JP2616836B2 - 画像合成処理装置 - Google Patents

画像合成処理装置

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JP2616836B2
JP2616836B2 JP2220897A JP22089790A JP2616836B2 JP 2616836 B2 JP2616836 B2 JP 2616836B2 JP 2220897 A JP2220897 A JP 2220897A JP 22089790 A JP22089790 A JP 22089790A JP 2616836 B2 JP2616836 B2 JP 2616836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、第1と第2の原画像を合成して合成記録
画像を作成する画像合成処理装置に関し、特に、原画像
の画素(以下、「原画素」と呼ぶ。)のサイズと合成記
録画像の画素(以下、「記録画素」と呼ぶ。)のサイズ
とが異なる場合にも、良質の合成記録画像を作成するこ
とのできる画像合成処理装置に関する。
【従来の技術】
いわゆるレイアウトシステム(レイアウトスキャナ)
は、複数の原画像の画像データを処理することによっ
て、集版済み画像(以下、「合成画像」とも呼ぶ。)を
作成するシステムである。レイアウトシステムでは、複
数の原画像の画像データとともに、これらの複数の原画
像の合成の仕方(組み合わせの規則)を表わす合成パタ
ーンデータを用いて合成画像を表現している。 一方、このようなレイアウトシステムによって得られ
た合成画像を、2次原稿あるいは校正用画像としてカラ
ー感光材上に記録したいという要望がある。この要望に
応じ、レイアウトシステムから出力された原画像データ
と合成パターンデータとに基づいて、カラー感光材への
露光記録を行なう装置が開発されている。 この露光記録装置における画像処理は、本出願人によ
り開示された特開平1−154669号公報の従来技術として
記載されているように、次のようにして行なわれる。 まず、レイアウトシステムからは、第11A図の第1の
原画像1aを画素(原画素)2ごとに表現した第1の原画
像データAと、第11B図の第2の原画像1bを原画素2ご
とに表現した第2の原画像データBとが与えられる。た
だし、原画素2のサイズは、第1と第2の原画像1a、1b
のそれぞれに共通であり、副走査方向の原画素ピッチDP
xと主走査方向の原画素ピッチDPyとによって規定されて
いる(第12A図、第12B図参照)。また、これらの原画像
1a、1bを組み合わせて(合成して)、第11C図の合成記
録画像3とするための組み合わせのパターンは、第12C
図のように、合成パターンピッチPPx、PPyごとにゼロま
たは1の値を有する合成パターンデータによって表現さ
れている。合成パターンピッチPPx、PPyは原画素ピッチ
DPx、DPyの整数分の1になっており、図示の例では、原
画素ピッチDPx、DPyの5分の1に設定されている。この
明細書では、このような合成パターンピッチPPx、PPyで
規定される小領域4を「合成単位セル」とよぶ。 合成単位セル4の合成パターンデータの値がゼロの時
は、当該合成単位セル内で第1の原画像データAを選択
して使用することを指示し、また、その値が1の時は、
第2の原画像データBを選択して使用することを指示し
ている。例えば、第12C図のような合成パターンデータ
が与えられているときには、原画像データA、Bが第12
D図に示すように組み合わされる。 ところで、このように原画像データの合成パターンデ
ータとに基づいて画像記録をおこなう場合、第13図に示
すように記録画素7のピッチEPx,EPy(記録画素ピッ
チ)と合成パターンピッチPPx,PPyとが異なるときに
は、特開平1−154669号公報にも記載されているよう
に、合成記録画像において原画像の忠実性が失われてし
まう等の問題があった。 特開平1−154669号公報に開示された発明は、この問
題を解決したものであり、2つの原画像の境界部でない
領域において、各記録画素を取り囲む4つの原画素の原
画像データにもとづいて、記録画素の画像データを補間
して求め、これによって、原画像の忠実性を保つように
したものである。すなわち、この技術によれば、2つの
原画像の境界部でない領域において、各々の原画像の忠
実性を保つことができていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、2つの原画像の境界部では、記録画素ピッチ
と合成パターンピッチとが異なる場合に、上記とは別の
次のような問題がある。 原画像を組み合わせた境界部では、第12C図、第12D図
にも示すように、合成パターンデータによって、1つの
原画素2の領域の中で2つの原画像が組み合わされ、こ
れに応じた合成記録画像が作成される。第14A図ないし
第14C図は、合成パターンピッチと記録画素ピッチとの
比が異なる3つの場合における合成記録画像を示す説明
図である。 第14A図は、記録画素ピッチEPx,EPyが合成パターンピ
ッチPPx,PPyに等しい場合を示しており、各記録画素7
の内部に記されている数字は網点面積率を示している。
この時の合成パターンデータは第12C図に示すものを使
用しており、また、簡単のために、第12D図の第1の原
画像データAは白(網点面積率0%)を表わし、第2の
原画像データBは黒(網点面積率100%)を表わすもの
と仮定している。この合成記録画像では、第12C図の合
成パターンデータに応じて2つの原画像がなめらかな境
界部を介して組み合わされており、良質の合成記録画像
が得られていることがわかる。 第14B図は、合成パターンピッチPPx,PPyと記録画素ピ
ッチEPx,EPyとの比が、2:3である場合の合成記録画像を
示している。図において、網点面積率が0%の領域は白
抜きで示し、100%の領域は斜線を付して示している。
また、参考のために合成パターンデータの境界線、すな
わち、合成パターンデータの値のゼロと1との境界をや
や太い破線で示している(第12C図参照)。実線で囲ま
れる各記録画素7において、第1の画像データA(白
色)と第2の画像データB(黒色)とのうちどちらを使
用するかは、各記録画素の中心にある合成パターンデー
タの値に従って決定している。この時、第14B図のよう
に記録画素ピッチEPx,EPyが合成パターンピッチPPx,PPy
よりも大きな場合には、合成パターンデータの一部、す
なわち、記録画素の中心が属する合成単位セルの合成パ
ターンデータのみが選択的に使用される。この結果、第
14B図に示すように、作成された合成記録画像の境界部
に部分的な歪を生ずるという問題がある。 第14図C図は、合成パターンピッチPPx,PPyと記録画
素ピッチEPx,EPyとの比が、5:3である場合の合成記録画
像を示している。この場合には、合成パターンピッチの
大きさが合成記録画像の境界部の形状に反映されてしま
い、「がたつき」となって現われるという問題がある。 この発明は、従来技術における上述の課題を解決する
ためになされたものであり、境界部において画像の歪や
「がたつき」を生ずること無く、合成記録画像を作成す
ることのできる画像合成処理装置を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、この発明による装置は、
第1と第2の原画像を原画素ごとにそれぞれ表わす第1
と第2の原画像データに基づいて、前記第1と第2を原
画像を合成した合成記録画像を記録画素ごとに表現する
合成記録画像データを作成するための画像合成処理装置
であって、第1図に例示するように、 前記第1と第2の原画像データをそれぞれ記憶する第
1と第2の画像メモリM1,M2と、 前記原画素を分割した合成単位セルごとに前記第1と
第2の原画像データの合成比率を示す合成パターンデー
タを記憶する合成パターンデータメモリM3と、 前記記録画素ごとに、当該記録画素と所定の位置関係
にある複数の近傍合成単位セルを特定し、当該複数の近
傍合成単位セルが属する原画素についての前記第1と第
2の原画像データを前記第1と第2の画像データメモリ
から読み出すとともに、前記複数の近傍合成単位セルに
おける前記合成パターンデータを前記合成パターンデー
タメモリから読み出すデータ読出手段M4と、 前記データ読出手段によって読み出された第1と第2
の原画像データおよび合成パターンデータに基づいて前
記複数の近傍合成単位セルのそれぞれについて得られる
合成画像データに対して、前記複数の近傍合成単位セル
と前記記録画素との距離に基づいた所定の重み付け処理
を施すことにより、当該記録画素についての合成記録画
像データを作成する合成手段M5とを備える。 なお、この明細書における「合成」という用語は、各
画素ごとに2つの画像データを所定の比率で足しあわせ
る処理のみでなく、2つの画像データの一方を選択する
処理も意味している。
【作用】
データ読出手段M4は記録画素と所定の位置関係にある
複数の近傍合成単位セルについて原画像データと合成パ
ターンデータとを読み出し、合成手段M5は各近傍合成単
位セルについての合成画像データに対して、各近傍合成
単位セルと記録画素との距離に応じた所定の重み付け処
理を施すことによって合成記録画像データを作成するの
で、合成単位セルのサイズ(合成パターンピッチ)と記
録画素のサイズ(記録画素ピッチ)とが異なる場合に
も、第1と第2の原画素の境界部において、各記録画素
の合成記録画像データの値が緩やかに変化する。
【実施例】
A.装置の概略構成 第2図は、この発明の一実施例としての画像合成処理
装置ICSの概略構成を示すブロック図である。この画像
合成処理装置ICSは、画像記録装置100と、3つのライン
メモリ200a〜200cと、記録画素決定回路300と、記録画
素合成回路400とを有している。 画像合成処理装置ICSの3つのラインメモリ200a〜200
cには、レイアウトシステムのメモリ500から、第1と第
2の原画像データD1,D2と、これらの組み合わせ規則を
表現した合成パターンデータPとがそれぞれ走査線順次
に入力される。そして、これらのデータD1,D2,Pに基づ
いて、記録画像合成回路400において原画像データD1,D2
が合成され、画像記録装置100によって、カラー感光材1
10上にカラー画像を露光するように構成されている。 ラインメモリ200a〜200cに記憶された原画像データD
1,D2と合成パターンデータPとは、記録画像合成回路40
0に読み出される。記録画像合成回路400は、後述するよ
うに、各記録画素ごとに原画像データD1,D2を合成する
ことによって合成記録画像データDuを作成する回路であ
り、この発明におけるデータ読出手段と合成手段とを含
む回路である。 記録画像合成回路400で作成された合成記録画像デー
タDuは画像記録装置100に出力されて、以下に示すよう
に合成記録画像が記録される。 第1と第2の原画像データD1,D2は、イエロー
(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)の3色の有彩色
データと、墨(K)の無彩色データとを含んでおり、し
たがて、合成記録画像データDuもこれら4つの色成分Y,
M,C,Kを含んでいる。色変換回路119では、これら4つの
成分Y,M,C,Kを変換することにより、3色の有彩色成分
Y,M,Cにそれぞれ対応した色信号Cy,Cm.Coを生成する。
なお、画像データの諧調補正もこの色変換回路119内で
実行される。 このようにして得られた色信号Cy,Cm,Ccは、D/Aコン
バータ120y,120m,120cにおいてアナログ信号へと変換さ
れ、音響光学変調素子(AOM)121B,121R,121Gへ与えら
れる。 AOM121B,121R,121Gには、Arレーザ発振器122B,He−Ne
レーザ発振器122RおよびグリーンHe−Neレーザ発振器12
2Gから、それぞれブルー(B)、レッド(R)およびグ
リーン(G)のレーザビームが入射されている。AOM121
B,121R,121Gは、入力される画像信号(色信号)に応答
してこられのレーザビームをON/OFF変調し、変調された
レーザビームLb,Lr,Lgを出力する。これらのレーザビー
ムLb,Lr,Lgは全反射ミラー123Bとダイクロイックミラー
123R,123Gにおいてそれぞれ反射されつつ合成され、合
成露光ビームLとなる。この合成露光ビームLは、集光
レンズ124によってカラー感材110の感光面上へと集光さ
れる。 カラー感材110は記録ドラムシリンダ111の周囲に巻回
されており、記録ドラムシリンダ111はモータ112によっ
て駆動されてα方向へと等速回転する。この回転によっ
てY方向への主走査が達成される。また、集光レンズ12
4や全反射ミラー123B,ダイクロイックミラー123R,123G
を含む光学系は、図示しない移動機構によって駆動され
てX方向へと相対的に移動する。この移動機構は、記録
ドラムシリンダ111が1回転するごとに所定の移動ピッ
チだけ光学系が進むように構成されている。この移動ピ
ッチは、露光ビームLの直径を考慮して定められてお
り、記録画素の副走査方向XのピッチEPxを規定する。 以下では、まず記録画像合成回路400における処理の
考え方を説明した後、記録画像合成回路400の内部構成
と処理内容とについて詳細に説明する。 B.記録画像合成回路における処理の考え方 第3図は、原画素と記録画素と合成単位セルとの関係
を示す平面図である。図には、4つの原画素2a〜2dを含
む近傍領域NRが示されている。各原画素2a〜2dは、5x5
のマトリクス状に分割されており、5x5マトリクスのそ
れぞれのセルが合成パターンデータの単位セル(合成単
位セル)4となっている。一方、第3図には、記録画素
7が1つだけ例示されている。以下では、この記録画素
7の記録画像データを作成する処理の考え方について述
べる。 この実施例では、原画素2のピッチDPx,DPyと、合成
単位セル4のピッチPPx,PPyと、記録画素7のピッチEP
x,EPyとについて、次の式が成立している。 DPx=DPy …(1) PPx=PPy …(2) EPx=EPy …(3) すなわち、主走査方向Yのピッチと副走査方向Xのピ
ッチが互いに等しい。そこで、これらのピッチについ
て、主走査方向Yと副走査方向Xとを区別せずに言及す
る場合には、単に原画素ピッチDP,合成パターンピッチP
P,および記録画素ピッチEPと呼ぶこととする。この実施
例において、これらのピッチには、次の関係がある。 DP:PP:EP=25:5:3 …(4) 第3図において、記録画素7に隣接する4つの原画素
2a〜2d(以下、「近傍原画素」と呼ぶ。)はそれぞれの
中心点Nc1〜Nc4で代表されている。また、記録画素7は
その中心点Prで代表されている。この記録画素7の記録
画像データを作成する際には、後述するように、記録画
素中心Prを取り囲む4つの合成単位セル4a〜4d(以下、
「近傍合成単位セル」と呼ぶ。)の合成パターンデータ
を利用する。近傍合成単位セル4a〜4dは、それぞれの中
心点C1〜C4で代表されている。この実施例では、2番目
の合成単位セル中心C2と原画素中心Nc2とが同一の位置
にある。なお、後述するように、記録画像合成回路400
では、原画素中心Nc1から記録画素中心Prまでのベクト
ルVを用いて、記録画素中心Prの位置を表わしている。 記録画素7の記録画像データを作成する際には、近傍
合成単位セル中心C1〜C4から記録画素中心Prまでの距離
に応じて画像データの補間(重み付け処理)が行なわれ
る。この距離の単位として、細分化ピッチPHx,PHyを考
え、第4図に示すように、4つの近傍合成単位セル中心
C1〜C4で囲まれる領域IR(以下、「補間領域」と呼
ぶ。)を細分化ピッチPHx,PHyで分割している。記録画
素中心Prは、合成単位セル中心C1〜C4の位置、および、
合成単位セル中心C1〜C4を基本格子点として細分化ピッ
チPHx,PHyで規定される格子点(図中にその一部を黒点
で示す)の位置のいずれかに位置している。原画素中心
NC1から記録画素中心PrまでのベクトルVを表わすベク
トルデータは、細分化ピッチPHx,PHyの単位で表現され
ている。なお、第4図の例では、PP:PH=20:1である。 各合成単位セル中心C1〜C4から記録画素中心Prまでの
距離を求める際には、まず第4図において、1つの合成
単位セル中心C1を基点として記録画素中心Prの位置を表
わすベクトルVaを次式にしたがって求める。 Va=V−Vp …(5) ここで、ベクトルVpは、第3図に示すように第1の原
画素中心Nc1から第1の近傍合成単位セル中心C1までの
ベクトルである。 ベクトルVaの成分Vax,Vayは、更に、近傍合成単位セ
ル中心C1〜C4同士の距離PNx,PNy(以下、「近傍合成単
位セルピッチ」と呼ぶ。)で正規化される。 Hax=Vax/PNx …(6) Hay=Vay/PNy …(7) ここで、0≦Hax<1、0≦Hay<1 なお、第4図の例では、近傍合成単位セルPPx,PPyと
合成パターンピッチPPx,PPyとは、互いに等しい。 記録画素7の画像データの補間を行なう際に用いられ
る重み係数F1〜F4は、正規化ベクトル成分Hax,Hayに基
づいて、次のように求められる。 F1=(1−Hax)・(1−Hay) …(8) F2=(1−Hax)・Hay …(9) F3=Hax・(1−Hay) …(10) F4=Hax・Hay …(11) 一方、これらの各重み係数F1〜F4と掛け合わされる各
近傍合成単位セル4a〜4dの合成画像データは、前述の第
12A図〜第12D図に示す方法と同様の方法で求められる。
すなわち、各近傍合成単位セル4a〜4dが属する原画素2b
について、2つの原画像データD1,D2が読み出され、こ
のうち、各合成単位セル4a〜4dの合成パターンデータP
で指定された方の原画像データ(D1またはD2)が、各合
成単位セル4a〜4dの合成画像データDc1〜Dc4として選ば
れる。 記録画素7の合成記録画像データDuは、各合成単位セ
ル4a〜4dの合成画像データDc1〜Dc4に基づいて、次のよ
うに求められる。 Du=F1・Dc1+F2・Dc2+F3・Dc3+F4・Dc4 …(12) (12)式の補間演算は、原画素中心Prと各合成単位セ
ル中心C1〜C4との距離に基づいた重み付け処理の一態様
となっている。 第5A図および第5B図は、上記の方法にしたがって作成
した記録画像を示す説明図であり、それぞれ前記第14B
図と第14C図とに対応している。これらの図において、
網点面積率が100%でない記録画素には、その網点面積
率の値を記入している。第5A図と第14B図、および、第5
B図と第14C図とをそれぞれ比較すればわかるように、上
記の方法に従って記録画像を作成すると、記録画素ピッ
チEPと合成パターンピッチPPとが異なる場合にも、2つ
の原画像の境界部における画像データの値がなめらかに
変化するようにすることができる。 4つの近傍原画素2a〜2dを含む近傍領域NRが境界部の
ときには、前記(12)式に従って、4つの近傍合成単位
セル4a〜4dの合成画像データDc1〜Dc4に対し、記録画素
7と各近傍合成単位セル4a〜4dとの距離に基づいた重み
付け処理を施すことにより合成記録画像データDuを作成
する。一方、近傍領域NRが境界部でないときには、特開
平1−154669号公報に記載された方法に従って、4つの
近傍原画素2a〜2dの原画像データD1(またはD2)に対
し、記録画素7と近傍原画素2a〜2dとの距離に基づいた
重み付け処理を施すことにより合成記録画像データDuを
作成する。以上のように処理することにより、境界部で
は合成記録画像データの変化をなめらかにすることがで
き、また、非境界部では原画像の忠実性を保つことがで
きるという利点がある。 記録画像合成回路400では、上記の方法に従って画像
データを補間し、記録画素7の合成記録画像データDuを
求めている。 C.記録画像合成回路の構成と処理内容 第6図は、記録画素決定回路300およびラインメモリ2
00a〜200cとともに、記録画像合成回路400の内部構成を
示すブロック図である。 記録画素決定回路300は、エンコーダ出力パルス係数
回路114(第2図参照)が発生するパルス信号Ety,Etx,E
sysと、原画素ピッチDP,合成パターンピッチPPおよび記
録画素ピッチEPとに基づいて、記録画素7の位置を示す
信号Vx,Vyを生成するための回路である。 この記録画素決定回路300は、前述の特開平1−15466
9号公報に記載されている記録画素決定回路300と同様の
構成・機能を有している。また、3つのラインメモリ20
0a〜200cも特開平1−154669号公報に記載されているラ
インメモリ200a〜200cと同様な構成・機能を有してい
る。ここでは、これらの要素についての詳細な説明を省
略する。 第6図に示すように、記録画像合成回路400は、近傍
合成単位セル決定制御テーブル401と、近傍合成パター
ンデータ決定回路402と、第1のセレクタ403と、画像境
界判別回路404と、第2のセレクタ405と、係数RAMテー
ブル406と、乗算累積回路407と、補間演算制御回路408
と、第3のセレクタ409と、第4のセレクタ410の、ラッ
チ回路411とを備えている。 この発明におけるデータ読出手段は、近傍合成単位セ
ル決定制御テーブル401と、近傍合成パターンデータ決
定回路402と、第1のセレクタ403と、画像境界判別回路
404と、第2のセレクタ405と、補間演算制御回路408
と、第3のセレクタ409と、第4のセレクタ410とで構成
されている。また、この発明における合成手段は、係数
RAMテーブル406と乗算累積回路407と、ラッチ回路411と
で構成されている。 次に、記録画像合成回路400の動作を、第7図に示す
タイミングチャートを参照しつつ説明する。第6図およ
び第7図で使用している主要な信号は、次のような内容
を表わしている。 Esys:システムクロック信号。 Ety:主走査方向において記録画素ピッチごとに生成され
る位置パルス信号。 Etx:副走査方向において記録画素ピッチごとに生成され
る位置パルス信号。 Vx,Vy:原画素中心Nc1から記録画素中心Prまでの距離を
表わすベクトルVのX成分、Y成分を表わす位置信号。 Snxi,Snyi(i=1〜4):4つの近傍合成単位セル4a〜4
dが、4つの近傍原画素2a〜2dのうちのいずれに属する
かを示す原画素指定信号。 Sxi,Syi(i=1〜4):4つの近傍合成単位セル4a〜4d
について、原画素指定信号Snxi,Snyiで指定された原画
素の中での座標を示す合成単位セル座標信号。 Ua、Ub:4つの近傍原画素2a〜2dの原画像データや合成パ
ターンデータをラインメモリから読み出す時に、各原画
素を切換える原画素切換信号。 Ua1,Ub1:近傍原画素2a〜2dまたは近傍合成単位セル4a〜
4dを切換える切換信号。信号Ua,Ubの基となる信号の一
種。 Uen2:4つの近傍原画素2a〜2dについての合成パターンデ
ータを合成パターンラインメモリ200cから読み出す期間
中、アクティブとなるイネーブル信号。 Uen:(12)式の各項を累算していく時にアクティブとな
るイネーブル信号。 Uset:補間演算で求められた画像データDtをラッチする
タイミングを示すラッチセット信号。 Pb:4つの近傍原画素2a〜2dを含む近傍領域NRが原画像の
境界部となっているか否かを示す境界部指示信号。 第7図では、システムクロック信号Esysの1周期ごと
の期間T0〜T11における動作を示している。期間T0で
は、主走査方向の記録画素ピッチEPyごとに生成される
パルス信号Etyが発生する。期間T1〜T4では、以下に述
べるように、位置信号Vx,Vyに基づいて、各近傍合成単
位セル4a〜4dの合成パターンデータPc1〜Pc4が決定され
る。また、期間T5〜T10では、記録画素7の合成記録画
像データDuが前記(12)式に従って合成される。 まず、記録画素決定回路300は、システムクロック信
号Esysと、主走査位置パルス信号Etyと、副走査位置パ
ルス信号Etyとに基づいて、記録画素7の位置を示す位
置信号Vx,Vyを出力する。この位置信号Vx,Vyは、近傍合
成単位セル決定制御テーブル401に与えられる。 近傍合成単位セル決定制御テーブル401は、第3図に
示す各近傍合成単位セル4a〜4dが、4つの近傍原画素2a
〜2dのうちのいずれに属するかを指定する信号Snxi,Sny
i(i=1〜4)を生成する。第3図の原画素2a〜2dを
示す原画素指定信号の組(Snxi,Snyi)は、それぞれ次
のようになる。 (Snxi,Snyi): 原画素2aを示すとき(0,0) 原画素2bを示すとき(0,1) 原画素2cを示すとき(1,0) 原画素2dを示すとき(1,1) 第3図の例では、4つの近傍合成単位セル4a〜4dがい
ずれも原画素2bに属しているので、原画素指定信号の組
(Snxi,Snyi)は、次のようになる。 (Snxi,Snyi)=(0,1) …(13) (ここで、i=1〜4) さらに、近傍合成単位セル決定制御テーブル401は、
各近傍合成単位セル4a〜4dについて、原画素指定信号の
組(Snxi,Snyi)で指定された原画素(ここでは2b)中
での座標を指定する合成単位セル座標信号Sxi,Syi(i
=1〜4)を生成する。この実施例では、1つの原画素
が5x5マトリクス状の合成単位セルに分割されており、
各合成単位セルの座標(Sxi,Syi)は、(0,0)〜(4,
4)で表わされる。すなわち、合成単位セル座標信号(S
xi,Syi)の値に、それぞれ1を足したものが通常の意味
での座標となる。したがって、各近傍合成単位セル4a〜
4dの座標(Sxi,Syi)は、それぞれ次のようになる。 合成単位セル4a: (Sx1,Sy1)=(2,1) …(14) 合成単位セル4b: (Sx2,Sy2)=(2,2) …(15) 合成単位セル4c: (Sx3,Sy3)=(3,1) …(16) 合成単位セル4d: (Sx4,Sy4)=(3,2) …(17) なお、近傍合成単位セル決定制御テーブル401は、RAM
で構成されたルックアップテーブルとして実現されてい
る。このルックアップテーブルの内容については、更に
後述する。 近傍合成単位セル決定制御テーブル401で生成された
原画素指定信号Snxi,Snyiと合成単位セル座標信号Sxi,S
yiとは、近傍合成パターンデータ決定回路402に与えら
れる。近傍合成パターンデータ決定回路402は、各合成
単位セル4a〜4dのそれぞれに対応する4つの回路を有し
ている。近傍合成パターンデータ決定回路402の内部構
成と動作については後述する。 補間演算制御回路408は、位置パルス信号Etyによって
トリガされて、記録画素が変化するたびにシステムクロ
ックEsysに同期した信号Ua1,Ub1,Uen2,Uen,Usetを生成
する。 信号Ub1は原画素の副走査方向Xの位置を、また、信
号Ua1は主走査方向Yの位置をそれぞれ指定する信号で
あり、そのレベルに応じて次のように原画素を切換えて
指定する。 (Ub1,Ua1): (0,0)の時、原画素2a (0,1)の時、原画素2b (1,0)の時、原画素2c (1,1)の時、原画素2d 第7図に示すように、期間T1〜T4では信号Ub1,Ua1に
よって原画素2a〜2dがこの順序で指定されている。ま
た、この期間T1〜T4ではイネーブル信号Uen2がアクティ
ブ(Hレベル)になっており、この結果、信号Ua1,Ub1
がセレクタ410を経由して、原画素切換信号Ua,Ubとして
3つのラインメモリ200a〜200cに与えられる。 合成パターンラインメモリ200cは、原画素切換信号U
a,Ubに応じて近傍原画素2a〜2dの合成パターンデータP
(1)〜P(4)を期間T1〜T4においてそれぞれ出力す
る。各原画素には25個の合成単位セルが含まれているの
で、各合成パターンデータP(1),P(2),P(3),P
(4)もそれぞれ25個ずつのデータを含んでいる。これ
らの合成パターンデータP(1)〜P(4)は、近傍合
成パターンデータ決定回路402と画像境界判別回路404と
に与えられる。 第8図は、第1図の合成単位セル4aについての合成パ
ターンデータPc1を決定する近傍合成パターンデータ決
定回路402aを示すブロック図である。この近傍合成パタ
ーンデータ決定回路402aは、ビット分割回路41とセレク
タ42と、比較器43と、NANDゲート44と、ラッチ45とを有
している。 各期間T1〜T4において合成パターンラインメモリ200c
から読み出された合成パターンデータP(1)〜P
(4)は、ビット分割回路41にそのまま入力される。ビ
ット分割回路41は、各合成パターンデータP(1)〜P
(4)を、各原画素内の25個の合成単位セルにそれぞれ
対応する25個のデータに分割し、セレクタ42に供給す
る。セレクタ42には、25個の合成パターンデータととも
に、前述した合成単位セル座標信号Sx1,Sy1が与えられ
ており、これらの合成単位セル座標信号Sx1,Sy1によっ
て指定される合成単位セル4aについての合成パターンデ
ータをラッチ回路45に出力する。この実施例では、合成
単位セル座標信号Sx1,Sy1で示される第1の合成単位セ
ル4aの座標は、前記(14)式で示すように(2,1)であ
る。 一方、比較器43には原画素指定信号Snx1,Sny1がその
一方入力として与えられ、信号Ua1,Ub1が他方入力とし
て与えられている。比較器43は、信号Snx1とUb1、信号S
ny1とUa1をそれぞれ比較し、これらがいずれも一致した
ときにHレベルの信号を出力する。この実施例では、原
画素指定信号(Snx1,Sny1)の値は、前記(13)式で示
すように(0,1)である。また、信号Ub1,Ua1は、第7図
に示すように、期間T1〜T4でそれぞれ変化する。この結
果、信号(Ub1,Ua1)の値が(0,1)となる期間T2におい
てのみ、比較器43からNANDゲート44にHレベルの信号が
出力される。この期間T2において、ビット分割回路41に
与えられている信号Pは、原画素2bについての合成パタ
ーンデータP(2)である。 NANDゲート44の他方入力には、イネーブル信号Uen2が
与えられている。このイネーブル信号Uen2は、第7図に
示すように、合成パターンデータPを読み出す期間T1〜
T4の間、Hレベルとなっている信号であり、従って、期
間T2においてNANDゲート44の2つの入力信号がHレベル
となる。この結果、NANDゲート44からLレベルの反転出
力信号がラッチ回路45の反転入力端子に与えられて、ラ
ッチ回路45がイネーブルとなる。そして、セレクタ42か
ら出力された合成パターンデータがラッチ回路45でラッ
チされ、合成単位セル4aの合成パターンデータPc1とし
て出力される。 このように、期間T1〜T4の間に、各近傍合成単位セル
4a〜4dについての合成パターンデータPc1〜Pc4が近傍合
成パターンデータ決定回路402によって決定される。こ
れらの合成パターンデータPc1〜Pc4は、第6図の下部に
示すセレクタ403に与えられる。 期間T1〜T4においては、さらに、4つの近傍原画素2a
〜2dで構成される近傍領域NRが2つの原画像の境界部で
あるか否かが画像境界判別回路404によって判別され
る。画像境界判別回路404には、4つの近傍原画素2a〜2
dについての合成パターンデータP(1)〜P(4)が
与えられ、これらの合成パターンデータP(1)〜P
(4)の合計100個の値がすべて同じ(1または0)で
あれば境界部ではないと判別し、Lレベルの境界部指示
信号Pbを出力する。一方、合成パターンデータP(1)
〜P(4)の合計100個の値のうち、1つでも他と異な
るものがあれば境界部であると判別し、Hレベルの境界
部指示信号Pbを出力する。この境界部指示信号Pbは、第
7図に示すように、期間T5のはじめには確定しており、
期間T5〜T8の間、その値を保持している。 期間T5〜T10では、各合成単位セル4a〜4dの合成パタ
ーンデータPc1〜Pc4に基づいて各合成単位セル4a〜4dの
合成画像データDc1〜Dc4(これらは原画素2bにおける第
1の画像データD1または第2の画像データD2に等し
い。)を決定し、更に、これらの合成画像データDc1〜D
c4に基づいて、前記(12)式によって、記録画素7の合
成記録画像データDuを求める。 期間T5〜T8では、補間演算制御回路408から出力され
る信号Ua1,Ub1のレベルが第7図に示すように変化し、
各期間T5〜T8において、それぞれ原画素2a〜2dが交互に
指定される。また、期間T5〜T8の間では、イネーブル信
号Uen2がレベルとなり、イネーブル信号UenがHレベル
となっている。 信号Ua1,Ub1は、第1のセレクタ403に切換信号として
与えられる。第1のセレクタ403の4つの入力端子に
は、近傍合成パターンデータ決定回路402から出力され
た合成パターンデータPc1〜Pc4が与えられている。期間
T5〜T8において第1のセレクタ403が切換えられるのに
応じて、各合成単位セル4a〜4dの合成パターンデータPc
1〜Pc4が切換信号SLとして第2のセレクタ405に順次出
力される。 期間T5〜T8において第2のセレクタ405の入力端子に
与えられる原画像データD1,D2は、各合成単位セル4a〜4
dが属する原画素(ここでは2b)の原画像データになっ
ている。これらの原画像データD1,D2は、次のようにし
て画像ラインメモリ200a,200bから読み出される。 まず、第6図の上部に示すセレクタ409の4つの入力
端子には、近傍合成単位セル決定制御テーブル401から
出力された各近傍合成単位セル4a〜4dの原画素指定信号
(Snx1,Sny1)〜(Snx4,Sny4)がそれぞれ与えられる。
また、このセレクタ409には信号Ua1,Ub1が切換信号とし
て与えられている。信号Ua1,Ub1は、各期間T5〜T8にお
いて、それぞれ原画素指定信号(Snx1,Sny1)〜(Snx4,
Sny4)をこの順に選択するように変化する。 ところで、原画素2a〜2dを含む近傍領域NRが境界部で
ある場合は、前述したように、期間T5〜T8の間で境界部
指示信号PbがHレベルになる。この境界指示信号Pbは第
6図の上部に示すセレクタ410内のANDゲート410aの反転
入力として与えられている。ANDゲート410aの他方入力
としては、補間演算制御回路408から出力されたイネー
ブル信号Uen2が与えられている。このイネーブル信号Ue
n2は、期間T5〜T8の間でLレベルとなっているので、AN
Dゲート410aの出力がHレベルとなり、セレクタ410が切
換えられて、その前段のセレクタ409の出力信号がセレ
クタ410から出力される。すなわち、各期間T5〜T8にお
いて、4組の原画像指定信号(Snx1,Sny1)〜(Snx4,Sn
y4)が、切換信号Ua,Ubとしてセレクタ410から交互に出
力される。これらの原画像指定信号(Snx1,Sny1)〜(S
nx4,Sny4)の値は、前記(13)式で示されるように、す
べて(0,1)であり、原画素2bを指定している。 原画像指定信号(Snx1,Sny1)〜(Snx4,Sny4)の各組
がセレクタ410から第1と第2の画像ラインメモリ200a,
200bに与えられると、これらの信号で指定された原画素
2bの原画像データD1,D2が読み出される。この実施例で
は、近傍合成単位セル4a〜4dがすべて原画素2bに属して
いるので、期間T5〜T8の間中、原画素2bにおける第1と
第2の原画像データD1,D2が読み出されている。 こうして読み出された原画像データD1,D2は、第6図
の下部に示すセレクタ405の入力端子に与えられ、切換
信号SLによって切換えられて、合成画像データDsとして
乗算累積回路407に与えられる。すなわち、切換信号SL
として順次与えられる合成パターンデータPc1〜Pc4の値
がゼロのときは、第1の原画像データD1が合成画像Dsと
して出力され、反対に、合成パターンデータPc1〜Pc4の
値が1のときには第2の原画像データD2が合成画像デー
タDsとして出力される。 係数RAMテーブル406には、境界指定信号Pbと、信号Ua
1,Ub1と、位置信号Vx、Vyとが与えられており、期間T5
〜T8の間に重み係数F1〜F4が読みだされる。これらの重
み係数F1〜F4は、前記(12)式において各近傍合成単位
セル4a〜4dの合成画像データDc1〜Dc4と掛け合わされる
係数であり、前記(8)〜(11)式でそれぞれ定義され
ている。なお、この際、信号Ua1、Ub1は読出の対象とな
る各重み係数F1〜F4を切換える切換信号として使用され
ている。 乗算累積回路407には、これらの重み係数F1〜F4と、
前述した各近傍合成単位セル4a〜4dの合成画像データDs
(Dc1〜Dc4)とが、各期間T5〜T8にそれぞれ1つずつ入
力されている。また、補間演算制御回路408からは、期
間T6〜T9の間でHレベルとなるイネーブル信号Uenが乗
算累積回路407に与えられている。乗算累積回路407は、
与えられた重み係数F1〜F4と合成画像データDc1〜Dc4と
の乗算結果G1〜G4をシステムクロック信号Esysの立ち上
がりエッジラッチする。さらに、イネーブル信号Uenが
Hレベルのときは、それ以前に内部のレジスタ(図示せ
ず)にラッチされていた値にその乗算値G1〜G4を加算し
てラッチする。したがって、期間T5では第1の近傍合成
単位セル4aに体する重み係数F1と原画像データDc1との
積G1=F1xDc1を計算し、期間T6の初めにおけるシステム
クロック信号Esysの立ち上がりエッジで、その乗算内容
G1を内部のレジスタにラッチすると共に、累算データDt
として出力する。期間T6の初めの立ち上がりエッジで
は、イネーブル信号UenがLレベル(ノンアクティブ)
なので、期間T5の初めにラッチされていたデータは加算
されない。一方、期間T7〜T9の初めでは、イネーブル信
号UenがHレベル(アクティブ)なので、第2〜第4の
近傍合成単位セル4b〜4dに対する重み係数F2〜F4と原画
像データDc2〜Dc4との乗算結果G2〜G4が、それ以前にラ
ッチされた累算データDtに加算されていく。この結果、
期間T6〜T9の間に前記(12)式の各項の乗算と、その乗
算結果G1〜G4の累算とが乗算累積回路407によって順次
行なわれ、その結果が累算データDtとして出力される。 こうして得られた累算データDtは、期間T9の初めから
期間T10の初めまで乗算累積回路407から出力されてラッ
チ回路411に与えられている。ラッチ回路411には、補間
演算制御回路408からラッチセット信号Usetが与えられ
ており、期間T10におけるラッチセット信号Usetの立ち
上がりエッジで、累算データDtがラッチ回路411でラッ
チされる。こうしてラッチされた累算データDtが、合成
記録画像データDuとして記録画像合成回路400から出力
される。 以上のようにして求められた合成後画像データDuは、
前記(12)式に従って重み付けされた画像データとなっ
ている。 なお、以上の説明では、4つの近傍原画素2a〜2dを含
む近傍領域NRが境界部である場合の動作を示したが、境
界部でない場合には、次のような動作となる。 近傍領域NRが境界部でない場合には、画像境界判別回
路404から出力される境界部指示信号PbがLレベルとな
る。境界部指示信号PbがLレベルになると、期間T5〜T8
の間においても、セレクタ410は信号Ua1,Ub1を切換信号
Ua,Ubとして各ラインメモリ200a〜200cに与える。この
結果、画像ラインメモリ200b,200cからは、4つの原画
素2a〜2dについての第1と第2の原画像データD1,D2が
順次読み出される。 ところで、境界部でないということは、4つの近傍原
画素2a〜2dがすべて同じ原画像に属していることと同じ
である。従って、近傍合成パターンデータ決定回路402
から出力される合成パターンデータPc1〜Pc4の値は、す
べてその現画像を示す同じ値(ゼロまたは1)となって
いる。 従って、第6図の下部に示すセレクタ405では、合成
パターンデータPc1〜Pc4の値で指示された原画像データ
D1またはD2が選択されて出力される。 境界部指示信号Pbは、画像境界判別回路404から係数R
AMテーブル406にも与えられており、境界部指示信号Pb
がLレベルのときには、前述した特開平1−154669号公
報に記載された重み係数Fa〜Fdが出力される。そして、
乗算累積回路407によって、各近傍原画素2a〜2dの原画
像データD1またはD2と重み係数Fa〜Fdとがそれぞれ乗算
されるとともに累算される。 D.データテーブルの内容 ここでは、近傍合成単位セル決定制御テーブル401と
係数RAMテーブル406の内容についてそれぞれ説明する
が、その前に、この実施例において使用している各種の
ピッチについて、その整合性の取り方について説明す
る。 D−1.各種ピッチの整合性 上記実施例では、以下のピッチを用いている。 DPx,DPy:原画素ピッチ PPx,PPy:合成パターンピッチ EPx,EPy:記録画素ピッチ PHx,PHy:細分化ピッチ PNx,PNy:近傍合成単位セルピッチ ここでは、さらに次のデータを用いる。 PLx,PLy:格子領域ピッチ なお、格子領域ピッチについては後述する。以下で
は、上記の各ピッチについてX方向とY方向とを区別せ
ずに言う場合には、それぞれDP,PP,EP,PH,PN,PLと記す
こととする。 原画素ピッチDPと合成パターンピッチPPには、次の関
係がある。 DP=α・PP …(18) ここでは、αは整数であり、上記実施例ではα=5で
ある。 記録画素の位置ベクトル成分V(VxおよびVy)は、次
式で示すように、原画素ピッチDPよりも小さい。 0≦V<DP …(19) 近傍合成単位セルピッチPNは、近傍合成単位セル中心
C1〜C4で囲まれた補間領域IR(第4図参照)の大きさ
が、記録画素の大きさよりも小さくならないように、近
傍合成単位セル中心間の距離を指示するデータであり、
以下のように設定される。 PN=β・PP …(20) EP≦PN …(21) ここで、βは次式を満たす整数である。 1≦β≦α …(22) 上記実施例では、βの値は1である。上記(18)式、
(21)式および(22)式から、次式が成立する。 EP≦PN≦DP …(23) 記録画素の位置ベクトルVは、第3図に示すように、
原画素中心Nc1を原点としているので、上記(23)式お
よび(19)式が成立すれば、4つの原画素中心Nc1Nc4で
囲まれた領域内で近傍合成単位セルが選択される。 格子領域ピッチPLは、データテーブルを作成する都合
上、便宜的に使用されるピッチであり、合成パターンピ
ッチPPの1/2とされる。 PL=PP/2 …(24) この式から、合成パターンピッチPPが2の倍数であれ
ば、格子領域ピッチPLが常に整数となる。 第9図は、格子領域ピッチPLを最小単位として第3図
を書き直した図である。 原画素ピッチDPと合成パターンピッチPPと記録画素ピ
ッチEPとは、原画像データの分解能と、画像記録装置10
0(第2図参照)の仕様とで決まる値であり、次のよう
に関係づけられる。 DP:PP:EP=(i・α・k):(i・k):(j・k)…
(25) ここで、i,j,k,αは整数であり、αは上記(18)式で
定義されている。α=5であり、また、この実施例では
PP:EP=5:3なので、上記(25)式は、次のように書き換
えられる。 DP:PP:EP=(5x5xk):(5xk):(3xk) …(25a) 前記(24)式の条件から、合成パターンピッチPPは整
数2の公倍数である。従って、上記(25)式または(25
a)式において、k=2とすれば、各ピッチの間に次の
関係が成立する。 DP:PP:EP=25:5:3 …(26) また、近傍合成単位セルピッチPNと格子領域ピッチPL
とを含む関係は、次の式で表わされる。 DP:PP:EP:PN:PL=50:10:6:10:5 …(27) さらに、位置ベクトルVの値の最小単位としての細分
化ピッチPHを、第4図のように合成パターンピッチPPの
1/20とすれば、次式が成立する。 DP:PP:EP:PN:PL:PH=100:20:12:20:10:1 …(28) この時、記録画素の位置ベクトルVは、次式を満足す
る範囲で与えられる。 0≦V<100 …(29) なお、細分化ピッチPHを大きくすれば、記録画素の位
置を、より精度良く表すことができ、従って、合成記録
画像データを求める際の補間精度を向上させることがで
きる。しかし、細分化ピッチPHの値を大きくすると、デ
ータテーブル内に収納するデータ量が増大するので、補
間精度とデータ量とのバランスを考慮して細分化ピッチ
PHを決定する。 D−2.近傍合成単位セル決定制御テーブルの内容 ここでは、第9図を参照しつつ、位置ベクトル成分V
x,Vyに基づいて、近傍構成単位セル4a〜4dに関する原画
素指定信号Snxi,Snxiと、合成単位セル座標信号Sxi,Syi
とを求める手順を示す。なお、ここでは、ピッチDP,PP,
EP,PN,PL,PHの値を、上記(28)式に従って、それぞれ1
00,20,12,20,10,1とする。また、副走査方向Xと主走査
方向Yとに関する式が同一の場合は、副走査方向Xに関
する式のみを記す。 まず、記録画素の位置を示す位置ベクトル成分Vx,Vy
の値に基づいて、記録画素中心Prの位置の格子番号Nx,N
yを求める。格子番号Nx,Nyは、次の式を満たす整数とし
て求められる。 (Nx−1)・PL≦(Vx+DP/2)<(Nx・PL) …(30) 第7図に示す記録画素7に関しては(Vx,Vy)=(15,
85)である。したがって、(Nx,Ny)=(7,14)が得ら
れる。 次に、近傍合成単位セル中心C1,C2,C3,C4を示す格子
番号(Nx1,Ny1),(Nx1,Ny2),(Nx2,Ny1),(Nx2,N
y2)を次のようにして求める。 Nx1=2・div[Nx,2]−β …(31) Nx2=2・div[Nx,2]+β …(32) ここで、div[Nx,2]は、Nxを2で割った商を求める
演算を示す。第9図の例では、β=1であり、Nx=7な
のでNx1=5、Nx2=7となる。また、Ny=14なのでNy1
=13、Ny2=15となる。すなわち、各合成単位セル中心C
1,C2,C3,C4の座標値として、それぞれ(5,13),(5,1
5),(7,13),(7,15)が得られる。 次に、得られた格子番号Nx1,Ny1,Nx2,Ny2から、原画
素指定信号(Snxi,Snyi)と合成単位セル座標信号(Sx
i,Syi)とを以下のように求める。 Nx1<(DP/PL)=10の時: Snx1=Snx2=0 …(33) Sx1=Sx2=Nx1/2−1 …(34) Nx1≧(DP/PL)=10の時: Snx1=Snx2=1 …(35) Sx1=Sx2=(Nx1−DP/PL)/2−1 …(36) ただし、(34)式、(36)式において,Sx1,Sx2は整数
に切り上げられる。 同様に、 Nx2<(DP/PL)=10の時: Snx3=Snx4=0 …(37) Sx3=Sx4=Nx2/2−1 …(38) Nx2≧(DP/PL)=10の時: Snx3=Snx4=1 …(39) Sx3=Sx4=(Nx2−DP/PL)/2−1 …(40) Nx1=5、Nx2=7、およびNy1=13、Ny2=15なので、以
下の値が得られる。 (Snxi,Snyi)=(0,1) (ここで、i=1〜4) (Sx1,Sy1)=(2,1) (Sx2,Sy2)=(2,2) (Sx3,Sy3)=(3,1) (Sx4,Sy4)=(3,2) このように、上記(30)式〜(40)式に従い、位置ベ
クトルVに基づいて、原画素指定信号(Snxi,Snyi)と
合成単位セル座標信号(Sxi,Syi)とが近傍合成単位セ
ル決定制御テーブル401によって出力される。 なお、近傍合成単位セル決定制御テーブル401は、RAM
に記憶されたルックアップテーブルとして構成されてい
る。従って、位置ベクトル成分Vx,Vyのすべての値につ
いて(上記の例では、0≦Vx<100,0≦Vy<100の範囲
で)、原画素指定信号(Snxi,Snyi)と合成単位セル座
標信号(Sxi,Syi)の値を予め計算しておき、RAMに記憶
しておく。もちろん、ルックアップテーブルではなく、
上記の式に従って、位置ベクトル成分Vx,Vyに基づいて
原画素指定信号(Snxi,Snyi)と合成単位セル座標信号
(Sxi,Syi)とをその都度計算するようにしても良い。
ただし、ルックアップテーブルとして構成すれば、これ
らの信号値の読み出しを高速に行なうことができるとい
う利点がある。 D−3.係数RAMテーブルの内容 係数RAMテーブル406は、前述したように位置ベクトル
成分Vx,Vyに基づいて、以下のようにして求めた係数F1
〜F4を出力する。 まず、位置ベクトル成分Vx,Vyに基づき、(5)式に
従って、第4図に示すベクトルVaの成分Vax,Vayを次の
ように求める。 Vax=Vx−Vpx …(41) ここで、Vpx,Vpyは、第3図に示す原画素中心Nc1から
近接合成単位セル4aまでのベクトルVpの成分であり、次
の式で与えられる。 Vpx=(Nx1−DPx/2/PNx)・PNx …(42) ここで、Nx1は近傍合成単位セル中心C1の格子番号で
ある。第9図からもわかるように、格子番号(Nx1,Ny
1)の値は(5,13)であり、DP=100,PN=10なので、(V
px,Vpy)=(0,80)となる。ここで、各成分Vpx,Vpy
は、細分化ピッチPHを一単位として表わされている。 一方、位置ベクトルV(Vx,Vy)の値は(15,85)なの
で、前記(41)式から、(Vax,Vay)=(15,5)とな
る。 さらに、ベクトルVa(Vax,Vay)は、前記(6)式、
(7)式に従って、近傍合成単位セルピッチPNで正規化
される。この結果、正規化ベクトル(Hax,Hay)=(0.7
5,0.25)が得られる。 こうして得られた正規化ベクトル(Hax,Hay)に基づ
き、前記(8)〜(11)式に従って、各重み係数F1〜F4
が求められる。 なお、係数RAMテーブル406は、RAMに記憶されたルッ
クアップテーブルとして構成されている。従って、位置
ベクトル成分Vx,Vyのすべての値について(上記の例で
は、0≦Vx<100,0≦Vy<100の範囲で)、重み係数F1〜
F4の値を予め計算し、RAMに記憶しておく。もちろん、
ルックアップテーブルではなく、上記の式に従い、位置
ベクトルVに基づいて重み係数F1〜F4をその都度計算す
るようにしても良い。 なお、ここでは4つの近傍原画素2a〜2dを含む近傍領
域NRが境界部であ場合の重み係数F1〜F4の求め方を示し
たが、この領域が境界部でない場合に使用する重み係数
Fa〜Fdについては、特開平1−154669号公報に記載され
ている通りなので、ここでは省略する。 E.変形例 なお、この発明は、上記実施例に限られるものではな
く、次のような変形も可能である。 上記実施例では、前記(20)式において、β=1と
したが、βの値を他の整数に設定しても良い。 第10A図および第10B図は、β=2およびβ=3の場合
における近傍合成単位セルの選び方を示す説明図であ
る。 β=2の場合、前記(31)式、(32)式は、それぞれ
次の式に置き換えられる。 Nx1=2・div[Nx+1,2]−β …(31a) Nx2=2・div[Nx+1,2]+β …(32a) これらの式は、βが偶数の場合に一般的に用いられ
る。なお、β=2の時、第10A図に示す近傍合成単位セ
ル中心C1〜C4が補間に用いられるのは、位置ベクトルV
が、格子番号(7,13),(7,14),(8,13),(8,14)
で示される領域にある場合である。 β=3の場合には、前記(31)式、(32)式が、その
まま用いられる。すなわち、βが奇数の時には一般に
(31),(32)式が用いられる。なお、β=3のとき、
第10B図に示す近傍合成単位セル中心C1〜C4が補間に用
いられるのは、位置ベクトルVが、格子番号(6,14),
(6,15),(7,14),(7,15)で示される領域にある場
合である。 上記実施例では、前記(12)式に従って、近傍合成
単位セルの合成画像データに対し、近傍合成単位セルと
記録画素との距離に応じた直線的な補間演算を施すこと
によって、記録画像データを求めた。しかし、記録画像
データを求める方法としては、前記(12)式に示す方法
に限らず、例えば、前述の特開平1−154669号公報第42
8頁に記載されている重み係数Fa〜Fdと同様に、所定の
係数特性線に従った補間演算によって重み係数F1〜F4を
設定しても良い。また、一般に補間演算に限らず、記録
画素と近傍合成単位セルとの距離に基づいた所定の重み
付け処理によって合成記録画像データを求めれば良い。 上記実施例では、4つの近傍合成単位セルを用いて
画像データの重み付け処理を行なったが、近傍合成単位
セルは4つに限らず、一般に複数個選べばよい。 上記実施例では、4つの近傍原画素2a〜2d内の合成
パターンデータの値が同一か否かによって境界部と非境
界部とを判別していたが、別の方法によって境界部の判
別を行なってもよい。例えば、4つの近傍合成単位セル
4a〜4dの合成パターンデータが同一か否かによって、境
界部を判別してもよい。すなわち、近傍原画素または近
傍合成単位セルの合成パターンデータの値に基づいて、
所定の判定条件によって境界部を判別すればよい。 上記実施例では、近傍領域NRが境界部の場合と非境
界部の場合とに分けて、合成記録画像データの求め方を
変えていた。しかし、なめらかな画像境界部を作成する
という目的のためには、近傍領域NRが境界部であるか否
かにかかわらず、前記(12)式に従って処理を行なえば
良い。この場合には、第6図に示す画像境界判別回路40
4は省略しても良い。 ただし、上記実施例のように境界部と非境界部とで異
なる処理方法を採用すれば、上述したように、境界部で
は合成記録画像データの変化をなめらかにすることがで
き、また、非境界部では原画像の忠実性を保つことがで
きるという利点がある。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、データ読出
手段は記録画素と所定の位置関係にある複数の近傍合成
単位セルについて原画像データと合成パターンデータと
を読み出し、合成手段は各近傍合成単位セルについての
合成画像データに対して、各近傍合成単位セルと記録画
素との距離に応じた所定の重み付け処理を施すことによ
って合成記録画像データを作成する。したがって、合成
単位セルのサイズ(合成パターンピッチ)と記録画素の
サイズ(記録画素ピッチ)とが異なる場合にも、第1と
第2の原画礎の境界部において、各記録画素の合成記録
画像データの値の変化を緩やかにすることができ、境界
部において画像の歪や「がたつき」を生ずること無く、
合成記録画像を作成することのできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本的構成を示すブロック図、 第2図は、この発明の一実施例の全体構成図、 第3図は、記録画素とその近傍領域を示す説明図、 第4図は、近傍合成単位セルで囲まれた補間領域を示す
説明図、 第5A図および第5B図は、実施例において得られる合成記
録画像を示す説明図、 第6図は、記録画像合成回路の内部構成を示すブロック
図、 第7図は、実施例の動作を示すタイミングチャート、 第8図は、近傍合成パターンデータ決定回路の内部構成
を示すブロック図、 第9図は、データテーブルの内容を決定するための格子
領域を示す説明図、 第10A図および第10B図は、近傍合成単位セルピッチが異
なる場合の近傍合成単位セルの位置を示す説明図、 第11A図ないし第11C図は、2つの原画像の組み合わせ方
法を示す説明図、 第12A図ないし第12D図は、合成パターンデータによる原
画像データの組み合わせ処理を示す説明図、 第13図は、原画素と合成単位セル記録画素との関係を示
す説明図、 第14A図ないし第14C図は、従来技術における合成記録画
像を示す説明図である。 2……原画素 2a〜2d……近傍原画素 4……合成単位セル 4a〜4d……近傍合成単位セル 7……記録画素 200a,200b……画像ラインメモリ 200c……合成パターンラインメモリ D1,D2……原画像データ Dc1〜Dc4……合成画像データ Du……合成記録画像データ F1〜F4……重み係数 NR……近傍領域 P……合成パターンデータ Pc1〜Pc4……近傍合成パターンデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−154669(JP,A) 特開 平2−28892(JP,A) 特開 平2−81275(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2の原画像を原画素ごとにそれぞ
    れ表わす第1と第2の原画像データに基づいて、前記第
    1と第2の原画像を合成した合成記録画像を記録画素ご
    とに表現する合成記録画像データを作成するための画像
    合成処理装置であって、 前記第1と第2の原画像データをそれぞれ記憶する第1
    と第2の画像メモリと、 前記原画素を分割した合成単位セルごとに前記第1と第
    2の原画像データの合成比率を示す合成パターンデータ
    を記憶する合成パターンデータメモリと、 前記記録画素ごとに、当該記録画素と所定の位置関係に
    ある複数の近傍合成単位セルを特定し、当該複数の近傍
    合成単位セルが属する原画素についての前記第1と第2
    の原画像データを前記第1と第2の画像データメモリか
    ら読み出すとともに、前記複数の近傍合成単位セルにお
    ける前記合成パターンデータを前記合成パターンデータ
    メモリから読み出すデータ読出手段と、 前記データ読出手段によって読み出された第1と第2の
    原画像データおよび合成パターンデータに基づいて前記
    複数の近傍合成単位セルのそれぞれについて得られる合
    成画像データに対して、前記複数の近傍合成単位セルと
    前記記録画素との距離に基づいた所定の重み付け処理を
    施すことにより、当該記録画素についての合成記録画像
    データを作成する合成手段と、を備えることを特徴とす
    る画像合成処理装置。
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