JPH05296384A - 冷凍空調装置の配管制振装置 - Google Patents

冷凍空調装置の配管制振装置

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Publication number
JPH05296384A
JPH05296384A JP4096487A JP9648792A JPH05296384A JP H05296384 A JPH05296384 A JP H05296384A JP 4096487 A JP4096487 A JP 4096487A JP 9648792 A JP9648792 A JP 9648792A JP H05296384 A JPH05296384 A JP H05296384A
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JP
Japan
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vibration
vibration damping
piping
damping member
damping
Prior art date
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Pending
Application number
JP4096487A
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English (en)
Inventor
Tatsuzou Kannou
立三 観音
Masashi Hirabayashi
正志 平林
Tadahiro Kato
忠広 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05296384A publication Critical patent/JPH05296384A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ほぼすべての周波数帯にわたって、複数の平
行な配管に対する大きな制振効果を得ることを目的とす
る。 【構成】 減衰効果の大きい材料で構成され、対象とす
る配管の振動モードの半波長以上の長さを有し、かつそ
の長手方向に沿って複数の平行な上記対象配管が嵌装さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍空調装置の配管の制
振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は従来の配管の各種制振装置
の斜視図である。図4は、平行な配管2d,2eをゴム
材4aに嵌合させ、止め具5で固定する構造である。図
5は1本の配管2fに止め具6によりゴム材4bを取り
つけ、止め具6で固定する構造である。図6は1本の配
管2gに制振材7をとり付ける構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4の場合は、相互に
嵌合することにより振動振幅が大きな低周波の振動特性
を変える効果はあるが、騒音が問題となる高周波の振動
に対する効果は小さい。図5の場合は、配管の振動特性
を変える効果があるものの、図4の場合と同様に、騒音
が問題となる高周波の振動に対する効果は小さい。図6
の場合は、上記2例よりも高周波までの振動制振の効果
は大きいが、低周波での制振効果はほとんどない。
【0004】従来の制振装置においては、上述のように
特定の周波数帯での制振あるいは防振効果しか得られな
いという欠点があった。本発明は、このような従来技術
の欠点を解消するもので、ほとんどすべての周波数帯に
おいて、大きな制振効果を得ることを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、減衰効果の大きい材料で構成され、
対象とする配管の振動モードの半波長以上の長さを有
し、かつその長手方向に沿って複数の平行な上記対象配
管が嵌装されることを特徴とする冷凍空調装置の配管制
振装置に関するものである。
【0006】
【作用】配管が振動している時に、制振材の一方の側は
縮み、他方の側は伸びる。このような状態の振動の際
に、配管と制振材との間の相対変位によって、振動を減
衰させる作用が得られる。制振材を1/2波長以上にす
ることによって、制振材の位置が、振動モードの最大湾
曲部となる腹の部分をカバーすることが可能となり、ず
り変形が大きくなるので、これによって減衰効果が生じ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の制振装置の第1実施例の斜視
図である。図において、2a,2bは平行に並んだ配
管、1aは制振材である。前記配管2a,2bと制振材
1aは嵌合している。3a,3bは制振材1aの取付け
および取はずしのためのスリットである。なお、あらか
じめ、2本の配管2a,2bに制振材1aがモールドさ
れる場合はこのスリットは不要である。
【0008】図2は本発明の制振装置の第2実施例の斜
視図である。これは3本の配管2a,2b,2cに対し
て適用される制振材1bの例である。3a,3b,3c
はそれぞれの配管に対応する取付け取はずしのためのス
リットである。なお図には示していないが、同様にして
4本以上の配管に対する制振も可能である。
【0009】上記各実施例における制振材は減衰効果の
大きい材料、例えば超低弾性ゴム材、シリコンGEL
材、VEM(Viscoelastic Materi
al)材、あるいは、低硬度ウレタンゴム材等を用いて
構成されたものであり、さらにその長さは、対象とする
配管の固有振動モードの半波長以上の長さを有するもの
である。
【0010】図3は上記各実施例に共通の作用説明図で
ある。図において、1は制振材、2は配管である。制振
材は対象とする振動モードの1/2波長より長い寸法を
有している。配管2が振動し、図のような形状となった
時には、制振材1のAの側は縮み、Bの側は伸びる。こ
のような状態の振動の際に、配管と制振材との間の相対
変位によって、振動を減衰させる作用が得られる。制振
材を1/2波長以上にすることによって、制振材の位置
が、振動モードの最大湾曲部となる腹の部分をカバーす
ることが可能となり、ずり変形が大きくなるので、これ
によって減衰効果が生じる。
【0011】上記作用によって、波長の長い低周波から
波長の短かい高周波の周波数帯で、配管の振動を制振
し、空調機の騒音の低減効果を発揮することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の冷凍空調装置の配管制振装置
は、減衰効果の大きい材料で構成され、対象とする配管
の振動モードの半波長以上の長さを有し、かつその長手
方向に沿って複数の平行な上記対象配管が嵌装されるよ
うになっているので、ほとんどすべての周波数帯におい
て大きな制振効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図。
【図2】本発明の第2実施例の斜視図。
【図3】上記各実施例に共通の作用説明図。
【図4】従来の配管の制振装置の第1の例の斜視図。
【図5】従来の配管の制振装置の第2の例の斜視図。
【図6】従来の配管の制振装置の第3の例の斜視図。
【符号の説明】
1,1a,1b 制振材 2,2a,2b,2c 配管 3a,3b,3c スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減衰効果の大きい材料で構成され、対象
    とする配管の振動モードの半波長以上の長さを有し、か
    つその長手方向に沿って複数の平行な上記対象配管が嵌
    装されることを特徴とする冷凍空調装置の配管制振装
    置。
JP4096487A 1992-04-16 1992-04-16 冷凍空調装置の配管制振装置 Pending JPH05296384A (ja)

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JPH05296384A true JPH05296384A (ja) 1993-11-09

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991130