JPH05300594A - 超音波送受波器及びその周波数調整方法 - Google Patents

超音波送受波器及びその周波数調整方法

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Publication number
JPH05300594A
JPH05300594A JP9946792A JP9946792A JPH05300594A JP H05300594 A JPH05300594 A JP H05300594A JP 9946792 A JP9946792 A JP 9946792A JP 9946792 A JP9946792 A JP 9946792A JP H05300594 A JPH05300594 A JP H05300594A
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JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic wave
frequency
resonator
wave transmitter
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP9946792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Oda
正晴 小田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一体化されたユニモルフ振動子及び付加共振
子の各々が全体として有する周波数特性を組み立て後に
おいても容易に調整することができ、特性の整合性を保
つことが可能な構成とされた超音波送受波器を提供す
る。 【構成】 圧電素子1aと金属板1bとを貼り合わせて
なる圧電発音体1と、この圧電発音体1上に取り付けら
れた上拡がり漏斗形状の付加共振子2とを備えた超音波
送受波器であって、付加共振子2の上側外周縁もしくは
金属板1bの外周縁には、その径方向外方に向かって延
出された周波数調整用の舌片11(12)を形成してい
る。そして、付加共振子2の上側外周縁もしくは金属板
1bの外周縁に形成しておいた周波数調整用の舌片11
(12)を除去することによって周波数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ドア付近に配設さ
れた人体検知用や自動車におけるバックセンサなどとし
て用いられる超音波送受波器及びその周波数調整方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の超音波送受波器は、
図6で示すように、圧電素子1aと金属板1bとを一体
に貼り合わせることによって構成された圧電発音体とし
てのユニモルフ振動子1と、アルミニウム板などを打ち
抜き成形してなる上拡がり漏斗形状の付加共振子2と、
ユニモルフ振動子1を構成する圧電素子1aの下面を支
持する突起部3が形成された絶縁樹脂製のベース板4
と、このベース板4の外周縁に外嵌されてユニモルフ振
動子1及び付加共振子2を内装する金属もしくは樹脂製
のケース体5とを備えている。そして、付加共振子2は
その絞られた下端部2aがユニモルフ振動子1の上側に
位置する金属板1b上の中心位置に当接した状態で接着
剤6を用いて取り付けられる一方、ユニモルフ振動子1
の下側に位置する圧電素子1aの外周縁は弾性接着剤7
を用いることによってベース板4の突起部3に取り付け
られている。
【0003】また、ベース板4にはこれを貫通して外部
にまで引き出された一対の端子ピン8が取り付けられて
おり、各端子ピン8の内端部とユニモルフ振動子1を構
成する圧電素子1a及び金属板1bのそれぞれとは互い
に異なるリード線9を介して導通接続されている。な
お、図中の符号10はケース体5に形成された放音孔で
あり、これらの放音孔10は付加共振子2の上側開放面
と対向する位置に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来構
成とされた超音波送受波器におけるユニモルフ振動子1
及び付加共振子2は、つぎのような手順に従って組み立
てられるのが一般的である。すなわち、まず、圧電素子
1aや金属板1b、打ち抜き成形済みの付加共振子2を
それぞれ個別の部品として用意した後、金属板1bの下
面には接着剤(図示していない)を用いて円形板状もし
くは角形板状とされた圧電素子1aを貼り付け、また、
この金属板1bの上面には接着剤6を用いて付加共振子
2を取り付けることによって各部品を結合して一体化す
るのである。
【0005】しかしながら、このような組み立てを行っ
た際、互いに結合された個々の部品に寸法誤差やばらつ
きが生じていると、一体化されたユニモルフ振動子1及
び付加共振子2の各々が全体として有する周波数特性が
組み立て品ごとに相違することになってしまい、製品と
しての超音波送受波器それぞれにおける特性がばらつく
ことになってしまう。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、一体化されたユニモルフ振動子及
び付加共振子の各々が全体として有する周波数特性を組
み立て後においても容易に調整することができ、特性の
整合性を保つことが可能な構成とされた超音波送受波器
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波送受
波器は、このような目的を達成するために、圧電素子と
金属板とを貼り合わせてなる圧電発音体と、この圧電発
音体上に取り付けられた上拡がり漏斗形状の付加共振子
とを備えており、付加共振子の上側外周縁もしくは金属
板の外周縁には、その径方向外方に向かって延出された
周波数調整用の舌片を形成したことを特徴としている。
また、本発明に係る超音波送受波器の周波数調整方法
は、付加共振子の上側外周縁もしくは金属板の外周縁に
周波数調整用の舌片を形成しておき、この舌片を除去し
ていくことによって周波数調整を行うものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】第1実施例 図1は本発明の第1実施例に係る超音波送受波器の概略
構造を示す側断面図、図2はその付加共振子の概略構造
を示す斜視図であり、図3は付加共振子の断面図であ
る。なお、この超音波送受波器の全体構成は従来例と基
本的に異ならないので、図1ないし図3において図6と
互いに同一もしくは相当する部品、部分には同一符号を
付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0010】この実施例に係る超音波送受波器は、圧電
素子1aと金属板1bとを貼り合わせた圧電発音体であ
るユニモルフ振動子1と、アルミニウム板などからなる
上拡がり漏斗形状の付加共振子2とを備えており、この
付加共振子2の上側外周縁には、その径方向外方に向か
って延出された所定幅かつ所定長さの舌片11が周波数
調整用として形成されている。なお、図1ないし図3に
おいては、付加共振子2の互いに対向する2箇所に舌片
11を形成しているが、これに限定されるものではな
く、舌片11の個数及び形成箇所を任意に選択しうるこ
とは勿論である。そして、この付加共振子2は、従来例
同様、その下端部2aがユニモルフ振動子1の上側に位
置する金属板1b上に接着固定されることによってユニ
モルフ振動子1と一体化された組み立て品となる。そこ
で、このユニモルフ振動子1と一体化された付加共振子
2の上側外周縁に形成された周波数調整用の舌片11を
除去していくと、組み立て品における周波数特性が変化
し、周波数調整が行われることになる。
【0011】すなわち、本発明の発明者らが、まず、上
側外周の直径Dが6.4mm,高さhが1mm,厚みt
が0.1mmであり、舌片11それぞれの幅wが1m
m,長さlが0.4mmであるアルミニウム製の付加共
振子2(図2通りのもの)を用意し、この付加共振子2
を別途用意したユニモルフ振動子1上に接着固定したう
えで一体化された組み立て品(本実施例品)における周
波数特性を実測してみたところ、本実施例品の有する周
波数は40KHzであることが分かった。一方、ニッパ
ーなどの工具(図示していない)を用いることによって
舌片11が除去された付加共振子2、すなわち、従来例
と同構造の付加共振子2を用意したうえ、これとユニモ
ルフ振動子1とを一体化してなる組み立て品(従来例
品)の周波数特性を実測してみたところ、この従来例品
の有する周波数は42KHzとなっていた。
【0012】したがって、以上のような例においては、
付加共振子2の上側外周縁における舌片11の有無によ
って周波数が約5%程変化することになり、舌片11を
除去した程度、すなわち、舌片11をいかほど除去する
かに対応して周波数の調整が行われることは明らかであ
る。
【0013】第2実施例 図4は本発明の第2実施例に係る超音波送受波器の概略
構造を示す側断面図、図5はその圧電発音体であるユニ
モルフ振動子の概略構造を示す斜視図である。なお、こ
れらの図4及び図5において、第1実施例を示す図1な
いし図3と互いに同一もしくは相当する部品、部分には
同一符号を付している。
【0014】この実施例に係る超音波送受波器は、圧電
素子1aと金属板1bとを貼り合わせてなるユニモルフ
振動子1と、アルミニウム板などからなる上拡がり漏斗
形状の付加共振子2とを備えており、42Ni−Feか
らなる金属板1bの外周縁には、その径方向外方に向か
って延出された周波数調整用の舌片12が形成されてい
る。そして、この金属板1bに形成された舌片12を除
去していくと、第1実施例と同様の周波数調整が行われ
ることになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる超
音波送受波器及びその周波数調整方法によれば、付加共
振子の上側外周縁もしくは圧電素子と貼り合わされて圧
電発音体を構成する金属板の外周縁に周波数調整用の舌
片を形成しているので、これらの舌片を除去していくこ
とによって周波数調整が行われることになる。そこで、
一体化されたユニモルフ振動子及び付加共振子の各々が
全体として有する周波数特性を組み立て後においても容
易に調整することができ、超音波送受波器における特性
の整合性を保つことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る超音波送受波器の概略構造を
示す側断面図である。
【図2】その付加共振子の概略構造を示す斜視図であ
る。
【図3】付加共振子の断面図である。
【図4】第2実施例に係る超音波送受波器の概略構造を
示す側断面図である。
【図5】その圧電発音体の概略構造を示す斜視図であ
る。
【図6】従来例にかかる超音波送受波器の概略構造を示
す側断面図である。
【符号の説明】
1 ユニモルフ振動子(圧電発音体) 1a 圧電素子 1b 金属板 2 付加共振子 11 舌片 12 舌片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子(1a)と金属板(1b)とを
    貼り合わせてなる圧電発音体(1)と、この圧電発音体
    (1)上に取り付けられた上拡がり漏斗形状の付加共振
    子(2)とを備えた超音波送受波器であって、 付加共振子(2)の上側外周縁には、その径方向外方に
    向かって延出された周波数調整用の舌片(11)を形成
    していることを特徴とする超音波送受波器。
  2. 【請求項2】 圧電素子(1a)と金属板(1b)とを
    貼り合わせてなる圧電発音体(1)と、この圧電発音体
    (1)上に取り付けられた上拡がり漏斗形状の付加共振
    子(2)とを備えた超音波送受波器であって、 金属板(1b)の外周縁には、その径方向外方に向かっ
    て延出された周波数調整用の舌片(12)を形成してい
    ることを特徴とする超音波送受波器。
  3. 【請求項3】 圧電素子(1a)と金属板(1b)とを
    貼り合わせてなる圧電発音体(1)と、この圧電発音体
    (1)上に取り付けられた上拡がり漏斗形状の付加共振
    子(2)とを備えた超音波送受波器の周波数調整方法で
    あって、 付加共振子(2)の上側外周縁もしくは金属板(1b)
    の外周縁に周波数調整用の舌片(11,12)を形成し
    ておき、この舌片(11,12)を除去していくことに
    よって周波数調整を行うことを特徴とする超音波送受波
    器の周波数調整方法。
JP9946792A 1992-04-20 1992-04-20 超音波送受波器及びその周波数調整方法 Pending JPH05300594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104568125A (zh) * 2014-12-26 2015-04-29 常州波速传感器有限公司 一种新型开放式超声波传感器
CN111912511A (zh) * 2020-07-27 2020-11-10 刘峙亚 一种海洋声波分析装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104568125A (zh) * 2014-12-26 2015-04-29 常州波速传感器有限公司 一种新型开放式超声波传感器
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