JPH05295566A - 金属装飾体及びその製造方法 - Google Patents
金属装飾体及びその製造方法Info
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- JPH05295566A JPH05295566A JP12269492A JP12269492A JPH05295566A JP H05295566 A JPH05295566 A JP H05295566A JP 12269492 A JP12269492 A JP 12269492A JP 12269492 A JP12269492 A JP 12269492A JP H05295566 A JPH05295566 A JP H05295566A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面形状をなすものに限定されることな
く、模様の形成面が曲面形状や不規則な立体形状をなす
ものであっても、模様状をなす凹凸による金属装飾体が
効率良く得られるような金属装飾体及びその製造方法を
提供する。 【構成】 少なくとも表面層部分が金属層からなる基
体の表面に、水圧転写法にて転写されている印刷パター
ン層をレジストとする腐食部が形成されている金属装飾
体及びその製造方法。
く、模様の形成面が曲面形状や不規則な立体形状をなす
ものであっても、模様状をなす凹凸による金属装飾体が
効率良く得られるような金属装飾体及びその製造方法を
提供する。 【構成】 少なくとも表面層部分が金属層からなる基
体の表面に、水圧転写法にて転写されている印刷パター
ン層をレジストとする腐食部が形成されている金属装飾
体及びその製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、金属成形体
や、少なくとも表面層部分が金属層とされている各種の
成形体例えばプラスチック成形体等による基体の表面の
金属装飾体及び該金属装飾体の製造方法に関する。
や、少なくとも表面層部分が金属層とされている各種の
成形体例えばプラスチック成形体等による基体の表面の
金属装飾体及び該金属装飾体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】凹凸表現による金属装飾体を得る方法と
しては、金属成形体の表面をフォトエッチングする方
法、あるいは、金属成形体を機械加工する方法等があ
る。
しては、金属成形体の表面をフォトエッチングする方
法、あるいは、金属成形体を機械加工する方法等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属成形体の表面をフ
ォトエッチングする装飾加工方法は、基体が金属製品か
らなるものに限定されるだけでなく、曲面形状や不規則
な立体形状をなすもには適用し得ないという欠点を有す
る。また、金属成形体の表面を機械加工で装飾する方法
は、先のフォトエッチングの場合と同様に、基体が金属
製品からなるものに限定されるだけでなく、多大な時間
と高度な熟練とを要し、非能率的である。
ォトエッチングする装飾加工方法は、基体が金属製品か
らなるものに限定されるだけでなく、曲面形状や不規則
な立体形状をなすもには適用し得ないという欠点を有す
る。また、金属成形体の表面を機械加工で装飾する方法
は、先のフォトエッチングの場合と同様に、基体が金属
製品からなるものに限定されるだけでなく、多大な時間
と高度な熟練とを要し、非能率的である。
【0004】これに対して本発明は、基体の表面層をな
す金属層にパターン状の凹凸が形成されている金属装飾
体及びその製造方法からなり、基体が金属製品からなる
ものに限定されることがなく、しかも、模様の形成面が
曲面形状や不規則な立体形状をなすものであっても、効
率良く得られる等の特徴を有する金属装飾体及びその製
造方法を提供する。
す金属層にパターン状の凹凸が形成されている金属装飾
体及びその製造方法からなり、基体が金属製品からなる
ものに限定されることがなく、しかも、模様の形成面が
曲面形状や不規則な立体形状をなすものであっても、効
率良く得られる等の特徴を有する金属装飾体及びその製
造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも表面層部分が金属層からなる基体の表面に、水圧
転写法にて転写されている印刷パターン層をレジストと
する腐食部が形成されている金属装飾体からなる。
くとも表面層部分が金属層からなる基体の表面に、水圧
転写法にて転写されている印刷パターン層をレジストと
する腐食部が形成されている金属装飾体からなる。
【0006】請求項2の発明は、ビヒクルを含有する印
刷パターン層を水溶性または水膨潤性フィルムの表面に
形成して水圧転写用シートを得る工程と、該水圧転写用
シートにおける印刷パターン層を、該印刷パターン層中
のビヒクルを膨潤〜溶解させる有機溶剤で活性化させる
工程と、活性化した印刷パターン層を、水圧を利用し
て、少なくとも表面層部分が金属層からなる基体の表面
に転写する工程と、該印刷パターン層が転写されている
基体の転写面の全面をエッチング加工し、前記印刷パタ
ーン層以外の部分の金属層が腐食部とされている金属の
腐食模様を形成する工程とにより、印刷パターン層をレ
ジストとする腐食部が形成されている金属装飾体を得る
ものである。
刷パターン層を水溶性または水膨潤性フィルムの表面に
形成して水圧転写用シートを得る工程と、該水圧転写用
シートにおける印刷パターン層を、該印刷パターン層中
のビヒクルを膨潤〜溶解させる有機溶剤で活性化させる
工程と、活性化した印刷パターン層を、水圧を利用し
て、少なくとも表面層部分が金属層からなる基体の表面
に転写する工程と、該印刷パターン層が転写されている
基体の転写面の全面をエッチング加工し、前記印刷パタ
ーン層以外の部分の金属層が腐食部とされている金属の
腐食模様を形成する工程とにより、印刷パターン層をレ
ジストとする腐食部が形成されている金属装飾体を得る
ものである。
【0007】また、請求項3の発明は、有機溶剤による
印刷パターン層を水溶性または水膨潤性フィルムの表面
に形成すると共に、該印刷パターン層中の有機溶剤が乾
燥する前に、該印刷パターン層を、水圧を利用して、少
なくとも表面層部分が金属層からなる基体の表面に転写
する工程と、該印刷パターン層が転写されている基体の
転写面の全面をエッチング加工し、前記印刷パターン層
以外の部分の金属層が腐食部とされている金属の腐食模
様を形成する工程とにより、印刷パターン層をレジスト
とする腐食部が形成されている金属装飾体を得るもので
ある。
印刷パターン層を水溶性または水膨潤性フィルムの表面
に形成すると共に、該印刷パターン層中の有機溶剤が乾
燥する前に、該印刷パターン層を、水圧を利用して、少
なくとも表面層部分が金属層からなる基体の表面に転写
する工程と、該印刷パターン層が転写されている基体の
転写面の全面をエッチング加工し、前記印刷パターン層
以外の部分の金属層が腐食部とされている金属の腐食模
様を形成する工程とにより、印刷パターン層をレジスト
とする腐食部が形成されている金属装飾体を得るもので
ある。
【0008】前記構成による本発明の金属装飾体及びそ
の製造方法において、基体としては、金属成形体は勿論
のこと、少なくとも表面層が金属層からなる成形体が利
用され、例えば、真空蒸着,金属溶射,電解メッキ,無
電解メッキ,スパッタリング等により、その表面に金属
層を形成させた各種の成形体、例えば、ポリスチレン樹
脂,ABS樹脂,ポリカーボネート樹脂,メラミン樹
脂,フェノール樹脂,尿素樹脂,繊維素樹脂等によるプ
ラスチック成形体等が利用される。なお、基体は、平面
形状のものに限定されることなく、曲面形状や不規則な
立体形状をなすものであっても全く同様に利用し得る。
の製造方法において、基体としては、金属成形体は勿論
のこと、少なくとも表面層が金属層からなる成形体が利
用され、例えば、真空蒸着,金属溶射,電解メッキ,無
電解メッキ,スパッタリング等により、その表面に金属
層を形成させた各種の成形体、例えば、ポリスチレン樹
脂,ABS樹脂,ポリカーボネート樹脂,メラミン樹
脂,フェノール樹脂,尿素樹脂,繊維素樹脂等によるプ
ラスチック成形体等が利用される。なお、基体は、平面
形状のものに限定されることなく、曲面形状や不規則な
立体形状をなすものであっても全く同様に利用し得る。
【0009】請求項2の発明及び請求項3の発明におい
て、水溶性または水膨潤性のフィルムとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール樹脂,デキストリン,ゼラチ
ン,にかわ,カゼイン,セラック,アラビアゴム,澱
粉,蛋白質,ポリアクリル酸アミド,ポリアクリル酸ソ
ーダ,ポリビニルメチルエーテル,メチルビニルエーテ
ルと無水マレイン酸との共重合体,酢酸ビニルとイタコ
ン酸との共重合体,ポリビニルピロリドン,アセチルセ
ルロース,アセチルブチルセルロース,カルボキシメチ
ルセルロース,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセ
ルロース,アルギン酸ソーダ等による厚さ10〜100
μ程度のものが使用される。
て、水溶性または水膨潤性のフィルムとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール樹脂,デキストリン,ゼラチ
ン,にかわ,カゼイン,セラック,アラビアゴム,澱
粉,蛋白質,ポリアクリル酸アミド,ポリアクリル酸ソ
ーダ,ポリビニルメチルエーテル,メチルビニルエーテ
ルと無水マレイン酸との共重合体,酢酸ビニルとイタコ
ン酸との共重合体,ポリビニルピロリドン,アセチルセ
ルロース,アセチルブチルセルロース,カルボキシメチ
ルセルロース,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセ
ルロース,アルギン酸ソーダ等による厚さ10〜100
μ程度のものが使用される。
【0010】請求項2の発明において、水溶性〜水膨潤
性フィルムに形成されるパターン印刷層に利用されるベ
ヒクルは、例えば、エチルセルロース,硝酸セルロー
ス,エチルヒドロキシエチルセルロース,セルロースア
セテートプロピオネート,酢酸セルロース等のセルロー
ス誘導体、ポリスチレン,ポリ−α−メチルスチレン等
のスチレン樹脂及びスチレン共重合体樹脂、ポリメタク
リル酸メチル,ポリメタクリル酸エチル,ポリアクリル
酸エチル,ポリアクリルブチル等のアクリルまたはメタ
クリル酸エステルの単独または共重合体樹脂、ポリ塩化
ビニル,ポリ酢酸ビニル,塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体,ポリビニルブチラール樹脂等のビニル重合体、ロ
ジン,ロジン変性マレイン酸樹脂,ロジン変性フェノー
ル樹脂,重合ロジン等のロジンエステル樹脂、クマロン
樹脂,ビニルトルエン樹脂,ポリウレタン,ポリアミド
樹脂等である。
性フィルムに形成されるパターン印刷層に利用されるベ
ヒクルは、例えば、エチルセルロース,硝酸セルロー
ス,エチルヒドロキシエチルセルロース,セルロースア
セテートプロピオネート,酢酸セルロース等のセルロー
ス誘導体、ポリスチレン,ポリ−α−メチルスチレン等
のスチレン樹脂及びスチレン共重合体樹脂、ポリメタク
リル酸メチル,ポリメタクリル酸エチル,ポリアクリル
酸エチル,ポリアクリルブチル等のアクリルまたはメタ
クリル酸エステルの単独または共重合体樹脂、ポリ塩化
ビニル,ポリ酢酸ビニル,塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体,ポリビニルブチラール樹脂等のビニル重合体、ロ
ジン,ロジン変性マレイン酸樹脂,ロジン変性フェノー
ル樹脂,重合ロジン等のロジンエステル樹脂、クマロン
樹脂,ビニルトルエン樹脂,ポリウレタン,ポリアミド
樹脂等である。
【0011】また、請求項2の発明における印刷パター
ン層中のビヒクルを膨潤〜溶解させる有機溶剤、及び、
請求項3の発明における印刷パターン層を形成する際の
有機溶剤には、該有機溶剤が、印刷パターン層が水圧に
よって基体の表面に転写される迄は蒸発せず、さらに、
基体の表面層をなす金属層を侵食したりするようのこと
の無いものが選択され、例えば、ペンタン,ヘキサン,
ヘプタン,オクタン,これらの混合液であるガソリン,
石油ベンジン,ミネラルスピリット,石油ナフサ等の脂
肪族炭化水素類、ベンゼン,トルエン,キシレン,シク
ロヘキサン,エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ト
リクロルエチレン,パークロルエチレン,クロロホル
ム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メチルアル
コール,エチルアルコール,プロピルアルコール,ブチ
ルアルコール,アミルアルコール,ベンジルアルコー
ル,ジアセトンアルコール等の一価のアルコール類、エ
チレングリコール,プロピレングリコール,グリセリン
等の多価アルコール類、アセトン,メチルエチルケト
ン,メチルイソブチルケトン,シクロヘキサノン,メチ
ルシクロヘキサノン,イソホロン等のケトン類、エチル
エーテル,イソプロピルエーテル,エチレングリコール
モノメチルエーテル,エチレングリコールモノエチルエ
ーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル,ジエチレング
リコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールジ
ブチルエーテル等のエーテル類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート,エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類や酪酸エ
ステル類等のエステル類、ニトロ炭化水素類,ニトリル
類,アミン類,その他アセタール類、酸類、フラン類の
単独または混合溶剤等が利用される。
ン層中のビヒクルを膨潤〜溶解させる有機溶剤、及び、
請求項3の発明における印刷パターン層を形成する際の
有機溶剤には、該有機溶剤が、印刷パターン層が水圧に
よって基体の表面に転写される迄は蒸発せず、さらに、
基体の表面層をなす金属層を侵食したりするようのこと
の無いものが選択され、例えば、ペンタン,ヘキサン,
ヘプタン,オクタン,これらの混合液であるガソリン,
石油ベンジン,ミネラルスピリット,石油ナフサ等の脂
肪族炭化水素類、ベンゼン,トルエン,キシレン,シク
ロヘキサン,エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ト
リクロルエチレン,パークロルエチレン,クロロホル
ム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メチルアル
コール,エチルアルコール,プロピルアルコール,ブチ
ルアルコール,アミルアルコール,ベンジルアルコー
ル,ジアセトンアルコール等の一価のアルコール類、エ
チレングリコール,プロピレングリコール,グリセリン
等の多価アルコール類、アセトン,メチルエチルケト
ン,メチルイソブチルケトン,シクロヘキサノン,メチ
ルシクロヘキサノン,イソホロン等のケトン類、エチル
エーテル,イソプロピルエーテル,エチレングリコール
モノメチルエーテル,エチレングリコールモノエチルエ
ーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル,ジエチレング
リコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールジ
ブチルエーテル等のエーテル類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート,エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート,ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類や酪酸エ
ステル類等のエステル類、ニトロ炭化水素類,ニトリル
類,アミン類,その他アセタール類、酸類、フラン類の
単独または混合溶剤等が利用される。
【0012】なお、請求項2の発明において、印刷パタ
ーン層の活性化に利用される有機溶剤は、通常、印刷パ
ターン層の全面に適用されるものであるため、この有機
溶剤中に樹脂やマット剤が混入されていると、これらの
ものが印刷パターン層の転写後のシャワーによっても除
去できなく、レジストとして作用してしまう。このた
め、請求項1の発明において、印刷パターン層の活性化
に利用される有機溶剤中には、樹脂やマット剤の混入は
避けなければならない。
ーン層の活性化に利用される有機溶剤は、通常、印刷パ
ターン層の全面に適用されるものであるため、この有機
溶剤中に樹脂やマット剤が混入されていると、これらの
ものが印刷パターン層の転写後のシャワーによっても除
去できなく、レジストとして作用してしまう。このた
め、請求項1の発明において、印刷パターン層の活性化
に利用される有機溶剤中には、樹脂やマット剤の混入は
避けなければならない。
【0013】しかしながら、請求項3の発明において、
印刷パターン層を形成する際の有機溶剤中には、例え
ば、粘度の調節,印刷パターン層の形成手段が限定され
ない,印刷パターン層の溶剤の保持性能の調節等の目的
で樹脂が混入されたり、また、印刷パターン層の熱変形
を抑制する,水圧転写後の印刷パターン層の水分乾燥工
程での水滴跡の発生を無くす等の目的でマット剤が混入
されていても何ら差し支えない。
印刷パターン層を形成する際の有機溶剤中には、例え
ば、粘度の調節,印刷パターン層の形成手段が限定され
ない,印刷パターン層の溶剤の保持性能の調節等の目的
で樹脂が混入されたり、また、印刷パターン層の熱変形
を抑制する,水圧転写後の印刷パターン層の水分乾燥工
程での水滴跡の発生を無くす等の目的でマット剤が混入
されていても何ら差し支えない。
【0014】なおまた、印刷パターン層は、水溶性また
は水膨潤性フィルムに対して、グラビア等の凹版印刷方
式,平版印刷方式,凸版印刷方式,スクリーン印刷方
式,刷毛塗り,へら塗り,吹き付け等の手段により、印
刷パターン層,図形,文字,記号等として形成される。
は水膨潤性フィルムに対して、グラビア等の凹版印刷方
式,平版印刷方式,凸版印刷方式,スクリーン印刷方
式,刷毛塗り,へら塗り,吹き付け等の手段により、印
刷パターン層,図形,文字,記号等として形成される。
【0015】請求項2の発明において、印刷パターン層
を有する水溶性または水膨潤性フィルムを、少なくとも
表面層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に
水圧を利用して転写する工程は、水溶性または水膨潤性
フィルムの表面に対して印刷パターン層を形成した水圧
転写用シートを得た後、該水圧転写用シートにおける印
刷パターン層を有機溶剤で活性化すると共に、該水圧転
写用シートを前記印刷パターン層面が上を向くようにし
て水面に浮かべ、さらに、基体(被転写体)を水面の上
方から前記転写用シート上に押圧することにより、転写
用シートにおける印刷パターン層を基体に転写する。な
お、本工程においては、水圧転写用シートの印刷パター
ン層を有機溶剤で活性化させる工程と水圧転写用シート
を水面に浮かべる工程とは、いずれが先であっても良
い。
を有する水溶性または水膨潤性フィルムを、少なくとも
表面層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に
水圧を利用して転写する工程は、水溶性または水膨潤性
フィルムの表面に対して印刷パターン層を形成した水圧
転写用シートを得た後、該水圧転写用シートにおける印
刷パターン層を有機溶剤で活性化すると共に、該水圧転
写用シートを前記印刷パターン層面が上を向くようにし
て水面に浮かべ、さらに、基体(被転写体)を水面の上
方から前記転写用シート上に押圧することにより、転写
用シートにおける印刷パターン層を基体に転写する。な
お、本工程においては、水圧転写用シートの印刷パター
ン層を有機溶剤で活性化させる工程と水圧転写用シート
を水面に浮かべる工程とは、いずれが先であっても良
い。
【0016】請求項3の発明において、印刷パターン層
を有する水溶性または水膨潤性フィルムを、少なくとも
表面層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に
水圧を利用して転写する工程は、水溶性または水膨潤性
フィルムの表面に有機溶剤による印刷パターン層を形成
した後、該印刷パターン層における有機溶剤が乾燥する
前に、これを印刷パターン層面が上を向くようにして水
面に浮かべ、さらに、基体(被転写体)を液面の上方か
ら押圧することにより、印刷パターン層を基体に転写す
る。
を有する水溶性または水膨潤性フィルムを、少なくとも
表面層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に
水圧を利用して転写する工程は、水溶性または水膨潤性
フィルムの表面に有機溶剤による印刷パターン層を形成
した後、該印刷パターン層における有機溶剤が乾燥する
前に、これを印刷パターン層面が上を向くようにして水
面に浮かべ、さらに、基体(被転写体)を液面の上方か
ら押圧することにより、印刷パターン層を基体に転写す
る。
【0017】なお、印刷パターン層を、少なくとも表面
層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に水圧
を利用して転写する工程は、例えば、特公昭60−50
597号公報に説明されている曲面印刷装置を利用する
ことにより容易に実施し得る。
層部分が金属層からなる基体(被転写体)の表面に水圧
を利用して転写する工程は、例えば、特公昭60−50
597号公報に説明されている曲面印刷装置を利用する
ことにより容易に実施し得る。
【0018】印刷パターン層を、水圧を利用して少なく
とも表面層部分が金属層からなる基体の表面に転写した
後に、水溶性または水膨潤性フィルムをシャワー等によ
って流し去り、表面に膨潤化液による印刷パターン層を
有する基体を得る。
とも表面層部分が金属層からなる基体の表面に転写した
後に、水溶性または水膨潤性フィルムをシャワー等によ
って流し去り、表面に膨潤化液による印刷パターン層を
有する基体を得る。
【0019】続いて、この基体における印刷パターン層
を有する面の全面をエッチング加工に付す。本工程での
エッチング加工は、基体の少なくとも表面層部分をなし
ている金属層の種類に応じた金属エッチング加工からな
るものであり、金属層の種類とエッチング加工液との組
み合わせは通常の金属エッチング加工の場合と同様であ
り、具体的な組み合わせは以下の通りである。
を有する面の全面をエッチング加工に付す。本工程での
エッチング加工は、基体の少なくとも表面層部分をなし
ている金属層の種類に応じた金属エッチング加工からな
るものであり、金属層の種類とエッチング加工液との組
み合わせは通常の金属エッチング加工の場合と同様であ
り、具体的な組み合わせは以下の通りである。
【0020】銅,真鍮・・・・・・・・塩化第2鉄溶液 アルミニウム・・・・・・・・水酸化ナトリウム溶液 亜鉛・・・・・・・・希硝酸 鉄,ステンレススチール・・・・・・・・塩化第2鉄溶液 クロム・・・・・・・・塩酸
【0021】かかる金属エッチング工程においては、基
体の表面に形成されている印刷パターン層がエッチング
レジストとして作用し、印刷パターン層の存在しない部
分だけがエッチングされ、エッチング部分の有,無に基
いて、全体として凹凸模様の金属装飾体が得られる。な
お、金属エッチング工程の終了時には、必要に応じて印
刷パターン層における有機溶剤の除去を行なうことは勿
論である。
体の表面に形成されている印刷パターン層がエッチング
レジストとして作用し、印刷パターン層の存在しない部
分だけがエッチングされ、エッチング部分の有,無に基
いて、全体として凹凸模様の金属装飾体が得られる。な
お、金属エッチング工程の終了時には、必要に応じて印
刷パターン層における有機溶剤の除去を行なうことは勿
論である。
【0022】以上の工程の組み合わせからなる金属装飾
体の形成工程を、2回以上に亙って繰り返して実施する
ことにより、少なくとも表面層部分が金属層からなる基
体の表面に、凹凸の程度に差異のある腐食模様、すなわ
ち、階調のある腐食模様を形成することができる。
体の形成工程を、2回以上に亙って繰り返して実施する
ことにより、少なくとも表面層部分が金属層からなる基
体の表面に、凹凸の程度に差異のある腐食模様、すなわ
ち、階調のある腐食模様を形成することができる。
【0023】また、表面層部分のみが金属層からなる基
体を利用する場合には、金属エッチングの程度を深くす
ることにより、金属層の有,無に基づく凹凸表面を有す
る金属装飾体が得られる。
体を利用する場合には、金属エッチングの程度を深くす
ることにより、金属層の有,無に基づく凹凸表面を有す
る金属装飾体が得られる。
【0024】
【作用】請求項1の発明は、少なくとも表面層部分が金
属層からなる基体の表面に、水圧転写法にて転写されて
いる印刷パターン層をレジストとする腐食部が形成され
ている金属装飾体からなる。
属層からなる基体の表面に、水圧転写法にて転写されて
いる印刷パターン層をレジストとする腐食部が形成され
ている金属装飾体からなる。
【0025】したがって、金属エッチングの際にエッチ
ングレジストとして作用する印刷パターン層の形成を、
曲面形状や不規則な立体形状をなすものに対しても容易
に行なえるため、曲面形状や不規則な立体形状をなす基
体に対しても、極めて容易に適用し得る。
ングレジストとして作用する印刷パターン層の形成を、
曲面形状や不規則な立体形状をなすものに対しても容易
に行なえるため、曲面形状や不規則な立体形状をなす基
体に対しても、極めて容易に適用し得る。
【0026】また、請求項1の発明の金属装飾体は、少
なくとも表面層部分が金属層からなる基体に適用し得る
ものであることから、例えば、真空蒸着,金属溶射,電
解メッキ,無電解メッキ,スパッタリング等により、そ
の表面に金属層が形成され得る各種の物体に適用し得
る。
なくとも表面層部分が金属層からなる基体に適用し得る
ものであることから、例えば、真空蒸着,金属溶射,電
解メッキ,無電解メッキ,スパッタリング等により、そ
の表面に金属層が形成され得る各種の物体に適用し得
る。
【0027】請求項2及び請求項3の発明は、少なくと
も表面層部分が金属層からなる基体の表面に、水溶性〜
水膨潤性フィルムに形成されている印刷パターン層を、
水圧を利用して圧接し、該印刷パターン層を基体の表面
に転写する前段工程と、該印刷パターン層が転写されて
いる基体の転写面の全面をエッチング加工することによ
り、前記印刷インキ用ベヒクルの膨潤化液による印刷パ
ターン層以外の部分の金属層がエッチングされている腐
食模様を得る後段工程とからなるものであり、本第1の
発明の金属装飾体を、容易かつ的確に、しかも、効率良
く得ることができる。
も表面層部分が金属層からなる基体の表面に、水溶性〜
水膨潤性フィルムに形成されている印刷パターン層を、
水圧を利用して圧接し、該印刷パターン層を基体の表面
に転写する前段工程と、該印刷パターン層が転写されて
いる基体の転写面の全面をエッチング加工することによ
り、前記印刷インキ用ベヒクルの膨潤化液による印刷パ
ターン層以外の部分の金属層がエッチングされている腐
食模様を得る後段工程とからなるものであり、本第1の
発明の金属装飾体を、容易かつ的確に、しかも、効率良
く得ることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の金属装飾体及びその製造方法
の具体的な構成について、製造実施例をもって説明す
る。
の具体的な構成について、製造実施例をもって説明す
る。
【0029】実施例1 厚さ40μのポリビニルアルコール樹脂フィルム[日合
フィルム製:ハイセロン]の表面に、ベヒクルを含有す
るグラビア印刷用インキ[ザ・インクテック (株) :K
L−CFインキー]による抽象柄の印刷パターン層を、
グラビア版を利用して形成し、水圧転写用シートを得
た。
フィルム製:ハイセロン]の表面に、ベヒクルを含有す
るグラビア印刷用インキ[ザ・インクテック (株) :K
L−CFインキー]による抽象柄の印刷パターン層を、
グラビア版を利用して形成し、水圧転写用シートを得
た。
【0030】次いで、前記水圧転写用シートの印刷パタ
ーン層面の全面に、ブチルカルビトールアセテートとブ
チルセルソルブとの1:1(重量比)混合物からなる有
機溶剤を10g/m2 に塗布し、90秒後に、印刷パタ
ーン層が上方になるようにして水面に浮かべた。さらに
70秒経過した時点(先の有機溶剤が乾燥する前)で、
真鍮製のドアノブ(基体)を上方から押入れ、ベヒクル
を含有する印刷パターン層を真鍮製のドアノブの表面
に、水圧を利用して転写した。
ーン層面の全面に、ブチルカルビトールアセテートとブ
チルセルソルブとの1:1(重量比)混合物からなる有
機溶剤を10g/m2 に塗布し、90秒後に、印刷パタ
ーン層が上方になるようにして水面に浮かべた。さらに
70秒経過した時点(先の有機溶剤が乾燥する前)で、
真鍮製のドアノブ(基体)を上方から押入れ、ベヒクル
を含有する印刷パターン層を真鍮製のドアノブの表面
に、水圧を利用して転写した。
【0031】さらに、真鍮製のドアノブを水中から引き
上げてシャワーに付し、水圧転写用シートにおけるポリ
ビニルアルコール樹脂フィルムを流し取った後、乾燥さ
せた。
上げてシャワーに付し、水圧転写用シートにおけるポリ
ビニルアルコール樹脂フィルムを流し取った後、乾燥さ
せた。
【0032】続いて、前述の印刷パターン層が転写され
ている真鍮製のドアノブを、FeCl3 ・・・・39.65
重量%,FeCl2 ・・・・0.88重量%,HCl・・・・
0.80重量%を含有する金属エッチング液に浸漬し、
印刷パターン層の無い部分を腐食させることにより、模
様状にエッチングされている金属装飾体からなるドアノ
ブを得た。
ている真鍮製のドアノブを、FeCl3 ・・・・39.65
重量%,FeCl2 ・・・・0.88重量%,HCl・・・・
0.80重量%を含有する金属エッチング液に浸漬し、
印刷パターン層の無い部分を腐食させることにより、模
様状にエッチングされている金属装飾体からなるドアノ
ブを得た。
【0033】実施例2 厚さ40μのポリビニルアルコール樹脂フィルム[日合
フィルム製:ハイセロン]の表面に、水圧転写用シート
の絵柄層の活性化剤、すなわち、沈降性炭酸バリウムと
アルキッド樹脂とを含有するエーテル系の有機溶剤[ザ
・インクテック(株) :CFプライマー]による抽象柄
の印刷パターン層を、グラビア版を利用して形成し、9
0秒後に印刷印刷パターン層面が上方になるようにして
水面に浮かべた。さらに70秒経過した時点(先の有機
溶剤が乾燥する前)で、真鍮製のドアノブ(基体)を上
方から押入れ、有機溶剤による印刷パターン層を真鍮製
のドアノブの表面に、水圧を利用して転写した。
フィルム製:ハイセロン]の表面に、水圧転写用シート
の絵柄層の活性化剤、すなわち、沈降性炭酸バリウムと
アルキッド樹脂とを含有するエーテル系の有機溶剤[ザ
・インクテック(株) :CFプライマー]による抽象柄
の印刷パターン層を、グラビア版を利用して形成し、9
0秒後に印刷印刷パターン層面が上方になるようにして
水面に浮かべた。さらに70秒経過した時点(先の有機
溶剤が乾燥する前)で、真鍮製のドアノブ(基体)を上
方から押入れ、有機溶剤による印刷パターン層を真鍮製
のドアノブの表面に、水圧を利用して転写した。
【0034】次いで、真鍮製のドアノブを水中から引き
上げてシャワーに付し、水圧転写用シートにおけるポリ
ビニルアルコール樹脂フィルムを流し取った後、基体の
表面に転写されている有機溶剤による印刷パターン層を
乾燥させた。
上げてシャワーに付し、水圧転写用シートにおけるポリ
ビニルアルコール樹脂フィルムを流し取った後、基体の
表面に転写されている有機溶剤による印刷パターン層を
乾燥させた。
【0035】しかる後に、前述の有機溶剤による印刷パ
ターン層が転写されている真鍮製のドアノブを、FeC
l3 ・・・・39.65重量%,FeCl2 ・・・・0.88重
量%,HCl・・・・0.80重量%を含有する金属エッチ
ング液に浸漬し、有機溶剤による印刷パターン層の無い
部分を腐食させることにより、模様状にエッチングされ
ている金属装飾体からなるドアノブを得た。
ターン層が転写されている真鍮製のドアノブを、FeC
l3 ・・・・39.65重量%,FeCl2 ・・・・0.88重
量%,HCl・・・・0.80重量%を含有する金属エッチ
ング液に浸漬し、有機溶剤による印刷パターン層の無い
部分を腐食させることにより、模様状にエッチングされ
ている金属装飾体からなるドアノブを得た。
【0036】実施例3 無電解メッキ法により厚さ1.0μの銅薄膜層が表面に
形成されているABS樹脂成形体を得た後、該成形体に
対して実施例1と同様の手順を施すことにより、表面が
模様状にエッチングされている金属装飾体を具備するA
BS樹脂成形体を得た。
形成されているABS樹脂成形体を得た後、該成形体に
対して実施例1と同様の手順を施すことにより、表面が
模様状にエッチングされている金属装飾体を具備するA
BS樹脂成形体を得た。
【0037】実施例4 真空蒸着法により厚さ0.06μのアルミニウム蒸着層
が表面に形成されているABS樹脂成形体を得た後、該
成形体に対して、実施例1の対応する手順と同様にし
て、有機溶剤による印刷パターン層を転写した。
が表面に形成されているABS樹脂成形体を得た後、該
成形体に対して、実施例1の対応する手順と同様にし
て、有機溶剤による印刷パターン層を転写した。
【0038】次いで、水酸化ナトリウムの0.8重量%
水溶液(60℃)による金属エッチング液に浸漬し、表
面が模様状にエッチングされている金属装飾体を具備す
るABS樹脂成形体を得た。
水溶液(60℃)による金属エッチング液に浸漬し、表
面が模様状にエッチングされている金属装飾体を具備す
るABS樹脂成形体を得た。
【0039】
【効果】請求項1の発明は、少なくとも表面層部分が金
属層からなる基体の表面に、水圧転写法にて転写されて
いる印刷パターン層をレジストとする腐食部が形成され
ている金属装飾体からなり、基体の表面の金属層の凹凸
による金属装飾体が、該金属装飾体の形成面が曲面形状
や不規則な立体形状をなすものであっても、平板面の場
合と全く同様に容易に得られ、例えば、ドアハンドル,
ドアノブ,水回りの金具,美術品,文具,家電製品の框
体,陶器や磁器等のセラミック体等に適用され、高度の
意匠特性を具備させる効果を奏する。
属層からなる基体の表面に、水圧転写法にて転写されて
いる印刷パターン層をレジストとする腐食部が形成され
ている金属装飾体からなり、基体の表面の金属層の凹凸
による金属装飾体が、該金属装飾体の形成面が曲面形状
や不規則な立体形状をなすものであっても、平板面の場
合と全く同様に容易に得られ、例えば、ドアハンドル,
ドアノブ,水回りの金具,美術品,文具,家電製品の框
体,陶器や磁器等のセラミック体等に適用され、高度の
意匠特性を具備させる効果を奏する。
【0040】また、請求項2及び請求項3の発明の金属
装飾体の製造方法は、少なくとも表面層部分が金属層か
らなる基体の表面に、水溶性〜水膨潤性フィルムに付さ
れている印刷パターン層を水圧を利用して圧接し、該印
刷パターン層を基体の表面に転写する前段工程と、該印
刷パターン層が転写されている基体の転写面の全面をエ
ッチング加工することにより、前記印刷パターン層部以
外の部分の金属層がエッチングされている腐食模様を得
る後段工程とからなるもので、基体が金属製品からなる
ものに限定されるようなことがなく、また、この金属装
飾効果を現出させる基体の表面が曲面形状や不規則な立
体形状のものであっても容易に適用することができ、し
かも、効率良く的確に得られるため、実用性の面での価
値に優れた効果を有する。
装飾体の製造方法は、少なくとも表面層部分が金属層か
らなる基体の表面に、水溶性〜水膨潤性フィルムに付さ
れている印刷パターン層を水圧を利用して圧接し、該印
刷パターン層を基体の表面に転写する前段工程と、該印
刷パターン層が転写されている基体の転写面の全面をエ
ッチング加工することにより、前記印刷パターン層部以
外の部分の金属層がエッチングされている腐食模様を得
る後段工程とからなるもので、基体が金属製品からなる
ものに限定されるようなことがなく、また、この金属装
飾効果を現出させる基体の表面が曲面形状や不規則な立
体形状のものであっても容易に適用することができ、し
かも、効率良く的確に得られるため、実用性の面での価
値に優れた効果を有する。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも表面層部分が金属層からな
る基体の表面に、水圧転写法にて転写されている印刷パ
ターン層をレジストとする腐食部が形成されていること
を特徴とする金属装飾体。 - 【請求項2】 ビヒクルを含有する印刷パターン層を
水溶性または水膨潤性フィルムの表面に形成して水圧転
写用シートを得る工程と、該水圧転写用シートにおける
印刷パターン層を、該印刷パターン層中のビヒクルを膨
潤〜溶解させる有機溶剤で活性化させる工程と、活性化
した印刷パターン層を、水圧を利用して、少なくとも表
面層部分が金属層からなる基体の表面に転写する工程
と、該印刷パターン層が転写されている基体の転写面の
全面をエッチング加工することにより、前記印刷パター
ン層以外の部分の金属層が腐食部とされている金属の腐
食模様を形成する工程とからなることを特徴とする金属
装飾体の製造方法。 - 【請求項3】 有機溶剤による印刷パターン層を水溶
性または水膨潤性フィルムの表面に形成する工程と、該
印刷パターン層中の有機溶剤が乾燥する前に、該印刷パ
ターン層を、水圧を利用して、少なくとも表面層部分が
金属層からなる基体の表面に転写する工程と、該印刷パ
ターン層が転写されている基体の転写面の全面をエッチ
ング加工することにより、前記印刷パターン層以外の部
分の金属層が腐食部とされている金属の腐食模様を形成
する工程とからなることを特徴とする金属装飾体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12269492A JPH05295566A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 金属装飾体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12269492A JPH05295566A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 金属装飾体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295566A true JPH05295566A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14842307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12269492A Pending JPH05295566A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 金属装飾体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05295566A (ja) |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP12269492A patent/JPH05295566A/ja active Pending
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