JP3283544B2 - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents

自動変速機のロックアップ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機のロックア
ップ制御装置に関し、特に、フューエルカット装置付エ
ンジン搭載車の自動変速機に適用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フューエルカット装置付エンジン
搭載車の自動変速機に適用するロックアップ制御装置と
して、例えば、特開昭61−184269号公報に開示
されているものが知られている。
【0003】この従来のロックアップ制御装置は、減速
運転中にエンジン回転数が所定の回転数以上であると燃
料供給を停止するフューエルカット装置が設けられたエ
ンジン搭載車の自動変速機に適用され、ロックアップ解
除状態においてフューエルカット装置のフューエルカッ
ト状態を検出したらロックアップ状態に切り換え、その
のち、フューエルリカバリ状態を検出したらロックアッ
プ解除する構成となっていて、フューエルカット中のエ
ンジン回転数の低下を遅らせてフューエルカット時間を
長くし、フューエルカットによる燃費向上及び排気対策
効果を向上させると共に、燃料供給再開に伴なうショッ
クを防止できるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術にあっては、ロックアップ状態となって
いる時にフューエルカット装置がフューエルカット作動
を行うと、入力軸トルクが急低下してショックが発生
し、乗員に不快感を与えてしまうという問題があった。
特に、フューエルカット装置としては、上述の従来技術
のように減速中だけでなく、所定の高車速以上となると
作動するもの(いわゆる車速リミッタ)もあり、このよ
うな場合には、入力軸トルクの変動幅が大きく、ショッ
クも大きくなるものであった。また、このような問題
は、ロックアップ状態で燃料供給を停止したのちに、燃
料供給を再開したときにも生じるもので、すなわち、燃
料供給再開時には、入力軸トルクが急上昇して、ショッ
クが発生する。
【0005】本発明は、上述の問題に着目して成された
もので、ロックアップ状態においてフューエルカット装
置が作動開始した時に入力軸トルクの変動量の大小やト
ルク波形の変動幅にかかわらず確実なショック発生防止
を達成することのできる自動変速機のロックアップ制御
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、ロックアッ
プ状態検出時に、フューエルカット開始を検出したら、
流体継手のロックアップ状態を開始検出からアクセル開
度が大きいほど長い時間解除するフューエルカット連動
制御部を、ロックアップ制御手段に設けて上記目的を達
成するようにした。
【0007】すなわち、本発明の自動変速機のロックア
ップ制御装置では、図1のクレーム対応図に示すよう
に、適宜燃料供給を停止させるフューエルカット装置a
を有したエンジンbの動力を流体継手cを介して入力
し、かつ、ロックアップアクチュエータdの駆動により
流体継手cを適宜その入出力要素間が直結されたロック
アップ状態となし得る自動変速機eに設けられ、所定の
入力手段fからの入力に基づき、ロックアップアクチュ
エータdの駆動を制御するロックアップ制御手段gを有
したロックアップ制御装置において、前記入力手段f
に、フューエルカット装置aによるフューエルカット開
始を検出するフューエルカット検出手段hと、前記流体
継手cのロックアップ状態及びロックアップ解除状態を
検出するロックアップ検出手段jと、アクセル開度セン
を設け、前記ロックアップ制御手段gに、ロックアッ
プ状態検出時に、フューエルカット開始を検出したら、
前記流体継手のロックアップ状態をフューエルカット開
始からアクセル開度が大きいほど長い時間解除するフュ
ーエルカット連動制御部kを設けたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】本発明の作用について説明するが、説明中の符
号は図1に対応している。
【0010】ロックアップ状態で、フューエルカット装
置aがフューエルカット作動を開始した時には、ロック
アップ制御手段gのフューエルカット連動制御部kが、
フューエルカット開始からアクセル開度が大きいほど長
時間ロックアップ状態を解除する。したがって、フュ
ーエルカットによりエンジンbの駆動力が急低下して
も、流体継手cは入出力要素間が直結状態でないため緩
衝作用を有しており、この緩衝作用によりこの駆動力変
動の伝達が抑制されてショックの発生が抑制される。そ
して、フューエルカット開始からアクセル開度が大きい
ほど長く設定された時間が経過するとロックアップ解除
が終了し、必要に応じて元のロックアップ状態に復帰さ
れるが、この時は、エンジンbの駆動力の急変時期が過
ぎているので、ショックの発生はない。すなわち、フュ
ーエルカットによる流体継手cの入力軸トルク変動は、
アクセル開度が大きいほどトルク変動量が大きくなる
し、トルク波形の幅もそれに応じるため、ロックアップ
解除時間をアクセル開度に対応させている。
【0011】そして、ロックアップ状態で、フューエル
カット装置aによるフューエルカット作動を終了して燃
料供給を再開するフューエルリカバリ作動が成される
と、特開昭62−106174号公報や特開昭60−0
01464号公報に記載されているように、所定時間ロ
ックアップ状態を解除するようにしても良い
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。
【0014】図2は、実施例のロックアップ制御装置を
適用した自動変速機を有したパワートレーンを示す全体
図であって、Eはエンジン,ATは自動変速機である。
前記エンジンEには、所定の条件が成立した時に図外の
燃料噴射装置の燃料噴射を停止させるフューエルカット
装置1が設けられている。このフューエルカット装置1
は、減速時に燃費向上を図るべくフューエルカット作動
を行う減速時カット作動,所定の上限車速Va 以上の高
速走行を防止すべくフューエルカット作動を行う高車速
時カット作動、所定以上のエンジンの高回転を防止すべ
くフューエルカット作動を行う高回転時カット作動、車
速が0の時にエンジンが高回転となるのを防止すべくフ
ューエルカット作動を行う車速0時カット作動を行うも
ので、このような作動を行うフューエルカット装置とし
ては、例えば、「ニッサン インフィニティ Q45
G50型系車 新型車解説書」(発行:1989年10
月発行所:日産自動車株式会社)のB37〜38頁に開
示されているので詳細な説明は省略する。なお、上述の
高車速時カット作動は、車速が上限車速Va よりも少し
だけ低い所定の車速Vb となると、キャンセルされる。
【0015】前記自動変速機ATは、エンジンEとの間
に流体継手としてのトルクコンバータTCを有してい
る。このトルクコンバータTCは、図外のロックアップ
ピストンにより入出力要素間が直結されたロックアップ
状態を形成する構造となっている。この構造について
は、例えば、「ニッサン OD付オートマチックトラン
スアクスル RN4F02A型,RL4F02型 整備
要領書」(発行:1984年2月 発行所:日産自動車
株式会社)の第15頁に開示されているので、説明を省
略する。また、この図外のロックアップピストンを駆動
させるロックアップアクチュエータとしてロックアップ
ソレノイド2eが設けられている。
【0016】また、この自動変速機ATは、図示を省略
したクラッチ,ブレーキ等の変速要素を有しており、こ
れらの変速要素は、ライン圧ソレノイド2a,シフトソ
レノイド2b,2c,オーバランクラッチソレノイド2
dを適宜駆動させて変速作動を行う構造となっている。
【0017】前記ソレノイド2a〜2eの駆動は、コン
トロールユニット3により制御される。すなわち、この
コントロールユニット3は、入力手段として、アイドル
スイッチ4a,フルスロットルスイッチ4b,スロット
ルセンサ4c,インヒビタスイッチ4d,温度センサ4
e,車速センサ4fを有しており、これらのセンサから
の入力に基づいて、変速制御及びトルクコンバータTC
のロックアップ,ロックアップ解除制御を行うようにな
っている。さらに、このコントロールユニット3には、
フューエルカット装置1から、フューエルカット状態及
びフューエルリカバリ状態を示す信号として、図外の燃
料噴射装置へ出力する制御信号FS が入力され、かつ、
ロックアップ状態及びロックアップ解除状態を示す信号
として、ロックアップソレノイド2eへ出力する制御信
号RS が入力される。
【0018】なお、コントロールユニット3によるロッ
クアップ及びロックアップ解除についての制御は、例え
ば、上記「ニッサン OD付オートマチックトランスア
クスル RN4F02A型,RL4F02型 整備要領
書」の第27〜28頁に記載されているもので、スロッ
トルセンサ4cから得られるスロットル開度や温度セン
サ4eから得られる冷却水温度等に基づき、コントロー
ルユニット3からロックアップソレノイド2eに制御信
号を出力して制御を行うもので、このような従来から行
われているロックアップ制御を本実施例では、通常ロッ
クアップ制御と呼び、公知であるので詳細な説明は省略
する。なお、コントロールユニット3においてこの通常
ロックアップ制御を行う部分が請求の範囲のロックアッ
プ制御手段に相当する。
【0019】本実施例の場合、コントロールユニット3
内の上述のロックアップ及びロックアップ解除制御を行
う部分に、通常ロックアップ制御とは別個に、フューエ
ルカット装置1の作動に連動してロックアップソレノイ
ド2eを駆動させるフューエルカット連動制御を行うフ
ューエルカット連動制御部が設けられている。このフュ
ーエルカット連動制御部の構成を図3及び図4のフロー
チャートに基づき説明する。なお、このフューエルカッ
ト連動制御は、フューエルカット装置1の高車速時カッ
ト作動によるフューエルカット作動及び、そののちのフ
ューエルリカバリ作動のみに連動するものである。
【0020】図3及び図4に示すフローチャートは、図
の大きさの都合で2つに分割したもので、両者で1つの
フローチャート示し、図中のととで連続している。
【0021】ステップ101は、読み込みステップであ
り、車速センサ4fから得られる車速V,スロットルセ
ンサ4cで得られるスロットル開度TH0,ロックアッ
プソレノイド2eに対する制御信号RS ,フューエルカ
ット装置1から得られる制御信号FS を読み込む。
【0022】ステップ102は、判定ステップであり、
車速Vが、フューエルカット装置1が高車速時カット作
動を行う上限車速Va よりも大きいかどうかを判定し、
YESであればステップ103に進み、NOであればス
タートに戻る。
【0023】ステップ103は、判定ステップであり、
スロットル開度TH0 が第1の所定開度THa よりも大
きいかどうかを判定し、YESであればステップ104
に進み、NOであればスタートに戻る。
【0024】ステップ104は、判定ステップであり、
スロットル開度TH0 が前記第1の所定開度THa より
も大きな第2の所定開度THa1よりも大きいかどうかを
判定し、YESであればステップ105に進み、NOで
あれば、ステップ106に進む。なお、ステップ105
は処理ステップであり、供給停止時のフューエルカット
連動制御を行う時間ΔTa(以後、これを停止時制御時
間という)を第1の時間a1 に設定すると共に、供給再
開時のフューエルカット連動制御を行う時間ΔTb (以
後、これを再開時制御時間という)を第1の時間b1
設定して、ステップ109に進む。
【0025】ステップ106は、判定ステップであり、
スロットル開度TH0 が前記第2の所定開度THa1より
も大きな第3の所定開度THa2よりも大きいかどうかを
判定して、YESであればステップ107に進み、NO
であればステップ108に進む。なお、このステップ1
07は、処理ステップであり、停止時制御時間ΔTa
前記第1の時間a1 よりも長い第2の時間a2 に設定す
ると共に、再開時制御時間ΔTb を前記第1の時間b1
よりも長い第2の時間b2 に設定して、ステップ109
に進む。
【0026】ステップ106に続くステップ108は、
処理ステップであり、停止時制御時間ΔTa を前記第2
の時間a2 よりも長い第3の時間a3 に設定すると共
に、再開時制御時間ΔTb を前記第2の時間b2 よりも
長い第3の時間b3 に設定してステップ109に進む。
【0027】ステップ109は、判定ステップであり、
制御信号RS に基づきロックアップ状態であるかどうか
を判定し、YESであればステップ110に進み、NO
であればスタートに戻る。
【0028】ステップ110は、処理ステップであり、
ロックアップソレノイド2eをロックアップ解除側に駆
動させ、ステップ111に進む。なお、この時点で同時
に、フューエルカット装置1は高車速時カット作動を行
い、フューエルカットが成される。
【0029】ステップ111は、処理ステップであり、
コントロールユニット3内に設けられているタイマのカ
ウントをクリアしてステップ112に進む。
【0030】ステップ112は、処理ステップであり、
タイマのカウント時間をステップ105,107,10
8のいずれかで設定した時間に設定した後に、カウント
を開始し、ステップ113に進む。
【0031】ステップ113は、判定ステップであっ
て、タイマのカウントがステップ112で設定した時間
となるまで、ステップ112に戻し、設定時間となると
ステップ114に進む。
【0032】ステップ114は、処理ステップであり、
ロックアップソレノイド2eを駆動させて、このフュー
エルカット連動制御によるロックアップ解除を停止して
ロックアップ状態に戻し、ステップ115に進む。
【0033】ステップ115は、判定ステップであり、
車速Vが所定車速Vb 未満であるかどうかを判定し、Y
ESであればステップ116に進み、NOであればステ
ップ114に戻る。
【0034】ステップ116は、処理ステップであり、
ロックアップソレノイド2eの駆動制御に基づきロック
アップを解除し、ステップ117に進む。なお、この処
理と同時にフューエルカット装置1にあってはフューエ
ルカット作動を終了する。
【0035】ステップ117は、処理ステップであり、
コントロールユニット3内に設けられているタイマのカ
ウントをクリアしてステップ118に進む。
【0036】ステップ118は、処理ステップであり、
タイマのカウント時間をステップ105,107,10
8のいずれかで設定した時間に設定した後に、カウント
を開始し、ステップ119に進む。
【0037】ステップ119は、判定ステップであっ
て、タイマのカウントがステップ118で設定した時間
となるまで、ステップ118に戻し、設定時間となると
ステップ120に進む。
【0038】ステップ120は、処理ステップであり、
フューエルカット連動制御によるロックアップ解除を停
止してロックアップ状態に戻し、スタートに戻る。
【0039】次に、図5のタイムチャートに基づき実施
例の作用を説明する。
【0040】このタイムチャートは、(a)がフューエ
ルカット装置1のフューエルカット状態(CUT)及び
フューエルリカバリ状態(REC)を示し、(b)がロ
ックアップ装置1のロックアップ状態状態及びロックア
ップ解除状態を示し、(c)が車速Vを示し、(d)が
軸トルクを示している。
【0041】そこで、(c)に示すように、車速Vが高
車速カット作動を行う上限車速Vaに達すると、(a)
に示すようにフューエルカット装置1がフューエルカッ
ト状態となる。それと同時に、コントロールユニット3
は、ステップ102,109の判定条件を満足すること
により、(b)に示すように、所定の第1時間a1 〜第
3時間a3 だけロックアップ解除を行う。なお、このロ
ックアップ解除を行う時間a1 〜a3 は、スロットル開
度TH0 に応じて、開度が大きいほど時間が長くなる。
【0042】そして、この所定の時間a1 〜a3 が経過
したら、フローチャートのステップ114に基づき、ロ
ックアップ状態に戻す。
【0043】このように、フューエルカット時に、ロッ
クアップ解除するため、(d)に示すようにエンジンE
の出力急低下による軸トルクの急変動は、トルクコンバ
ータTCで緩衝されることになる。
【0044】その後、(c)に示すようにフューエルカ
ットにより車速Vが所定の車速Vbまで低下したら、フ
ローチャートのステップ115の判定に基づき、(a)
に示すようにフューエルリカバリが成され、同時に
(b)に示すように所定の第1時間b1 〜第3時間b3
の間ロックアップ状態が解除される。この場合も、所定
時間b1 〜b3 は、スロットル開度TH0 に応じて開度
が大きいほど長くなる。
【0045】このように、フューエルリカバリ時にもロ
ックアップ解除するため、エンジンEの出力急上昇によ
る軸トルクの急変動はトルクコンバータTCで緩衝され
ることになる。
【0046】以上説明してきたように、本実施例では、
ロックアップ状態である時にフューエルカット作動及び
フューエルリカバリ作動を行った際には、所定時間ロッ
クアップ解除するため、フューエルカットおよびフュー
エルリカバリ時のエンジンEの動力の急変に伴なってシ
ョックが生じるのを防止することができるという効果が
得られる。しかも、時間を所定時間a1 〜a3 もしくは
1 〜b3 に限っているため、伝達効率を上げるために
ロックアップを行うというそもそもの目的を達成できな
くする状態を最小にして効率化を図ることができるとい
う効果が得られる。さらに、このようなロックアップ解
除を行う時間は、スロットル開度TH0が大きいほど長
くしているため、つまり、エンジンEの動力の変化が大
きく生じやすくショックが発生しやすい状態であるほ
ど、ロックアップ解除時間を長くして、ショック防止を
確実に行うことができるという効果が得られる。
【0047】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例では
流体継手としてトルクコンバータを示したが、途中に流
体を介してトルク伝達を行うものであればこれに限らな
い。また、実施例では、フューエルカット開始時および
フューエルリカバリのいずれの場合にも連動してロッ
クアップ解除を行うようにした例を示したが、少なくと
もフューエルカット開始時にロックアップ解除を行うよ
うにしても効果は得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の自動
変速機のロックアップ制御装置にあっては、ロックアッ
プ状態検出時にフューエルカット開始を検出したら、前
記流体継手のロックアップ状態をフューエルカット開始
からアクセル開度が大きいほど長い時間解除するフュー
エルカット連動制御部をロックアップ制御手段に設けた
手段としたために、流体継手がロックアップ状態である
時に、フューエルカット装置のフューエルカット開始に
伴ないエンジン動力の急変化が生じた際には、流体継手
のロックアップ状態が解除されてこのエンジン動力の急
変化が流体継手で緩衝されて、ショックの発生が抑制さ
れるもので、乗員にショックによる不快感を与えないと
いう効果が得られる。しかも、このようにロックアップ
状態を解除する時間をアクセル開度が大きいほど長い
しているために、入力軸トルクの変動量の大小やト
ルク波形の変動幅にかかわらず確実なショック発生防止
を達成することができるという効果が得られる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のロックアップ制御装置を
示すクレーム対応図である。
【図2】本発明実施例の自動変速機のロックアップ制御
装置を示す全体図である。
【図3】実施例装置のコントロールユニットの制御流れ
を示すフロチャートである。
【図4】実施例装置のコントロールユニットの制御流れ
を示すフロチャートである。
【図5】実施例装置の作動を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
a フューエルカット装置 b エンジン c 流体継手 d ロックアップアクチュエータ e 自動変速機 f 入力手段 g ロックアップ制御手段 h フューエルカット検出手段 j ロックアップ検出手段 k フューエルカット連動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/14 B60K 41/00 - 41/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜燃料供給を停止させるフューエルカ
    ット装置を有したエンジンの動力を流体継手を介して入
    力し、かつ、ロックアップアクチュエータの駆動により
    流体継手を適宜その入出力要素間が直結されたロックア
    ップ状態となし得る自動変速機に設けられ、所定の入力
    手段からの入力に基づき、ロックアップアクチュエータ
    の駆動を制御するロックアップ制御手段を有した自動変
    速機のロックアップ制御装置において、 前記入力手段に、フューエルカット装置によるフューエ
    ルカット開始を検出するフューエルカット検出手段と、
    流体継手のロックアップ状態及びロックアップ解除状態
    を検出するロックアップ検出手段と、アクセル開度セン
    を設け、 前記ロックアップ制御手段に、ロックアップ状態検出時
    に、フューエルカット開始を検出したら、前記流体継手
    のロックアップ状態をフューエルカット開始からアクセ
    ル開度が大きいほど長い時間解除するフューエルカット
    連動制御部を設けたことを特徴とする自動変速機のロッ
    クアップ制御装置。
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