JPH0529665U - 砥石修正装置を備えた研削加工装置 - Google Patents

砥石修正装置を備えた研削加工装置

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JPH0529665U
JPH0529665U JP8595991U JP8595991U JPH0529665U JP H0529665 U JPH0529665 U JP H0529665U JP 8595991 U JP8595991 U JP 8595991U JP 8595991 U JP8595991 U JP 8595991U JP H0529665 U JPH0529665 U JP H0529665U
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征雄 大津
菊次郎 戸田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、研削加工装置における砥石の修正装
置を可及的に小さなストロークで砥石台の砥石と対応さ
せ、マシンの小形化を図った。 【構成】心押台6にラム15を進退軸移動可能に貫通す
るスリーブ20を固設する。このスリーブ20上にダイ
ヤモンドロール等の砥石修正工具23を前記ラム15と
同心で回転可能に支持する。この砥石修正工具23を回
転駆動する砥石修正工具駆動用モータ25を心押台6に
設置したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、心押台に砥石を修正する装置を具備した研削加工装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図3で示すように、ベッド1上にテーブル2がテーブル送り用モータ3によっ て左右方向に移動可能に載置され、このテーブル2上に主軸用モータ5を備えた 主軸台4と、この主軸台4と対向して工作物Wをセンタ支持する心押台6とが配 置され、砥石駆動用モータ10の回転力をベルト11を介して伝達される砥石軸 9と、この砥石軸9に取り付けられた砥石12とを備え、前記工作物Wに対して 砥石台モータ8により進退送り移動する砥石台7とからなり、前記砥石台7を工 作物Wに送り込んで研削加工を行う研削加工装置は公知である。
【0003】 このような研削加工装置において、ダイヤモンドロール等の砥石修正工具14 を備えた砥石修正装置13は、主軸台4側のテーブル2上や心押台6の後方のテ ーブル2上に設置されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
砥石修正装置13を主軸台4側のテーブル2上に設置する場合、主軸台4の後 部に取り付けられるため、マシンが大きくなり、砥石台7とテーブル2のそれぞ れの移動ストロークが長くなり、ドレス時間も長くなる。また、砥石修正装置1 3を心押台6の後方のテーブル2上に設置した場合は、主軸台4上に設けた場合 よりもさらにテーブルストロークが長くなる不具合がある。
【0005】 また、砥石修正工具14を主軸台4の回転軸と同軸上に設け、主軸台4の主軸 用モータ5の回転を利用して砥石修正工具14を回転させる技術があるが、この 場合、砥石修正工具14が回転すると、工作物も同時に回転するため、砥石12 の修正時には工作物Wを取り外さなければならないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題点を解消するためになされたものであり、その特徴と する構成は、相対向する主軸台ならびに心押台を有し、この心押台に進退可能に 支持されたラムを前進させて工作物をセンタ支持し、この工作物に対して砥石台 を送り込んで砥石により研削加工を行う研削加工装置において、前記心押台に前 記ラムを進退軸移動可能に貫通するスリーブを固設し、このスリーブ上に砥石修 正工具を前記ラムと同心で回転可能に支持し、この砥石修正工具を回転駆動する 砥石修正工具駆動用モータを心押台に設置したものである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、心押台を砥石と対応させる短いテーブルストロークによっ て砥石修正を可能とする。また、主軸台と心押台との間に工作物をセンタ支持し た状態でも砥石修正を可能とする。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1はベッドで 、このベッド1上にテーブル2がテーブル送り用モータ3によって左右方向に移 動可能に載置されている。このテーブル2上には、主軸台4と心押台6とが相対 向して設けられている。Wは前記主軸台4と心押台6との間でセンタ支持された 工作物であり、5は主軸用モータである。
【0009】 さらに、前記ベッド1上には砥石台7が砥石台モータ8により前記工作物Wの 軸線に対して直交する方向に進退送り移動可能に載置されている。この砥石台7 には、砥石軸9が前記工作物Wの軸線と平行な軸線回りで回転可能に軸承され、 砥石軸9の一端には砥石12が取り付けられ、他端は砥石台7上に設置された砥 石駆動用モータ10とベルト11により回転力が伝達されている。
【0010】 本考案は上記のような研削加工装置において、心押台6に砥石修正装置19を 設けたものである。これの具体的実施例を図2に基づいて以下で説明する。
【0011】 図2において、15はラムであり、その先端には工作物Wを支持するセンタ1 6が嵌着されている。このラム15は軸方向に摺動自在であり、ラム15の後端 には連結部材19が固着されている。
【0012】 17は心押台6に形成されたラム進退用シリンダで、このラム進退用シリンダ 17にはピストン18がラム15の摺動方向と平行な方向に摺動可能に嵌挿され ている。18aは前記ピストン18と一体のピストンロッドであり、その一端は 前記ラム進退用シリンダ17より外部に突出して前記連結部材19に嵌挿され、 先端部にはスプリング28と、このスプリング28の撥力を調整するナット27 が螺合されている。
【0013】 前記ラム15の前端部にスリーブ20が嵌挿され、このスリーブ20は心押台 6の前端面に固定されている。このスリーブ20上にはベアリング22を介して 回転体21が回転自在に支持され、この回転体21にダイヤモンドロール等の砥 石修正工具23が固設されている。
【0014】 前記回転体21には従動歯車24が形成されている。一方、心押台6上には砥 石修正工具駆動用モータ25が設置されており、この砥石修正工具駆動用モータ 25の出力軸に取り付けた駆動歯車26が前記従動歯車24に噛合している。
【0015】 本考案は上記の通りの構造であるから、心押台6は主軸台4とによって工作物 Wをセンタ支持する。このとき、ラム1は心押台6の前端面に固設されたスリー ブ20内を摺動して進退軸移動する。
【0016】 また、砥石12を修正するときは、テーブル2を移動して砥石修正工具23が 砥石12と対応する位置に心押台6を位置させ、砥石修正工具駆動用モータ25 を作動して駆動歯車26により従動歯車24を介して回転体21を回転する。こ れにより、砥石修正工具23はラム15の軸心を中心にして回転し、砥石12を 修正する。この時、砥石修正工具23はワークWと無関係で回転するため、ワー クWを取り外す必要がない。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、心押台に砥石修正工具駆動用モータによってラ ムと同心で回転駆動される砥石修正工具を設けた構成であるから、砥石台の砥石 修正に当っては、心押台が載置されているテーブルを短いストロークで砥石修正 工具を砥石台の砥石に対応位置させることができ、研削加工装置の小形化が可能 となる。
【0018】 また、砥石修正工具は、心押台に固設されラムが進退軸移動可能に貫通したス リーブ上で回転駆動されるため、砥石修正工具の回転とラムの進退軸移動は自由 であり、工作物を支持した状態であっても砥石の修正が可能となり、研削加工能 率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備した研削加工装置の平面図
【図2】本考案の断面図
【図3】従来の砥石修正装置を装備した研削加工装置の
平面図
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 4 主軸台 6 心押台 7 砥石台 12 砥石 15 ラム 19 砥石修正装置 20 スリーブ 21 回転体 23 砥石修正工具 24 従動歯車 25 砥石修正工具駆動用モータ 26 駆動歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する主軸台ならびに心押台を有
    し、この心押台に進退可能に支持されたラムを前進させ
    て工作物をセンタ支持し、この工作物に対して砥石台を
    送り込んで砥石により研削加工を行う研削加工装置にお
    いて、前記心押台に前記ラムを進退軸移動可能に貫通す
    るスリーブを固設し、このスリーブ上に砥石修正工具を
    前記ラムと同心で回転可能に支持し、この砥石修正工具
    を回転駆動する砥石修正工具駆動用モータを心押台に設
    置したことを特徴とする砥石修正装置を備えた研削加工
    装置。
JP1991085959U 1991-09-26 1991-09-26 砥石修正装置を備えた研削加工装置 Expired - Lifetime JP2538403Y2 (ja)

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JPH0529665U true JPH0529665U (ja) 1993-04-20
JP2538403Y2 JP2538403Y2 (ja) 1997-06-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072879A1 (ja) * 2005-12-22 2007-06-28 Jtekt Corporation 砥石修正装置
JP2014008547A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Komatsu Ntc Ltd 軸状のワークの研削盤

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WO2007072879A1 (ja) * 2005-12-22 2007-06-28 Jtekt Corporation 砥石修正装置
JP2014008547A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Komatsu Ntc Ltd 軸状のワークの研削盤

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JP2538403Y2 (ja) 1997-06-18

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