JP2005257022A - 閉塞栓 - Google Patents
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Abstract
【課題】管路等の孔に対して確実な閉塞効果が得られる閉塞栓を提供する。
【解決手段】孔に挿入される閉塞栓において、孔への挿入方向の手前側に位置すべき第1の主軸100と、挿入方向の奥側に位置すべき第2の主軸200と、第1の主軸100に固設された第1の保持部材300と、第2の主軸200に固設された第2の保持部材400と、第1の保持部材300と第2の保持部材400との間に挟持された円筒状膨張部材600と、第1の保持部材300に固設された把持部材500とを備えており、第1の主軸100あるいは第2の主軸200を回転させることにより、第1の保持部材300と第2の保持部材400とが接近した場合に、円筒状膨張部材600が圧縮されてその円筒側面が孔の内壁に密着するように構成されているとともに、円筒状膨張部材600を深く挿入可能とすべく、把持部材500が挿入方向の手前側に延出してなる。
【選択図】図1
【解決手段】孔に挿入される閉塞栓において、孔への挿入方向の手前側に位置すべき第1の主軸100と、挿入方向の奥側に位置すべき第2の主軸200と、第1の主軸100に固設された第1の保持部材300と、第2の主軸200に固設された第2の保持部材400と、第1の保持部材300と第2の保持部材400との間に挟持された円筒状膨張部材600と、第1の保持部材300に固設された把持部材500とを備えており、第1の主軸100あるいは第2の主軸200を回転させることにより、第1の保持部材300と第2の保持部材400とが接近した場合に、円筒状膨張部材600が圧縮されてその円筒側面が孔の内壁に密着するように構成されているとともに、円筒状膨張部材600を深く挿入可能とすべく、把持部材500が挿入方向の手前側に延出してなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば地下埋設管の管路口の防水栓等に用いられる閉塞栓に関する。
管路口(例えば、いわゆる「空き管路口」)を閉塞するものとして膨張部材を用いた閉塞栓が開発されている。この閉塞栓は、円筒状膨張部材を締め付け金具で挟持し、この締め付け金具を締め付けて膨張部材を圧縮するようになっている。このような閉塞栓を管路口の孔に取り付け、円筒状ゴムを圧縮することにより、膨張部材の円筒側面を管の内壁に密着させることで、止水効果を得る(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−102989号公報
しかしながら、例えば集合住宅等の大型建築で用いられる管路には土質改良材が注入される事が多い。このような場合、管路口たる孔に対し、前述したような単に膨張部材を用いただけの閉塞栓では、例えば比較的高い圧力の発生する土質改良材が注入されると十分な閉塞効果が得られないといった問題があった。
そこで、本発明では、管路等の孔に対して確実な閉塞効果が得られる閉塞栓を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の閉塞栓は、孔に挿入される閉塞栓において、螺子山が螺刻されており前記孔への挿入方向の手前側に位置すべき第1の主軸と、当該第1の主軸の前記螺子山と螺合する螺子山が螺刻されており前記挿入方向の奥側に位置すべき第2の主軸と、前記第1の主軸における前記挿入方向の奥側の一端側に固設された第1の保持部材と、前記第2の主軸における前記挿入方向の奥側の一端側に固設された第2の保持部材と、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間に挟持された円筒状膨張部材と、前記第1の保持部材に固設された把持部材とを備えており、前記第1の主軸あるいは前記第2の主軸を回転させることにより、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが接近した場合に、前記円筒状膨張部材が圧縮されて当該円筒状膨張部材の円筒側面が前記孔の内壁に密着するように構成されているとともに、前記孔に対して前記円筒状膨張部材を深く挿入可能とすべく、前記把持部材が前記第1の主軸に沿って前記挿入方向の手前側に延出してなることとする。
例えば、第1の主軸を回転させることで、逆ネジの原理により、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが均等に接近する。このことにより、前記円筒状膨張部材が圧縮される。
円筒状膨張部材が膨張して孔の内壁に密着することにより、例え外形螺旋状の波付管路のように凹凸のある内壁に対しても良好に密着して確実な閉塞が可能となる。加えて、第1の保持部材に固設された把持部材が第1の主軸に沿って挿入方向の手前側に延出している。このため、延出した把持部材を把持し、孔に対して円筒状膨張部材を深く挿入することができる。
また、延出した把持部材を把持することにより、孔に対し、挿入による取り付け、並びに、抜き出しによる撤去を簡単に行うことができ、作業性を向上させることができる。
本発明に係る閉塞栓の一実施例を図面を参照して説明する。この図面に関し、図1には閉塞栓の一部切り欠き正面図を示し、図2には図1の閉塞栓において矢印A方向から見た外観図を示し、図3には図1の閉塞栓において矢印B方向から見た外観図を示し、図4には図1の閉塞栓において矢印B方向から見た外観図を示し、図5には閉塞栓の膨張部材が膨張する前後の様子を示し、図6に管路へ閉塞栓を装着する前の様子を示し、図7に管路へ閉塞栓を装着した様子を示し、図8に管路へ閉塞栓を装着して水圧テストを行った様子を示す。
まず、図1〜図3に示すように、管路口たる孔に挿入される閉塞栓は、基本構成として、第1の主軸100と、第2の主軸200と、第1の保持部材300と、第2の保持部材400と、把持部材500と、円筒状膨張部材600とを備えている。
第1の主軸100は、孔への挿入方向Dの手前側(挿入方向Dの矢印方向と反対向き)に位置すべく配設される。この第1の主軸100は、一端に頭部100aが設けられるとともに、全長の長いロングタイプの中空状ナット(逆ネジ)で構成され、その内壁には雌螺子(螺子山)が螺刻されている。また、第1の主軸100における挿入方向Dの奥側(挿入方向Dの矢印方向側)の一端側には、第1の主軸100が貫通した状態で固定された第1の保持部材300が配設されている。この第1の保持部材300は、円板状の保持板300aと略円錐状の保持部300bと一体となって構成されている。
また、この第1の主軸100の保持板300a及び保持部300bには、2本1組の棒状の把持部材500が貫通して埋設されることで固設されている。図1に示されるように、これら各把持部材500は、第1の主軸100に対してほぼ平行且つ頭部100aの方向へ延出した第1の延出部500aと、第1の主軸100に対してほぼ直角に屈曲して経方向へ延出した第2の延出部500bと、第1の主軸100に対してほぼ平行且つ頭部100aの方向へ延出した第3の延出部500cとで構成される。
一方、第2の主軸200は、孔への挿入方向Dの奥側に位置すべく配設される。この第2の主軸200は、目付ナット200a付きのボルトで構成され、第1の主軸100の雌螺子と螺合すべく、外周面には雄螺子(螺子山)200bが螺刻されている。また、第2の主軸200における挿入方向Dの奥側の一端側には、第2の主軸200が貫通した状態で第2の保持部材400が配設されている。この第2の保持部材400は、円板状の保持板400aと略円錐状の保持部400bと一体となって構成されている。これら保持板400a及び保持部400bは、その内壁には雌螺子(螺子山)が螺刻された逆ネジとなっており、正ネジたる第2の主軸200と螺合している。
これら第1の保持部材300と第2の保持部材400との間には、いわゆる張り出しゴムと称される円筒状の膨張部材600が挟持されている。そして、各把持部材500の第1の延出部500aは、孔に対して円筒状膨張部材600を深く挿入可能とすべく、第1の主軸100に沿って挿入方向Dの反対向き(手前側)に長く延出している。この第1の延出部500aの長い延出に合わせ、第1の主軸100も軸方向に十分な長さを有するようにしている。
このような構成の閉塞栓において、ユーザーが第1の主軸を回転させることにより、第1の保持部材300と第2の保持部材400とが接近した場合に、円筒状膨張部材600が圧縮されて膨張する。すなわち、第1の主軸を回転させることで、逆ネジの原理により、第1の保持部材300と第2の保持部材400とが均等に接近する。このことにより、円筒状膨張部材600が圧縮される。つまり、図5(a)(b)の外観模式図に示すように、円筒状膨張部材600は、図5(a)の膨張前の状態から図5(b)の膨張状態に変化する。この膨張状態に至った円筒状膨張部材600の円筒側面が孔の内壁に密着することとなる。実際に、例えば波状管路に閉塞栓を挿入する様子を図6及び図7の外観模式図に示す。図6に示すように波状管路に閉塞栓を挿入する前の状態から、図7に示すように波状管路に閉塞栓を挿入する。そして、図7に示すようにレンチで閉塞栓の第1の主軸100の頭部100aを回転させることにより、円筒状膨張部材600が圧縮されて膨張し、その円筒側面が管路の内壁に密着することとなる。
ここで、前述した本実施例の閉塞栓に対して行った水圧試験について説明する。図8の一部断面模式図に示すように、波状管路の一端に対して、閉塞栓を挿入して円筒状膨張部材600を膨張させた結果、その円筒側面が管路の波状の内壁に密着した状態とする。特に、この試験では、敢えて円筒状膨張部材600を深く挿入しない条件下で行った。この状態において、波状管路の他端に水の注入管を挿入してコーティング剤で封止した状態とする。この注入管にはテストポンプが取り付けられ、このポンプから注入管を介して管路内に水が圧入される。注入管とテストポンプとの間には、水圧計が取り付けられている。このような水圧試験の結果、0.0MPA〜0.1MPAまでの水圧を測定したところ、閉塞栓側からの水漏れは生じなかった。なお、0.1MPAを超えた水圧では、管路自体が変形して水漏れが生じたため測定不能であった。
なお、図1に示すように、円筒状膨張部材600の円筒側面における円筒軸方向に沿った断面形状は直線状となっているが、この断面形状を波状としてもよい。つまり、円筒状膨張部材の断面形状が波状であることにより、円筒状膨張部材が膨張した際、その波状の断面形状のうち孔の内壁に圧接する部分が当該内壁に対して強く密着する効果が得られる。その結果、孔の閉塞効果をより高めることが出来る。
本実施例にあっては、次の作用効果を奏する。
円筒状膨張部材が膨張して孔の内壁に密着することにより、例え外形螺旋状の波付管路のように凹凸のある内壁に対しても良好に密着して確実な閉塞が可能となる。加えて、第1の保持部材に固設された把持部材が第1の主軸に沿って挿入方向の手前側に延出している。このため、延出した把持部材を把持し、孔に対して円筒状膨張部材を深く挿入することができる。
また、延出した把持部材を把持することにより、孔に対し、挿入による取り付け、並びに、抜き出しによる撤去を簡単に行うことができ、作業性を向上させることができる。
円筒状膨張部材が膨張して孔の内壁に密着することにより、例え外形螺旋状の波付管路のように凹凸のある内壁に対しても良好に密着して確実な閉塞が可能となる。加えて、第1の保持部材に固設された把持部材が第1の主軸に沿って挿入方向の手前側に延出している。このため、延出した把持部材を把持し、孔に対して円筒状膨張部材を深く挿入することができる。
また、延出した把持部材を把持することにより、孔に対し、挿入による取り付け、並びに、抜き出しによる撤去を簡単に行うことができ、作業性を向上させることができる。
100 第1の主軸
100a 頭部
200 第2の主軸
200a 目付ナット
200b 雄螺子(螺子山)
300 第1の保持部材
300a 保持板
300b 保持部
400 第2の保持部材
400a 保持板
400b 保持部
500 把持部材
600 円筒状膨張部材
100a 頭部
200 第2の主軸
200a 目付ナット
200b 雄螺子(螺子山)
300 第1の保持部材
300a 保持板
300b 保持部
400 第2の保持部材
400a 保持板
400b 保持部
500 把持部材
600 円筒状膨張部材
Claims (3)
- 孔に挿入される閉塞栓において、
螺子山が螺刻されており前記孔への挿入方向の手前側に位置すべき第1の主軸と、当該第1の主軸の前記螺子山と螺合する螺子山が螺刻されており前記挿入方向の奥側に位置すべき第2の主軸と、前記第1の主軸における前記挿入方向の奥側の一端側に固設された第1の保持部材と、前記第2の主軸における前記挿入方向の奥側の一端側に固設された第2の保持部材と、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間に挟持された円筒状膨張部材と、前記第1の保持部材に固設された把持部材とを備えており、
前記第1の主軸あるいは前記第2の主軸を回転させることにより、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが接近した場合に、前記円筒状膨張部材が圧縮されて当該円筒状膨張部材の円筒側面が前記孔の内壁に密着するように構成されているとともに、
前記孔に対して前記円筒状膨張部材を深く挿入可能とすべく、前記把持部材が前記第1の主軸に沿って前記挿入方向の手前側に延出してなることを特徴とする閉塞栓。 - 前記円筒状膨張部材の前記円筒側面における円筒軸方向に沿った断面形状は直線状であることを特徴とする請求項1に記載の閉塞栓。
- 前記円筒状膨張部材の前記円筒側面における円筒軸方向に沿った断面形状は波状であることを特徴とする請求項1に記載の閉塞栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004072112A JP2005257022A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 閉塞栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004072112A JP2005257022A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 閉塞栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005257022A true JP2005257022A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35082937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004072112A Pending JP2005257022A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 閉塞栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005257022A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101252252B1 (ko) * | 2012-07-17 | 2013-04-08 | 충청에너지서비스 주식회사 | 배관 차단장치 |
CN108443633A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-08-24 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种气密测试的橡胶密封堵头 |
KR102528193B1 (ko) * | 2022-06-02 | 2023-05-02 | 김팔남 | 파이프 밀봉장치 |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004072112A patent/JP2005257022A/ja active Pending
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