JPH05296338A - トルクコンバータの振動低減装置 - Google Patents

トルクコンバータの振動低減装置

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JPH05296338A
JPH05296338A JP4096167A JP9616792A JPH05296338A JP H05296338 A JPH05296338 A JP H05296338A JP 4096167 A JP4096167 A JP 4096167A JP 9616792 A JP9616792 A JP 9616792A JP H05296338 A JPH05296338 A JP H05296338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque converter
range
torsional damper
shift
shift lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP4096167A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Murasugi
卓 村杉
Atsuhiro Mori
淳弘 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4096167A priority Critical patent/JPH05296338A/ja
Publication of JPH05296338A publication Critical patent/JPH05296338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイドル運転時にトーショナルダンパが共振
するのを防止する。 【構成】 トルクコンバータ3のセレクトレバー位置を
検知するシフトポジションセンサー9、シフトポジショ
ンセンサー9よりの信号を基にシフトレバーがPレンジ
又はNレンジすなわち非走行レンジにあることを知り信
号を出力する制御装置10、非走行レンジ時に制御装置
10からの信号で駆動されるアクチュエータ11を設
け、非走行レンジ時にロックアップクラッチ7を締結す
る。この状態においてはトーショナルダンパ2以降の慣
性マスは、トルクコンバータ部3及びメインパワートレ
ーン8の一部となり大きくなるので、この部分の固有振
動数は低い値となり、アイドリング回転数が負荷により
低下しても、加振周波数より低く共振は発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクコンバータの振
動低減装置に関し、特にトーショナルダンパのアイドル
運転時の共振対策に関する。
【0002】
【従来の技術】流体を介して動力を伝達するトルクコン
バータやフルードカップリング等の流体継手は、駆動側
と従動側との相対回転が流体により許容されるため、機
械継手に比してねじり振動やショックの吸収作用に優れ
ているが、反面、動力の伝達効率が低下するといった欠
点を有している。
【0003】そこで、伝達効率が低下する回転域では駆
動側と従動側とを機械的に直結させて上記欠点に対処し
たロックアップクラッチ装置付きのものが実用化されて
おり、特に、自動車の自動変速機に用いられるトルクコ
ンバータでは、燃費改善のためロックアップ装置付きの
トルクコンバータが採用されている。
【0004】そして、さらなる燃費改善を図るためには
現状よりもさらに低いエンジン回転速度でロックアップ
する必要があるが、この時に問題となるトルク変動を低
減するためにエンジンとトルクコンバータとの間を駆動
結合するトーショナルダンパによって、トルクコンバー
タへ伝達されるトルク変動を低減していた(例えば、特
開昭58−2465)号公報、実開昭58−14414
6号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロックアップクラッチ装置を備えたトルクコンバータに
あっては、非走行レンジである、Pレンジ時及びNレン
ジ時においては、ロックアップクラッチ装置が締結され
ていないので、トーショナルダンパ101以降の慣性マ
スはトルコンポンプ部102のみとなり非常に小さい。
従って、トーショナルダンパ101の共振周波数は比較
的高い値となっていた。
【0006】このため、トーショナルダンパ101の共
振周波数は本来エンジン103の常用回転数における加
振周波数より低く設定されているが、何等かの原因で負
荷が大きくなり、アイドル回転数が低下して共振周波数
近くまで回転数が低下すると、異音や大きな振動が発生
するという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、アイドル運転時のトーショナルダ
ンパの共振を防止したトルクコンバータの振動低減装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明はエンジ
ンとロックアップ機構付トルクコンバータとの間をトー
ショナルダンパを介して結合したトルクコンバータにお
いて、セレクトレバーのシフトポジションを検知するセ
ンサを設け、トルクコンバータのセレクトレバーが非走
行レンジにあるとき、ロックアップ機構を締結するよう
にした。
【0009】
【作用】ロックアップ機構を締結すると、トーショナル
ダンパ以降の慣性マスが増加するので、共振周波数が低
くなっている。
【0010】このため、アイドル回転数が負荷によって
低下しても、トーショナルダンパ以降の固有振動数がよ
り低い周波数となっているので、トーショナルダンパの
共振は発生しない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は、本発明の一実施例を示す図である。
【0012】まず構成を説明する。図1は全体構成を示
す図で、1はエンジン、2はトーショナルダンパ、3は
トルクコンバータ、4はトルコンポンプ、5はトルコン
タービン、6はステータ、7はロックアップクラッチ、
8はメインパワートレーン、C1,C2,B1,B2は変速
クラッチである。
【0013】エンジン1とトルクコンバータ3との間に
設置されているトーショナルダンパ2によって、ロック
アップクラッチ7締結時のショックを緩和している。
【0014】また、9はトルクコンバータ3のセレクト
レバー位置を検知するシフトポジションセンサー、10
はシフトポジションセンサー9よりの信号を基にシフト
レバーが非走行レンジにあることを知り、アクチュエー
タ11を駆動する制御装置である。
【0015】図2にシフトレバーが非走行レンジにある
ときに、ロックアップクラッチ7を締結した状態を示
す。
【0016】トーショナルダンパ2以降の慣性マスは、
トルクコンバータ部3にメインパワートレーン8の一部
が加わったものとなっており、大きなものとなってい
る。
【0017】図3のフローチャートにより本発明の制御
動作を説明する。
【0018】ステップ21において、エンジン始動等に
より制御動作が開始される。
【0019】まず、ステップ22では、シフトポジショ
ンセンサ9により、シフトレバーの位置を検知し、制御
装置10へ出力する。
【0020】ステップ23では、制御装置10によりシ
フトレバー位置がPレンジ又はNレンジ、すなわち非走
行レンジにあるか否かを判断し、非走行レンジであれば
ステップ24へ、走行レンジであればステップ25へ進
む。
【0021】ステップ24では、非走行レンジであるの
で、アクチュエータ11を駆動してロックアップクラッ
チ7を締結する。トーショナルダンパ2以降の慣性マス
は図2に図示した如く増加し共振周波数は、図4に示す
ように低下する。
【0022】このため、何等かの原因で負荷が大きくな
り、アイドル運転時のエンジン回転数が低下しても共振
が発生することはない。
【0023】ステップ25では走行状態にあるので、ロ
ックアップクラッチ7はOFF状態とする。なお、図示
していないが走行状態においては、従来同様、車速、ス
ロットル開度等の信号を基にロックアップクラッチ7の
ON,OFF制御が行われる。
【0024】以上の制御動作を繰り返し、エンジン停止
で制御動作を終える(ステップ26)。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、アイドル運転時における、トーショナルダンパの共
振現象発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す図。
【図2】同じく一実施例の非走行状態における、トーシ
ョナルダンパ以降の慣性マスの大きさを説明する図。
【図3】同じく一実施例の制御動作を示すフローチャー
ト。
【図4】同じく一実施例のトーショナルダンパ以降の共
振周波数の低下を示す図。
【図5】従来の非走行状態における、トーショナルダン
パ以降の慣性マスの大きさを説明する図。
【符号の説明】
1…エンジン 2…トーショナルダンパ 3…トルクコンバータ 4…トルコンポンプ 5…トルコンタービン 6…ステータ 7…ロックアップクラッチ 8…メインパワートレーン 9…シフトポジションセンサー 10…制御装置 11…ロックアップクラッチアクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとロックアップ機構付トルクコ
    ンバータとの間をトーショナルダンパを介して結合した
    トルクコンバータにおいて、セレクトレバーのシフトポ
    ジションを検知するセンサを設け、トルクコンバータの
    セレクトレバーが非走行レンジにあるとき、ロックアッ
    プ機構を締結することを特徴とするトルクコンバータの
    振動低減装置。
JP4096167A 1992-04-16 1992-04-16 トルクコンバータの振動低減装置 Pending JPH05296338A (ja)

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JP4096167A JPH05296338A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 トルクコンバータの振動低減装置

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