JPH05294305A - 積層梱包用中間パッドのカバー取替装置 - Google Patents

積層梱包用中間パッドのカバー取替装置

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Publication number
JPH05294305A
JPH05294305A JP11999492A JP11999492A JPH05294305A JP H05294305 A JPH05294305 A JP H05294305A JP 11999492 A JP11999492 A JP 11999492A JP 11999492 A JP11999492 A JP 11999492A JP H05294305 A JPH05294305 A JP H05294305A
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JP
Japan
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pad
cover film
cover
intermediate pad
film
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Application number
JP11999492A
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English (en)
Inventor
Takao Origasa
隆夫 折笠
Shuichi Kawasaki
秀一 川崎
Noboru Nishida
昇 西田
Tadao Masuda
忠雄 増田
Akio Miyazono
昭夫 宮園
Koji Iwasaki
廣司 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oji Seitai Kaisha Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Oji Seitai Kaisha Ltd
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビン巻きした巻糸体の積層梱包に用いた使
用済みの中間パットのカバーフィルムを高能率で取り替
え処理して、中間パットの再生コストの低減を図る。 【構成】 パット本体2全体をカバーフィルム4で被覆
してなる使用済みの中間パット1のカバーフィルムを取
り替えて再生する装置であって、使用済みの中間パット
1のカバーフィルム4を切断してパット本体2から除去
する開梱機構20と、開梱機構20から送り出されたパ
ット本体2に新しいカバーフィルム40を被覆してその
周部をシールする梱包機構50を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばボビン巻きした
多数の巻糸体、写真フィルム、録音・録画テープ等の原
反や印画紙等の巻取、電気・電子部品などを整列して多
段に積層梱包する際に用いられた使用済みの中間パッド
を再生利用するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように、上記の中間パッド
1は、段ボール紙や発泡樹脂などの材料で形成したプレ
ート状のパッド本体2に各被梱包物の端部(この場合は
巻糸体5のボビン6)を係入する位置決め孔(又は凹
み)3を所定ピッチで形成するとともに、パッド表面の
ゴミや傷により巻糸体5が汚れたり、損傷を受けないよ
うに、パッド本体2全体をカバーフィルム4で被覆シー
ルして構成されている。
【0003】この中間パッド1は、巻糸体5のような被
梱包物の梱包運搬の後に回収されて再使用されるのであ
るが、先の使用によってカバーフィルム4が破損したり
汚損しているので、カバーフィルム4を新しいものに取
り替える必要がある。そして、従来では、このカバーフ
ィルム4の取り替えを人手によっておこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カバーフィルム4の取
り替え作業としては、古いカバーフィルム4をパッド本
体2から除去したのち、新しいカバーフィルム4をパッ
ド本体2に被せて周囲を封止することになり、封止に熱
シール装置を用いる以外はほとんど手作業によってお
り、多大な時間と手数をかけてカバーフィルム取り替え
を行っていたために再生コストが高いものになってい
た。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、この中間パッドの再生処理を高能率かつ
低コストで行うことのできる積層梱包用中間パッドのカ
バー取替装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をとる。すなわち、パッド
本体全体をカバーフィルムで被覆してなる使用済みの中
間パッドのカバーフィルムを取り替えて再生する装置で
あって、使用済みの中間パッドのカバーフィルムを切断
してパッド本体から除去する開梱機構と、前記開梱機構
から送り出されたパッド本体に新しいカバーフィルムを
被覆してその周部をシールする被覆機構とからなり、前
記開梱機構には、使用済みの中間パッドにおけるパッド
本体の主表面を覆うカバーフィルム部分を吸着機構で吸
着浮上させて切断する横断カッタと、カバーフィルムの
サイドシール部を切断するサイドカッタと、切断開封さ
れたカバーフィルムをパッド本体から分離除去するカバ
ーフィルム回収機構とを備え、前記被覆機構には、パッ
ド本体の上下の主表面に沿って新しいカバーフィルムを
供給するカバーフィルム供給機構と、パッド本体の周部
においてカバーフィルムを封止するシール機構とを備え
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、使用済みの中間パッドのカバ
ーフィルムはサイドカッタおよび横断カッタによる開梱
処理を受けた後、カバーフィルム回収機構によってパッ
ド本体から分離除去される。カバーフィルムが取り除か
れたパッド本体には、その上下の主表面に沿って新しい
カバーフィルムが供給された後、パッド本体の周部にお
いてカバーフィルムがシール機構によって封止される。
【0008】
【実施例】
実施例1 図1に本発明に係る中間パッドのカバー取替装置の全体
側面を示す。この装置は、基本的には、使用済み中間パ
ッド供給機構10と、使用済み中間パッド1のカバーフ
ィルム4を切断してパッド本体2から除去する開梱機構
20と、カバーフィルム4の回収装置40と、カバーフ
ィルム4の除去されたパッド本体2に新しいカバーフィ
ルム4aを被覆してシールする被覆機構50と、カバー
フィルム取り替えの完了した中間パッド1Aを回収する
再生パッド回収機構80とを直列に配置して構成されて
おり、以下に各部の詳細な構成とその機能について説明
する。
【0009】前記使用済み中間パッド供給機構10は、
図1に示すように、パンタグラフ式に油圧昇降されるリ
フター11に多数の使用済み中間パッド1を積み上げ装
填し、その最上部のものから1枚づつ処理経路に向けて
プッシャー12で送り出すように構成されている。な
お、リフター11は、パンタグラフ式に限定されるもの
でなく積み上げた中間パッドを上昇させる公知の手段で
あればいずれであってもよい。
【0010】図2ないし図7に前記開梱機構20の詳細
を示す。開梱機構20の入口にはサイドシール部切断装
置13が設けられている。該装置は、図3に示すように
中間パッド1の走行域の両側に設けられたエアシリンダ
13a、該エアシリンダにより昇降する吸盤13b、該
吸盤の下方で、中間パッドの走行域の両外側に設けら
れ、前記走行域の内側に向って前進する(左右)1対の
ナイフ13cと、該ナイフを前後進させるエアシリンダ
13dと、該ナイフの下方に設けられたエアノズル13
eとから構成される。中間パッド1がプッシャー12に
よって押出され、その先端が図1のの位置に達し、図
2に示すようにガイド・ローラ21a、21b上に乗る
と、吸盤13bがエアシリンダ13aの作動で下降し、
中間パッド1のカバーフィルム4の両側端を吸上げ、上
昇を開始する。一方エアノズル13eは空気を噴射し、
カバーフィルム4とパッド本体2の間の分離を容易にす
る。次いでナイフ13cがエアシリンダ13dの作動に
よりパッド本体2の上面とカバーフィルム4の間に進入
する(図12、A、B、C参照)。次いで駆動されるニ
ップローラ22a、22b、22c、22dが次々と下
降し、中間パッド1の上面に接触し、中間パッド1を図
の左方向に送ると、ナイフ13cが中間パッド1の両側
端のサイドシール部S3を切断し、後退する(図12D
参照)。中間パッド1の先端が図1のの位置に達する
と、適当な検出手段がこれを検出し、ニップローラ22
a、22b、22c、22dの駆動を停止し、再び上昇
させる。
【0011】図4を参照する。ガイドローラ21c、2
1d(又はニップローラ22c、22d)の前後左右箇
所には、中間パッド1を左右から挟み込んで左右方向の
中央に位置決めするセンタリングガイド23が左右進退
自在に配備されていて、中間パッド1の左右位置決めが
なされる。
【0012】更に図4に示すように、ガイドローラ21
c、21d(又はニップローラ22c、22d)のほぼ
中間の上方には、前後2組の吸着機構24a及び24b
が昇降可能に配備されている。この吸着機構24a及び
24bは、図5及び図6に示すようにパッドの走行域を
跨いで左右の主フレーム25に架設したアーチ型フレー
ム26の上部に前後一対のシリンダ27a及び27bを
取り付け、該シリンダによって昇降される横長の支持ア
ーム28a及び28bに複数の吸盤29a及び29bを
装備して構成されたものであり、中間パッド1の上表面
に被されているカバーフィルム4部分の前後中間部を吸
着してパッド本体2から浮上させる機能を有している。
【0013】また、この前後吸着機構24a及び24b
の間には、吸着浮上されたカバーフィルム4部分を左右
に横断して切開する横断カッタとしての熱線カッタ31
が張設されている。この熱線カッタ31は、前記アーチ
型フレーム26の左右に上下移動可能に装備した可動部
材32に亘って掛け張られており、左右の可動部材32
が同調してエアシリンダにより上下動されることで熱線
カッタ31が平行に昇降するようになっている(図12
E、図13F参照)
【0014】なお、サイドシール部切断装置13及び前
後吸着機構24a及び24bにおいて、各吸盤29a、
29bの吸着を確実にするため、吸盤がカバーフィルム
と全面にぴったりと接触するよう、吸盤と真空ノズルは
ボールジョイントで連結されているのが好ましく、又あ
る吸盤がカバーフィルムを吸着し損じたとき、他の吸盤
の吸着力が減少するのを防ぐため、各吸盤はそれぞれ独
立して減圧源と連結されているのが好ましい。
【0015】開梱機構20の終端部には、上記のように
して横断カットされるとともにサイドシール部S3が切
断されたカバーフィルム4をパッド本体2から剥離除去
するカバーフィルム回収機構40が設けられている(図
4及び7参照)。このカバーフィルム回収機構40は、
パッド走行路の上部に配備されニップローラ22dとベ
ルト36で連結され、該ニップローラと共に昇降するフ
ィルム排出ローラ41と、該ローラに後続して配置さ
れ、エアシリンダ33aで作動するプッシャー33と、
該プッシャーに後続するエアノズル34と、該ノズルと
ニップローラ22eとの間に位置するスクレーパー35
と、パッド走行路下方に配備されて前後に往復移動する
一対のフィルム振り落としローラ42と、フィルム振り
落としローラ42によってつづら折りされる回収カバー
フィルム4をガイド43を介して受け止め載置するリフ
ター44とを備えて構成されたものである。
【0016】フィルムの切断が完了すると、排出ローラ
41、ニップローラ22d及びこれら両ローラを連結し
ているベルト36のアッセンブリー全体が下降すると共
に回動を開始し、中間パッド1の上面を被覆するカバー
フィルム4の前部を前方に繰り出し始める。同時に前後
吸着機構24a及び24bの前列吸盤(群)29aがフ
ィルム4を開放するが、後列吸盤(群)29bはカバー
フィルム4を吸着し続ける(図13G参照)。次いで、
エアノズル34は空気を噴射し、繰出されたカバーフィ
ルム4がベルト36に付いて、上方に持上げられるのを
防止する。次に図示されていないエアシリンダーの作動
により、排出ローラ41、ニップローラ22d、ベルト
36のアッセンブリー全体が上昇して、中間パッド1か
ら離れると、エアシリンダ33aが作動してプッシャー
33が下方に伸び、カバーフィルム4の先端を一対の振
落しローラ42に導く(図13H参照)。次いで後列吸
盤(群)29bがカバーフィルム4を解放すると、排出
ローラ41、ニップローラ22d、ベルト36のアッセ
ンブリー全体が再び下降し、パッド本体2を被覆機構5
0に送り始める(図13I参照)。カバーフィルム4が
除去される速度とパッド本体2の移動速度が等しいた
め、パッド本体2の上面を被覆するカバーフィルム4の
後部は、パッド本体2の上面を被覆したまま、ベルト3
6により、該ベルトの下を通過して前方に送られるが、
ニップローラ22eに達する前にスクレーパー35によ
って進行を妨げられる(図14J参照)。パッド本体2
がスクレーパー35の下を通過し終える頃には中間パッ
ド1から除去されたフィルムは振落しローラ42によっ
て完全にパッド本体2から分離される。
【0017】中間パッド1から除去されたカバーフィル
ム4は一対のフィルム振り落としローラ42を介してづ
つら折りされながらリフター44上に送りこまれる。
【0018】図8および図9に前記被覆機構50の詳細
を示す。この被覆機構50には、開梱機構20から送り
出されたパッド本体2を水平に載置案内するガイドロー
ラ51a、51b、51cと、ガイドローラ51b、5
1cに対してそれぞれ昇降可能なニップローラ52b、
52cが配備されてパッド本体搬送処理経路が構成され
ており、駆動されるニップローラ52b、52cがパッ
ド本体2の上面に下降接触されることでパッド本体2が
図中左方向に送られ、その先端が図1の位置に達した
とき、適当な検出手段がこれを検出し、ニップローラ5
2b、52cの駆動が停止されるようになっている。
【0019】このパッド本体搬送経路における後端部の
上下には、フィルム原反ロール4R(図1参照)から2
枚の新しいカバーフィルム4aを導入案内する一対のフ
ィルムガイドローラ54が横架されて、カバーフィルム
供給機構55が構成されている。2枚のカバーフィルム
4aは、先のシール工程でその前端が前シール部S1
(図15参照)で接続されていて、この2枚のカバーフ
ィルム4aの間にパッド本体2が挟み込まれるように送
り込まれることになる(図14J参照)。
【0020】また、パッド本体搬送処理経路における後
端部の上部には、前後に小間隔をもって一対のヒートプ
レート56が昇降自在に配備されるとともに、パッド本
体搬送処理経路における後端部の下部には、前記ヒート
プレート56に対向する一対の受け部材57が昇降自在
に配備されている。このヒートプレート56は、パッド
本体搬送処理経路を跨いで左右の主フレーム58に架設
されたアーチ型フレーム59の上部に、シリンダ60を
介して昇降自在に装備された横長アーム61の下面に装
着されたものである。また、受け部材57は、シリンダ
62で昇降される横長フレーム63の上面に装着された
ものであり、夫々が互いに接近昇降することで、パッド
本体2の直後部において上下のカバーフィルム4aが前
後2箇所で全幅に亘ってヒートシールされ、現在処理さ
れているパッドの後シール部S2(図15参照)と、次
に処理されるパッドに対する前シール部S1とが同時に
形成されるようになっている。
【0021】また、図9に示すように、前記横長フレー
ム63には、シリンダ64で上下駆動されて、両受け部
材57の間から出退するカッタ65が装備されており、
前後のシール部S1、S2の間においてカバーフィルム
4aを切断するようになっている。つまり、このシール
および切断によって、現在処理しているパッド本体2に
被覆したカバーフィルム4aの後部シールと、次に処理
されるパッド本体2に被覆したカバーフィルム4aの前
部シールとが同時に行われるのである。
【0022】更に、図10に示すように、パッド本体搬
送処理経路における前後中間の左右箇所には、ヒートプ
レート片66と、これに対向する受け部材67が昇降自
在に配備されている。このヒートプレート片66は、パ
ッド本体搬送処理経路を跨いで主フレーム58に架設さ
れたアーチ型フレーム68の上部に、シリンダ69を介
して昇降自在に設けられた支持部材70の左右下面に装
着されたものである。また、受け部材67は、シリンダ
72で昇降される横長フレーム71の上面に装着された
ものであり、ヒートプレート66と受け部材67が互い
に接近昇降することで、パッド本体2に被覆したカバー
フィルム4aの左右張出し部における前後中間部位が局
部的にヒートシールされて、サイドシール部S3が形成
されるようになっている(図14K参照)。
【0023】このように、ヒートプレート56とヒート
プレート片66とによって、パッド本体2に被覆された
新しいカバーフィルム4aの周部を封止するシール機構
が構成されているのである。
【0024】前記ヒートシール工程が完了すると、ニッ
プローラ52b、52cが下降し、新しいカバーフィル
ム4aで被覆された再生中間パッド1Aを図の左方向に
送り出す(図14L参照)。再生中間パッド1Aは図1
及び図14Lに示すように、再生パッド回収機構80の
ガイドローラ81a、81bに受け取られ、駆動される
ニップローラ82a、82bと接触して更に図の左方向
に送られる。再生中間パッド1Aの後端がニップローラ
82bを通過すると(他に別の送り手段がないので)、
図1の位置で自然に停止する。この中間パッド1Aを
更に前進させて、油圧昇降するリフター84上に積重ね
るため、図1及び図11に示すように、前記被覆機構5
0と再生パッド回収機構80の間に昇降用エアシリンダ
83cと前後進用エアシリンダ83bを作動源とし、再
生中間パッド1Aをリフター84上に押出すプッシャー
83aが設けられている。なお、リフター84は中間パ
ッドが1枚載置される毎に、自動的に中間パッド1枚の
厚さに相当する距離だけ下降する構成になっている。
【0025】なお、本実施例ではサイドシール部S3が
前後中間に局部的に形成されている中間パッド1に対応
して構成した場合を示したが、サイドシール部S3を前
後シール部S1、S2と同様に連続して形成した中間パ
ッド1を取扱う場合には、開梱機構20におけるサイド
カッタ13を前後に長い熱線カッタとすればよい。
【0026】又、開梱機構20において、ガイドローラ
21a〜e、ニップローラ22a〜e、排出ローラ41
のみを作動させ、他の部分の作動を選択的に停止させる
スイッチを設けると、本発明の中間パッドのカバー取替
装置は新しいパッド本体をカバーフィルムを被覆するた
めにも使用することができる。
【0027】なお、本実施例では、切断手段としてナイ
フ13c、熱線カッター31を用いたが、これらに限定
されるものでなく、公知の切断手段であれば、いずれで
あってもよい。また、移動手段としてシリンダを用いた
が、これに限定されるものでなく、チェーンをモータ等
で移動させる移動手段、あるいはラックとピニオンを用
いた移動手段など公知の移動手段のいずれであってもよ
い。
【0028】実施例2 上記実施例1の装置では、図15に示すように、カバー
フィルム4の周辺には、前後辺に各1ヶ所のシール部S
1及びS2と、左右辺各1ヶ所のサイドシール部S3が
設けられるが、以下に述べる本実施例の装置では、図1
6及び図17に示すように、カバーフィルム4には、そ
の前後辺と左右辺に、それぞれ実質的に完全接着された
本シール部S1、S2、S3が設けられ、これら本シー
ル部の内側に剥離容易に不完全接着された仮止めシール
部S4、S5、S6を設けることができる。これは仮止
めシール部によって、中間パッド本体2がカバーフィル
ム4の内部で偏った位置に移動するのを防ぐと共に、図
18に示すように被梱包物の端部(図面では巻糸体5の
ボビン6)を中間パッドの位置決め孔(又は凹み)3に
挿通したとき、その際の引張力によって仮止めシール部
S4、S5、S6が剥がれて、カバーフィルム4がパッ
ド本体2の中央寄りに移動し、被梱包物の差込整列を容
易にするためである。
【0029】上記のように、カバーフィルム4の周辺に
本シール部S1、S2、S3と仮止めシール部S4、S
5、S6を併せて設けるため、この実施例2の装置の被
覆機構は図19及び図20に示す構造を有する。すなわ
ち、図19に示すように、カバーフィルムの前後端をシ
ールするヒートプレートは、中間パッド後端の仮止めシ
ール部S5を形成するヒートプレート56a、中間パッ
ド後端の本シール部S2を形成するヒートプレート56
b、中間パッド前端の本シール部S1を形成するヒート
プレート56c、中間パッド前端の仮止めシール部S4
を形成するヒートプレート56dからなり、ヒートプレ
ート56bと56cの間にはカッター65が進入する間
隙が設けられている。又、図20に示すように、カバー
フィルムの左右端をシールするヒートプレートは、左右
それぞれ本シール部を形成するヒートプレート66aと
仮止めシール部を形成するヒートプレート66bとで構
成される。又、本シール部を形成するヒートプレート5
6b、56c、66aと仮止めシール部を形成するヒー
トプレート56a、56d、66bとが互いに異なる電
圧及び又は通電時間で通電できる制御回路が設けられて
いる。従って、仮止めシール部を形成するヒートプレー
トを比較的低電圧で、短時間通電するように、又本シー
ル部を形成するヒートプレートはそれより高電圧で、長
時間通電するように設定しておくと、カバーフィルム4
の周辺に、図16のように実質的に完全接着した本シー
ル部S1、S2、S3と、その内側に剥離容易に不完全
接着した仮止めシール部S4、S5、S6を設けること
ができる。本実施例2の装置はその他の点では実施例1
の装置と異なるところはないので詳細な説明を省略す
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用済みの中間パッドのカバーフィルム除去処理から新
しいカバーフィルムの供給および封止処理をすべて機械
的に極めて能率よく短時間で行うことができ、再生コス
トの低減を図って安価に中間パッドを再使用することが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る中間パッドのカバ
ー取替装置の全体側面図である。
【図2】開梱機構の一部(サイドシール部切断装置)を
示す側面図である。
【図3】開梱機構の一部(サイドシール部切断装置)を
示す正面図である。
【図4】開梱機構の一部(サイドシール部切断装置以外
の部分)を示す側面図である。
【図5】開梱機構の一部を示す正面図である。
【図6】開梱機構の一部を示す平面図である。
【図7】カバーフィルム回収機構の概略側面図である。
【図8】被覆機構の側面図である。
【図9】被覆機構におけるシール機構の一部を示す正面
図である。
【図10】被覆機構におけるサイドシール機構の一部を
示す正面図である。
【図11】再生中間パッド回収機構の平面図である。
【図12】図1の装置の各部の作動を工程順に説明する
ための部分概略側面図である。
【図13】図1の装置の各部の作動を工程順に説明する
ための部分概略側面図である。
【図14】図1の装置の各部の作動を工程順に説明する
ための部分概略側面図である。
【図15】中間パッドの使用例を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る中間パッドのカバー取替装置の
第2の実施例で完成される中間パッドの平面図である。
【図17】図16に示す中間パッドのX−X線に沿った
断面図である。
【図18】図16の中間パッドの使用例を示す側断面図
である
【図19】本発明の第2の実施例の中間パッド取替装置
における被覆機構の側面図である。
【図20】図17に示す被覆機構の一部を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…中間パッド 2…パッド本体 3…位置決め孔 4…カバーフィルム 5…巻糸体 6…ボビン 10…使用済み中間パッド供給機構 11…リフター 12…プッシャー 13…サイドシール部切断装置 13a…エアシリンダ 13b…吸盤 13c…ナイフ 13d…エアシリンダ 13e…エアノズル 20…開梱機構 21a〜21d…ガイドローラ 22a〜22d…ニップローラ 23…センタリングガイド 24a、24b…吸着機構 25…主フレーム 26…アーチ型フレーム 27a、27b…シリンダ 28a、28b…支持アーム 29a、29b…吸盤 31…熱線カッタ 32…可動部材 33…プッシャー 33a…エアシリンダ 34…エアノズル 35…スクレーパー 36…ベルト 40…回収装置 41…フィルム排出ローラ 42…フィルム振り落しローラ 43…ガイド 44…リフター 50…被覆機構 51a、51b、51c…ガイドローラ 52b、52c…ニップローラ 54…フィルムガイドローラ 55…カバーフィルム供給機構 56、56a〜56d…ヒートプレート 57…受け部材 58…主フレーム 59…アーチ型フレーム 60…シリンダ 61…横長アーム 62…シリンダ 63…横長フレーム 64…シリンダ 65…カッタ 66、66a、66b…ヒートプレート 67…受け部材 68…アーチ型フレーム 69…シリンダ 70…支持部材 71…横長フレーム 72…シリンダ 80…再生パッド回収機構 81a、81b…ガイドローラ 82a、82b…ニップローラ 83a…プッシャー 83b、83c…シリンダ 84…リフター S1…前シール部 S2…後シール部 S3…サイドシール部 S4〜S6…仮止めシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 昇 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 (72)発明者 増田 忠雄 大阪府高槻市大塚町1丁目9番3号 王子 製袋株式会社内 (72)発明者 宮園 昭夫 大阪府高槻市大塚町1丁目9番3号 王子 製袋株式会社内 (72)発明者 岩崎 廣司 東京都千代田区外神田3丁目6番4号 王 子製袋株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッド本体全体をカバーフィルムで被覆
    してなる使用済みの中間パッドのカバーフィルムを取り
    替えて再生する装置であって、 使用済みの中間パッドのカバーフィルムを切断してパッ
    ド本体から除去する開梱機構と、前記開梱機構から送り
    出されたパッド本体に新しいカバーフィルムを被覆して
    その周部をシールする被覆機構とからなり、 前記開梱機構には、使用済みの中間パッドにおけるパッ
    ド本体の主表面を覆うカバーフィルム部分を吸着機構で
    吸着浮上させて切断する横断カッタと、カバーフィルム
    のサイドシール部を切断するサイドカッタと、切断開封
    されたカバーフィルムをパッド本体から分離除去するカ
    バーフィルム回収機構とを備え、 前記被覆機構には、パッド本体の上下の主表面に沿って
    新しいカバーフィルムを供給するカバーフィルム供給機
    構と、パッド本体の周部においてカバーフィルムを封止
    するシール機構とを備え、 てあることを特徴とする積層梱包用中間パッドのカバー
    取替装置。
  2. 【請求項2】 前記被覆機構には、パッド本体の上下の
    主表面に沿って新しいカバーフィルムを供給するカバー
    フィルム供給機構と、パッド本体の周部において前記上
    下のカバーフィルムを封止するシール機構と、前記中間
    パッドと前記シール機構との間において前記上下のカバ
    ーフィルムを仮止めするシール機構とを備えてあること
    を特徴とする請求項1に記載の積層梱包用中間パッドの
    カバー取替装置。
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