JPH05294918A - 3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノン生成の為の触媒及び方法 - Google Patents

3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノン生成の為の触媒及び方法

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JPH05294918A
JPH05294918A JP4314450A JP31445092A JPH05294918A JP H05294918 A JPH05294918 A JP H05294918A JP 4314450 A JP4314450 A JP 4314450A JP 31445092 A JP31445092 A JP 31445092A JP H05294918 A JPH05294918 A JP H05294918A
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JP
Japan
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cyanide
amount
catalyst
trialkylcyclohexenone
weight
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JP4314450A
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Christian Forguy
クリスチャン・フォーキー
Frederick J Goetz
フレデリック・ジェイムズ・ゲーツ
Edward L Graeber
エドワード・レナード・グレーバ
Michael J Lindstrom
マイケル・ジェフリ・リンドストロム
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Elf Atochem North America Inc
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C255/56Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and doubly-bound oxygen atoms bound to the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒を用いた3,5,5−トリアルキルシク
ロヘキセノンとシアン化水素との反応より3−シアノ−
3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノンを生成する
こと。 【構成】 本発明は触媒として適量のシアン化オニウム
の存在下で高温に於て3,5,5−トリアルキルシクロ
ヘキセノンとシアン化水素とを反応させることにより3
−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノン
を生成することに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性反応媒体を用いて
又は用いずに触媒として適切な量のシアン化オニウムの
存在下で3,5,5,−トリアルキルシクロヘキセン−
1−オンとシアン化水素(HCN) とを反応させることによ
るイソホロンカルボニトリル若しくはそれと同族の化合
物の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】様々な
触媒若しくは触媒システムを用いイソホロン(3,5,
5−トリメチルシクロヘキセノン)とシアン化水素若し
くはそのアルカリ金属塩とから3−シアノ−3,5,5
−トリメチルシクロヘキサノンを製造する方法はよく知
られている。生成物であるイソホロンカルボニトリル
は、エポキシ樹脂の硬化剤であるイソホロンジアミンの
製造工程の中間体、又はポリウレタン若しくはポリアミ
ン樹脂の合成に使用するモノマーである。
【0003】この技術に関する重要な特許の開示には、
第4アンモニウム若しくはホスホニウム塩(ブロミド)
相間移動剤の存在下でイソホロンとアルカリ金属シアン
化物とから3−シアノ−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキサノンを製造する方法に関するB.Dubreux による米
国特許第4、299、775号が含まれる。この方法に
はシアン化物を溶解する為の水が必要とされる、即ち水
に対して不混和性の有機溶媒と水との混合物が反応媒体
として用いられる。
【0004】特開昭61−33157号は触媒として適
量の第4アンモニウム若しくは水酸化ホスホニウムの存
在下でイソホロンとシアン化水素とを反応させるシアノ
イソホロンの製法を開示している。この反応媒体は明確
な量の水を含み、これは蒸留される際にイソホロン−水
共沸混合物(85% イソホロン−15% 水)を形成し、生成
物の損失を招くという結果につながる。更に触媒は水溶
性であり製法の最終段階で酸洗浄により除去され、それ
によりシアン化物を含む廃液を産み出し処理費用を増大
させている。
【0005】Thunbergらに与えられた米国特許第5、0
11、968号は上述した公開広報に報告されたのと実
質的に同じ方法を、続いての熱破壊及び窒素散布による
触媒の除去方法と共に開示している。しかしながら、水
酸化第4アンモニウムの使用はシアン化水素ポリマー及
びヒドロキシケトン等の副生物を生成し、生成物収率も
85%を越えることはない。
【0006】
【発明の概要】本発明は、触媒として適量のシアン化オ
ニウムの存在下で高温に於て3,5,5−トリアルキル
シクロヘキセン−1−オンとシアン化水素とを反応させ
ることによる3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシ
クロヘキサノンの製造方法である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はアルキル基が、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、若しくはこれらの基の混合物といった
1から4個の炭素原子で構成される3,5,5−トリア
ルキルシクロヘキセン−1−オンとシアン化水素(HCN)
との反応による3−シアノ−3,5,5−トリアルキル
シクロヘキサノン、好ましくはシアノイソホロン、の高
速度、高収率製造方法に関するものである。生成物の多
量の商業消費に基づき、メチル基が好まれるアルキル基
である。この反応は触媒として適量のシアン化オニウム
の存在下に於て高温で行われる。本方法は先行技術で必
要な水若しくは有機溶媒は必要としないが、もし水があ
っても反応の容易さに影響を及ぼさない。
【0008】
【発明の具体的な説明】この方法に用いられる反応体の
比率は1モル毎の3,5,5−トリアルキルシクロヘキ
セノンに対し約1〜3モルのシアン化水素であり、1:
1の比率であることが好ましい。反応へのシアン化水素
添加速度は、本発明の条件の下では従来の方法に比較し
てそれ程臨界的なものではない。何故ならシアン化オニ
ウム触媒の存在下に於けるHCNの反応性は、先行技術
の触媒を用いた際に観察されたものよりも遥かに大きい
からである。この反応は10分程度の短時間で遂行する
ことができる。しかしながら、産業反応器内の反応温度
若しくは発熱制御に応じて反応終了までに約0.3から
約5時間かかるのが普通であり、0.5から1.5時間
であることが好ましい。
【0009】反応温度は約70℃から約140℃の範囲
であり、90℃から120℃であることが好ましい。圧
力は一般に常圧であるが、もし欲するならば窒素若しく
は他の不活性ガスを反応器に装填することにより補充す
ることができる。反応圧力は約0.5から約1.5バー
ル(0.05から0.15MPa)であり1から3バールで
あることが好ましい。
【0010】商業用シアン化水素は普通、自然重合を避
ける為にHCNの重量に基づき約1%のりん酸を製造元
が加えることにより安定化されている。本発明方法の条
件に基づき純粋なHCN(安定剤無添加)を使用して行
なった実験では、重合反応により望ましくないHCNの
損失(5〜10%)が観察された。従って3,5,5−
トリアルキルシクロヘキセノンを含む反応炉内にHCN
を供給する場合には、シアン化水素を安定させ重合反応
を起こさないようにするのに十分な量のりん酸を加える
ことが好ましい。りん酸は触媒と反応しHCN及び第4
オニウム部分を有するりん酸塩を形成する。
【0011】従来技術に於て一般的に使われる溶媒は本
発明の方法に於ては必ずしも必要とされない。化学量論
的理論量の反応体を用いる場合には収率は殆ど定量的で
あるので3,5,5−トリアルキルシクロヘキセノンを
過剰に使う必要はない。そうではあるけれども過剰分の
3,5,5−トリアルキルシクロヘキセノンは収率に害
を及ぼさないし粗生成物の取扱をし易くするという面も
持っている。
【0012】本発明に使用されるシアン化オニウム触媒
は好ましくは以下の一般式に示されるものである。 RR' R" R'"ZY ここでR〜R'"は同一若しくは異なるC1 18アル
キル基、C6 8 シクロアルキル基、C6 10
リール基、若しくはC7 18アルアルキル基であ
り、ZはN、P、若しくはAs であり、Yはシアン化物
である。かかる触媒の例としてはシアン化テトラメチル
アンモニウム、シアン化テトラエチルアンモニウム、シ
アン化テトラブチルアンモニウム、シアン化ベンジルト
リメチルアンモニウム、シアン化ドデシルトリブチルア
ンモニウム、シアン化シクロヘキシルトリメチルアンモ
ニウム、シアン化テトラメチルホスホニウム、シアン化
テトラエチルホスホニウム、シアン化ジメチルジエチル
ホスホニウム、シアン化メチルトリイソプロピルホスホ
ニウム、シアン化テトラベンジルホスホニウム、シアン
化オクチルトリフェニルホスホニウム、シアン化ジメチ
ルジフェニルホスホニウム、シアン化オクタデシルトリ
プロピルホスホニウム、シアン化テトラエチルアルソニ
ウム、シアン化テトラ−p−トリルアルソニウム、シア
ン化メチルトリオクチルアルソニウム、シアン化テトラ
メチルアルソニウム、及びシアン化テトラフェニルアル
ソニウムが挙げられる。入手の可能性及び調製のし易さ
に基づき本発明に於てより好ましい触媒はシアン化テト
ラC1-C4 アルキルアンモニウムであり、特に好ましい
のはシアン化テトラエチルアンモニウムである。
【0013】触媒はあるいはまた、例えばシアン化トリ
メチルスルホニウム、シアン化トリエチルスルホニウ
ム、シアン化トリブチルスルホニウム、シアン化トリド
デシルスルホニウム、シアン化トリベンジルスルホニウ
ム、シアン化トリフェニルスルホニウム、、シアン化ジ
メチルブチルスルホニウム、シアン化ジメチル−o−エ
チルフェニルスルホニウム、シアン化ジベンジルアリル
スルホニウム、シアン化テトラメチレンメチルスルホニ
ウム、シアン化S−メチルイソチウロニウム、シアン化
S−エチルイソチウロニウム、シアン化S−ブチルイソ
チウロニウム、シアン化S−シクロヘキシルイソチウロ
ニウム、シアン化N,N,N',N',S−ペンタメチルイ
ソチウロニウム、シアン化N−エチル−S−プロピルイ
ソチウロニウム、シアン化S−ベンジル−イソチウロニ
ウム、若しくはその類似物質を含むシアン化スルホニウ
ム若しくはシアン化イソチウロニウムである。
【0014】反応に於て使用される触媒の量は3,5,
5−トリアルキルシクロヘキセノンの重量を基として約
0.1から約10重量パーセント、好ましくは約0.5
から2.5重量パーセントである。
【0015】オニウム触媒は、凡そ化学量論的理論量の
ハロゲン化(例えば塩化若しくは臭化)オニウムとアル
カリ若しくはアルカリ土類金属シアン化物とを、水中若
しくは低級アルカノール、好ましくはメタノール、のよ
うな安価な溶媒中で反応させることにより容易に調製さ
れ、その水若しくは溶媒はもし反応を行うのに使用され
ないのならば蒸留される。本発明の好まれる具体例に於
ては、その場で、つまりシアノイソホロン若しくはその
同族列を生成する為の反応器内で触媒が形成され、溶媒
若しくは水は反応開始以前に除去される。
【0016】シアン化第4オニウム触媒を使用する場合
には、触媒活性を増強する為並びに反応に必要とされる
シアン化第4オニウム触媒量を低減する為に、触媒活性
を増大する量のアルカリ若しくはアルカリ土類金属低級
アルキラートを触媒と組み合わせて用いる。特に、(反
応に於けるイソホロンの重量を基として)1重量%のナ
トリウムメチラートと組み合わせた1重量%のシアン化
テトラエチルアンモニウムは、2.5重量%のシアン化
テトラエチルアンモニウムと同じ程度の効果を持ってい
た。シアン化第4オニウムと混合されるアルキラートは
1から4個の炭素原子を有し、例えばナトリウムメチラ
ート、カリウムメチラート、カルシウムメチラート、ナ
トリウムエチラート、カリウムブチラート、カルシウム
エチラート、及びその類似物質を含む。好まれるアルキ
ラートはナトリウムメチラートである。アルキラートは
1重量部のシアン化第4オニウムに対し約0.1重量部
から約2重量部までの量で使用され、約1重量部から約
1重量部までの量であることが好ましい。
【0017】本発明の方法は3,5,5−トリアルキル
シクロヘキセノンとシアン化水素との反応から3−シア
ノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノンを先行
技術よりも高い時/空収率で製造する新しい方法を提供
するものである。本方法の収率(>92%)は先行技術
のものよりも優れている。
【0018】本発明方法の重要な面は反応媒体中に水が
無くとも容易に遂行できることであり、これにより有機
原料の損失を避け廃液の処理の必要性を無くしている。
反応に於ける水の不在はまた、より広範囲のプロセス温
度を可能とする。本発明の有益な点は主として、先行技
術に於ける副生物(シアン化水素ポリマー及びヒドロキ
シケトン)を2%以上形成することなく3,5,5−ト
リアルキルシクロヘキセノンへのHCNのマイクル付加
反応を可能とする適切な塩基度並びに高活性を提供する
新触媒の使用に起因する。
【0019】
【実施例】以下の実施例は本発明の方法を説明する為及
び先行技術の方法と比較する為に報告されるものであ
る。この実施例に報告されるの全ての実験は、電気攪拌
加熱器上に固定された125ml、5ネックヨーロッパ
フラスコからなる反応装置を用いて行われた。ネックは
それぞれサンプリング、反応体及び触媒配送、熱測定、
攪拌並びに凝縮器及びスクラバーへの出口、の為に用い
られた。電磁撹拌機を有するネックに挿入された管は、
もし望まれるならば反応装置内の圧力を増加する窒素を
供給する為若しくは反応装置を弱減圧にする為に用いら
れた。
【0020】例1 上述した125mlのフラスコに13.8g(0.1 mole)
のイソホロン及び0.40g(0.0025 mole) のシアン化
テトラエチルアンモニウムを入れた。この混合物を攪拌
しながら温度を105℃まで上げた。次に2.7g(0.1
mole)のHCNを15分の供給時間に渡り反応装置に加
えた。このHCNの添加により温度は112℃まで上昇
した。溶液をその後1時間110℃を保ちながら攪拌
し、反応混合物の組成をガスクロマトグラフィー(G
C)により分析した。その結果、混合物中の主要な構成
物質は、3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロ
ヘキサノン(IPN)92.5%、ジイソホロン(ヒド
ロキシケトン)2%、イソホロン(IPHO)4.2%
と判明した。
【0021】例2 例1に説明した実験を溶液を僅か10分間110℃に保
った以外は同じ条件を用いて繰り返した。25分の総合
反応時間経過後のGC分析は反応の完了を示していた。
反応混合物の組成はIPN94.8%、ジイソホロン
0.5%、イソホロン2.5%であった。
【0022】例3 例1に説明した実験を13.8g(0.1 mole)のイソホロ
ン及び0.40g(0.0025 mole) のシアン化テトラエチ
ルアンモニウムと共に0.4gの水を入れた以外は同じ
条件を用いて繰り返した。温度が105℃に達した後
2.7g(0.1 mole)のHCNを3時間に渡り加えた。G
C分析の結果はIPN92.8%、ジイソホロン2.9
%、イソホロン2.6%であった。
【0023】例4 例1で用いた反応装置を使用し、13.8g(0.1 mole)
のイソホロン、0.16g(0.0010 mole) のシアン化テ
トラエチルアンモニウム、0.05g(0.0010mole) の
ナトリウムメチラートからなる溶液への、2.7g(0.1
mole)のHCNの供給時間及び反応温度を変えて4つの
実験を行った。実験条件及びGC分析結果は以下に示さ
れている。
【0024】
【表1】
【0025】例5 例3の実験をシアン化テトラエチルアンモニウムの代わ
りに0.27g(0.0010 mole) のシアン化テトラブチル
アンモニウムを使用した以外は同じ条件を用いて繰り返
した。55分(供給時間15分、110℃にて40分)
の総合反応時間経過後のGC分析は、IPN82.9
%、ジイソホロン2.4%、イソホロン12.4%を示
した。
【0026】例6 この例は触媒をシアン水素化(hydrocyanation)反応前
に、安価な化学物質を用い直接反応ポット内で製造する
ことができることを示す為に提供されるものである。
【0027】例1で用いた125ml反応フラスコに、
0.40g(0.0025 mole) のシアン化テトラエチルアン
モニウム及び0.12g(0.0025 mole) のシアン化ナト
リウムを2mlのメタノールと共に加えた。この混合物
を室温で15分攪拌し、その後温度を85℃まで上げメ
タノールを蒸留した。フラスコに13.8g(0.1 mole)
のイソホロンを加え溶液を110℃まで加熱した後、供
給時間15分に渡り2.7g(0.1 mole)のHCNを加え
た。それより10分経過した後、反応混合物の組成をG
Cにより決定した。結果はIPN85%、ジイソホロン
2.5%、イソホロン11.9%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリック・ジェイムズ・ゲーツ アメリカ合衆国デラウェア州ウィルミント ン、ライトハウス・レイン2320 (72)発明者 エドワード・レナード・グレーバ アメリカ合衆国ペンシルベニア州スプリン グシティ、ノース・メイン・ストリート 114 (72)発明者 マイケル・ジェフリ・リンドストロム アメリカ合衆国ペンシルベニア州ダウニン グタウン、ウィロウ・サークル425

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒として適量のシアン化オニウムの存
    在下で高温に於いて3,5,5−トリアルキルシクロヘ
    キセノンとシアン化水素とを反応させることによる3−
    シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノンの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記3,5,5−トリアルキルシクロヘ
    キセノンのアルキル基が1から4個の炭素原子を有する
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記3,5,5−トリアルキルシクロヘ
    キセノンが3,5,5−トリメチルシクロヘキセノンで
    ある請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記高温が約70℃から約140℃の範
    囲である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 3,5,5−トリアルキルシクロヘキセ
    ノンをモル比約1:1から約1:3でシアン化水素と反
    応させる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記シアン化オニウムがシアン化第4オ
    ニウムである請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記シアン化第4オニウムがシアン化テ
    トラアルキルアンモニウム若しくはシアン化テトラアル
    キルホスホニウムである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記シアン化第4オニウムが触媒活性を
    増大する量の1から4個の炭素原子を有するアルカリ若
    しくはアルカリ土類金属アルキラートと混合される請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記アルキラートがシアン化第4オニウ
    ム1重量部につき約0.1重量部から約2重量部までの
    量のアルカリ金属メチラートである請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 上記シアン化第4オニウムがシアン化
    テトラエチルアンモニウムである請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 水の不在下で行われる請求項1記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 触媒として適量のシアン化テトラアル
    キルアンモニウム若しくはシアン化テトラアルキルホス
    ホニウム(ここでアルキル基は1から4個の炭素原子を
    有する)の存在下に於いて、約70℃から約140℃の
    温度範囲で3,5,5−トリアルキルシクロヘキセノン
    とシアン化水素とを約1:1から約1:3のモル比で反
    応させることによる3−シアノ−3,5,5−トリアル
    キルシクロヘキサノンの製造方法。
  13. 【請求項13】 水の不在下で行われる請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 上記シアン化テトラアルキルアンモニ
    ウム若しくはシアン化テトラアルキルホスホニウムが、
    触媒活性を増大する量の1から4個の炭素原子を有する
    アルカリ金属アルキラートと混合される請求項12記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 触媒が3,5,5−トリアルキルシク
    ロヘキセノンの重量を基として約0.1から約10%の
    量のシアン化テトラエチルアンモニウムであり、上記ア
    ルカリ金属アルキラートがシアン化テトラエチルアンモ
    ニウム1重量部につき約0.1重量部から約2重量部ま
    での量のナトリウムメチラートである請求項14記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 上記モル比が約1から約1、上記温度
    が約90℃から120℃であり、触媒が上記3,5,5
    −トリアルキルシクロヘキセノンの重量を基として約
    0.5から約2.5%の量のシアン化テトラエチルアン
    モニウムである請求項12記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記シアン化テトラエチルアンモニウ
    ムが約1重量部から約1重量部の量のナトリウムメチラ
    ートと混合される請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 シアン化水素を重合から安定させるの
    に十分な量のりん酸を反応に加える請求項12記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 上記シアン化水素の重量を基礎として
    約1%の量のりん酸を反応に加える請求項16記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 水の不在下で行われる請求項16記載
    の方法。
JP4314450A 1992-03-05 1992-10-30 3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノン生成の為の触媒及び方法 Withdrawn JPH05294918A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/846,364 US5183915A (en) 1992-03-05 1992-03-05 Catalyst and process for the production of 3-cyano-3,5,5-trialkylcyclohexanone
US846364 1992-03-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05294918A true JPH05294918A (ja) 1993-11-09

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ID=25297705

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314450A Withdrawn JPH05294918A (ja) 1992-03-05 1992-10-30 3−シアノ−3,5,5−トリアルキルシクロヘキサノン生成の為の触媒及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5183915A (ja)
EP (1) EP0558799A3 (ja)
JP (1) JPH05294918A (ja)
KR (1) KR930019612A (ja)
CN (1) CN1075954A (ja)
CA (1) CA2080646A1 (ja)
MX (1) MX9206375A (ja)
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