JPH05299414A - 半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法 - Google Patents

半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法

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Publication number
JPH05299414A
JPH05299414A JP9973492A JP9973492A JPH05299414A JP H05299414 A JPH05299414 A JP H05299414A JP 9973492 A JP9973492 A JP 9973492A JP 9973492 A JP9973492 A JP 9973492A JP H05299414 A JPH05299414 A JP H05299414A
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JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
element isolation
film
nitride film
formation region
Prior art date
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Pending
Application number
JP9973492A
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English (en)
Inventor
Shigeki Hayashida
茂樹 林田
Sonte An
アン・ソンテ
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 バーズビークを十分に抑えることができ、素
子形成領域が狭くならず、集積度の高い半導体装置を形
成することのできる素子分離酸化膜の形成方法を提供す
る。 【構成】 シリコン基板1の素子形成領域上に第1酸化
膜2、第1窒化膜3及び第2酸化膜4が順に積層され、
素子分離形成領域を介し隣り合う素子形成領域間にわた
ってそれぞれの第2酸化膜上に張出して所定幅の第2窒
化膜6を形成した後、素子分離形成領域のシリコン基板
をロコス法によって酸化することによって素子分離酸化
膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置における
素子分離酸化膜の形成方法に関する。ことに、絶縁ゲー
ト形電界効果トランジスタの形成に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置における素子分離酸化
膜の形成方法は、まず、図4(a)に示すようにシリコ
ン基板11上にシリコン酸化膜12、シリコン窒化膜1
3及びシリコン酸化膜14を順に積層し、次に図4
(b)に示すように素子形成領域上を残し素子分離形成
領域上をエッチングし、次に図4(c)に示すように薄
いシリコン酸化膜14と側壁のシリコン窒化膜15を形
成しシリコン酸化膜14を除去する。次に図5(d)に
示すようにロコス(LOCOS)法によってシリコン基
板を酸化して素子分離酸化膜16を形成し、最後に図5
(e)に示すように側壁のシリコン窒化膜15、シリコ
ン窒化膜13及びシリコン酸化膜12を除去して行なわ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
における素子分離酸化膜の形成方法は、素子分離酸化膜
が素子形成領域へ鳥の口ばしのように伸びる(バーズビ
ーク)のを十分に抑えられないため素子形成領域が狭く
なるという問題がある。この発明は、上記問題を解決す
るためになされたものであって、バーズビークを十分に
抑えることができ、素子形成領域が狭くならず、集積度
の高い半導体装置を形成することのできる素子分離酸化
膜の形成方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、a)
シリコン基板上に第1酸化膜、第1窒化膜及び第2酸化
膜を順に積層し、これらの膜をエッチングして素子分離
形成領域を形成する工程と、b)次いで全面に第2窒化
膜を積層し、素子分離形成領域を介して隣り合う第2酸
化膜上にわたって所定幅で第2窒化膜が残存するように
エッチングする工程と、c)素子分離形成領域における
シリコン基板をロコス法によって酸化して素子分離酸化
膜を形成し、最後に第2窒化膜の露出部、第2酸化膜、
第1窒化膜及び第1酸化膜の残りを除去する工程とから
なる半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法が提
供される。
【0005】この発明においては、a)シリコン基板上
に第1酸化膜、第1窒化膜及び第2酸化膜を順に積層
し、これらの膜をエッチングして素子分離形成領域を形
成する。上記第1酸化膜、第1窒化膜及び第2酸化膜
は、素子分離形成領域のシリコン基板をロコス法で酸化
する工程において素子形成領域が酸化されないようにマ
スクするためのものである。第1酸化膜は、例えば熱酸
化法、CVD法等によって形成される。この膜厚は、通
常100〜300μmである。第1窒化膜は、例えばC
VD法等によって形成される。この膜厚は、通常100
0〜1500μmである。第2酸化膜は、例えば熱酸化
法、CVD法等によって形成される。この膜厚は、通常
1500〜2000μmである。
【0006】素子分離形成領域の幅は、通常0.3μm
以上である。この発明においては、b)次いで全面に第
2窒化膜を積層し、素子分離形成領域を介して隣り合う
第2酸化膜上にわたって所定幅で第2窒化膜が残存する
ようにエッチングする。上記第2窒化膜は、素子分離形
成領域のシリコン基板をロコス法で酸化する工程におい
て、素子形成領域上の第1酸化膜の下にバーズビーク状
の酸化層の生長を抑制するためのものであって、第1酸
化膜、第1窒化膜及び第2酸化膜の3層をロコス法の酸
化に伴って隆起しないように押圧することができる。
【0007】第2窒化膜は、素子分離形成領域を介して
隣り合う第2酸化膜上にわたってそれぞれの第2酸化膜
上に張出して所定幅で配置される。所定幅は、素子形成
領域の幅より狭く、第1酸化膜の下にバーズビーク状の
酸化層が発生しない程度に広いのがよく、通常0.1μ
m以上である。この膜厚は、通常150〜500μmで
ある。
【0008】この発明においては、c)素子分離形成領
域におけるシリコン基板をロコス法によって酸化して素
子分離酸化膜を形成し、最後に第2窒化膜の露出部、第
2酸化膜、第1窒化膜及び第1酸化膜の残りを除去す
る。素子分離形成領域のシリコン基板が、公知のロコス
法によって酸化されるとシリコン酸化物が隆起するよう
に素子分離酸化膜が形成される。
【0009】この隆起においても、素子形成領域を被覆
する第1酸化膜、第1窒化膜及び第2酸化膜は、第2窒
化膜によって隆起が抑えられバーズビークの発生が抑え
られる。
【0010】
【作用】素子分離形成領域を介して隣り合う第2酸化膜
上にわたって形成される第2窒化膜が、素子分離形成領
域のシリコン基板をロコス法によって酸化する際、シリ
コン酸化物が隆起しても第1酸化膜、第1窒化膜及び第
2酸化膜を押圧して、第1酸化膜下のバーズビーク状酸
化物の発生を防ぐ。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。尚、これによってこの発明は限定を受けるものでは
ない。図1及び図2に発明のプロセスの一例を示す。図
1(a)に示すようにシリコン基板1上にパッド酸化膜
2、窒化膜3、酸化膜4を形成する。次にフォトリソグ
ラフィ工程により活性領域5を形成し(図1(b))、
図1(c)に示すように再び窒化膜6を堆積する。続い
て図2(d)のようにフォトレジスト層7をマスクにし
て窒化膜6のエッチバックを行った後、フォトレジスト
層7を剥離し、図2(e)に示すような二つの活性領域
にまたがるパターンを形成する。図2(f)はこのパタ
ーンを上から見た図である。その後、この状態でLOC
OS酸化を行って素子分離酸化膜9を形成し、窒化膜6
の露出部分、熱酸化膜4、窒化膜3及びパッド酸化膜2
を除去して図3(i)に示すように素子分離領域を完成
する。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、バーズビーク状酸化
物の発生が小さく、幅を狭くできしかも絶縁性に優れた
半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で形成した素子分離酸化膜の
形成工程説明図である。
【図2】この発明の実施例で形成した素子分離酸化膜の
形成工程説明図である。
【図3】この発明の実施例で形成した素子分離酸化膜の
形成工程説明図である。
【図4】従来の素子分離酸化膜の形成工程説明図であ
る。
【図5】従来の素子分離酸化膜の形成工程説明図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 パッド酸化膜 3 窒化膜 4 熱酸化膜 5 活性領域 6 窒化膜 7 フォトレジスト層 8 二つの活性領域にまたがるパターン 9 素子分離酸化膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)シリコン基板上に第1酸化膜、第1
    窒化膜及び第2酸化膜を順に積層し、これらの膜をエッ
    チングして素子分離形成領域を形成する工程と、 b)次いで全面に第2窒化膜を積層し、素子分離形成領
    域を介して隣り合う第2酸化膜上にわたって所定幅で第
    2窒化膜が残存するようにエッチングする工程と、 c)素子分離形成領域におけるシリコン基板をロコス法
    によって酸化して素子分離酸化膜を形成し、最後に第2
    窒化膜の露出部、第2酸化膜、第1窒化膜及び第1酸化
    膜の残りを除去する工程とからなる半導体装置における
    素子分離酸化膜の形成方法。
JP9973492A 1992-04-20 1992-04-20 半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法 Pending JPH05299414A (ja)

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JP9973492A JPH05299414A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法

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JP9973492A JPH05299414A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法

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JPH05299414A true JPH05299414A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14255281

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JP9973492A Pending JPH05299414A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 半導体装置における素子分離酸化膜の形成方法

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JP (1) JPH05299414A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854112A (en) * 1993-03-30 1998-12-29 Siemens Aktiengesellschaft Transistor isolation process

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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