JPH0560583U - 超純水タンク装置 - Google Patents

超純水タンク装置

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JPH0560583U
JPH0560583U JP143492U JP143492U JPH0560583U JP H0560583 U JPH0560583 U JP H0560583U JP 143492 U JP143492 U JP 143492U JP 143492 U JP143492 U JP 143492U JP H0560583 U JPH0560583 U JP H0560583U
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JP
Japan
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water tank
ultrapure water
pipe
pressure
ultrapure
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Withdrawn
Application number
JP143492U
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Inventor
隆士 塚田
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 窒素圧の急激な上昇時の安全性および液面測
定の安定度を向上させた超純水タンク装置を実現する。 【構成】 超純水タンク2と、この超純水タンクに窒素
ガスを供給する系統と、前記超純水タンクに超純水を供
給する系統と、前記超純水タンクからユースポイントに
超純水を供給する系統と、前記超純水タンク内の圧力を
一定に保つ水封器7とを備え、前記水封器は、前記超純
水タンクに連通したパイプ8の端部が水の入れられた容
器中に挿入された構造であって、このパイプの端部には
複数の小孔81またはクサビ状の切れ込みを形成した構
成としたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超純水タンク装置の超純水タンクの窒素シール時に用いられる水封 器に関し、特に超純水タンク内の窒素圧変動を低減できるようにした装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
超純水は半導体基板の洗浄などに使用されるものであり、精製された超純水は 、超純水タンクを経て、各ユースポイントに給水するように構成されることが多 い。
【0003】 図3は従来の超純水タンク装置の一例を示す構成図である。図3において、精 製された超純水は、パイプ1を介して超純水タンク2に供給される。超純水タン ク2に蓄えられた超純水は、ポンプ3およびパイプ4を介してユースポイントに 供給される。5は超純水タンク2に窒素ガスを供給するパイプである。6はレベ ル計であり、超純水タンク2の超純水の水位レベルを測定する。7は超純水タン ク2の内部圧力を一定に保つ圧力調整器として機能する水封器であり、下部に水 が入れてあり、その水中には、超純水タンク2に連通したパイプ8の端部が挿入 されている。なお、窒素圧は、図中のパイプ8の下端部と水封器7に入れられた 水位との差lに相当する水圧に等しくなるように、超純水タンク2の内圧が保た れる。また、水封器7内部の水は、たまり水にしておくと自然蒸発による水位変 化や細菌の発生による超純水タンク2内部の汚染の恐れがあるので、補給管から 若干の水量を常に補給するようにしておく。
【0004】 このような構成において、超純水タンク2の水位がLowレベル以下になると 、レベル計6が検知し、パイプ1から超純水が供給される。そして、Highレ ベルに達すると、レベル計6が検知して、パイプ1からの超純水の供給が停止す る。一方、窒素ガスは、ユ−スポイントでの平均超純水使用量fリットル/分に 応じて供給され、超純水タンク2の内圧が高くなると、水封器7の水中に入れら れたパイプ8の下端部から気泡として大気に放出され、超純水タンク2内の内圧 を保つようにしてある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造の超純水タンク装置では、パイプ8の管径Mが 大きい場合、パイプ8の下端部から出る気泡の体積が大きくなるため、これが間 欠的な状態になると、超純水タンク2の内圧が変動する。なお、圧力変動は、ほ ぼΔMcmH2Oとなる。このような圧力変動は、差圧計などのレベル計6によ る水位レベル測定時の誤差や、窒素ガス流量の増加を引き起こすという課題があ った。また、パイプ8の管径Mが小さい場合は、気泡が小さくなるので、圧力変 動は小さいが、超純水タンク2への超純水の供給がある状態では、パイプ8によ るコンダクタンスが小さいので、排気速度が遅く、この状態では、超純水タンク 2の内圧の急激な上昇を引き起こす。この圧力の急激な上昇は、超純水タンク2 の損傷につながるため、安全上の問題があるという課題があった。
【0006】 本考案は、上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、超純水タンク 内の窒素圧変動を低減させることにより、窒素圧の急激な上昇時の安全性および 液面測定の安定度を向上させた超純水タンク装置を提供することを目的としたも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、 超純水タンクと、 この超純水タンクに窒素ガスを供給する系統と、 前記超純水タンクに超純水を供給する系統と、 前記超純水タンクからユースポイントに超純水を供給する系統と、 前記超純水タンク内の圧力を一定に保つ水封器と を備え、 前記水封器は、前記超純水タンクに連通したパイプの端部が水の入れられた容 器中に挿入された構造であって、 このパイプの端部には複数の小孔またはクサビ状の切れ込みを形成した構成と したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案によれば、装置の安全を考慮して、管径Mを大きくし、かつレベルの変 動がない時の窒素圧の変動を最小にして、レベル計の誤差を減らしている。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の超純水タンク装置の一実施例を示す構成図であり、(イ)図は 装置構成図、(ロ)図は水封器部分の拡大図である。なお、図1において図3と 同一要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。図1と図3との相違点 は、水封器7の水中に入れられたパイプ8の下端部に複数の小さな孔81(図1 では3ケ所)を形成した点である。また、図1装置では、例えば、このパイプ8 の下端部に形成された複数の小さな孔81は、水封器7の水面から50mmのと ころに形成しておき、また、窒素ガスの供給は80mmH2Oで行われ、超純水 タンク2の内部圧力は、この窒素供給圧力より小さい70mmH2Oとなるよう に、パイプ8の下端部と水封器7に入れられた水位との差を70cmとしてある 。
【0010】 このような構成において、超純水タンク2への超純水の補給がなく、ユースポ イントでの超純水の消費がなく、実効的に水位面の変動がない場合、窒素ガスの 補給は、80mmH2Oで行われ、水封器7のパイプ8の下端部に形成した小孔 81は50mmのところにあるので、余分な窒素ガスは、小孔81から気泡とな って逃げ、超純水タンク2内の窒素は、50mmH2Oに保たれる。この時、パ イプ8から大気に放出される気泡は、3ケ所の小孔81から出るため、液面のゆ らぎによる多量の水が排水管から流出することは少なく、超純水タンク2内の窒 素圧変動は低減できる。
【0011】 また、超純水タンク2への超純水の補給がある場合には、窒素圧力が急激に上 昇してくる。この時、小孔81から気泡として窒素が排気されても追いつかない ため、超純水タンク2内の窒素は、やがて50mmH2Oを越えた圧力となり、 パイプ8の下端部の端面から、大きな気泡となって排気される。この圧力は、窒 素供給圧力より小さい70mmH2Oに設定してあり、管径Mが大きく、排気速 度が大きいため、超純水タンク2内が過大圧になることはなく、窒素圧力の急激 な上昇による超純水タンク2の損傷を少なくでき、安全性を向上できる。
【0012】 このように、本考案の超純水タンク装置では、水封器7の水中に入れられたパ イプ8の下端部に複数の小さな孔81を形成している。したがって、余分な窒素 ガスの排気による液面のゆらぎによる超純水タンク2内の窒素圧変動を低減する ことができるため、レベル測定時の誤差や窒素ガス流量の増加を低減できる。
【0013】 なお、上記実施例において、パイプ8の下端部に形成した複数の小さな孔81 は、図2に示すようなクサビ状の切れ込みであっても良い。
【0014】
【考案の効果】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、水封器の気泡 による窒素排気に伴う圧力変動を小さくし、圧力測定で液面測定の安定度を向上 させることができる。また、窒素液量を低減できる。さらに、窒素圧の急激な上 昇の際の安全性を向上できるなどの効果を有する超純水タンク装置を実現できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の超純水タンク装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】本考案の超純水タンク装置の他の実施例を示す
部分構成図である。
【図3】超純水タンク装置の従来例である。
【符号の説明】
1、4、5、8 パイプ 2 超純水タンク 3 ポンプ 6 レベル計 7 水封器 81 小孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超純水タンクと、 この超純水タンクに窒素ガスを供給する系統と、 前記超純水タンクに超純水を供給する系統と、 前記超純水タンクからユースポイントに超純水を供給す
    る系統と、 前記超純水タンク内の圧力を一定に保つ水封器とを備
    え、 前記水封器は、前記超純水タンクに連通したパイプの端
    部が水の入れられた容器中に挿入された構造であって、 このパイプの端部には複数の小孔またはクサビ状の切れ
    込みを形成した構成としたことを特徴とする超純水タン
    ク装置。
JP143492U 1992-01-20 1992-01-20 超純水タンク装置 Withdrawn JPH0560583U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015174283A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 住友電気工業株式会社 レドックスフロー電池
CN106145482A (zh) * 2016-08-31 2016-11-23 四川优普超纯科技有限公司 一种具有无菌储水箱的净水系统

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