JPH05296638A - 低温ショーケース - Google Patents
低温ショーケースInfo
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- JPH05296638A JPH05296638A JP9810992A JP9810992A JPH05296638A JP H05296638 A JPH05296638 A JP H05296638A JP 9810992 A JP9810992 A JP 9810992A JP 9810992 A JP9810992 A JP 9810992A JP H05296638 A JPH05296638 A JP H05296638A
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- Japan
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- temperature
- zone
- upper limit
- lower limit
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- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/02—Compressor control
- F25B2600/025—Compressor control by controlling speed
- F25B2600/0251—Compressor control by controlling speed with on-off operation
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷結温度近辺の温度帯を有効に機能させるこ
とができると共に、冷凍回路の延命を図ることができる
低温ショーケースを提供すること。 【構成】 氷温帯における庫内温度制御用の上限温度Ｕ
Ｔと下限温度ＬＴの温度差（２・ΔＴ２）を他の温度帯
における温度差よりも小さく設定し、冷凍温度帯におけ
る温度差（２・ΔＴ３）を他の温度帯における温度差よ
りも大きく設定する。これにより、氷温帯においては庫
内温度の変化を小さくでき、冷凍温度帯においては冷凍
回路の駆動停止から再起動までの時間を所定時間以上に
できる。 【効果】 庫内保存物の凍結、解凍を繰り返すことな
く、例えば生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうこと
なく長期間に亙って保存することができる。さらに、冷
凍回路に加わるストレスを低減できると共に、無駄な消
費電力を削減できる。
とができると共に、冷凍回路の延命を図ることができる
低温ショーケースを提供すること。 【構成】 氷温帯における庫内温度制御用の上限温度Ｕ
Ｔと下限温度ＬＴの温度差（２・ΔＴ２）を他の温度帯
における温度差よりも小さく設定し、冷凍温度帯におけ
る温度差（２・ΔＴ３）を他の温度帯における温度差よ
りも大きく設定する。これにより、氷温帯においては庫
内温度の変化を小さくでき、冷凍温度帯においては冷凍
回路の駆動停止から再起動までの時間を所定時間以上に
できる。 【効果】 庫内保存物の凍結、解凍を繰り返すことな
く、例えば生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうこと
なく長期間に亙って保存することができる。さらに、冷
凍回路に加わるストレスを低減できると共に、無駄な消
費電力を削減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低温ショーケースに関
し、特に庫内温度制御を改善した低温ショーケースに関
するものである。
し、特に庫内温度制御を改善した低温ショーケースに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、鮮度を保持して生鮮食品等を保存
すると共に、店頭に陳列するために低温ショーケースが
使用されている。この種の低温ショーケースは、周知の
ように温度センサによって庫内温度を検出し、この検出
された庫内温度が設定温度となるように冷凍回路を駆動
して庫内温度をほぼ一定に維持するものである。
すると共に、店頭に陳列するために低温ショーケースが
使用されている。この種の低温ショーケースは、周知の
ように温度センサによって庫内温度を検出し、この検出
された庫内温度が設定温度となるように冷凍回路を駆動
して庫内温度をほぼ一定に維持するものである。
【０００３】また、近年、長期間鮮度を保って生鮮食品
を保存するために、氷温帯、寒温帯、チルド温度帯、パ
ーシャル温度帯等の氷結温度近辺の新しい温度帯が開発
され、これらの温度帯の冷却機能を備えた低温ショーケ
ースも開発されている。
を保存するために、氷温帯、寒温帯、チルド温度帯、パ
ーシャル温度帯等の氷結温度近辺の新しい温度帯が開発
され、これらの温度帯の冷却機能を備えた低温ショーケ
ースも開発されている。
【０００４】前述した低温ショーケースにおいて庫内温
度の制御を行う場合、例えば特開平３−２４７９６１号
公報に開示されるように、設定温度に所定温度を加算し
た温度を上限温度とし、さらに設定温度から所定温度を
減算した温度を下限温度とし、庫内温度が上限温度に至
った際に冷凍回路の圧縮機を駆動して庫内を冷却し、ま
た庫内温度が下限温度に至った際に冷凍回路の圧縮機を
停止することによって、庫内温度をほぼ設定温度に維持
している。
度の制御を行う場合、例えば特開平３−２４７９６１号
公報に開示されるように、設定温度に所定温度を加算し
た温度を上限温度とし、さらに設定温度から所定温度を
減算した温度を下限温度とし、庫内温度が上限温度に至
った際に冷凍回路の圧縮機を駆動して庫内を冷却し、ま
た庫内温度が下限温度に至った際に冷凍回路の圧縮機を
停止することによって、庫内温度をほぼ設定温度に維持
している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の低温ショーケースにおいては、図２に示すよう
に、設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴと下限温度ＬＴ
の温度差が、各温度帯において一律に同じ値に設定され
ているため、冷蔵温度帯から冷凍温度帯までの間の任意
の庫内温度を設定可能な低温ショーケースにおいては、
次のような問題点が生じていた。
た従来の低温ショーケースにおいては、図２に示すよう
に、設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴと下限温度ＬＴ
の温度差が、各温度帯において一律に同じ値に設定され
ているため、冷蔵温度帯から冷凍温度帯までの間の任意
の庫内温度を設定可能な低温ショーケースにおいては、
次のような問題点が生じていた。
【０００６】即ち、生鮮食品の鮮度を長期間維持して保
存する氷温帯、寒温帯、チルド温度帯、パーシャル温度
帯等の氷結温度近辺の温度帯を有効に機能させるには、
設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴと下限温度ＬＴの温
度差を小さく設定しておく必要がある。このため、図３
に示すように、これらの温度帯よりもさらに低温となる
冷凍温度帯における前記上限温度ＵＴと下限温度ＬＴの
温度差も小さくなり、運転中に冷凍回路の圧縮機の起動
ができなくなることが多々あると共に、圧縮機の寿命が
短くなるという問題点があった。
存する氷温帯、寒温帯、チルド温度帯、パーシャル温度
帯等の氷結温度近辺の温度帯を有効に機能させるには、
設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴと下限温度ＬＴの温
度差を小さく設定しておく必要がある。このため、図３
に示すように、これらの温度帯よりもさらに低温となる
冷凍温度帯における前記上限温度ＵＴと下限温度ＬＴの
温度差も小さくなり、運転中に冷凍回路の圧縮機の起動
ができなくなることが多々あると共に、圧縮機の寿命が
短くなるという問題点があった。
【０００７】冷凍温度帯においては他の温度帯よりも運
転率を高めることから、冷凍回路における高圧部と低圧
部の圧力差が大きくなる。また、冷凍温度帯においては
庫内温度ＤＴが庫外温度よりも非常に低くなるため、圧
縮機の停止時における庫内温度上昇率が大きくなるの
で、前記温度差が小さく設定されていると、圧縮機が停
止してから再起動するまでの時間ｔが短くなる。これに
より、圧縮機が停止してから高圧部と低圧部の圧力がバ
ランスする前、即ち圧力差が大きいときに圧縮機を再起
動することとなり、非常に大きな起動トルクが必要とな
る。このため、圧縮機への通電電流値が増加して過負荷
となり、保護装置が動作して圧縮機を再起動することが
できなくなる。また、圧縮機を再起動できたとしても起
動トルクが非常に大きくなるため、圧縮機の寿命を縮め
る原因となる。さらに、電力を無駄に消費してしまう。
転率を高めることから、冷凍回路における高圧部と低圧
部の圧力差が大きくなる。また、冷凍温度帯においては
庫内温度ＤＴが庫外温度よりも非常に低くなるため、圧
縮機の停止時における庫内温度上昇率が大きくなるの
で、前記温度差が小さく設定されていると、圧縮機が停
止してから再起動するまでの時間ｔが短くなる。これに
より、圧縮機が停止してから高圧部と低圧部の圧力がバ
ランスする前、即ち圧力差が大きいときに圧縮機を再起
動することとなり、非常に大きな起動トルクが必要とな
る。このため、圧縮機への通電電流値が増加して過負荷
となり、保護装置が動作して圧縮機を再起動することが
できなくなる。また、圧縮機を再起動できたとしても起
動トルクが非常に大きくなるため、圧縮機の寿命を縮め
る原因となる。さらに、電力を無駄に消費してしまう。
【０００８】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、氷結
温度近辺の温度帯を有効に機能させることができると共
に、冷凍回路の延命を図ることができる低温ショーケー
スを提供することにある。
温度近辺の温度帯を有効に機能させることができると共
に、冷凍回路の延命を図ることができる低温ショーケー
スを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項１では、冷凍回路と、所望の庫内温
度を設定する温度設定手段と、庫内温度を検出する庫内
温度検出手段と、前記温度設定手段による設定温度と前
記庫内温度検出手段によって検出された庫内温度とに基
づいて、前記庫内温度が前記設定温度に対応する上限温
度及び下限温度内の温度となるように前記冷凍回路を駆
動する温度制御手段とを備え、庫内温度を冷蔵温度帯か
ら冷凍温度帯までの間の任意の温度に維持する低温ショ
ーケースにおいて、前記設定温度に対する前記上限温度
と下限温度との温度差を、温度帯毎に異なる値に設定し
た低温ショーケースを提案する。
成するために請求項１では、冷凍回路と、所望の庫内温
度を設定する温度設定手段と、庫内温度を検出する庫内
温度検出手段と、前記温度設定手段による設定温度と前
記庫内温度検出手段によって検出された庫内温度とに基
づいて、前記庫内温度が前記設定温度に対応する上限温
度及び下限温度内の温度となるように前記冷凍回路を駆
動する温度制御手段とを備え、庫内温度を冷蔵温度帯か
ら冷凍温度帯までの間の任意の温度に維持する低温ショ
ーケースにおいて、前記設定温度に対する前記上限温度
と下限温度との温度差を、温度帯毎に異なる値に設定し
た低温ショーケースを提案する。
【００１０】また、請求項２では、請求項１記載の低温
ショーケースにおいて、氷結温度近辺の温度帯における
設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差
を、他の温度帯における上限温度と下限温度との温度差
よりも小さい所定値に設定した低温ショーケースを提案
する。
ショーケースにおいて、氷結温度近辺の温度帯における
設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差
を、他の温度帯における上限温度と下限温度との温度差
よりも小さい所定値に設定した低温ショーケースを提案
する。
【００１１】さらに、請求項３では、請求項１又は２記
載の低温ショーケースにおいて、冷凍温度帯における設
定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差を、
他の温度帯における上限温度と下限温度との温度差より
も大きい所定値に設定した低温ショーケースを提案す
る。
載の低温ショーケースにおいて、冷凍温度帯における設
定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差を、
他の温度帯における上限温度と下限温度との温度差より
も大きい所定値に設定した低温ショーケースを提案す
る。
【００１２】
【作用】本発明の請求項１によれば、庫内温度検出手段
によって庫内温度が検出され、温度制御手段によって、
前記庫内温度が、温度設定手段によって設定された温度
に対応する上限温度及び下限温度内の温度となるように
冷凍回路が駆動されて、庫内が冷却される。この際、前
記設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差
は、温度帯毎に異なる値、即ち各温度帯に適した温度差
に設定される。
によって庫内温度が検出され、温度制御手段によって、
前記庫内温度が、温度設定手段によって設定された温度
に対応する上限温度及び下限温度内の温度となるように
冷凍回路が駆動されて、庫内が冷却される。この際、前
記設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度差
は、温度帯毎に異なる値、即ち各温度帯に適した温度差
に設定される。
【００１３】また、請求項２によれば、氷結温度近辺の
温度帯における設定温度に対する前記上限温度と下限温
度との温度差が、他の温度帯における上限温度と下限温
度との温度差よりも小さい所定値に設定され、設定温度
に対する庫内温度の変動が微小量とされる。
温度帯における設定温度に対する前記上限温度と下限温
度との温度差が、他の温度帯における上限温度と下限温
度との温度差よりも小さい所定値に設定され、設定温度
に対する庫内温度の変動が微小量とされる。
【００１４】さらに、請求項３によれば、冷凍温度帯に
おける設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温
度差が、他の温度帯における上限温度と下限温度との温
度差よりも大きい所定値に設定され、冷凍回路の駆動停
止から再起動までの時間が所定値以上とされる。
おける設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温
度差が、他の温度帯における上限温度と下限温度との温
度差よりも大きい所定値に設定され、冷凍回路の駆動停
止から再起動までの時間が所定値以上とされる。
【００１５】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図１は一実施例の低温ショーケースにおける庫
内温度制御に係わる電気系回路の構成図である。図にお
いて、１は庫内温度検出部で、例えばサーミスタ、抵抗
器及びアナログ／ディジタル変換器等から構成され、サ
ーミスタは庫内の所定位置に配置され庫内温度ＤＴを検
出できるようになっている。検出された庫内温度ＤＴは
ディジタルデータに変換されて後述する比較部４に出力
される。
明する。図１は一実施例の低温ショーケースにおける庫
内温度制御に係わる電気系回路の構成図である。図にお
いて、１は庫内温度検出部で、例えばサーミスタ、抵抗
器及びアナログ／ディジタル変換器等から構成され、サ
ーミスタは庫内の所定位置に配置され庫内温度ＤＴを検
出できるようになっている。検出された庫内温度ＤＴは
ディジタルデータに変換されて後述する比較部４に出力
される。
【００１６】２は庫内温度設定部で、テンキースイッ
チ、液晶表示器などを備え、テンキースイッチによって
入力された設定温度ＳＴを液晶表示器に表示すると共
に、設定温度ＳＴをディジタルデータで温度帯判定部３
に出力する。
チ、液晶表示器などを備え、テンキースイッチによって
入力された設定温度ＳＴを液晶表示器に表示すると共
に、設定温度ＳＴをディジタルデータで温度帯判定部３
に出力する。
【００１７】温度帯判定部３は、ＣＰＵ及びメモリ等に
よって構成され、庫内温度設定部２から入力する設定温
度ＳＴと、予めメモリに記憶されている複数の温度帯と
を比較し、設定温度ＳＴに対する温度制御用の上限温度
ＵＴ及び下限温度ＬＴを、設定温度ＳＴが含まれる温度
帯に対応して決定し、決定した上限温度ＵＴ及び下限温
度ＬＴをディジタルデータで比較部４に出力する。
よって構成され、庫内温度設定部２から入力する設定温
度ＳＴと、予めメモリに記憶されている複数の温度帯と
を比較し、設定温度ＳＴに対する温度制御用の上限温度
ＵＴ及び下限温度ＬＴを、設定温度ＳＴが含まれる温度
帯に対応して決定し、決定した上限温度ＵＴ及び下限温
度ＬＴをディジタルデータで比較部４に出力する。
【００１８】温度帯判定部３のメモリには、例えば＋１
０℃〜＋３℃の冷蔵温度帯、＋３℃〜−３℃の氷温帯、
−３℃以下の冷凍温度帯等の温度帯が予め記憶されてい
る。また、これらの温度帯における設定温度ＳＴに対す
る温度制御用の上限温度ＵＴ及び下限温度ＬＴは、各温
度帯毎に設定されている許容量ΔＴに基づいて決定され
る。
０℃〜＋３℃の冷蔵温度帯、＋３℃〜−３℃の氷温帯、
−３℃以下の冷凍温度帯等の温度帯が予め記憶されてい
る。また、これらの温度帯における設定温度ＳＴに対す
る温度制御用の上限温度ＵＴ及び下限温度ＬＴは、各温
度帯毎に設定されている許容量ΔＴに基づいて決定され
る。
【００１９】即ち、設定温度ＳＴに対する温度制御用の
上限温度ＵＴは、設定温度ＳＴに許容量ΔＴを加算した
値とされ、下限温度ＬＴは設定温度ＳＴから許容量ΔＴ
を減算した値とされる。さらに、冷蔵温度帯、氷温帯、
冷凍温度帯のそれぞれにおける許容量ΔＴ１，ΔＴ２，
ΔＴ３はそれぞれ異なった値に設定され、氷温帯におけ
る許容量ΔＴ２は他の温度帯における許容量ΔＴ１，Δ
Ｔ３よりも小さい所定値に設定されると共に、冷凍温度
帯における許容量ΔＴ３は他の温度帯における許容量Δ
Ｔ１，ΔＴ２よりも大きい所定値に設定されている。こ
れらの許容量ΔＴ１，ΔＴ２，ΔＴ３は、例えばそれぞ
れ１．０℃、０．５℃、２．０℃に設定される。また、
設定温度ＳＴが温度帯の上限値或いは下限値近傍となる
場合には、設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴ及び下限
温度ＬＴが温度帯の上限値或いは下限値を越えないよう
に上限温度ＵＴ及び下限温度ＬＴが決定される。
上限温度ＵＴは、設定温度ＳＴに許容量ΔＴを加算した
値とされ、下限温度ＬＴは設定温度ＳＴから許容量ΔＴ
を減算した値とされる。さらに、冷蔵温度帯、氷温帯、
冷凍温度帯のそれぞれにおける許容量ΔＴ１，ΔＴ２，
ΔＴ３はそれぞれ異なった値に設定され、氷温帯におけ
る許容量ΔＴ２は他の温度帯における許容量ΔＴ１，Δ
Ｔ３よりも小さい所定値に設定されると共に、冷凍温度
帯における許容量ΔＴ３は他の温度帯における許容量Δ
Ｔ１，ΔＴ２よりも大きい所定値に設定されている。こ
れらの許容量ΔＴ１，ΔＴ２，ΔＴ３は、例えばそれぞ
れ１．０℃、０．５℃、２．０℃に設定される。また、
設定温度ＳＴが温度帯の上限値或いは下限値近傍となる
場合には、設定温度ＳＴに対する上限温度ＵＴ及び下限
温度ＬＴが温度帯の上限値或いは下限値を越えないよう
に上限温度ＵＴ及び下限温度ＬＴが決定される。
【００２０】比較部４は、庫内温度検出部１から入力す
る庫内温度ＤＴと温度帯判定部３から入力する上限温度
ＵＴ及び下限温度ＬＴとを比較して、庫内温度ＤＴが上
限温度ＵＴ以上となったときに圧縮機駆動部５に駆動信
号を出力し、庫内温度ＤＴが下限温度ＬＴ以下となった
ときに圧縮機駆動部５に駆動停止信号を出力する。
る庫内温度ＤＴと温度帯判定部３から入力する上限温度
ＵＴ及び下限温度ＬＴとを比較して、庫内温度ＤＴが上
限温度ＵＴ以上となったときに圧縮機駆動部５に駆動信
号を出力し、庫内温度ＤＴが下限温度ＬＴ以下となった
ときに圧縮機駆動部５に駆動停止信号を出力する。
【００２１】圧縮機駆動部５は、比較部４から駆動信号
を入力したときに冷凍回路６の圧縮機６ａに通電して圧
縮機６ａを駆動し、庫内を冷却すると共に、比較部４か
ら駆動停止信号を入力したときに圧縮機６ａへの通電を
停止して庫内の冷却を停止する。
を入力したときに冷凍回路６の圧縮機６ａに通電して圧
縮機６ａを駆動し、庫内を冷却すると共に、比較部４か
ら駆動停止信号を入力したときに圧縮機６ａへの通電を
停止して庫内の冷却を停止する。
【００２２】前述の構成よりなる本実施例によれば、図
４に示すように、各温度帯における上限温度ＵＴと下限
温度ＬＴとの温度差（許容量ΔＴの２倍の温度）が、そ
れぞれの温度帯に適した値に設定される。
４に示すように、各温度帯における上限温度ＵＴと下限
温度ＬＴとの温度差（許容量ΔＴの２倍の温度）が、そ
れぞれの温度帯に適した値に設定される。
【００２３】即ち、氷温帯においては、例えば庫内に保
存される生鮮食品が凍結する直前の温度が庫内温度とし
て設定されることがある。この場合、上限温度ＵＴと下
限温度ＬＴとの温度差が大きく設定されていると、庫内
温度変化に対応して生鮮食品の凍結、解凍が繰り返さ
れ、生鮮食品の物性、色調、風味等が損なわれてしま
う。しかし、本実施例においては、氷温帯における上限
温度ＵＴと下限温度ＬＴとの温度差（２・ΔＴ２）は、
設定温度ＳＴを維持できる小さい値に設定されているの
で、生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうことなく長
期間に亙って保存することができる。
存される生鮮食品が凍結する直前の温度が庫内温度とし
て設定されることがある。この場合、上限温度ＵＴと下
限温度ＬＴとの温度差が大きく設定されていると、庫内
温度変化に対応して生鮮食品の凍結、解凍が繰り返さ
れ、生鮮食品の物性、色調、風味等が損なわれてしま
う。しかし、本実施例においては、氷温帯における上限
温度ＵＴと下限温度ＬＴとの温度差（２・ΔＴ２）は、
設定温度ＳＴを維持できる小さい値に設定されているの
で、生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうことなく長
期間に亙って保存することができる。
【００２４】また、冷凍温度帯においては、上限温度Ｕ
Ｔと下限温度ＬＴとの温度差（２・ΔＴ３）が他の温度
帯よりも大きく設定されるので、圧縮機６ａの停止及び
再起動が頻繁に行われることがなくなる。これにより、
圧縮機６ａが停止してから冷却回路６における高圧部と
低圧部の圧力がバランスした後、即ち圧力差が小さくな
ってから圧縮機６ａを再起動することとなり、圧縮機６
ａの再起動時に大きなトルクを必要としないので、圧縮
機６ａに加わるストレスを低減でき、圧縮機６ａ等の寿
命を延ばすことができる。さらに無駄な電力消費を削減
することができる。
Ｔと下限温度ＬＴとの温度差（２・ΔＴ３）が他の温度
帯よりも大きく設定されるので、圧縮機６ａの停止及び
再起動が頻繁に行われることがなくなる。これにより、
圧縮機６ａが停止してから冷却回路６における高圧部と
低圧部の圧力がバランスした後、即ち圧力差が小さくな
ってから圧縮機６ａを再起動することとなり、圧縮機６
ａの再起動時に大きなトルクを必要としないので、圧縮
機６ａに加わるストレスを低減でき、圧縮機６ａ等の寿
命を延ばすことができる。さらに無駄な電力消費を削減
することができる。
【００２５】尚、本実施例では、冷蔵温度帯、氷温帯、
冷凍温度帯の３つの温度帯に対応して許容量ΔＴ１，Δ
Ｔ２，ΔＴ３を設定したが、これに限定されることはな
く、さらに細分割した温度帯を設定すると共に、それぞ
れに対応する許容量を設定しても良い。
冷凍温度帯の３つの温度帯に対応して許容量ΔＴ１，Δ
Ｔ２，ΔＴ３を設定したが、これに限定されることはな
く、さらに細分割した温度帯を設定すると共に、それぞ
れに対応する許容量を設定しても良い。
【００２６】また、本実施例における許容量ΔＴ１，Δ
Ｔ２，ΔＴ３の値は一例であり、これに限定されること
はない。
Ｔ２，ΔＴ３の値は一例であり、これに限定されること
はない。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１に
よれば、設定温度に対する上限温度と下限温度との温度
差は、各温度帯に適した温度帯毎に異なる温度差に設定
されるので、保存物に適した庫内温度を維持することが
できる。
よれば、設定温度に対する上限温度と下限温度との温度
差は、各温度帯に適した温度帯毎に異なる温度差に設定
されるので、保存物に適した庫内温度を維持することが
できる。
【００２８】また、請求項２によれば、上記の効果に加
えて、氷結温度近辺の温度帯において庫内温度の変動が
微小量とされるため、庫内保存物の凍結、解凍を繰り返
すことがないので、例えば生鮮食品を保存した場合に
は、生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうことなく長
期間に亙って保存することができる。
えて、氷結温度近辺の温度帯において庫内温度の変動が
微小量とされるため、庫内保存物の凍結、解凍を繰り返
すことがないので、例えば生鮮食品を保存した場合に
は、生鮮食品の物性、色調、風味等を損なうことなく長
期間に亙って保存することができる。
【００２９】さらに、請求項３によれば、上記の効果に
加えて、他の温度帯よりも温度の低い冷凍温度帯におい
て、設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度
差が大きく設定されるため、冷凍回路の駆動停止及び再
起動が頻繁に行われることがなくなり、冷凍回路に加わ
るストレスを低減できるので、冷凍回路の寿命を延ばす
ことができると共に、電力の無駄な消費を削減できると
いう非常に優れた効果を奏するものである。
加えて、他の温度帯よりも温度の低い冷凍温度帯におい
て、設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度
差が大きく設定されるため、冷凍回路の駆動停止及び再
起動が頻繁に行われることがなくなり、冷凍回路に加わ
るストレスを低減できるので、冷凍回路の寿命を延ばす
ことができると共に、電力の無駄な消費を削減できると
いう非常に優れた効果を奏するものである。
【図１】一実施例の低温ショーケースにおける庫内温度
制御に係わる電気系回路の構成図
制御に係わる電気系回路の構成図
【図２】従来例における庫内温度制御を説明する図
【図３】従来例における問題点を説明する図
【図４】本発明の一実施例における庫内温度制御を説明
する図
する図
１…庫内温度検知部、２…庫内温度設定部、３…温度帯
判定部、４…比較部、５…圧縮機駆動部、６…冷凍回
路、６ａ…圧縮機。
判定部、４…比較部、５…圧縮機駆動部、６…冷凍回
路、６ａ…圧縮機。
Claims (3)
- 【請求項１】 冷凍回路と、所望の庫内温度を設定する
温度設定手段と、庫内温度を検出する庫内温度検出手段
と、前記温度設定手段による設定温度と前記庫内温度検
出手段によって検出された庫内温度とに基づいて、前記
庫内温度が前記設定温度に対応する上限温度及び下限温
度内の温度となるように前記冷凍回路を駆動する温度制
御手段とを備え、庫内温度を冷蔵温度帯から冷凍温度帯
までの間の任意の温度に維持する低温ショーケースにお
いて、 前記設定温度に対する前記上限温度と下限温度との温度
差を、温度帯毎に異なる値に設定した、 ことを特徴とする低温ショーケース。 - 【請求項２】 氷結温度近辺の温度帯における設定温度
に対する前記上限温度と下限温度との温度差を、他の温
度帯における上限温度と下限温度との温度差よりも小さ
い所定値に設定したことを特徴とする請求項１記載の低
温ショーケース。 - 【請求項３】 冷凍温度帯における設定温度に対する前
記上限温度と下限温度との温度差を、他の温度帯におけ
る上限温度と下限温度との温度差よりも大きい所定値に
設定したことを特徴とする請求項１又は２記載の低温シ
ョーケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9810992A JPH05296638A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 低温ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9810992A JPH05296638A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 低温ショーケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05296638A true JPH05296638A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14211165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9810992A Pending JPH05296638A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 低温ショーケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05296638A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102506536A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-06-20 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 一种风间冷冰箱及该风间冷冰箱的温度控制方法 |
| JP2018105591A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | パーパス株式会社 | 給水サーバー |
| JP2020118443A (ja) * | 2020-04-24 | 2020-08-06 | パーパス株式会社 | 給水サーバーの制御方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP9810992A patent/JPH05296638A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102506536A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-06-20 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 一种风间冷冰箱及该风间冷冰箱的温度控制方法 |
| JP2018105591A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | パーパス株式会社 | 給水サーバー |
| JP2020118443A (ja) * | 2020-04-24 | 2020-08-06 | パーパス株式会社 | 給水サーバーの制御方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 |
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