JPH05296379A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH05296379A
JPH05296379A JP4103363A JP10336392A JPH05296379A JP H05296379 A JPH05296379 A JP H05296379A JP 4103363 A JP4103363 A JP 4103363A JP 10336392 A JP10336392 A JP 10336392A JP H05296379 A JPH05296379 A JP H05296379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
ring
water
swelling property
sealing material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4103363A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Koshijima
次郎 越島
Koichi Yamada
浩一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4103363A priority Critical patent/JPH05296379A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管の接続部分において水漏れの発生が少な
い管継手を提供する。 【構成】 配管1をワンタッチで接続してなるワンタッ
チの管継手2に吸水膨潤性を有する材料からなるシール
材3を設ける。シール材3が水に触れることで膨潤して
水漏れを確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗面台や流し台における
給水用配管の接続に使用する管継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水用配管の接続に使用する管継手
2には施工を簡単にするために、図8に示すように管継
手2に配管1を差し込むだけで接続できるものがある。
そして、この従来例においては、配管1の外周面と管継
手2内周面のシールに用いられるシール材4はNBG、
SBR、EPD等のゴム材質等の吸水膨潤性の小さいゴ
ムや合成樹脂により形成してなるリング形状(例えば、
Oリング、矩形断面を備えたリング状パッキン)となっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例で
は配管1の外周面と管継手2内周面のシール材4がNB
G、SBR、EPD等のゴム材質等の吸水膨潤性の小さ
いゴムや合成樹脂により形成してあるため、配管1外周
面の傷や配管断面形状の変形がある場合(配管工事途中
においてでき易い)、シール機能が十分果たされず、傷
や変形部分より水漏れが発生する恐れがあった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、配管の
接続部分において水漏れの発生が少ない管継手を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明の管継手
は、配管1をワンタッチので接続してなるワンタッチの
管継手2において、吸水膨潤性を有する材料からなるシ
ール材3を具備して成ることを特徴とするものである。
【0006】また、配管1をワンタッチので接続してな
るワンタッチの管継手2において、吸水膨潤性を有する
材料からなるシール材3と吸水膨潤性の小さいシール材
4とを併用して具備して成ることを特徴とする構成とし
てもよい。また、ワンタッチの管継手2が配管1が挿入
される貫通口5を有する継手本体6と、配管1が挿入さ
れる貫通口7を有し該継手本体6の外周に内面が螺合さ
れる袋状ナット8と、リング10とを備えており、袋状
ナット8の内面にリング10を圧縮して配管に食い込ま
せるための配管1の差し込み方向において漸次径が小さ
くなる傾斜面9を形成することも好ましい。
【0007】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、吸水膨潤性を有する材料からなるシール材3を具備
することで、水に触れて吸水膨潤性を有する材料からな
るシール材3が膨潤して水漏れを確実に防止するように
なっている。また、吸水膨潤性を有する材料からなるシ
ール材3と吸水膨潤性の小さいシール材4とを併用して
具備したものにおいては、吸水膨潤性を有する材料から
なるシール材3と吸水膨潤性の小さいシール材4との異
なる性質を持った2種類のシール材3、4により水漏れ
を確実に防止するようになっている。
【0008】また、ワンタッチの管継手2が配管1が挿
入される貫通口5を有する継手本体6と、配管1が挿入
される貫通口7を有し該継手本体6の外周に内面が螺合
される袋状ナット8と、リング10とを備えており、袋
状ナット8の内面にリング10を圧縮して配管に食い込
ませるための配管1の差し込み方向において漸次径が小
さくなる傾斜面9を形成したものにおいては、配管1を
簡単且つ確実に接続できるようになったものである。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。図1乃至図5には本発明の一実施例が示してある。
管継手2は配管1が挿入される貫通口5を有する継手本
体6と、配管1が挿入される貫通口7を有し該継手本体
6の外周に内面が螺合される袋状ナット8と、C字状の
リング10と、ワッシャー11と、吸水膨潤性を有する
材料からなるシール材3であるOリング12とから構成
してある。Oリング12は吸水膨潤性を備えたゴム、合
成樹脂等から形成してある。これらの吸水膨潤性の材料
にはゴム自体が吸水膨潤するもの(例えば、ウレタン系
ゴム)、非膨潤性のゴム(例えば、NBR、SBR、E
PDM)や合成樹脂(例えば、EVA樹脂、塩化ビニル
樹脂)に高吸水性樹脂(例えば、ポリアクリル酸系、ポ
パール系、ポリオキシエチレン系、セルロース系、デン
プン系)を混練したものがある。
【0010】袋状ナット8内にはリング10が配置され
ている。このリング10は管継手2に差し込まれる図1
(a)に示すような配管1あるいは配管1の先端部に設
けた図1(b)に示すような凸型継手部材13の外周面
に接し、摩擦力や或いは凹凸の接触抵抗により配管1に
固定するものである。リング10は例えば図4に示すよ
うに、切欠を備えたC字形の割リングであって、リング
10の内周面はテーパ面となっており、このリング10
の内周面のテーパ面は配管1の差し込み方向において順
次内径が小さくなるとともに配管1の外径より小さい内
径で且つ鋭利な内周縁を備えている。そして、リング1
0が位置する部分の袋状ナット8の内周面は配管1の差
し込み方向において漸次径が小さくなる傾斜面9が形成
してある。
【0011】このような構成の管継手2において、配管
1を差し込めば、図3(a)に示すように配管1はリン
グ10を押し広げて挿入され、更にワッシャー11を通
過してOリング12の内周に接触した状態となる。この
状態において吸水膨潤性を有する材料からなるシール材
3であるOリング12は配管の外周面と管継手本体6の
内周面とに接し、配管1内の水のシールを行うものであ
る。その際、図3(b)のように吸水膨潤性を有する材
料からなるシール材3であるOリング12は水に接して
いるため、水を吸収して膨潤し、隙間を完全に埋めて配
管1の外周面と管継手本体1の内周面との接触面積を増
大させると共に、膨潤力により接触圧力も高め、シール
性能を向上させる。なお、吸水膨潤性を有する材料から
なるシール材3は図5(a)に示すようなOリング12
に限ることはなく、図5(b)に示すような矩形断面を
したリング状パッキンやその他の形状のものでもよい。
【0012】また、上記のように配管1をリング10を
押し広げて挿入すると、リング10もその鋭利な内周縁
を配管1外周に接触するものである。そして、配管1は
リング10により機械的に支持され、更に、上記のよう
にOリング12により弾性的に支持されると共にシール
がなされるものである。この状態で配管1を抜こうとし
たり、管内水圧で抜けようとすると、Oリング12が引
抜きの抵抗となるのみならず、リング10が配管1外周
に食い込む上に、袋状ナット8内周の傾斜面9に当たる
ことで、リング10はその内径が小さくなって、配管1
の外周に更に食い込もうとするものであり、従って配管
1が抜けてしまうことはない。なお、本発明において、
リング10の構造は添付図面に示すものにのみ限るもの
ではない。
【0013】図6、図7には本発明の他の実施例が示し
てある。この実施例においては、吸水膨潤性を有する材
料からなるシール材3と吸水膨潤性の小さいシール材4
とを併用して配管1を接続するようになっている。すな
わち、図6、図7に示すように、配管接続装置2である
管継手は配管1が挿入される貫通口5を有する継手本体
6と、配管1が挿入される貫通口7を有し該継手本体6
の外周に内面が螺合される袋状ナット8と、C字状のリ
ング10と、ワッシャー11と、吸水膨潤性の小さいシ
ール材4であるOリング14と、吸水膨潤性を有する材
料からなるシール材3であるOリング12とから構成し
てある。ここで、吸水膨潤性の小さいシール材4である
Oリング14は吸水膨潤性の小さい通常よく使用される
ゴムあるいは合成樹脂により形成してある。吸水膨潤性
を有する材料からなるシール材3であるOリング12は
前述の実施例で述べた材料により形成される。そして、
継手本体6の配管1が挿入される貫通口5の配管1の挿
入側から順次吸水膨潤性の小さいシール材4であるOリ
ング14と、吸水膨潤性を有する材料からなるシール材
3であるOリング12が配置してある。
【0014】そして、この実施例においては、配管1を
差し込めば、配管1はリング10を押し広げて挿入さ
れ、更にワッシャー11を通過して順次吸水膨潤性の小
さいシール材4であるOリング14の内周に接触し、更
に吸水膨潤性を有する材料からなるシール材3であるO
リング12の内周に接触した状態となる。この状態にお
いて吸水膨潤性を有する材料からなるシール材3である
Oリング12は配管の外周面と管継手本体6の内周面と
に接し、配管1内の水のシールを行うものである。その
際、吸水膨潤性を有する材料からなるシール材3である
Oリング12は水に接しているため、水を吸収して膨潤
し、隙間を完全に埋めて配管1の外周面と管継手本体1
の内周面との接触面積を増大させると共に、膨潤力によ
り接触圧力も高め、シール性能を向上させる。通常、吸
水膨潤性能を備えたゴム、合成樹脂は膨潤して高いシー
ル性能を発揮するまでは数時間を要するため、その間の
シール作用は吸水膨潤性が小さい通常よく使用されるゴ
ムあるいは合成樹脂からなる吸水膨潤性の小さいシール
材4であるOリング14単独で行い、以降は両Oリング
14で行うものである。そして、長期間経過すると吸水
膨潤性が小さいシール材4であるOリング14はクリー
プにより接触圧が低下し、シール性能が落ちるが、吸水
膨潤性が大きい材料からなるシール材3であるOリング
12はその膨潤性のため接触圧力を維持してシール性能
を確保するものである。ここで、継手本体6の配管1が
挿入される貫通口5の配管1の挿入側から順次吸水膨潤
性を有する材料からなるシール材3であるOリング1
2、吸水膨潤性の小さいシール材4であるOリング14
と配置して上記の実施例と逆に配置にしてもよい。この
場合は、吸水膨潤性を有する材料からなるシール材3で
あるOリング12は吸水膨潤性の小さいシール材4であ
るOリング14の経年変化や施工時の傷つきなどで水漏
れした場合のシールの役目を行うものである。
【0015】なお、この実施例において、吸水膨潤性を
有する材料からなるシール材3や吸水膨潤性の小さいシ
ール材4は上記のようなOリング12やOリング14に
限ることはなく、矩形断面をしたリング状パッキンやそ
の他の形状のものでもよいものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、配管を
ワンタッチので接続してなるワンタッチの管継手におい
て、吸水膨潤性を有する材料からなるシール材を具備し
ているので、水に触れて吸水膨潤性を有する材料からな
るシール材が膨潤して水漏れを確実に防止できるもので
ある。
【0017】また、配管をワンタッチで接続してなるワ
ンタッチの管継手において、吸水膨潤性を有する材料か
らなるシール材と吸水膨潤性の小さいシール材とを併用
して具備したものにおいては、吸水膨潤性を有する材料
からなるシール材と吸水膨潤性の小さいシール材との異
なる性質を持った2種類のシール材により水漏れを確実
に防止することができ、また、吸水膨潤性の小さいシー
ル材が経年変化や施工時の傷付きにより水漏れが生じる
ような時も吸水膨潤性を有する材料からなるシール材で
確実にシールできるものである。
【0018】また、ワンタッチの管継手が配管が挿入さ
れる貫通口を有する継手本体と、配管が挿入される貫通
口を有し該継手本体の外周に内面が螺合される袋状ナッ
トとリングとを備えており、袋状ナットの内面にリング
を圧縮して配管に食い込ませるための配管の差し込み方
向において漸次径が小さくなる傾斜面を形成したもので
は、配管をワンタッチので簡単且つ確実に接続できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の破断正面図であ
り、(b)は同上の配管の他の実施例の破断正面図であ
る。
【図2】同上の分解破断正面図である。
【図3】(a)は同上の配管の接続を示す要部断面図で
あり、(b)は吸水膨潤性を有する材料からなるシール
材が膨潤した状態を示す断面図である。
【図4】同上に用いるリングの側面図である。
【図5】(a)(b)はそれぞれシール材の各例を示す
斜視図である。
【図6】(a)は本発明の他の実施例の破断正面図であ
り、(b)は同上の配管の他の実施例の破断正面図であ
る。
【図7】同上の分解破断正面図である。
【図8】従来例の破断正面図である。
【符号の説明】
1 配管 2 管継手 3 シール材 4 シール材 5 貫通口 6 継手本体 7 貫通口 8 袋状ナット 9 傾斜面 10 リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管をワンタッチで接続してなるワンタ
    ッチの管継手において、吸水膨潤性を有する材料からな
    るシール材を具備して成ることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 配管をワンタッチので接続してなるワン
    タッチの管継手において、吸水膨潤性を有する材料から
    なるシール材と吸水膨潤性の小さいシール材とを併用し
    て具備して成ることを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】 ワンタッチの管継手が配管が挿入される
    貫通口を有する継手本体と、配管が挿入される貫通口を
    有し該継手本体の外周に内面が螺合される袋状ナットと
    リングとを備えており、袋状ナットの内面にリングを圧
    縮して配管に食い込ませるための配管の差し込み方向に
    おいて漸次径が小さくなる傾斜面を形成して成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の管継手。
JP4103363A 1992-04-23 1992-04-23 管継手 Withdrawn JPH05296379A (ja)

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JP4103363A JPH05296379A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 管継手

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332554A (ja) * 1994-06-03 1995-12-22 Riken Corp メカニカル形管継手
JP2011038937A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Fujitsu Ltd 液体供給システム
CN104455814A (zh) * 2014-11-14 2015-03-25 无锡乐华自动化科技有限公司 一种动态膨胀油管接头

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706