JPH05294223A - 後輪制動力制御装置 - Google Patents

後輪制動力制御装置

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JPH05294223A
JPH05294223A JP4101400A JP10140092A JPH05294223A JP H05294223 A JPH05294223 A JP H05294223A JP 4101400 A JP4101400 A JP 4101400A JP 10140092 A JP10140092 A JP 10140092A JP H05294223 A JPH05294223 A JP H05294223A
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JP
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pressure
rear wheel
braking force
break point
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Withdrawn
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JP4101400A
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English (en)
Inventor
Takao Morita
隆夫 森田
Tsutomu Matsukawa
勉 松川
Tadao Tanaka
忠夫 田中
Hiromichi Yasunaga
弘道 安永
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Priority to US08/036,542 priority patent/US5297861A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦折れ点圧力の目標値を設定した後に所定
時間経過する前に発生する制動減速度が所定値以上であ
る場合には制動終了後に目標値を上昇補正するようにし
て常に適切な後輪制動力配分制御を行なうこと。 【構成】 折れ点圧力の初期値として第1目標値を設定
し、ABSバルブ14,17,20,22が作動された
時にマスタシリンダ圧を折れ点圧力の第2目標値として
メモリに設定し、以降後輪がロックする前兆を検出する
と目標値を更に下げて上記メモリに設定し、タイマ管理
下により上記メモリに新たな目標値が設定される毎にそ
の目標値を所定時間だけ保持し、メモリに目標値が所定
時間保持されている間に発生する制動減速度が所定値以
上である場合には制動終了後に目標値を上昇補正するよ
うにコントローラ37で制御している。そして、マスタ
シリンダ圧がメモリに記憶されている目標値以上になる
とPCV26,27を閉制御して前輪のブレーキ力に対
する後輪のブレーキ力の比を低下させるように制御する
ように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は前輪制動力と後輪制動力
との配分を制御する後輪制動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキペダルを踏み込むと、マスタシ
リンダで発生したブレーキ液圧(以下、マスタシリンダ
圧という)は4輪のホイールシリンダに伝達され、各輪
に制動力が発生する。
【0003】ブレーキペダルの踏み込みを大きくする
と、各輪に発生する制動力が大きくなるため、車両の減
速度が大きくなる。車両の減速度が大きくなると、後輪
荷重が減少するため、後輪の接地性が低下する。このよ
うに車両の減速度が大きくなるような制動(高G制動)
を発生させる制動状況下において、マスタシリンダ液圧
を前輪と後輪のホイールシリンダにほぼ同じ配分で分配
して伝達すると、後輪の接地性が低下しているため、後
輪が先にロックし、車両の制動安定性が悪くなるという
問題がある。
【0004】このため、制動力が小さいときはマスタシ
リンダ圧をそのまま後輪のホイールシリンダに伝達し、
マスタシリンダ圧が設定圧力以上になると後輪のホイー
ルシリンダへ伝達される液圧の上昇率を下げるようにし
て後輪の早期ロックを防止する機能するプロポーショニ
ングバルブ(PCV)をブレーキ系統に組み込んでい
る。
【0005】また、このプロポーショニングパルプをバ
イパスするバイパス弁を設け、上述した設定圧力までは
バイパス弁を開いておき、設定圧力以上になるとバイパ
ス弁を閉じてプロホーショニングバルブを利かせるよう
にして、折れ点圧力を可変設定することにより後輪への
制動力配分を好適に制御するようにした後輪制動力制御
装置が考えられている(特願平3−315660号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような後輪制動力
制御装置における折れ点圧力の設定は、後輪の荷重を例
えば、サスペンションの変位を検出することにより予測
し、この後輪荷重から上述したプロポーショニングパル
プをバイパスするバイパス弁を閉じる折れ点圧力を設定
している。しかし、路面状況によっては設定された折れ
点圧力に達する前に後輪がスリップを開始してしまうこ
ともあり得る。
【0007】このため、一度設定した折れ点圧力に達す
る前に後輪がロックする前兆が検出された場合には折れ
点圧力を下げるように調整することにより、いかなる路
面状況下においての後輪のロックを発生させることなく
後輪への制動力配分を好適に制御できる後輪制動力制御
装置が考えられている(特願平4−73648号)。
【0008】このような後輪制動力制御装置では後輪が
ロックする前兆を検出すると、折れ点圧力を下げるよう
に調整してその折れ点圧力を所定時間だけ保持し、さら
に後輪がロックする前兆を検出すると折れ点圧力を更に
下げてその値を所定時間だけ保持するようにしている。
【0009】このように折れ点圧力を所定時間保持して
いる間に車両が走行している路面の摩擦係数μが変化し
て、折れ点圧力を高い値に戻しても後輪がロックしない
状況も発生し得る。しかし、折れ点圧力は所定時間保持
されるため、その所定時間の間は折れ点圧力を高くして
適切な後輪制動力配分制御を行なうことはできなかっ
た。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は一旦折れ点圧力の目標値を設定した後に
所定時間経過する前に発生する制動減速度が所定値以上
である場合には制動終了後に目標値を上昇補正するよう
にして常に適切な後輪制動力配分制御を行なうことがで
きる後輪制動力制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項第1項に係わる後
輪制動力制御装置はマスタシリンダ圧を検出するマスタ
シリンダ圧検出手段と、前輪のブレーキ力に対する後輪
のブレーキ力の比が低下する折れ点圧力を可変設定可能
な制御弁手段と、後輪のロック傾向を検出するロック傾
向検出手段と、上記折れ点圧力の目標値をメモリに設定
し、後輪がロックする前兆を検出すると上記目標値を下
げて上記メモリに設定し、タイマ管理下により上記メモ
リに新たな目標値が設定される毎にその目標値を所定時
間だけ保持する折れ点圧力設定手段と、上記メモリに目
標値が所定時間保持されている間に発生する制動減速度
が所定値以上である場合には制動終了後に目標値を上昇
補正する補正手段と、上記マスタシリンダ圧検出手段で
検出されたマスタシリンダ圧が上記メモリに記憶されて
いる目標値以上になると上記制御弁手段を作動させて前
輪のブレーキ力に対する後輪のブレーキ力の比を低下さ
せる制御手段と具備する。
【0012】
【作用】折れ点圧力の目標値を下げて上記メモリに設定
し、タイマ管理下により上記メモリに新たな目標値が設
定される毎にその目標値を所定時間だけ保持し、メモリ
に目標値が所定時間保持されている間に発生する制動減
速度が所定値以上である場合には制動終了後に目標値を
上昇補正するようにしている。そして、マスタシリンダ
圧がメモリに記憶されている目標値以上になると制御弁
手段を作動させて前輪のブレーキ力に対する後輪のブレ
ーキ力の比を低下させるように制御している。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る後輪制動力制御装置について説明する。図1は本発明
の一実施例に係わる後輪制動力制御装置を示すブロック
図、図2及び図3は同実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート、図4はコントローラの機能手段を説明す
るためのブロック図、図5はプロポーショニングバルブ
の入出力特性を示す図、図6乃至図9は折れ点圧力の目
標値を上昇補正する動作を示すフローチャート、図10
はタイマの計時動作を説明すめためのフローチャートで
ある。
【0014】図1において、11はブレーキペダルであ
る。このブレーキペダル11の踏力は倍力装置12を介
して増幅された後、タンデムのマスタシリンダ13に伝
達される。
【0015】このマスタシリンダ13はブレーキペダル
11の踏み込み量に応じてブレーキ液圧を発生する2つ
の液圧発生部(図示しない)を備えている。一方の液圧
発生部はABS(アンチロックブレーキシステム)14
が取り付けられた配管15を介して左側前輪のホイール
シリンダ161 に接続されると共に、配管15の途中か
ら分岐しABSバルブ17及びPCV182 が取り付け
られた配管19を介して右側後輪のホイールシリンダ1
4 に接続される。
【0016】また、他方の液圧発生部はABSバルブ2
0が取り付けられた配管21を介して右側前輪のホイー
ルシリンダ162 に接続されると共に、配管21の途中
から分岐しABSバルブ22及びPCV181 が取り付
けられた配管23を介し左側後輪のホイールシリンダ1
3 に接続される。
【0017】PCV181 及び182 は制動力が小さい
ときはマスタシリンダ圧をそのまま後輪のホイールシリ
ンダに伝達し、マスタシリンダ圧が設定圧力以上になる
と後輪のホイールシリンダへ伝達される液圧の上昇率を
下げるように機能する公知のプロポーショニングバルブ
である。
【0018】つまり、PCV181 及び182 の特性曲
線は図5の実線Cで示すように、マスタシリンダ圧が設
定圧力Poより小さい領域では傾きが「1」であり、マ
スタシリンダ圧が設定圧力Poを越えると、マスタシリ
ンダ圧に対する後輪制動力の傾きが小さくなるように変
化する。この設定圧力PoはPCV181 及び182
機械的要件により一義的に決定される。
【0019】PCV181 の上流側と下流側との間には
バイパス管24が設けられ、PCV182 の上流側と下
流側との間にはバイパス管25が設けられている。この
バイパス管24及び25にはそれぞれ常開の電磁開閉弁
であるPCVバイパスバルブ26,27がそれぞれ設け
られている。
【0020】このため、PCVバイパスバルブ26,2
7を閉作動させるマスタシリンダ圧を可変設定すること
により、図5に斜線で示した領域内で後輪制動力が制御
可能となっており、理想制動力曲線Bに示される制動力
よりも高い制動力を後輪に発生させることが可能となっ
ている。
【0021】また、31は左側前輪の車輪速度VFLを検
出する車輪速センサ、32は右側前輪の車輪速度VFRを
検出する車輪速センサ、33は左側後輪の車輪速度VRL
を検出する車輪速センサ、34は右側後輪の車輪速度V
RRを検出する車輪速センサ、35は車速Vを検出する車
速センサである。各車輪速度VFL,VFR,VRL,VRR信
号及び車速V信号はABSコントローラ36に入力され
る。
【0022】このABSコントローラ36はマイクロコ
ンピュータ及びその周辺回路により構成されているもの
で、各車輪速度VFL,VFR,VRL,VRR及び車速Vに基
づいて各輪毎のスリップ率Sをそれぞれ計算し、各車輪
毎に設けられているABSバルブ14,20,22,1
7にABS信号a1〜a4をそれぞれ出力する。このA
BS信号a1〜a4は例えばその信号レベルによりホイ
ールシリンダ161 〜164 にブレーキ液を込める増圧
信号、ホイールシリンダ161 〜164 に込めたブレー
キ液を保持する保持信号、ホイールシリンダ161 〜1
4 からブレーキ液を抜く減圧信号をそれぞれ意味す
る。なお、このABSコントローラ36は車輪のスリッ
プ率Sが所定値以上になると先ず保持信号を出力し、そ
の後減圧信号を出力する。
【0023】ABSコントローラ36はABS信号a1
〜a4、スリップ率S信号、車速V信号を例えば、マイ
クロコンピュータ及びその周辺回路により構成されるコ
ントローラ37に出力する。さらに、配管15に設けら
れたマスタシリンダ圧PMを検出する圧力センサ38か
ら出力されるマスタシリンダ圧PM信号、前後方向の加
速度を検出するGセンサ39からの検出出力、ブレーキ
ペダル(図示しない)が踏み込まれるとオン信号を出力
するブレーキスイッチ(BSW)40の検出出力はコン
トローラ37に入力されている。このコントローラ37
はPCVバイパスバルブ26,27の開閉制御をそれぞ
れ独立に制御している。
【0024】このコントローラ37は左側後輪のPCV
181 をバイパスするPCVバイパスバルブ26を閉じ
るマスタシリンダ圧、つまり左側後輪の折れ点圧力PL
を記憶するメモリm1、右側後輪側のPCV182 をバス
パスするPCVバイパスバルブ27を閉じるマスタシリ
ンダ圧、つまり右側後輪の折れ点圧力PR を記憶するメ
モリm2、高μ路で0.6Gの制動を行った場合の折れ点
圧力P1 を記憶しているメモリm3を備えている。なお、
このメモリm3はROM(リード・オンリ・メモリ)によ
り構成されている。このコントローラ37は入力される
ABS信号a1〜a4に基づいてメモリm1及びm2に折れ
点圧力PL ,PR をそれぞれ設定する制御プログラムを
記憶しているもので、コントローラ37は所定サンプリ
ング時間毎にマスタシリンダPとメモリm1及びm2にそれ
ぞれ設定された折れ点圧力PL ,PR とを比較し、「P
≧PL 」となると左側後輪のPCV181 をバイパスす
るPCVバイパスバルブ26を閉制御し、「P≧PR 」
となると右側後輪のPCV182 をバイパスするPCV
バイパスバルブ27を閉制御する。
【0025】例えば、図5に示すように折れ点圧力PL
(PR )が設定圧力Poより高い圧力P1が設定された
場合には、PCVバイパスバルブ26(27)はマスタ
シリンダ圧がP1 になるまで開けられているので、後輪
制動力はAで示すように変化し、後輪制動力が増加す
る。
【0026】なお、図2及び図3のフローチャートは後
輪の一方の車輪側、例えば左後輪のPCV181 をバイ
パスするPCVバイパスバルブ26を閉じる折れ点圧力
PLを設定する制御プログラムの内容を示しているもの
で、右後輪のPCV182 をバイパスするPCVバイパ
スバルブ27を閉じる折れ点圧力PR を設定するフロー
チャートも同様な内容であるので、その記載については
省略する。
【0027】次ぎに、上記のように構成された本発明の
一実施例の動作する。まず、左後輪のPCV181 をバ
イパスするPCVバイパスバルブ26を閉じる折れ点圧
力PL を記憶するメモリm1に初期値としてメモリm3に記
憶されている圧力P1 を第1目標値として設定する(ス
テップS1)。そして、左側後輪のABSバルブ22に
出力されるABS信号a3を判定し、その信号が保持信
号であるか判断する(ステップS2)。このステップS
2の判定で「YES」と判定された場合には、左側前輪
のABSバルブ14に出力されるABS信号a1を判定
し、その装置14は作動しているか、つまり、装置14
に保持信号あるいは減圧信号が出力されているか判定さ
れる(ステップS3)。このステップS3の判定で、左
側前輪のABSバルブ14が作動していないと判定され
るとステップS4以降の処理によりステップS1でメモ
リm1に設定した折れ点圧力PL を更新する処理が行われ
る。つまり、左側前輪より左側後輪の方が早くスリップ
が発生していると判定されると、左側後輪の折れ点圧力
PL を下げるように補正する処理がなされる。具体的に
は、ステップS3において「NO」と判定された時点で
圧力センサ38で検出したマスタシリンダ圧PMを読み
込み、メモリm1を更新し、第2目標値として設定する
(ステップS4,S5)。そして、タイマ1の計時動作
をスタートさせ、タイマ1に所定時間が計数されるまで
に左側後輪のABSバルブ22に出力されるABS信号
a3として減圧信号が検出された場合には(ステップS
6〜S8)、ステップS9以降の処理に進んで更に左側
後輪の折れ点圧力PL を下げるように補正する処理が行
われる。
【0028】ところで、上述したステップS5において
メモリm1の内容が更新されてからタイマ1で計数される
所定時間以内に左側後輪のABSバルブ22に出力され
るABSバルブ信号a3として減圧信号が出力されない
場合にはステップS8からステップS7に戻って、処理
が繰り返されタイマ1が所定時間を計数するまでメモリ
m1に設定される折れ点圧力PL はステップS5で更新さ
れた値に保持される。つまり、後輪のスリップが進行し
ていれば、左側後輪のABSバルブ22に出力されるA
BS信号a3は保持信号から減圧信号へと切替わってい
くわけであるが、保持信号が出力されてから減圧信号が
所定時間以内に発生しないということは、後輪のスリッ
プが進行していないと判断し、後輪への制動力配分が適
切であると判定されて折れ点圧力PLが所定時間保持され
る。なお、ステップS7においてタイマ1が所定時間の
計数を終了すると上述のステップS1に戻り同様の処理
が繰り返される。
【0029】ところで、上記ステップS8の判定で「Y
ES」、つまりタイマ1に所定時間が計数されるまでに
左側後輪のABSバルブ22に出力されるABS信号a
3として減圧信号が検出された場合には、メモリm1に設
定する折れ点圧力PL をマップ(図示しない)により更
に下げる方向に更新する処理がなされ、第3目標値が設
定される(ステップS9)。そして、タイマ2の計時動
作を開始させ、タイマ2に所定時間が計数されるまでに
左側前輪のABSバルブ14に出力されるABS信号a
1として作動信号が出力されていない状態、つまり保持
信号も減圧信号も出力されていない状態でしかも左側後
輪のABSバルブ22に出力されるABS信号a3とし
て作動信号、つまり保持信号あるいは減圧信号が出力さ
れている場合には、後述するステップS14以降の処理
に進んでメモリm1に設定する折れ点圧力PL をゼロに設
定する処理に移行する。
【0030】つまり、折れ点圧力PL をゼロに設定する
ケースとしては、前述したステップS9で折れ点圧力P
L が下げるように設定されてから、所定時間内に左側後
輪のみに作動信号が出力されるときのみである。このよ
うな場合には、左側後輪の制動力が高すぎるので、左側
後輪がスリップしていると判断され、後輪の制動力を更
に下げるべく折れ点圧力PL がゼロに下げられる。
【0031】なお、ステップS9においてメモリm1の内
容が更新されてからタイマ2で計数される所定時間以内
に左側前輪のABSバルブ14に出力されるABS信号
a1として作動信号(保持信号あるいは減圧信号)が出
力された場合、あるいは左側前輪のABSバルブ14に
出力されるABS信号a1として作動信号(保持信号あ
るいは減圧信号)が出力されていない場合でしかも左側
後輪のABSバルブ22に出力されるABS信号a3と
して作動信号が出力されていない場合には、上述したス
テップS11に戻って処理が繰り返されタイマ2が所定
時間を計数するまでメモリm1に設定する折れ点圧力PL
がステップS9で設定された値に保持される。つまり、
所定時間以内に左側前輪のABSバルブ14が作動した
場合には、折れ点圧力PL を所定時間保持しながらAB
Sコントローラ36の制御により前輪のスリップを防止
する処理を行なっている。
【0032】ところで、ステップS13で「YES」と
判定された場合にはメモリm1に設定する折れ点圧力PL
に第4目標値としてゼロが設定され、タイマ3の計時動
作が開始される。このタイマ3により所定時間が計数さ
れるまで、メモリm1に設定される折れ点圧力PL がゼロ
に保持される。また、上記タイマ1〜3は図10に示す
ように車速Vが3Km/h 以上、つまり車両が走行中であ
る場合に限って時間をカウントするようにしている。
【0033】つまり、メモリm1に設定する折れ点圧力P
L をゼロに設定することは、「P≧PL 」の条件が常に
満足されるので、コントローラ37はPCVバイパスバ
ルブ26を常時閉じられる。このため、PCV181
常時作動することになり、PCV181 の特性により図
5中に実線Cで示す制動力配分がなされ折れ点圧力が図
5に示したPoに所定時間保持されて後輪のスリップ率
が効果的に抑制される。
【0034】なお、タイマ3が所定時間を計数してステ
ップS16の判定で「YES」と判定された場合にはス
テップS1の処理に戻ってメモリm1に折れ点圧力PL の
初期値P1 が設定される。
【0035】つまり、折れ点圧力PL として図に示すよ
うな圧力P1 を設定した後、ABS信号により後輪がス
リップしていることが検出されると、折れ点圧力を順次
下げるようにしたので、一旦折れ点圧力を設定した後で
も折れ点圧力を下げて後輪にスリップが発生しない範囲
で後輪制動力を上げるように調整することができる。
【0036】さらに、左右のPCVバイパスバルブ2
6,27を閉じる折れ点圧力PL ,PR を独立に設定
し、開閉制御するようにしたので、左右輪に対する路面
の摩擦係数が異なる路面、つまりスプリット路での制動
時や、旋回制動時にも最適な制動力を得ることができ
る。
【0037】さらに、タイマ1〜3の計数を車両が走行
中のみに行なうようにしたので、設定した目標値を走行
時にのみ活用することができる。つまり、車両を停車中
にタイマ1〜3がカウントアップされてしまい、路面状
況が変化していないのに目標値を再度高い値に再度設定
して不要にABSが作動されるのを防止することができ
る。
【0038】ところで、コントローラ37の機能をブロ
ック図で示すと図4に示すようになる。図4において、
左側後輪の保持信号MAI (RL)はABSコントローラ3
6からABSバルブ22に出力されるABS信号a3が
保持信号であればHレベルとなり、それ以外の信号であ
ればLレベルとなる論理信号、左側前輪の減圧信号REL
(FL)はABSコントローラ36からABSバルブ14
に出力されるABS信号a1が減圧信号であればHレベ
ルとなり、それ以外の信号であればLレベルとなる論理
信号、MAI (FL)はABSコントローラ36からABS
バルブ14に出力されるABS信号a1が保持信号であ
ればHレベルとなり、それ以外の信号であればLレベル
となる論理信号、左側後輪の減圧信号REL (FL)はAB
Sコントローラ36からABSバルブ14に出力される
ABS信号a1が保持信号であればHレベルとなり、そ
れ以外の信号であればLレベルとなる論理信号である。
【0039】保持信号MAI (RL)はアンド回路41の一
方の入力端子に入力され、減圧信号REL (FL)あるいは
保持信号MAI (FL)はインバータ42を介してアンド回
路41の他方の入力端子に入力される。
【0040】アンド回路41の出力はタイマ1の入力端
子に入力される。タイマ1はアンド回路41の出力がH
レベルに立ち上がってから所定時間だけHレベル状態を
保持する。
【0041】タイマ1の出力はアンド回路43の一方の
入力端子に入力される。このアンド回路43の他方の入
力端子には減圧信号REL (RL)が入力されている。アン
ド回路43の出力はタイマ2に入力される。このタイマ
2はアンド回路43の出力がHレベルに立ち上がってか
ら所定時間だけHレベル状態を保持する。
【0042】また、タイマ1の出力は折れ点圧力の第2
の目標値P2を保持する保持部44に入力される。この
保持部44は圧力センサ37から出力されるマスタシリ
ンダ圧PMが入力されている。この保持部44はタイマ
1の出力がHレベル状態である間だけマスタシリンダ圧
PMを保持する。
【0043】この保持部44の出力は保持部45に入力
される。この保持部45は折れ点圧力の第3目標値P3
を保持する保持部45に入力される。この保持部45に
は上述したタイマ2の出力が入力されており、タイマ2
の出力がHレベル状態である間、保持部44から出力さ
れる折れ点圧力PMを「0.7倍」した値を保持する。
【0044】保持部44に保持されている第2目標値P
2及び保持部45に保持されている第3目標値P3は最
小値選択部46に入力される。この最小値選択部46に
はメモリm1に設定されている折れ点圧力の初期値P1が
入力されている。
【0045】また、REL (FL)信号はインバータ47を
介してアンド回路48の第1の入力端子に入力され、RE
L (RL)信号及びタイマ2の出力はそれぞれアンド回路
48の第2及び第3の入力端子に入力される。
【0046】アンド回路48の出力はタイマ3に入力さ
れる。タイマ3はアンド回路48の出力がHレベルとな
ってから所定時間Hレベル状態を保持する。タイマ3の
出力は折れ点圧力の第4目標値P4を保持する保持部4
9に入力される。この保持部49はメモリm3に記憶され
ている折れ点圧力の初期値P1が入力されており、この
保持部49は初期値P1を0.01倍した値を第4目標
値P4として保持する。この保持部49の出力は最小値
選択部46に入力される。このように初期値P1を0.
01倍すると図5の設定圧力Poより小さくなることが
予め判明しているため、0.01倍を乗算したが、第4
目標値P4として前述したフローチャートと同様にして
ゼロを設定しておいても良いし、Poより小さい値であ
れば良い。なお、折れ点圧力P1 〜P4 は図5に示して
おく。
【0047】さらに、保持部45で折れ点圧力PMを
「0.7倍」するようにしたが、前述したフローチャー
トの処理のようにマップで求めても良い。また、逆のこ
とが前述したフローチャートの処理についても言えるこ
とは言うまでもない。
【0048】最小値選択部46は入力される第1乃至第
4目標値P1〜P4のうち最小値を選択し目標圧力PL
として比較部50に出力する。比較部50は圧力センサ
37から出力されるマスタシリンダ圧PMと最小選択部
46から出力される目標圧力PL とを比較し、「PM≧
PL 」であれば、PCVバイパスバルブ26を閉じる制
御開始信号を図示しない駆動回路に出力する。上記タイ
マ1〜3の計数は図10に示すように車両が走行中(V
≧3Km/h )にのみ行われる。
【0049】次ぎに、図6乃至図9を参照して上述した
タイマ1〜3が作動する間に目標値を上昇補正する処理
について説明する。図6乃至図9において、まずメモリ
m1及びメモリm2に折れ点圧力の初期値、つまり第1目標
値としてP1 が設定される(ステップS21)。そし
て、メモリm1及びm2に前述した第2目標値が設定されて
いるか判定される(ステップS22)。そして、このス
テップS22で「YES」と判定されるまで、ステップ
S22の処理が繰り返される。
【0050】このステップS23で「YES」と判定さ
れた場合には、メモリm1及びm2に前述した第3目標値が
設定されているか判定される(ステップS23)。この
ステップS23で「NO」と判定された場合、つまり第
2目標値が設定されていると判定された場合には、図8
のステップS24以降の処理が行われる。
【0051】まず、ステップS24において、制動時に
Gセンサ39で検出される前後G、つまり制動減速度が
0.5g以上であるか判定される。ステップS24で
「YES」、つまり制動時に0.5gのような高い制動
を生じさせることができる場合には、メモリm1及びm2に
設定されている目標値が低いと判定される。そして、ス
テップS25において、ブレーキスイッチ(BSW)4
0がオフしたか判定され、「YES」と判定された場
合、つまり、ブレーキペダルが戻されるとステップS2
1の処理に戻って、メモリm1及びm2に第1目標値P1が
設定される。
【0052】つまり、0.5g以上の制動減速度を発生
していることは路面の摩擦係数μが高い路面を走行して
いると判断し、後輪がロックしない範囲で折れ点圧力の
目標値を高くして後輪の制動力を上昇している。
【0053】ところで、前述したステップS24で「N
O」と判定された場合には、第2目標値をメモリm1及び
m2に保持したまま、タイマを設定する(ステップS2
6)。そして、タイマに「30秒」が経過したら前述し
たステップS21に戻ってメモリm1及びm2に第1目標値
P1を設定する(ステップS27)。
【0054】このように、メモリm1及びm2に第2目標値
を設定し、タイマ1により所定時間が計数されるまで
に、0.5g以上の高い制動減速度が発生した場合に
は、ブレーキペダルが戻されるとすぐにメモリm1及びm2
の内容は第1目標値P1に戻される。しかし、メモリm1
及びm2に第2目標値を設定し、タイマ1により所定時間
が計数されるまでに、0.5g以上の高い制動減速度が
発生しない場合には、30分だけ第2目標値を保持した
後に第1目標値に戻される。つまり、目標値として第2
目標値が設定されている状態(つまり、ABSコントロ
ーラ36から保持信号が出力された状態)では、ドライ
バがもう少し強く制動すれば車輪はロックするおそれが
あるので、第2目標値を30分だけ保持するようにして
いる。
【0055】次に、前述したステップS23で「YE
S」と判定された場合にはメモリm1及びm2に第4目標値
が設定されているか判定される(ステップS28)。こ
のステップS28で「NO」と判定された場合、つまり
メモリm1及びm2に第3目標値が設定されていると判定さ
れた場合には、図9のステップS29の処理に進む。
【0056】まず、ステップS29において制動時にG
センサ39で検出される前後G、つまり制動減速度が
0.5g以上であるか判定される。ステップS29で
「YES」、つまり制動時に0.5gのような高い制動
を生じさせることができる場合には、メモリm1及びm2に
設定されている目標値が低いと判定される。そして、ス
テップS30おいて、ブレーキスイッチ(BSW)40
がオフしたか判定され、「YES」と判定された場合、
つまり、ブレーキペダルが戻されると前述したステップ
S26の処理に戻る。
【0057】このステップS29の判定で「NO」と判
定された場合には、第3目標値をメモリm1及びm2に保持
したまま、タイマを設定する(ステップS31)。そし
て、そのタイマに30分が経過したか判定される(ステ
ップS32)。そして、このステップS32の判定で
「YES」、つまり30分が計数されたと判定された場
合には前述したステップS26の処理が行われる。
【0058】つまり、メモリm1,m2に第3目標値が設定
されても、0.5g以上の制動減速度を発生しているこ
とは路面の摩擦係数μが高い路面を走行していると判断
し、後輪がロックしない範囲で折れ点圧力の目標値を高
くして後輪の制動力を上昇している。
【0059】ところで、ステップS32の判定で「N
O」、つまりステップS31で設定されたタイマが30
分を経過していないと判定された場合には、圧力センサ
38で検出されたマスタシリンダ圧PMがメモリm1及び
m2に設定された第3目標値以上であるか判定される(ス
テップS33)。このステップS33で「YES」と判
定された場合にはABSコントローラ36からコントロ
ーラ37に入力されているスリップ率Sが5%以下であ
るか判定される(ステップS34)。
【0060】このステップS34で「YES」と判定さ
れた場合、つまりマスタシリンダ圧を上げてもスリップ
が5%以下の小さい値しか発生しない場合には、路面の
摩擦係数μが大きく高い路面を走行していると判定さ
れ、折れ点圧力の目標値を上昇させて後輪の制動力を上
昇しても後輪がロックしないと判定されるためである。
このような場合には、目標値を高くするように修正処理
がなされる(ステップS35)。つまり、修正後の目標
値をPonとし、メモリm1及びm2に設定されている目標値
をPoとし、制動時のマスタシリンダ圧をPMとする
と、 Pon=Po+α(PMーPo)(ただし、αは設定定
数) ただし、Ponは第1目標値P1を越えない値である。
【0061】そして、タイマをセットし、タイマに30
分が経過するまで、ステップS33以降の処理が繰り返
し行われる。そして、ステップS36の判定でタイマに
30分が経過していると判定された場合には、前述した
ステップS21に戻ってメモリm1及びm2に第1目標値が
設定される。なお、前述したステップS33及びS34
で「NO」と判定された場合にはステップS32の処理
に戻る。
【0062】ステップS28の判定で「YES」と判定
された場合には、ステップS37以降の処理に移る。ま
ず、第4目標値をメモリm1及びm2に保持したまま、タイ
マを設定する(ステップS37)。そして、そのタイマ
に30分が経過したか判定される(ステップS38)。
そして、このステップS38の判定で「YES」、つま
り30分が計数されたと判定された場合には前述したス
テップS31の処理が行われる。
【0063】ところで、ステップS38の判定で「N
O」、つまりステップS37で設定されたタイマが30
分を経過していないと判定された場合には、圧力センサ
38で検出されたマスタシリンダ圧PMがメモリm1及び
m2に設定された目標値以上であるか判定される(ステッ
プS39)。このステップS39で「YES」と判定さ
れた場合にはABSコントローラ36からコントローラ
37に入力されているスリップ率Sが5%以下であるか
判定される(ステップS40)。
【0064】このステップS40で「YES」と判定さ
れた場合、つまりマスタシリンダ圧を上げてもスリップ
が5%以下の小さい値しか発生しない場合には、路面の
摩擦係数μが大きく高い路面を走行していると判定さ
れ、折れ点圧力の目標値を上昇させて後輪の制動力を上
昇しても後輪がロックしないと判定されるためである。
このような場合には、目標値を高くするように修正処理
がなされる(ステップS41)。つまり、修正後の目標
値をPonとし、メモリm1及びm2に設定されている目標値
をPoとし、制動時のマスタシリンダ圧をPMとする
と、 Pon=Po+α(PM−Po)(ただし、αは設定定
数) ただし、Ponは第1目標値P1を越えない値である。
【0065】そして、タイマをセットし、タイマに30
分が経過するまで、ステップS39以降の処理が繰り返
し行われる。そして、ステップS42の判定でタイマに
30分が経過していると判定された場合には目標値が第
3目標値以上であるか判定し(ステップS43)、「Y
ES」であれば、第3目標値よりも大きい目標値、つま
り第2目標値に戻す必要があるため、ステップS26の
処理に戻る。なお、前述したステップS39及びS40
で「NO」と判定された場合にはステップS38の処理
に戻る。
【0066】以上のように、一旦第2目標値あるいは第
3目標値を設定した後に0.5g以上の高い制動が発生
した場合には、目標値が低く設定されると判断し、目標
値を上げるようにして適切な後輪制動力配分制御を行な
うようにしている。
【0067】なお、上記実施例ではABSコントローラ
36から出力されるABS信号a1〜a4に基づいて折
れ点圧力を調整するようにしたが、ABSコントローラ
36で計算された各輪のスリップ率をコントローラ37
に入力し、ステップS2の処理に換えてスリップ率が所
定値を越えた場合には、同様の処理を行うようにしても
良い。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
旦折れ点圧力の目標値を設定した後に所定時間経過する
前に発生する制動減速度が所定値以上である場合には制
動終了後に目標値を上昇補正するようにして常に適切な
後輪制動力配分制御を行なうことができる 後輪制動力制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる後輪制動力制御装置
を示すブロック図。
【図2】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トの一部。
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トの一部。
【図4】コントローラの機能手段を説明するためのブロ
ック図。
【図5】プロポーショニングバルブの入出力特性を示す
図。
【図6】折れ点圧力の目標値を上昇補正する動作を示す
フローチャートの一部。
【図7】折れ点圧力の目標値を上昇補正する動作を示す
フローチャートの一部。
【図8】折れ点圧力の目標値を上昇補正する動作を示す
フローチャートの一部。
【図9】折れ点圧力の目標値を上昇補正する動作を示す
フローチャートの一部。
【図10】タイマの歩進動作を説明すめためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
12…倍力装置、14,17,20,22…ABSバル
ブ、161 〜164 …ホイールシリンダ、181 ,18
2 …PCV、26,27…PCVバイパスバルブ、36
…ABSコントローラ、37…コントローラ、39…G
センサ、40…ブレーキスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 弘道 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ圧を検出するマスタシリ
    ンダ圧検出手段と、 前輪のブレーキ力に対する後輪のブレーキ力の比が低下
    する折れ点圧力を可変設定可能な制御弁手段と、 後輪のロック傾向を検出するロック傾向検出手段と、 上記折れ点圧力の目標値をメモリに設定し、後輪がロッ
    クする前兆を検出すると上記目標値を下げて上記メモリ
    に設定し、タイマ管理下により上記メモリに新たな目標
    値が設定される毎にその目標値を所定時間だけ保持する
    折れ点圧力設定手段と、 上記メモリに目標値が所定時間保持されている間に発生
    する制動減速度が所定値以上である場合には制動終了後
    に目標値を上昇補正する補正手段と、 上記マスタシリンダ圧検出手段で検出されたマスタシリ
    ンダ圧が上記メモリに記憶されている目標値以上になる
    と上記制御弁手段を作動させて前輪のブレーキ力に対す
    る後輪のブレーキ力の比を低下させる制御手段とを具備
    したことを特徴とする後輪制動力制御装置。
JP4101400A 1992-03-30 1992-04-21 後輪制動力制御装置 Withdrawn JPH05294223A (ja)

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KR1019930003269A KR960005838B1 (ko) 1992-03-30 1993-03-05 차량의 후륜 제동력 제어 장치 및 그 방법
DE69301326T DE69301326T2 (de) 1992-03-30 1993-03-22 Hinterrad-Bremskraft-Steuerungs-Apparat und Steuerungsverfahren dafür
US08/036,542 US5297861A (en) 1992-03-30 1993-03-22 Rear wheel braking force control apparatus and control method therefor
EP93104693A EP0563740B1 (en) 1992-03-30 1993-03-22 Rear wheel braking force control apparatus and method

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