JPH0529747U - 印刷機のウエブ冷却装置 - Google Patents

印刷機のウエブ冷却装置

Info

Publication number
JPH0529747U
JPH0529747U JP7841591U JP7841591U JPH0529747U JP H0529747 U JPH0529747 U JP H0529747U JP 7841591 U JP7841591 U JP 7841591U JP 7841591 U JP7841591 U JP 7841591U JP H0529747 U JPH0529747 U JP H0529747U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
flying height
roll
cooling
cooling roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7841591U
Other languages
English (en)
Inventor
靖裕 末岡
正和 赤塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7841591U priority Critical patent/JPH0529747U/ja
Publication of JPH0529747U publication Critical patent/JPH0529747U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷機のウエブ冷却装置の自動化を図る。 【構成】 冷却ール1のウエブ6巻付開始位置に、同ウ
エブを同冷却ロール面に押付けるエアジエットノズル2
を幅方向にわたり配設したウエブ冷却装置において、ロ
ール1表面からのウエブ6の浮上量を検出する変位セン
サ11、予じめ定められたウエブの適正浮上量を記憶
し、変位センサ11の出力を受け、その検出浮上量と比
較し、適正浮上量になるよう操作信号を出力する演算器
12、同演算器の出力を受けエアジエットノズル2の空
気流量を調整する電動バルブ10を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印刷機等のウエブ冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来の印刷機の印刷、ドライヤ、印刷部構造を示す。これは商業用オフ セット輪転機の例である。ウエブ6は印刷ユニット8で印刷され、ドライヤ7に 入り、乾燥後冷却ローラ1に入る。ドライヤ7では、熱風によって、インキ溶剤 を蒸発させ、つぎに冷却ロール1上で、インキが冷却され、インキは固化する。 このあとウエブは次工程の折り機(図示せず)に進む。
【0003】 冷却ール1の冷却性能は、ロールとこれに伴って走行するウエブ間への空気の 巻込みが大きく影響する。
【0004】 即ち、ロール1の回転及びウエブ6の走行に伴って、同伴された空気は、ロー ルにウエブが巻付いた後も、ロールとウエブの間に巻込まれてウエブがロール表 面から浮いた状態となる。
【0005】 通常この空気の巻込み、即ち、ウエブの浮上りは、ロール径、ロールの回転速 度(ウエブの走行速度)やウエブのテンション等によって変化するが、前記のよ ウな従来装置の運転条件では、数十〜数百μmの浮上りが発生し、伝熱係数の低 下につながる。
【0006】 前記のような空気の巻込みは、走行するウエブと回転するロールが周りの空気 を粘性摩擦によって同伴することによって生じる。
【0007】 この巻込み空気の排除法として、従来技術では、図4に示すように冷却ロール 1のウエブ6の巻付開始位置Aに、ロール1の幅方向にわたりウエブ6をロール 10面へ押付けるエアジエットノズル2を配設する方法が公知の技術として知ら れている。
【0008】 図4において、1は回転するロール、6は同ロールによって搬送されるウエブ 、2はウエブ6のロール1への巻付開始位置Aにおいてロール1の軸方向に延び ロール表面に向ってエアジエットを噴出するエアジエットノズル、3は同エアジ エットノズルのヘッダ、4はエアジエットノズル3への高圧エア供給配管、5は エアジエット圧力調整用のバルブである。これは運転員によって調整されていた 。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置では、エアジエットの噴出圧力を増加させていけば、ウエブ6 の浮上り量をほぼ零にすることが可能であるが、ウエブ6の浮上り量がウエブ6 の表面粗さ程度(100μm前後)となってくると、冷却ロール1とウエブ6の 接触が生じるようになり、ドライヤでの加熱後軟化したウエブ6の印刷面が冷却 ロール1へ転写され冷却ロール6の汚れが生じるようになる。この汚れは再びウ エブ6の印刷面へ転写され印刷品質を劣化させる懸念がある。
【0010】 したがって、運転員は、圧力調整用のバルブ5を調整して、ロール1の面が、 汚れない程度に、ウエブ6の浮上り量を調節していた。またたびたびロール1の 汚れを洗浄していた。
【0011】 近年印刷物の小ロット化により印刷速度や紙の種類に応じたウエブ6のテンシ ョン変更等、機械の運転条件が頻繁に変更される。したがって、人手により前述 のようにエアジエットの噴出量を調整する方法では、冷却ロール1の汚れの有無 の判断やそれに応じたバルブの調整等、技術者の熟練が要求される。また調整の とき、損紙の発生や作業が非効率的となる欠点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。すなわち、印刷機のウエ ブ冷却装置として、冷却ロールのウエブ巻付開始位置に、同ウエブを同冷却ロー ル面に近付けるノズル手段を幅方向にわたり配設したウエブ冷却装置において、 上記ウエブの冷却ロール表面からの浮上量を検出する浮上量検出手段と、予じめ 定められた上記ウエブの適正浮上量を記憶し、前記浮上量検出手段の出力を受け 、その検出浮上量と比較し、適正浮上量になるよう操作信号を出力する演算手段 と、同演算手段の出力を受け上記ノズル手段の空気流量を調整する調整手段とを 備えてなることを特徴とする印刷機のウエブ冷却装置。
【0013】
【作用】
上記手段において、浮上量検出手段でウエブの冷却ロール表面からの浮上量が 検出され、演算手段へ送られる。演算手段は予め定められたウエブの適正浮上量 と上記入力とを比較し、ウエブの冷却ロール表面からの浮上量が適正値になるよ う操作信号を流量調整手段へ送る。流量調整手段は入力に応じてノズル手段の空 気流量を調整し、ウエブの浮上量を適正値に維持する。
【0014】 以上のようにして、自動的にウエブの浮上量が最適量に維持される。したがっ て、運転員による調整や、洗浄作業等が不要となる。
【0015】
【実施例】
本考案の第1実施例を図1により説明する。なお、従来例で説明した部分は、 同一の番号をつけ説明を省略し、この考案に関する部分を主体に説明する。
【0016】 冷却ロール1の巻付開始位置に沿ってエアジエットノズル2が設けられている 。またエアジエットノズル2はそのヘッダ3を介して、高圧エア供給配管4につ ながれる。このとき配管4には電動バルブ10がつながれる。
【0017】 またロール1のエアジエットノズル2の後流側にウエブ6のロール1からの浮 上量を検出するレーザ式変位センサ11が設けられる。変位センサ11の出力は 演算器12を経て電動バルブ10につながれる。
【0018】 以上において、変位センサ11は、運転開始前のウエブ6の位置を基準位置と して、運転時の基準位置からのウエブ6の変位を検知する。この変位はロール面 からのウエブの浮上量hとなり、式(1)で表される。
【0019】 h=K1 (U/(T+αPR))n ・・・・・(1) U:ウエブ及び冷却ローラの平均速度 T:ウエブの張力 R:冷却ローラ半径 P:エアジエット圧力 K1 ,n:定数 α:補正係数 変位センサ11の出力は、演算器12へ送られる。演算器12は予め入力設定 されているウエブの適正浮上量と、入力の所定時間の平均値とを比較し、ウエブ 6の浮上量が最適になるよう、電動バルブ10の開度信号を出力する。電動バル ブ10は入力に応じて開度を調整し、ジエットノズル2からのエアによる押え力 を調整して、ウエブ6の浮上量を最適値に維持する。
【0020】 本実施例では、冷却ローラの径400mm、ウエブ張力500N/m、ウエブ 速度450m/min、エアジエット圧力10kPa、変位センサの分解能1μ m、でウエブ浮上量を約10μmに維持できた。
【0021】 本考案の第2実施例を図2により説明する。冷却ローラ1の巻付開始位置の上 流側のウエブ6とローラ1の表面間に軸に沿って吸引ノズル20が設けられる。 吸引ノズル20は電動バルブ10を介して吸引配管4aにつながれる。
【0022】 またローラ1の巻付開始位置の後流側に変位センサ11が設けられる。変位セ ンサ11の出力は演算器12を経て電動バルブ10へ送られる。
【0023】 作用は、吸引ノズル20がエアを吸引し、ウエブ6の浮上量を抑えること以外 は、第1実施例とほぼ同様なので、説明を省略する。
【0024】 なお、上記第1、第2実施例では、第1番目の冷却ロール1にのみエアジエッ トによるウエブ浮上抑制機構を設けたが、必要に応じて以後のロールにも同様の 機構を設けてもよい。また変位センサとしてレーザ式変位センサを用いたが、他 の変位センサでもよい。またエアジエット圧力調整用として電動バルブを用いた が他の調整バルブでもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、ロール上のウエブ浮上量を適正範囲に 自動的に維持することができる。したがって空気巻込みによる伝熱係数の低減を 最小限に押えかつ、冷却ロールの汚れを未然に防止することができる。またこれ により、人手による調整が不要となり、作業効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本考案の第1実施例に係るウエブ冷
却装置の構成図である。
【図2】第2図は、本考案の第2実施例に係るウエブ冷
却装置の構成図である。
【図3】第3図は、従来例のウエブ冷却装置の構成図で
ある。
【図4】第4図は同従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 冷却ロール 2 エアジエットノズル 4 高圧エア供給配管 6 ウエブ 7 ドライヤ 8 印刷ユニット 10 電動バルブ 11 ウエブの変位センサ 12 演算器 20 吸引ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ロールのウエブ巻付開始位置に、同
    ウエブを同冷却ロール面に近付けるノズル手段を幅方向
    にわたり配設したウエブ冷却装置において、上記ウエブ
    の冷却ロール表面からの浮上量を検出する浮上量検出手
    段と、予じめ定められた上記ウエブの適正浮上量を記憶
    し、前記浮上量検出手段の出力を受け、その検出浮上量
    と比較し、適正浮上量になるよう操作信号を出力する演
    算手段と、同演算手段の出力を受け上記ノズル手段の空
    気流量を調整する調整手段とを備えてなることを特徴す
    る印刷機のウエブ冷却装置。
JP7841591U 1991-09-27 1991-09-27 印刷機のウエブ冷却装置 Withdrawn JPH0529747U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7841591U JPH0529747U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 印刷機のウエブ冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7841591U JPH0529747U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 印刷機のウエブ冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529747U true JPH0529747U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13661412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7841591U Withdrawn JPH0529747U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 印刷機のウエブ冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529747U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068718A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 張力測定装置、張力測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068718A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 張力測定装置、張力測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3762071B2 (ja) 印刷開始時におけるウェブ送り出し走行制御方法及び装置
US4077579A (en) Edge alignment apparatus
US9463943B2 (en) Transporting device and printing apparatus
US7065901B2 (en) Method and device for cooling a material web
CN102371781B (zh) 记录装置及记录装置的控制方法
US10059551B2 (en) Transporting device and printing apparatus
JP2002096450A (ja) 印刷品質検査装置
US9662914B2 (en) Printing apparatus with winding rotating drum
JP2012006301A (ja) 画像記録方法および画像記録装置
JP2018118516A (ja) フレキソ印刷コーティングユニットを清浄するための清浄用装置および方法
JP5166694B2 (ja) シート処理装置
TWI658982B (zh) 記錄裝置
JP2014040678A (ja) 液体噴射装置
US6318263B1 (en) Cooling and moistening unit for rotary printing machines
US6741830B2 (en) Image forming apparatus
JP2014124819A (ja) 画像記録装置、および画像記録方法
JP2008023751A (ja) 輪転印刷機およびその運転方法
JPH0529747U (ja) 印刷機のウエブ冷却装置
CN111688352B (zh) 间歇印刷机
JP2000289184A (ja) 枚葉紙印刷機の排紙装置
US9616443B2 (en) On-demand operation of a flexographic coating unit
JP2017128130A (ja) 画像記録装置、および画像記録方法
JP5978854B2 (ja) 液体噴射装置
JP6676348B2 (ja) インク印刷機器及びインク印刷機器を運転する方法
JPH10279148A (ja) 「ロール状シート材料のひだの除去方法」

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951130