能である。すなわ
ち、各記録画素7において参照すべき原画素
2を特定する。ただし、記録画素7の位置
は、記録画素7を代表する代表点PRの位置
によつて把握される。この実施例では、記録
画素7を規定する矩形領域の4頂点のうち、
走査原点O(第1図参照)に最も近い頂点を
代表点PRとしている。また、この実施例で
は、各原画素2の中心点NCを結んで形成さ
れる格子構造6(第6図)を考え、この格子
構造6によつて規定されるセル8のうちのい
ずれのセルに記録画素7が属するかによつ
て、参照すべき原画素2を特定する。原画素
2そのものの配列ではなく格子構造6を用い
るのは、後述する補間処理に関係している。
たとえば、第6図に示した記録画素7につい
ては、この記録画素7の近傍においてこの記
録画素7を取囲む4個の原画素2a〜2dが
参照される。 回路300Yの主たる機能の第2は、記録
画素7の配列と単位セル4の配列との空間的
対応関係を時系列的に求めることにより、記
録画素7のそれぞれについて、記録画素7の
代表点PRが、原画素2中のいずれの単位セ
ル4の中に存在するかを検出することであ
る。この検出にあつては、原画素2を規定す
る矩形領域の4頂点のうち上記走査原点Oに
最も近い頂点P0を基準点としている。 このようにして、記録画素7の代表点PR
がいずれの単位セル4の中に存在しているか
が時系列処理中で特定されると、その単位セ
ル4に対応するパターンデータPを参照し
て、第1と第2の原画像データD1,D2のう
ちのいずれを選択するかが決定される。パタ
ーンデータPの参照処理はこの回路300Y
の外部で行なわれるが、その参照処理のため
の制御信号がこの回路300Yで発生され
る。このような制御信号の発生がこの回路3
00Yの第2の主たる機能である。 (C‐2) 詳細構成と動作 第5図の回路300Yではまず、主走査方
向についての記録画素ピツチEY、原画素ピ
ツチDYおよびパターンピツチPYのそれぞれ
の値が、図示しない上位CPUから入力され
る。これらのピツチDY,EY,PYの値は、あ
らかじめ設定されている。これらのうち、原
画素ピツチDYは減算器302および除算器
305に与えられる。 除算器305は、入力された原画素ピツチ
DYの値を“2”で除し、その端数を切上げ
ることによつてデータDY2を発生する。この
データDY2の値は原画素2の主走査方向Yの
サイズの2分の1に相当するものであつて、
第6図中の基準点POと中心点NCとの間の主
走査方向の距離に相当する。そして、このデ
ータDY2はセレクタ304の一方の入力とし
て与えられる。ただし、セレクタ304の2
個の入力端子のうち、黒丸で示した入力端子
は「ノーマルオン」であり、白丸で示した入
力端子は「ノーマルオフ」である。換言すれ
ば、制御入力が活性化したときのみに、白丸
で示した入力端子側が選択される。後述する
他のセレクタにおいても同様である。 このセレクタ304の制御入力としては、
記録スタートパルスETX(副走査方向記録画像
決定回路300Xの場合は記録スタートパル
スST)が与えられている。これらのうち、
パルスETXは各走査線ごとの記録スタートパ
ルスである。他方、パルスSTは、モータ1
2(第1図)の電源がオンとされた際に供給
されたパルスであつて、露光記録の開始を指
示するパルスである。このため、記録開始時
において、上記データDY2は、セレクタ30
4を介してラツチ回路306にラツチされ
る。これは演算スタートの基点をPO(第6
図)とするための処理である。 一方、記録画素ピツチEYの値は、加算器
301に与えられている。加算器301、減
算器302、セレクタ303,304および
ラツチ回路306は、剰余ループ311を構
成している。この剰余ループ311は、主走
査タイミングパルスETYが与えられるごとに
記録画素ピツチEYの値を累算して累算値V1S
を求める。累算初期値はデータDY2の値で与
えられる。そして、累算値V1Sが原画素ピツ
チDYの値以上になると、減算器302から
出力されるセレクタ303の制御パルスLS
“H”となる。これによつて、セレクタ30
3は、累算値V1Sから原画素ピツチDYの値を
差引いて得られる値V2S(=V1S−DY)を減算
器302から剰余ループ311内へと取込
む。 すなわち、剰余ループ311は、データ
DY2の値を初期値とした記録画素ピツチEY
累算値を原画素ピツチDYで除算し、その剰
余Vを求めることと等価な機能を有する。剰
余値Vは主走査方向剰余値VYとして回路3
00Yから出力される。この主走査方向剰余
値VYは、第6図に示すように、代表点PRと、
この代表点PRが存在するセル8の左上隅に
存在する原画素中心点NCとの間の主走査方
向の距離となつている。 第5図のラツチ回路307およびゲート回
路308〜310は、その時点において参照
すべき第1と第2の原画像データD1,D2
どを更新するための更新パルスLYを発生す
るために設けられている。第5図中に示した
ゲート回路308〜310の相互接続関係か
らわかるように、この更新パルスLYは、 主走査タイミングパルスETYと制御パル
スLSとが同時に発生したとき、および 主走査タイミングパルスETYと記録スタ
ートパルスETXとが同時に発生したとき、 の2つの場合において生成される。 制御パルスLSは累算値V1Sが原画素ピツチ
DY以上になることに発生するため、の条
件は、主走査の進行によつて、露光を行なつ
ている記録画素7が、第6図のセル8のうち
のひとつから次のものへの移行した場合に更
新パルスLYが発生するということを意味す
る。また、の条件は、記録開始時における
初期化条件に相当する。換言すれば、この更
新パルスLYは、記録画素7の配列と原画素
4の配列との空間的対応関係を指示している
ことになる。 第5図の残余の構成は、記録画素7の代表
点PRが、いずれの単位セル4に属している
かを特定するために与えられている。この構
成のうち、基準点補正演算回路320は、剰
余値VとデータDY2とを入力し、代表点PR
と、この代表点PRに対して記録原点O側に
隣接する基準点POとの主走査方向の距離VYO
(第6図)を演算して求める回路である。す
なわち、原画素中心点NCと代表点PRとの間
の距離がVYが、基準点POと代表点PRとの間
の距離VYOへと補正される。これは、いずれ
の単位セル4についてのパターンデータPを
参照するかは、原画素中心点NCではなく、
基準点POと代表点PRとの相対的位置関係に
基いて決定しなければならないからである。
以下、この距離VYOを表現するデータを、
「補正された剰余値」と呼ぶ。 この基準点補正演算回路320の回路構成
例が第7図に示されており、この回路320
は、加算器331、減算器332およびセレ
クタ333によつて形成されている。このう
ち、減算器332からは、剰余値Vがデータ
DY2の値よりも大きくなつている期間(すな
わち、主走査が原画素2の境界線lPY(第6
図)を超えた後、セル8の境界線lLYに至る
までの期間)で活性化される信号SNYが出力
され、この信号SNYによつてセレクタ333
が制御される。 すなわち、V≦DY2であるときには加算器
331より与えられるデータ(V+DY2
が、セレクタ333を介して、補正された剰
余値VYOとして出力される。また、V>DY2
のときには、減算器332の出力(V−
DY2)によつて、補正された剰余値VYOが与
えられる。この事情が第8図に模式的に示さ
れており、この第8図によつて、補正された
剰余値VYOが、基準点POと代表点PRとの距離
を表わしていることが理解できる。 なお、上記信号SNYは、後述する信号Ua
Ub,Psetの発生動作を通じて、どの原画素に
属するパターンデータPを参照するかを判断
するためにも利用される。 一方、第5図のセレクタ324、加算器3
26およびラツチ回路327で成形される累
算ループ328は、パターンピツチPYをシ
ステムクロツクESYSに同期して高速に累算す
る機能を有する。この累算ループ328で
は、主走査タイミングパルスETYが与えられ
ることによつて、セレクタ324は“0”を
選択する。また、セレクタ325にはOR回
路322を介して主走査タイミングパルス
ETYが与えられ、それによつて、セレクタ3
25はパターンピツチPYの値を選択する。
したがつて、加算器326の出力のQSは、
主走査タイミングパルスETYが与えられるご
とにQS=PYとなる。その結果、ラツチ回路
327の出力QもQ=PYとなる。 この出力Qは比較器321に与えられ、こ
の比較器321において、補正された剰余値
VYOと比較される。比較器321の出力信号
ENはVYO≧Qのときに“H”となる信号であ
り、この出力信号ENはOR回路322を通し
てセレクタ325に与えられている。このた
め、累算ループ328の出力Qが補正された
剰余値VYO以下である期間においてはセレク
タ325がパターンピツチPYを選択し続け
る。これによつて、VYO≧Qである間は加算
器326の一方の入力Q1SはQ1S=PYであり、
他方の入力Q2SはQ2S=Qであつて、累算ルー
プ328はパターンピツチPYの累算を続け
る。また、カウンタ323は、主走査タイミ
ングパルスETYでクリアされた後に、システ
ムクロツクESYSに同期したサンプリングによ
つて信号ENが“H”を指示する間のカウン
トを行なう。 累算ループ328における累算処理が進ん
でVYO<Qとなると、信号ENは“L”とな
る。これに応答して、セレクタ325は
“0”を選択する。その結果、累算ループ3
28におけるパターンピツチPYの累算は実
質的に停止し、累算ループ328の出力Q
は、初めてVYO<Qとなつた時点でのQの値
を保持し続ける。また、カウンタ323から
は、初めてVYO<Qとなるまでの累算回路を
表現したカウント値SYが出力される。 換言すれば、 VYO=nPY+r ……(7) (nは0または正の整数、rは0≦r<PY
のなる数)としたとき、カウンタ323から
は整数(n)の値を指示するカウント値SYが出力
される。この整数(n)+1は、第2図の代表点
PRが、対応する原画素2内において、主走
査方向Yに沿つて数えて何行目の単位セル4
に属しているかを指示する整数となつてい
る。(第2図の例では、4行目の単位セル4
に属している。)このため、カウント値SYは、
記録画素7と、その記録画素7の露光にあた
つて参照すべき単位セル4との空間的対応関
係を指示するデータとなつている。 このようにして、第1図の画像決定回路3
00からは、以下の各デーヤや信号が出力さ
れることになる。 主走査方向および副走査方向についての
剰余値VY,VX。これら、原画素中心点NC
の位置を基準として与えられている。 主走査方向および副走査方向についての
更新パルスLY,LX。これらは、参照すべ
き原画素2の更新を指示する。 主走査方向および副走査方向について走
査が原画素2の境界線lPY,lPXを超えた後、
セル8の境界線lLY,lLXに至るまでの期間
で活性状態となる信号SSY,SSX。 原画素2中の何行何列目の単位セル4を
参照すべきかを指示するカウント値SY
SX。 D ラインメモリ装置200a〜200cの詳細 第1図のラインメモリ装置200a〜200
cは、それらにストアされるデータ内容が互い
に異なるだけであり、その回路構成は互いに同
一である。そこで以下では、第9図を参照し
て、ラインメモリ装置200aのみについてそ
の構成と動作とを説明する。 ラインメモリ装置200aは、それぞれが1
走査線分の容量を有する3個のラインメモリ2
10,220,230を備えている。これらの
ラインメモリ210,220,230は、第1
図のメモリ500からの第1の画像データD1
を走査線の配列順に循環的に記憶する。これら
のラインメモリ210,220,230には、
読出し/書込み制御回路203からの読出し/
書込み制御信号SRWが与えられている。読出
し/書込み制御信号SRWは、以下に述べる順序
に従つて、ラインメモリ210,220,23
0のうちの2個のラインメモリを読出し可能状
態にセツトし、残りの1個のラインメモリを書
込み可能状態とする。このように3個のライン
メモリ210,220,230を設けているの
は、この実施例において副走査方向への補間処
理を行なうことと関係している。 まず、記録スタートパルスSTが与えられる
と、3進カウント202がクリアされる。そし
て、この3進カウンタ202へ副走査方向の更
新パルスLXが入力されるごとに、3進カウン
タ202のカウント値は循環的に“0”、“1”、
“2”のように変化する。このカウント値S1
読出し/書込み制御回路203へと与えられ、
カウント値S1の指示内容に応じて、第1表に示
した規則で読出し/書込み制御信号SRWが発生
する。ただし、信号Ubは読出し可能となつて
いる2つのラインメモリのうちのどちらから実
際に読出しを行なうかを指示する二値信号であ
り、補間制御回路400(第1図)から与えら
れる(その発生動作については後述する)。こ
の信号をコントロールすることにより副走査方
向に隣接する原画素データを読出すことが可能
となる。たとえば、第6図の代表点PRを取囲
む4画素2a〜2dのうち、画素2a,2c
(または画素2b,2d)についての原画素デ
ータは、信号Ubを変化させるだけで読出しう
る。また、ラインメモリ210,220,23
0は、それぞれ“”、“”、“”によつて表
現されている。
【表】 ここで、ラインメモリ210,220,23
0の書込み可能状態と読出し可能状態との間の
状態遷移は、副走査方向の更新パルスLXに同
期していることが重要である。すなわち、第2
図のひとつの記録走査線l1から次の記録走査線
l2へと露光走査が移行して副走査タイミングパ
ルスEXが発生しても、それのみではラインメ
モリ210,220,230の書込み動作や読
出し動作は交代しない。第2図のひとつの記録
画素走査線l1から次の記録走査線l2への移行が、
第6図のセル8の境界線lLXを越えるという状
況を伴つており、それによつて更新パルスLX
が発生したときのみ、ラインメモリ210,2
20,230の書込み可能状態と読出し可能状
態との交代が生ずる。 換言すれば、第6図の代表点PRがいずれの
セル8に属しているかによつて、どの原画素2
についての原画素データが抽出されて利用され
るかが定まる。 第9図の書込みアドレスカウンタ201は、
書込み状態となつているラインメモリ(たとえ
ば210)に対する書込みアドレス信号AW
発生するためのものである。この書込みアドレ
スカウンタ201は副走査方向の更新パルス
LXによつてクリアされ、主走査方向の更新パ
ルスLYをカウントすることによつて、書込み
アドレス信号AWを発生する。また、読出しア
ドレスカウンタ204は、読出し状態となつて
いるラインメモリ(たとえば220,230)
に対する読出しアドレス信号ARを発生するた
めのものであり、このカウンタ204は、記録
画素走査線が変わる毎に絶えず生成されるパル
スETXでクリアされ、主走査方向の更新パルス
LYをカウントする。このようにすることで副
走査方向に走査線が移行する毎に走査線の配列
順に記憶された原画素データを始めから読出せ
る。すなわち前述したようにセル8の境界線
lLX(第6図)を越えない場合、つまりLXが生成
されない場合には、その前の記録画素走査線を
記録する際に用いた原画素データと同じ走査線
についてのデータを再読出しできるようになつ
ている。 これらのアドレス信号発生回路201,20
4において、主走査タイミングパルスEYをカ
ウントせず、更新パルスLYをカウントするこ
とにより、露光走査が第6図のひとつのセル8
から、このセル8に対して主走査方向Yに隣接
する次のセル8へと移行することによつて、ラ
インメモリ210,220,230での読出し
アドレスや書込みアドレスが更新される。 これらのアドレスのうち、書込みアドレスと
しては、データを第1図のメモリ500から読
出す毎に、つまりLYが生成される毎に走査線
の配列順序を表す値を単純に生成すればよい。
しかしながら、読出しにおいては、補間を行な
うために、主走査方向に隣接する原画素データ
の読出しアドレスの値が必要となる(たとえ
ば、第6図の代表点PRを取り囲む4画素2a
〜2dのうち、画素2a,2bの2つの読出し
アドレスの値が必要となる)。このため、更新
パルスLYが与えられたごとに、前回の更新パ
ルスLYが与えられたときの読出しアドレスの
値をラツチ回路205でラツチしている。そし
て、セレクタ206ではそれら2つの読出しア
ドレスの値を入力し、補間制御回路400(第
1図)からの信号Uaのレベルに応じて切換を
行なうことにより、第6図の代表点PRを取り
囲む4画素に関して主走査方向に隣接する原画
素データ、たとえば2aと2b、をこのUa
コントロールするだけで読出しうるようにして
いる。なお、信号Uaについては後述する。 以上のようにして、ラインメモリ装置200
a(200b,200cも同様)では、第6図
の格子構造6で定義されるセル8と露光走査点
との位置関係に基いて、第1の画像データD1
(第2の画像データD2、パターンデータP)が
走査線順次に書込まれ、そしてそれが所定の順
序で読出されて行く。 したがつて、このような構成は、原画像デー
タD1,D2およびパターンデータPのうち、記
録画素7に対応した原画素2についてのデータ
を抽出する抽出手段として機能する。 E 補間制御回路400の詳細 ところで、この実施例のように格子構造6を
考えず、記録画素7の配列と原画素2の配列と
の相対的位置関係を直接に判断して露光記録を
行なつた場合を考える。この場合の事情が主走
査方向Yにつき第10図に模式的に示されてい
る。そして、第10図中の記録画素7kの代表
点PRがどの原画素2に属するかを直接に判断
し、それによつて、当該記録画素7kにおいて
参照すべき原画素2を定めた場合には、第10
図中に示す“1”〜“6”の原画素2の画像情
報は、記録画素7の配列において、図示したよ
うに利用される。 ところが、この実施例のように原画素ピツチ
DY,DXと記録画素ピツチEY,EXとの比が整数
でないときには、原画素2と、その原画素2に
含まれる記録画素7との位置関係が、原画素2
ごとに異なつたものとなる。特に、第10図中
の“1”〜“4”および“6”の原画素2の情
報はそれぞれ3個ずつの記録画素7において利
用されるのに対し、“5”の原画素2の情報は
2個の記録画素7において利用されるのみであ
る。その結果、第10図のような対応関係を用
いて記録を行なうと、部分的に記録画像のひず
みが生ずる。このひずみを取除くことができれ
ば、さらに望ましい記録画像を得ることができ
ることになる。 そこでこの実施例では、第1図の補間制御回
路400および乗算累積回路450を用いるこ
とにより、利用すべき原画素2についての補間
を行ない、それに基いて記録画素7の露光を行
なう。また、前述したように、記録画素7と原
画素2との位置関係の判定を、第6図の格子構
造6を通じて行なうもの、この補間処理と関係
している。 以下の説明から明らかになるが、この補間
は、第11A図に示すように、記録画素7の代
表点PRと、それを囲む4個の原画素中心点NC1
〜NC4との間の距離に応じて、原画素2a〜2
dについての原画像データの加重平均をとるこ
とにより、記録画素7の露光データを求めると
いう形で実行される。したがつて、第11B図
内のセル8に相当する斜線領域W内に代表点
PRが存在する場合には、4個の原画素2a〜
2dについての原画像データが利用される。換
言すれば、代表点PRが斜線領域Wの外部に出
て他のセルに移ると、参照すべき原画素の組も
変わる。 第12図は補間制御回路400の内部構成を
示すブロツク図であり、第13図はその動作を
示すタイミングチヤートである。補間制御回路
400は、演算制御回路401、ラツチ回路4
02、画像境界判別回路403および係数
RAM404によつて構成されている。 まず、第13図に示した主走査タイミングパ
ルスEYが発生すると、第1図のパターンライ
ンメモリ装置200cから、代表点PR近傍の
4個の原画素2a〜2d(第11A図)につい
てのパターンデータP(1)〜P(4)が、システムクロ
ツクESYSに同期し読出される。この読出しにあ
たつては、第12図の演算制御回路401で発
生した制御信号Ua,Ubが使用される。このよ
うな制御信号Ua,Ubを用いる理由は次の通り
である。 まず、4個の原画素2a〜2dは原画素配列
中の2つの列にまたがつて存在しているため
に、パターンデータP(1)〜P(4)を読出すために
は、1列分ずつのパターンデータを記憶してい
る2個のラインメモリ(たとえば第9図の22
0,230)をアクセスしなければならない。
このため、第9図の読出し/書込み制御回路2
03では、制御信号Ubに応答して、2個のラ
インメモリ220,230からの読出し切換を
行なう。また、第9図のセレクタ206は、制
御信号Uaに応答して、ラツチ回路205の出
力(第11図の例では原画素2a,2cのそれ
ぞれのアドレス)と、読出しアドレスカウンタ
204の出力(原画素2b,2dのアドレスと
の切換えを行なう。すなわち、第11A図の例
では、第2表の関係に従つて、ラインメモリ2
20,230に対する各原画素2a〜2dにつ
いてのデータのアクセスが行なわれる。
【表】 このため、制御信号Ua,Ubを第13図のよ
うなタイミングで発生させることにより、原画
素2a〜2dのパターンデータP(1)〜P(4)が、こ
の順序で読出される。 これらのパターンデータP(1)〜P(4)のうち、実
際に使用されるのは、代表点PRが属する原画
素2cついてのパターンデータP(3)のみである。
このため、演算制御回路401では、信号SNY
SNXのレベルに基いてラツチタイミング信号
Psetを発生し、このラツチタイミング信号Pset
の立上り(第13図の時刻T3)においてパタ
ーンデータP(3)をラツチ回路402にラツチさ
せる。 たとえば第11A図の例では、セル8内にお
いて代表点PRは原画素境界線lPYを超えてはい
ないためにSNY=“L”であり、原画素境界線
lPYを超えているためにSNX=“H”である。こ
のため、代表点PRは原画素2cに属している
ものと演算制御回路401において判定され、
時刻T3でのラツチ動作が行なわれる。なお、
代表点PRが原画素2a,2bまたは2dに属
しているときには、第13図の時刻T1、T2
たはT4においてラツチ動作が行なわれる。 このようにしてラツチ回路402にラツチさ
れたパターンデータP(P(3))は、「ラツチされ
たパターンデータPL」として、次の主走査タ
イミングパルスEYが入力されるまでラツチ回
路402にラツチされ続ける。このラツチされ
たパターンデータPLは、第1図のビツト分割
器15で各単位セルについての画像選択ビツト
P1〜P25にビツト分割されてセレクタ16に与
えられる。 また、ラインメモリ装置200cから読出さ
れたパターンデータP(1)〜P(4)は、第12図の画
像境界判別回路403にも与えられている。こ
の画像境界判別回路403は、入力された4組
のパターンデータP(1)〜P(4)の各ビツトを検出し
て相互に比較することにより、原画素2a〜2
dの中に第1と第2の原画像1a,1b(第1
8A図および第18B図)の画像組合せ境界線
が存在しているかどうかを判別する。すなわ
ち、4組のパターンデータP(1)〜P(4)を構成する
各ビツトがすべて“1”か、またはすべて
“0”であれば、原画素2a〜2dの中に画像
組合せ境界線Bio(第18C図)は存在していな
いと判定される。もし、この条件が満足されな
ければ、原画素2a〜2dの中に、画像組合せ
境界線Bioが存在することになる。 このような判別を行なうのは、画像組合せ境
界線Bioが存在する原画素(以下、「境界画素」
と呼ぶ。)では補間処理を行なわず、それ以外
の画素(以下、「非境界画素」と呼ぶ。)のみ補
間処理を行なうためである。画像境界判別回路
403におけるこのような判別の結果は、境界
判別信号PBとして係数RAM404に出力され
る。 次に、制御信号Ua,Ubによる制御下で、ラ
インメモリ装置200a,200bから原画素
2aについての第1の第2の原画素データD1
D2を読出し、第1図のセレクタ17へと与え
る。ただし、第13図においては、原画素2a
〜2dのそれぞれにおける第1の第2の画像デ
ータD1,D2を総称して、画像データD(1)〜D(4)
で表現してある。たとえば、画像データD(1)
は、画素2aについての第1と第2の画像デー
タD1,D2の総称である。 このセレクタ17の選択制御信号SLは、別
のセレクタ16の出力によつて与えられる。こ
のセレクタ16は25個の入力端子を有してお
り、各入力端子には、ビツト分割器15によつ
て第3B図の25個の画像選択ビツトP1〜P25
ビツト分割されたパターンデータPL(たとえば
P(3))が与えられる。また、このセレクタ16
の選択制御信号としては、第5図のカウンタ3
23の出力であるカウント値SY,SXが与えら
れている。既述したように、カウント値SY
SXにそれぞれ“1”を加算した値は、代表点
PRが、対応する原画素2の中の何行何列目の
単位セル4に属しているかを指示している。こ
の実施例では、原画素2のそれぞれが主走査方
向Yおよび副走査方向Xのそれぞれについて5
分割されているため、カウント値SY,SXのそ
れぞれは3ビツトのデータによつて表現されて
いる。第2図の場合には、SY=SX=“3”であ
る。 このカウント値SY,SXの組合せによつて指
示されるパターンデータP(たとえば第3B図
のP19)が第1図のセレクタ16によつて選択
されてセレクタ17についての選択制御信号
SLとなる。そして、画像選択ビツトP19
“0”であるか“1”であるかに応じて、第1
または第2の画像データD1,D2が選択されて
画像データDSとなる。この画像データDSは、
乗算累積回路450中にセツトされる。 また、これに並行して、補間演算において原
画素2aについての画像データDaなどの程度
の割合で利用するか示す係数Faが、第12図
の係数RAM404から読出される。この係数
RAM404には、所定の係数テーブルがあら
かじめルツクアツプテーブル方式でストアされ
ている。また、係数RAM404のアドレス入
力としては、主走査方向剰余値VY、副走査方
向剰余値VXおよび信号Ua,Ub,SNY,SNX,PB
が与えられている。これらのうち、剰余値VY
VXは、第11A図の代表点PRと原画素中心点
NC1との間の距離を反映している。この係数テ
ーブルそのものの内容については後に詳述す
る。 係数RAM404から出力された係数Fa(=
F)は、乗算累積回路450に与えられ、この
乗算累積回路450内においてセツトされてい
た画像データDa(=DS)と互いに掛合わされ
る。その結果として得られた成分値Ga=(Fa×
Da)は再び乗算累積回路450にセツトされ
る。 以下同様にして、第13図に示すタイミング
で原画素2b〜2dについての画像データD(2)
〜D(4)がラインメモリ装置200a,200b
から読出され、第1図のセレクタ16,17に
おける選択を受けて画像データDb〜Ddとなる。
また、各画像データDb〜Ddにそれぞれ掛合わ
されるべき係数Fb〜Fdの値が係数RAM404
から読出される。そして、原画素2b〜2dに
ついての成分値Gb〜Gdが乗算累積回路450
内で求められ、これらが成分値Gaに順次加算
される。この減算のうち、加算演算は、制御信
号Ueoがアクテイブとなつている期間内に実行
される。 この演算の結果として得られたデータ: Dt=FaDa+FbDb+FcDc+FdDd ……(8) は、代表点PRと原画素配列との位置関係にお
いて決定された(補間後の)画像データであ
る。この画像データDtはラツチ回路18でラ
ツチタイミング信号Usetに同期してラツチされ
た画像データDuは後に第1図の色変換回路1
9に供給される。その結果、カラー感材10上
の記録画素においては、画像データDuに応じ
た露光が行なわれる。 次に、係数RAMの内容について説明する。
係数RAMは、剰余値VY,VXの大きさに応じ
て係数F(Fa〜Fd)の値を与えるRAMである
が、剰余値VY,VXは原画素ピツチDY,DXより
大きくなることはないため、パラメータ: HY=VY/DY(0≦HY≦1) ……(9) HX=VX/DX(0≦HX≦1) ……(10) を定義すれば、これらのパラメータHY,HX
よつて剰余値VY,VXの大きさを表現できる。
なお、この実施例ではDY=DXである。 ここで、係数Fを、原画素中心点NC1〜NC4
と代表点PRとの間のY方向偏差とX方向偏差
との積に比例させるように定義する。すると、
係数Fa〜Fdは、次の(11)〜(14)式のように表現で
きる。 Fa=(1−HY)(1−HX) ……(11) Fb=(1−HX)HY ……(12) Fc=(1−HY) ……(13) Fd=HXHY ……(14) 第14図は、(11)〜(14)式の関係の一部を示した
グラフであり、係数特性線J1は、HY=0(VY
0)のときのFa対HXの関係を示す。また、係
数特性線J2は、HX=1(VX=DX)のときのFd
対HYの関係を示している。(11)〜(14)式からわか
るように、係数Fa〜Fdは、パラメータHX,HY
のそれぞれに対して線形関数となつている。 (11)〜(14)式の定義では、係数Fa〜Fdが第11
A図の線分I1〜I4のそれぞれの長さに完全に比
例はしていないが、これらの長さを反映した値
を持つている。このため、(11)〜(14)式も、「距離
による加重平均」の一態様となつている。 第14図の係数特性線J3は、原画素中心点
NC1〜NC4の近傍では補間を行なわず、それ以
外の領域でのみ補間を行なわせるような係数特
性線である。この補間法では、セル8を第15
図のように9個の領域R1〜R4,…に分割する。
ただし、領域R1〜R4の幅は、所定の値kとさ
れている。 このとき、各係数Fa〜Fdを第3表のように
定めれば、係数特性線J3に対応する値を得るこ
とができる。ただし、第3表において、kY
kx,MY,MXは、 kY=k/DY ……(15) kx=k/DX ……(16) MY=HY+kY[=(VY+k)/DY] ……(17) MX=HX+kX[=(VX+k)/DX] ……(18) によつて、それぞれ定義されている。 このkX,kYの値として、たとえば記録画素
ピツチの1/2の値を用いれば、原画像が持つて
いる鮮鋭性を失なわずに補間を行なうことがで
きる。その理由は次の通りである。まず、原画
像として、隣り合う原画礎の階調差が大きい画
像が用いられている場合を考える。これは、た
とえばベタ[100%]とヌケ[0%]とが交互
に現われるようなチエツク稿の画像を原画像と
して使用した場合に相当する。すると、係数特
性線J1,J2のように、(11)〜(14)式で定まる加重平
均を全域にわたつて採用した係数特性線を利用
した場合には、原画素ピツチと記録画素ピツチ
とが少しだけ異なるようにときに、隣り合う原
画素の階調が互いに平均化されてしまう。その
結果、特定の記録点では階調が50%近辺の値と
なり、原画像の持つ鮮鋭性が失なわれてしま
う。 そこで、原画素が持つ階調値をそのまま記録
するような部分を係数特性線の中に設ければ、
このような問題を解消できる。VX,VYの値は
記録画素ピツチの値を単位として変化するた
め、kX,kYの値として1/2を採用すれば、原画
素1個につき、補間処理を行なわない記録画素
が必ず1個は存在するようにすることができ
る。このため、係数特性線J3のように、実質的
な補間を行なわない部分を持つた係数特性線を
定義して使用することが大きな意味を持つであ
る。なお、kX,kYの値は1/2に限定されるもの
ではなく、出力画像の画質に応じてあらかじめ
選択し、設定しておけばよい。また、kX,kY
の値は互いに同一である必要はなく、異なつた
値を持つていてもよい。
【表】 このように、係数特性線は任意に選択するこ
とができる。係数特性線は直線や折線に限ら
ず、曲線であつてもよい。そして、採用された
係数特性線を表現する係数テーブルを係数
RAM404にあらかじめストアしておくこと
により、所望の補間処理を行なうことができ
る。 なお、係数RAM404には信号Ua,Ub
SNY,SNXもアドレス信号の一部として入力され
ているが、これは(11)〜(14)式のそれぞれに対応す
るテーブルの使い分けに利用される。 ところで、このような係数テーブルを使用し
て画像データDa〜Ddの補間を行なうのは、第
12図の画像境界判別信号PBがノンアクテイ
ブの場合(つまり非境界画素に対する記録の場
合)についてのみである。画像境界判別信号
PBがアクテイブであり、それによつて境界画
素に対する記録が指示されるときには、係数
RAM404は、信号SNY,SNXで指示される原
画素の係数(たとえばFC)として、“1”と
し、他の係数として“0”を出力する。この動
作のためのテーブルもまた、係数RAM404
にあらかじめストアされている。 このようにして、境界画素については補間を
行なわないようにしておけば、画像の組合せ境
界において色の「にじみ」が出ることを防止で
きる。また、画像境界を超えた部分の画像デー
タを準備しておく必要がなくなるため、レイア
ウトシステムのメモリ500には、それぞれの
画像境界までの第1と第2の原画像データD1
D2をストアしておけばよい。このため、処理
データ量も減少する。つまり、画像境界判別回
路403が自動的に境界画素と非境界画素とを
判別するために、パターンデータPがすべて
“0”またはすべて“1”である部分について
は、第1または第2の原画像データD1,D2
みを準備しておけばよい。もつとも、画像境界
を超えた部分についても第1と第2の原画像デ
ータD1,D2の双方を準備しておいてもかまわ
ない。 F 記録画像例 第16図は、この実施例によつて記録された
記録画像の画素配列を模式的に示す図である。
また、第16図中のブロツクBKY,BKXは、
画素配列に対応した各信号のタイミングチヤー
トが表示されるべき位置を示しており、これら
のブロツクBKY,BKXの具体的内容が、第1
7A図および第17B図に拡大図として示され
ている。また、これらの図において、補間演算
の基準となる原画素(「基準画素」)はNij(i、
j=1、2、…)で示されている。 第17A図において、主走査タイミングパル
スETYは、主走査が記録画素ピツチEYだけ進む
ごとに発生する。また、 EY:DY:PY=7:20:4 であるため、剰余値VYの初期値は DY2=DY/2=10 である。 主走査タイミングパルスETYが発生するごと
に、剰余値VYはEY=7ずつ増加し行く。そし
て、剰余値VYがDY=20以上になろうとすると、
剰余値VYからDY=20が差引かれて新たな剰余
値VYとなる。たとえば、第17A図の例では、 VY=10, 10+7=17 ,17+7=24>20→24−20=4 4+7=11, のように剰余値VYは変化して行く。 剰余値VYからDY=20が差引かれる時点で更
新パルスLYが発生する。更新パルスLYの発生
によつて、基準画素が更新される。このため、
第17A図の主走査方向Yに沿つた最初の2個
の記録画素においては、原画素Ni0が基準画素
となり、次の3個の記録画素において原画素
Ni1が基準画素となる。 一方、カウント値SYは、更新パルスLYが発
生した後の初めての主走査タイミングパルス
ETYの発生時点(たとえば時刻t1)から、何本
の単位セル境界(第17A図中の破線)を通過
したかを示している。たとえば時刻t1から時刻
t2までの間で2本の単位セル境界を通過してい
るため、時刻t2ではSY=2となる。既述したよ
うに、このカウント値SYは、参照すべき単位セ
ルを特定するために使用される。 信号SNYは、主走査方向で互いに隣接する原
画素中心点NCの間の区間において、原画素境
界(第17A図中の太実線)を超える前には
“L”であり、超えた後には“H”となつてい
る。したがつてこの信号SNYは参照すべき単位
セルをどの原画素に属するデータから得るかを
特定するために使用される。 第17B図は、副走査方向Xについて、第1
7A図と同様のタイミングチヤートを示してお
り、その意味は第17A図から推測できるた
め、説明を省略する。 第16図の記録画素7について第1と第2の
原画像データD1,D2のうちのいずれを参照す
るかは、代表点PRが属する単位セル4につい
てのパターンデータ(画像選択ビツト)によつ
て決定される。そして、第16図中に示した記
録画素7については、4個の原画素N22,N23
N32,N33についての原画像データを補間した
値が、記録用の画像データ(露光データ)とし
て使用される。 このような動作によつて記録画像が得られる
ことにより、レイアウトシステムで設定された
画像と記録画像とは同一のサイズとなる。ま
た、記録画素配列と原画素配列との位置対応関
係に基いて記録画素の露光データを得ているた
めに、記録画素はレイアウトシステムで設定さ
れた画像に忠実な画像内容を持つことになる。 また、補間処理を行なつていることにより、
記録画素7の記録にあたつては、その周囲に存
在する4個の原画素についての第1または第2
の画像データD1,D2の情報が利用される。こ
のため、記録画像におけるひずみも除去され
る。 G 変形例 上記実施例では、連続露光における画像記録
を考えているが、網点露光による画像記録にお
いても、この発明は適用できる。また、露光記
録機構として、平面走査型スキヤナの内面走査
型ドラムスキヤナを用いることもできる。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、原画
素と変換画素とのそれぞれの配列の空間的対応関
係に基いて変換画素のそれぞれにに割当てるべき
画像データを原画像データから抽出しているた
め、原画素のサイズが変換画素のサイズの整数倍
となつていない場合にも、与えられた画像データ
に対する忠実性を失わずに、あらかじめ想定され
たサイズの合成画像を適正な変換画像サイズのも
とで得ることができる。 また、画像選択データによつて指定されている
第1と第2の原画像の境界を検出し、その境界以
外の少なくとも1部においては当該変換画素に基
づいた位置の複数の原画素のデータを使用して合
成画像データを求めるとともに、境界部分におい
ては上記空間的対応関係に基いた位置のひとつの
原画素の原画像データを抽出して合成画像データ
とするため、境界部分以外では合成画像のひずみ
を防止できるとともに、境界部分では画像表現値
(たとえば濃度や色)のにじみなどの画質劣化を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成図、第
2図は原画素配列と記録画素配列との関係を示す
図、第3A図および第3B図は原画像データとパ
ターンデータとのデータフオーマツトの説明図、
第4A図および第4B図は、記録画素ピツチの説
明図、第5図は記録画像決定回路のブロツク図、
第6図は原画素中心点を結んでできる格子構造と
記録画素との位置関係の説明図、第7図は基準点
補正演算回路のブロツク図、第8図は補正された
剰余値の説明図、第9図はラインメモリ装置のブ
ロツク図、第10図、第11A図および第11B
図は補間処理の説明図、第12図は補間制御回路
のブロツク図、第13図は補間制御回路の動作を
示すタイミングチヤート、第14図および第15
図は補間に用いられる係数特性線の説明図、第1
6図、第17A図および第17B図は記録画像の
状態を各信号の発生タイミングとの関係で示す
図、第18図から第20図までは原画像の組合せ
の説明図である。 1a……第1の原画像、1b……第2の原画
像、2……原画素、4……単位セル、6……原画
素中心点を結んで形成される格子構造、7……記
録画素、8……格子構造のセル、10……カラー
感材、100……画像記録装置、200a〜20
0c……ラインメモリ装置、300……記録画像
決定回路、400……補間制御回路、450……
乗算累積回路、500……レイアウトシステムの
メモリ、DX,DY……原画素ピツチ、EX,EY……
記録画素ピツチ、PX,PY……パターンピツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原画素ごとの原画像データによつて表現され
    た第1原画像と第2原画像とを、前記原画素を分
    割した単位セルごとの画像選択データによつて表
    現されたパターンに基づいて選択し、その選択結
    果に応じて前記第1原画像と前記第2原画像とを
    合成変換することにより、変換画素ごとの合成画
    像データによつて表現された合成画像を得る画像
    合成装置であつて、 前記原画素と前記変換画素とのそれぞれのサイ
    ズの関係を表現したデータに基づいて、前記原画
    素の配列と前記変換画素の配列との空間的対応関
    係を求める対応関係検出手段と、 前記各変換画素に対して、前記パターンの中か
    ら前記空間的対応関係に基づいて特定される画像
    選択データが画像合成境界を含んでいるか否かを
    検出する境界検出手段と、 前記各変換画素に対して、前記第1原画像また
    は前記第2原画像の中から前記空間的対応関係に
    基づいて特定される位置の原画素の原画像データ
    から合成画像データを求める手段であつて、前記
    境界検出手段により画像合成境界と検出された変
    換画素に対しては、前記特定される位置のひとつ
    の原画素の原画像データを抽出して合成画像デー
    タとする抽出手段と、前記境界検出手段により画
    像合成境界でないと検出された変換画素の少なく
    とも一部に対しては、前記画像選択データによつ
    て指定される原画像の中から前記特定される位置
    に対応する複数の原画素についての原画像データ
    を抽出し、その複数の原画素についての原画像デ
    ータを用いて合成画像データを求める演算手段
    と、を含む算出手段と、 を備えた画像合成装置。 2 前記演算手段は、抽出された複数原画素の原
    画像データを補間して合成画像データを求める請
    求項1記載の画像合成装置。
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