JPH0529997U - 超純水タンク装置 - Google Patents

超純水タンク装置

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JPH0529997U
JPH0529997U JP7810991U JP7810991U JPH0529997U JP H0529997 U JPH0529997 U JP H0529997U JP 7810991 U JP7810991 U JP 7810991U JP 7810991 U JP7810991 U JP 7810991U JP H0529997 U JPH0529997 U JP H0529997U
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JP
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tank
water
ultrapure water
gas
pipe
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JP7810991U
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隆士 塚田
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は超純水タンク装置に関し、その目的
は、常時流すNガスの流量を少なくでき、タンク内部
の超純水の水位が急激に低下しても純度の低下が防止で
きる超純水タンク装置を提供することにある。 【構成】 タンク3と、該タンクにNガスを供給する
系統6と、前記タンクに超純水を供給する系統1と、前
記タンクからユースポイントに超純水を供給する系統5
と、前記タンク内の圧力を一定に保つ圧力調整器16
と、前記タンク内の水面変動量に相当する容積を有しタ
ンクに連通されてタンク内の水面変動量に伴うNガス
の移動に応じて膨脹収縮するガスバッグ18とで構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は超純水タンク装置に関し、更に詳しくは、低コストによる超純水の純 度維持に関する。
【0002】
【従来の技術】
超純水は半導体基板の洗浄等に使用されるものであり、精製された超純水は貯 蔵用タンクを経て各ユースポイントに給水するように構成されることが多い。
【0003】 図2は従来の超純水を貯蔵するタンクの一例を示す構成図である。図において 、精製された超純水はパイプ1及びバルブ2を介してタンク3に供給される。タ ンク3に蓄えられた超純水はポンプ4及びパイプ5を介してユースポイントに供 給される。6はタンク3にNガスを供給するパイプである。7は水位計であり 、タンク3の内部に配置されて貯蔵されている超純水の水位を測定する。8は水 封器であり、タンク3の内部圧力を一定に保つ機能を有するものである。
【0004】 該水封器8の拡大図を図3に示す。水封器8の内部は上下に仕切られ、下部に はα室9が形成されて上部にはμ室10が形成され、両室9,10間にはパイプ 11が配設されている。μ室10の上面はパイプ12を介してタンク3に連通さ れるとともに該パイプ12の一部には水を供給するパイプ13が連結されている (図2参照)。μ室10の下部には水が満たされていて、その部分はパイプ14 を介して大気に連通している。α室9も下部に水が満たされていて、その上部は パイプ15を介して大気に連通している。なお、パイプ11の上端部とパイプ1 4とμ室10の連通部の上部との差は3cmに設定され、パイプ11の下端部と パイプ15とα室9の連通部の下部との差は5cmに設定されている。
【0005】 このような構成の動作を説明する。 タンク3の水位が“L”レベル以下になると水位計7が検知し、バルブ2が開 いてパイプ1から超純水が供給される。そして、“H”レベルに達すると水位計 7が検知してバルブ2が閉じられ、パイプ1からの超純水の供給は停止する。一 方、Nガスは、ユースポイントでの平均超純水使用量fリットル/分に応じて 供給される。
【0006】 ユースポイントでの超純水使用量が零のとき、供給されたNガスは水封器8 のα室9で5cmHOの圧力に保たれ、余剰分はパイプ15を介して大気に放 出される。バルブ2が開いてパイプ1から超純水が供給されているときも同様で ある。
【0007】 ユースポイントでの超純水使用量が非常に多くてfリットル/分を越えると供 給されるNガスの量が追い付かず、タンク3内部は負圧になる。このとき、水 封器8のμ室10の3cmHOの圧力よりも低下するとパイプ14から水封器 8のμ室10内に外気が入り、それ以下の負圧にならないように保たれる。
【0008】 また、水封器8の内部には蒸発分による水の減少や溜まりによる細菌の発生を 防ぐためパイプ13から常に一定の水量が供給されていて、α室9,μ室10の 水面を常に一定に保っている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成される装置は、構造が簡単でコストが安いという利点があるこ とから広く用いられているが、以下のような問題点をもっている。
【0010】 Nガスは常にユースポイントでの平均超純水使用量(数リットル/分〜数 十リットル/分)に応じた一定流量がタンク3に供給されていて、タンク3の内 部圧力は水封器8により5cmHOに保たれるが、Nガスとして高純度が必 要なのでランニングコストが高くなる。また、Nガスの余剰分は大気に無駄に 放出されてしまう。
【0011】 ユースポイントでの超純水使用量が非常に多くなってタンク3内部が負圧に なると水封器8が外気を吸ってタンク3内の圧力を大気近傍に戻すが、このとき 外気中のCOもタンク3内に入って超純水に溶け込み、超純水の純度低下を招 いてしまう。
【0012】 このような装置が密閉された屋内に設置された場合、余剰排出されたNガ スにより酸素欠乏が発生する恐れがある。 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、常時 流すNガスの流量を少なくでき、タンク内部の超純水の水位が急激に低下して も純度の低下が防止できる超純水タンク装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る超純水タンク装置は、 タンクと、 該タンクにNガスを供給する系統と、 前記タンクに超純水を供給する系統と、 前記タンクからユースポイントに超純水を供給する系統と、 前記タンク内の圧力を一定に保つ圧力調整器と、 前記タンク内の水面変動量に相当する容積を有し、タンクに連通されてタンク 内の水面変動量に伴うNガスの移動に応じて膨脹収縮するガスバッグ、 とで構成されたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
ガスバッグはタンク内部の超純水の水位変化に伴うNガスの移動に応じて膨 脹収縮する。
【0015】 この結果、従来のようなNガスの余剰放出機構や負圧発生時の外気吸入機構 が不要になり、Nガスの消費量が削減でき、タンク内に蓄えられる超純水の純 度低下も防止できる。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す構成図であり、図2と共通する部分には同一の 番号を付けてそれらの説明は省略する。16はタンク3内の圧力を一定に保つ圧 力調整器として機能する水封器であり、下部に水が満たされてその水中にはタン ク3に連通したパイプ12の端部が挿入され、上部はパイプ17を介して大気に 連通している。なお、パイプ12の下端部とパイプ17と水封器16の連通部の 下部との差は5cmに設定されている。18はガスバッグであり、パイプ12の 分岐部に取り付けられている。該ガスバッグ18は例えばポリエチレンで構成さ れたものであり、その容積は少なくともタンク3内の水面変動量(水位計7の“ H”レベルと“L”レベルの差)よりも大きく形成されている。なお、タンク3 の内部の圧力は水封器16により例えば5cm/HOに保たれているので、少 なくともその圧力がかかっても破損しないだけの強度を有するものを用いる。1 9はガスバッグ18を収容するケースである。
【0017】 図1の構成の動作を説明する。 今、タンク3の水位は“H”レベル(満水状態)にあり、タンク3の内部はN ガスで満たされていてガスバッグ18もNガスで満たされているとする。パ イプ6からのNガスの供給はごく微量であるが、Nガスの供給により内部圧 力が5cm/HOを超えた場合には水封器16のパイプ17から泡として大気 に放出される。
【0018】 次に、ユースポイントで超純水が使用したことにより水位が低下してくると、 タンク3とガスバッグ18は密閉状態で連通していることから、ガスバッグ18 内のNガスがタンク3内部に移動し、ガスバッグ18は収縮する。タンク3の 水位が“L”レベルに到達しても負圧になることはなく、従来のような外気の吸 入は不要である。
【0019】 そして、タンク3の水位が“L”レベルに到達してバルブ2が開かれてパイプ 1から大量の超純水が供給されると、タンク3内部の圧力が5cm/HOに達 するまでの間にタンク3の内部から溢れるNガスは再びガスバッグ18に移動 する。
【0020】 このような動作により、タンク3とガスバッグ18を連通させて密閉しておく と、これらと外部との間でのNガスの出入りは零になり、Nガスの消費量は 理想的には零になる。しかし、実際には、若干のリークや温度変化によるNガ スの体積変化等があるので前述のようにごく微量(数デシリットル/分程度)の Nガスをパイプ6から供給しておくが、この値は従来の1/100以下になり 、ランニングコストを大幅に削減できる。
【0021】 また、水封器16内部の水は、たまり水にしておくと自然蒸発による水位変化 や細菌の発生によるタンク内部の汚染の恐れがあるので、図3と同様にパイプ1 3から若干の水量を常に供給するようにしておく。
【0022】 なお、ガスバッグ18の材質はポリエチレンに拘らない。化学的に安定で、必 要な強度を持つものであればよい。 また、ガスバッグ18の設置場所はタンク3と連通していればタンク3から離 れた場所でもよい。
【0023】 また、水封器16は圧力調整のために用いているので、一般的な圧力調整器で あってもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上詳細に説明した本考案によれば、以下のような効果が得られる。 簡単でコストの安い構造で、タンクの内部に充填する純度の高いNガスの消 費量を大幅に削減でき、ランニングコストを大幅に改善できる。
【0025】 従来の装置のタンク内部で発生していた負圧時の外気吸引がなくなるので、C Oの溶け込みによる超純水の純度低下を招くことはない。 一般にタンクは通常ステンレスで作られていて内部の水位を把握するのは困難 であるが、ガスバッグを設けることによりガスバッグの膨脹や収縮の状態からお およその水位を知ることができ、メンテナンス等に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来の超純水タンク装置の一例を示す構成図で
ある。
【図3】図2で用いる水封器の拡大構成図である。
【符号の説明】
1,5,6,12,13,17 パイプ 2 バルブ 3 タンク 4 ポンプ 7 水位計 18 ガスバッグ 19 ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと、 該タンクにNガスを供給する系統と、 前記タンクに超純水を供給する系統と、 前記タンクからユースポイントに超純水を供給する系統
    と、 前記タンク内の圧力を一定に保つ圧力調整器と、 前記タンク内の水面変動量に相当する容積を有し、タン
    クに連通されてタンク内の水面変動量に伴うNガスの
    移動に応じて膨脹収縮するガスバッグ、 とで構成されたことを特徴とする超純水タンク装置。
JP7810991U 1991-09-26 1991-09-26 超純水タンク装置 Pending JPH0529997U (ja)

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