JPH0529463B2 - - Google Patents

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JPH0529463B2
JPH0529463B2 JP41091090A JP41091090A JPH0529463B2 JP H0529463 B2 JPH0529463 B2 JP H0529463B2 JP 41091090 A JP41091090 A JP 41091090A JP 41091090 A JP41091090 A JP 41091090A JP H0529463 B2 JPH0529463 B2 JP H0529463B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
pad
blister
wound
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP41091090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04329951A (ja
Inventor
Ryusaku Konishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP41091090A priority Critical patent/JPH04329951A/ja
Publication of JPH04329951A publication Critical patent/JPH04329951A/ja
Publication of JPH0529463B2 publication Critical patent/JPH0529463B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は殺菌消毒剤等の
薬剤を内包する救急絆創膏に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に繁用の簡易救急絆創膏
は、殺菌消毒剤、創傷治療剤を含浸させたガーゼ
を通気孔を有する粘着性のシートに装着し、使用
時に裏面の剥離紙を剥がして前記ガーゼを傷口局
所に当てて使用するようにしたものである。
【0003】 しかしながら、これらの従来品におい
ては、予めガーゼに薬液を含浸させておくため、
経時的に薬液が蒸散し、また効力の失活をきたす
ばかりでなく、局所への当接に際してはガーゼ部
が乾燥状態となつているため、傷口をいためる恐
れがあり、使用に際しても、痛みを感じさせる等
の欠点があつた。
【0004】 また、薬剤被覆膜により薬剤をシール
したブリスター部を有する救急絆創膏であつて、
使用に際してブリスター部を指で押圧して薬剤被
覆膜を破壊することにより薬剤をパツドに含浸さ
せるものも知られている(実公昭54−23197号公
報、米国特許第3297032号明細書)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしなが
ら、この型の救急絆創膏は、ブリスター部が平滑
な表面を有するものであるため、これを押圧した
時、力がブリスター部全体に分散し、押圧部全体
が不規則に窪んでしまう。このため、ブリスター
部が薬剤被覆膜に到達してこれを破壊することは
非常に困難であつた。
【0006】 また、たとえブリスター部の内部圧力
の上昇によつて薬剤被覆膜が破壊された場合で
も、破壊箇所はブリスター部と薬剤被覆膜の接線
部分となり、薬剤がパツド外縁部またはパツド外
に移動し、その効果が損なわれるという問題があ
つた。
【0007】 また、米国特許第4117841号明細書に
は、接着剤が塗布された絆創膏ストリツプの中央
部下表面に薬剤を保持する空間を形成して液体不
浸透性のシート(あるいは液体不浸透性層を介し
て液体浸透性のシート)を設け、該空間内の絆創
膏ストリツプの下表面にプラスチツクの歯のよう
な突起体を設け、また該空間内に薬剤を充填した
絆創膏について記載されている。
【0008】 この絆創膏は、使用に際し、指により
前記シートを突起体に押しつけ、シートを破壊し
て薬剤を傷口に直接垂らした後、絆創膏を傷口に
適用するものであるが、指によりシートを突起体
に押しつけシートを破壊する操作は、突起体の先
鋭部分により指を傷め、また傷つける恐れがあ
り、またシートの破壊時に一部の薬液が指に付着
し、さらにその後薬液を傷口に垂らす際に一部の
薬液が傷口から滴り落ちて薬液が無駄になる。ま
た、この絆創膏の基本的欠点として、絆創膏は突
起体が残存したまま、かつ、その先鋭部分が傷口
に向かつた状態で傷口に適用されるので、突起体
により傷を一層いためる危険性があり、そうでな
くても使用感が極めて悪いという欠点を有するも
のである。
【0009】 本発明は上記した従来技術の欠点を解
決したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発
明の救急絆創膏は、パツドを装着した粘着シート
と剥離シートとからなり、該剥離シートには、薬
剤被覆膜によりその下面がシールされ、かつ薬剤
を内包するブリスター部が前記パツド上に位置し
て設けられており、該ブリスター部には凹状の突
起が設けられていることを特徴とする。
【0011】 本発明の救急絆創膏は、使用に際して
ブリスター部を指で押圧してブリスター部の凹状
突起により薬剤被覆膜を破壊し、薬剤をパツドに
移動させるものであるが、ブリスター部の押圧操
作はブリスター部の凹状突起の窪み部分に指をか
けて行うため非常に操作がしやすく、そして突起
部分は形状的にその周辺部分より硬いため、これ
を上方より押圧すれば突起部分はその形状が壊れ
ることなく薬剤被覆膜に到達し、その所望の場
所、一般的にはパツドの中央部に対応する箇所の
薬剤被覆膜を容易に、かつ確実に破壊することが
でき、従つて薬剤はパツドの所望の場所に無駄な
く確実に移動する。
【0012】 このようにして、薬剤をパツドに移動
させた後、薬剤被覆膜および凹状突起が設けられ
ているブリスター部を有する剥離シートは粘着シ
ートから除去される。そして、傷口には薬剤の付
いたパツドを有する粘着シートのみが適用される
ので使用上の危険性や違和感がない。
【0013】 本発明に使用する薬剤については、殺
菌消毒剤としてグルコン酸クロルヘキシジン、塩
化ベンザルコニウム、クロルキシレノール、アク
リノール、チアントーン、塩化デカリニウム、ス
ルフイソミジン、スルフアミン、ニトロフラゾ
ン、ホウ酸、ホモスルフアミン、トリクロカルバ
ン等があり、創傷部収斂治癒促進剤として酸化亜
鉛、塩酸ピリドキシン、酢酸トコフエロール、ジ
パルミチン酸ピリドキシン等、止血剤としては塩
酸ナフアゾリン、硫酸亜鉛、塩酸エフエドリン
等、抗炎症剤としてはプレドニゾロン、デキサメ
サゾン、酢酸コルチゾン等のステロイド剤、グリ
チルレチン、塩化リゾチーム等、抗ヒスタミン剤
としてマレイン酸クロルフエニラミン、塩酸ジフ
エンヒドラミン等がある。
【0014】 また、局麻剤としてはリドカイン、ア
ミノ安息香酸エチル、塩酸プロカイン、塩酸ジプ
カイン、塩酸テトラカイン、塩酸パラブチルアミ
ノ安息香酸ジエチルアミノアチル等がある。
【0015】 これらの薬剤は目的に合わせ、単味で
または複数の配合剤とすることができ、また、薬
剤の性状は溶液状の他、軟膏状、グリース状、粉
末等流動性のあるものであればいかなる性状でも
よい。
【0016】 粘着シートは、通常用いられるもので
もよく、パツドは、脱脂綿その他各種の綿、不織
布等を使用することができ、適宜その中央部をへ
こませた形状とすることができる。また、通常の
方法により裏面を防水処理してもよい。
【0017】 剥離シートは、塩化ビニル樹脂その他
の合成樹脂等の材質により成形され、中央部に円
形、楕円形もしくは矩形状のブリスター部を設
け、また剥離シートをめくりやすくするために端
部にスリツトを設けるのがよい。
【0018】 剥離シートのブリスター部下面には、
薬剤を使用時までパツドに接触させるのを防止す
るための薬剤被覆膜がシールしてある。薬剤被覆
膜はアルミ箔、グラシン紙等の破壊されやすい膜
が採用される。該被覆膜は、薬剤を保護しうる大
きさでよいが、剥離シートの下面全体に設けられ
ていても差支えない。
【0019】
【実施例】 以下、図面を参照して本発明をさら
に詳細に説明する。第1図は本発明の救急絆創膏
の一実施例の断面図である。
【0020】 図1において、1はパツド2を装着し
た粘着シートであり、パツド上部には薬剤3が、
薬剤被覆膜5と剥離シート4に設けれたブリスタ
ー部6との空間内に内包されている。ブリスター
部6には凹状の突起8が設けられており、また剥
離シート4の端部にはスリツト7が刻設してあ
る。
【0021】 この救急絆創膏を使用する場合、ブリ
スター部6の凹部突起8の窪み部分に指をかけ
て、凹状突起8をパツド2に向けて押圧して、薬
剤被覆膜5を破壊することにより、薬剤3をパツ
ド2上に移動させる。次いで、スリツト7を折り
曲げ、剥離シート4を粘着シート1よりはがし、
新鮮な薬剤の付いたパツド2の部分を創傷面に当
接使用する。
【0022】
【発明の効果】 本発明の効果は次のとおりであ
る。 (イ) 薬剤被覆膜の破壊の容易性および確実性:本
発明の救急絆創膏はブリスター部に凹状の突起を
有するため、該凹状突起の窪み部分に指をかけて
押圧することができ、ブリスター部の押圧操作が
しやすく、そして突起部分は形状的にその周辺部
分より硬いため、これを上方より押圧すれば突起
部分は、その形状が壊れることなく薬剤被覆膜に
到達し、その所望の場所、一般的にはパツドの中
央部に対応する箇所の薬剤被覆膜を容易に、かつ
確実に破壊することができる。 (ロ) 薬剤を無駄なく使用することができる:上記
したように、本発明の救急絆創膏においては、パ
ツド上の薬剤被覆膜の必要箇所を確実に破壊でき
るため、ブリスター内の薬剤はパツドの所望の場
所に確実に移動し、従つて薬剤を無駄なく使用す
ることができる。 (ハ) 傷口に対する安全性等:本発明の救急絆創膏
においては、薬剤をパツドに移動させた後、薬剤
被覆膜および凹状突起が設けられているブリスタ
ー部を有する剥離シートは粘着シートから除去さ
れ、傷口には新鮮な薬剤が付いたパツドを有する
粘着シートのみが適用され、米国特許第411841号
明細書の絆創膏のように突起体のような不要物が
傷口部分に当接されることがないので、傷口に対
して違和感がなく、かつ安全に使用することがで
き、殺菌、消毒、治療の所望の目的を有効に達成
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の救急絆創膏の一実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1……粘着シート 2……パツド 3……薬剤 4……剥離シート 5……薬剤被覆膜 6……ブリスター部 7……スリツト 8……凹状突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パツドを装着した粘着シートと剥
    離シートとからなり、該剥離シートには、薬剤被
    覆膜によりその下面がシールされ、かつ薬剤を内
    包するブリスター部が前記パツド上に位置して設
    けられており、該ブリスター部には凹状の突起が
    設けられている救急絆創膏。
JP41091090A 1990-12-15 1990-12-15 救急絆創膏 Granted JPH04329951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41091090A JPH04329951A (ja) 1990-12-15 1990-12-15 救急絆創膏

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JP41091090A JPH04329951A (ja) 1990-12-15 1990-12-15 救急絆創膏

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04329951A JPH04329951A (ja) 1992-11-18
JPH0529463B2 true JPH0529463B2 (ja) 1993-04-30

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ID=18519995

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JP41091090A Granted JPH04329951A (ja) 1990-12-15 1990-12-15 救急絆創膏

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