JPH05294982A - 抗生物質ab−041およびその製造法 - Google Patents

抗生物質ab−041およびその製造法

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JPH05294982A
JPH05294982A JP4325716A JP32571692A JPH05294982A JP H05294982 A JPH05294982 A JP H05294982A JP 4325716 A JP4325716 A JP 4325716A JP 32571692 A JP32571692 A JP 32571692A JP H05294982 A JPH05294982 A JP H05294982A
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antibiotic
streptomyces
culture
water
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JP4325716A
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Nunzio Andriollo
ヌンツィオ、アンドリオロ
Alessandro Scacchi
アレッサンドロ、スカッキ
Giorgio E Borgonovi
ジョルジオ、エットーレ、ボルゴノビ
Giorgio Cassani
ジョルジオ、カッサーニ
Silvia Spera
シルビア、スペラ
Gianfranco Guglielmetti
ジャンフランコ、グリエルメッティ
Giorgio Pirali
ジョルジオ、ピラリ
Giovanni Confalonieri
ジョバンニ、コンファロニエリ
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MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
Original Assignee
MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
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    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N63/20Bacteria; Substances produced thereby or obtained therefrom
    • A01N63/28Streptomyces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P1/00Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
    • C12P1/06Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/465Streptomyces

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蔓延する草から作物を保護するための手段を
提供する。 【構成】 水性培地中でのStreptomyces sp.NCIMB
40428の制御された好気性培養により得られる抗生
物質AB−041。この抗生物質AB−041は、生物
活性、特に除草活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、任意にAB−041と命名され
た抗生物質に関する。
【0002】本発明は、Streptomyces sp.NCIMB4
0428を醗酵することによるそれらの製造法およびそ
れらに感受性の蔓延する草(grasses) から作物を保護す
るためのそれらの使用にも関する。
【0003】前記の物質が高い除草活性を示すため、有
用な作物を蔓延する植物から保護するため農業において
使用するのに好適である。
【0004】この活性は広汎な蔓延する植物に対して示
されるが、有用な植物には毒性作用がないことが示され
ている。
【0005】本発明は、Streptomyces sp.NCIMBを
醗酵することによって得られる抗生物質AB−041と
分かり、総ての成分が除草活性を有する混合物を提供す
る。
【0006】本発明は、Streptomyces sp.NCIMB4
0428の使用に限定されるものではなく、抗生物質A
B−041を産生するという条件付きで前記の微生物の
天然または人工の変異体(mutant)または変種(variant)
をも包含するということに留意すべきである。
【0007】前記の抗生物質は、下記の特性を示した。抗生物質AB−041の物理および化学特性 抗生物質AB−041は、下記によって特徴づけられる
白色または白色−黄土色粉末の形態である。 a) 水、ジメチルスルホキシド、およびジメチルスルホ
キシド/水混合物には良好に溶解するが、エチルエーテ
ルおよびヘキサンには実質上不溶性である。
【0008】b) 炭素、水素、窒素、酸素、硫黄を含
む。
【0009】c) 次の操作条件: HRFAB−MS、Xe9.5kV:グリセロールマトリ
ックスではm/z=464.1452±0.0006
(MH)およびm/z=486.1270±0.00
07(MNa)にピークを示すFAB−HRMSスペ
クトルによって測定した分子量が463.1373であ
る。
【0010】m/z464における[MH]の値は、
高性能液体クロマトグラフィ/熱噴射マススペクトル法
(HPLC/TSMS)で酢酸アンモニウムの0.05
M溶液とメタノール(50/50)から成る移動相を用
いて得られたスペクトルによって確認した。
【0011】e) 実験式:C1625S 添付図面の図1に示されるpH4.5で水中で記録した
紫外部(UV)吸収スペクトル。これは278nmに吸収
極大を示す。
【0012】f) 添付図面の図2に示されるKBr錠剤
での下記の極大値を有する赤外(IR)吸収スペクト
ル:3395; 1663; 1594; 1449; 1403; 1338; 1307; 128
5; 1246;1225; 1159; 1102; 1074; 1037; 1017; 960; 9
42; 917; 888; 741 cm-1
【0013】g) 添付図面の図3に示される 1HNMR
スペクトル。このスペクトルはブルーカー(Bruker)AM
300NMR分光計でDO中で記録した。それぞれの
スキャンニングの間に2秒間の遅延で3000回スキャ
ンニングを行った。化学シフトは4.80ppmの重水
素化水ピークを内部基準と仮定してTMS=0.00p
pm(δTMS)に対して間接的に表わした。3.67
ppmにおける3個の重なり合ったシグナルは、D
中のスペクトルをヘキサジューテロジメチルスルホキシ
ド(DMSO−d6)中で記録した類似のスペクトルで
あって対応するシグナルが3.48、3.43および
3.28ppmにはっきりと現れるもの(図4)との比
較および二次元NMR実験によって分割した。 δ(ppm):8.26 (s, 1H); 4.55 (t, 1H); 4.43 (d,
1H); 4.26 (d, 1H); 4.04 (m, 1H); 3.67 (m, 3H); 3.
36 (t, 1H); 3.26 (t, 1H); 3.09 (m, 1H); 2.71(dd, 1
H); 2.19 (d, 1H); 1.26 (d, 3H) 、
【0014】h) ブルーカー(Bruker)AM300分光計
でDO中で記録した図5に示される13CNMRスペク
トル。それぞれのスキャンニングの間に20秒間の遅延
で10000回スキャンニングを行った(90°パル
ス)。化学シフトはTMS=0.00ppm(δTM
S)に対して間接的に表わした。図6の拡大図は、4
3.6ppmに2つのシグナルが重なり合っていること
を示している。シグナルの多重性に関するデーターは、
45°、90°および135°でのDEPT実験によっ
て得た。 δ (ppm):180.9 (s); 174.7 (s); 165.8 (s); 158.3
(s); 137.8 (d); 107.8 (s); 73.1 (d); 70.0 (s); 66.
8 (t); 62.0 (t); 51.1 (d); 47.3 (t); 43.6 (d); 43.
6 (t); 42.0 (d); 18.5 (q)。
【0015】i) 下記の条件下での逆相HPLCカラム
中で分析したときの保持時間(Rt)約4.7分: カラム=Hibar LiChrospher100R
P18含有(5μm)の250×4mmのもの(メルク、
ダルムシュタット、ドイツ国)、 プレカラム=LiChroCART4−4、LiChr
ospher100RP18含有(5μm)のもの(メ
ルク、ダルムシュタット、ドイツ国)、 溶離剤=メタノール:リン酸二水素カリウムの20mM水
溶液をリン酸でpH3.5に調整したもの(12.1:
87.9、容量/容量) 流速=0.7ml/分、 温度=40℃、 UV検出器276nm、
【0016】l) アセトン中0.2%(重量/容量)ニ
ンヒドリンと、およびピナクリプトールイエロー水溶液
(0.07%重量/容量)と陽性の呈色反応を示し、ジ
アゾ化試薬と陰性の呈色反応を示し、α−ナフトールと
カップリングする。
【0017】m) セルロースFクロマトグラフィプレー
ト(メルク・アーゲー、ダルムシュタット、ドイツ国)
上で溶離剤としてアセトニトリル/水91:9(容量/
容量)を用いた場合のRf=0.35。
【0018】Streptomyces sp.NCIMB40428の
形態学および培養特性
【0019】この微生物は、コール(ペルジア)のサン
・マルチノで採取した土壌試料から単離して、内部コー
ドSD749で目録に掲載した。
【0020】この微生物の培養物は、ブタペスト条約に
従って、1991年6月27日にナショナル・コレクシ
ョン・オブ・インダストリアル・アンド・マリーン・バ
クテリア・リミテッド(National Collection of Indust
rial and Marine Bacteria Ltd.)、23セイント・マー
シャー・ドライブ、アバディーンAB2 1RY、スコ
ットランド、英国、に提出し、寄託番号NCIMB40
428を受けた。形態学的特徴を表Aに示す(培養物の
名称は、インターナショナル・ストレプトミセス・プロ
グラム(International Streptomyces Program)によって
用いられている名称である)。表A ISPコード 培地 説明 M1 トリプトン酵母ブロス 不連続成長、メラニン色素の形成 M2 麦芽エキス寒天 豊富な成長、低コロニー、白色の気 中菌糸、若干のメラニン色素 M3 オートミール寒天 豊富な成長、高コロニー、灰色の吸 湿性気中菌糸 M4 澱粉寒天 豊富な成長、低コロニー、白色の気 中菌糸 M5 グリセロール・アスパラギ 低成長、低コロニー、 ン寒天 M6 ペプトン鉄寒天 不連続成長、低コロニー、灰色の気 中菌糸 M7 チロシン寒天 低成長、低コロニー、気中菌糸なし − 栄養寒天 豊富な成長、低コロニー、透明 − エマーソン寒天 豊富な成長、高放射状コロニー、豊 富な白色気中菌糸 − V8トマトジュース寒天 豊富な成長、低コロニー、豊富な灰 色の気中菌糸 − デキストロースジャガイモ 豊富な成長、低コロニー、白色気中 菌糸、若干のメラニン色素
【0021】表Bにこの菌株の幾つかの特徴を示す。表B 特徴 応答 NaCl(7%)に対する耐性 陰性 フェノール(0.1%)に対する耐性 陽性 45℃での成長 陰性 4℃における成長 陰性 脂肪分解 陽性 DNAアーゼ 陰性 硫化水素産生 陰性 下記の菌に対する抗生作用: B. subtilis NCIMB3610 陰性 M. luteus NCIMB196 陰性 C. albicans CBS562 陰性 S. cerivisiae CBS1171 弱い S. murinusISP5091 陰性 A. nigerLIV131 陰性
【0022】表Cに、単一の炭素源としての幾つかの有
機物質上での菌株の成長を示す。表C 化合物 成長 N−アセチル−D−グルコサミン +++ アドニトール +++ L−アラビノース +++ セロビオース +++ ガラクトース +++ グリセロール +++ グルコース +++ イノシトール + ラクトース ++ 2−ケト−D−グルコネート +++ マルトース ++ メレジトース ++ メチル−D−グルコシド ++ ラフィノース ++ 蔗糖 +++ ソルビトール +++ トレアロース ++ キシリトール +++ キシロース +++
【0023】表Dは、ある種の抗生物質に対する菌株の
感受性を示す。
【0024】他の微生物の場合と同様に、Streptomyces
sp. NCIMB40428は変異を行うことができ
る。
【0025】例えば、X線または紫外線(UV)、高周
波、および亜硝酸、ハロゲン化アルキルアミン、ニトロ
ソグアニジン、カンファーなどのような化学物質といっ
た各種の既知の突然変異誘発物質で処理することによっ
て、人工的変種または変異体を得ることができる。
【0026】抗生物質AB−041を産生するストレプ
トミセス種に関する総ての天然または人工変種または変
異体は、Streptomyces sp.NCIMB40428株と等
価であると考えられ、本発明の範囲内に包含される。
【0027】抗生物質AB−041の産生法 抗生物質AB−041を産生させる方法は、水性栄養中
で、制御された好気性醗酵条件下でStreptomyces sp.
CIMB40428またはそれと等価な変異体を培養
し、既知の手段により抗生物質を分離することから成っ
ている。抗生物質を産生させるのに普通に用いられる培
養栄養物または醗酵ブロスを用いることができるが、あ
る種の培地が好ましい。
【0028】前記の培地は、ストレプトミセス属の微生
物が同化することができる炭素および窒素源を含まなけ
ればならず、低水準の無機塩も含まなければならない。
【0029】前記の培地は、微生物の成長および発育に
必要な痕跡量の金属も含まなければならないが、これら
は細菌の成長を行うのに提供される炭素またはタンパク
質窒素に不純物として既に含まれていることがあり、ま
たは必要であれば培地に添加することができる。
【0030】一般的には、用いられる炭素源は、炭水化
物、特にグルコースまたはフルクトースのような糖類、
または代わりに若しくは更に澱粉または可溶性デキスト
リン澱粉のような澱粉と化学的に同様な工業生成物、ま
たはグリセロールのような多価アルコールから成ること
ができる。
【0031】前記の組成物は、単独でまたは組合せて用
いることができる。
【0032】培地中の炭素源の濃度は、一般的には培地
の他の成分の種類および量によって変わるが、通常は
0.5〜5重量%の濃度で十分である。
【0033】用いることができる窒素源は、酵母エキ
ス、カゼイン加水分解物のようなタンパク質加水分解
物、または大豆粉のような穀粉、またはプロフィロ(pro
filo) 、コーン・スティープ・リカーまたは醸造可溶成
分のようなこのために発売されている工業生成物である
ことができる。
【0034】これらの化合物は、培地中で0.2〜6重
量%の濃度で、単独でまたは組合せて用いることができ
る。
【0035】含まれる痕跡量の金属は、例えばコバル
ト、マンガン、鉄などであることができる。
【0036】用いることができる無機塩には、例えばナ
トリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウムおよ
びカルシウム塩がリン酸塩、硫酸塩、塩化物、炭酸塩ま
たは硝酸塩として挙げられる。
【0037】下記の水性配合物のようなある種の培地
は、Streptomyces sp.NCIMB40428からの抗生
物質AB−041の産生を促進する特別な能力を示して
おり、次の製造例で用いられる。
【0038】 培地P 濃度 (成分) (g/l) プロフィロ(綿実粉) 10 グリセロール 15 CaCO 3
【0039】 培地V 濃度 (成分) (g/l) 肉エキス 4 酵母エキス 1 ペプトン 4 デキストロース 10 NaCl 2.5
【0040】 培地V1 濃度 (成分) (g/l) 肉エキス 3 ペプトン 5
【0041】 培地S 濃度 (成分) (g/l) グルコース 1 肉および肝臓ペプトン 10 肉エキス 5 NaCl 3 寒天 12.5
【0042】菌株Streptomyces sp.NCIMB4042
8は、20℃〜35℃、好ましくは25℃〜30℃の温
度で成長させることができる。
【0043】pH条件は、約5から約9まで変化するこ
とができる。
【0044】酸素濃度が低い値に低下することがあると
きには、培地に吹き込まれる無菌空気は通常は接種後約
24時間を除き、酸素濃度が培地中の飽和値の20%以
上を保持するような量で用いられる。
【0045】醗酵中の抗生物質の産生は、ブロス試料に
ついての生物活性によって追跡することができる。
【0046】醗酵は、実質的な生物活性が得られるよう
な時間行う。72〜120時間の時間で通常十分であ
る。
【0047】抗生物質の分離および精製 前記の醗酵条件下で培養した後、抗生物質AB−041
を培養ブロスから分離した後、従来の分離技術の方法に
よって精製することができる。
【0048】これらの方法には、例えば非溶媒を用いる
沈澱、限外濾過、逆浸透、シリカゲルクロマトグラフ
ィ、セルロースクロマトグラフィ、逆相クロマトグラフ
ィ、イオン交換樹脂クロマトグラフィ、非イオン性のマ
クロポーラス樹脂などの上でのクロマトグラフィ、サイ
ズ排除クロマトグラフィ(SEC)、およびゲル浸透ク
ロマトグラフィ(GPC)が挙げられる。
【0049】醗酵中に産生される抗生物質は、主として
醗酵ブロス中に見出される。
【0050】抗生物質AB−041を回収するのに好ま
しい方法は、遠心分離によって培養ブロスから菌糸塊を
分離することである。このようにして得られるブロスを
1μmフィルターを通して濾過し、20kDの見掛けの排
除を有する螺旋状メンブランを通して限外濾過を行う。
浸透液を500D の見掛けの排除を有する逆浸透により
螺旋状メンブランを通して濃縮する。
【0051】逆浸透によって保持されるものを、ある種
の親油性不純物を保持するが抗生物質AB−041は保
持しない非イオン性樹脂上で処理した後、(予めクロリ
ド型に転換したアンバーライトIRA401のような)
イオン交換樹脂を含むカラムに入れた後、樹脂を水で洗
浄し、生成物を水性HCl溶液で溶出する。
【0052】抗生物質AB−041を含む画分を集め、
32%アンモニア水溶液で中和し、真空下にて濃縮す
る。
【0053】この方法で得られる溶液をC18逆相中シ
リカに載せ、水で溶出する。
【0054】抗生物質AB−041を含む画分を集め、
真空下にて濃縮し、例えば定常相としてフラクトゲル(F
RAKTOGEL) TSK HW40(F)を含むサイズ排除ク
ロマトグラフィカラムに加え、水で溶出し、抗生物質A
B−041を含む画分を集め、真空下にて濃縮して、純
粋な抗生物質AB−041を得る。
【0055】生物活性 発生前および後の除草活性を、例に記載した方法で測定
した。
【0056】化合物AB−041は、広範囲の様々な野
生種の単子葉および双子葉の蔓延する草に対してかなり
の発生後除草活性を有する(表Eを参照)。しかしなが
ら、発生前除草活性はある種の双子葉種に限定される
(表E参照)。
【0057】化合物AB−041は、小麦、大麦および
トウモロコシおよび綿のようなある種の有用な植物に対
して選択性を有し(表F参照)、これらは蔓延する草に
対して活性な投与量ではほとんど植物毒性を示さない。
【0058】前記の特性は、本発明の抗生物質が農業上
関心の高い植物毒性活性を有するので、除草剤として有
効に用いることができる。
【0059】使用および配合 実際には、農業および他の分野の用途でも、本発明の化
合物は好適な組成物の形態で極めて有効に用いられる。
【0060】活性成分のほかに、これらの組成物は固形
または液状の不活性キャリヤー(有機溶媒、植物性また
は鉱油、水およびそれらの混合物)および場合によって
は界面活性剤、分散剤および湿潤剤のような配合物に普
通に用いられる他の添加剤を含む。
【0061】例えば水への溶解度および安定性に関する
その陽性の特徴を考慮して、生成物を水溶性粉末または
水性溶液として好都合に配合して、有機溶媒の使用によ
って生じる環境への影響を最少限にすることができる。
【0062】適用法は、達成すべき目的および用いられ
る配合物の種類の両方に関して選択される。
【0063】特定の適用には、または組成物の作用の範
囲を拡げるために、他の除草剤、殺虫剤、殺黴剤または
肥料のような他の活性成分を前記の組成物に加えること
ができる。
【0064】適用量は、蔓延の種類および程度、用いる
組成物の種類、および気候および環境の要因のような様
々な要因によって変化する。
【0065】農業で実際に使用するためには、0.1〜
2kg/haの抗生物質の投与量で十分な結果が得られる。
【0066】下記の例により本発明を説明するが、発明
を限定するものではない。
【0067】例1 発生後除草活性の試験 様々な植物群に関する蔓延する一年生の草(grass) の1
0品種の種子を、農業用土壌を入れてある直径が11cm
のプラスチックジャーに播種し、双子葉植物種の場合に
は子葉が開いてしまうまで、また単子葉植物種の場合に
は最初の葉が開いてしまい二番目の葉が見えるまで、種
類によって7〜15日間温室で好適な条件下で生育し
た。AB−041の1.0g/l 水性溶液(1.0kg/ha
の投与量に対応)をドゥ・ビルビス(De Vilbiss)噴霧器
によって試験を行っている植物に投与する。除草効果
は、1週間毎に観察する。表Eに、4週間後の成長抑制
の百分率として表わした活性の結果を示す。試験を行っ
た品種の総ての植物は60%〜100%の抑制水準を示
している(0%=健康な植物;100%=完全に抑制さ
れた植物)。
【0068】例2 発生前除草活性の試験 様々な植物群に関する蔓延する一年生の草の10品種の
種子を、農業用土壌を入れてある直径が11cmのプラス
チックジャーに播種した。AB−041の1 g/l水性溶
液(1kg/haの投与量に対応)を、ドゥ・ビルビス(De
Vilbiss)噴霧器によってジャーに含まれる土壌の表面に
投与する。除草効果を1週間毎に観察する。表Eに、4
週間後の成長抑制の百分率として表わした活性の結果を
示す(0%=健康な植物;100%=完全に抑制された
植物)。表E AB−041 1kg/ha 成長抑制率(%) 蔓延植物 発生後 発生前 Convolvolus arvensis 75 70 Convolvolus sepium 100 90 Ipomea leptofilla 85 35 Geranium dissectum 95 0 Stellaria media 100 100 Abutilon theophrasti 100 10 Solanum nigrum 95 20 Veronica sp. 100 20 Setaria glauca 60 10 Digitaria sanguinalis 75 10
【0069】例3 有用植物に対する発生後除草活性の試験 試験は、6種類の有用な単子葉および双子葉植物につい
て「発生後除草活性」の項で記載したのと同様に行う。
表Fに、4週間後の成長抑制の百分率として表わした活
性の結果を示す。表F AB−041 1kg/ha 作物 成長抑制率(%) Triticum aestivum 5 Hordeum vulgare 0 Zea mays 15 Glycine maxima 15 Beta vulgaris 77 Pisum sativum 70 Gossypium hirsutum 0 植物毒性の徴候をまったく示さない種類は綿(Gossypiu
m hirsutum) および大麦(Hordeum vulgare) である。小
麦(Triticum aestivum) 、トウモロコシ(Zea Mays)およ
び大豆(Glycine maxima)は、5%〜15%の間の植物毒
性の小さな徴候を示す。ビート(Beta vulgaris) および
エンドウ(Pisum sativum) は最も感受性のある種類であ
り、それぞれ55%および70%の成長抑制を示す。
【0070】例4Streptomyces sp. NCIMB40428株の醗酵Streptomyces sp. NCIMB40428菌糸(−20℃
で10%グリセロール中に保存したもの)2mlを入れた
バイアルを用いて、前記の培地V150mlに接種した
後、回転式振盪培養機中で28℃で72時間インキュベ
ーションする。得られる培養物を用いて、培地Pと消泡
剤としてニクソレン(Nixolen) 1.0g/lを含む醗酵装
置(見掛け容積10リットル)に下記の条件下で接種す
る:温度29℃、通気300l/時、撹拌320rpm 、醗
酵時間約96時間。
【0071】例5Streptomyces sp. NCIMB40428株の醗酵 凍結乾燥した形態のStreptomyces sp.NCIMB404
28を含むバイアルを無菌的に開いて、滅菌蒸溜水で再
水和する。この懸濁液を用いて、前記の培地P100ml
を含む500mlフラスコに接種した後、これを回転式振
盪培養機(200rpm )中で28℃で90時間インキュ
ベーションする。その後、培養ブロスを遠心分離を行っ
て、菌糸から分離し、生物試験に使用する。
【0072】例6Streptomyces sp. NCIMB40428株の醗酵 培地S上で生育したStreptomyces sp.NCIMB404
28の純粋培養物を用いて、3個のそれぞれが培地V2
0mlを含むフラスコに接種した後、これを回転式振盪培
養機(250rpm )中で28℃で72時間インキュベー
ションする。これらの培養物を用いて、10個のそれぞ
れ培地V1500mlを含む2.0リットルのフラスコに
接種した後、これを再度前記の条件下で72時間インキ
ュベーションする。その後、この培養物を用いて、3個
の培地P25リットルと消泡剤としてニクソレン(Nixol
en) 1.0 g/lを含む醗酵装置(見掛け容積40リット
ル)に下記の条件下で接種する:温度29℃、通気30
0リットル/時、醗酵時間74時間。
【0073】例7 抗生物質AB−041の単離 前記の方法で得られる醗酵ブロス90リットルを遠心分
離し、透明になったブロスを1μmフィルターを通して
濾過する。濾液を、20kDの見掛け排除を有するG−5
0螺旋状メンブラン(ハイドロ・エアー・リサーチ(Hyd
ro Air Research)を備えた限外濾過/逆浸透装置(ハイ
ドロ・エアー・リサーチ、エス・アール・エル、(Hydro
Air Research S.R.L.) 、ゼルボ・ディ・オペラ、イタ
リア国)中で処理する。約80リットルを浸透させた
後、保持された液体に水10リットルを加え、更に10
リットルを浸透させ、これを前に得た80リットルの浸
透液に加える。限外濾過によって保持される物質を廃棄
する。限外濾過浸透液90リットルを、500 Dの見掛
け排除を有するDS−5逆浸透螺旋状メンブラン(ハイ
ドロ・エアー・リサーチ(Hydro Air Research)を備えた
逆浸透装置(ハイドロ・エアー・リサーチ(Hydro Air R
esearch))で処理する。82リットルを浸透させ、濃縮
物を集めて、浸透液を水2.5リットルで洗浄し、洗浄
水を逆浸透濃縮物に加えて、抗生物質AB−041を含
む溶液9.5リットルを得る。これをXAD−4(ロー
ム・アンド・ハース・カンパニー(Rohm & Haas Co.)、
フィラデルフィア、ペンシルバニア州)2.4kgを含む
カラム(内径90mm×高さ300mm)に加えて、溶出液
8.0リットルを集める。樹脂を水4.0リットルで洗
浄し、最初の1.5リットルを集め、これを前の8.0
リットルの溶出液に加える。pHが約7.1であり、抗
生物質AB−041を含むこの溶液を、クロリド型のア
ンバーライトIRA401、20〜50メッシュ(フル
カ・ヒェミー・アーゲー(Fluka Chemie AG) 、ブッフ
ス、スイス国)1.5kgを含むカラム(内径90mm×高
さ300mm)に20ml/分の速度で加えた後、カラムを
水6.0リットルで洗浄し、0.5N水性HCl溶液で
溶出する。抗生物質AB−041は、溶離剤4リットル
の後の7リットル内に溶出する。抗生物質AB−041
を含む酸溶液を32%アンモニア水溶液で中和し、真空
で約1.0リットルの容積まで濃縮し、RSiL C1
8HLシリカ(0.044〜0.063mm、多孔度90
オングストローム、バイオ−ラッド・ラボラトリーズ、
エスアールエル(Bio-Rad Laboratories S.r.L.) 、ミラ
ノ、イタリア国)1.2kgを含むカラム(内径90mm×
高さ500mm)に加え、水で35ml/分の速度で溶出す
る。抗生物質AB−041は、溶離剤7.5リットルの
後に3.2リットル内に溶出する。この量を真空下にて
蒸発して、水50mlに吸収させ、フラクトゲルTSKH
W40(F)(メルク・アーゲー、ダルムシュタット、
ドイツ国)を充填したカラム(内径70mm×高さ500
mm)に加え、水で5ml/分の速度で溶出し、35mlの画
分を集める。抗生物質AB−041は画分21から画分
30までの350ml内に溶出する。集めた画分を真空下
にて蒸発させ、抗生物質AB−041の300mgを得
る。
【0074】例8 処方:水溶性粉末の調製 a) 活性成分(AB−041) 70〜90% b) リグノスルホン酸カルシウム 2〜 5% c) 陰イオン性または非イオン性界面活性剤 5〜10% (ベンゼンスルホン酸ナトリウム、 ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物、 ポリエトキシル化アルキルフェノール などの、単独または混合物) d) シリコーン消泡剤 0.5 〜2 % 場合によっては、硫酸ナトリウム、KClなどのような
不活性な可溶性塩を加える。
【0075】例9 処方:濃縮した水性溶液の調製 a) 活性成分(AB−041) 5〜15% b) ポリエトキシル化ノニルフェノール 1〜 5% c) プロピレングリコール 5〜10% d) ポリエトキシル化アルキルアミン 2〜 5% e) 水を加えて100 %にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】抗生物質AB−041の紫外部吸収スペクト
ル。
【図2】抗生物質AB−041の赤外吸収スペクトル。
【図3】抗生物質AB−041のHNMRスペクト
ル。
【図4】DMSO−d6およびDO中で測定した抗生
物質AB−041のスペクトルの比較を示す説明図。
【図5】抗生物質AB−041の13CNMRスペクト
ル。
【図6】43.6ppmにおける2個のシグナルの重な
り合いを示すスペクトル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (72)発明者 ヌンツィオ、アンドリオロ イタリー国ミラノ、ボラーテ、ビア、フィ リポ、トゥラティ、21 (72)発明者 アレッサンドロ、スカッキ イタリー国ノバラ、ビア、アカチエ、7 (72)発明者 ジョルジオ、エットーレ、ボルゴノビ イタリー国ミラノ、ビアレ、コルシカ、75 (72)発明者 ジョルジオ、カッサーニ イタリー国ミラノ、アルルノ、ビア、ロー マ、93 (72)発明者 シルビア、スペラ イタリー国ノバラ、ビア、エス、フランチ ェスコ、ド、アシシ、14 (72)発明者 ジャンフランコ、グリエルメッティ イタリー国ノバラ、ボゴニョ、ビア、クワ ルト、ノベンブレ、15/ア (72)発明者 ジョルジオ、ピラリ イタリー国バレセ、サロノ、ビア、ティチ ノ、2 (72)発明者 ジョバンニ、コンファロニエリ イタリー国ミラノ、モンツァ、ビア、カロ ニ、15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Streptomyces sp.NCIMB40428ま
    たは等価変異体を炭素、窒素および無機塩源を含む水性
    培地中で制御した好気性培養を行った後、前記の抗生物
    質を回収することによって得ることができる、下記の特
    性を有するAB−041抗生物質類。 紫外部吸収極大:278nm、 赤外吸収極大(cm-1):3395; 1663; 1594; 1449; 140
    3; 1338; 1307; 1285;1246; 1225; 1159; 1102; 1074;
    1037; 1017; 960; 942; 917; 888; 741 。
  2. 【請求項2】下記の特性を有する、AB−041抗生物
    質類の一成分である抗生物質AB−041。 a) 水、ジメチルスルホキシド、およびジメチルスルホ
    キシド/水混合物には良好に溶解するが、エチルエーテ
    ルおよびヘキサンには実質上不溶性である、 b) 元素分析によれば、炭素、水素、窒素、酸素、硫黄
    を含む、 c) 分子量463、 d) 紫外部(UV)吸収スペクトルは278nmに吸収極
    大を示す、 e) 赤外(IR)吸収極大:3395; 1663; 1594; 1449;
    1403; 1338; 1307; 1285; 1246; 1225; 1159; 1102; 10
    74; 1037; 1017; 960; 942; 917; 888; 741 cm-1、 f) 1HNMRスペクトルの主要ピーク: TMS (ppm):8.26 (s, 1H); 4.55 (t, 1H); 4.43 (d,
    1H); 4.26 (d, 1H); 4.04 (m, 1H); 3.67 (m, 3H); 3.
    36 (t, 1H); 3.26 (t, 1H); 3.09 (m, 1H); 2.71(dd, 1
    H); 2.19 (d, 1H); 1.26 (d, 3H) 、 g) 13CNMRスペクトルの主要ピーク: TMS (ppm):181.3 (s); 174.7 (s); 165.8 (s); 15
    8.3 (s); 137.8 (s); 107.8 (s); 105.3 (s) 極めて弱
    い; 73.1 (d); 66.8 (t); 62.0 (t); 51.1 (d); 47.3
    (t); 43.6 (d); 43.6 (t); 42.0 (d); 18.5 (q)、 h) 下記の条件下での逆相HPLCカラム中の保持時間
    (Rt):約4.5分、カラム=Hibar LiCh
    rospher100RP18含有(5μm)の250
    ×4mmのもの(メルク、ダルムシュタット、ドイツ
    国)、 プレカラム=LiChroCART4−4、LiChr
    ospher100RP18含有(5μm)のもの(メ
    ルク、ダルムシュタット、ドイツ国)、 溶離剤=メタノール:リン酸二水素カリウムの20mM水
    溶液をリン酸でpH3.5に調整したもの(12.1:
    87.9、容量/容量)、 流速=0.7ml/分、 温度=40℃、 UV検出器276nm、 i) アセトン中0.2%(重量/容量)ニンヒドリンお
    よびピナクリプトールイエロー水溶液(0.07%重量
    /容量)と陽性の呈色反応を示し、ジアゾ化試薬と陰性
    の呈色反応を示し、α−ナフトールとカップリングす
    る、 l) セルロースFクロマトグラフィプレート(メルク・
    アーゲー、ダルムシュタット、ドイツ国)上で溶離剤と
    してアセトニトリル/水91:9(容量/容量)を用い
    た場合のRf=0.35。
  3. 【請求項3】Streptomyces sp.NCIMB40428ま
    たはその変異体を培養した後、前記の抗生物質類を培養
    ブロスから回収することを特徴とする、請求項1または
    2に記載のAB−041抗生物質類の製造法。
  4. 【請求項4】培養を20〜35℃の温度で行う、請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】培養を25〜30℃の温度で行う、請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】醗酵をpH5〜9で行う、請求項3に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】抗生物質類を培養ブロスから、濾過後にク
    ロマトグラフィ法を用いて単離する、請求項3に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】AB−041抗生物質類を、 螺旋状メンブランを介するブロスの限外濾過、 逆浸透による螺旋状メンブランを介する透過物の濃縮、 それぞれ非イオン性樹脂およびイオン交換樹脂を含むカ
    ラムを通す連続的クロマトグラフィ処理、 サイズ排除クロマトグラフィ、から成る精製法によって
    単離する、請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】微生物Streptomyces sp.NCIMB404
    28。
  10. 【請求項10】微生物Streptomyces sp.NCIMB40
    428またはAB−041抗生物質類を産生することが
    できる等価変異体の生物学的純粋培養。
  11. 【請求項11】請求項1および2に記載されているAB
    −041抗生物質類の除草剤としての使用。
  12. 【請求項12】請求項1および2に記載の抗生物質類か
    ら選択される化合物を活性成分として、固形および液状
    キャリヤーおよび所望により他の添加剤と共に含む、除
    草剤組成物。
  13. 【請求項13】蔓延する草の成長を阻害する方法であっ
    て、有用な成長する植物またはその複製形態に、この有
    用な植物に害を及ぼすことなく草の成長を阻害すること
    ができる請求項1または2に記載の化合物を所定量投与
    するから成る方法。
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