JPH05298078A - ソフトウェア部品管理・検索装置 - Google Patents

ソフトウェア部品管理・検索装置

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JPH05298078A
JPH05298078A JP4104411A JP10441192A JPH05298078A JP H05298078 A JPH05298078 A JP H05298078A JP 4104411 A JP4104411 A JP 4104411A JP 10441192 A JP10441192 A JP 10441192A JP H05298078 A JPH05298078 A JP H05298078A
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software
data
parts
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JP4104411A
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Hiroaki Tanaka
博明 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非常に速く所望のソフトウェア部品を検索する
ことができ、該検索された部品を使う場合の信頼性が向
上する管理・検索装置を得ることにある。 【構成】処理型部品、データ型部品との間に処理型部品
が入力、または、出力とするデータ、割り込みの依存関
係に応じた関係を設定できる蓄積装置5と、入力装置1
によりソフトウェア部品を5に登録し、該ソフトウェア
部品を直接外部から指定するための情報を5に対して与
えると共に、同時に該ソフトウェア部品と関係のある既
に5に蓄積されたソフトウェア部品との関係を設定する
登録装置3と、5に有するソフトウェア部品を直接指定
する手段を用いてソフトウェア部品を検索でき、5内部
に設定されているソウトウェア部品の関係を用いること
で、既に検索済みであるソフトウェア部品と関係を持つ
ソフトウェア部品を選択の候補として検索可能な検索装
置4を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のソフトウェア部品
の合成等に使用するソフトウェア部品管理装置・検索装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのソフトウェア部品を効率的
に検索できるようにするため、いくつかのソフトウェア
部品蓄積方式、ソフトウェア部品検索方式が提案されて
きた。従来の技術で最も一般的に採用されているもの
は、以下に述べるようにA方式、B方式、C方式があ
る。 A方式.処理型部品に適当なキーワードを付けて管理
し、キーワードを指定することにより検索を行う方式
(キーワード検索方式)である。
【0003】B方式.ソフトウェア部品をそれが持って
いる意味などの使用者にとって分かりやすい方法で階層
的にグループ化してグループのツリーを作り、このツリ
ーを根から個々のソフトウェア部品が登録されている葉
に向かって検索を行っていく方式(ツリー検索方式例え
ば統合CASEツールSEmate)である。
【0004】C方式.ソフトウェア部品を機能、設計ア
ルゴリズム、手続きに分けて各々の内部、間に適当な関
係を設定し、検索に利用する方式(特開平1−2431
15号公報)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】A方式は、検索の性能
を上げる各種の工夫にも拘らず必ず検索に成功するとは
限らない。また複数個の部品を検索するとき、各々の部
品に対して一回毎にキーワードを設定して検索しなくて
はならない。
【0006】B方式は、検索の各段階で選択可能な選択
枝が常に表示されるので、使用者はA方式に比べて検索
の為の戦略を立て易い。しかし、色々な観点から多くの
部品を検索するとき、根から再び検索する必要がある
か、前回検索した途中のノードから検索を再開すればよ
いかを決定するのが難しい。
【0007】C方式は、機能やアルゴリズムといった使
用者に分かりやすい情報を用いて検索し、これに対応す
るプログラムを段階を踏んで検索していくこの方法は使
用者の使い勝手を大きく向上させるが、最初に機能、常
に機能、アルゴリズム、手続を組にして登録しなければ
ならないばかりでなく、アルゴリズムのレベルでどのよ
うな検索手段を用いて、これを得るかを説明していな
い。
【0008】といった問題点があり、ソフトウェア開発
において多くの部品を検索する必要のある使用者にとっ
て使いにくいものであった。さらにこれらの検索技術の
うちA、C方式はデータを部品として扱うという考え方
を持っていないので、使用者は検索によって得られた処
理型部品が扱うデータを別途設計する必要があった。ま
た、このため処理型部品間でインターフェースの不統一
が発生し易く、開発したソフトウェアの信頼性低下の一
因となっていた。
【0009】本発明が解決しようとする問題点は複数の
ソフトウェア部品を連続的に検索する場合に部品の個数
分だけ別個に検索するため、全体として多くの労力を必
要とする点、並びにソフトウェア部品の登録において、
一見連携できそうだがその整合法がないため互いに連携
して動作することのできないような一連の部品が登録さ
れ、その結果検索した部品に修正の必要が発生し、ソフ
トウェア開発の効率が落ちる点、また同じ理由で開発さ
れたソフトウェア製品の信頼性が高くならない点であ
る。
【0010】本発明は全体として非常に速く所望のソフ
トウェア部品を検索することができ、この検索されたソ
フトウェア部品を使う場合の信頼性が向上するソフトウ
ェア部品管理・検索装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、サブルーチン等による
手続が含まれた処理型部品と主記憶装置上に取られるデ
ータが含まれるデータ型部品からなるソフトウェア部品
の登録要求があったとき、その部品が部品として必要な
情報を満足しているかどうかを確認し、所定の形式に変
換してソフトウェア部品を入力する入力装置と、外部か
らの登録要求のあった処理型およびデータ型のいずれか
のソフトウェア部品であっても蓄積し、この蓄積される
処理型部品と、
【0012】データ型部品との間に処理型部品が入力、
または、出力とするデータ、割り込みの依存関係等に応
じた関係を設定でき、かつ前記関係とは別にその内部の
ソフトウェア部品を直接指定する手段を外部に有してい
る蓄積装置と、
【0013】前記入力装置から入力されるソフトウェア
部品を前記蓄積装置に登録し、同時に該ソフトウェア部
品を直接外部から指定するための情報を前記蓄積装置に
対して与えると共に、同時に該ソフトウェア部品と関係
のある既に前記蓄積装置に蓄積されたソフトウェア部品
との関係を設定する機能を有する登録装置と、
【0014】前記蓄積装置に有するソフトウェア部品を
直接指定する手段を用いてソフトウェア部品を検索で
き、前記蓄積装置内部に設定されているソウトウェア部
品の関係を用いることで、既に検索済みであるソフトウ
ェア部品と関係を持つソフトウェア部品を選択の候補と
して検索可能な検索装置と、この検索装置からの検索の
結果、使用者が自分の必要とする部品を見つけ、これを
外部の装置で解釈できる形式に変換する出力装置と、前
記登録装置ならびに前記検索装置に対して所望の指示を
入力可能なコンソール装置を具備している。
【0015】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、入手したい
一連の部品のうち、二つ目以降の部品検索はそれまでに
検索した部品と、例えば「データ使用関係」、「モジュ
ール選択関係」、「データ継承関係」にある部品群とい
う部品全体の数に比べて非常に少ない部品群から目的の
部品を選択するので、互いに関係を持つ部品群を効果的
に検索することができる。
【0016】さらに請求項1に対応する発明によれば、
部品間に各関係を設定することはソフトウェア部品の登
録時に各関係に応じた整合性の検査を促すため、管理す
る部品は互いに整合性が取れており、検索した部品は予
定された変更以外にほとんど修正する必要がなく、直ち
に安全に使用することができる。
【0017】
【実施例】以下の本発明の一実施例の詳細を図面に基づ
いて説明する。
【0018】図1は本発明のソフトウェア部品管理・検
索装置の一実施例の構成を示すブロック図である。ソフ
トウェア部品管理・検索装置は、その外部に対してソフ
トウェア部品入力装置1、ソフトウェア部品出力装置
2、ならびに、コンソール装置6を備え、さらにその内
部にソフトウェア部品登録装置3、ソフトウェア部品検
索装置4、並びにソフトウェア部品蓄積装置5を備えて
いる。
【0019】ソフトウェア部品入力装置1は外部からソ
フトウェア部品の登録要求があったとき、その部品が部
品として必要な情報を満足しているかどうかを確認し、
本ソフトウェア部品管理・検索装置が解釈できる形式に
変換する装置である。ソフトウェア部品入力装置1を通
過した、登録すべきソフトウェア部品は次のソフトウェ
ア部品登録装置3に送られる。
【0020】一方ソフトウェア部品出力装置2は部品検
索の結果、使用者が自分の必要とする部品を見つけ、こ
れを使用する時、使用者または本ソフトウェア部品管理
・検索装置の外部の装置で解釈できる形式に変換する装
置である。
【0021】ソフトウェア部品登録装置3は登録要求の
あったソフトウェア部品を実際にソフトウェア部品蓄積
装置5に登録する装置である。ソフトウェア部品登録装
置3はそれ単独では動作せず、コンソール装置6を通じ
て使用者の詳細な指示を受ける。
【0022】ソフトウェア部品検索装置4はコンソール
装置6からの使用者の検索要求に応じてソフトウェア部
品蓄積装置を実際に検索し、使用者の必要としている部
品を得る装置である。使用者がその部品をプログラム中
で使用することを決定し、これを払い出すよう指示する
と、ソフトウェア検索装置6はその部品をソフトウェア
部品出力装置2に送る。
【0023】ソフトウェア部品蓄積装置5はソフトウェ
ア部品登録装置3並びにソフトウェア部品検索装置4よ
り操作されるデータベース装置であり、実際にソフトウ
ェア部品を蓄積・管理している。コンソール装置6はソ
フトウェア部品登録装置3並びにソフトウェア部品検索
装置4において使用者の指示を受けるために使用され
る。次に、本発明の実施例装置の動作について説明する
が、その前に概略の動作について説明する。
【0024】本実施例におけるソフトウェア部品とは処
理型部品とデータ型部品の2種類を指し、これらはソフ
トウェア部品蓄積装置5に同時に登録する。ここで、処
理型部品にはサブルーチン、関数、マクロによる手続き
が含まれる。またデータ型部品には、そのデータ部品の
構造、入出力各々の用途に対する使用可否、さらにはC
PUのレジスタ上に取られるデータ、主記憶上に取られ
るデータ、二次記憶(ディスクファイルなど)上に取ら
れるデータ、通信回線を通じて入出力されるデータ、そ
の他I/Oポートを通じてハードウェアと入出力するデ
ータ、特定のタスクやプロセス、CPUが割り込み処理
を実行するためのトリガーとなるシグナルなどのデータ
が含まれる。そしてソフトウェア部品蓄積装置5は以下
のような機能を有している。すなわち、各処理型部品が
入力とするデータ、出力とするデータ毎にその型、スト
レジタイプ(そのデータがCPUのレジスタ上にある/
主記憶上にある/二次記憶上にある/通信回線等を通じ
て得るなど、そのデータの存在位置に関係する情報)が
一致するデータ型部品で、データ型部品に与えられた入
出力用途の制約と、処理型部品の使用方法に整合が取れ
ており、使用者により意味的にも同一であると見なされ
るものがあるなら、その処理型部品とデータ型部品との
間にデータの流れる方向に応じた「データ使用関係」を
設定する。
【0025】さらに、ソフトウェア部品蓄積装置5は格
納する部品の適用分野によっては「モジュール選択関
係」を設定する。処理型部品には自分の内部に他のプロ
グラムを埋め込んで使用する形式のもの(以下、スケル
トン部品と称する)がある。スケルトン部品は自分の内
部のプログラム埋め込み領域に埋め込んで使用するべき
他の処理型部品(以下、モジュール部品と称する)を指
定する場合、どれとどのモジュール部品が利用可能かを
示すための関係、「モジュール選択関係」を設定する。
【0026】また、ソフトウェア部品蓄積装置5は、部
品の適用分野によっては、より汎用的に使用できるデー
タ型部品(スーパーデータクラスと称する)と、これを
もとにより特定の分野に使用するのに適した形態に変化
させたデータ型部品(ザブデータクラスと称する)との
間に「データ継承関係」を設定する。
【0027】そしてソフトウェア部品を登録する時、デ
ータ使用関係、モジュール選択関係、データ継承関係の
各々を設定する毎に各々の関係に応じた整合性の検査を
行うようにする。
【0028】即ち、「データ使用関係」を設定する場
合、処理型部品で使用しているデータの型、入出力用途
への使用の可否、ストレジタイプと、データ型部品で定
義するデータの型、用途が入力/出力の別、ストレジタ
イプが一致しているか、また処理型部品からそのデータ
型部品を使用可能であるかを調べ、
【0029】「モジュール選択関係」を設定する場合、
スケルトン部品がモジュール部品のために与えている制
御上のインターフェースとモジュール部品がその外部に
対して設けているインターフェースとが互いに接続でき
るものであるかを調べ、
【0030】「データ継承関係」を設定する場合、スー
パーデータクラスが実現している機能のうちサブデータ
クラスにおいても使用するものが正しく継承されている
か、スーパーデータクラスのデータ型部品とデータ使用
関係にある処理型部品がサブデータクラスにおいても使
用可能であるかを調べる。
【0031】また、これとは別に従来の技術を用いた検
索のための手段、例えばキーワードやグループの階層を
用いたソフトウェア部品のツリー構造などを各ソフトウ
ェア部品毎に設定する。
【0032】そして、ソフトウェア部品を検索すると
き、最初のソフトウェア部品を検索するために従来の技
術を用いた検索を行い(以下、一次検索と称する)、2
つ目以降のソフトウェア部品を検索するために既に検索
した部品と「データ使用関係」、「モジュール選択関
係」、「データ継承関係」のいずれかの関係にある部品
をコンソール装置に表示し、使用者にその中から適当な
部品を選択してもらう(以下、二次検索と称する)。そ
してそれをプログラムで使用する場合にはこのソフトウ
ェア部品に払い出しの手順を適用して必要なプログラム
を生成する。
【0033】このように本実施例装置によれば、入手し
たい一連の部品のうち、最初の一つの部品は従来の技術
を用いた検索により得ることになるが、二つ目以降の部
品検索はそれまでに検索した部品と「データ使用関
係」、「モジュール選択関係」、「データ継承関係」に
ある部品群という部品全体の数に比べて非常に少ない部
品群から目的の部品を選択するので、互いに関係を持つ
部品群を効果的に検索することができる。
【0034】さらに、部品間に各関係を設定することは
ソフトウェア部品の登録時に各関係に応じた整合性の検
査を促すため、本発明による部品管理・検索装置が管理
する部品は互いに整合性が取れており、検索した部品は
従来の方法によるデータベース装置に蓄積されるソフト
ウェア部品にしばしば見られるような修正は、これはほ
とんど必要としないので、直ちに安全に使用することが
できる。
【0035】図2は図1におけるソフトウェア部品蓄積
装置5においてその内部で部品を蓄積する論理的な構造
を示している。本図は一次検索の手段としてツリー検索
方式を用いた場合の構造である。
【0036】図2の根21、グループ(1)22、グル
ープ(2)22、グループ(11)23、グループ(1
2)23はいずれも一次検索のためのツリー構造を構成
するグループ名である。また、データ型部品(111)
24、処理型部品(112)25などは一次検索により
最終的に検索されるソフトウェア部品である。使用者は
このグループ名のツリーを根21から順に辿っていく
と、最終的にツリーの葉に相当する個々のソフトウェア
部品を見ることができる。例えば根21→グループ
(1)22→グループ(11)23→データ型部品(1
11)24と辿ることによりデータ型部品111を検索
することができる。
【0037】一方、データ型部品24、26、処理型部
品25の間に設けられた矢印は二次検索の手段である各
種の関係である。データ型部品24と処理型部品25と
の間に設けられた矢印はデータ使用関係を意味する。例
えばデータ型部品(111)24から処理型部品(11
2)25に向かって矢印がのびているが、これは処理型
部品(112)25がデータ型部品(111)24によ
り与えられるデータを入力としている関係を表してい
る。またデータ型部品(111)24と処理型部品(1
13)25との間には双方向の矢印が設定してあるが、
これは処理型部品(113)25がデータ型部品(11
1)24により与えられるデータを入力、出力の両方に
使用していることを表している。また、データ型部品
(131)26から処理型部品(123)25にのびる
矢印はデータ型部品131によって与えられるデータが
特定の値になることで処理型部品123が動作を開始す
ることを意味している。データ型部品(131)26は
通常のプログラミング言語における割り込みまたはシグ
ナルに対応する機能である。
【0038】図2ではこの矢印は同じデータ使用関係で
もその意味が違うことを示すため他の矢印と違う形式で
書かれているが、この矢印の違いに相当する関係の相違
はコンソール装置6を通じて使用者がこの様子を見る場
合にも明らかに分かるように表示される。
【0039】図3、図4および図5は、本発明の一実施
例におけるソフトウェア部品登録装置3においてソフト
ウェア部品をソフトウェア部品蓄積装置5に登録する場
合の手順を示すフローチャートである。本フローチャー
トに書かれている登録の手順は大きくSR1、SR2
1、SR22、SEの4つのブロックに分けることがで
きる。図では点線の枠内が各々のブロックとなってい
る。
【0040】部品登録を行うには、まず図3のブロック
SR1においてその部品を一次検索に用いるツリー構造
の葉の位置に登録する。ツリー構造のどのグループに部
品を登録するかを決定するには、後述する部品検索と似
た方法を用いる。即ち、まずS2において現在点と称す
るグループ上を移動可能な点を用意し、これを根に置く
(S1)。次に、S5で使用者の判断に従ってツリー構
造の各グループの中から登録すべき部品に最もふさわし
いグループを選択し、そこに現在点を移動させる操作を
根からメンバーが葉であるようなグループ(末端グルー
プ)に至るまで繰り返す。このとき、S5で行う判断並
びにこれに続く動作のごとく、その部品を登録するのに
ふさわしいグループがないならば、S3のように適宜新
たなグループを作成して現在点にこれを追加し、S4の
ように現在点をこの新たなグループに移動させても良
い。そして現在点が使用者が部品を直接登録してよいと
判断したグループに達したら、S6のようにその部品の
存在を示す印を書き込む(登録する)。
【0041】次に、図4に示す二次検索用の関係をその
関係毎に設定する。この関係設定は登録すべき部品がデ
ータ型部品か処理型部品かによりブロックSR21、S
R22のいずれかになる。まず、データ型部品を登録す
るとき、必要ならブロックSR22でデータ継承関係の
設定を行う。他のデータ型部品から継承を行っているデ
ータ型部品を登録する場合、その継承元になるデータ型
部品が既にソフトウェア部品蓄積装置に登録されてお
り、使用者はデータ型部品の登録の時継承元のデータ型
部品を知っていなくてはならない。まず、S13、S1
4において、継承元のデータ型部品を検索する。部品の
検索の方式については図6、図7に基づいて後述する。
次にS15に示すように検索された継承元のデータ型部
品に対して、S16に示すように登録すべきデータ型部
品のデータの性質が継承元のデータに対して適切である
かを調べる。データの性質が適切であるとは、継承元の
データ型部品のデータを構成する各データ項目は基本的
に登録すべきデータ型部品においても全て用いているこ
と、対応する各データ項目の持つ意味が継承元のものに
比べて登録すべきデータはより具体的な用途に応じたも
のであることを言う。
【0042】次に、S17においてこのデータ型部品を
利用している処理型部品との整合を確かめる。即ち継承
元のデータ型部品に対してデータ使用関係にある処理型
部品がいま登録しようとしているデータ型部品のデータ
を入出力としても動作ができるか否かを確かめる。この
2つの整合性を確認したら、S18に示すように継承元
のデータ型部品と登録すべきデータ型部品との間にデー
タ継承関係を結ぶ。次に処理型部品を登録する場合はブ
ロックSR21で示したデータ使用関係の設定、図5の
ブロックSEで示したモジュール選択関係の設定を行
う。
【0043】まず、S12、S18でデータ使用関係の
設定を行う。本例ではデータ使用関係を設定する場合、
まずデータ型部品をソフトウェア部品蓄積装置5に登録
しておき、そののち処理型部品の登録時にデータ使用関
係を設定しなくてはならない。使用者はS7に示すよう
に、登録する処理型部品とデータ使用関係を持たせたい
データ型部品を一つずつ選んではこれを後述の方法で検
索する。次にS8、S9、S10、S11によりこのデ
ータ型部品と処理型部品との間の整合性を調べる。ここ
で言う整合性とは処理型部品が入出力するデータとデー
タ型部品が与えるデータ間で構造、ストレジタイプが一
致し、かつデータ型部品(データ型部品の使用可能な入
出力の別等と処理型部品における該データ型部品のの使
用形態が一致している)ことを意味する。もし整合性の
条件を満たしていない場合は、S63で示すように、こ
の処理型部品を登録する作業は失敗となる。整合性が満
たされていることを確認したら、S12でその処理型部
品とデータ型部品との間にデータの入出力に相当するデ
ータ使用関係を設定する。図4において、S11、S1
6、S17でNの場合には、S63の整合性エラーすな
わち部品修正の後再登録となり、S15でNの場合には
S20の前提部品未登録すなわち前提部品登録の後、再
登録となる。また、S13でNの場合およびS18を処
理後S19となる。
【0044】次に処理型部品に対して図5に示すように
モジュール選択関係を設定する。本例ではモジュール選
択関係を設定する場合は最初にスケルトン部品をソフト
ウェア部品蓄積装置に登録しておき、あとからこれに組
み込まれるべきモジュール部品を登録しなくてはならな
い。モジュール部品以外の処理型部品を登録する場合に
は、モジュール選択関係を設定する必要はないのでこの
手続きは省略できる。
【0045】モジュール部品を登録する場合には(S2
1)、まずこのモジュール部品を埋め込むスケルトン部
品を一つ選択し(S22)、これをソフトウェア部品蓄
積装置5から後述の方法で検索する。次にこのスケルト
ン部品と登録するモジュール部品との間の整合性を調べ
る(S23、S24)。ここで言う整合性とはモジュー
ル部品がマクロの場合、その内部変数の使い方、スケル
トン部品が指定する制御構文の制約を満たすことを言
い、サブルーチン、関数として埋め込まれる場合はデー
タ使用関係で用いた整合性の調査項目を満たすことを言
う。この整合性を満足する場合はモジュール部品と選ば
れたスケルトン部品との間にモジュール選択関係が設定
される(S25)。本モジュール部品を使用する全ての
スケルトン部品を調査し終わったらこの関係の設定を終
了する(S23)。
【0046】これらの全ての関係の設定が終了したら、
実際にこのソフトウェア部品をソフトウェア部品蓄積装
置に登録する(S26)。なお、図5のS24のNの場
合には、S27の整合性エラーすなわち部品修正の後再
登録となる。
【0047】図6および図7は、ソフトウェア部品検索
装置6においてソフトウェア部品をソフトウェア部品蓄
積装置5より検索する手順を示すフローチャートであ
る。本フローチャートに書かれている検索の手順は大き
くSR1、SR2の2つのブロックに分けることができ
る。図では点線の枠内が各々のブロックとなっている。
【0048】一次検索を行う場合、図のブロックSR1
で検索作業が行われる。先ず現在点と称する一次検索の
為に設けたグループのツリーの任意の一つを指すことの
できるポインタを用意する。もし、S30で既に一次検
索が行われているなら、S31に示すようにその時検索
に用いた最後の現在点の位置をそのまま現在点の位置と
して利用することができる。S32で初めての場合また
は古い現在点の使用を望まない場合は根を現在点とす
る。
【0049】次にS33で現在点から見える下位グルー
プまたは現在点が末端グループにある場合はその下に登
録されているソフトウェア部品のリストをコンソール装
置6に表示する。そして、使用者がコマンドを読み(S
34)、使用者からの指示を受ける。そして、S35、
S39、S40に示すように使用者がコンソール装置6
を介して入力する上位グループへの移動を指示した場合
は現在点が根である場合を除いて現在点を上位グループ
に移動させる。S35において、使用者がリストの中の
一つを選択した場合はS36、S37、S38に示すよ
うに現在点が末端グループ以外であれば該当する下位グ
ループに現在点を移動し、末端グループであれば選択さ
れたソフトウェア部品を検索結果として本検索装置の動
作を終了する。
【0050】二次検索を行う場合、図のブロックSR2
で検索作業が行われる。二次検索では既にいくつかの部
品が検索されているので、これを元にし、この部品と関
係を設定しているソフトウェア部品群の中から基準とな
る部品を1つ選択する(S41)。本実施例の二次検索
の作業中で特徴的なのは使用者が二次検索の作業として
必要と思われる関係の種類を絞る機能を持つことであ
る。即ちデータ使用関係、モジュール選択関係、並びに
データ継承関係の3種類の関係の各々に矢印の入側と出
側を起点とした検索が考えられるので、検索の手段とし
て使用できるのは全部で6種類の関係であるが、使用者
はこの6種類の関係の中からその都度検索に必要な関係
を選択して、これをコンソール装置6に表示させて適切
な部品を検索する。本実施例ではまず処理S42で一回
の検索毎に表示すべき関係に付いて使用者から指示をえ
る形式を取る。そして、図7のS51、S53、S5
5、S57、S59、S61の6つの条件判定文で6種
類の関係の各々を表示すべきかしなくてもよいかを判断
しながら、表示する指示のある関係についてはその関係
を満足する全てのソフトウェア部品をコンソール装置6
に表示させる(S43)。この場合、S51の表示内容
はS52に示すようにデータ型部品から処理型部品へ延
びるデータ使用関係の相手部品を表示する。S53の表
示内容は、S53に示すように処理型部品からデータ型
部品へ延びるデータ使用関係の相手部品を表示する。S
55の表示内容は、S56に示すようにモジュール部品
を組み込むスケルトン部品を表示する。S57の表示内
容は、S58に示すようにスケルトン部品に埋め込むモ
ジュール部品を表示する。S59の表示内容は、S60
に示すように基準となるデータ型部品を継承するデータ
型部品を表示する。S61の表示内容は、S62に示す
ように基準となるデータ型部品の継承元のデータ型部品
を表示する。
【0051】そして、S44で使用者からどの部品を利
用するかの指示をうけ、これを該当するソフトウェア部
品を関係に基いて抽出し(S45)、検索の結果として
本検索装置の動作を終了する。
【0052】
【発明の効果】本発明のソフトウェア部品管理・検索装
置によれば、互いにデータの入出力などの関係でつなが
るソフトウェア部品を多数、連続的に検索しようとする
場合、その部品同士の関係を直接次の部品検索の手段と
して使用できるため全体として非常に速く部品を検索す
ることができる。
【0053】また本発明を用いたソフトウェア部品管理
・検索装置にソフトウェア部品を登録する場合、その部
品と既に登録された他の部品との関係に基づく整合性の
検査を促す構造のため、従来使用者の良識にのみ頼って
いた整合性の検査が手続き的に実行できるようになり、
部品を使う場合の信頼性を大きく向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェア部品管理・検索装置の一
実施例を示すブロック図。
【図2】図1のソフトウェア部品蓄積装置の中で実際に
ソフトウェア部品が管理され、蓄積されている代表的な
論理的形態を示すブロック図。
【図3】図1のソフトウェア部品登録装置が使用者によ
り指示されたソフトウェア部品を実際にソフトウェア部
品蓄積装置に蓄積するための典型的手順を示したフロー
チャート。
【図4】図1のソフトウェア部品登録装置が使用者によ
り指示されたソフトウェア部品を実際にソフトウェア部
品蓄積装置に蓄積するための典型的手順を示したフロー
チャート。
【図5】図1のソフトウェア部品登録装置が使用者によ
り指示されたソフトウェア部品を実際にソフトウェア部
品蓄積装置に蓄積するための典型的手順を示したフロー
チャート。
【図6】図1のソフトウェア部品登録装置が使用者によ
り指示を受けながらソフトウェア部品蓄積装置に蓄積さ
れたソフトウェア部品を検索する典型的手順を示したフ
ローチャート。
【図7】図1のソフトウェア部品登録装置が使用者によ
り指示を受けながらソフトウェア部品蓄積装置に蓄積さ
れたソフトウェア部品を検索する典型的手順を示したフ
ローチャート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブルーチン等による手続が含まれた処
    理型部品と主記憶装置上に取られるデータが含まれるデ
    ータ型部品からなるソフトウェア部品の登録要求があっ
    たとき、その部品が部品として必要な情報を満足してい
    るかどうかを確認し、所定の形式に変換してソフトウェ
    ア部品を入力する入力装置と、 外部からの登録要求のあった処理型およびデータ型のい
    ずれかのソフトウェア部品であっても蓄積し、この蓄積
    される処理型部品と、 データ型部品との間に処理型部品が入力、または、出力
    とするデータ、割り込みの依存関係等に応じた関係を設
    定でき、かつ前記関係とは別にその内部のソフトウェア
    部品を直接指定する手段を外部に有している蓄積装置
    と、 前記入力装置から入力されるソフトウェア部品を前記蓄
    積装置に登録し、同時に該ソフトウェア部品を直接外部
    から指定するための情報を前記蓄積装置に対して与える
    と共に、同時に該ソフトウェア部品と関係のある既に前
    記蓄積装置に蓄積されたソフトウェア部品との関係を設
    定する機能を有する登録装置と、 前記蓄積装置に有するソフトウェア部品を直接指定する
    手段を用いてソフトウェア部品を検索でき、前記蓄積装
    置内部に設定されているソウトウェア部品の関係を用い
    ることで、既に検索済みであるソフトウェア部品と関係
    を持つソフトウェア部品を選択の候補として検索可能な
    検索装置と、 この検索装置からの検索の結果、使用者が自分の必要と
    する部品を見つけ、これを外部の装置で解釈できる形式
    に変換する出力装置と、 前記登録装置ならびに前記検索装置に対して所望の指示
    を入力可能なコンソール装置と、 を具備したソフトウェア部品管理・検索装置。
JP4104411A 1992-04-23 1992-04-23 ソフトウェア部品管理・検索装置 Pending JPH05298078A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099590A (ja) * 2013-10-16 2015-05-28 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム

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