JPH05300966A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH05300966A
JPH05300966A JP11035992A JP11035992A JPH05300966A JP H05300966 A JPH05300966 A JP H05300966A JP 11035992 A JP11035992 A JP 11035992A JP 11035992 A JP11035992 A JP 11035992A JP H05300966 A JPH05300966 A JP H05300966A
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JP
Japan
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nails
plate
gauge plate
nail
group
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Application number
JP11035992A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川島
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】釘の打ち替えを行なうことなく、各種の配置構
成に変更することが短時間で行なえるパチンコ機を提供
する。 【構成】盤面を形成するゲージ板(1)に、釘(2)や
セーフ孔構成体(3)等の役物を取付けてなるパチンコ
機において、前記釘は、前記ゲージ板の厚さよりも長い
ものとするとともに、前記ゲージ板の処処の位置に多数
配置して、前記ゲージ板の厚さ方向に摺動自在に取付
け、外部からのパターン信号に応じて、各種の釘の配置
構成を実現すべく、これら多数の釘のうち所定の釘のみ
を前記ゲージ板の表面側に突出させる押出手段(10,
20,30)を設けるとともに、外部からのリセット信
号により、釘の配置構成を再編成すべく、前記表面側に
突出している釘をゲージ板の裏面側に引き込む引込手段
(42)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ台の盤面を形
成するゲージ板に釘やセーフ孔構成体等の役物を取付け
てなるパチンコ機であって、釘の配置構成を極めて短時
間に各種の形態に変更することができるパチンコ機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、釘がパチンコ台の
盤面を形成するゲージ板に固定状態に取付けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、盤面におけ
る釘の配置構成を変更するには、パチンコ機全体を別種
のものに交換する作業が必要であった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、同一のパチンコ機でありながら、
釘の打ち替えを行なうことなく、各種の配置構成に変更
することが短時間で行なえるパチンコ機を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 盤面を形成するゲージ板(1)に、釘(2)等を取
付けてなるパチンコ機において、前記釘は、前記ゲージ
板の厚さよりも長いものとするとともに、前記ゲージ板
の処処の位置に多数配置して、前記ゲージ板の厚さ方向
に摺動自在に取付け、外部からのパターン信号に応じ
て、各種の釘の配置構成を実現すべく、これら多数の釘
のうち所定の釘のみを前記ゲージ板の表面側に突出させ
る押出手段(10,20,30)を設けるとともに、外
部からのリセット信号により、釘の配置構成を再編成す
べく、前記表面側に突出している釘をゲージ板の裏面側
に引き込む引込手段(42)を設けたことを特徴とする
パチンコ機。
【0006】2 前記押出手段は、前記ゲージ板の裏側
に配置され、前記ゲージ板側に移動したときに前記裏面
側に引き込まれている釘の基端に当接してこれを前記表
面側に突出させる進退自在なピン(13,23,33)
と、このピンを前記パターン信号に応じて進退させるア
クチュエータ(12,22,32)とより構成したこと
を特徴とする項1記載のパチンコ機。
【0007】3 前記ゲージ板において隣合う釘の間隔
は、前記ゲージ板の横方向と縦方向とにおいてそれぞれ
一定の配置間隔(Lx,Ly)とし、前記押出手段のピ
ンは、前記ゲージ板の裏側において縦横に移動して所定
の位置に位置決め可能なヘッドに前記配置間隔(Lx,
Ly)に対応して複数配設したことを特徴とする項2記
載のパチンコ機。
【0008】4 前記ピンは、前記ヘッドにおいて、前
記ゲージ板における前記釘の縦方向の配置間隔(Ly)
で上下2段にわたって配列し、この上下各段における前
記ピンの左右の間隔を前記ゲージ板における前記釘の横
方向の配置間隔(Lx)の2倍に設定するとともに、前
記上下各段の前記ピンの横方向の相対位置を、前記ゲー
ジ板における前記釘の横方向の配置間隔(Lx)だけず
らしたことを特徴とする項3記載のパチンコ機。
【0009】5 前記引込手段は、前記各釘を貫通させ
た状態で前記ゲージ板の裏面に近接離間可能に配置さ
れ、前記リセット信号に応じて前記ゲージ板の裏面から
離れる方向に移動したときに、前記表面側に突出してい
る各釘の基端に係合してこれらを前記裏面側に引き込む
第2の板(42)により構成したことを特徴とする項
1,2,3,4記載のパチンコ機。
【0010】6 前記ゲージ板には、セーフ孔構成体
(3)等の役物を裏側から脱着自在に取付け、前記第2
の板に干渉しないよう前記ゲージ板の裏面に近接離間可
能に配置され、前記パターン信号に応じて前記ゲージ板
の裏面から離れる方向に移動したときに、前記役物を引
き込むべく、前記役物の基端側に固定された第3の板
(43)を設けたことを特徴とする項1,2,3,4,
5記載のパチンコ機。
【0011】7 前記ゲージ板に取付けられた釘のうち
所定のセーフ孔(3a)の付近に位置するものをセーフ
孔誘導体構成釘(2a,2b)として二つの群に分け、
このうち第1群(2a)は、当該セーフ孔の略真上の狭
い範囲に落下してきたパチンコ玉のみを当該孔に導入す
る如く配列し、一方第2群(2b)は、当該セーフ孔の
両側を含む広い範囲に落下してきたパチンコ玉を当該セ
ーフ孔に導入する如く配列するとともに、前記第2の板
あるいは第3の板に干渉せず前記第1群の釘を貫通させ
た状態で、前記ゲージ板の裏面に近接離間可能に配置さ
れ、外部からのセーフ孔誘導体開信号に応じて前記ゲー
ジ板の裏面から離れる方向に移動したときに、前記第1
群の釘の基端に係合してこれらを前記裏側に引き込む第
4の板(44)と、前記第2の板あるいは第3の板及び
第4の板に干渉せず前記第2群の釘を貫通させた状態
で、前記ゲージ板の裏面に近接離間可能に配置され、外
部からのセーフ孔誘導体閉信号に応じて前記ゲージ板の
裏面から離れる方向に移動したときに、前記第2群の釘
の基端に係合してこれらを前記裏側に引き込む第5の板
(45)と、前記第1群の釘の裏側に配置され、前記セ
ーフ孔誘導体閉信号に応じて前記第1群の各釘を前記表
面側に突出させるピンを有する第1群専用押出手段(2
0)と、前記第2群の釘の裏側に配置され、前記セーフ
孔誘導体開信号に応じて前記第2群の各釘を前記表面側
に突出させるピンを有する第2群専用押出手段(30)
と、を設けたことを特徴とする項5,6記載のパチンコ
機。
【0012】8 前記ゲージ板の表面を覆うように配置
され、前記パターン信号あるいはセーフ孔誘導体閉信
号,セーフ孔誘導体開信号に応じて、前記ゲージ板に取
付けられた役物やその表面側に突出した釘に対応した所
定の模様あるいは図柄を表示する液晶表示パネル(5
0)を設けたことを特徴とする項1,2,3,4,5,
6,7記載のパチンコ機に存する。
【0013】
【作用】外部からリセット信号が入力されると、ゲージ
板の表面側(盤面側)に突出している釘は、引込手段に
よりゲージ板の裏面側に引き込まれ、全ての釘が引き込
まれた状態となる。
【0014】そして、次にパターン信号が入力される
と、押出手段がこのパターン信号により指令された所定
の釘のみを前記ゲージ板の表面側に突出させる。
【0015】したがって、リセット信号を入力した後、
所望の釘の配置構成を指令するパターン信号を入力すれ
ば、釘の打ち替えを行なうことなく短時間で容易に所望
の配置構成に変更することができる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜4に基づき本発明の一実施例を
説明する。本実施例のパチンコ機は、図1に示すよう
に、ゲージ板1に取付けられた多数の釘2あるいはセー
フ孔構成体3(役物)と、釘2をゲージ板1の表面側に
突出させるための押出手段10,第1群専用押出手段2
0,第2群専用押出手段30と、釘2あるいはセーフ孔
構成体3をゲージ板1の裏面側に引き込むための引込手
段を構成する第2の板42,第3の板43,第4の板4
4,第5の板45と、ゲージ板1の表面を覆うように配
設された液晶表示パネル50と、さらにこの液晶表示パ
ネル50の表面側を覆う外部ガラス60とよりなる。
【0017】釘2は、ゲージ板1の厚さよりも長いもの
とされ、ゲージ板1を貫通した状態に取付けられ、ゲー
ジ板1の厚さ方向に摺動自在とされたものである。この
釘2は、ゲージ板1の処処の位置に多数配置されている
が、となり合う釘2の配置間隔は、一定の間隔とされ規
則正しく配列されている。すなわち、この釘2は、セー
フ孔構成体3等の存在により必ずしも連続して配置され
ているわけではないが、となり合うものどうしは、横方
向において配置間隔Lx(図示略)、縦方向において配
置間隔Lyという一定の間隔で配設されている。
【0018】また、この釘2の基端4は、ゲージ板1あ
るいは第2の板42等の貫通孔よりも大径とされ、第2
の板42等に係合するようになっている。さらに、釘2
は押出された時も引っ込んだ時も共にロックがかかり少
々の力あるいは振動では動かない様になっているなお、
これら複数の釘2のうち、特定のセーフ孔構成体3の付
近に位置する特定のものは、いわゆるチューリップ(セ
ーフ孔誘導体)を疑似的に構成するセーフ孔誘導体構成
釘となっている。すなわち、図3,4において、符号2
aで示す釘はこのセーフ孔誘導体構成釘の第1群を、符
号2bで示す釘はこのセーフ孔誘導体構成釘の第2群を
なしており、このうち第1群は、当該セーフ孔3aの略
真上の狭い範囲に落下してきたパチンコ玉のみを当該セ
ーフ孔3aに導入する如く配列され、一方第2群は、当
該セーフ孔3aの両側を含む広い範囲に落下してきたパ
チンコ玉を当該セーフ孔3aに導入する如く配列されて
いる。
【0019】セーフ孔構成体3は、ゲージ板1に裏側か
ら挿入されて取付けられることにより、その先端が落下
するパチンコ玉を受けるべくゲージ板の表面側に突出す
るもので、盤面上にセーフ孔3a(パチンコ玉が入るこ
とにより入賞となる孔)を構成するものである。なお、
図1においては、役物としてこのセーフ孔構成体3のみ
を図示しているが、同様の構成により、アウト孔(パチ
ンコ玉が入っても入賞とならない排出用の孔)等の他の
役物を形成することができる。また、これらセーフ孔構
成体3等により形成されたセーフ孔等に入ったパチンコ
玉は、通常のパチンコ機と同様にゲージ板1の裏面に行
き処理される。
【0020】押出手段10は、ゲージ板1の裏側に配置
され縦横に移動して位置決め自在とされたヘッド11
と、このヘッド11に摺動自在に取付けられ内蔵された
小型のソレノイド12(アクチュエータ)によりゲージ
板1に対して進退する複数のピン13とよりなるもので
ある。ヘッド11を位置決めする具体的機構としては、
例えば、ボールネジとサーボモータとよりなる2次元位
置決め機構を使用することができる。
【0021】図2に示す如く、ヘッド11は横長の直方
体形状とされ、ピン13は、前記釘2の配置間隔Lyで
上下2段にわたって配列されているとともに、この上下
各段におけるピン13の左右の間隔は前記釘2の配置間
隔Lxの2倍に設定され、しかも上下各段のピン13の
横方向の相対位置は、前記釘2の配置間隔Lxだけずら
して配列されている。
【0022】この押出手段10は、ピン13を釘2の基
端に当接させて押すことにより、パターン信号に応じ
て、セーフ孔誘導体構成釘2a,2b以外の釘2のうち
所定のものをゲージ板1の表面側に突出させるものであ
る。ここで、パターン信号とは、多数の釘2や役物のう
ちいずれのものをゲージ板1の表面側に突出させるかを
決定する指令で、パチンコ台盤面の各種形態(釘の配置
構成等)を決定するものである。
【0023】第1群専用押出手段20,第2群専用押出
手段30は、押出手段10と同様に、それぞれヘッド2
1,31と、このヘッド21,31に摺動自在に取付け
られてゲージ板1に対して進退する複数のピン23,3
3とよりなるものであるが、前述のセーフ孔誘導体構成
釘2aあるいはセーフ孔誘導体構成釘2bに専用的に使
用されるものである。すなわち、各ピン23,33は、
セーフ孔誘導体構成釘2aあるいはセーフ孔誘導体構成
釘2bに対応した配列で同数設けられ、各ピン23,3
3がセーフ孔誘導体構成釘2aあるいはセーフ孔誘導体
構成釘2bの後方にそれぞれ位置するよう、各ヘッド2
1,31が一定の位置に固定状態に設けられたものであ
る。
【0024】そして、これら押出手段20,30は、パ
ターン信号あるいはセーフ孔誘導体閉信号,セーフ孔誘
導体開信号に応じて、ピン13をゲージ板1側に移動さ
せて釘2aあるいは釘2bの基端を押すことにより、セ
ーフ孔誘導体構成釘2aあるいはセーフ孔誘導体構成釘
2bをゲージ板1の表面側に突出させるものである。こ
こで、セーフ孔誘導体開信号とは、入賞が続く等してフ
ィーバー状態になったときにセーフ孔誘導体(チューリ
ップ)を開いて、入賞が生じやすくすることを指令する
信号であり、セーフ孔誘導体閉信号はその逆を指令する
ものである。
【0025】第2の板42は、セーフ孔誘導体構成釘2
a,2b以外の釘2をそれぞれ貫通させた状態でゲージ
板1の裏面に近接離間可能に配置され、リセット信号に
応じて、ゲージ板1の裏面から離れる方向に移動したと
きに、ゲージ板1の表面側に突出している各釘2の基端
4に係合してこれらをゲージ板1の裏面側に引き込むも
ので、例えば図示していないソレノイド等により駆動さ
れるようになっている。なおここで、リセット信号と
は、釘2等の配置構成を再編成すべく、前記表面側に突
出している釘2等をすべてゲージ板1の裏面側に引き込
むことを指令する信号である。
【0026】第3の板43は、前記第2の板43に干渉
しないようやはりゲージ板1の裏面に近接離間可能に配
置され、前記パターン信号に応じて、ゲージ板1の裏面
から離れる方向に移動したときに、ゲージ板1に取付い
ているセーフ孔構成体3を前記裏側に引き込むべく、セ
ーフ孔構成体3の基端側に固定されたものである。
【0027】第4の板44は、前記第2の板42あるい
は第3の板43に干渉せず前記第1群の釘2aを貫通さ
せた状態で、ゲージ板1の裏面に近接離間可能に配置さ
れ、セーフ孔誘導体開信号に応じてゲージ板1の裏面か
ら離れる方向に移動したときに、第1群の釘2aの基端
4に係合してこれらを前記裏側に引き込むものである。
【0028】第5の板45は、第2の板42あるいは第
3の板43及び第4の板44に干渉せず前記第2群の釘
2bを貫通させた状態で、ゲージ板1の裏面に近接離間
可能に配置され、セーフ孔誘導体閉信号に応じてゲージ
板1の裏面から離れる方向に移動したときに、第2群の
釘2bの基端4に係合してこれらを前記裏側に引き込む
ものである。なお、これら第3の板43,第4の板4
4,第5の板45も、例えば図示していないソレノイド
等により駆動されるようになっている。
【0029】液晶表示パネル50は、ゲージ板1の表面
を覆うように配置され、前記パターン信号あるいはセー
フ孔誘導体閉信号,セーフ孔誘導体開信号に応じて、ゲ
ージ板1に取付けられた役物やその表面側に突出した釘
2に対応した所定の模様あるいは図柄を表示するもの
で、これら図柄等に重なるようにしてゲージ板1の表面
が透視できるものである。なお、上記図柄等としては、
特にセーフ孔誘導体閉信号,セーフ孔誘導体開信号に応
じて、図3,4に示す如くチューリップの図柄が表示さ
れる。
【0030】なお、ガイドレール及びアウト孔の盤面上
における位置は基本的に固定されているが、セーフ孔
(セーフ孔構成体3)の位置に関しては、釘2と同様に
セーフ孔構成体3をゲージ板1上に多数設けておき、こ
れらのうち使用するセーフ孔構成体3を選択すること
で、セーフ孔の位置を設定変更することができる。本実
施例の場合セーフ孔構成体3は第3の板43により引込
自在であるので、使用しないセーフ孔構成体3はゲージ
板1の裏面側に引き込んでおけばよいが、ゲージ板1の
表面側に突出させておいても、周囲の釘2の配列により
このセーフ孔にはパチンコ玉が入らないようにして対処
してもよい。また、ガイドレールも釘により構成しても
良い以上、本実施例パチンコ機の要部構成を説明した
が、上記各構成要素(ヘッド11の位置決め機構,各ヘ
ッドあるいは各板を駆動するソレノイド,液晶表示パネ
ル50)は、図示していない制御装置に制御されて動作
するようになっている。すなわち、オペレータは、各種
の盤面形態(釘や役物の配置構成)を任意に決定して、
前記制御装置の入力装置からこれを指定すれば、制御装
置は上記各構成要素を動作させて、これを短時間に実現
するように制御システムが構成されている。
【0031】次に作用を説明する。盤面形態変更動作に
おいては、オペレータが、所望の盤面形態(釘や役物の
配置構成)への変更を制御装置の入力装置から指令する
と、制御装置は、まずリセット信号を出力して、各板4
2,43,44,45をゲージ板1より離間させて、全
ての釘2及び役物をゲージ板1の裏面側に引き込ませ
る。次に、各板42,44,45をゲージ板1の裏面に
接合する位置に戻した後、指令された盤面形態に応じた
パターン信号を出力し、押出手段10,20,30ある
いは第3の板43により所定の釘2あるいは役物をゲー
ジ板1の表面側に突出させて、指令どおりの盤面形態を
実現する。
【0032】なお、この際、セーフ孔誘導体構成釘2
a,2b以外の釘2であって前記指令により突出させる
べきものは、押出手段10により押出されるのである
が、この動作は次のような手順により行なわれる。すな
わち、まず、ヘッド11の下段のピン13がゲージ板1
における最上段の釘2の後方に位置するようにヘッド1
1を位置決め、この状態で下段のピン13の前方にある
釘2が突出させるべきものであれば、該当するピン13
のソレノイドを作動させピン13を前進させて当該釘2
を突出させる。すると、ヘッド11におけるピン13の
配列は前述のように横方向の間隔が釘2の配置間隔Lx
の2倍となっているので、このヘッド11の横幅に対応
する範囲の最上段の釘2は一本おきにその設定(突出さ
せるか否か)が完了する。
【0033】次に、ヘッド11の横方向の位置は同位置
に維持したまま、ヘッド11を下方に釘2の配置間隔L
yだけ下降させ、この状態で上段及び下段のピン13の
前方にある釘2が突出させるべきものであれば、該当す
るピン13のソレノイドを作動させピン13を前進させ
て当該釘2を突出させる。すると、上段のピン13によ
り前記最上段の釘2のうち残りの釘2の設定(突出させ
るか否か)が完了し、下段のピン13により、今度は最
上段よりも一段下の釘2が一本おきにその設定が完了す
る。
【0034】そして、このような動作を再下段まで繰返
せば、ヘッド11の横幅に対応する幅の縦一列の範囲に
ある釘2の設定が終了し、ゲージ板1の釘2が配置され
た全幅についてさらにこれら一連の動作を繰返せば、セ
ーフ孔誘導体構成釘2a,2b以外の釘2の全てについ
て設定が完了する。
【0035】一方、セーフ孔誘導体構成釘2a,2b
は、第1群専用押出手段20,第2群専用押出手段30
により、設定されるのであるが、パターン信号により、
そのセーフ孔の位置にチューリップ(セーフ孔誘導体)
を形成することが指定されているときには、第1群専用
押出手段20のみを作動させてセーフ孔誘導体構成釘2
aのみを突出させた状態とする。
【0036】また、制御装置は、前記液晶表示パネル5
0を制御して、上記釘や役物の配置構成に応じた図柄等
を所定の位置に表示させる。例えば、前記セーフ孔誘導
体構成釘2a,2bの位置には、図3に示すようなチュ
ーリップの図柄を表示させる。
【0037】次に、通常動作中(遊技中)においては、
入賞が続く等してフィーバー状態となり、パチンコ台の
遊技状態を管理するコントローラ等からセーフ孔誘導体
開信号が出力されると、制御装置は、第1群専用押出手
段20のピン23を全て後退させ、かつ第4の板44を
ゲージ板1から離間させると同時に、第5の板45をゲ
ージ板1に接合した位置に戻し、かつ第2群専用押出手
段30のピン33を全て前進させる。すると、図3に示
すように、セーフ孔誘導体構成釘2a,2bのうちセー
フ孔誘導体構成釘2aのみが突出した状態から、図4に
示すようにセーフ孔誘導体構成釘2bのみが突出した状
態となる。そして、同時に、液晶表示パネル50の図柄
は、制御装置に制御されて図4に示す如く開いた状態に
変化する。
【0038】このように、本実施例のパチンコ機である
と、釘2あるいはセーフ孔構成体3の出没、又は液晶表
示パネル50の表示を変化させることにより、釘の打替
え等を行なわなくても、色々なスタイルのパチンコゲー
ム機を短時間で作り出すことができる。
【0039】なお、上記実施例においては、釘2を表面
側に突出させるに際して、押出手段のヘッドを釘2の裏
側に近接させて位置決めした後、所定のピンを前進させ
て行なったが、予め所定のピンのみを前進させておき、
その後ヘッドを釘2の裏側に移動させ、このヘッドの移
動の際に所定のピンが対応する釘を押すという手順によ
り行なってもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ機によれば、リ
セット信号を入力した後、所望の釘の配置構成を指令す
るパターン信号を入力すれば、押出手段が必要な釘のみ
をゲージ板の表面側に押出してその釘の配置構成を実現
する。したがって、同一のパチンコ機でありながら、釘
の配置構成の変更が極めて簡単かつ短時間で行なえるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ機の要部側断
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すヘッドの斜視図であ
る。
【図3】図1におけるX矢視図であって、セーフ孔構成
釘あるいは液晶表示パネルの動作を示す図である。
【図4】図1におけるX矢視図であって、セーフ孔構成
釘あるいは液晶表示パネルの動作を示す図である。
【符号の説明】
1…ゲージ板 2…釘 3…セーフ孔構成体 10,20,30…押出手段 42…引込手段(第2の板)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】盤面を形成するゲージ板に、釘等を取付け
    てなるパチンコ機において、 前記釘は、前記ゲージ板の厚さよりも長いものとすると
    ともに、前記ゲージ板の処処の位置に多数配置して、前
    記ゲージ板の厚さ方向に摺動自在に取付け、 外部からのパターン信号に応じて、各種の釘の配置構成
    を実現すべく、これら多数の釘のうち所定の釘のみを前
    記ゲージ板の表面側に突出させる押出手段を設けるとと
    もに、 外部からのリセット信号により、釘の配置構成を再編成
    すべく、前記表面側に突出している釘をゲージ板の裏面
    側に引き込む引込手段を設けたことを特徴とするパチン
    コ機。
  2. 【請求項2】前記押出手段は、 前記ゲージ板の裏側に配置され、前記ゲージ板側に移動
    したときに前記裏面側に引き込まれている釘の基端に当
    接してこれを前記表面側に突出させる進退自在なピン
    と、 このピンを前記パターン信号に応じて進退させるアクチ
    ュエータとより構成したことを特徴とする請求項1記載
    のパチンコ機。
  3. 【請求項3】前記ゲージ板において隣合う釘の間隔は、
    前記ゲージ板の横方向と縦方向とにおいてそれぞれ一定
    の配置間隔とし、 前記押出手段のピンは、前記ゲージ板の裏側において縦
    横に移動して所定の位置に位置決め可能なヘッドに前記
    配置間隔に対応して複数配設したことを特徴とする請求
    項2記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】前記ピンは、前記ヘッドにおいて、前記ゲ
    ージ板における前記釘の縦方向の配置間隔で上下2段に
    わたって配列し、 この上下各段における前記ピンの左右の間隔を前記ゲー
    ジ板における前記釘の横方向の配置間隔の2倍に設定す
    るとともに、 前記上下各段の前記ピンの横方向の相対位置を、前記ゲ
    ージ板における前記釘の横方向の配置間隔だけずらした
    ことを特徴とする請求項3記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】前記引込手段は、 前記各釘を貫通させた状態で前記ゲージ板の裏面に近接
    離間可能に配置され、前記リセット信号に応じて前記ゲ
    ージ板の裏面から離れる方向に移動したときに、前記表
    面側に突出している各釘の基端に係合してこれらを前記
    裏面側に引き込む第2の板により構成したことを特徴と
    する請求項1,2,3,4記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】前記ゲージ板には、セーフ孔構成体等の役
    物を裏側から脱着自在に取付け、 前記第2の板に干渉しないよう前記ゲージ板の裏面に近
    接離間可能に配置され、前記パターン信号に応じて前記
    ゲージ板の裏面から離れる方向に移動したときに、前記
    役物を引き込むべく、前記役物の基端側に固定された第
    3の板を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】前記ゲージ板に取付けられた釘のうち所定
    のセーフ孔の付近に位置するものをセーフ孔誘導体構成
    釘として二つの群に分け、このうち第1群は、当該セー
    フ孔の略真上の狭い範囲に落下してきたパチンコ玉のみ
    を当該孔に導入する如く配列し、一方第2群は、当該セ
    ーフ孔の両側を含む広い範囲に落下してきたパチンコ玉
    を当該セーフ孔に導入する如く配列するとともに、 前記第2の板あるいは第3の板に干渉せず前記第1群の
    釘を貫通させた状態で、前記ゲージ板の裏面に近接離間
    可能に配置され、外部からのセーフ孔誘導体開信号に応
    じて前記ゲージ板の裏面から離れる方向に移動したとき
    に、前記第1群の釘の基端に係合してこれらを前記裏側
    に引き込む第4の板と、 前記第2の板あるいは第3の板及び第4の板に干渉せず
    前記第2群の釘を貫通させた状態で、前記ゲージ板の裏
    面に近接離間可能に配置され、外部からのセーフ孔誘導
    体閉信号に応じて前記ゲージ板の裏面から離れる方向に
    移動したときに、前記第2群の釘の基端に係合してこれ
    らを前記裏側に引き込む第5の板と、 前記第1群の釘の裏側に配置され、前記セーフ孔誘導体
    閉信号に応じて前記第1群の各釘を前記表面側に突出さ
    せるピンを有する第1群専用押出手段と、 前記第2群の釘の裏側に配置され、前記セーフ孔誘導体
    開信号に応じて前記第2群の各釘を前記表面側に突出さ
    せるピンを有する第2群専用押出手段と、 を設けたことを特徴とする請求項5,6記載のパチンコ
    機。
  8. 【請求項8】前記ゲージ板の表面を覆うように配置さ
    れ、前記パターン信号あるいはセーフ孔誘導体閉信号,
    セーフ孔誘導体開信号に応じて、前記ゲージ板に取付け
    られた役物やその表面側に突出した釘に対応した所定の
    模様あるいは図柄を表示する液晶表示パネルを設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7記載
    のパチンコ機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000313A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Kyoraku Sangyo Kk 試作用遊技盤ユニット、及び試作用遊技機
JP2012045363A (ja) * 2011-01-26 2012-03-08 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機

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