JPH0530031Y2 - - Google Patents

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JPH0530031Y2
JPH0530031Y2 JP14962786U JP14962786U JPH0530031Y2 JP H0530031 Y2 JPH0530031 Y2 JP H0530031Y2 JP 14962786 U JP14962786 U JP 14962786U JP 14962786 U JP14962786 U JP 14962786U JP H0530031 Y2 JPH0530031 Y2 JP H0530031Y2
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flat belt
belt
reinforcing layer
rubber
rubber member
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、平ベルトに関し詳しくは、紙幣又
は磁気カード等の搬送、読取り装置に使用される
精密搬送用平ベルトに関する。
〔従来の技術〕
従来、省力化、あるいは手続の簡略化を目的と
して、現金自動支払機、あるいは磁気カード式の
各種読取装置が種々開発され、実用化されるに至
つている。
これら装置には、通常紙幣等の目的物を搬送す
るため、ゴム製の平ベルトが用いられる。
これらの平ベルトは、読取誤差をなくし、か
つ、確実な搬送を行う必要が有るため、極めて寸
法精度の高いものが要求され、また、ベルト内部
に埋設される張力部材についても、その埋設位
置、及び配列条件等が上記要請を満足するため厳
格に定められる。
さらに、走行時のベルトの片寄り防止を図るた
めベルトにガイド用突起等を設けることも行なわ
れることが有る。
ところで、上記ゴム製平ベルトにおいて、内部
に埋設される張力部材は、これら平ベルトの機能
上非常に重要な意義を有し、走行使用中、張力部
材の剥がれ、又はほつれを防止するため、確実に
ベルト内部に埋設しておく必要が有る。
かかる要請を満足するために、例えば特公昭60
−34450号公報に見られるように、半加硫ゴム筒
を成形し、この半加硫ゴム筒の表面を研磨した
後、この半加硫ゴム筒上に張力部材を巻きつけて
配列し、しかる後その上に未加硫ゴム層を形成
し、全体を圧縮加硫することにより張力部材のゴ
ム部材中における埋設配列状態を規制する手段が
採られる。
〔従来技術の問題点〕 しかしながら、上記手段による場合であつて
も、半加硫のゴム層と未加硫のゴム層を一体化す
るため、各ゴム層の接着が必ずしも強力になし難
く、層間剥離が生じたり、あるいは各ゴム層の間
に介挿される張力部材が、上記層間接着力の不均
一に起因して、充分にゴム層に接着されずベルト
側面より飛出す、いわゆるほつれ現象が生じ使用
不能となる欠点が有つた。
〔考案が解決する問題点〕
この考案は、上記問題点に鑑み、張力部材の配
列が容易に厳密規制出来、また、これらのほつれ
も確実に防止できる長期にわたつて安定して使用
出来る平ベルトを提供することを目的としてなさ
れたものである。
〔問題点を解決する技術〕
即ち、この考案の平ベルトはゴム部材より成る
無端平ベルトであつて、該無端平ベルト内面には
構成繊維を無端ベルト状に編成して成る補強層が
設けられ、該補強層外面には、該外面に接して引
張強度が150Kg/mm2以上で破断伸度が5%以下の
繊維材料より成る撚糸が張力層として一定間隔で
並列され、前記平ベルトを形成するゴム部材が、
前記補強層に予め充填したゴム部材と一体に加硫
され、全体が一体化されて成ることを特徴とする
ものである。
〔実施例〕
次にこの考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の要部斜視図、第2
図は第1図の−線断面図である。
この考案の平ベルト1は、ゴム部材より成る無
端平ベルトであつて、第2図に示すように、無端
平ベルト内面には構成繊維例えば綿、ナイロン繊
維を無端ベルト状に編成して成る補強層2が設け
られ、この補強層2の外面2Aには、引張強度が
150Kg/mm2以上で破断伸度が5%以下の繊維材
料、例えば引張強度が280Kg/mm2、破断伸度が3
〜5%のケブラー繊維、或いは引張強度が150
Kg/mm2、破断伸度が4%のガラス繊維等の伸び
の少ない繊維材料より成る撚糸3…3が張力層3
Aとして一定間隔で並列され、平ベルト1を形成
するゴム部材4が補強層2に予め充填したゴム部
材2Bと共に加硫され全体が一体化されて構成さ
れている。
なお、上記実施例において、第3図に示すよう
に、補強層2内面に、ゴム部材より成るベルトガ
イド用の突起5をベルトの長さ方向(矢印X)に
沿つて連続又は断続した状態に形成しても良い。
この場合、突起5は補強層2に予め充填したゴ
ム2Bと共に加硫一体化される。
次に、この考案の平ベルトの製造方法について
説明する。
まず、既述の繊維により、平ベルトの内周長に
伸張率を考慮した長さの円周を有する筒状体を編
成し、次いでこれに未加硫ゴムをすり込み等によ
り繊維の目の間に充填する。
このゴム充填編成体2′を第4図に示すように
平ベルト成形芯金型G上に被せ、外周に張力層3
Aを構成する撚糸3…3をスパイラル状に、か
つ、撚糸3…3間が一定となるように巻付けてい
く。
このとき、撚糸3…3は、ゴム充填編成体2′
に充填した未加流ゴムの粘性により事後的に位置
ずれを起こすことがない。
次いで、平ベルトを形成する未加硫ゴムシート
4′をその上に巻付け、これを加硫缶に入れ圧縮
加熱することにより加硫して円筒状ベルト素形を
得、これを最終的に所定のベルト幅となるよう輪
状に切断し、平ベルトとするのである。
従つて、平ベルト1を形成するゴム部材2B
と、補強層2とは補強層2内に充填したゴムと一
体的に加硫してしまい、撚糸3…3を密に含んだ
状態で、各層は強力に一体化される。
〔作用〕
この考案の平ベルト1は、ゴム製のベルト主体
部の補強層上に、張力層を形成する撚糸が接する
状態で配列され、かつ、その周囲をゴム部材で一
体に加硫されているので、張力層が補強層に強力
に固定され、いわゆるほつれ現象が生じない。
また、補強層に充填するゴムの種類を選択する
ことにより、ベルト内面の摩擦係数を任意に変更
可能となり、使用目的に応じた平ベルトの製造が
容易となる。
〔効果〕
この考案は、以上のように構成されているの
で、張力層はゴム部材と共に補強層に強力に一体
化されるので、いわゆる、ほつれ現象の発生は確
実に防止出来、補強層の補強効果と相まつて長期
にわたり、安定した精密搬送機能を維持する。
また、この考案の平ベルトを製造する場合、ゴ
ム充填補強層上に撚糸よりなる張力層を直接巻き
付けるから、張力層の位置規制が正確かつ、容易
に行なえ、また巻付け時張力層は補強層に粘着保
持されるので巻付工程時の位置ずれも生じない。
さらにゴム部材は補強層に充填したゴムと一体
的に加硫してしまうから、各層は、強力に一体化
され、層間剥離も確実に防止されるなど種々の実
用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の要部斜視図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は他の実
施例の断面図、第4図は製造工程の説明図であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ゴム部材より成る無端平ベルトであつて、該
    無端平ベルト内面には構成繊維を無端ベルト状
    に編成してなる補強層が設けられ、該補強層外
    面には、該外面に接して引張強度が150Kg/mm2
    以上で破断伸度が5%以下の繊維材料より成る
    撚糸が張力層として一定間隔で並列され、前記
    平ベルトを形成するゴム部材が、前記補強層に
    予め充填したゴム部材と一体に加硫され、全体
    が一体化されて成ることを特徴とする平ベル
    ト。 (2) 補強層内面に平ベルトの無端状連続方向に沿
    つて連続又は、継続する一定断面形状のゴム部
    材よりなる突起が一体に形成されてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の平ベルト。
JP14962786U 1986-09-29 1986-09-29 Expired - Lifetime JPH0530031Y2 (ja)

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JPS63144950U JPS63144950U (ja) 1988-09-26
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JP4663931B2 (ja) * 2001-09-20 2011-04-06 株式会社リコー ベルト寄り止め構造

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JPS63144950U (ja) 1988-09-26

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